2024年に新発売した、レノボの高性能ノートパソコンのコスパ最強本命機種 レノボIdeaPad Pro 5i Gen9をレノボよりお借りし、レビューすることができましたので、実機レビューを書きます。
レビュー機のマシンのスペックは以下の通りです。
- CPU:Intel Core Ultra 7 155H
- メモリ32GB
- SSD 1TB
- 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチ非対応, HDR500, 100%DCI-P3, 400 nit, 120Hz
レノボIdeaPad Pro 5i Gen9 の特徴を一言で表すと
- 性能が良くてなるべく安いノートパソコンが欲しければこれを選ぶべし。
と言えます。
- 最新のIntel Core Ultra Hシリーズを搭載し期待以上の性能
- ディスプレイは解像度2.8Kの有機ELでとても綺麗
- 価格は12万円台からと安い
という感想で、性能と価格の安さを両立した素晴らしい機種です。
3年前、奥さんにIdeaPad Slimの5シリーズを購入しているのですが、パソコンを買い替えたいと言われたら、この機種に買い替えようかな、と思うくらいの完成度の高い機種です。
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | インテル® Core™ Ultra 5 125H、Core™ Ultra 7 155H、Core™ Ultra 9 185H |
メモリ | 16GB~32GB LPDDR5X-7467MHz (オンボード) |
ストレージ | 512~1TB GB SSD, M.2 PCIe-NVMe Gen 4 TLC |
液晶(IPS) | 14インチ 2.8K液晶 (2880 x 1800) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 400 nit, 120Hz, ブルーライト軽減パネル |
液晶(OLED) | 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチ非対応, HDR500, 100%DCI-P3, 400 nit, 120Hz |
重量 | 約 1.46kg |
サイズ | 約 312x221x15.99mm(最薄部) |
バッテリー | 84Whr 動画再生時 約 10.4 時間・アイドル時 約 24.9 時間 |
価格 | 12万円台~ |
レノボIdeaPad Pro 5i Gen9 の特徴とおすすめポイント
最新CPUのIntel Core Ultra Hシリーズの性能を平均より高いレベルで発揮している
IdeaPad Pro 5i Gen9 は、Intel Core Ultra Hシリーズを搭載しており、レビュー機はCore Ultra 7 155Hでしたが、極めて高い性能を発揮していました。
PassMarkスコアは32740となり、同CPUの世界平均のスコアが25160なので、平均よりもかなり高い性能が発揮できています。
性能の高さゆえか、ゲーミングの性能も高く、ストリートファイター6は、グラフィック設定をLOWにすれば、まったく問題なく動作するくらいの性能がありました。
ディスプレイも良い
ディスプレイは、解像度2.8Kの有機EL、もしくは価格を抑えたければ解像度2.8KのIPS液晶を選択できます。
どちらもディスプレイの品質は高く、動画や画像編集などを楽しみたい方にも向くディスプレイです。
価格が安い
当機種は価格も安く、Intel Core Ultra 5 125H + OLEDのスタートプライスで12.96万円です。
他メーカーでもIntel Core Ultraを搭載してこの安さは見当たらず、相変わらずレノボらしいコスパが素晴らしい機種です。
驚きなのは、AMD版のIdeaPad Pro 5 Gen9 は、さらに安いということです。
- AMD Ryzen 7 8845HS
- メモリ16GB
- ストレージ512GB
- 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ)
この構成でも12.48万円からと驚異のコスパです。Intelにこだわりがなくコスパ重視ならAMD版の購入もおすすめです。
レノボIdeaPad Pro 5i Gen9 のスペックと価格
スペック
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | インテル® Core™ Ultra 5 125H、Core™ Ultra 7 155H、Core™ Ultra 9 185H |
メモリ | 16GB~32GB LPDDR5X-7467MHz (オンボード) |
ストレージ | 512~1TB GB SSD, M.2 PCIe-NVMe Gen 4 TLC |
液晶(IPS) | 14インチ 2.8K液晶 (2880 x 1800) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 400 nit, 120Hz, ブルーライト軽減パネル |
