SQUARE ENIXでファミコン版発売日に行列が社会現象にもなった、超人気RPG「ドラゴンクエスト3」のHD-2Dフルリメイクが、2024年11月14日に発売開始となりました。
Steam版は1日遅れの11/15に発売されました。
ドラクエ3は、ファミコン版も、リメイクのスーパーファミコン版も相当な時間遊んでいて、一番長い時間遊んだゲームなんじゃないか?と思うくらい、面白かったゲームです。
今回のリメイクは、HD-2Dというグラフィックでフルリメイクされており、とても楽しみな出来です。
Steam版も発売されるのでどれくらいのパソコンのスペックなら遊べるか?
外部GPUなしの普通のノートパソコンでも遊べるのか?を調査しました。
- CPU:AMD Ryzen 7 6800U(2年前のノートパソコン)
- CPU:AMD Ryzen 7 5800U(3年半前のノートパソコン)
上記2つで検証してみましたので検証結果を記載します。
動画も作成しました。この動画のプレイ動画は、私の外部GPUなしノートパソコンレノボYoga770でプレイした動画です。快適に遊べてます。
ドラゴンクエスト3 リメイク版の必要スペックについて
グラフィックがとても綺麗にフルリメイクされているドラゴンクエスト3ですが、ノートパソコンで遊ぶ場合の必要スペックは下記の通りです。
参考までに、先月発売された、ロマンシングサガ2フルリメイクの必要スペックは以下で、似たようなスペックですが、ドラゴンクエスト3のほうが必要スペックが若干低いです。
ドラゴンクエスト3リメイクに必要なCPU性能
- 必要:Intel Core i3-6100
- 推奨:Intel Core i3-6100
とあり、どの程度の性能が必要かを、ノートパソコンの主要CPUのベンチマークスコアをもとに解説します。
CPU | PassMarkスコア |
Core i7-13700HX | 34286 |
Core i7-13700H | 30030 |
Ryzen 7 8845HS | 29904 |
Ryzen 7 8840HS | 24445 |
Core Ultra 7 155H | 25160 |
Ryzen 7 8840U | 23821 |
Core Ultra 5 125H | 21300 |
Ryzen 5 8640U | 20772 |
Core Ultra 7 155U | 16577 |
Core Ultra 5 125U | 17750 |
Ryzen 7 7735U | 21082 |
Core i5-1340P | 20106 |
Core i7-1360P | 19600 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Core i7-1260P | 17257 |
Core i5-1240P | 17345 |
Core 5-120U | 17292 |
Ryzen 5 7535U | 17123 |
Core i5-1335U | 16814 |
Ryzen 5 7530U | 16509 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Core i3-1315U | 13755 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Ryzen 5 7520U | 9489 |
Intel N100 | 5657 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
上記はノートパソコンに搭載される代表的なCPUのPassMarkというベンチマークスコアです。
- 推奨:Intel Core i3-6100:4137
のため、推奨スペックでもCPU性能はさほど必要ではなく、ここ3~4年のうちに購入したノートパソコンであれば、余裕でクリアできる性能です。
ドラゴンクエスト3リメイクに必要なグラフィック性能
- 必要:GeForce GTX750
- 推奨:GeForce GTX1060,AMD Radeon RX 570
とあり、どの程度の性能が必要かを、ベンチマークスコアをもとに解説します。
推奨スペックは、解像度1920×1080のフルHD、グラフィック設定「最高」での動作環境ということです。
下記はグラフィックのベンチマークスコアとして有名な、3DMark Fire Strikeのスコアを紹介します。
グラフィックボード | 3DMark Fire Strike |
GeForce RTX 3080 Ti | 38323 |
GeForce RTX 3080 | 36176 |
GeForce RTX 4070(Laptop) | 27898 |
GeForce RTX 4060 | 27500 |
GeForce RTX 3060 | 20764 |
GeForce RTX 4050 Laptop | 18579 |
GeForce RTX 3050 Ti | 14911 |
GeForce GTX 1060 | 約11000 |
GeForce GTX 1650 | 約9000 |
Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ32GB | 9116 |
AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) | 8503 |
