ノートパソコン購入を検討されている方向けに、「この機種を買っておけば間違いなくお買い得!」という機種を当記事で紹介します。
ただ安いだけでなく、「性能や品質が満足できるレベルを確保しつつ、かつなるべく安い」機種を紹介していきます。
私は、本業SE・副業ブロガーです。仕事柄、ノートパソコンを本業・副業で使う機会が多く
- 本業IT企業勤務SE、副業ブロガー
- ノートパソコンを仕事で1日10時間以上使用
- 2023年のレビューパソコン台数26台
という経験があり、実経験をもとに、コスパ最強ノートパソコンおすすめを紹介します。
OSはWindows、Mac、Chromebookがありますが、Windowsが圧倒的にシェアトップでコスパも良いので、Windowsの機種中心に紹介します。
コスパ最強おすすめ機種を3つ紹介
コスパ最強と言えるおすすめの3機種を紹介します。
機種 | サイズ | 価格(メモリ16GB) |
DELL Inspiron 14 5000番台シリーズ | 14インチ | 7万円台~ |
レノボIdeaPad Slim 5iシリーズ | 14,15インチ | 7万円台~ |
HP Pavilion Aero 13-be(2023年式) | 13.3インチ | 9万円台~ |
上記3機種が、コスパで見たときにもっともおすすめの機種となります。
DELL Inspiron 14とレノボIdeaPad Slim 5iは自宅用です。
14インチであれば、たまにであれば持ち運ぶこともできる重量とサイズです。
テレワークやOffice作業など一般的な事務作業用途全般で快適に使えます。
- テレワーク
- Office系事務作業
- 文書作成
- Web閲覧
- 動画鑑賞
- SNS・ブログなどの執筆
- 軽めの画像編集・動画編集
上記はノートパソコンを使う上での一般的用途全般です。
これら幅広い用途を快適に使える機種となります。
HP Pavilion Aero 13-beは13.3インチで軽く、持ち運び用に向きます。
957gという重量も素晴らしいですし、性能も良いです。またディスプレイの性能も良く、明るくて綺麗なディスプレイを採用しています。
価格も10万以下で購入でき、持ち運びするモバイルノートとしては最もおすすめの機種です。
レノボIdeaPad Slim 5iシリーズ
レノボ IdeaPad Slim 5i シリーズ
※2024年3月、新型Gen9で15.3インチモデルが発売されました。
Gen9(5i)
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ 5 プロセッサー 120U |
メモリ | 8~16 GB LPDDR5X-5200MHz (オンボード) |
ストレージ | 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe Gen 4 TLC |
液晶 | 15.3″ WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 300 nit, 60Hz |
重量 | 約 1.793kg |
サイズ | 約 343.5×238.21×17.4mm(最薄部) |
バッテリー | 57Wh 動画再生時 約 9.8 時間・アイドル時 約 17.2 時間 |
価格 | 7万円台~ |
Gen8(5i)
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | インテル® Core™ i5-12450H ,インテル® Core™ i5-13500H |
メモリ | 16 GB LPDDR5-5200MHz |
ストレージ | 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe |
液晶 | 14″ WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 300 nit, 60Hz, LEDバックライト |
液晶(有機EL) | 14″ WUXGA OLED(有機ELディスプレイ) (1920 x 1200) 光沢あり, マルチタッチ非対応, HDR500, 100%DCI-P3, 400 nit, 60Hz, ブルーライト軽減パネル |
重量 | 約1.46kg |
サイズ | 約 312.0×221.0x16.9mm(最薄部) |
バッテリー | 3 セル リチウムイオンポリマーバッテリー 56.6Wh |
価格 | 7万円台~(時期によって変動) |
私自身旧型を購入し妻が使っており、また新型の実機レビューをしていますので参考にしてみてください。
OLED
IPS
HP Pavilion Aero 13-be
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen 5 7535U,Ryzen 7 7735U |
メモリ | 8GB~16GB |
ストレージ | SSD 256GB~512GB |
液晶 | 13.3インチワイド・WUXGA非光沢・IPSディスプレイ(1920×1200)輝度400nit、色域100% sRGB |
重量 | 957g |
サイズ | 298×209×16.9mm |
バッテリー | 最大11時間(44Whr) |
価格 | 10万円台~(セール時8万円台~) |
レビュー記事を書いていますので参考にしてみてください。
DELL Inspiron 14 5000番台シリーズ
CPU | AMD Ryzen™ 5 7530U |
メモリ | 8GB~16GB |
ストレージ | SSD 256GB~1TB |
液晶 | 14.0-インチ 16:10 FHD+ (1920 x 1200) 非光沢 非-タッチ 250nits WVA ディスプレイ |