液晶(OLED) | 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチ非対応, HDR500, 100%DCI-P3, 400 nit, 120Hz |
重量 | 約 1.46kg |
サイズ | 約 312x221x15.99mm(最薄部) |
バッテリー | 84Whr 動画再生時 約 10.4 時間・アイドル時 約 24.9 時間 |
価格 | 12万円台~ |
価格とおすすめ構成
Intel Core Ultra 5 125H + IPS液晶のスタートプライスで12.96万円です。
解像度2.8Kの有機ELがよければ14.48万円で、驚きの安さです。
Intel Core Ultra 7 155H + メモリ32GB + 有機ELの構成は18.48万円です。
性能はIntel Core Ultra 5 125Hでも十分高いし、IPS液晶も100%sRGBで400nitと綺麗なので、スタートプライスの12万円台でも大半の方は満足できるでしょう。
Intel Core Ultra 7 155H + メモリ32GBは、重いソフトを使って動画編集をバリバリやりたいとか、ゲームもやりたい方向けの構成です。
AMDはさらに安い
この機種で驚きなのは、AMD版のIdeaPad Pro 5 Gen9 は、さらに安いということです。
- AMD Ryzen 7 8845HS
- メモリ16GB
- ストレージ512GB
- 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ)
この構成でも12.48万円からと驚異のコスパです。
AMD Ryzen 7 8845HSも性能はIntel Core Ultra 7 155Hに引けを取らないくらいの性能があるため、Intelにこだわりがなければ、AMD版の購入もよいでしょう。
レノボIdeaPad Pro 5i Gen9の外観と機能
外観・デザイン・質感
アルミボディとなっており質感はまずまず良いです。
上位シリーズのYogaほどの高い質感ではないですが、私個人的にはこのIdeaPad Pro 5iでも何ら不満は感じない程度の質感であると感じました。
重さ
メーカー公称の重量は1.46kgです。実測値は1475gとほぼ同じでした。
14インチとしては標準的な重さで、持ち運びもできる重さと言えます。
アダプターはUSB TYpe-Cのもので出力100Wで372gとなります。
出力が100Wもあるのでアダプターは結構重いし大きさも大きいです。その分、性能が引き出せているとも言えます。
試しに65Wの他社製USB-PD対応充電器で充電してみると、出力が足りないのか警告が出ていました。
もし頻繫に持ち運ぶ予定があるのなら100W対応のUSB-PD対応充電器を購入するとよいでしょう。
本体実測値 | 1475g |
---|---|
アダプター | 372g |
ディスプレイ
液晶(IPS) | 14インチ 2.8K液晶 (2880 x 1800) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 400 nit, 120Hz, ブルーライト軽減パネル |
液晶(OLED) | 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチ非対応, HDR500, 100%DCI-P3, 400 nit, 120Hz |
レビュー機は、解像度2.8Kの有機ELディスプレイでした。
解像度2.8Kで100%sRGBのIPS液晶も選択できます。
ディスプレイはとても綺麗です。
レノボ Yoga 770(解像度2.8K有機EL)
レノボIdeaPad Pro 5i Gen9 (解像度2.8K有機EL)
同じく解像度2.8Kの有機EL レノボYoga 770と見た目ほぼ全く同じように感じました。
色鮮やかなディスプレイがよければ有機EL、事務作業メインならIPS液晶でよいでしょう。
キーボード
キー配置は、ENTERやBackspaceキーが隣のキーとくっついている、IdeaPadやYogaおなじみの配置です。
見た目はあまりよくはないですが特に問題なく打てるキーボードです。
打鍵感もボディがしっかりしているためかまあまあといったところです。
キーストローク、キーピッチともにしっかり確保されており打ちにくいということはないと言えます。
キーボードで点数をつけるなら80点くらいで普通に打ちやすいキーボードです。
タッチパッドの操作性は普通で、これはYogaシリーズとの差を少し感じました。
まあ普通はマウス使うので問題ないですかね。
キーボードバックライトも搭載しており、暗い場所での作業も苦になりません。
インターフェイス
左側面のインターフェイスは、奥から順番に
- HDMI
- USB 3.2 Gen2 Type-C
- Thunderbolt™4 ポート
となります。
右側面のインターフェイスが、奥から順番に
- USB 3.2 Gen1
- USB 3.2 Gen1
- 4-in-1メディアカードリーダー
- マイクロフォン・ヘッドフォンジャック
となります。
必要なものはほぼ揃っている、という印象で、不足を感じることはないでしょう。
ThunderBoltを、USB Type-C対応のDELLモニターに接続して検証したところ、問題なく4K出力、充電が可能でした。
