14インチノートパソコンで、個人的にコスパ最強でおすすめと思っているDELLとレノボの2機種
DELL Inspiron 14 AMD
Lenovo IdeaPad Slim 550 14(AMD)
について、性能や価格帯が似ているということもあり、どちらを購入したほうがよいか?
迷う方もいらっしゃると思います。
そのため、この2機種の価格や各評価項目を整理し、どちらがおすすめか、を比較していきます。
DELL Inspironと、Lenovo IdeaPad Slimについてざっくり製品紹介をすると
どちらも一般家庭向けのコスパ最強ノートパソコンです。
DELL Inspiron 14 AMD
Lenovo IdeaPad Slim 550 14(AMD)
どちらも、6万円前後で購入でき、完成度も高いので、おすすめできる機種だと思っています。
DELL Inspiron、Lenovo IdeaPad Slim 550とも、値段は安いのですが、ボディの質感など安っぽさはまったくなく、大体70~75点くらいはつけられる仕上がりと言えます。
私は、妻用のノートパソコンを購入するのに、この2機種で迷い、Lenovo IdeaPad Slimのほうを購入しました。
決め手は値段ですね、私が購入したのは2021年10月ですが、そのときはLenovo IdeaPadが約5.7万、DELL Inspironが6.5万程度と、Lenovoのほうが安かったからです。
私が購入したのはRyzen 3 5300Uの一番安い構成ですが、それでも性能は十分で、妻も快適に使えているようです。
ただ、2022年5月現在、IdeaPadの最も安いRyzen 3 の構成が在庫切れでDELL Inspironとあまり値段が変わらず、性能はDELL Inspironのほうがよいので、今購入するならDELL Inspironかなと思います。
DELL Inspiron 14 AMD
項目 | 新型 |
CPU | AMD Ryzen™ 5 5625U |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD 256GB |
液晶 | 14.0-インチ 16:10 FHD+ (1920 x 1200) 非光沢 非-タッチ 250nits WVA ディスプレイ |
重量 | 約1.54kg |
サイズ | 約 314×227.5×15.7~19.0mm |
バッテリー | 54Wh (最大時間は未公表) |
価格 | 6.5万〜(時期により変動) |
DELLのInspiron 14は、6万円台から購入可能でコストパフォーマンスは良く、最大のメリットは納期が安定しているということです。
2022年5月現在、即納と、半導体不足で納期が安定しない中、抜群の安定感を誇ります。
値段は約7.38万と、年度末セールが過ぎたにも関わらずコスパはとても高いです。
ディスプレイが16:10になっている、CPUがAMDの最新モデルになっているなど性能アップしているので、相当にお買い得です。
このモデルは、ずっと即納で推移し続けており、DELLの納期確保は本当に素晴らしいです。
CPU性能・処理速度
CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Core i7-1280P(最新第12世代) | 約23000 |
Ryzen 7 5800U | 18470 |
Core i7-1260P(最新第12世代) | 約18000 |
Core i7-1240P(最新第12世代) | 約17000 |
Ryzen 5 5600U | 15385 |
Ryzen 5 5625U | 14885 |
Ryzen 5 5500U | 13348 |
Core i7-1195G7 | 11835 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1155G7 | 10448 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10153 |
Ryzen 3 4300U(旧世代) | 8254 |
Core i3-1115G4 | 6610 |
Core i3-1005G1(旧世代) | 5403 |
Intel Celeron N4120 | 2510 |
目安としてはCorei3-1115G4のスコア6610程度あれば、テレワークなど日常用途では十分で快適です。
ブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、Ryzen3 5300Uのスコア10153程度あると、重作業でも十分快適に使えます。
