2024年に新発売した、レノボの家庭用コスパ重視機種IdeaPad Slim 3 Gen8 15.6型(AMD)をレノボよりお借りし、レビューすることができましたので、実機レビューを書きます。
レビュー機のマシンのスペックは以下の通りです。
- CPU:AMD Ryzen 5 7530U
- メモリ16GB
- SSD 512GB
- 15.6インチ FHD液晶 (1920 x 1080) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 300 nit, 60Hz
レノボIdeaPad Slim 3 Gen8 AMDの特徴を一言で表すと
- コスパ最強。価格は安く、普段使いで快適な性能を確保したノートパソコン
と言えます。
CPUは2023年主流だった中級クラスの性能で普段使いには十分、質感もまあまあで、何よりメモリ16GBで6万円台と極めて安いのが最大の特徴です。
普段使いで快適に使えるノートパソコンをなるべく安く欲しい方におすすめです。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen™ 5 7530U, Ryzen™ 7 7730U |
メモリ | 8~16 GB DDR4-3200MHz (オンボード) |
ストレージ | 512 GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe QLC |
液晶(14型) | 14インチ FHD液晶 (1920 x 1080) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 300 nit, 60Hz |
液晶(15.6型) | 15.6インチ FHD液晶 (1920 x 1080) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 300 nit, 60Hz |
重量 | 約 1.37kg(14型)、1.62kg(15.6型) |
サイズ | 約 324.3×213.8×17.9mm(14型)、約 359.3×235.0x17.9mm(15.6型) |
バッテリー | 47Wh 最大14時間(15.6型) |
カメラ | 1080p FHDカメラ (プライバシーシャッター付)、マイク |
認証 | 指紋認証 |
価格 | 6万円台~ |
レノボIdeaPad Slim 3 Gen8 AMDの特徴とおすすめポイント
価格が安く性能と質感も確保
レノボIdeaPad Slimシリーズは家庭用向けコスパ重視の機種です。
1,3,5シリーズが存在し、3シリーズは中間グレードの機種となります。
2024年になりすべてが値上がりをする中で、レノボIdeaPad Slim 3 Gen8 AMDは、抑えるところをうまく抑えつつ、性能と価格の安さを両立しています。
Ryzen 5 + メモリ16GBでも、6万円台で購入でき、これは他機種と比較しても、とても安いです。
価格の割に質感もまずまず良い
レノボIdeaPad Slim 3 Gen8は、低価格帯の割に、ボディやキーボードタッチの質感もまずまずで、この価格帯からすると納得のできる質感です。
安いなり、ということはなく、それなりの質感は確保しているため、パソコンに拘りのある人でなければ不満なく使うことができるでしょう。
14インチと15.6インチの両方が存在
今回レビューした機種は15.6インチでしたが、14インチの機種も存在します。
据え置きで画面が大きい方がよければ15.6インチ、たまに持ち運ぶこともあるのなら14インチがよいでしょう。
また15.6型にはキーボードにテンキーがつきます。
レノボIdeaPad Slim 5i Gen9との比較
レノボIdeaPad Slim 5i Gen9(15.3型)
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ 5 プロセッサー 120U |
メモリ | 8~16 GB LPDDR5X-5200MHz (オンボード) |
ストレージ | 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe Gen 4 TLC |
液晶 | 15.3″ WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 300 nit, 60Hz |
重量 | 約 1.793kg |
サイズ | 約 343.5×238.21×17.4mm(最薄部) |
バッテリー | 57Wh 動画再生時 約 9.8 時間・アイドル時 約 17.2 時間 |
価格 | 7万円台~ |
レノボIdeaPad Slimシリーズには、1ランク上のグレードである5i Gen9という機種が存在します。
3シリーズと比較しての最大の違いは以下です。
- ボディがアルミボディで質感が高い
- ディスプレイの性能が良い
ディスプレイが100%sRGBと、色域の広い品質の良いディスプレイを搭載しているのが、おすすめポイントです。
IdeaPad Slim 3 Gen8は、ディスプレイの品質はそこそこで事務作業用、というスペックであったので、ディスプレイに拘るなら5i Gen9も良いでしょう。