重量 | 約1.59kg |
サイズ | 約 314×226.6 x16.49~19.5 mm |
バッテリー | 54Wh (最大時間は未公表) |
価格 | 6万円台〜(時期により変動) |
とても性能と質感のバランスが取れた機種で、キーボードの打鍵感もこの価格帯としては良いです。
旧型ですがレビュー記事を書いているので参考にしてみてください。
コスパ最強ノートパソコン価格めやす
レノボ/DELL/HPのメーカー直販で7~8万がめやす
コスパの良いメーカーはレノボ・DELL、次点がHPで、直販サイトで購入するのがもっともお得な買い方です。そのためこの3メーカー直販サイト購入での価格目安を基準とします。
富士通・NEC・Dynabookなど国産勢は、残念ながら値段が高く、コスパ最強機種の選択からは外れます。
※ただ国産は軽量・耐久性に優れる機種が多く、予算があるなら選ぶ意味があります。
レノボ・DELL・HPメーカー直販サイトでの価格めやすは以下の通りです。
- ミドルレンジ(中の上) :7~8万/大半の方におすすめ
- モバイルノートパソコン:9~10万
- エントリー(中の下):5万~6万
- 5万以下のWindowsノートパソコンは購入を避ける
日本HPより当サイト用の割引クーポンを提供していただきました。
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ミドルレンジ(中の上) :7~8万/大半の方におすすめ
4~5年快適に使える機種をコスパ良く購入する場合
ミドルレンジ(中の上) :7~8万/大半の方におすすめ
を、購入するのがもっともおすすめです。
7~8万円の価格帯であれば、質感も性能も満足をいくものを購入できます。
ミドルレンジは、性能が上述の基準を満たしつつ、ボディにアルミが使われており質感も満足できます。
- CPUがIntel Core i5/AMD Ryzen 5で快適
- メモリが16GBで快適
- SSDが512GBで余裕あり
- ディスプレイがIPS液晶/解像度フルHD以上で見やすい
- ボディの質感が高くキーボードやタッチパッドの操作感が良い
ミドルレンジの価格帯ならば上記を満たすノートパソコンが手に入ります。
モバイルノートパソコン:9~10万
モバイルノートパソコンが欲しい場合は、上述のミドルレンジ(中の上)より、+2万円必要です。
モバイルノートパソコンの場合、軽量にする・耐久性に考慮するなどの理由で、標準的な重量のノートパソコンよりも高くなります。
エントリー(中の下):5~6万円
5~6万円のエントリー(中の下)価格帯の場合、ミドルレンジ(中の上)よりも、性能・機能・質感が落ちます。
ボディはアルミではなくプラスチックが使われているのが一般的で、質感・耐久性ともにミドルレンジよりも落ちます。
4~5年快適に使えるかというと微妙、それならば+2万円出してミドルレンジを購入したほうが結果的にお得と私は感じますので、積極的にはおすすめしません。
ノートパソコンにこだわりがなく、7~8万円は高い、そこそこ使えればそれでよし、という方であれば、エントリー機種もアリだと思います。
5万以下のWindowsノートパソコンは購入を避ける
5万円未満のWindowsノートパソコンは、性能やディスプレイなど品質を大きく落としている機種が多く、購入はおすすめしません。
- CPU性能が低くストレスがたまる
- メモリが4GBしかなくストレスがたまる
- ディスプレイがTN液晶で見づらい
- ディスプレイ解像度が低く見づらい
- 製造会社が無名メーカーで品質が不明
などの機種が、5万円以下には多いと感じます。
コスパ最強ノートパソコンの性能目安
この性能のノートパソコンを購入すればコスパ最強間違いなし!という性能を紹介します。
- CPU:Intel Core i5かAMD Ryzen 5 最新か1世代前
- メモリ:16GB
- ストレージ:SSD 512GB
- ディスプレイ:IPS液晶で解像度フルHD以上
上記を満たす性能のノートパソコンを購入する場合、レノボ/DELL/HPの直販サイト購入で、大体7~9万円台で探せます。
上記性能を満たすものを購入すれば、性能的には4年は間違いなく快適に使えます。
CPUはIntel Core i5かAMD Ryzen 5 最新か1世代前
ノートパソコンに搭載されている主要CPUのベンチマークとなる、PassMarkというスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Ryzen 9 7945HX | 55967 |
Core i9-13900HX | 44998 |
Core i7-13700HX | 34286 |
Ryzen 7 7745HX | 32732 |
Core i7-13700H | 30030 |
Ryzen 7 8845Hs ※最新世代 | 29904 |
Ryzen 7 8840U ※最新世代 | 25000 |
Core Ultra 7 155H ※最新世代 | 24910 |
Core Ultra 5 125H ※最新世代 | 21300 |
Ryzen 7 7735U | 21082 |
Core i5-1340P | 20106 |
Core i7-1360P | 19600 |
Ryzen 5 8540U ※最新世代 | 19000 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Core i7-1260P | 17257 |
Core i5-1240P | 17345 |
Core 5-120U ※最新世代 | 17292 |
Ryzen 5 7535U | 17123 |
Core i5-1335U | 16814 |
