ノートパソコンに何を購入すればよいかが分からない、高い買い物なので買って後悔はしたくない!という方のために、買ってはいけないノートパソコンについてまとめます。
私は、本業SE・副業ブロガーです。仕事柄、ノートパソコンを本業・副業で使う機会が多く
- レノボ:2台自分で購入、10台以上貸出機などをレビュー
- DELL:1台家族用に自分で購入、かつ、本業で使用
- HP:1台自分で購入、副業で使用
- 富士通:1台本業で使った経験あり
という経験があるので、実経験をもとに、おすすめしないノートパソコンの特徴を紹介していきます。
- 買ってはいけないノートパソコンの特徴
- 買っても良い鉄板のおすすめノートパソコンを紹介
- 5万以下のWindowsノートパソコンは避ける
- 家電量販店でのノートパソコン購入は避ける
- 国産メーカーを比較検討なしにこだわるのは避ける
- 中古のノートパソコンの購入は初心者向きではない
- Office付きノートパソコンの購入は必要かをよく考える
- CPUがIntel Core i3,AMD Ryzen3以下のノートパソコンは避ける
- メモリが4GB以下のノートパソコンは避ける
- ストレージがSSD以外、または容量が128GB以下のノートパソコンは避ける
- ディスプレイがTN液晶・解像度HDのノートパソコンは避ける
- 用途に合わないサイズのノートパソコンは避ける
- Macは初心者向きではない、かつ高いのでWindowsが無難
- クロームブックは安い機種が多いが用途が限定される
- 買ってはいけないノートパソコンまとめ
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買ってはいけないノートパソコンの特徴

まずはじめに、買ってはいけないノートパソコンの特徴についてポイントを紹介します。
価格帯
- ミドルレンジ(中の上) :7~8万
- モバイルノートパソコン:10万
- エントリー(中の下):5万~6万
- 5万以下のWindowsノートパソコンは購入を避ける
上記の価格が目安となります。この価格は、最安値となるレノボ・HP・DELLのメーカー直販サイトからの購入した場合の目安となります。
そのため、Windowsノートパソコンで5万以下は、性能を犠牲にしているものが大半で避けたほうがよいでしょう。
購入方法
- 家電量販店でのノートパソコン購入は避ける
- メーカー直販サイトからの購入が基本
- 国産メーカーを比較検討なしにこだわるのは避ける
- 中古ノートパソコンは初心者向きではない、新品が基本
- Office付きノートパソコンが必要かはよく考える
家電量販店からノートパソコンを購入する場合、型落ちが多い、量販店利益マージンが乗っているなどの理由で割高なことが多いです。
レノボ・DELL・HPなど、海外メーカー直販サイトからの購入が最も安く、おすすめです。
国産メーカーはコスパが海外メーカーと比較して落ちます。
また中古ノートパソコンは、詳しい方がサブ機として購入するにはおすすめですが、初心者の方がメインとして購入するのはおすすめしません。理由は選び方が難しいからです。
性能
- CPUがIntel Core i3,AMD Ryzen 3以下は避ける
- メモリが4GBは避ける
- ストレージがSSDでない、もしくは容量128GB以下は避ける
- ディスプレイがTN液晶・解像度HDは避ける
買ってはいけない性能目安としては上記となります。
OS
- Windowsが無難
- Macは初心者向きではない、かつ高い
- クロームブックは安い機種が多いが用途が限定される
OSはWindowsが無難です。理由はシェア率が圧倒的で、Windowsを買っておけばパソコンでできるほぼすべての作業ができるからです。
Mac、クロームブックを購入する場合、デメリットをよく検討の上購入したほうがよいです。
サイズ・重さ
- 13インチ以下(重量1.2kg台まで):頻繁に持ち運ぶ
- 14インチ(重量1.5kg台まで):たまに持ち運ぶ
- 15.6インチ以上:持ち運ばない、据え置き
- 用途に合わないサイズと重さのノートパソコン購入は避ける
サイズと重さの目安は上記となります。
例えば頻繁に持ち運ぶために購入したいのに、14インチ以上で重いノートパソコンを購入すると後悔するので、気を付けましょう。
サイズや重量のイメージがわかないのであれば、実物を家電量販店でチェックするのも良いと思います。(ただし購入はネット直販が安いです)
買っても良い鉄板のおすすめノートパソコンを紹介

