2024年11月に発売されたドラゴンクエスト3リメイクを購入し、久しぶりにドラクエシリーズを遊び、楽しむことができました。
ここ15年くらいゲームをしていなかったのですが、ドラクエシリーズは、ナンバリングタイトル最新作の11の出来がよく評判がよいということで、体験版もあるのでダウンロードして遊んでみて、外部GPUなしの普通のノートパソコンでも遊べるのか?を調査しました。

以下のCPUを搭載したノートパソコンで遊べるかを試してみました。
- CPU:AMD Ryzen 7 6800U(2年前のノートパソコン)

私のメインPCは、レノボYoga 770という、2022年に発売されたノートパソコンです。
CPUは、AMD Ryzen 7 6800Uという、2年前のCPUですが比較的グラフィック性能の高いCPUを搭載しています。
現在、最新版がYoga 7i/7 2-in-1 Gen9という名前で発売されています。
おすすめ機種の1台なので興味のある方はチェックしてみてください。

ドラゴンクエスト11Sの必要スペックについて
完全3Dとなっているドラゴンクエスト11Sですが、ノートパソコンで遊ぶ場合の必要スペックは下記の通りです。

参考までに、2024年11月に発売されたドラゴンクエスト3リメイクについて、ノートパソコンで遊ぶ場合の必要スペックは下記の通りです。

必要スペックはほぼ同じのようです。
参考までにドラクエ3リメイクは冒頭紹介のパソコンで快適に遊べており、動画も作成しているので参考にしてみてください。
ドラゴンクエスト11Sに必要なCPU性能

- 必要:Intel Core i3-6100
- 推奨:Intel Core i3-6100
とあり、どの程度の性能が必要かを、ノートパソコンの主要CPUのベンチマークスコアをもとに解説します。
CPU | PassMarkスコア |
Core i7-13700HX | 34286 |
Ryzen 7 8845HS | 29904 |
Ryzen 7 8840HS | 24445 |
Core Ultra 7 155H | 25160 |
Ryzen 7 8840U | 23821 |
Ryzen 7 7735HS | 23818 |
Core Ultra 5 125H | 21300 |
Ryzen 5 8640U | 20772 |
Core Ultra 7 258V | 20032 |
Core Ultra 7 155U | 16577 |
Core Ultra 5 125U | 17750 |
Ryzen 7 7735U | 21082 |
Core i5-1340P | 20106 |
Core i7-1360P | 19600 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Ryzen 5 7535HS | 18312 |
Core i7-1260P | 17257 |
Core i5-1240P | 17345 |
Core 5-120U | 17292 |
Ryzen 5 7535U | 17123 |
Core i5-1335U | 16814 |
Ryzen 5 7530U | 16509 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Core i3-1315U | 13755 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Ryzen 5 7520U | 9489 |
Intel N100 | 5657 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
上記はノートパソコンに搭載される代表的なCPUのPassMarkというベンチマークスコアです。
- 推奨:Intel Core i3-6100:4137
のため、推奨スペックでもCPU性能はさほど必要ではなく、ここ3~4年のうちに購入したノートパソコンであれば、余裕でクリアできる性能です。
ドラゴンクエスト11Sに必要なグラフィック性能