スコアを見てみると分かりますが、少し前まではIntelのCore i3,5,7 が主流でしたが、AMD Ryzenの躍進により、とりあえずIntelを選んでおく、という時代は終わりました。
AMD Ryzenのほうが性能もよく、値段も安い傾向にあるので、一般用途であればAMD Ryzenを選んでおいたほうがよい状況です。
一部、AdobeソフトなどはIntelのほうが相性がよく(シングルスレッドの性能がIntelのほうが高いため)性能が出やすいなどという結果もあります。
が、基本はAMD Ryzenを選んだほうがコスパは良いです。
2022年3月現在、徐々に、Intelの最新第12世代CPUを搭載したモデルが発表され始めています。
PassMarkスコアを見ると、第11世代と比較しても約2倍と、とんでもない伸び幅で、今後に大いに期待できます。
ただ、普通に使う分にはそこまで性能いらない、というのと、やはりコスパではしばらくAMDに敵わないと思うので、コスパ重視であればそこまで気にせずAMDモデルの購入でよいと思います。
一番安いモデルで搭載されるCPUは、Ryzen 5 5625Uです。
スコアは約15000もあり、普段使いでは申し分のない処理速度です。
普通用途であれば、まず不満には感じない処理速度です。
重量
重量は1.54kgと、14インチ型としては一般的な重量です。
毎日持ち運ぶには少し重く、基本は据え置き用途での使い方想定になるでしょう。
ディスプレイ
解像度は一般的なフルHD(1920×1080、16:9)よりも少し縦長の、最近はやりの1920×1200(16:10)を搭載しています。
Office作業やプログラミングなどをしていると、もう少し縦に長いと便利なのに・・・と思うことが多いので、この縦長ディスプレイはありがたいですね。
キーボード
Inspiron14のキー配置は、オーソドックスな配置で打鍵はしやすいと思います。
実際に打鍵をしてみたこともありますが、打鍵感はまあまあ良好で、普通に打ちやすいキーボードです。
特別小さなキーもないです。このキー配置はLenovoのIdeaPad Slim 14よりも優秀だと思います。
ただ右端のEnterキーやShiftキーなど、隣のキーにくっついているものがいくつかあり、見た目はちょっと微妙、ここは質感を気にする人は気にするポイントかもしれません。
インターフェイス
Lenovo IdeaPad Slim 550 14(AMD)
Lenovo IdeaPad Slim 550 14(AMD)
スペック
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen™ 3 5300U (2.60GHz 2MB) |
メモリ | 8GB(デュアルチャネル) |
ストレージ | SSD 256GB |
液晶 | 14インチ FHD(1920 x 1080) IPS 光沢なし LEDバックライト 輝度300nit |
重量 | 約1.4kg |
大きさ | 約 321.6 × 211.6 × 17.9mm |
無線 | Wi-Fi 6対応 |
バッテリー | 最大14時間 |
価格 | 5.5万〜 |
最小構成はRyzen 3 5300Uですが、2022年3月からこの構成が在庫なしになっており、今買えるのはRyzen 5 5500Uで6万円台~となります。
外観・質感
価格の割になかなかの高級感!十分合格点といえる質感であると感じます。
私は5万円台で購入しましたが、5万円台とは思えない質感で驚きました。
ディスプレイ
ディスプレイはフルHD、IPS液晶、非光沢で、ディスプレイ輝度は300nitと、この価格帯だと200nit台の機種が多い中、まあまあのスペックとなります。
sRGBカバー率は約65%で一般的なスペックです。画像作成・編集などクリエイティブ作業は物足りないかもしれませんが一般用途であれば全く問題ありません。
上記は、輝度400nit・sRGBカバー率ほぼ100%のIdeaPad Duet Chromebookのディスプレイと比較してみました。
明るさ、発色ともに、IdeaPad Duet Chromebookのほうが良いのは確かですが、普通に使う分にはIdeaPad Slim 550のほうも特に気にならないレベルかなと感じます。
実際にWeb閲覧や動画参照をしてみても十分に見やすく、合格点といえます。
重量
重量は約1.4㎏と、14インチノートパソコンとしてはまずまずで平均的な重量です。