レノボIdeaPad Slim 3 Gen8 AMDのスペックと価格
スペック
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen™ 5 7530U, Ryzen™ 7 7730U |
メモリ | 8~16 GB DDR4-3200MHz (オンボード) |
ストレージ | 512 GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe QLC |
液晶(14型) | 14インチ FHD液晶 (1920 x 1080) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 300 nit, 60Hz |
液晶(15.6型) | 15.6インチ FHD液晶 (1920 x 1080) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 300 nit, 60Hz |
重量 | 約 1.37kg(14型)、1.62kg(15.6型) |
サイズ | 約 324.3×213.8×17.9mm(14型)、約 359.3×235.0x17.9mm(15.6型) |
バッテリー | 47Wh 最大14時間(15.6型) |
カメラ | 1080p FHDカメラ (プライバシーシャッター付)、マイク |
認証 | 指紋認証 |
価格 | 6万円台~ |
価格とおすすめ構成
15.6型
14型
15.6インチと14インチの両方があり、価格は2024年7月現在、ほぼ同じです。
Ryzen 5 7530U + メモリ16GBで、6.98万円と、値上がり傾向の2024年としては非常に安い価格です。
レノボIdeaPad Slim 3 Gen8 15.6型の外観と機能
外観・デザイン・質感
価格の割に外観の質感は頑張っていると感じます。
アルミボディではないので質感が高いとは言わないですが、見た目や触った感じの安っぽさは特に感じませんでした。
重さ
メーカー公称の重量は1.62kgです。実測値は1619gとほぼ同じでした。
15.6インチなので持ち運びを考えるような機種ではないですが、このサイズとしては比較的軽いです。
アダプターはUSB TYpe-Cのもので出力65Wで約320gとなります。軽くはないです。
本体実測値 | 1619g |
---|---|
アダプター | 318g |
持ち運びも考慮するなら、電源アダプターはUSB Type-C対応の軽量でコンパクトなものを買ってしまったほうがよいと思います。私も購入しています。
軽量な充電器とケーブルを買えば、重量を合計100~110g程度に抑えることができます。
ディスプレイ
ディスプレイ | 15.6インチ FHD液晶 (1920 x 1080) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 300 nit, 60Hz |
レノボIdeaPad Slim 3 Gen8は、解像度フルHD(1920 x 1080) のIPSディスプレイです。
輝度は300it、45%NTSC(sRGB63%)と、価格なりで、色域があまり広くなく事務作業用途向きのディスプレイです。
IPS液晶なので視野角は広いです。輝度はそこそこで室内使用向き、色域はそこまで広くはないです。
レノボ Yoga 770(解像度2.8有機EL)
レノボIdeaPad Slim 3 Gen8
Yoga770(左)とIdeaPad Slim 3 Gen8(右)の比較
有機ELのレノボYoga 770と比較すると、Yogaのほうが色が鮮やかであることがわかります。
IdeaPad Slim 3 Gen8のディスプレイは、及第点ですが、綺麗なディスプレイで動画鑑賞を楽しみたいという方には向かないでしょう。
キーボード
15.6インチなのでテンキーあり、ENTERキーのあたりがくっついている、IdeaPadやYoga共通で使われているキー配置です。
見た目は綺麗ではないですが、普通に打つことのできるキーボードです。
キーストロークも十分に深く、キーピッチも確保されており、打鍵感は意外と良いです。
キーボードで点数をつけるなら75~80点くらいで普通に打てるキーボードです。
タッチパッドの操作感も普通です。
キーボードバックライトも搭載しており、暗い場所での作業も苦になりません。
指紋認証も搭載しています。
インターフェイス
左側面のインターフェイスは、奥から順番に
- 電源コネクタ
- USB 3.2 Gen1 Type-A
- HDMI
- USB 3.2 Gen1 Type-C(Full Function)
- マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
となります。
右側面のインターフェイスが、奥から順番に
- USB 3.2 Gen1 Type-A
- 4-in-1メディアカードリーダー
となります。
必要なものはほぼ揃っている、という印象で、不足を感じることはないでしょう。
USB-Type-C、USB Type-C対応のDELLモニターに接続して検証したところ、問題なく4K出力、充電が可能でした。
コスパ重視の機種だと、このUSB-Type-Cが、充電に対応していないことがありますが、当機種は問題なく充電も可能でした。