Ryzen 5 7530U | 16509 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Core i3-1315U | 13755 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Ryzen 5 7520U | 9489 |
Intel N100 | 5657 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、スコア10000以上あると、十分快適に使えます。
めやすとしてはCore i5-1135G7程度以上のスコアです。
2023年はIntel13世代が登場し、性能は若干、Intelが優勢でしたが大差はなく、コスパならAMDのほうが良いので、Intel・AMD好みで選べばよい状況です。
超ざっくり、IntelとAMDの特徴を説明するなら以下の通りです。
比較対象 | Intel | AMD |
性能 | 〇 | |
バッテリー持ち | 〇 | |
コスパ | 〇 |
ただし大差はないので、拘りがなければ安いほうを選べばよいでしょう。
Intel Core i5もしくはAMD Ryzen 5がもっとも性能に対するコスパが良いです。
さらに上のCore i7もしくはRyzen 7は、値段が1万程度高くなるわりには、性能差を実感できないことが多く、コスパを考えるとCore i5、Ryzen 5で十分です。
メモリは16GBがコスパ良い
メモリは、16GBが最もコスパが良いです。
- CPU性能が向上しメモリ16GBが主流になった
- メモリ8→16GBのアップグレードはコスパ良い
- Windows11になってメモリを使うようになった
- 複数アプリ起動や動画編集はメモリ8GBが足を引っ張る
- 16GBあれば5年は快適に使える
上記理由のためです。
よく、パソコンのメモリは、「机の広さ」に例えられます。
メモリとは取り出したデータを一時的に格納しておく場所で、それが仕事を行う上での「机の広さ」に例えるのがぴったりの表現だと思います。
実際に仕事をするときをイメージすると、机が狭いと、必要な書類などを都度入れ替える必要があり、作業効率が落ちると思います。
パソコンのメモリも同じで、メモリが少ないと、複数アプリを起動しているときに、読み込みの待ち時間が発生し、快適性が大きく損なわれます。
メモリは8GBと16GBでそこまで価格差が大きくないことが多く、長く使うことを考えるなら16GBを購入しておくことをおすすめいたします。
ディスプレイはIPS液晶・フルHDで14インチがコスパ最強
ディスプレイは、IPS液晶、解像度フルHD(1920×1080)以上を選ぶようにしてください。
安い機種だと、TN液晶、解像度HD(1366×768)という機種がまれにありますが、避けてください。見づらくて使いにくいです。
ディスプレイサイズめやす
サイズは14インチがもっともコスパが良いです。
14インチと15.6インチは、そこまで値段が変わりませんが13.3インチは、値段が高くなります。
ただし頻繁に持ち運ぶ場合は13.3インチが良いです。
ストレージは最低256GB、できれば512GB
最近のノートパソコンのストレージはSSDが主流です。SSDはアクセスが高速で衝撃にも強いのでもっともおすすめのストレージです。
容量は最低256GB、4~5年ストレスなく使うなら512GB欲しいです。
気を付けてほしいのは、例えば容量256GBがカタログスペックだからといって、256GBすべてが使えるわけではない、ということです。
Windowsでは2進数計算で容量を計算するので、1GB=1024MBになり、実際に使える容量との誤差が生じます。その誤差が、256GBだと実容量は238GBとなります。
また、OSとブラウザなどの基本アプリで約25GB使うので、実際に使える容量は、カタログスペックの-45GB程度と考えておいた方がよいです。
価格5~6万円のエントリー機種紹介
ミドルレンジの7~8万円をかけたくない方は、さらに安い機種を選ぶことになり、その場合エントリー機種を選択することになります。
レノボIdeaPad Slim 170 14型(AMD)
CPU | AMD Ryzen™ 5 7520U |
メモリ | 8 GB LPDDR5-5500MHz (オンボード) |
ストレージ | 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe Gen4 QLC |
液晶 | 14″ FHD液晶 (1920 x 1080) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 250 nit, LEDバックライト |
重量 | 約1.4kg |
サイズ | 約 325.3×216.5×17.9mm |
バッテリー | 42Wh (最大時間は未公表) |
価格 | 5万円台前後(時期により変動) |
レノボIdeaPad Slim 170は、以前は液晶がTN液晶という見づらいもので、おすすめしづらい機種でしたが、最新はIPS液晶となり、最大の弱点がなくなりました。
価格は以下の通りです。
レノボIdeaPad Slim には
- 14インチAMD
- 15.6インチIntel
- 15.6インチAMD
の3種類ラインナップされています。
5万円台で購入できます。
レビュー記事を書いていますので参考にしてみてください。
HP 14-em(HPのエントリーシリーズ)
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen™ 3 7320U |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD 256GB |