ノートパソコンには、「この用途ならこのノートパソコンがコスパ最強」というのがある程度決まっています。
まず最初に、「このノートパソコンなら失敗なし!」という鉄板のコスパ最強ノートパソコンを紹介します。
絶対に失敗したくないのであれば、とりあえず以下のノートパソコンを買っておけばOKです。
ミドルレンジ(中の上)7~8万円
- テレワーク
- Office系事務作業
- 文書作成
- Web閲覧
- 動画鑑賞
- SNS・ブログなどの執筆
- 軽めの画像編集・動画編集
上記はノートパソコンを使う上での一般的用途全般ですが、これら幅広い用途を快適に使えるミドルレンジの機種を紹介します。
レノボIdeaPad Slim 5シリーズ 14 Gen8
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen™ 5 7530U (2.60GHz 2MB) |
メモリ | 16 GB DDR4-3200MHz (オンボード) |
ストレージ | 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe |
液晶 | 14″ WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 300 nit, 60Hz, LEDバックライト |
重量 | 約1.46kg |
サイズ | 約 312.0×221.0x16.9mm(最薄部) |
バッテリー | 最大15.9時間 |
価格 | 8万円前後(時期によって変動) |
目立った欠点のない万能スペックで、かつ、価格も非常に安いです。
私自身旧型を購入し妻が使っており、また新型の実機レビューをしていますので参考にしてみてください。

画面サイズは14インチなので大きすぎず小さすぎず万能サイズで、性能も一般用途には十分すぎるくらいで快適に使えます。

コスパ最強ノートパソコンとしてもっともお勧めの1台です。
- AMDモデルならばRyzen 5/メモリ16GBが7万円台
- Intelモデルならば有機EL/Intel Core i5/メモリ16GBが8.98万円
- IntelでIPS液晶ならばIntel Core i5/メモリ16GBが7.48万円
と、いずれかを購入しておけばコスパ的にはほぼ正解、という機種です。
DELL Inspiron 14 AMD
CPU | AMD Ryzen™ 5 7530U |
メモリ | 8GB~ |
ストレージ | SSD 256GB~ |
液晶 | 14.0-インチ 16:10 FHD+ (1920 x 1200) 非光沢 非-タッチ 250nits WVA ディスプレイ |
重量 | 約1.59kg |
サイズ | 約 314×226.6 x16.49~19.5 mm |
バッテリー | 54Wh (最大時間は未公表) |
価格 | 6万円台〜(時期により変動) |
DELLのInspiron 14も、6万円台から購入可能でコストパフォーマンス抜群、最大のメリットは納期が安定しているということです。
あと、メモリ16GBモデルも安いので、メモリ16GBにしたい場合もおすすめできます。
レビュー記事を書いているので参考にしてみてください。こちらは旧型ですがCPU以外はほぼ同じです。