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリーは47Whrと、少なめのバッテリー容量となります。
以下の条件にてバッテリー駆動時間のチェックを行いました。
- 輝度MAX
- youtube動画流しっぱなし
メーカー公称時間 | 最大14時間 |
---|---|
残量0%まで | 5時間53分 |
少な目のバッテリー容量としてはまずまずの時間となりました。
そこまでバッテリーで長時間使うような機種でもないと思うので、十分でしょう。
WEBカメラ
1080p FHDカメラが付いています。プライバシーシャッター付きです。
ノートパソコンのカメラで写真を撮りました。映りはきれいで、Web会議も問題なくこなせます。
スピーカー
キーボードの上にスピーカーがついています。音質は、並みです。
旧型Yoga 770は相当にレベルが高く、Yogaを10点とすると大体7~8点くらいの音質でした。
無線速度のテスト
Wi-Fi 6対応 の無線LANを搭載しています。
自宅のWiFiは、11ac(Wi-Fi5)で5.0GHzを使用していますが、同じ部屋だと580Mbps速度が出ており、とても高速です。
1FにWiFiルーターがある状態で2Fで計測してみたところ、こちらも十分な速度が出ていました。
機種 | 無線速度 |
ThinkBook 13x Gen2 | 400Mbps |
Yoga 6 Gen8 | 510Mbps |
DELL XPS 13 Plus | 510Mbps |
IdeaPad Slim 5i Gen8 | 550Mbps |
ThinkPad X1 Carbon | 540Mbps |
HP Envy x360 13-ay | 570Mbps |
HP Envy x360 14-fc | 550Mbps |
Yoga 7i 2-in-1 Gen9 | 530Mbps |
HP Pavilion Aero 13-be | 580Mbps |
IdeaPad Slim 3 Gen8 | 580Mbps |
Legion Pro 5i Gen8 | 610Mbps |
レノボideaPad Slim 3 Gen8 AMDの内部性能・処理速度
CPUは、2023年主流だった中級クラス性能の、AMD Ryzen 5 7530Uです。
パソコン処理性能を計測する上でメジャーな、以下のベンチマークソフトを使って計測した結果を紹介していきます。
- PassMark
- CineBench R23
- PCMARK10
- Crystal DiskMark(ディスク速度)
また、ゲーミング性能についても、これもメジャーな以下のベンチマークソフトを使って計測します。
- DQ10(軽量級3D)
- FF14(中~重量級3D)
- FF15(重量級3D)
- 3DMark
画像編集性能については、画像編集ソフトRawTherapeeでRAW現像10枚の書き出し時間を計測しました。
- RawTherapeeでのRAW現像時間
動画編集性能については、動画編集ソフトDavinci ResolveでフルHDのyoutube動画書き出し時間を計測しました。
- Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し
計測結果については、電源に接続して、エクストリームパフォーマンスで計測しています。
PassMarkは、電源に接続しないバッテリー駆動での計測も行っています。
CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Core i7-13700HX | 34286 |
Ryzen 7 7745HX | 32732 |
Core i7-13700H | 30030 |
Ryzen 7 8845HS ※最新世代 | 29904 |
Ryzen 7 8840HS ※最新世代 | 25299 |
Core Ultra 7 155H ※最新世代 | 24910 |
Ryzen 7 8840U ※最新世代 | 23880 |
Core Ultra 5 125H ※最新世代 | 21300 |
Ryzen 5 8540U ※最新世代 | 19316 |
Core Ultra 7 155U ※最新世代 | 16577 |
Core Ultra 5 125U ※最新世代 | 17750 |
Ryzen 7 7735U | 21082 |
Core i5-1340P | 20106 |
Core i7-1360P | 19600 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Core i7-1260P | 17257 |
Core i5-1240P | 17345 |
Core 5-120U ※最新世代 | 17292 |
Ryzen 5 7535U | 17123 |
Core i5-1335U | 16814 |
Ryzen 5 7530U | 16509 |
Core i5-1235U | 13865 |
Core i3-1315U | 13755 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 5 7520U | 9489 |