液晶 | 14インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (1920×1080) 輝度250nit、色域65% sRGB |
重量 | 1.39kg |
サイズ | 323×215×17.9mm |
バッテリー | 最大11時間(41Whr) |
価格 | 6万円台~(セール時5万円台~) |
レノボIdeaPad Slim 170とスペックが似ています。
上記の写真は英語キーボードなので少し分かりづらいですが、右端に1列キーが並んでおり、ENTERキーが右端にないのは、好みが分かれるポイントだと思います。
価格は以下の通りです。
HPは、セールを頻繁に行っており、上記は金~月に実施している週末セール価格です。
セールだと5万円台で購入できます。
HPシリーズは15インチモデルですがレビュー記事を書いているので参考にしてみてください。
コスパ最強おすすめはミドルレンジ(中の上)
ミドルレンジ(中の上)がもっともコスパ良い
ミドルレンジ(中の上)では性能・質感・機能にかなりの差があります。
エントリー(中の下)が5~6万円、ミドルレンジ(中の上)は7~8万円で購入できますが、性能・質感・機能差を考えると、2万円以上の価格差を感じます。
ノートパソコンは妥協して買ってしまうと、そのうち買い換えたくなってしまうものなので、せっかく購入するならばミドルレンジ(中の上)を購入したほうがコスパが良いしおすすめです。
エントリー(中の下)とミドルレンジ(中の上)の比較
評価項目 | IdeaPad Slim 170 | IdeaPad Slim 5i |
CPU | Ryzen 5 7520U | Core i5-12500H |
PassMarkスコア | △(9789) | ◎(21649) |
メモリ | △(8GB) | 〇(16GB) |
ストレージ | 〇(SSD 512GB) | 〇(SSD 512GB) |
ディスプレイ | 〇(IPS) | 〇(IPS) |
サイズ | 14インチ | 14インチ |
アスペクト比 | △(16:9) | ◎(16:10) |
解像度 | 〇(1920×1080) | 〇(1920×1200) |
輝度 | △(250nit) | 〇(300nit) |
色域 | △(63%sRGB) | △(66%sRGB) |
ボディ質感 | △(樹脂) | ◎(アルミ) |
キーボード | 〇 | 〇 |
重量 | △(1.4kg) | △(1.46kg) |
USB-A | 〇(2) | 〇(2) |
USB-C | 〇(1) | 〇(2) |
USB-C充電 | × | 〇 |
USB-C映像出力 | × | 〇 |
Thunderbolt/USB4 | × | × |
HDMI | 〇 | 〇 |
Webカメラ | △(HD) | 〇(1080p) |
プライバシーシャッター | 〇 | 〇 |
バッテリー | △(42Whr) | 〇(56.6Whr) |
指紋認証 | × | × |
その他機能 | – | – |
価格 | 5万円台 | 7万円台 |
エントリーのIdeaPad Slim 170と、ミドルレンジのIdeaPad Slim 5i Gen8の比較です。
CPUやメモリ性能が、IdeaPad Slim 5i Gen8のほうが余裕がありますし、ボディ質感もIdeaPad Slim 5i Gen8が高いなど、エントリーとミドルレンジでは結構な違いがあります。
USB-Cが充電・ディスプレイ出力に対応していないのも、ランクの違いを感じさせます。
そのため、私としてはミドルレンジを購入するのがおすすめではあるのですが、どうしても予算5万程度で押さえたい場合、エントリー機種を考慮することになります。
レノボ・DELL・HPのミドルレンジ機種について
レノボ・DELL・HPのミドルレンジ機種は、以下となります。
- レノボ:IdeaPad Slim 5シリーズ、IdeaPad Flex 5シリーズ
- DELL:Inspiron 5000番台シリーズ
- HP:Pavilionシリーズ
レノボのミドルレンジ機種はIdeaPad 5シリーズ
レノボは、IdeaPad シリーズには1シリーズ、3シリーズ、5シリーズがありますが、おすすめは5シリーズ(ミドルレンジ機種)です。
DELLのミドルレンジ機種はInspiron 5000番台シリーズ
DELLは、商品名に5000番台などの数字の型番がなく、なにがエントリー・ミドルレンジ機種なのか、ぱっと見、見分けがつきません。
- 3000番台:エントリー
- 5000番台:ミドルレンジ
となり、よく見ると、発注コードや、製品詳細URLに型番が記載されています。
おすすめは5000番台なので、購入の際には間違えないようにしましょう。
3000番台と5000番台の違いとしては以下です。
- ボディが5000番はアルミ、3000番はプラスチック:→質感に大きく影響
- USB Type-Cが3000番はデータ転送のみ→Type-Cで給電できない
- 画面比率が3000番は16:9→5000番は16:10で縦に長く見やすい
特に質感の違いは大きく、キーボードの打鍵感にも質感は影響するため、よく比較した上で購入するようにしましょう。
HPのミドルレンジ機種はPavilionシリーズ
HPは、エントリーとミドルレンジ(スタンダード)で製品名が異なっているので間違えることはないでしょう。
製品名の分かりやすさ、直販サイトの見やすさは、HPがもっとも優れています。
ゲーミング用途の場合ゲーミングノートを買わないと厳しい
元ゲーマーである私としては、ゲーミング用途として使えるノートパソコンにも興味があったのですが、ゲーミング用途となると外部グラフィックボードを搭載した機種を選択することになります。