スタンダードノートパソコンがコスパ良く欲しいなら、上述のレノボIdeaPad Slim 5シリーズか、DELL Inspiron 14 AMDのどちらかを購入すればほぼ正解だと思います。
どちらがよいかは、買うタイミングでの価格や納期、メーカーの好みで決めればよいと思います。
モバイルノートパソコン(10万円)
上記で記載した般的用途+毎日持ち運びをする場合、重量が軽い機種を選択したいところです。例えば
- 大学に毎日持ち運ぶ
- 会社に毎日持ち運ぶ
などです。
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen 5 5625U,7535U,Ryzen 7 5825U,7735U |
メモリ | 8GB~16GB |
ストレージ | SSD 256GB~512GB |
液晶 | 13.3インチワイド・WUXGA非光沢・IPSディスプレイ(1920×1200)輝度400nit、色域100% sRGB |
重量 | 957g |
サイズ | 298×209×16.9mm |
バッテリー | 最大11時間 |
価格 | 8万円台~(セール時) |
957gという重量も素晴らしいですし、性能も良いです。
またディスプレイの性能も良く、明るくて綺麗なディスプレイを採用しています。
価格も10万以下で購入でき、持ち運びするモバイルノートとしては最もおすすめの機種です。
HP Pavilion Aero 13-be は、価格が安いだけでなく、ディスプレイやCPU性能も、素晴らしいです。
- CPUは最新のAMD Ryzen 7 7735U
- 画面比率16:10、輝度400nit、sRGB100%のディスプレイ
ただし2点、弱点があります。
- キーボード配置が右端にENTERがなくクセがある
- バッテリー容量が44Whrと少し少ない(平均は50Whr程度)
ただ上記は、キーボード配置はすぐ慣れるので気にならなくなりますし、バッテリー容量も1日7~8時間電源なしで使うとかでなければ問題になりません。
私がブログで使っているHP ENVY x360 13-ayもこの配置で、最初の1週間は、ENTERを押そうとしてpg dnを押してしまうなどミスタイプすることがありましたが、1週間もすれば慣れました。
また、この配置に慣れたからと言って、本業で使っているオーソドックスな配列に戸惑うかというとそうでもなく、指が覚えているのか普通に使い分けできているので、そこまで気にすることはないと思います。
当機種は、通常10万円台~ですが、セールで8万円台~になっていることが多く、購入するならば週末セール、もしくはタイムセールでの購入をおすすめします。
レビュー記事を書いていますので参考にしてみてください。

5万以下のWindowsノートパソコンは避ける

Windowsノートパソコンを購入する場合、快適性能確保のためには、7~8万円前後は見ておく必要があります。
6万円以下で探す場合、HP 14-em, レノボIdeaPad Slim 170という機種がセール時にギリギリOKという性能ですが、上述したレノボ IdeaPad Slim 5i gen 8 と比較すると、性能・機能性・質感が劣っています。
Windowsノートパソコンで、5万円台以下のノートパソコンは、購入しないほうが無難です。
価格を抑えるために、快適性能の何かを犠牲にしています。
大抵は、CPU性能を抑えていたり、ディスプレイがTN液晶だったりフルHDでなかったりと、見づらいものだったりします。購入前にスペックをよくチェックしましょう。
どうしても、5万円未満でノートパソコンを購入したい場合・・・
- Windowsは諦めてクロームブックにする
- ミニPCにする(ノートパソコンではなくなりますが・・・)
という手段もあります。
私自身、低予算でブログ執筆用パソコンが欲しかったので、レノボのIdeaPad Duet Chromebookを3万円で購入しています。
クロームブックについては、別途コスパの良い機種紹介の記事を書いているので参考にしてみてください。選べば3〜4万円でそこそこ快適に動く機種が購入できます。

またミニPCで、4万円台で購入可能な商品を紹介している記事を書いているので参考にしてみてください。

- Windowsで5万以下のノートパソコンは避けた方が無難
家電量販店でのノートパソコン購入は避ける

ノートパソコンを安く買うのであればネット直販が最安値なので、ネットで購入するのが基本です。
家電量販店でもパソコンを売っていますが、
- メーカー直販より高い(量販店の利益マージンと思います)
- 型落ちを売っている
- Officeが付いていることが多い
などの理由でおすすめはしません。
量販店で実機をチェックしてみるのは良いと思いますが、必ず、ネット直販で同機種がいくらで売っているか、確認しましょう。
国産メーカーを比較検討なしにこだわるのは避ける