Intel N100 | 5657 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、Core i5-1135G7のスコア10000以上あると、重作業でも十分快適に使えます。
当機種に搭載されているAMD Ryzen 5 7530Uは、2023年主流のCPUですがまずまずの性能があり、普段使いはとても快適に使うことができます。
PassMark
電源接続時(エクストリームパフォーマンス)
電源接続時(バランス)
バッテリー駆動時
PassMarkスコアについて、エクストリームパフォーマンスの場合16775とまずまず高いスコアとなりました。
バランスだと13117とやや落ちたので、電源に接続できる環境で高負荷作業をする場合、エクストリームパフォーマンスにするとよいでしょう。
マルチ/シングル | パフォーマンス | バランス |
マルチスレッド | 16775 | 13117 |
シングルスレッド | 3269 | 2960 |
バッテリー駆動時だとマルチスレッドはバランスと大差ないですがシングルスレッドのスコアが落ちました。
基本は電源接続で使うのがよいでしょう。
マルチ/シングル | 電源接続 | バッテリー駆動 |
マルチスレッド | 16775 | 12148 |
シングルスレッド | 3269 | 2148 |
他の主流CPUの実測値と比較しました。
CPU | マルチ | シングル |
Core i-13700HX | 36225 | 3955 |
Ryzen 7 8840HS | 27215 | 3796 |
Ryzen 7 6800H | 25955 | 3458 |
Core Ultra 7 125H | 24100 | 3845 |
Core Ultra 5 125H | 24554 | 3636 |
Core i5-13500H | 24533 | 3830 |
Core i5-1340P | 21578 | 3742 |
Core Ultra 7 155U | 19232 | 3678 |
Core Ultra 5 125U | 19263 | 3499 |
Core i7-1260P | 21696 | 3540 |
Ryzen 7 6800U | 21461 | 3459 |
Ryzen 7 7735U | 21278 | 3419 |
Ryzen 7 7730U | 21446 | 3258 |
Ryzen 7 5800U | 18644 | 3108 |
Core i5-1335U | 17694 | 3684 |
Ryzen 5 7530U | 16775 | 3269 |
Core i5-1235U | 16601 | 3465 |
Ryzen 5 5625U | 16933 | 3138 |
Core i7-1250U | 13518 | 3557 |
Core i7-1165G7 | 11005 | 3142 |
2024年の高性能CPUからするとやや物足りなさはありますが、普段使いには十分な性能です。
CineBench R23
マルチコアスコア:8227
シングルコアスコア:1468
マルチコアスコア・シングルコアスコアともに、PassMarkと同じ傾向でまずまずのスコアです。
ほかの主要CPUと比較します。
CPU | マルチコア | シングルコア |
Core i7-13700HX | 19558 | 1656 |
Ryzen 7 8840HS | 13246 | 1690 |
Ryzen 7 6800H | 13505 | 1481 |
Core i5-13500H | 11027 | 1779 |
Core Ultra 5 125H | 10967 | 1653 |
Core Ultra 7 155H | 9702 | 1788 |
Ryzen 7 6800U | 11620 | 1481 |
Core i5-1340P | 9301 | 1714 |
Core Ultra 5 125U | 9201 | 1550 |
Core Ultra 7 155U | 7824 | 1674 |
Ryzen 7 7735U | 9250 | 1515 |
Ryzen 7 7730U | 9411 | 1423 |
Core i7-1260P | 9158 | 1481 |
Ryzen 5 7530U | 8277 | 1468 |
Ryzen 5 5625U | 8064 | 1390 |
Core i5-1235U | 6961 | 1461 |
Core i7-1165G7 | 4122 | 1383 |
PCMARK10
PCMARK10は、実際のアプリケーションを使用したベンチマークソフトで、実際にパソコンを使った時の作業快適性を計測するのに適しているといわれているベンチマークです。
測定結果は以下の通りです。
トータルスコア:6050
Essentials:10209(快適めやす4100)
Essentialsはパソコン基本性能の測定結果です。
快適めやすは4100なので、高い数値です。実際に使ってみてもレスポンスは快適です。
Productivity:9890(快適めやす4500)
ProductivityはOfficeなどビジネス系アプリの速度で、これも十分なスコアです。
Digital Contents Creation:5954
Digital Contents Creationは画像編集や動画編集などの性能を表すスコアです。