上記で紹介した、~10万円までの外部グラフィックボードなしでの機種では、本格的にゲームを楽しむのは厳しいスペックです。
ただ外部グラフィックボードを搭載した高スペック機種を選ぶとなると、以下のデメリットがあります。
- 価格が高くなる
- パソコンが重くなる
- パソコンが大きくなる
- バッテリーの持ちが悪くなる
- 電源アダプターが重くなる
上記いずれも、コスパが良く持ち運びも見据えたノートパソコンを選ぶとなると、真逆の選択をすることになるので・・・(汗)、私は選択しませんでしたが、外への持ち運びを考慮しないのであればよいのではないかと思います。
ノートパソコンに搭載されるグラフィックボードの性能目安について、グラフィック性能スコアを表す指標として有名なSteamの3DMark Fire Strike のスコアを紹介します。
グラフィックボード | 3DMark Fire Strike |
GeForce RTX 3080 Ti | 38323 |
GeForce RTX 3080 | 36176 |
GeForce RTX 4070(Laptop) | 27898 |
GeForce RTX 4060 | 26000 |
GeForce RTX 3060 | 20764 |
GeForce RTX 3050 Ti | 14911 |
GeForce GTX 1060 | 10000 |
GeForce GTX 1650 | 9000 |
AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) | 6666 |
Intel Core i5-13500H(CPU内蔵) | 5237 |
Intel Core i5-1340P(CPU内蔵) | 5000 |
Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) | 5000 |
Intel Core i5-1235U(CPU内蔵) | 4284 |
AMD Ryzen 7 7730U(CPU内蔵) | 4000 |
AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) | 3288 |
めやすとしてはGeForce GTX 1060がエントリー向けグラフィックボードとなります。
Intel Iris Xe Graphicsは第11~12世代Core i5以上に搭載されているCPU内蔵グラフィックス、Radeon GraphicsはAMD Ryzen に搭載されているCPU内蔵グラフィックスです。
CPUにより若干性能が異なるので参考値として見てください。
CPU内蔵グラフィックスだと、Intelが若干ですが優勢であったのが、最新世代のRyzen 7 6800UだとIntelを上回っていることがわかります。
これだけの性能があると、重い3Dゲームでない限り、大体のゲームができます。
そのため、自分がやりたいゲームをチェックし、外部グラフィックボードが本当に必要かどうかを検討してみましょう。
本格的にゲームをしたいなら、専用グラフィックボードを搭載したノートパソコンを購入することになります。
- GeForce GTX 1650,1060:エントリー
- GeForce RTX 3060,4060:ミドルレンジ
- GeForce RTX 3080,4080:ハイエンド
ノートパソコングラフィックボードの性能めやすとしては上記の通りです。
性能が高いほど、グラフィックパワーを求められる3Dゲームも幅広くできるようになります。
外部グラフィックボードなしでどれくらいまでのゲームができるか?は別記事にまとめていますのでそちらを参照ください。
海外メーカー(レノボ・DELL・HP)の品質は問題なし
レノボ・DELL・HPなどの海外メーカーは、品質が少し心配・・・と感じる方もいるかもしれません。
ただ個人購入でレノボのパソコンを2台、HPを1台購入、本業でDELLのノートパソコン、レビューでレノボ・HP・DELLの20台以上のノートパソコンを触ってきた経験からすると、品質は全く問題ありません。
むしろ、この低価格でよくぞここまでの品質を確保できているな、と感心するくらいの出来であることが多いです。
NEC・富士通・Panasonicなどの国産は、コストパフォーマンス的にはどうしても上記3社に負けます。
なのでコスパ重視なのであれば国産ではなく、レノボ・DELL・HPの機種から探してみましょう。
レノボ・DELL・HPの比較
コスパ最強ノートパソコンメーカーとして紹介したレノボ・DELL・HPの比較結果は以下の通りです。
比較対象 | DELL | HP | レノボ |
機種ラインナップ | 〇 | 〇 | ◎ |
価格 | ◎ | 〇 | ◎ |
納期 | ◎ | △ | 〇 |
品質 | 〇 | 〇 | 〇 |
デザイン | △ | ◎ | 〇 |
直販サイトの見やすさ | △ | ◎ | 〇 |
- レノボ:価格・機種ラインナップ
- DELL:価格・納期
- HP:デザイン・直販サイトの見やすさ
が優れています。
価格優先ならレノボ・DELL、納期優先ならDELLです。
HPはデザインの優れた機種が多いので、デザインの良い上質な機種が欲しいとなったら、HPもチェックしてみましょう。
ノートパソコンをコスパ良く買うならネット直販が基本
ノートパソコンを安く買うのであればネット直販が最安値なので、ネットで購入するのが基本です。
ネット直販の中でもレノボ・DELL・HPは品質・価格のバランスが高いレベルで両立しており、もっともおすすめです。
家電量販店でもパソコンを売っていますが、
- メーカー直販より高い(量販店の利益マージンと思います)
- 型落ちを売っている
- Officeが付いていることが多い
などの理由でおすすめはしません。