ただ充電は、純正が100W充電のため、当モニターだと電力不足の警告が出ていました。
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリーは84Whrと、大きいバッテリー容量となります。
以下の条件にてバッテリー駆動時間のチェックを行いました。
- 輝度MAX
- youtube動画流しっぱなし
メーカー公称時間 | 動画再生10.4時間 |
---|---|
残量0%まで | 9時間27分 |
有機ELで明るいディスプレイにも関わらずバッテリー駆動時間はとても長いです。
Intel Core Ultraになってから、バッテリー時間が劇的に伸びて、大体1.5倍くらいにはなっていると感じます。技術の進歩は凄いですね。
WEBカメラ
IR&1080p FHDカメラが付いています。プライバシーシャッター付きです。
ノートパソコンのカメラで写真を撮りました。映りはきれいで、Web会議も問題なくこなせます。
スピーカー
全面に2つのスピーカーが搭載されています。スピーカーの音質は良いです。
旧型Yoga 770も相当にレベルが高いのですが、上位機種のYogaとほぼ違いは感じませんでした。
無線速度のテスト
自宅のWiFiは、11ac(Wi-Fi5)で5.0GHzを使用していますが、同じ部屋だと560Mbps速度が出ており、とても高速です。
1FにWiFiルーターがある状態で2Fで計測してみたところ、こちらも十分な速度が出ていました。
レノボIdeaPad Pro 5i Gen9 の内部性能・処理速度
パソコン処理性能を計測する上でメジャーな、以下のベンチマークソフトを使って計測した結果を紹介していきます。
- PassMark
- CineBench R23
- PCMARK10
- Crystal DiskMark(ディスク速度)
また、ゲーミング性能についても、これもメジャーな以下のベンチマークソフトを使って計測します。
- DQ10(軽量級3D)
- FF14(中~重量級3D)
- FF15(重量級3D)
- ストリートファイター6(重量級)
- 3DMark
画像編集性能については、画像編集ソフトRawTherapeeでRAW現像10枚の書き出し時間を計測しました。
- RawTherapeeでのRAW現像時間
動画編集性能については、動画編集ソフトDavinci ResolveでフルHDのyoutube動画書き出し時間を計測しました。
- Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し
また生成AIの性能も見るため、VOICEOXの音声自動生成の能力も確認しています。
- VOICEOXでの音声自動生成
計測結果については、電源に接続して、パフォーマンスで計測しています。
PassMarkは、電源に接続しないバッテリー駆動での計測も行っています。
CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Ryzen 9 7945HX | 55967 |
Core i9-13900HX | 44998 |
Core i7-13700HX | 34286 |
Ryzen 7 7745HX | 32732 |
Core i7-13700H | 30030 |
Ryzen 7 8845HS ※最新世代 | 29904 |
Ryzen 7 8840HS ※最新世代 | 25299 |
Core Ultra 7 155H ※最新世代 | 25160 |
Core Ultra 5 125H ※最新世代 | 21300 |
Core Ultra 7 155U ※最新世代 | 16577 |
Core Ultra 5 125U ※最新世代 | 17750 |
Ryzen 7 7735U | 21082 |
Core i5-1340P | 20106 |
Core i7-1360P | 19600 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Core i7-1260P | 17257 |
Core i5-1240P | 17345 |
Core 5-120U ※最新世代 | 17292 |
Ryzen 5 7535U | 17123 |
Core i5-1335U | 16814 |
Ryzen 5 7530U | 16509 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Core i3-1315U | 13755 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Ryzen 5 7520U | 9489 |
Intel N100 | 5657 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、スコア10000以上あると、重作業でも十分快適に使えます。
めやすはRyzen 3 7330U以上です。
Intel Core Ultra 7 155Hは、極めて高い性能があります。
PassMark
電源接続時(パフォーマンス)
電源接続時(バランス)
バッテリー駆動時
PassMarkスコアについて、32470と極めて高いスコアになりました。
