2024年の新型ノートパソコンが、各メーカーよりほぼ発売されたため、2024年のコスパ最強ノートパソコンはどれかを、解説していきます。
残念ながら、2024年はノートパソコンが値上がり傾向です。円安や物価高の影響が大きいのかもしれません。
その中でも、10万以下で買える、お買い得のノートパソコン機種を紹介します。
動画も作成しましたので参考にしてみてください。
2024年コスパ最強ノートパソコンの価格相場
2024年のノートパソコンで、コスパの良い機種を探す際の価格相場をまとめます。
- ミドルレンジ:Intel Core 5、AMD Ryzen 5、メモリ16GBで7万円前後
- エントリ~:6万円~
- モバイル:重さ1kg未満で12万円~
- 高性能・ハイエンド:12万円~
ミドルレンジ機種は7万円前後が相場
ミドルレンジ機種は、Intel Core 5 もしくはAMD Ryzen 5+メモリ16GBで、7万円前後が相場となります。
7万円を切っているとかなり安いと言えます。
2023年は比較的ノートパソコンが安かったのですが、2024年は1万ほど値上がりしています。
エントリー機種は6万円~が相場
エントリー機種は、Intel Core 3 もしくはAMD Ryzen 3+メモリ8GBで、6万円~が相場となります。
エントリー機種とミドルレンジ機種の価格の違いは大きくなく、当サイトではミドルレンジ以上の機種を推奨します。
モバイルノートパソコンは12万円~が相場
重さ1kg未満のモバイルノートパソコンは、価格が高く12万円~が相場となります。
高性能・ハイエンドノートパソコンは12万円~が相場
性能がよく動画編集や軽めの3Dゲームもできる、ディスプレイが有機ELで綺麗、などのハイエンドノートパソコンの場合、12万円~が相場となります。
2024年コスパ最強ノートパソコンのスペック目安
2024年のコスパ最強ノートパソコンのスペック目安について解説します。
- Intel Core 5とAMD Ryzen 5のUシリーズがコスパ良い
- メモリは16GB、最低限8GB
- ストレージは最低SSD256GB、できれば512GB
- ディスプレイはIPS液晶で解像度フルHD(1920×1080)以上
CPUはIntel Core 5とAMD Ryzen 5のUシリーズがコスパ良い
ノートパソコンに搭載されている主要CPUのベンチマークとなる、PassMarkというスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Ryzen 7 8845Hs ※最新世代 | 29904 |
Ryzen 7 8840U ※最新世代 | 25000 |
Core Ultra 7 155H ※最新世代 | 24910 |
Core Ultra 5 125H ※最新世代 | 21300 |
Ryzen 7 7735U | 21082 |
Core i5-1340P | 20106 |
Core i7-1360P | 19600 |
Ryzen 5 8540U ※最新世代 | 19000 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Core 7-150U ※最新世代 | 18236 |
Core i7-1260P | 17257 |
Core i5-1240P | 17345 |
Core 5-120U ※最新世代 | 17292 |
Ryzen 5 7535U | 17123 |
Core i5-1335U | 16814 |
Ryzen 5 7530U | 16509 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Core i3-1315U | 13755 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Ryzen 5 7520U | 9489 |
Ryzen 3 7320U | 9007 |
Intel N100 | 5657 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、スコア10000以上あると、十分快適に使えます。
コスパ良くノートパソコンが欲しいのであれば
- AMD Ryzen 5 8640U
- AMD Ryzen 5 7530U
- Intel Core 5-120U
このあたりがおすすめとなります。
また、エントリー機種によく搭載されている、AMD Ryzen 3 7320Uは、負荷の高い作業には向きませんが、事務作業用途のみに使うのであれば普通に使える程度の性能があります。
メモリは16GB、最低限8GB
メモリは、16GBがおすすめです。
- CPU性能が向上しメモリ16GBが主流になった
- メモリ8→16GBのアップグレードはコスパ良い
- Windows11になってメモリを使うようになった
- 複数アプリ起動や動画編集はメモリ8GBが足を引っ張る
- 16GBあれば4年は快適に使える
上記理由のためです。
予算を抑えるにしても、最低限8GBは欲しいです。
よく、パソコンのメモリは、「机の広さ」に例えられます。
メモリとは取り出したデータを一時的に格納しておく場所で、それが仕事を行う上での「机の広さ」に例えるのがぴったりの表現だと思います。