ノートパソコンをコストパフォーマンス重視で選ぶとなると
レノボ・DELL・HPのパソコンを直販サイトで購入するのがもっともお勧めとなります。
この海外3メーカーが、コストパフォーマンスが最高によく、品質も良いので、おすすめです。
また次点でASUSも、コスパは上記3社に負けますが、セールなどで安くなっている場合にはおすすめできます。
国産ですと
- 富士通
- Panasonic
- NEC
- Dynabook
などが候補になりますが、コストパフォーマンスではレノボ・DELL・HPに負けます。
海外メーカーと聞くと、品質が少し心配・・・と感じる方もいるかもしれません。
ただ個人購入でレノボのパソコンを2台、HPを1台購入、本業でDELLのノートパソコン、レビューでレノボの10台程度のノートパソコンを触ってきた経験からすると、品質は全く問題ありません。
むしろ、この低価格でよくぞここまでの品質を確保できているな、と感心するくらいの出来であることが多いです。
そのためコスパ重視なら、レノボ・DELL・HPのノートパソコンを購入するようにしましょう。
- 海外メーカーのノートパソコンがコスパ良くおすすめ
- 比較検討せずに国産にこだわるのはお勧めしない
中古のノートパソコンの購入は初心者向きではない

例えば自動車は中古のコスパがとてもよく、耐用年数も長いので中古はとてもおすすめです。私も自動車は3台続けて中古購入しています。
ではノートパソコン中古のコスパは最強なのか?
例えば中古ノートパソコンで有名なPanasonicレッツノートの中古を紹介します。
5万円台 Intel第8世代CPU + メモリ8GB + SSD 12.1インチ
2018年(5年落ち)Intel第8世代 + メモリ8GBの機種を紹介します。


販売価格:52,800円
■商品ランク: 良品
■OS: Windows 10 Pro(64bit)
※Windows11アップデート可能機種の場合でも
お客様ご自身でアップグレードされた場合に生じた不具合についての保証は致しかねます。
■CPU:Intel(R) Core(TM) i5-8350U CPU @ 1.70GHz
■メモリ:8GB
■ストレージ:256GB SSD
■Webカメラ:カメラあり
■グラフィック:Intel(R) UHD Graphics 620
■ドライブ:DVD-RAM
■ディスプレイサイズ:12.1インチ
■解像度:1920×1200
■キーボード:JISキー
■バッテリー:最大容量50%以上
※消耗品のため、稀に輸送時に50%を下回る場合がございます
■ネットワーク:Wi-Fi,1000BASE-T,Bluetooth
■付属品:付属品なし(本体のみ発送)
※ACアダプター付属なし
「秋葉原中古PC通販OraOrA」というお店の商品で、SVシリーズのため12.1インチのモデルになります。
第8世代のIntel Core i5、メモリ8GB、SSD 256GBと、スペック的にはそれなりで、Windows11のアップグレードにも対応したスペックになります。
しかも、重量は約1kgと、とても軽く、ディスプレイは1920×1200と今どきの縦長ディスプレイを搭載しています。
価格は5.28万です。
レッツノートは新品だと30万程度するので、かなり安くなっているように思います。
ただ・・・中古ノートパソコンははっきり言って上級者向けですね。初心者は手を出さない方が良いと思います。
- バッテリーやキーボードがへたっている可能性がある
- 性能が無条件で4~5年使えるかというとそうでもない
上記理由のためです。
中古ノートパソコンの場合、例えばレッツノートなど新品を購入するとすごく高い機種を、サブPCとしてお買い得に購入するという用途ではアリだと思います。
ただ初心者が4~5年使えるノートパソコンを欲しい、となった場合、冒頭で紹介したレノボIdeaPad Slim 5を素直に7万円台で買いましょう。そちらのほうが幸せになれると思います。
- 中古のノートパソコン購入は上級者向け
Office付きノートパソコンの購入は必要かをよく考える

