家庭用で使うノートパソコン購入を検討されている方向けに、「この機種を買っておけば間違いない!」という機種を当記事で紹介します。
また、用途に応じてどのような機種がおすすめか、相場(予算)はどれくらいかについて、解説します。
家庭用の用途に応じた価格相場について

ノートパソコンを家庭用として使う場合の用途に応じて、どの程度の性能と予算が必要かを解説します。
家庭用として使う用途としては以下があげられます。
- 軽作業:Web閲覧・動画鑑賞・SNS・ブログ・文書作成
- 中作業:テレワーク・Web会議・Office系事務作業
- 重作業:動画編集・ゲーム
- モバイル:毎日持ち運んで使う
用途に応じた価格相場
- 軽作業:5~6万円
- 中作業:7~8万円
- 重作業:15万円~
- モバイル:10万円前後
以下、必要な性能と価格相場について詳しく解説していきます。
Web閲覧・動画鑑賞・SNSやブログなど軽作業の場合
- Web閲覧
- 動画鑑賞
- SNS・ブログなどの執筆
- 文書作成
上記用途は軽作業にあたり、ノートパソコンのスペックもそこまで高いものは必要なく、以下のスペックと予算があればOKです。
欲しい性能
- CPU:Intel Core i3かAMD Ryzen 3 以上、最新もしくは1世代前
- メモリ:8GB以上
- ストレージ:SSD 256GB以上
- ディスプレイ:IPS液晶で解像度フルHD以上
価格相場めやす
- 価格は5~6万円
- OSはWindowsかクロームブック
- レノボ・DELL・HPの直販サイトで購入
ノートパソコンはレノボ・DELL・HPの直販サイトで購入するのが安く、5~6万円で購入できます。
おすすめ機種
価格5~6万円で購入でき、軽作業を快適にこなせる機種を紹介します。
レノボIdeaPad Slim 170 14型(AMD)
CPU | AMD Ryzen™ 5 7520U |
メモリ | 8 GB LPDDR5-5500MHz (オンボード) |
ストレージ | 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe Gen4 QLC |
液晶 | 14″ FHD液晶 (1920 x 1080) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 250 nit, LEDバックライト |
重量 | 約1.4kg |
サイズ | 約 325.3×216.5×17.9mm |
バッテリー | 42Wh (最大時間は未公表) |
価格 | 5万円台前後(時期により変動) |
レノボIdeaPad Slim 170は、以前は液晶がTN液晶という見づらいもので、おすすめしづらい機種でしたが、最新はIPS液晶となり、最大の弱点がなくなりました。
価格は以下の通りです。
レノボIdeaPad Slim には
- 14インチAMD
- 15.6インチIntel
- 15.6インチAMD
の3種類ラインナップされています。
5万円台で購入できます。
HP 14-em(HPのエントリーシリーズ)
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen™ 3 7320U |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD 256GB |
液晶 | 14インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (1920×1080) 輝度250nit、色域65% sRGB |
重量 | 1.39kg |
サイズ | 323×215×17.9mm |
バッテリー | 最大11時間(41Whr) |
価格 | 6万円台~(セール時5万円台~) |
レノボIdeaPad Slim 170とスペックが似ています。

上記の写真は英語キーボードなので少し分かりづらいですが、右端に1列キーが並んでおり、ENTERキーが右端にないのは、好みが分かれるポイントだと思います。
価格は以下の通りです。
HPは、セールを頻繁に行っており、上記は金~月に実施している週末セール価格です。
セールだと5万円台で購入できます。
HPシリーズは15インチモデルですがレビュー記事を書いているので参考にしてみてください。

