私は元2009年式のスバルレガシィアウトバック(BR型)オーナーで、新型レガシィアウトバック(BT型)に買い替えました。
新型アウトバックのネット口コミを確認してみると
- 新型アウトバックはパワー不足
という書き込みを、かなり見かけます・・・
購入して3カ月程度運転した印象としては
いや十分に速いけど!?
というのが、個人的な感想ですが、他オーナーの口コミでは、パワー不足という感想を持っている方もいらっしゃいました。
当記事では、実際に先々代BRアウトバックから現行BTアウトバックに乗り換えた印象についてまとめるとともに、口コミも紹介しようと思います。
レガシィアウトバックの価格とスペック
まず最初にレガシィアウトバックのグレードとスペックを紹介しておきます。
レガシィアウトバックのグレード

レガシィアウトバックのグレードは以下の通りです。
グレード | 価格 |
---|---|
X-BREAK EX | 414.7万 |
Limited EX | 429万 |
- アウトバックは全車アイサイトX搭載
- アウトバックは全車1.8ガソリンターボ
という特徴があります。
レガシィアウトバックのスペック
スペック | アウトバック |
---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 4870×1875×1670 |
ホイールベース(mm) | 2,745 |
車両重量(kg) | 1680〜1690 |
エンジン | 1.8リッターターボ |
最高出力 (kW (PS) / rpm) | 130(177)/5200-5600 |
最大トルク (Nm (kgm) / rpm) | 300(30.6)/1600-3600 |
トランスミッション | リアトロニック(CVT) |
駆動方式 | AWD |
燃費(WLTC) | 13.0km/L |
燃費(市街地) | 9.6km/L |
燃費(郊外) | 13.7km/L |
燃費(高速道路) | 14.7km/L |
乗車定員 | 5名 |
アウトバックは現状1.8ガソリンターボのみです。
北米で販売されているアウトバックは
- 2.5ガソリン
- 2.4ガソリンターボ
がラインナップされていますが、日本では1.8ガソリンターボのみです。
走りの印象はとても良くパワー不足は感じない

1.8ガソリンターボ(CB18)は十分に速い
車両重量が1680~1690kgもあるのに、1.8リッターガソリンターボで大丈夫か?というのが、皆さん心配される点かもしれません。
私は試乗のときに「十分に速いぞ」と感じていましたが、納車されてから走ってみた印象としても
- Iモードで十分に速い
- BRのアウトバック3.6R(3.6リッターIモード)より速く感じる
というのが、正直な印象です。
奥さんにも運転してもらい、「前の車より速く感じるね」と言ってました。
そのため1.8ガソリンターボで本当に大丈夫か?と心配している方には「全く問題ありません」とお答えします。
SやS#モードにすると意外と元気よく走る

前のBRアウトバック3.6Rは、Iモードだと少しダルく、Sモードだと発進時に勢いが付きすぎて使いづらい、という印象がありました。
現行型BTアウトバックは、SやS#モードでも違和感なく、Iモードより元気に走らせることができるという印象を持ちました。
Iモードで十分に速いので十分なのですが、Sモードでワインディングを走らせると面白いかもな、と感じる出来でした。
ハンドリングがよくカーブでも曲がりやすい

前のBRアウトバックは、ハンドリングが微妙で、山道などのワインディングでは正直、「ワインディングを運転しても楽しい車ではないな」と感じていました。
現行型BTアウトバックは、ハンドリングが大幅に良くなっており、しなやかにスッと曲がっていく印象があります。
さすがにレヴォーグほどとは言いませんが、このしなやかさならワインディングを走らせても楽しいだろうな、と思える良さがあります。
1.8リッターの排気量でも十分に速いと感じる理由

私が買い替え前に乗っていた、先々代アウトバック3.6Rとのスペック比較は以下の通りです。
車種 | 最高出力 (kW (PS) / rpm) | 最大トルク (Nm (kgm) / rpm) |
現行BT | 130(177)/5200-5600 | 300(30.6)/1600-3600 |
先々代BR(3.6R) | 191(260)/6000rpm | 335(34.2)/4400 |
スペック的には、先々代BR3.6Rより速いと感じるわけがないのですが、実際に運転してみると、同等、もしくは現行BTのほうが速いくらいでは?と感じます。
なぜそう感じるか、以下が理由ではないかと思います。
現行アウトバックはIモードの制御が改善した