まずまず高いスコアです。
2024年最新CPUのIntel Core Ultra 5 125Uを搭載したレノボYoga 7iと比較してみました。
レノボ IdeaPad Slim 3 Gen8(AMD Ryzen 5 7530U)
レノボ ThinkPad X1 Carbon Gen12(Intel Core Ultra 5 125U)
計測内容 | IdeaPad 3 | X1 Carbon |
トータル | 6050 | 5293 |
App Start-up Score(アプリ起動) | 13725 | 11102 |
Video Conferencing Score(Web会議) | 8511 | 8040 |
Web Browsing Score(Web閲覧) | 9111 | 9294 |
Spreadsheets Score(表計算) | 12671 | 9617 |
Writing Score(文書作成) | 7720 | 4919 |
Photo Editing Score(画像編集) | 8897 | 8818 |
Rendering and Visualization Score(レンダリング) | 5611 | 4481 |
Video Editing Score(動画編集) | 4229 | 6121 |
PCMark10のスコアは、Intel Core Ultra 5 125Uと比較しても遜色のない結果となりました。
普段使いでは十分な性能があります。
App Start-up Score(アプリ起動)
App Start-up Score(アプリ起動) | スコア |
Intel Core Ultra 7 155H | 16262 |
AMD Ryzen 7 8840HS | 15970 |
AMD Ryzen 5 7530U | 13725 |
Intel Core i5-1340P | 12449 |
Intel Core i5-1335U | 11687 |
Intel Core Ultra 5 125H | 11707 |
AMD Ryzen 7 7735U | 11574 |
Intel Core Ultra 5 125U | 11102 |
Intel Core Ultra 7 155U | 10526 |
Intel Core i7-13700HX | 10300 |
Intel Core i7-1260P | 8629 |
AMD Ryzen 5 5625U | 8457 |
Web Browsing Score(Web閲覧)
Web Browsing Score(Web閲覧) | スコア |
Intel Core i7-13700HX | 10187 |
Intel Core i5-1340P | 9788 |
Intel Core Ultra 7 155H | 9706 |
AMD Ryzen 7 8840HS | 9600 |
Intel Core i5-1335U | 9582 |
Intel Core Ultra 5 125U | 9294 |
Intel Core i7-1260P | 9128 |
AMD Ryzen 5 7530U | 9111 |
Intel Core Ultra 5 125H | 9046 |
Intel Core Ultra 7 155U | 8944 |
AMD Ryzen 5 5625U | 8862 |
AMD Ryzen 7 7735U | 8761 |
Video Editing Score(動画編集)
Video Editing Score(動画編集) | スコア |
Intel Core i7-13700HX | 7446 |
Intel Core Ultra 7 155H | 6949 |
Intel Core Ultra 5 125H | 6467 |
Intel Core i5-1340P | 6320 |
AMD Ryzen 7 8840HS | 6215 |
Intel Core Ultra 5 125U | 6121 |
Intel Core i5-1335U | 5961 |
Intel Core Ultra 7 155U | 5679 |
Intel Core i7-1260P | 5544 |
AMD Ryzen 7 7735U | 4345 |
AMD Ryzen 5 7530U | 4229 |
AMD Ryzen 5 5625U | 3931 |
性能はそれなりに高く、一般用途には十分な性能です。
実際に使っていても、普段使いでのレスポンスは快適です。
Crystal DiskMark
シーケンシャルリードはまずまずの速度です。
2021年式のHP Envyが3500だったので、同程度の値です。
機種 | シーケンシャルリード |
HP Envy 14-fc(2024年式) | 7142 |
DELL XPS 13 Plus | 6589 |
レノボLegion Pro 5i Gen8 | 6569 |
HP Envy 13-bf(2022年式) | 5332 |
レノボYoga 7i Gen8 | 5091 |
レノボIdeaPad Slim 5i Gen8 | 5086 |
HP Pavilion Aero 13-be(2023年式) | 5045 |
レノボYoga 7i Gen9 | 5054 |