また文書作成もほとんどやらないということであれば、クロームブックを選択すれば、さらに予算を1~2万円抑えることができます。
レノボIdeaPad Flex 3i Chromebook
OS | ChromeOS |
CPU | インテル® プロセッサー N100 |
メモリ | 4 GB LPDDR5-4800MHz (オンボード) |
ストレージ | 64 GB eMMC 5.1 TLC |
液晶 | 12.2″ WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢あり, マルチタッチパネル, 50%NTSC, 300 nit, 60Hz |
重量 | 約 1.25kg |
サイズ | 約 284x210x18.4mm |
バッテリー | 最大12時間 47Whr |
価格 | 4万円台 |
12.2インチのクロームブックです。
CPUが、最新のIntelエントリーCPUのN100を搭載しており、クロームブックを動かす場合はこれでも性能は十分です。
価格はAmazonで4.33万円と、クロームブックの場合さらに価格を抑えることができます。
テレワーク・Office系事務作業など大半の一般用途の場合
- テレワーク
- Office系事務作業
- 文書作成
- Web会議
- プログラミング
- 軽めの画像編集・動画編集などクリエイティブワーク
テレワークやOffice系事務作業など、仕事でも使うことを想定したときに欲しい性能と価格相場について解説します。
欲しい性能
上記用途の場合、欲しい性能は以下となります。
- CPU:Intel Core i5かAMD Ryzen 5 以上、最新もしくは1世代前
- メモリ:16GB
- ストレージ:SSD 512GB以上
- ディスプレイ:IPS液晶で解像度フルHD以上
CPU性能について
パソコンの処理速度を決定する、最重要なパーツです。
ノートパソコンに搭載されている主要CPUのベンチマークとなる、PassMarkというスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Core i7-13700H | 30030 |
Core i5-13500H | 23554 |
Ryzen 7 6800H | 23797 |
Ryzen 7 7735U | 21082 |
Core i5-1340P※おすすめ | 20595 |
Core i7-1360P | 19600 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Core i5-1335U※おすすめ | 17352 |
Core i7-1260P | 17257 |
Core i5-1240P※おすすめ | 17345 |
Ryzen 5 7535U※おすすめ | 17123 |
Ryzen 5 7530U※おすすめ | 16509 |
Ryzen 5 5625U※おすすめ | 15000 |
Core i5-1235U※おすすめ | 13865 |
Core i3-1315U | 13755 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Ryzen 3 5430U | 11523 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Ryzen 5 7520U | 9789 |
Intel N100 | 5657 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、スコア10000以上あると、十分快適に使えます。
めやすとしてはCore i5-1135G7程度以上のスコアです。
2023年はIntel13世代が登場し、性能は若干、Intelが優勢ですが大差はなく、コスパならAMDのほうが良いので、Intel・AMD好みで選べばよい状況です。
CPUは、最新世代であれば、Intel Core i3もしくは、AMD Ryzen 3でも十分な性能があり、文書作成やOffice系事務作業までなら十分です。
ただ、プログラミング・動画編集など多少のクリエイティブワークを見据えるなら、Core i5、もしくはRyzen 5以上を選ぶのがよいと思います。
価格相場めやす
- 価格は7~8万円
- OSはWindows
- レノボ・DELL・HPの直販サイトで購入
こちらもレノボ・DELL・HPの直販サイトで購入すれば、7~8万円で購入できます。
おすすめ機種
テレワーク・Office系事務作業など一般的な中程度の負荷の作業におすすめの2機種を紹介します。
レノボIdeaPad Slim 5シリーズ
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | インテル® Core™ i5-12450H ,インテル® Core™ i5-13500H |
メモリ | 16 GB LPDDR5-5200MHz |
ストレージ | 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe |
液晶 | 14″ WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 300 nit, 60Hz, LEDバックライト |
液晶(有機EL) | 14″ WUXGA OLED(有機ELディスプレイ) (1920 x 1200) 光沢あり, マルチタッチ非対応, HDR500, 100%DCI-P3, 400 nit, 60Hz, ブルーライト軽減パネル |
重量 | 約1.46kg |
サイズ | 約 312.0×221.0x16.9mm(最薄部) |
バッテリー | 3 セル リチウムイオンポリマーバッテリー 56.6Wh |
価格 | 7万円台~(時期によって変動) |
テレワークやOffice作業など一般的な事務作業用途全般で快適に使えるノートパソコンです。
目立った欠点のない万能スペックで、かつ、価格も非常に安いです。
私自身旧型を購入し妻が使っており、また新型の実機レビューをしていますので参考にしてみてください。
OLED