私が購入したのは最小構成ですが、実測値で1.4kgを下回っており、1390gでした。
電源アダプター重量は、約200gです。標準のアダプターとしては比較的軽い方ですが、やや大きいので、持ち運ぶならUSB PD用の電源を用意したほうがよいでしょう。
大きさは、約 321.6 × 211.6 × 17.9mmです。
会社より支給されている13.3インチの、DELL Latitude 5300と大きさを比較してみましたが、ほぼ変わらず!薄さは、14インチのLenovo IdeaPad Slim 550のほうが薄かったです。
重さも体感ではあまり変わらず、これなら持ち運びもまあできる、という重さです。
キーボードの質感・打ちやすさ
キーピッチは横19㎜、縦18.5㎜、キーストロークは1.5㎜となっています。
打ちやすさはまあまあで、特筆すべき点はないですが、普通に打てるキーボードだと思います。
キーボード右端が詰まっていて、Enterキーやシフトキーが少し小さくなっている配置ですが、実用上はさほど気になりません。
キーボードバックライトも搭載されています。
インターフェイス類
USB×2、USB3.0 Type-C(Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き)、HDMIと、欲しいものは一通り揃っているという感じです。
14インチノートパソコンとしては一般的な装備で、不足は感じません。
DELL InspironとLenovo IdeaPad Slim 550の比較
どちらの機種もコスパ抜群で、質感や性能もなかなかですが、比較をしてみます。
比較項目 | DELL Inspiron | IdeaPad Slim 550 |
CPU | Ryzen 5 5625U | Ryzen 5 5500U |
メモリ | 8GB~(シングル) | 8GB~(デュアル) |
メモリ増設 | メモリ増設可能 | メモリ増設不可 |
ディスプレイ | 16:10 250nit | 16:9 300nit |
キーボード | 75点くらい | 70点くらい |
重量 | 1.54kg | 1.4kg |
インターフェイス | ○ | 〇 |
バッテリー | 54Wh | 44.5Wh |
価格 | 7.38万~ | 6.5万~ |
デザイン | 普通 | 普通 |
質感 | 75点くらい | 70点くらい |
耐久性 | △ | △ |
納期 | 安定 | 不安定 |
DELL Inspironのほうが、2022年2月に新型が発売されたため、全体的な点数は若干高めですが、その分値段もやや高いです。
DELL Inspiron 14 AMD
2022年2月に新型が発売され、CPUも最新のAMD Ryzenが搭載されました。
またディスプレイも16:10の画面比率を採用し、魅力が増しています。
全体的な質感は、わずかですがLenovo IdeaPad Slim 550よりもDELL Inspiron 14 AMDのほうが上と感じます。
ただ、メモリ8GB構成だとシングルチャネルとなってしまい、グラフィック性能が十分に発揮できず、動画編集やゲームなどが辛くなります。
メモリ増設は可能なので、8GBメモリ構成の場合、自分で増設することをお勧めします。
また、DELL Inspironの最大の魅力は納期安定していることです。
即納モデルが常に存在し、翌日発送も可能です。
急ぎでパソコンが欲しい方は、真っ先に検討するべき機種でしょう。
Lenovo IdeaPad Slim 550 14(AMD)
及第点の性能と質感を持ちつつも、値段がとことん安いのが最大の特徴です。
特にセール期間中だと、5万円台~と最強のコスパを誇ります。
我が家でも妻用として使っていますが、性能・質感ともに一定ラインはクリアしており、不満は特にありません。
少し残念なのは、在庫が安定しない時期があること・・でしょうか。
そのため在庫がない場合、DELL Inspironのほうを検討してみるとよいでしょう。
DELL InspironとLenovo IdeaPad Slim 550の比較まとめ
・少し高くてもよいならDELL Inspironがおすすめ
・コスパ重視かつ在庫があればLenovo IdeaPad Slim 550
・納期重視ならDELL Inspiron
というところでしょうか。
どちらもコスパ最強機種なので、購入して後悔することはない機種と思います。
Lenovo IdeaPad Slim 550 14(AMD)
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