レノボYoga 7 Gen9 | 5022 |
レノボThinkPad X1 Gen12 | 4773 |
レノボThinkPad X1 Gen11 | 3888 |
レノボThinkBook 13x Gen2 | 3603 |
HP Envy 13-ay(2021年式) | 3500 |
レノボIdeaPad Slim 3 Gen8 | 3422 |
DQ10 ベンチマーク(軽量級3D)
標準品質でとても快適の結果となりました。
FF14 黄金のレガシー ベンチマーク(中~重量級3D)
FF14のベンチマークは、4月にリリースされた新作「黄金のレガシー」でベンチマークを取りました。
標準品質(ノートPC)で、設定変更を推奨の結果となりました。
重い3Dゲームは厳しいようです。
CPU | スコア |
Intel Core Ultra 7 155H | 5794 |
AMD Ryzen 7 8840HS | 5584 |
Intel Core Ultra 5 125U | 3732 |
Intel Core Ultra 7 155U | 3704 |
AMD Ryzen 5 7530U | 3681 |
3DMark ベンチマーク
Fire Strikeのスコアは3519でした。
Fire Strikeのスコア目安は以下の通りです。
グラフィックボード | 3DMark Fire Strike |
GeForce RTX 3080 Ti | 38323 |
GeForce RTX 3080 | 36176 |
GeForce RTX 4070(Laptop) | 27898 |
GeForce RTX 4060 | 27500 |
GeForce RTX 3060 | 20764 |
GeForce RTX 4050 Laptop | 18579 |
GeForce RTX 3050 Ti | 14911 |
GeForce GTX 1060 | 11000 |
Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ32GB | 9181 |
AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) | 8503 |
Intel Core Ultra 5 125H(CPU内蔵) | 8488 |
Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ16GB | 7900 |
AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) | 6666 |
Intel Core Ultra 7 155U(CPU内蔵) | 5399 |
Intel Core i5-13500H(CPU内蔵) | 5237 |
AMD Ryzen 5 7535U(CPU内蔵) | 5103 |
Intel Core i5-1340P(CPU内蔵) | 5000 |
Intel Core Ultra 5 125U(CPU内蔵) | 4955 |
Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) | 4462 |
AMD Ryzen 7 7730U(CPU内蔵) | 4000 |
AMD Ryzen 5 7530(CPU内蔵) | 3519 |
AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) | 3288 |
めやすとしてはGeForce GTX 1060がエントリー向けグラフィックボードとなります。
エントリー向けグラフィックボードの半分に満たないのスコアのため、重い3Dゲームは難しいです。
RawTherapeeでのRAW現像時間
フリーの画像編集ソフトRawTherapeeを使って、スマホで撮影したRAW画像10枚のRAW現像にかかる時間を測定しました。
CPU | 時間 |
AMD Ryzen 7 8840HS | 11秒 |
Intel Core i7-13700HX | 11秒 |
Intel Core Ultra 7 155H | 13秒 |
Intel Core i5-13500H | 13秒 |
Intel Core i5-1340P | 13秒 |
Intel Core Ultra 5 125H | 14秒 |
Intel Core i7-1260P | 15秒 |
Intel Core i5-1335U | 17秒 |
Intel Core Ultra 5 125U | 18秒 |
Intel Core i5-1235U | 18秒 |
AMD Ryzen 7 7730U | 17秒 |
Intel Core Ultra 7 155U | 21秒 |
AMD Ryzen 5 7530U | 21秒 |
Intel Core i7-1250U | 21秒 |
1世代前のCPUということもあり、書き出し速度はそこまで早くはありませんでした。
Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し時間
動画編集ソフトDavinci Resolveで、4分のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を計測しました。