IPS

またOLEDとIPSの比較記事を書いていますので参考にしてみてください。
事務作業用途ならIPS、動画鑑賞や写真を楽しむならOLEDが良いです。

画面サイズは14インチなので大きすぎず小さすぎず万能サイズで、性能も一般用途には十分すぎるくらいで快適に使えます。


質感も価格からすると十分に高く、コスパ最強ノートパソコンとしてもっともお勧めの1台です。
- 有機EL/Intel Core i5/メモリ16GBが9.48万円
- IPS液晶/Intel Core i5/メモリ16GBが7.98万円
と、いずれかを購入しておけばコスパ的にはほぼ正解、という機種です。
AMDモデルとIntelモデルの両方があり、有機ELはIntelモデルのみです。
IPS液晶構成なら、どちらか安いほうを購入すればよいと思います。
有機ELのほうが欲しい場合、
Lenovo IdeaPad Slim 5i Gen8 -OLED-と記載されているほうを購入してください。
DELL Inspiron 14(5430,5435)/16(5630,5635)
DELL Inspiron 14,16

CPU | AMD Ryzen™ 5 7530U |
メモリ | 8GB~16GB |
ストレージ | SSD 256GB~1TB |
液晶 | 14.0-インチ 16:10 FHD+ (1920 x 1200) 非光沢 非-タッチ 250nits WVA ディスプレイ |
重量 | 約1.59kg |
サイズ | 約 314×226.6 x16.49~19.5 mm |
バッテリー | 54Wh (最大時間は未公表) |
価格 | 6万円台〜(時期により変動) |
DELLのInspiron 14(5430,5435)も、7万円台から購入可能でコストパフォーマンス抜群、最大のメリットは納期が安定しているということです。
DELL Inspironは、14インチと16インチがラインナップされています。
おすすめは、上記リンクの5000番台モデルです。
3000番台のモデルもありますがそちらはエントリー機種なので、積極的にはおすすめしません。
2023年10月現在、Intel版のメモリ16GBが6.95万と、安くなっています。


とても性能と質感のバランスが取れた機種で、キーボードの打鍵感もこの価格帯としては良いです。
レビュー記事を書いているので参考にしてみてください。こちらは旧型ですがCPU以外はほぼ同じです。