- 必要:GeForce GTX750
- 推奨:GeForce GTX960
とあり、どの程度の性能が必要かを、ベンチマークスコアをもとに解説します。
推奨スペックは、解像度1920×1080のフルHD、グラフィック設定「最高」での動作環境ということです。
下記はグラフィックのベンチマークスコアとして有名な、3DMark Fire Strikeのスコアを紹介します。
グラフィックボード | 3DMark Fire Strike |
GeForce RTX 3080 Ti | 38323 |
GeForce RTX 3080 | 36176 |
GeForce RTX 4070 Laptop | 27898 |
GeForce RTX 4060 | 27500 |
GeForce RTX 3060 | 20764 |
GeForce RTX 3050 Ti | 14911 |
GeForce RTX 4050 Laptop | 14534 |
GeForce GTX 1060 | 12500 |
Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ32GB | 9747 |
Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)HP OmniBook | 9702 |
Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)レノボYoga | 9512 |
GeForce GTX 1650 | 9000 |
AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) | 8503 |
Intel Core Ultra 5 125H(CPU内蔵) | 8488 |
Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ16GB | 7900 |
AMD Ryzen 7 8840U(CPU内蔵) | 7600 |
GeForce GTX 960 | 7200 |
AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) | 6666 |
AMD Ryzen 5 8640U(CPU内蔵) | 6376 |
Intel Core Ultra 7 155U(CPU内蔵) | 5399 |
Intel Core i5-13500H(CPU内蔵) | 5237 |
AMD Ryzen 5 7535U(CPU内蔵) | 5103 |
Intel Core i5-1340P(CPU内蔵) | 5000 |
Intel Core Ultra 5 125U(CPU内蔵) | 4955 |
Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) | 4462 |
AMD Ryzen 7 7730U(CPU内蔵) | 4000 |
GeForce GTX 750 | 3400 |
AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) | 3288 |
めやすとしてはGeForce GTX 1060がエントリー向けグラフィックボードとなります。
GeForce GTX 750のスコアは、調べたところ約3400程度のようです。
そのため、グラボなしのCPU内蔵グラフィックスでも、ここ2~3年くらいのうちに発売されたノートパソコンのCPUであれば、必要性能を満たせます。
推奨性能を外部GPUなしで満たすのは、GTX960程度の性能が必要で、スコアは調べたところ約7200のようです。
新しい世代のCPUでグラフィック性能の高いIntel Core Ultra 7 155HやAMD Ryzen 7 8845HS、8840HS程度のCPUであれば、推奨性能を満たせます。
ドラクエ11Sをグラボなしノートパソコンで遊んでみた→普通に遊べる

冒頭紹介の通り私のメインPCは、レノボYoga 770という、2022年に発売されたノートパソコンです。
CPUは、AMD Ryzen 7 6800Uという、2年前のCPUですが比較的グラフィック性能の高いCPUを搭載しています。
さきほど紹介した3DMark FireStrikeのスコアは6666です。
AMD Ryzen 7 6800Uでの検証:ドラクエ11Sは普通に遊べる







グラフィック設定はデフォルトのままで遊んでみたところ普通に遊べました。
ただし少しカクカクする印象があり、よりなめらかに動作させたいなら、もう1段階グラフィック性能が上のIntel Cora Ultra 7 155Hや、AMD Ryzen 7 8840HSあたりが必要そうです。
ただし普通には遊べるので、外部GPUなしでも新しいノートパソコンであれば十分に遊べます。
実際に遊んだ動画を張りますので参考にしてみてください。
ドラクエ3リメイクもこのパソコンで実際に遊んでおり、必要スペックはほぼ同じでしたが実際には、ドラクエ11Sのほうが少し、要求スペックが高いという印象でした。

ドラクエ3リメイクは快適でカクカクするというようなことは感じなかったので、ドラクエ11Sのほうがもう少し、スペックが必要そうです。
外部GPUなしでも快適に動作可能なCPU
もし、これからノートパソコンを購入するのであれば、
- Intel Core Ultra 7 155H
- Intel Core Ultra 7 258V
- AMD Ryzen 7 8845HS、8840HS
あたりを搭載したノートパソコンであれば推奨性能を満たす性能があるので、より快適に遊べるでしょう。
ドラクエ3リメイクを遊ぶのにおすすめのグラボなしノートパソコン