CPU | 時間 |
Intel Core i7-13700HX+GeForce RTX 4060 | 42秒 |
AMD Ryzen 7 6800H+GeForce RTX 3050 Ti | 48秒 |
Intel Core i7-13700H+GeForce RTX 4050 | 56秒 |
Intel Core Ultra 5 125H | 1分02秒 |
Intel Core Ultra 7 155H(メモリ32GB) | 1分06秒 |
Intel Core Ultra 7 155H(メモリ16GB) | 1分11秒 |
Intel Core i5-13500H | 1分10秒 |
AMD Ryzen 7 8840HS | 1分13秒 |
Intel Core i5-1340P | 1分17秒 |
AMD Ryzen 7 7735U | 1分18秒 |
AMD Ryzen 7 6800U | 1分18秒 |
AMD Ryzen 5 7535U | 1分22秒 |
Intel Core Ultra 5 125U | 1分26秒 |
Intel Core i7-1260P | 1分28秒 |
AMD Ryzen 7 7730U | 1分29秒 |
Intel Core Ultra 7 155U | 1分36秒 |
Intel Core i5-1235U | 1分40秒 |
AMD Ryzen 5 7530U | 1分43秒 |
Intel Core i5-1335U | 1分48秒 |
AMD Ryzen 7 5800U | 1分56秒 |
Intel Core i7-1250U | 2分22秒 |
そこまで早いとは言えませんが、メモリ16GBにすれば、フルHD程度の動画編集ならこなせるでしょう。
排熱性能と静粛性について
CPU負荷をツールでかけてみて、CPU温度と本体の温度、静粛性をチェックしてみました。
パフォーマンスモードで計測しています。
負荷をかける前の状態です。
負荷をかけ続けた時の状態です。
上記が測定結果ですが、負荷をかけてもCPU温度は80℃弱くらいまでしか上がりません
CPU電力は、負荷をかけると一瞬20W~25W程度で推移します。
この間、キーボードも全く、熱くはなりませんでした。
負荷をかけた時の音についてはそれなりに聞こえて、騒音計で測定すると大体35~38db前後の数値になっていました。
騒音目安については以下の通りです。
騒音値(db) | めやす |
50db | 大きく聞こえる。静かな事務所 |
40db | 聞こえるが会話に支障なし。図書館、静かな住宅地の昼 |
30db | 小さく聞こえる。郊外の深夜、ささやき声 |
20db | ほとんど聞こえない。ささやき |
凄く静かというわけてはないですがうるさすぎるということもないです。
レノボIdeaPad Slim 3 Gen8 AMDのレビュー評価まとめ
評価まとめ
各作業のレビュー結果は以下の通りです。
Web閲覧 | ◎(快適) |
---|---|
Office系事務作業 | ◎(快適) |
動画鑑賞 | ○(快適だがディスプレイ品質はそれなり) |
Web会議 | ◎(快適) |
SNS・ブログ | ◎(快適) |
プログラミング | ◎(快適) |
画像・写真編集 | △(ディスプレイの色域が狭い) |
動画編集 | △(動画編集するならメモリ16GB推奨) |
ゲーム | ×(重量級のゲームは困難) |
ノートパソコン自体の質感、デザイン、耐久性、キーボード、持ち運びやすさ、コスパなどのレビュー結果は以下の通りです。
質感 | △(まずまず) |
---|---|
ディスプレイ | △(及第点・事務作業用途向き) |
キーボード | ○(普通) |
インターフェイス | ○(Type-Cで充電可能) |
デザイン | △~○(普通) |
耐久性 | △(普通) |
バッテリー | △(良くはない) |
持ち運び | △(持ち運びには向かない) |
コスパ | ☆(性能からすると極めて安い) |
とにかくコスパに振った機種で、性能に対する価格がとても安いです。
レノボIdeaPad Slim 3 Gen8 AMDの良い点
- 価格が安く、快適に使える性能を確保している
- ボディやキーボード打鍵感などの質感も確保している
メモリ16GBで6万円台と凄く安く、かつ快適に使える性能を確保しています。
質感もまずまずです。
レノボIdeaPad Slim 3 Gen8 AMDで気になった点
- ディスプレイの品質は価格なり
ディスプレイの品質は、色域が狭く、価格なりというところでした。
綺麗なディスプレイで動画鑑賞を楽しみたい方には向きません。
このノートパソコンを購入するのに向く方
- 普段使いで快適な性能を確保したノートパソコンをなるべく安く欲しい方
- 動画鑑賞メインではなく事務作業用途メインで使う方
価格が安く、一般用途に使える性能をしっかり確保しているので、事務作業用途に使うパソコンをなるべく安く欲しい方におすすめです。
メモリ16GBならば動画編集もある程度できます。
動画鑑賞ももちろんできますが、ディスプレイの色域が狭いのでより綺麗な画面で見たい方は、上位機種のIdeaPad Slim 5iのほうがよいでしょう。
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