動画編集・ゲーミングなど重作業の場合
- 長時間の動画編集
- ゲーム
など、重作業で使いたい場合は、外部GPUを搭載した性能の良いノートパソコンを選ぶ必要があります。
欲しい性能
- CPU:PassMarkスコア2万以上のCPU
- メモリ:16GB
- ストレージ:SSD 512GB以上
- 外部GPUを搭載している
動画編集やゲーム用途に使う場合、CPUやメモリ以外に外部GPUも重要になります。
ノートパソコンに搭載されるGPUの性能目安について、グラフィック性能スコアを表す指標として有名なSteamの3DMark Fire Strike のスコアを紹介します。
グラフィックボード | 3DMark Fire Strike |
GeForce RTX 3080 Ti | 38323 |
GeForce RTX 3080 | 36176 |
GeForce RTX 4070(Laptop) | 27898 |
GeForce RTX 4060 | 26000 |
GeForce RTX 3060 | 20764 |
GeForce RTX 3050 Ti | 14911 |
GeForce GTX 1060 | 10000 |
GeForce GTX 1650 | 9000 |
AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) | 6666 |
Intel Core i5-13500H(CPU内蔵) | 5237 |
Intel Core i5-1340P(CPU内蔵) | 5000 |
Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) | 5000 |
Intel Core i5-1235U(CPU内蔵) | 4284 |
AMD Ryzen 7 7730U(CPU内蔵) | 4000 |
AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) | 3288 |
めやすとしてはGeForce GTX 1060がエントリー向けグラフィックボードとなります。
Intel Iris Xe Graphicsは第11~12世代Core i5以上に搭載されているCPU内蔵グラフィックス、Radeon GraphicsはAMD Ryzen に搭載されているCPU内蔵グラフィックスです。
CPUにより若干性能が異なるので参考値として見てください。
本格的にゲームをしたいなら、専用グラフィックボードを搭載したノートパソコンを購入することになります。
- GeForce GTX 1650,1060:エントリー
- GeForce RTX 3060,4060:ミドルレンジ
- GeForce RTX 3080,4080:ハイエンド
ノートパソコングラフィックボードの性能めやすとしては上記の通りです。
性能が高いほど、グラフィックパワーを求められる3Dゲームも幅広くできるようになります。
また外部GPUは、動画編集スピードにも大きな影響を与えるので、動画編集をメインに考えるのであれば、外部GPUのある機種を選びましょう。
価格相場
- 価格は15~25万円
- OSはWindows
- レノボ・DELL・HPの直販サイトで購入
外部GPUを搭載したノートパソコンは安くはなく、15万~程度の価格を見ておく必要があります。
おすすめ機種
レノボ Legion Pro 5i Gen8
初期導入済OS | Windows 11 Home (64bit) |
プロセッサー | インテル® Core™ i7-13700HX, i5-13500HX |
メモリ容量 | 16 GB DDR5-4800MHz (SODIMM) – (2 x 8 GB) |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce® RTX™ 4050,4060,4070 Laptop |
ストレージ | 512GB~1TB |
ディスプレイ | 16″ WQXGA液晶 (2560 x 1600) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, HDR400, 100%sRGB, 500 nit, 240Hz, ブルーライト軽減パネル |
ワイヤレス | Wi-Fi 6対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 & Bluetooth® |
内蔵カメラ | 1080p FHDカメラ |
本体寸法 (幅×奥行き×高さ) | 約 363.4×260.4×22~27mm |
質量 | 約 2.5kg |
バッテリー | 80Whr |
2023年発売のミドル~ハイエンドレノボゲーミングノートパソコンです。
Intel版とAMD版があります。
Intel版:Intel Core i7-13700HX + GeForce RTX 4060で20万円弱
AMD版: AMD Ryzen 7 7745HX + GeForce RTX 4060で20万円弱
で、どちらを選ぶかは好みで決めればよいと思います。
レビュー記事を書いているので参考にしてみてください。

性能はすごく良いですが、重量が2.5kgもあるので持ち運びには向きません。
レノボ Yoga Pro 7i Gen8
Lenovo Yoga Pro 7i Gen8
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i5-13500H, Core™ i7-13700H |
メモリ | 16 GB LPDDR5-5200MHz (オンボード) |
グラフィック | NVIDIA® GeForce RTX™ 3050、4050 |
ディスプレイ(1) | 14.5″ WQXGA液晶 (2560 x 1600) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 350 nit, 90Hz |
ディスプレイ(2) | 14.5″ 3K液晶 (3072 x 1920) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%DCI-P3, 400 nit, 120Hz |
SSD | 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe, 1 TB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 TLC |
光学ドライブ | なし |
無線LAN | Wi-Fi 6E対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 & Bluetooth® |
Webカメラ | IR&1080p FHDカメラ (電子式プライバシーシャッター付)、マイク |
指紋認証 | なし |
外形寸法(mm) | 約 325.5×226.49×15.6mm(最薄部) |
駆動時間 | 73Whr 最大18時間 |
充電時間 | 約2時間 |
重量 | 1.49kg |
価格 | 12万円台~ |
外付けGPUに、GeForce RTX 3050,4050を搭載する構成を選ぶことができ、かつ、14.5インチで1.49kgと、性能の割に軽量です。
外付けGPUなしの構成を選択することもできます。
性能がとても良く、かつ軽いので、外出先でクリエイティブワークを行う方におすすめの機種です。
毎日持ち運ぶモバイル用途の場合
毎日持ち運びをするモバイル用途で使う場合、重量が軽くてサイズがコンパクトな機種を選択したいところです。例えば
- 大学に毎日持ち運ぶ
- 会社に毎日持ち運ぶ
などの用途の場合です。
欲しい性能
- 重量:1.2kg台以下、できれば1kg以下
- サイズ:13~14インチ以下
モバイルノートパソコンだと、サイズは13.3インチ、重量1.2kg台以下が目安となります。
価格相場めやす
- 価格は10万円前後
- OSはWindows
- レノボ・DELL・HPの直販サイトで購入
モバイルノートパソコンの場合、サイズが小さくなり、重量を軽くする必要があるため、価格は高くなります。
おすすめ機種
HP Pavilion Aero 13-be
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen 5 7535U,Ryzen 7 7735U |
メモリ | 8GB~16GB |
ストレージ | SSD 256GB~512GB |
液晶 | 13.3インチワイド・WUXGA非光沢・IPSディスプレイ(1920×1200)輝度400nit、色域100% sRGB |
重量 | 957g |
サイズ | 298×209×16.9mm |
バッテリー | 最大11時間(44Whr) |
価格 | 10万円台~(セール時8万円台~) |
モバイルノートパソコンとしてもっともおすすめの1台です。
957gという重量も素晴らしいですし、性能も良いです。
またディスプレイの性能も良く、明るくて綺麗なディスプレイを採用しています。
価格も10万以下で購入でき、持ち運びするモバイルノートとしては最もおすすめの機種です。