ドラクエ11Sは、3Dグラフィックがきれいなゲームですが、グラボなしノートパソコンでも十分に遊ぶことができます。
もし今購入するのであれば、ということでおすすめのグラボなしノートパソコンを紹介します。
レノボIdeaPad Pro 5/5i Gen9 14型
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU(Intel) | インテル® Core™ Ultra 5 125H、Core™ Ultra 7 155H、Core™ Ultra 9 185H |
CPU(AMD) | AMD Ryzen™ 7 8845HS |
メモリ | 16GB~32GB LPDDR5X-7467MHz (オンボード) |
ストレージ | 512~1TB GB SSD, M.2 PCIe-NVMe Gen 4 TLC |
液晶(IPS) | 14インチ 2.8K液晶 (2880 x 1800) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 400 nit, 120Hz, ブルーライト軽減パネル |
液晶(OLED) | 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチ非対応, HDR500, 100%DCI-P3, 400 nit, 120Hz |
重量 | 約 1.46kg |
サイズ | 約 312x221x15.99mm(最薄部) |
バッテリー | 84Whr 動画再生時 約 10.4 時間・アイドル時 約 24.9 時間 |
価格 | 12万円台~ |
価格とおすすめ構成

Intel Core Ultra 5 125H + IPS液晶のスタートプライスで12.96万円です。
解像度2.8Kの有機ELがよければ14.48万円で、驚きの安さです。
Intel Core Ultra 7 155H + メモリ32GB + 有機ELの構成は18.48万円です。
性能はIntel Core Ultra 5 125Hでも十分高いし、IPS液晶も100%sRGBで400nitと綺麗なので、スタートプライスの12万円台でもゲームは問題なく動作可能です。
Intel Core Ultra 7 155H + メモリ32GBは、さらに余裕を見たい方向けのハイスペック構成です。

この機種で驚きなのは、AMD版のIdeaPad Pro 5 Gen9 は、さらに安いということです。
- AMD Ryzen 7 8845HS
- メモリ16GB
- ストレージ512GB
- 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ)
この構成でも12.48万円からと驚異のコスパです。
AMD Ryzen 7 8845HSも性能はIntel Core Ultra 7 155Hに引けを取らないくらいの性能があるため、Intelにこだわりがなければ、AMD版の購入もよいでしょう。
AMD Ryzen 7 8845HSのグラフィック性能も、Intel Core Ultraに負けないくらいの性能があります。
また、外部CPUありの構成も選択でき、その場合、GeForce RTX™ 3050を搭載した構成が、16.48万で購入できます。これも安いです。
レビュー記事を書いているので参考にしてみてください。

ドラクエ11 S Steam版はたっぷり遊べる体験版もあり

ドラクエ11 Sは、たっぷり遊べる体験版というのがSteam版では遊べるようになっており、公式サイトによると
“たっぷり遊べる体験版”は、冒険のはじまりから、カミュ、ベロニカ、セーニャが仲間として加わり、次の町に移動する手前までの物語をプレイすることができます。
想定プレイ時間は約10時間。物語の序盤を、3Dモードでたっぷりと楽しめる内容となっています。
もちろん、セーブデータは製品版への引継ぎが可能です。「S」の要素である、キャラクターボイスや、新たなしばりプレイなども発売前にいち早く体験いただけます!
となっています。
10時間も遊べるというのは良いですね。ゲームの雰囲気も分かりますし、自分の持っているノートパソコンでできるか?というのも試せます。
必要スペック目安は解説の通りなので、できるかどうか微妙なラインのパソコンであるならば、ダウンロード版を試してみるのもよいでしょう。

私も少し遊んでみた感触だと、ぶっちゃけ、後に発売されたドラクエ3リメイクより、完成度は高いですね!という印象を持ちました(汗)
ドラクエ3リメイクはHD-2Dというコンセプトでのリメイクなので一概に比較はできませんが、ドラクエ11のグラフィックでリメイクしてくれていればな~と思わずにはいられませんでした(^^;
ドラクエ11Sは評判も良いようですし、そこそこ新しいノートパソコンを持っており、興味のある方はチェックしてみてください。
関連記事
Follow @SubieSE