Microsoft Officeですが、購入するとなるとなかなか高いです・・・
どの程度の価格か?というと、Officeがあらかじめインストールされている構成の場合、Microsoft Office Home & Business で、大体2万円くらいの価格です。
Officeがあらかじめインストールされたものは、OEM版ライセンスと呼ばれるもので、そのパソコンでのみ使用できるライセンスです。
Officeのライセンスに詳しくなかったとき、「パソコンにインストールされていたOfficeのライセンス、買い替えたパソコンに転用して使えるんじゃない?」と少しだけ思ったこともありますが、そんなことはありません。
そのためOfficeがインストールされたノートパソコンを購入すると、毎回Officeの購入が必要になります。
Officeですが、ここ最近は様々な代替ソフトや手段が出てきており、家庭用であればそちらを使用すれば問題ないことがほとんどです。
そのため、本当に必要か?をよく見極めたほうがよいと思います。
Office代替手段その1:Googleドキュメント
Googleが提供していて無料で使える、Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、Googleスライドというものを使うことができます。
- Googleドキュメント:Wordに該当
- Googleスプレッドシート:Excelに該当
- Googleスライド:PowerPointに該当
これらのソフトは、Microsoft Officeとも互換性があり、Officeで作成したファイルを開くこともできるし、Googleドキュメントなどで作成したファイルをOfficeで開くこともできます。
ただ、Microsoft Officeとの完全互換ではなく、Microsoft OfficeのドキュメントをGoogleドキュメントで開いたりすると、表示が崩れてしまったりすることがあります。
試しにGoogleスプレッドシートで、簡単な表を作成してみました。
作成したファイルは、Googleドライブで共有可能です。

機能的には、家庭用ならばGoogleドキュメントで十分、という印象です。
家庭用マシンだと、Officeが入っていないマシンも多いと思うので、むしろGoogleドキュメントのほうが文書共有にはよいと思います。
Web版無料Office
Microsoft Officeには、機能限定されていますが無料のWeb版Officeが提供されています。

マイクロソフトアカウントにサインインすれば、すぐに使えるようになり、複雑なマクロなどを使わないのであれば十分でしょう。
ただ、少し面倒なのは、作成した文書を保存するのも、送られてきた文書を開くのも、クラウドストレージのOneDrive経由での操作になるので、OneDriveの使用可能容量が少ないと、保存ができなくなる可能性はあります(無料だと5GBまでです)
Officeは本当に必要か?よく考えてみましょう
上記の代替手段もあり、家庭用マシンでOfficeが必要になるケースは、実際のところかなり少ないのではと予想します。
よくあるのが、家庭用マシンをテレワーク用として活用したいのでOfficeが必要、というものですが・・・
最近はセキュリティも厳しいので、家庭用マシンのローカルドライブに、Office文書を保存OKとする会社自体が少ないと予想します。
私が勤務している会社でも、専用シンクライアントマシンによるリモート接続しか許可されておらず、ローカルマシンに保存はできません。
大抵の会社は、家庭用マシンをもし使うにしても、VPNソフトをインストールした上で、会社のマシンにリモート接続して使うのみ、ということがほとんどかと思います。
そのため、もし家庭用マシンで会社のOffice文書を見るため必要、と思っている方でも、会社のセキュリティ規則をよく確認してみましょう。
- Office付きのノートパソコンを購入すると2万程度高くなる
- Office付きのライセンスは他のパソコンに転用不可なので毎回2万円かかる
- 本当に必要かをよく考えた方がよい
CPUがIntel Core i3,AMD Ryzen3以下のノートパソコンは避ける