世界平均のスコア25160と比較しても大幅に高く、性能を十二分に引き出していると言えます。
バランスだと31306で、これでも十二分に高いスコアです。
マルチ/シングル | パフォーマンス | バランス |
マルチスレッド | 32740 | 31306 |
シングルスレッド | 3846 | 3642 |
バッテリー駆動時でもそこまで性能は落ちませんでした。優秀なCPUです。
マルチ/シングル | 電源接続 | バッテリー駆動 |
マルチスレッド | 32740 | 29981 |
シングルスレッド | 3846 | 3626 |
他の主流CPUの実測値と比較しました。
CPU | マルチ | シングル |
Core i-13700HX | 36225 | 3955 |
Ryzen 7 8840HS | 27215 | 3796 |
Core Ultra 7 125H | 32740 | 3846 |
Core Ultra 5 125H | 24554 | 3636 |
Core i5-13500H | 24533 | 3830 |
Core i5-1340P | 21578 | 3742 |
Core Ultra 7 155U | 19232 | 3678 |
Core Ultra 5 125U | 19263 | 3499 |
Core i7-1260P | 21696 | 3540 |
Ryzen 7 6800U | 21461 | 3459 |
Ryzen 7 7735U | 21278 | 3419 |
Ryzen 7 7730U | 21446 | 3258 |
Ryzen 7 5800U | 18644 | 3108 |
Core i5-1335U | 17694 | 3684 |
Core i5-1235U | 16601 | 3465 |
Ryzen 5 5625U | 16933 | 3138 |
Core i7-1250U | 13518 | 3557 |
Core i7-1165G7 | 11005 | 3142 |
極めて高いスコアです。
CineBench R23
マルチコアスコア:16220
シングルコアスコア:1783
マルチコアスコア・シングルコアスコアともに、PassMarkと同じ傾向で極めて高いです。
ほかの主要CPUと比較します。
CPU | マルチコア | シングルコア |
Core i7-13700HX | 19558 | 1656 |
Core Ultra 7 155H | 16220 | 1783 |
Ryzen 7 8840HS | 13246 | 1690 |
Ryzen 7 6800H | 13505 | 1481 |
Core i5-13500H | 11027 | 1779 |
Core Ultra 5 125H | 10967 | 1653 |
Ryzen 7 6800U | 11620 | 1481 |
Core i5-1340P | 9301 | 1714 |
Core Ultra 5 125U | 9201 | 1550 |
Core Ultra 7 155U | 7824 | 1674 |
Ryzen 7 7735U | 9250 | 1515 |
Ryzen 7 7730U | 9411 | 1423 |
Core i7-1260P | 9158 | 1481 |
Ryzen 5 5625U | 8064 | 1390 |
Core i5-1235U | 6961 | 1461 |
Core i7-1165G7 | 4122 | 1383 |
PCMARK10
PCMARK10は、実際のアプリケーションを使用したベンチマークソフトで、実際にパソコンを使った時の作業快適性を計測するのに適しているといわれているベンチマークです。
測定結果は以下の通りです。
トータルスコア:6465
Essentials:9227(快適めやす4100)
Essentialsはパソコン基本性能の測定結果です。
快適めやすは4100なので、高い数値です。実際に使ってみてもレスポンスは極めて快適です。
Productivity:8264(快適めやす4500)
ProductivityはOfficeなどビジネス系アプリの速度で、これも十分なスコアです。
Digital Contents Creation:9617
Digital Contents Creationは画像編集や動画編集などの性能を表すスコアです。
きわめて高いスコアです。
Web Browsing Score(Web閲覧)
Web Browsing Score(Web閲覧) | スコア |
Intel Core i7-13700HX | 10187 |
Intel Core i5-1340P | 9788 |
Intel Core Ultra 7 155H | 9721 |
AMD Ryzen 7 8840HS | 9600 |
Intel Core i5-1335U | 9582 |
Intel Core Ultra 5 125U | 9294 |
Intel Core i7-1260P | 9128 |
Intel Core Ultra 5 125H | 9046 |
Intel Core Ultra 7 155U | 8944 |