量販店で実機をチェックしてみるのは良いと思いますが、必ず、ネット直販で同機種がいくらで売っているか、確認しましょう。
学生の保護者なら学割で安く購入可能
レノボやHPは、ネット直販で学割を実施しており、子供が学生の保護者も学割対象で購入できます。
HPの学割
HPの学割は、以下に該当する方であれば安く購入できます。
- 小学校、中学校、高等学校、大学、大学院、専門学校の学生、またその学校に進学が決定した生徒
- 大学受験予備校に在籍する学生
- 上記学生の保護者
- 教職員および教育関連機関にお勤めの方
例えば私は小学生の保護者なので該当になります。
学生の子供がいる方の保護者も対象なので、かなり広い範囲で適用できる割引となります。
HP Pavilion,ENVY,Spectreなど多くの該当機種があるので、チェックしてみましょう。
レノボの学割
レノボの学割は、以下に該当する方であれば安く購入できます。
- 小学生、中学生、高等学校、大学(院)、専門学校の学生
- 学校に進学が決定した生徒(保護者含む)
- 大学受験予備校に在籍する学生
- 小・中・高・大学・専門学校の教職員
例えば私は小学生の保護者なので該当になります。
学生の子供がいる方の保護者も対象なので、かなり広い範囲で適用できる割引となります。
学割適用方法ですが、上記のボタンから学割登録ページに飛びます。
保護者の場合は、子供が通っている学校の情報などを登録すればOKです。
学割登録後は、学生ストアという専用ページにログインできるので、そのページから購入したい対象機種を選ぶという流れになります。
幅広い機種が、大体2%程度の割引になるのでチェックしてみてください。
OSはWindowsがコスパ良く無難
ノートパソコンのOSには、Windows、Mac、Chromebookがあります。
コスパ良くノートパソコンを購入したいのであれば、Windowsがもっともおすすめです。
Windowsは機種が多く玉石混交だがコスパが良い
Windowsは機種が多く、メーカーや機種により当たり外れが大きいです。
ただ、コスパの良い機種をきちんと選定できれば、コスパはMacやChromebookよりも高いです。
また、MacやChoromebookにはないような、サイズ13インチ以上で重量1kg未満の超軽量機種も存在するので、用途に応じて様々な機種を選択・購入できます。
デファクトスタンダード(事実上の標準)はWindows
日本や世界では、OSのデファクトスタンダード(事実上の標準)がWindowsです。
会社に就職するとほとんどの確立でWindowsを使うことになります。
2022年7月の日本でのシェア率は以下の通りです。
OS | シェア率 |
Windows | 72% |
不明 | 14.84% |
Mac OS | 11.84% |
Linux | 0.73% |
Chrome OS | 0.58% |
不明が約15%もあるのが謎ですが・・・割合的には大体Windowsと考えてよいと思います。そうすると
- Windows:80%以上
- Mac:12%程度
という割合になり、OSシェアはほぼWindowsという状況になっている状況と言えます。
この傾向は日本だけでなく世界でも同様です。
私はSEで、IT企業(SIer)に勤務していますがMacを使っている部署はゼロです。
OSのデファクトスタンダード(事実上の標準)がWindows、日本の一般的な企業ではそれが更に顕著です。
社会人になってから使うのは圧倒的にWindowsなので、パソコンに慣れていない方は、Windowsを購入しておいたほうが無難です。
Macは種類がほぼなくコスパは良くない
MacはAppleが製造しているのみで、Windowsのように様々なメーカーが製造していないので、種類は少ないです。
- モバイルノート:MacBook Air
- 性能を求めるなら:MacBook Pro
と、購入するべき機種は限られているので、Windowsと違って何を購入すべきか?で迷うことはないでしょう。
値段は安くはなく。最新のM2チップ搭載のMacBook Airで16.48万から、しかもこの値段はメモリ8GB、SSD256GBでの価格です。
Windowsで16万~出せば、メモリは16GB以上、SSDは512GB以上のスペックは確実にあるので、そう考えるとMacBookは割高です。
クロームブックは安い機種もあるが用途が限定される
私自身、ブログ執筆のために、最初はクロームブックを購入し使っていました。
理由は・・・安かったからです。
私はレノボ IdeaPad Duet Chromebookという機種を2.9万円で購入しています。
ただ・・・1年使って、結局、性能の良いWindowsノートパソコンを購入することにし、今はWindowsノートパソコンをメインに使っています。
クロームブックは、3~4万程度の安い機種も多いですが、安い機種は性能・キーボードの質もそれなりなので、効率を求めるにはちょっと微妙です。
用途として、
- インターネット閲覧
- youtubeなどの動画鑑賞
- SNS
など、あまりクリエイティブ用途として使わないのであれば、安いクロームブックの機種でも十分である可能性があります。
ただし
- ブログ執筆
- プログラミング
- 動画編集
など、クリエイティブ用途として使いたいのであれば、素直にWindowsの性能の良いマシン、もしくはMacBook Airを購入したほうが、効率は良いと思います。
クロームブックは、用途や性能を妥協すればコスパは良いが、クリエイティブ用途としてのコスパは最強とは言えずいまいち
と言えます。
中古のノートパソコンは安いが初心者向きではない
例えば自動車は中古のコスパがとてもよく、耐用年数も長いので中古はとてもおすすめです。私も自動車は3台続けて中古購入しています。
ではノートパソコン中古のコスパは最強なのか?