ボディの質感も、この価格帯としても十分な質感で、真っ白なホワイトボディは見た目もきれいです。

HP Pavilion Aero 13-be は、価格が安いだけでなく、ディスプレイやCPU性能も、素晴らしいです。
- CPUは最新のAMD Ryzen 7 7735U,Ryzen 5 7535U
- 画面比率16:10、輝度400nit、sRGB100%のディスプレイ
Ryzen7 と 5 が選べますが、メモリ16GBであればどっちを購入してもよいと思います。
ただし2点、弱点があります。
- キーボード配置が右端にENTERがなくクセがある
- バッテリー容量が44Whrと少し少ない(平均は50Whr程度)

キー配置は上記の通り、ENTERキーの右一列にhomeなどのキーが配置されている特殊なキー配置です。
ただキーボード配置はすぐ慣れるので気にならなくなりますし、バッテリー容量も1日7~8時間電源なしで使うとかでなければ問題になりません。
私がブログで使っているHP ENVY x360 13-ayもこの配置で、最初の1週間は、ENTERを押そうとしてpg dnを押してしまうなどミスタイプすることがありましたが、1週間もすれば慣れました。
また、この配置に慣れたからと言って、本業で使っているオーソドックスな配列に戸惑うかというとそうでもなく、指が覚えているのか普通に使い分けできているので、そこまで気にすることはないと思います。
当機種は、通常10万円台~ですが、セールで8万円台~になっていることが多く、購入するならば週末セール、もしくはタイムセールでの購入をおすすめします。
レビュー記事を書いていますので参考にしてみてください。

レノボ ThinkBook 13x Gen2
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | インテル® Core™ i5-1235U |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe |
液晶 | 13.3″ WQXGA液晶 (2560 x 1600) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 400 nit, LEDバックライト, ブルーライト軽減パネル |
重量 | 1.2kg |
サイズ | 約 296x209x12.9mm |
バッテリー | 56Whr 最大19.2時間 |
価格 | 8万円台~(時期により変動) |
2023年3月に発売された機種です。
Intel Core i5、メモリ16GB、SSD512GBと十分なスペックで、ディスプレも解像度2K、100%sRGB、輝度400nitと素晴らしいスペックです。
重量は1.2kgとなかなか軽量で、価格は8万円台~と、かなりのコスパです。
セール時期にもよりますがHP Pavilion Aeroよりもコスパでは勝ります。
ボディの質感も高く、スリムなのでスタイリッシュです。