CPUは、パソコンの処理性能や速度を決める重要な部品の1つです。
CPU性能が低い場合、パソコンの起動が遅い、ブラウザやアプリの起動や動作が遅いなど、ノートパソコンを使っていてもストレスの溜まる状況になってしまいます。
ノートパソコンに搭載されている主要CPUのベンチマークとなる、PassMarkというスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Core i7-13700H | 30030 |
Core i7-12700H | 27020 |
Core i5-13500H | 23554 |
Ryzen 7 6800H | 23797 |
Ryzen 7 7735U | 21082 |
Core i7-1360P | 20813 |
Ryzen 7 6800U | 20727 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Ryzen 7 5800U | 18837 |
Ryzen 7 5825U | 18386 |
Core i5-1340P | 17878 |
Core i5-1335U | 17352 |
Core i7-1260P | 17203 |
Core i5-1240P | 17345 |
Ryzen 5 7535U | 17123 |
Ryzen 5 7530U | 16509 |
Ryzen 5 5600U | 15000 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Core i3-1315U | 13755 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Core i3-1115G4 | 6610 |
Intel N100 | 5657 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、スコア10000以上あると、十分快適に使えます。
めやすとしてはCore i5-1135G7程度のスコアです。
2023年はIntel13世代が登場し、性能は若干、Intelが優勢ですが大差はなく、コスパならAMDのほうが良いので、Intel・AMD好みで選べばよい状況です。
私はコスパ重視で、ここ最近購入したノートパソコンはすべてAMDモデルを選んでいます。
Intel Core i3、AMD Ryzen 3 よりも性能の低いCPUは避けた方が無難です。
普段使いでも応答速度が遅く、ストレスが溜まる原因になってしまいます。
- Intel Core i3、AMD Ryzen 3 よりも性能の低いCPUは避ける
メモリが4GB以下のノートパソコンは避ける

パソコンの性能を決めるのに、CPUの次に重要な部品がメモリ容量となります。
メモリは作業中や処理中のデータが一時保存される場所です。
メモリが多いほど同時に使用できるソフトが増え、パソコンの処理速度が上がります。
イメージとしては作業机の広さのようなもので、大きければ大きいほど、同時作業効率が上がるということです。
メモリ容量について最低8GB以上のパソコンを購入するようにしてください。
4GBのノートパソコンでは動作が遅く、ストレスが溜まって快適に使うことは難しくなります。
またノートパソコンを購入してこれから4~5年は快適に使いたい、動画編集など重作業をしたい場合、16GB以上を確保するようにしてください。
8GBでも、一般用途では普通に快適に使えますが、今後4~5年使うことを考えると、16GB確保しておいたほうが良いと思います。
ただしこちらはWindowsに限った話で、クロームブックの場合、メモリ4GBでもブラウザ閲覧くらいであれば快適に動作させることができます。
- メモリ4GBのノートパソコンは避ける
ストレージがSSD以外、または容量が128GB以下のノートパソコンは避ける
今ノートパソコンを購入すると、ストレージは大抵SSDとなっていますが、SSD以外の記憶媒体は避けるようにしてください。
ストレージ容量ですが256GB以上を確保するようにし、128GB以下の構成は避けるようにしてください。
ストレージ容量が256GBと記載されていても、OSなどの領域で使われるので、実際に使える容量はもっと少なくなります。
ストレージ容量256GBの場合、実際に使える容量はせいぜい200GB弱程度、というところです。そのため256GBは最低ラインと思ったほうがよいです。
- ストレージがSSD以外、または容量128GB以下のノートパソコンは避ける
ディスプレイがTN液晶・解像度HDのノートパソコンは避ける
ディスプレイ品質が良くないノートパソコンは避けた方が良いです。
価格が安い機種だと、ディスプレイの品質を少し落としていることが多いです。
- IPS液晶、もしくはOLED(有機EL)
- 輝度250nit以上
- 解像度フルHD(1920×1080)以上
これを満たしたディスプレイを搭載している機種を選択しましょう。
安い機種だと、たまにTN液晶になっていることがありますが、TN液晶は確実に避けてください。視野角が狭い、暗いなどでディスプレイが見づらいです。
また解像度HD(1366×768)も確実に避けてください。
事務作業で使うには描画領域が狭くなり、作業がしづらくなります。