AMD Ryzen 5 5625U | 8862 |
AMD Ryzen 7 7735U | 8761 |
Spreadsheets Score(表計算)
Spreadsheets Score(表計算) | スコア |
AMD Ryzen 7 8840HS | 13384 |
AMD Ryzen 7 7735U | 11080 |
Intel Core i7-13700HX | 10928 |
Intel Core Ultra 7 155H | 10265 |
Intel Core Ultra 5 125U | 9617 |
Intel Core Ultra 5 125H | 9495 |
Intel Core Ultra 7 155U | 8708 |
AMD Ryzen 5 5625U | 7148 |
Intel Core i5-1340P | 6973 |
Intel Core i5-1335U | 6889 |
Intel Core i7-1260P | 6536 |
Video Editing Score(動画編集)
Video Editing Score(動画編集) | スコア |
Intel Core i7-13700HX | 7446 |
Intel Core Ultra 7 155H | 7188 |
Intel Core Ultra 5 125H | 6467 |
Intel Core i5-1340P | 6320 |
AMD Ryzen 7 8840HS | 6215 |
Intel Core Ultra 5 125U | 6121 |
Intel Core i5-1335U | 5961 |
Intel Core Ultra 7 155U | 5679 |
Intel Core i7-1260P | 5544 |
AMD Ryzen 7 7735U | 4345 |
AMD Ryzen 5 5625U | 3931 |
各項目のスコアは高く、とくにクリエイティブ関連のスコアが高いです。
Crystal DiskMark
シーケンシャルリードが5000近くであり、かなり高速です。
機種 | シーケンシャルリード |
HP Envy 14-fc(2024年式) | 7142 |
DELL XPS 13 Plus | 6589 |
レノボLegion Pro 5i Gen8 | 6569 |
HP Envy 13-bf(2022年式) | 5332 |
レノボYoga 7i Gen8 | 5091 |
レノボIdeaPad Slim 5i Gen8 | 5086 |
HP Pavilion Aero 13-be(2023年式) | 5045 |
レノボYoga 7i Gen9 | 5054 |
レノボYoga 7 Gen9 | 5022 |
レノボIdeaPad Pro 5i Gen9 | 4996 |
レノボThinkPad X1 Gen12 | 4773 |
レノボThinkPad X1 Gen11 | 3888 |
レノボThinkBook 13x Gen2 | 3603 |
HP Envy 13-ay(2021年式) | 3500 |
DQ10 ベンチマーク(軽量級3D)
最高品質ですごく快適の結果となりました。
FF14 黄金のレガシー ベンチマーク(中~重量級3D)
FF14のベンチマークは、4月にリリースされた新作「黄金のレガシー」でベンチマークを取りました。
標準品質(ノートPC)で、快適の結果となりました。
中~重量級の3Dでもある程度遊べてしまうくらいの性能があります。
CPU | スコア |
Intel Core Ultra 7 155H | 8687 |
AMD Ryzen 7 8840HS | 5584 |
Intel Core Ultra 5 125U | 3732 |
Intel Core Ultra 7 155U | 3704 |
FF15ベンチマーク(重量級3D)
スコアは軽量品質で普通という結果になりました。
FF15くらいの相当に重い3Dゲームでも普通に遊べるくらいの性能があります。
CPU | スコア |
Intel Core i7-13700HX+RTX4070(標準) | 15852 |
AMD Ryzen 7 8840HS(軽量) | 4719 |
Intel Core Ultra 7 155H(軽量)メモリ32GB | 4188 |
Intel Core Ultra 5 125H(軽量) | 3808 |
Intel Core Ultra 7 155H(軽量)メモリ16GB | 3355 |
Intel Core i5-13500H(軽量) | 2875 |
AMD Ryzen 7 7735U(軽量) | 3470 |
Intel Core i7-1260P(軽量) | 2486 |
Intel Core Ultra 7 155U(軽量) | 2331 |
Intel Core Ultra 5 125U(軽量) | 2333 |
Intel Core i7-1250U(軽量) | 2309 |
ストリートファイター6ベンチマーク
セッティングをLOWにすると、こちらも快適に遊べるくらい高い性能があります。
外部GPUなしでこの結果は素晴らしいです。
3DMark ベンチマーク
Fire Strikeのスコアは9747でした。
Fire Strikeのスコア目安は以下の通りです。