私が前乗っていたBRアウトバックは、Iモードの制御がダルく、せっかくの大排気量がIモードだとあまり活かせてないと感じていました。
せっかく3600㏄という大排気量なのに、燃費重視でかなりパワーを抑えてある印象だったんですよね・・・
それが、現行アウトバックでは、Iモードでも十分に速いと感じるくらいの制御に改善されています。
現行1.8ターボは低回転から最大トルクを発生できる
最大トルクは、前のBRアウトバック3.6Rのほうが少し上ですが、4400回転と高回転でないと最大トルクを発生できませんでした。
現行アウトバックの1.8ガソリンターボは、1600回転という常用域から300Nmと十分なトルクを発生することができます。
街乗りで実際に使う回転数はせいぜい2500回転くらいまでなので、常用域であれば現行アウトバックのほうが速いと感じるのも納得できます。
現行アウトバックはパワー不足か!?スペック比較

レガシィアウトバックはパワー不足!?と言われているので、旧型アウトバック・ライバル車とのスペック比較をしてみます。
アウトバック
車種 | 最高出力 (kW (PS) / rpm) | 最大トルク (Nm (kgm) / rpm) |
現行BT(1.8ターボ) | 130(177)/5200-5600 | 300(30.6)/1600-3600 |
先代BS(2.5ガソリン) | 129(170)/5800 | 235(24.0)/4000 |
先々代BR(3.6リッター) | 191(260)/6000rpm | 335(34.2)/4400 |
他の車種
車種 | 最高出力 (kW (PS) / rpm) | 最大トルク (Nm (kgm) / rpm) |
ハリアー(2.0ガソリン) | 126(171)/6600 | 207(21.1)/4800 |
CX-8(2.5ガソリン) | 140(190)/6000 | 252(25.7)/4000 |
CX-8(2.2ディーゼル) | 147(200)/4000rpm | 450(45.9)/2000 |
こうしてみると、現行アウトバックの1.8ターボのスペック的は
- 最大出力:2.5ガソリンと同等レベル
- 最大トルク:2.5ガソリンより上、3.0ガソリンと同等レベル
であることが分かります。
実際に運転している印象としては、3.0ガソリンと同等レベルの最大トルクが、1600回転という低回転から発生するので、パワー不足と感じたことは全くないですね。
パワー不足と感じている方の口コミ紹介と意見について

私の意見だけでは、現行アウトバックがパワー不足ということはないのでは?という意見になってしまうため、パワー不足と感じている方の口コミと、それに対する自分の意見を紹介します。
とにかく、パワー不足。これは如何ともし難い。いろは坂で、アクアに置いて行かれますから……。
次期型で、1.8リットルターボ積んでも、余裕まではいかない。このサイズには、2.4リットルターボが必須かと思います。
えっ、そうなると価格が……という声が聞こえてきそうですが、500万円超えたら、買おうとするクルマの価格じゃなくて、どれだけ所有欲を満たしてくれるのか、からクルマを考えます。
そうなると、悪いけど、500万円出して、1.8リットルターボ?というクエスチョンマークしかつかない。
わかります? スバルさん。
それなら、もう150万プラスしてV60のクロスカントリーにしようか、と考える。だから、せっかくの顧客を無くしてしまう可能性大なんです。……もったいない。
carviewのユーザーレビューをのせています。
この方は
- いろは坂でアクアよりも加速が遅い
- 2.4ガソリンターボも設定してほしかった
という感想のようですね。
ただアクアと比較するのは・・・アクアは、車重1100kg未満と軽く、ハイブリッドなので加速は速いと思うんですよね。軽快さ、加速感なら当然アクアが上だと思います。
アウトバックは確かに、Iモードでの0kmからの加速は、ゆったりという感じです。
ただ敢えて、こういった走り味にしているとも感じており、Iモードでもある程度アクセルを踏めば十分に加速するという印象を私は持っています。
北米で設定されている2.4ガソリンターボは必要か?