- 左:HP ENVY 輝度400nit、sRGB100%
- 右:Lenovo IdeaPad Slim 輝度300nit、sRGB63%
左がHP ENVYで高性能ノートパソコン、右がIdeaPad Slim でコスパ重視ノートパソコンとなります。
HP ENVYのディスプレイのほうが、明るくて色鮮やかであることが分かります。
IdeaPad Slim も、これ単体で見れば全く問題ない品質ですし、事務作業には何ら支障のないディスプレイなのですが、比較すると差を感じます。点数をつけるならばIdeaPadのディスプレイは70点です。
対してHP ENVYのディスプレイは90点くらいはつけられる綺麗さがあります。
また最近は有機EL(OLED)搭載のモデルも増えてきています。
コスパを追い求めるならばIPS液晶になりますが、少し予算が許すのならば、有機ELモデルを検討してみるのも良いと思います。

上記は有機EL搭載のLenovo Yoga 770iですが、とても色鮮やかで明るく、美しいディスプレイです。

同じく輝度400nitで、IPS液晶であるHP ENVY x360 13-ay(左)との比較です。
写真だとわかりづらいかもしれませんが、やはり有機ELのほうが明らかに色鮮やかできれいです。予算があるなら有機ELの機種を選んでみるものよいでしょう。
- TN液晶のノートパソコンは避ける
- 解像度がHDしかないノートパソコンは避ける
用途に合わないサイズのノートパソコンは避ける
ノートパソコンのサイズ目安は以下の通りです。
用途 | サイズ | 重量目安 |
頻繁に持ち運ぶ | 13.3インチ以下 | ~1.2kg台まで |
たまに持ち運びたい | 14インチ | ~1.5kg台まで |
まったく持ち運ばない | 15.6インチ以上 | 何kgでもよい |
持ち運び用途に使うかどうかで、ノートパソコンのサイズを決めましょう。
ほとんど持ち運ばないのに13.3インチを選んでも、ディスプレイが小さく・高くなってしまうので後悔すると思います。
また持ち運び用途として使うのに、1.5kg以上あるような機種を選んでしまうと、持ち運びに苦労すると思います。
コスパのことを考慮すると、コスパ順位は各メーカーとも
14インチ > 15~16インチ > 13インチ
の順番となっている傾向があります。
こだわりがなければ、14インチが最もコスパが良い価格帯になるので、14インチを検討してみましょう。
14インチは、据え置き、持ち運び両方に対応した万能サイズです。
ただ毎日持ち運ぶのなら、重量1.2kg台以下が目安になりますが、コスパ重視の14インチだとそこまで軽量な機種がないので、注意してください。

上記写真は
左が13インチのHP ENVY(1.25kg)
右が14インチのレノボ IdeaPad Slim(1.4kg)
です。
大きさはさほどの差がなく、どちらもカバンに入れること自体は問題ないサイズです。
ただ、1.25kgと1.4kgの重量差は、持ち歩くには大きな違いを感じます。頻繁に持ち運ぶなら1.2kg台くらいまでが限度かな、と思います。
15インチ以上は、パソコンのサイズが大きくなり、重くなるので、持ち運び用途には適しません。
家、もしくは会社の決まった場所固定で使う前提のサイズになります。
サイズが大きくなる分、キーボードにテンキーが付いたり、画面サイズが大きくなり文字が見やすくなるというメリットはあります。

例えばこの写真はHP ENVY x360 15-eeという15.6インチのキーボードです。
キーピッチ、キーの大きさが十分に確保されており、右側にテンキーもあるので、数字入力が多くテンキー必須という方は15インチ以上が候補になるでしょう。
ディスプレイは、15.6インチサイズの場合、私個人の意見ですがフルHD(1920×1080)で、拡大率100%で使うことができるサイズになります(少し文字が小さいですが)
13インチだとフルHD(1920×1080)の拡大率100%は文字が小さくなります。私は描画領域優先で、拡大率100%で使っていますが、多くの方には文字が小さくて見づらいと思います。
描画領域の広さや文字の大きさにこだわるなら、15.6インチ以上が候補になるでしょう。
- 用途に合わないサイズのノートパソコンは避ける
Macは初心者向きではない、かつ高いのでWindowsが無難