グラフィックボード | 3DMark Fire Strike |
GeForce RTX 3080 Ti | 38323 |
GeForce RTX 3080 | 36176 |
GeForce RTX 4070(Laptop) | 27898 |
GeForce RTX 4060 | 27500 |
GeForce RTX 3060 | 20764 |
GeForce RTX 4050 Laptop | 18579 |
GeForce RTX 3050 Ti | 14911 |
GeForce GTX 1060 | 11000 |
Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ32GB | 9747 |
AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) | 8503 |
Intel Core Ultra 5 125H(CPU内蔵) | 8488 |
Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ16GB | 7900 |
AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) | 6666 |
Intel Core Ultra 7 155U(CPU内蔵) | 5399 |
Intel Core i5-13500H(CPU内蔵) | 5237 |
AMD Ryzen 5 7535U(CPU内蔵) | 5103 |
Intel Core i5-1340P(CPU内蔵) | 5000 |
Intel Core Ultra 5 125U(CPU内蔵) | 4955 |
Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) | 4462 |
AMD Ryzen 7 7730U(CPU内蔵) | 4000 |
AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) | 3288 |
めやすとしてはGeForce GTX 1060がエントリー向けグラフィックボードとなります。
エントリー向けグラフィックボードに迫るくらいの性能を持ち、素晴らしい性能です。
3DMark Time Spy
3DMark Time Spyのスコアは3841でした。
グラフィックボード | 3DMark Time Spy |
Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ32GB | 3841 |
Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ16GB | 2829 |
AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) | 2912 |
Intel Core Ultra 5 125U(CPU内蔵) | 1952 |
RawTherapeeでのRAW現像時間
フリーの画像編集ソフトRawTherapeeを使って、スマホで撮影したRAW画像10枚のRAW現像にかかる時間を測定しました。
CPU | 時間 |
AMD Ryzen 7 8840HS | 11秒 |
Intel Core i7-13700HX | 11秒 |
Intel Core Ultra 7 155H | 13秒 |
Intel Core i5-13500H | 13秒 |
Intel Core i5-1340P | 13秒 |
Intel Core Ultra 5 125H | 14秒 |
Intel Core i7-1260P | 15秒 |
Intel Core i5-1335U | 17秒 |
Intel Core Ultra 5 125U | 18秒 |
Intel Core i5-1235U | 18秒 |
AMD Ryzen 7 7730U | 17秒 |
Intel Core Ultra 7 155U | 21秒 |
Intel Core i7-1250U | 21秒 |
書き出し速度は速いです。
Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し時間
動画編集ソフトDavinci Resolveで、4分のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を計測しました。
CPU | 時間 |
Intel Core i7-13700HX+GeForce RTX 4060 | 42秒 |
AMD Ryzen 7 6800H+GeForce RTX 3050 Ti | 48秒 |
Intel Core Ultra 7 155H(メモリ32GB・レノボIdeaPad Pro) | 54秒 |
Intel Core i7-13700H+GeForce RTX 4050 | 56秒 |
Intel Core Ultra 5 125H | 1分02秒 |
Intel Core Ultra 7 155H(メモリ32GB・HP Spectre) | 1分06秒 |
Intel Core Ultra 7 155H(メモリ16GB) | 1分11秒 |