個人的には、キーボードの配置が綺麗で打ちやすいのが高評価ポイントでした。

実機レビューを書いているので参考にしてみてください。

家庭用でOffice付きノートパソコンの購入は損
Office付きのノートパソコンを購入する場合、大体2.5万円ほど高くなります。
このOffice付きノートパソコンは、コスパを考えるといまいちで損なので説明します。
Office付きノートパソコンのライセンスは購入したパソコン限定

ノートパソコンでOffice付きというのはどういったライセンスか?
Officeがあらかじめインストールされたものは、OEM版ライセンスと呼ばれるもので、そのパソコンでのみ使用できるライセンスです。
Officeのライセンスに詳しくなかったとき、「パソコンにインストールされていたOfficeのライセンス、買い替えたパソコンに転用して使えるんじゃない?」と少しだけ思ったこともありますが、そんなことはありません。
そのためOfficeがインストールされたノートパソコンを購入すると、毎回Officeの購入が必要になります。
Office永続ライセンスを購入すると2台まで使用可能
Office Home & Businessの永続ライセンス(買い切り版)は、43,980円で購入できます。
上述のOEMライセンスは約2.5万のため、2台のパソコンでOfficeを使うなら、永続ライセンスのほうがお得です。
また、例えば3年でノートパソコンを買い替えて、買い替え前・後両方でOfficeを使うといった場合にも、永続ライセンスのほうがお得になります。
月額・年額払い(サブスクリプション方式)なら5台まで使用可能
サブスクリプション方式とは、月額・年額での定額ライセンスのことです。
こちらのOfficeは「Office 365」と呼ばれるもので、常に最新版にアップデートされるのが最大のメリットです。
そのためサポート終了を気にする必要がありません。
また、クラウドストレージ(OneDrive)が1TBついてくるので、それもメリットです。
クラウドストレージはGoogleドライブなどもありますが、一定容量以上使おうとすると有料になるので、1TBも使えるのは大きいです。
サブスクリプション方式ライセンスの特徴は以下です。
- 月額・もしくは年額費用がかかる
- 同時5台までであればインストールするパソコンは自由
- 常に最新バージョンが使用可能
- クラウドストレージが1TBまで利用可能
- 有償版Teamsが利用可能
サブスクリプションライセンスのメリット
常に最新バージョンが使えることが最大のメリットでしょう。
またクラウドストレージも1TB使えるようになるので、ビジネス用途で使うような場合にはおすすめと思います。
サブスクリプションライセンスのデメリット
当然の話になりますが月額・年額費用がかかり続けることです。
買い切りライセンスとどちらがお得かは、利用台数・用途・パソコン買い換えタイミングなどをよく見極めて判断するようにしましょう。
サブスクリプションライセンスの価格
Microsoft 365 Personal
価格は14,900円/年です。5台までインストールすることができます。
Microsoft 365 Family
価格は21,000円/年です。6ユーザまで使用でき、5台までインストールすることができます。
そもそもOfficeがいるか?をよく検討したほうがよい
Microsoft Officeですが、購入するとなると上述の通り、なかなか高いです・・・
Officeですが、ここ最近は様々な代替ソフトや手段が出てきており、家庭用であればそちらを使用すれば問題ないことがほとんどです。
そのため、本当に必要か?をよく見極めたほうがよいと思います。
Office代替手段その1:Googleドキュメント
Googleが提供していて無料で使える、Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、Googleスライドというものを使うことができます。
- Googleドキュメント:Wordに該当
- Googleスプレッドシート:Excelに該当
- Googleスライド:PowerPointに該当
これらのソフトは、Microsoft Officeとも互換性があり、Officeで作成したファイルを開くこともできるし、Googleドキュメントなどで作成したファイルをOfficeで開くこともできます。
ただ、Microsoft Officeとの完全互換ではなく、Microsoft OfficeのドキュメントをGoogleドキュメントで開いたりすると、表示が崩れてしまったりすることがあります。
試しにGoogleスプレッドシートで、簡単な表を作成してみました。
作成したファイルは、Googleドライブで共有可能です。