実際に仕事をするときをイメージすると、机が狭いと、必要な書類などを都度入れ替える必要があり、作業効率が落ちると思います。
パソコンのメモリも同じで、メモリが少ないと、複数アプリを起動しているときに、読み込みの待ち時間が発生し、快適性が大きく損なわれます。
メモリは8GBと16GBでそこまで価格差が大きくないことが多く、長く使うことを考えるなら16GBを購入しておくことをおすすめいたします。
ディスプレイはIPS液晶で解像度フルHD(1920×1080)以上
ディスプレイは、IPS液晶、解像度フルHD(1920×1080)以上を選ぶようにしてください。
安い機種だと、TN液晶、もしくは解像度HD(1366×768)という機種がまれにありますが、避けてください。見づらくて使いにくいです。
2024年は、画面サイズは比率16:10で解像度WUXGA(1920×1200)というのが主流になっています。
上記写真の左が16:9、右が16:10で、縦に長いと見やすさが体感上、かなり違います。
予算があるなら、解像度WUXGA(1920×1200)を選びましょう。
ストレージは最低256GB、できれば512GB
最近のノートパソコンのストレージはSSDが主流です。SSDはアクセスが高速で衝撃にも強いのでもっともおすすめのストレージです。
容量は最低256GB、4~5年ストレスなく使うなら512GB欲しいです。
気を付けてほしいのは、例えば容量256GBがカタログスペックだからといって、256GBすべてが使えるわけではない、ということです。
Windowsでは2進数計算で容量を計算するので、1GB=1024MBになり、実際に使える容量との誤差が生じます。その誤差が、256GBだと実容量は238GBとなります。
また、OSとブラウザなどの基本アプリで約25GB使うので、実際に使える容量は、カタログスペックの-45GB程度と考えておいた方がよいです。
2024年のコスパの良いおすすめ機種紹介
2024年でコスパ良い機種を紹介していきます。
レノボIdeaPad Slim 3 Gen8:ミドルレンジ機種
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen™ 5 7530U, Ryzen™ 7 7730U |
メモリ | 8~16 GB DDR4-3200MHz (オンボード) |
ストレージ | 512 GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe QLC |
液晶 | 14インチ FHD液晶 (1920 x 1080) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 300 nit, 60Hz |
重量 | 約 1.37kg |
サイズ | 約 324.3×213.8×17.9mm |
バッテリー | 47Wh 動画再生時 約 9.8 時間・アイドル時 約 17.2 時間 |
カメラ | 1080p FHDカメラ (プライバシーシャッター付)、マイク |
認証 | 指紋認証 |
価格 | 6万円台~ |
14インチ
15.6インチ
価格はメモリ16GBで6万円台からです。14インチと15.6インチがあります。
2023年は、DELL Inspiron 14のコスパが凄すぎて、これでも高く感じるのですが、2024年は今のところ値上がり傾向です。
14インチノートパソコンでコスパが良かったDELL Inspiron 14も、今のところメモリ16GBにすると8万円台となりそこまで安くはなく、ボディも樹脂製とアルミの2種類になってしまいました。
そう考えると、メモリ16GBが7万円前後の当機種は、相対的に安いと言えます。
→2024年6月に入り、決算セールで安くなり、メモリ16GBでも6万円台で購入できます。
レビュー記事を書いていますので参考にしてみてください。
IdeaPad Slim 5i Gen9:ミドルレンジでディスプレイも良い
レノボIdeaPad Slim 5i Gen9(15.3型)
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ 5 プロセッサー 120U |
メモリ | 8~16 GB LPDDR5X-5200MHz (オンボード) |
ストレージ | 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe Gen 4 TLC |
液晶 | 15.3″ WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 300 nit, 60Hz |
重量 | 約 1.793kg |
サイズ | 約 343.5×238.21×17.4mm(最薄部) |
バッテリー | 57Wh 動画再生時 約 9.8 時間・アイドル時 約 17.2 時間 |
価格 | 7万円台~ |
コスパはとても、良いと言えます。
ディスプレイが100%sRGBと、色域の広い品質の良いディスプレイを搭載しているのも、おすすめポイントです。
メモリ8GBのベース構成なら7.32万、メモリ16GB構成でも8.98万円です。