ノートパソコン購入でMacはどうなのか?
一台目に買うメインマシンとしては、あまり知識がないのならばWindowsをおすすめします。
理由は
WindowsがOSのデファクトスタンダード(事実上の標準)
であるからです。
Windowsのほうが何か調べるときに情報量も多いし、対応アプリも多いです。
また会社などでも、Windowsが圧倒的に使われているので互換性の心配もありません。
それに、MacBookは、確かに性能も良いですし質感もとても良いのですが、コスパ最強か?と言われると、2023年現在、Macは高くなってしまったのでコスパはいまいちです。
コスパを求めるなら、Windowsでコスパの良い機種を選んだ方が良いです。
MacBook Airについては別途記事を書いていますので参考にしてみてください。

- Macは初心者が購入するのは避けた方が無難
クロームブックは安い機種が多いが用途が限定される

私自身、ブログ執筆のために、最初はクロームブックを購入し使っていました。
理由は・・・安かったからです。
私はレノボ IdeaPad Duet Chromebookという機種を購入しましたが2.9万円で購入しています。
ただ・・・1年使って、結局、性能の良いWindowsノートパソコンを購入することにし、今はWindowsノートパソコンをメインに使っています。
クロームブックは、3~4万程度の安い機種も多いですが、安い機種は性能・キーボードの質もそれなりなので、効率を求めるにはちょっと微妙です。
用途として、
- インターネット閲覧
- youtubeなどの動画鑑賞
- SNS
など、あまりクリエイティブ用途として使わないのであれば、安いクロームブックの機種でも十分である可能性があります。
ただし
- ブログ執筆
- プログラミング
- 動画編集
など、クリエイティブ用途として使いたいのであれば、素直にWindowsの性能の良いマシン、もしくはMacBook Airを購入したほうが、効率は良いと思います。
上記を考慮すると、クロームブックは、用途を限定すればコスパは良いが、クリエイティブ用途としてのコスパは最強とは言えず、いまいち
と言えると思います。

- クロームブックは用途を限定するなら購入もアリ
- ただ無難にWindowsを購入したほうが失敗しない
買ってはいけないノートパソコンまとめ

価格帯
- ミドルレンジ(中の上) :7~8万
- モバイルノートパソコン:10万
- エントリー(中の下):5万~6万
- 5万以下のWindowsノートパソコンは購入を避ける
購入方法
- 家電量販店でのノートパソコン購入は避ける
- メーカー直販サイトからの購入が基本
- 国産メーカーを比較検討なしにこだわるのは避ける
- 中古ノートパソコンは初心者向きではない、新品が基本
- Office付きノートパソコンが必要かはよく考える
性能
- CPUがIntel Core i3,AMD Ryzen 3以下は避ける
- メモリが4GBは避ける
- ストレージがSSDでない、もしくは容量128GB以下は避ける
- ディスプレイがTN液晶・解像度HDは避ける
OS
- Windowsが無難
- Macは初心者向きではない、かつ高い
- クロームブックは安い機種が多いが用途が限定される
サイズ・重さ
- 13インチ以下(重量1.2kg台まで):頻繁に持ち運ぶ
- 14インチ(重量1.5kg台まで):たまに持ち運ぶ
- 15.6インチ以上:持ち運ばない、据え置き
- 用途に合わないサイズと重さのノートパソコン購入は避ける
買ってはいけない、もしくはノートパソコンを買う際に注意する点まとめとしては上記となります。
個人的には、よくわからない機種で、無理に安い機種を買うよりは、コスパ最強のおすすめ機種をメーカー直販サイトで、セールや学割などを利用し安く購入するのがもっともおすすめです。
参考になれば幸いです。
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