機能的には、家庭用ならばGoogleドキュメントで十分、という印象です。
家庭用マシンだと、Officeが入っていないマシンも多いと思うので、むしろGoogleドキュメントのほうが文書共有にはよいと思います。
Web版無料Office
Microsoft Officeには、機能限定されていますが無料のWeb版Officeが提供されています。

マイクロソフトアカウントにサインインすれば、すぐに使えるようになり、複雑なマクロなどを使わないのであれば十分でしょう。
ただ、少し面倒なのは、作成した文書を保存するのも、送られてきた文書を開くのも、クラウドストレージのOneDrive経由での操作になるので、OneDriveの使用可能容量が少ないと、保存ができなくなる可能性はあります(無料だと5GBまでです)
Officeは本当に必要か?よく考えてみましょう
上記の代替手段もあり、家庭用マシンでOfficeが必要になるケースは、実際のところかなり少ないのではと予想します。
よくあるのが、家庭用マシンをテレワーク用として活用したいのでOfficeが必要、というものですが・・・
最近はセキュリティも厳しいので、家庭用マシンのローカルドライブに、Office文書を保存OKとする会社自体が少ないと予想します。
私が勤務している会社でも、専用シンクライアントマシンによるリモート接続しか許可されておらず、ローカルマシンに保存はできません。
大抵の会社は、家庭用マシンをもし使うにしても、VPNソフトをインストールした上で、会社のマシンにリモート接続して使うのみ、ということがほとんどかと思います。
そのため、もし家庭用マシンで会社のOffice文書を見るため必要、と思っている方でも、会社のセキュリティ規則をよく確認してみましょう。
家庭用の場合ウィルス対策ソフトはWindows標準搭載で十分

私は本業がSEのためか、「何かセキュリティソフト買ったほうがよい?」「セキュリティソフトは何がおすすめ」など聞かれることが多いです。
(会社用のパソコンには企業で何らかのセキュリティソフトを入れていることがほとんどなので、逆に仕事で聞かれることはまずないです)
私は「セキュリティソフトを別途購入する必要があるか?」と聞かれたとき、「今はMicrosoft DefenderというWindows標準のセキュリティ機能があるので追加での購入は不要ですよ」と答えています。
第三者機関のセキュリティソフトテスト結果
上記は、AV Comparativesという、セキュリティソフトをテストおよび評価する独立した第三者機関がテストした結果になります。
このテストデータは公表されており、だれでも参照することができます。(英語ですが)
上記は2022年のデータです。

評価対象は上記のソフトとなり、馴染みのある製品もいくつかならんでいます。
また、冒頭で触れたWindows標準のMicrosoft Defenderも含まれています。
表の見方ですが、評価項目で重要なのは以下です。
Blocked | 検出率 |
---|---|
Compromised | 感染率 |
False Positives | 誤検知 |
例えばMicrosoft Defenderの検出率は99%(718分の7)、誤検知率はゼロでした。
トップまではいかないまでも、標準搭載のMicrosoft Defenderは、実は相当優秀であることが分かります。
上記は、テスト結果による評価結果ですが、Microsoft Defenderは★2つの評価の中に入っており、有料のMcAfeeやTrend Microよりも評価は高いです。
これを見ると、有料のMcAfeeなどを購入する必要性が、実はないことが分かりますね・・・
どうしても別途セキュリティソフトを入れたいのであれば、★3つ評価で無料の、Avast無料アンチウィルスを導入すればよいと思います。

アバストは、有料の機能追加版もあるのですが、無料版で十分なセキュリティ機能があります。
個人向けで有料のソフトを購入する意味はない
- Windows標準のMicrosoft Defenderで十分
- 無料のAvastも性能はトップレベル
- 個人使用で有料のソフトを購入する必要がない
- 期限の切れた有料ソフトは即刻アンインストールして無効化する
現時点ではWindows標準のMicrosoft Defenderと無料のAvastが優秀すぎるので、有料のソフトを購入する必要がありません。
有償のセキュリティ対策ソフトを購入するくらいなら、その分、パソコンの予算に当てましょう。
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