Intel Core i5-13500H | 1分10秒 |
AMD Ryzen 7 8840HS | 1分13秒 |
Intel Core i5-1340P | 1分17秒 |
AMD Ryzen 7 7735U | 1分18秒 |
AMD Ryzen 7 6800U | 1分18秒 |
AMD Ryzen 5 7535U | 1分22秒 |
Intel Core Ultra 5 125U | 1分26秒 |
Intel Core i7-1260P | 1分28秒 |
AMD Ryzen 7 7730U | 1分29秒 |
Intel Core Ultra 7 155U | 1分36秒 |
Intel Core i5-1235U | 1分40秒 |
Intel Core i5-1335U | 1分48秒 |
AMD Ryzen 7 5800U | 1分56秒 |
Intel Core i7-1250U | 2分22秒 |
素晴らしく速い結果で、これくらいの性能があれば、YouTubeのフルHD動画であれば外部GPUはなくても全く問題ないくらいの性能があります。
VOICEVOXでの音声AI自動生成(約1時間の台本)
私がYouTube動画作成で使っている、音声自動生成ソフトVOICEVOXで、約10分×6(合計1時間)の台本を読み込ませて音声自動生成までにかかる時間を計測しました。
CPU | 音声自動生成までの時間 |
Intel Core Ultra 7 155H | 11.22秒 |
Intel Core Ultra 5 125U | 15.33秒 |
AMD Ryzen 7 6800U | 16.60秒 |
私が普段使っているレノボYoga770の、AMD Ryzen 7 6800Uよりも早く、処理能力が高くなっていることを実感する結果となりました。
排熱性能と静粛性について
CPU負荷をツールでかけてみて、CPU温度と本体の温度、静粛性をチェックしてみました。
パフォーマンスモードで計測しています。
負荷をかけはじめたときの状態です。
負荷をかけ続けた時の状態です。
上記が測定結果で、負荷をかけるとCPU温度は100℃くらいまで上昇し、その後70~80℃くらいで推移します。
CPU電力は、負荷をかけると一瞬60W超程度まで上がりますがそのあと、30W程度まで下がります。
この間、キーボードは上側が少し、熱くなりました。
負荷をかけた時の音についてはサー…という音が多少聞こえる程度で、騒音計で測定すると大体30~35db前後の数値になっていました。
騒音目安については以下の通りです。
騒音値(db) | めやす |
50db | 大きく聞こえる。静かな事務所 |
40db | 聞こえるが会話に支障なし。図書館、静かな住宅地の昼 |
30db | 小さく聞こえる。郊外の深夜、ささやき声 |
20db | ほとんど聞こえない。ささやき |
負荷をかけても、温度や音が少し気になる程度です。
電力は高めに推移するので、性能を引き出す方向にセッティングされています。
レノボIdeaPad Pro 5i Gen9 のレビュー評価まとめ
評価まとめ
各作業のレビュー結果は以下の通りです。
Web閲覧 | ◎(快適) |
---|---|
Office系事務作業 | ◎(快適) |
動画鑑賞 | ◎(快適) |
Web会議 | ◎(快適) |
SNS・ブログ | ◎(快適) |
プログラミング | ◎(快適) |
画像・写真編集 | ◎(快適) |
動画編集 | ◎(フルHD動画編集ならまったく問題なし) |
ゲーム | △~〇(重量級のゲームも軽くなら遊べる) |
ノートパソコン自体の質感、デザイン、耐久性、キーボード、持ち運びやすさ、コスパなどのレビュー結果は以下の通りです。
質感 | ○(良い) |
---|---|
ディスプレイ | ◎(とても良い) |
キーボード | ○(良い) |
インターフェイス | ◎(ThunderBolt4あり、HDMIあり) |
デザイン | △(普通) |
耐久性 | △(普通) |
バッテリー | ◎(とても良い) |
持ち運び | △(普通) |
コスパ | ☆(素晴らしいコスパ) |
性能がとてもよく、かつコスパが素晴らしいという機種です。
レノボIdeaPad Pro 5i Gen9 の良い点
- 外部GPUなしとしてはトップクラスの性能
- ディスプレイも良い
- 価格が安い
外部GPUなしのノートパソコンとしてはトップクラスの性能があり、かつ価格も安いです。
レノボIdeaPad Pro 5i Gen9 で気になった点
正直、欠点はほぼありません。
価格に対しての性能や品質の高さが素晴らしいです。
このノートパソコンを購入するのに向く方
- 性能が良くてなるべく安いノートパソコンが欲しければこれを選ぶべし。
- ゲームはあまりやらない、クリエイティブワークをしたい方向け。
外部GPUなしのノートパソコンとしてはトップクラスの性能で、かつ安いです。
ゲームを本格的にやるのであればやはり外部GPUは欲しいですが、ゲームはあまりやらなくて動画編集などクリエイティブワークをやりたい方にはピッタリのノートパソコンです。
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