また、ディスプレイの色域がsRGB100%と広いのも特徴で、この価格帯としてディスプレイの品質も高いのは素晴らしいです。
DELL Inspiron 14 5445/5440:ミドルレンジ機種
DELL Inspiron 14 5440/5445
新型Intel
CPU1 | インテル® Core™ i3-1305U ,インテル® Core™ i5-1334U |
CPU2 | インテル® Core™ 5 プロセッサー 120U,インテル® Core™ 7 プロセッサー 150U |
メモリ | 8GB~16GB |
ストレージ | SSD 512GB~1TB |
液晶 | 14.0インチ 16:10 FHD+ (1920 x 1200) 非光沢 非タッチ 250nits 広視野角 ディスプレイ ComfortView 搭載 |
重量 | 約1.54kg |
サイズ | 約 314×226.15×15.86~18.90mm |
バッテリー | 41Wh (最大時間は未公表) |
価格 | 6万円台〜(時期により変動) |
新型AMD
CPU1 | AMD Ryzen™ 5 8540U, Ryzen™ 7 8840U |
メモリ | 8GB~16GB |
ストレージ | SSD 512GB~1TB |
液晶 | 14.0インチ 16:10 FHD+ (1920 x 1200) 非光沢 非タッチ 250nits 広視野角 ディスプレイ ComfortView 搭載 |
重量 | 約1.54kg |
サイズ | 約 314×226.15×19.90mm |
バッテリー | 54Wh (最大時間は未公表) |
価格 | 6万円台〜(時期により変動) |
Intel版(5440)とAMD版(5445)の両方が発売されています。
価格は、AMD Ryzen 5 8540U, メモリ16GBで8.48万円とまずまずのコスパです。
→2024年6月に入り、決算セールで安くなり、メモリ16GBでも6万円台で購入できます。
HP Pavilion Aero 13-bg,be:モバイルノートパソコンおすすめ
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen™ 5 8640U,Ryzen 7 8840U |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 512GB~1TB |
液晶 | 13.3インチワイド・WUXGA非光沢・IPSディスプレイ (1920×1200 / 400nit) |
重量 | 990g |
サイズ | 約 297× 211 × 16.5 (最薄部) -17.4 (最厚部) mm |
バッテリー | 最大 11時間30分 |
価格 | 13万円台~(クーポン適用12万円台~) |
モバイルノートパソコンのおすすめは、HP Pavilion Aero 13-bgです。
1kg未満重量も素晴らしいですし、性能も良いです。
またディスプレイの性能も良く、明るくて綺麗なディスプレイを採用しています。
価格も10万以下で購入でき、持ち運びするモバイルノートとしては最もおすすめの機種です。
HP Pavilion Aero 13-bg は、価格が安いだけでなく、ディスプレイやCPU性能も、素晴らしかったです。
- CPUは最新のAMD Ryzen 7 8840U,Ryzen 5 8640U
- 画面比率16:10、輝度400nit、sRGB100%のディスプレイ
Ryzen7 と 5 が選べますが、メモリ16GBであればどっちを購入してもよいと思います。
旧型では、キーボードの配置でEnterキーが右端になくちょっとクセがあるという欠点がありましたが、新型13-bgではそれも解消されています。
兄弟機種のHP EliteBook 635 Aero G11はレビューしているので参考にしてみてください。
レノボIdeaPad Pro 5i/5 Gen9 ハイエンドノートパソコンおすすめ
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | インテル® Core™ Ultra 5 125H、Core™ Ultra 7 155H、Core™ Ultra 9 185H |
メモリ | 16GB~32GB LPDDR5X-7467MHz (オンボード) |
ストレージ | 512~1TB GB SSD, M.2 PCIe-NVMe Gen 4 TLC |
液晶(IPS) | 14インチ 2.8K液晶 (2880 x 1800) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 400 nit, 120Hz, ブルーライト軽減パネル |
液晶(OLED) | 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチ非対応, HDR500, 100%DCI-P3, 400 nit, 120Hz |
重量 | 約 1.46kg |
サイズ | 約 312x221x15.99mm(最薄部) |
バッテリー | 84Whr 動画再生時 約 10.4 時間・アイドル時 約 24.9 時間 |
価格 | 12万円台~ |