Intel Core Ultra 5 125H(CPU内蔵) | 8488 |
Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ16GB | 7900 |
AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) | 6666 |
Intel Core Ultra 7 155U(CPU内蔵) | 5399 |
Intel Core i5-13500H(CPU内蔵) | 5237 |
AMD Ryzen 5 7535U(CPU内蔵) | 5103 |
Intel Core i5-1340P(CPU内蔵) | 5000 |
Intel Core Ultra 5 125U(CPU内蔵) | 4955 |
Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) | 4462 |
AMD Ryzen 7 7730U(CPU内蔵) | 4000 |
AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) | 3288 |
AMD Ryzen 7 5800UU(CPU内蔵) | 3276 |
めやすとしてはGeForce GTX 1060がエントリー向けグラフィックボードとなります。
GeForce GTX 750のスコアは、調べたところ約3400程度のようです。
そのため、グラボなしのCPU内蔵グラフィックスでも、ここ2~3年くらいのうちに発売されたノートパソコンのCPUであれば、必要性能を満たせます。
推奨性能を外部GPUなしで満たすのは、GTX1060程度の性能が必要です。
最新CPUでグラフィック性能の高いIntel Core Ultra 7 155HやAMD Ryzen 7 8845HS、8840HS程度のCPUであれば、近い性能がありますが満たすことはできません。
ドラクエ3リメイクをグラボなしノートパソコンで遊んでみた→快適に遊べる
私のメインPCは、レノボYoga 770という、2022年に発売されたノートパソコンです。
CPUは、AMD Ryzen 7 6800Uという、2年前のCPUですが比較的グラフィック性能の高いCPUを搭載しています。
さきほど紹介した3DMark FireStrikeのスコアは6666です。
2024年現在、最新版がYoga 7i/7 2-in-1 Gen9という名前で発売されています。
AMD Ryzen 7 6800Uの検証:ドラクエ3リメイクは快適に遊べる
グラフィック設定を中にして試しに遊んでみたところ、とても快適に遊べました。
そのため、外部GPUなしでも比較的新しいノートパソコンであれば十分に遊べます。
また、試しに、グラフィック設定を高にして遊んでみました。
高だと、推奨スペックは満たしていないのでどうかな~と思いましたが何の違和感もなく遊べました。高だとちょっとカクカクするかな?くらいです。
グラフィックは十分に綺麗です。
グラフィック設定を高にした動画を張りますので参考にしてみてください。
AMD Ryzen 7 5800Uの検証:こちらも問題なく遊べる
さらにもっと古い、3年半前のノートパソコンHP Envy x360 13-ayの、AMD Ryzen 7 5800Uでも動くか?検証してみました。
さきほど紹介した3DMark FireStrikeのスコアは3276です。
結果としてはグラフィック設定中なら、若干カクカクする場面もありますが何の問題もなく、遊べます。
公式の必要スペックは若干余裕を持たせているのかもしれません。
プレイした動画を張りますので参考にしてみてください。
ロマサガ2リメイクも快適に遊べる
ロマサガ2リメイクは、ドラクエ3よりも必要スペックは少し高いです。
体験版をプレイしてみたところ、必要スペックは満たしていますが推奨スペックに届かないのでどうかな~と思いましたが、サクサク、快適に遊ぶことができました。
ダンジョンや街を移動したり、戦闘をしたりしましたが、フレームレートが落ちるような感覚もなく、快適に遊べます。
そのため、GPUなしノートパソコンでも、普通に遊ぶことができました。
外部GPUなしでも快適に動作可能なCPU
もし、これからノートパソコンを購入するのであれば、
- Intel Core Ultra 7 155H
- Intel Core Ultra 7 258V
- AMD Ryzen 7 8845HS、8840HS
あたりを搭載したノートパソコンであれば推奨性能に近い性能があるので、より快適に遊べるでしょう。
ドラクエ3リメイクを遊ぶのにおすすめのグラボなしノートパソコン
ドラクエ3リメイクは、3Dグラフィックがフルリメイクされておりとてもきれいなゲームですが、グラボなしノートパソコンでも十分に遊ぶことができます。
ただ、4~5年前のノートパソコンではさすがに厳しいと思われます。
もし今購入するのであれば、ということでおすすめのグラボなしノートパソコンを紹介します。
レノボIdeaPad Pro 5/5i Gen9 14型
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU(Intel) | インテル® Core™ Ultra 5 125H、Core™ Ultra 7 155H、Core™ Ultra 9 185H |