例えば中古ノートパソコンで有名なPanasonicレッツノートの中古を紹介します。
3万円台 Intel第8世代CPU + メモリ8GB + SSD 12.1インチ
Intel第8世代 + メモリ8GBの機種を紹介します。
- メーカー/型番:Panasonic パナソニック / CF-SV7RDAVS
- CPU/メモリ:Core i5 8350U(1.7GHz) 第8世代 / 8GB(オンボード)LPDDR3
- HDD: 256GB(SSD)
- ディスプレイ:12.1インチ/WUXGA(1920×1200)
- OS:Win10 Pro 64bit
- その他/状態:Intel UHD Graphics 620、USB3.0×3、USB Type-C(Thunderbolt 3対応、USB Power Delivery対応)、RJ-45×1、VGA×1、HDMI×1、SDメモリーカードスロット(SDHCメモリーカード/SDXCメモリーカード対応/UHS-I・UHS-II高速転送対応)×1、無線LAN(ac/a/b/g/n)、Bluetooth、内蔵カメラ、日本語キーボード
- 備考:Windows10 リカバリーディスク作成ツール搭載、光学ドライブ使用不可、満充電時バッテリー容量80%以上、動作ランク:B
中古パソコン専門店Be-Stockというお店の中古レッツノートです。
1997年からPC通販を実施している老舗のようで、取扱量も素晴らしいです。
口コミも調べてみましたが、楽天市場にも出店しており、587件の口コミがあり平均点は4.37/5点と高得点でした。
ほとんどが高評価であるので、安心できるショップと言えそうです。
軽量で、そこそこ使える性能のレッツノートが3万円台というのはお得なんじゃないかと思います。
性能は追い求めないが、小型で軽量なレッツノートが安く欲しい方にはおすすめです。
ただ中古ということで当然デメリットもあり、後述します。
3万円前後 Intel第8世代CPU + メモリ8GB + SSD
3万円前後でも、Intel第8世代Core i5 + メモリ8GB + SSDが探せるようになってきました。
レッツノート SV7
販売価格:30,360円
■CPU:Intel(R) Core(TM) i5-8350U CPU @ 1.70GHz
■メモリ:8GB (4GB×2)
■ストレージ:128GB SSD
■グラフィック:Intel UHD Graphics 620
■Webカメラ: カメラなし
■ドライブ: DVD-RAM
■ディスプレイサイズ:12.1インチ
■解像度:1920×1200
■入力端子:HDMIあり
■ネットワーク:Wifi、1000Base-T(Bluetoothなし)
■バッテリー:最大容量70%以上
※消耗品のため、稀に輸送時に70%を下回る場合がございます
■付属品:なし
上記紹介の「秋葉原中古PC通販OraOrA」の商品です。
12インチで画面比率は今時流行りの16:10を採用しているレッツノートです。
しかもCPUはIntel第8世代Core i5、メモリ8GB、SSD128GBとなかなかで、状態も良品で、コスパは抜群だなと感じます。
「秋葉原中古PC通販OraOrA」というお店の商品で、SVシリーズのため12.1インチのモデルになります。
第8世代のIntel Core i5、メモリ8GB、SSD 128GBと、スペック的にはそれなりで、Windows11のアップグレードにも対応したスペックになります。
しかも、重量は約1kgと、とても軽く、ディスプレイは1920×1200と今どきの縦長ディスプレイを搭載しています。
ただ・・・中古ノートパソコンはサブPC向きではありますが、初心者がメインPCとして買うにはおすすめしません。
- バッテリーやキーボードがへたっている可能性がある
- 性能が無条件で4~5年使えるかというとそうでもない
上記理由のためです。
中古ノートパソコンの場合、例えばレッツノートなど新品を購入するとすごく高い機種を、サブPCとしてお買い得に購入するという用途ではアリだと思います。
特に3万円台で、軽量ノートパソコンのレッツノートが購入できるというのは、持ち運び用途で使うサブPCを求めている方にはおすすめできます。
ただ初心者が4~5年使えるノートパソコンを欲しい、となった場合、冒頭で紹介したレノボIdeaPad Slim 5かDELL Inspiron 14 AMDを素直に7万円台で買いましょう。そちらのほうが幸せになれると思います。
Office付きノートパソコンの購入は損
Office付きのノートパソコンを購入する場合、大体2.5万円ほど高くなります。
このOffice付きノートパソコンは、コスパを考えるといまいちで損なので説明します。
Office付きノートパソコンのライセンスは購入したパソコン限定
ノートパソコンでOffice付きというのはどういったライセンスか?
Officeがあらかじめインストールされたものは、OEM版ライセンスと呼ばれるもので、そのパソコンでのみ使用できるライセンスです。
Officeのライセンスに詳しくなかったとき、「パソコンにインストールされていたOfficeのライセンス、買い替えたパソコンに転用して使えるんじゃない?」と少しだけ思ったこともありますが、そんなことはありません。
そのためOfficeがインストールされたノートパソコンを購入すると、毎回Officeの購入が必要になります。
Office永続ライセンスを購入すると2台まで使用可能
Office Home & Businessの永続ライセンス(買い切り版)は、43,980円で購入できます。
上述のOEMライセンスは約2.5万のため、2台のパソコンでOfficeを使うなら、永続ライセンスのほうがお得です。
また、例えば3年でノートパソコンを買い替えて、買い替え前・後両方でOfficeを使うといった場合にも、永続ライセンスのほうがお得になります。
月額・年額払い(サブスクリプション方式)なら5台まで使用可能
サブスクリプション方式とは、月額・年額での定額ライセンスのことです。
こちらのOfficeは「Office 365」と呼ばれるもので、常に最新版にアップデートされるのが最大のメリットです。
そのためサポート終了を気にする必要がありません。
また、クラウドストレージ(OneDrive)が1TBついてくるので、それもメリットです。
クラウドストレージはGoogleドライブなどもありますが、一定容量以上使おうとすると有料になるので、1TBも使えるのは大きいです。
サブスクリプション方式ライセンスの特徴は以下です。
- 月額・もしくは年額費用がかかる
- 同時5台までであればインストールするパソコンは自由
- 常に最新バージョンが使用可能
- クラウドストレージが1TBまで利用可能
- 有償版Teamsが利用可能
サブスクリプションライセンスのメリット