ハイエンドノートパソコンとしておすすめなのが、レノボIdeaPad Pro 5i/5 Gen9 です。
最新CPUのIntel Core Ultra Hシリーズの性能を平均より高いレベルで発揮している
IdeaPad Pro 5i Gen9 は、Intel Core Ultra Hシリーズを搭載しており、レビュー機はCore Ultra 7 155Hでしたが、極めて高い性能を発揮していました。
PassMarkスコアは32740となり、同CPUの世界平均のスコアが25160なので、平均よりもかなり高い性能が発揮できています。
性能の高さゆえか、ゲーミングの性能も高く、ストリートファイター6は、グラフィック設定をLOWにすれば、まったく問題なく動作するくらいの性能がありました。
ディスプレイも良い
ディスプレイは、解像度2.8Kの有機EL、もしくは価格を抑えたければ解像度2.8KのIPS液晶を選択できます。
どちらもディスプレイの品質は高く、動画や画像編集などを楽しみたい方にも向くディスプレイです。
価格が安い
当機種は価格も安く、Intel Core Ultra 5 125H + IPS液晶のスタートプライスで12.96万円です。
解像度2.8Kの有機ELがよければ14.48万円で、驚きの安さです。
他メーカーでもIntel Core Ultraを搭載してこの安さは見当たらず、相変わらずレノボらしいコスパが素晴らしい機種です。
驚きなのは、AMD版のIdeaPad Pro 5 Gen9 は、さらに安いということです。
- AMD Ryzen 7 8845HS
- メモリ16GB
- ストレージ512GB
- 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ)
この構成でも12.48万円からと驚異のコスパです。Intelにこだわりがなくコスパ重視ならAMD版の購入もおすすめです。
レビュー記事を書いているので参考にしてみてください。
ノートパソコンを安く買うならネット直販が基本
ノートパソコンを安く買うのであればネット直販が最安値なので、ネットで購入するのが基本です。
ネット直販の中でもレノボ・DELL・HPは品質・価格のバランスが高いレベルで両立しており、もっともおすすめです。
家電量販店でもパソコンを売っていますが、
- メーカー直販より高い(量販店の利益マージンと思います)
- 型落ちを売っている
- Officeが付いていることが多い
などの理由でおすすめはしません。
量販店で実機をチェックしてみるのは良いと思いますが、必ず、ネット直販で同機種がいくらで売っているか、確認しましょう。
マイクロソフトオフィス付きノートパソコンの購入は損
Office付きのノートパソコンを購入する場合、大体2.5万円ほど高くなります。
このOffice付きノートパソコンは、コスパを考えるといまいちで損なので説明します。
Office付きノートパソコンのライセンスは購入したパソコン限定
ノートパソコンでOffice付きというのはどういったライセンスか?
Officeがあらかじめインストールされたものは、OEM版ライセンスと呼ばれるもので、そのパソコンでのみ使用できるライセンスです。
Officeのライセンスに詳しくなかったとき、「パソコンにインストールされていたOfficeのライセンス、買い替えたパソコンに転用して使えるんじゃない?」と少しだけ思ったこともありますが、そんなことはありません。
そのためOfficeがインストールされたノートパソコンを購入すると、毎回Officeの購入が必要になります。
Office永続ライセンスを購入すると2台まで使用可能
Office Home & Businessの永続ライセンス(買い切り版)は、43,980円で購入できます。
上述のOEMライセンスは約2.5万のため、2台のパソコンでOfficeを使うなら、永続ライセンスのほうがお得です。
また、例えば3年でノートパソコンを買い替えて、買い替え前・後両方でOfficeを使うといった場合にも、永続ライセンスのほうがお得になります。
月額・年額払い(サブスクリプション方式)なら5台まで使用可能
サブスクリプション方式とは、月額・年額での定額ライセンスのことです。
こちらのOfficeは「Office 365」と呼ばれるもので、常に最新版にアップデートされるのが最大のメリットです。
そのためサポート終了を気にする必要がありません。
また、クラウドストレージ(OneDrive)が1TBついてくるので、それもメリットです。
クラウドストレージはGoogleドライブなどもありますが、一定容量以上使おうとすると有料になるので、1TBも使えるのは大きいです。
サブスクリプション方式ライセンスの特徴は以下です。
- 月額・もしくは年額費用がかかる
- 同時5台までであればインストールするパソコンは自由
- 常に最新バージョンが使用可能
- クラウドストレージが1TBまで利用可能
- 有償版Teamsが利用可能
サブスクリプションライセンスのメリット
常に最新バージョンが使えることが最大のメリットでしょう。
またクラウドストレージも1TB使えるようになるので、ビジネス用途で使うような場合にはおすすめと思います。
サブスクリプションライセンスのデメリット
当然の話になりますが月額・年額費用がかかり続けることです。