CPU(AMD) | AMD Ryzen™ 7 8845HS |
メモリ | 16GB~32GB LPDDR5X-7467MHz (オンボード) |
ストレージ | 512~1TB GB SSD, M.2 PCIe-NVMe Gen 4 TLC |
液晶(IPS) | 14インチ 2.8K液晶 (2880 x 1800) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 400 nit, 120Hz, ブルーライト軽減パネル |
液晶(OLED) | 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチ非対応, HDR500, 100%DCI-P3, 400 nit, 120Hz |
重量 | 約 1.46kg |
サイズ | 約 312x221x15.99mm(最薄部) |
バッテリー | 84Whr 動画再生時 約 10.4 時間・アイドル時 約 24.9 時間 |
価格 | 12万円台~ |
価格とおすすめ構成
Intel Core Ultra 5 125H + IPS液晶のスタートプライスで12.96万円です。
解像度2.8Kの有機ELがよければ14.48万円で、驚きの安さです。
Intel Core Ultra 7 155H + メモリ32GB + 有機ELの構成は18.48万円です。
性能はIntel Core Ultra 5 125Hでも十分高いし、IPS液晶も100%sRGBで400nitと綺麗なので、スタートプライスの12万円台でもゲームは問題なく動作可能です。
Intel Core Ultra 7 155H + メモリ32GBは、さらに余裕を見たい方向けのハイスペック構成です。
この機種で驚きなのは、AMD版のIdeaPad Pro 5 Gen9 は、さらに安いということです。
- AMD Ryzen 7 8845HS
- メモリ16GB
- ストレージ512GB
- 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ)
この構成でも12.48万円からと驚異のコスパです。
AMD Ryzen 7 8845HSも性能はIntel Core Ultra 7 155Hに引けを取らないくらいの性能があるため、Intelにこだわりがなければ、AMD版の購入もよいでしょう。
AMD Ryzen 7 8845HSのグラフィック性能も、Intel Core Ultraに負けないくらいの性能があります。
また、外部CPUありの構成も選択でき、その場合、GeForce RTX™ 3050を搭載した構成が、16.48万で購入できます。これも安いです。
レビュー記事を書いているので参考にしてみてください。
ドラクエ3リメイクSteam版は11/15発売で7648円
ドラクエ3リメイクは、グラフィックをHD-2Dという3Dのような2Dで作り直したフルリメイクです。
発売日は11/15で、価格は7648円です。これは定価なので、セールのタイミングではもっと安くなる可能性もありそうです。
ドラクエ3は、元が神ゲーなので、バランスを大きく変えない限りは絶対に面白いゲームになるだろうと思っています。
私のようにおじさん世代だけど、昔ドラクエ3のファミコン版やスーファミ版を遊んでいたという方は、最近のノートパソコンならゲーミングPCでなくても遊べるくらいのスペックであるので、興味があったらSteam版を購入してみるのもよいと思います。
私も買ってしましました!家族にはばれないようにしつつ、、、こそこそと遊んでみようと思います(汗)
ゲームバランスは少し変わっています
序盤を少し遊んでみましたが、バランスは少し変わっているなと感じます。
いくつか序盤で感じたスーファミ版とのバランスの違いは以下です。
初期HPが多い
レベル1の勇者タフネス(タフガイ)で、HPが46もありました!
スーファミ版はタフガイでも38くらいだったような・・・あと僧侶のレベル1も17、魔法使いも16と、全体的にHPが多いと感じます。
ただ、打撃のバランスも少し変わっておりダメージの振れ幅が大きいです。
僧侶や魔法使いが、最序盤モンスターのスライムや大がらすから5ダメージとか喰らうので、それでHPを多くしてバランス調整しているかもしれません。
レベルアップでHPとMP全快
結構あれ?と思ったのが、レベルアップでHPとMPが全快になるということです。
ドラクエは8までしかやっていませんでしたがレベルアップで全快したことはどのシリーズでもなかったので、これは快適性がアップしていますね。
僧侶がレベル4でバギを覚えてバギ無双
呪文を覚えるタイミングも変わっています。
一番驚いたのは僧侶の打撃が弱いな~と思っていたら、レベル4でバギを覚えて急に無双になったことです(笑)魔法使いより強いじゃん・・・
全体的に呪文を覚えるタイミングが早いように感じました。
フィールドが3Dフルリメイクなのでスーファミ版をやりこんでいても新鮮に遊べる
私はスーファミ版をやりこんだので、どの町やダンジョンでも迷うことはまずなかったのですが、3Dフルリメイクのため、結構町やダンジョンの見た目が変わっているな~と感じました。
まあこれは当たり前ですが、良い意味で新鮮に遊べてます。
といった感じで、結構新鮮な印象で遊べるのでぜひ、購入してみてください。
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