常に最新バージョンが使えることが最大のメリットでしょう。
またクラウドストレージも1TB使えるようになるので、ビジネス用途で使うような場合にはおすすめと思います。
サブスクリプションライセンスのデメリット
当然の話になりますが月額・年額費用がかかり続けることです。
買い切りライセンスとどちらがお得かは、利用台数・用途・パソコン買い換えタイミングなどをよく見極めて判断するようにしましょう。
サブスクリプションライセンスの価格
Microsoft 365 Personal
価格は14,900円/年です。5台までインストールすることができます。
Microsoft 365 Family
価格は21,000円/年です。6ユーザまで使用でき、5台までインストールすることができます。
そもそもOfficeがいるか?をよく検討したほうがよい
Microsoft Officeですが、購入するとなると上述の通り、なかなか高いです・・・
Officeですが、ここ最近は様々な代替ソフトや手段が出てきており、家庭用であればそちらを使用すれば問題ないことがほとんどです。
そのため、本当に必要か?をよく見極めたほうがよいと思います。
Office代替手段その1:Googleドキュメント
Googleが提供していて無料で使える、Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、Googleスライドというものを使うことができます。
- Googleドキュメント:Wordに該当
- Googleスプレッドシート:Excelに該当
- Googleスライド:PowerPointに該当
これらのソフトは、Microsoft Officeとも互換性があり、Officeで作成したファイルを開くこともできるし、Googleドキュメントなどで作成したファイルをOfficeで開くこともできます。
ただ、Microsoft Officeとの完全互換ではなく、Microsoft OfficeのドキュメントをGoogleドキュメントで開いたりすると、表示が崩れてしまったりすることがあります。
試しにGoogleスプレッドシートで、簡単な表を作成してみました。
作成したファイルは、Googleドライブで共有可能です。
機能的には、家庭用ならばGoogleドキュメントで十分、という印象です。
家庭用マシンだと、Officeが入っていないマシンも多いと思うので、むしろGoogleドキュメントのほうが文書共有にはよいと思います。
Web版無料Office
Microsoft Officeには、機能限定されていますが無料のWeb版Officeが提供されています。
マイクロソフトアカウントにサインインすれば、すぐに使えるようになり、複雑なマクロなどを使わないのであれば十分でしょう。
ただ、少し面倒なのは、作成した文書を保存するのも、送られてきた文書を開くのも、クラウドストレージのOneDrive経由での操作になるので、OneDriveの使用可能容量が少ないと、保存ができなくなる可能性はあります(無料だと5GBまでです)
Officeは本当に必要か?よく考えてみましょう
上記の代替手段もあり、家庭用マシンでOfficeが必要になるケースは、実際のところかなり少ないのではと予想します。
よくあるのが、家庭用マシンをテレワーク用として活用したいのでOfficeが必要、というものですが・・・
最近はセキュリティも厳しいので、家庭用マシンのローカルドライブに、Office文書を保存OKとする会社自体が少ないと予想します。
私が勤務している会社でも、専用シンクライアントマシンによるリモート接続しか許可されておらず、ローカルマシンに保存はできません。
大抵の会社は、家庭用マシンをもし使うにしても、VPNソフトをインストールした上で、会社のマシンにリモート接続して使うのみ、ということがほとんどかと思います。
そのため、もし家庭用マシンで会社のOffice文書を見るため必要、と思っている方でも、会社のセキュリティ規則をよく確認してみましょう。
ウィルス対策ソフトはWindows標準搭載のセキュリティで十分
私は本業がSEのためか、「何かセキュリティソフト買ったほうがよい?」「セキュリティソフトは何がおすすめ」など聞かれることが多いです。
(会社用のパソコンには企業で何らかのセキュリティソフトを入れていることがほとんどなので、逆に仕事で聞かれることはまずないです)
私は「セキュリティソフトを別途購入する必要があるか?」と聞かれたとき、「今はMicrosoft DefenderというWindows標準のセキュリティ機能があるので追加での購入は不要ですよ」と答えています。
第三者機関のセキュリティソフトテスト結果
上記は、AV Comparativesという、セキュリティソフトをテストおよび評価する独立した第三者機関がテストした結果になります。
このテストデータは公表されており、だれでも参照することができます。(英語ですが)
上記は2022年のデータです。
評価対象は上記のソフトとなり、馴染みのある製品もいくつかならんでいます。
また、冒頭で触れたWindows標準のMicrosoft Defenderも含まれています。
表の見方ですが、評価項目で重要なのは以下です。
Blocked | 検出率 |
---|---|
Compromised | 感染率 |
False Positives | 誤検知 |
例えばMicrosoft Defenderの検出率は99%(718分の7)、誤検知率はゼロでした。
トップまではいかないまでも、標準搭載のMicrosoft Defenderは、実は相当優秀であることが分かります。
上記は、テスト結果による評価結果ですが、Microsoft Defenderは★2つの評価の中に入っており、有料のMcAfeeやTrend Microよりも評価は高いです。
これを見ると、有料のMcAfeeなどを購入する必要性が、実はないことが分かりますね・・・
どうしても別途セキュリティソフトを入れたいのであれば、★3つ評価で無料の、Avast無料アンチウィルスを導入すればよいと思います。
アバストは、有料の機能追加版もあるのですが、無料版で十分なセキュリティ機能があります。
個人向けで有料のソフトを購入する意味はない
- Windows標準のMicrosoft Defenderで十分
- 無料のAvastも性能はトップレベル
- 個人使用で有料のソフトを購入する必要がない
- 期限の切れた有料ソフトは即刻アンインストールして無効化する
現時点ではWindows標準のMicrosoft Defenderと無料のAvastが優秀すぎるので、有料のソフトを購入する必要がありません。
有償のセキュリティ対策ソフトを購入するくらいなら、その分、パソコンの予算に当てましょう。
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