買い切りライセンスとどちらがお得かは、利用台数・用途・パソコン買い換えタイミングなどをよく見極めて判断するようにしましょう。
サブスクリプションライセンスの価格
Microsoft 365 Personal
価格は14,900円/年です。5台までインストールすることができます。
Microsoft 365 Family
価格は21,000円/年です。6ユーザまで使用でき、5台までインストールすることができます。
そもそもOfficeがいるか?をよく検討したほうがよい
Microsoft Officeですが、購入するとなると上述の通り、なかなか高いです・・・
Officeですが、ここ最近は様々な代替ソフトや手段が出てきており、家庭用であればそちらを使用すれば問題ないことがほとんどです。
そのため、本当に必要か?をよく見極めたほうがよいと思います。
Office代替手段その1:Googleドキュメント
Googleが提供していて無料で使える、Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、Googleスライドというものを使うことができます。
- Googleドキュメント:Wordに該当
- Googleスプレッドシート:Excelに該当
- Googleスライド:PowerPointに該当
これらのソフトは、Microsoft Officeとも互換性があり、Officeで作成したファイルを開くこともできるし、Googleドキュメントなどで作成したファイルをOfficeで開くこともできます。
ただ、Microsoft Officeとの完全互換ではなく、Microsoft OfficeのドキュメントをGoogleドキュメントで開いたりすると、表示が崩れてしまったりすることがあります。
試しにGoogleスプレッドシートで、簡単な表を作成してみました。
作成したファイルは、Googleドライブで共有可能です。
機能的には、家庭用ならばGoogleドキュメントで十分、という印象です。
家庭用マシンだと、Officeが入っていないマシンも多いと思うので、むしろGoogleドキュメントのほうが文書共有にはよいと思います。
Web版無料Office
Microsoft Officeには、機能限定されていますが無料のWeb版Officeが提供されています。
マイクロソフトアカウントにサインインすれば、すぐに使えるようになり、複雑なマクロなどを使わないのであれば十分でしょう。
ただ、少し面倒なのは、作成した文書を保存するのも、送られてきた文書を開くのも、クラウドストレージのOneDrive経由での操作になるので、OneDriveの使用可能容量が少ないと、保存ができなくなる可能性はあります(無料だと5GBまでです)
Officeは本当に必要か?よく考えてみましょう
上記の代替手段もあり、家庭用マシンでOfficeが必要になるケースは、実際のところかなり少ないのではと予想します。
よくあるのが、家庭用マシンをテレワーク用として活用したいのでOfficeが必要、というものですが・・・
最近はセキュリティも厳しいので、家庭用マシンのローカルドライブに、Office文書を保存OKとする会社自体が少ないと予想します。
私が勤務している会社でも、専用シンクライアントマシンによるリモート接続しか許可されておらず、ローカルマシンに保存はできません。
大抵の会社は、家庭用マシンをもし使うにしても、VPNソフトをインストールした上で、会社のマシンにリモート接続して使うのみ、ということがほとんどかと思います。
そのため、もし家庭用マシンで会社のOffice文書を見るため必要、と思っている方でも、会社のセキュリティ規則をよく確認してみましょう。
ウィルス対策ソフトはWindows標準搭載のセキュリティで十分
私は本業がSEのためか、「何かセキュリティソフト買ったほうがよい?」「セキュリティソフトは何がおすすめ」など聞かれることが多いです。
(会社用のパソコンには企業で何らかのセキュリティソフトを入れていることがほとんどなので、逆に仕事で聞かれることはまずないです)
私は「セキュリティソフトを別途購入する必要があるか?」と聞かれたとき、「今はMicrosoft DefenderというWindows標準のセキュリティ機能があるので追加での購入は不要ですよ」と答えています。
第三者機関のセキュリティソフトテスト結果
上記は、AV Comparativesという、セキュリティソフトをテストおよび評価する独立した第三者機関がテストした結果になります。
このテストデータは公表されており、だれでも参照することができます。(英語ですが)
上記は2022年のデータです。
評価対象は上記のソフトとなり、馴染みのある製品もいくつかならんでいます。
また、冒頭で触れたWindows標準のMicrosoft Defenderも含まれています。
表の見方ですが、評価項目で重要なのは以下です。
Blocked | 検出率 |
---|---|
Compromised | 感染率 |
False Positives | 誤検知 |
例えばMicrosoft Defenderの検出率は99%(718分の7)、誤検知率はゼロでした。
トップまではいかないまでも、標準搭載のMicrosoft Defenderは、実は相当優秀であることが分かります。
上記は、テスト結果による評価結果ですが、Microsoft Defenderは★2つの評価の中に入っており、有料のMcAfeeやTrend Microよりも評価は高いです。
これを見ると、有料のMcAfeeなどを購入する必要性が、実はないことが分かりますね・・・
どうしても別途セキュリティソフトを入れたいのであれば、★3つ評価で無料の、Avast無料アンチウィルスを導入すればよいと思います。
アバストは、有料の機能追加版もあるのですが、無料版で十分なセキュリティ機能があります。
個人向けで有料のソフトを購入する意味はそれほどない
- Windows標準のMicrosoft Defenderで十分
- 無料のAvastも性能はトップレベル
- 個人使用で有料のソフトを購入する必要がない
- 期限の切れた有料ソフトは即刻アンインストールして無効化する
現時点ではWindows標準のMicrosoft Defenderと無料のAvastが優秀すぎるので、有料のソフトを購入する必要がありません。
有償のセキュリティ対策ソフトを購入するくらいなら、その分、パソコンの予算に当てましょう。
OSはWindowsがコスパ良く無難
ノートパソコンのOSには、Windows、Mac、Chromebookがあります。
コスパ良くノートパソコンを購入したいのであれば、Windowsがもっともおすすめです。
Windowsは機種が多く玉石混交だがコスパが良い
Windowsは機種が多く、メーカーや機種により当たり外れが大きいです。
ただ、コスパの良い機種をきちんと選定できれば、コスパはMacやChromebookよりも高いです。
また、MacやChoromebookにはないような、サイズ13インチ以上で重量1kg未満の超軽量機種も存在するので、用途に応じて様々な機種を選択・購入できます。
デファクトスタンダード(事実上の標準)はWindows
日本や世界では、OSのデファクトスタンダード(事実上の標準)がWindowsです。
会社に就職するとほとんどの確立でWindowsを使うことになります。
2022年7月の日本でのシェア率は以下の通りです。
OS | シェア率 |
Windows | 72% |
不明 | 14.84% |
Mac OS | 11.84% |
Linux | 0.73% |
Chrome OS | 0.58% |
不明が約15%もあるのが謎ですが・・・割合的には大体Windowsと考えてよいと思います。そうすると
- Windows:80%以上
- Mac:12%程度
という割合になり、OSシェアはほぼWindowsという状況になっている状況と言えます。
この傾向は日本だけでなく世界でも同様です。
私はSEで、IT企業(SIer)に勤務していますがMacを使っている部署はゼロです。
OSのデファクトスタンダード(事実上の標準)がWindows、日本の一般的な企業ではそれが更に顕著です。
社会人になってから使うのは圧倒的にWindowsなので、パソコンに慣れていない方は、Windowsを購入しておいたほうが無難です。
Macは種類がほぼなくコスパは良くない
MacはAppleが製造しているのみで、Windowsのように様々なメーカーが製造していないので、種類は少ないです。
- モバイルノート:MacBook Air
- 性能を求めるなら:MacBook Pro
と、購入するべき機種は限られているので、Windowsと違って何を購入すべきか?で迷うことはないでしょう。
値段は安くはなく。最新のM2チップ搭載のMacBook Airで16.48万から、しかもこの値段はメモリ8GB、SSD256GBでの価格です。
Windowsで16万~出せば、メモリは16GB以上、SSDは512GB以上のスペックは確実にあるので、そう考えるとMacBookは割高です。
クロームブックは安い機種もあるが用途が限定される
私自身、ブログ執筆のために、最初はクロームブックを購入し使っていました。
理由は・・・安かったからです。
私はレノボ IdeaPad Duet Chromebookという機種を2.9万円で購入しています。
ただ・・・1年使って、結局、性能の良いWindowsノートパソコンを購入することにし、今はWindowsノートパソコンをメインに使っています。
クロームブックは、3~4万程度の安い機種も多いですが、安い機種は性能・キーボードの質もそれなりなので、効率を求めるにはちょっと微妙です。
用途として、
- インターネット閲覧
- youtubeなどの動画鑑賞
- SNS
など、あまりクリエイティブ用途として使わないのであれば、安いクロームブックの機種でも十分である可能性があります。
ただし
- ブログ執筆
- プログラミング
- 動画編集
など、クリエイティブ用途として使いたいのであれば、素直にWindowsの性能の良いマシン、もしくはMacBook Airを購入したほうが、効率は良いと思います。
クロームブックは、用途や性能を妥協すればコスパは良いが、クリエイティブ用途としてのコスパは最強とは言えずいまいち
と言えます。
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