北米アウトバックや、レヴォーグにはハイパワー版の2.4ガソリンターボがラインナップされていますが、アウトバックにも設定するべき、という声をよく聞きます。
アウトバックはもともと高いので、どうせなら2.4ガソリンターボにして完全な高級路線にしたほうがよい、という意見ですね。
レヴォーグの1.8ガソリンターボと、アウトバックの2.4ガソリンターボのスペックは以下の通りです。
スペック | 新型レヴォーグ1.8 | 新型レヴォーグ2.4 |
価格 | 414.7万 (STI Sport EX) |
482.9万 (STI Sport R EX) |
駆動方式 | AWD(ACT-4) | AWD(VTD-AWD) |
全長×全幅×全高 | 4755×1795×1500 | 4755×1795×1500 |
車重 | 1580kg | 1630kg |
最小回転半径 | 5.5m | 5.5m |
エンジン | 1.8Lターボ | 2.4Lターボ |
排気量 | 1795cc | 2387cc |
最高出力 | 177ps/ 5200-5600rpm |
275ps/ 5600pm |
最大トルク | 300Nm/ 1600-3600rpm |
375Nm/ 2000-4800rpm |
WLTCモード燃費 | 13.6km/L | 11.0km/L |
使用燃料 | レギュラー | ハイオク |
スペックは確かに上がりますが
- 価格が68.2万高くなる
- 燃費が2.6km/L悪くなる
- ガソリンがハイオクになる
・・・というところで、アウトバックの2.4ターボ版が出たところで、本当に購入してくれる人はいるのか!?という疑問は生じます・・・
実際のところ、レヴォーグの2.4ガソリンターボの売れ行きは、厳しいようです。
仮に、アウトバックに2.4ガソリンターボが設定されるとなると、現行のLimitedが429万なので、
アウトバック2.4ターボ Limited EX:497.2万
になるので、ハイオクになることも考えると、とても売れないのでは・・・?という気がします。
私は、アウトバックに2.4ガソリンターボは、別に無くてもよいかな~という意見です。
1.8ガソリンターボで十分ですしね。どちらかというと、2025年登場の噂のストロングハイブリッドを搭載してほしいですかね。そちらのほうが、車種の性格に合うと思います。
車買い替え検討の際に試乗は大事
私はスバリストなので、スバルの車、できればレヴォーグが良かったのですが、奥さんからは運転のしやすさを考慮して車高の高い車、というリクエストがありました。
そのため最初フォレスターを検討していたのですが、たまたま検討の際にディーラーで新型アウトバックを試乗、その出来の良さに感激してしまい、アウトバック購入で検討を進めることにしました。

最初は、「現行アウトバックは大きく、高くなりすぎたしなあ・・・」と否定的でしたが、実際に運転してみると、ものすごく良い出来でした。
レヴォーグに引けを取らない、むしろアウトバックのほうが上質だぞ、と感じるくらいの出来でした。
納車されてからある程度運転し、当然ながら運転したときの印象は試乗した時の印象のままで良く、当たり前ですが試乗は大事だと思いました。
また試乗だと短時間すぎるから・・・ということであれば、カーシェアなどのレンタルで試すという手もあります。
私はカーシェアのカレコに月会費無料プランで登録しており、カレコだとレヴォーグやフォレスターを借りることができます。
特にアウトバックは、私は1.8ガソリンターボで十分なパワーがあると感じていますが、パワー不足と評価する方もいるので、自分で試したほうが良いと思います。
レガシィアウトバックパワー不足!?のまとめ

- Iモードで十分に速い
- BRのアウトバック3.6R(3.6リッターIモード)より速く感じる
- 1600回転という低回転から3リッターガソリン並みの高トルクを発生
- パワー不足と評価する方もいる
- 2.4ガソリンターボが追加されるかは微妙
- 試乗して確かめるのがベスト
個人的には十分なパワーがあると思いますが、パワー不足と評価する方もいるので、実際に試乗して確かめるのが一番良いと思います。
【車買い替え検討の際】10万以上お得に購入する方法
車買い替えの場合、簡単な手間をかければ10万以上お得に購入できる方法があります。
私の実体験で、14年落ちのレガシィアウトバックを一括査定に出しました。14年落ちでアイサイトなしの車両だったので査定は絶望的と思っていたのですが(汗)
- ディーラー下取り:3万円
- 車買取一括査定:13万円
と、なんと10万円もの査定アップになりました!
絶対にこのひと手間は、かけるべきだと言えます。
車買取一括査定サービスは大して手間でもないので実施すべき
車買取一括査定サービスを利用したときのデメリットで、「電話が大量にかかってくる・・・」ということをよく聞きますが、以下に記載のMOTA車買取であれば、一番査定額を高くつけた最大3社のみの対応で済むので手間も大したことがないです。
またMOTA車買取というサービスでは、電話連絡の時間帯指定をすることができましたので、私は18時以降とし、その時間帯に電話対応をしたので特に苦労はしませんでした。
MOTAの場合、かかってくるにしても最大3社なので、30分程度の電話で対応は終わります。
実車査定立ち合いについても、自宅に買取業者が来てくれるので、ただ自宅で立ち合うだけです。大体30分程度で終わります。
複数業者とやり取りをする場合、同じ日程で調整することもでき、一度で済ませてしまえばそこまで手間でもないです。
別業者が同時間帯に集まることに関しても、依頼をすれば普通に実施してもらえます。
MOTA車買取
↑上記の画像もしくはボタンをクリックすると、「MOTA車買取」のホームページに飛ぶことができます。
最近勢いのあるMOTAが運営する車買い取り査定サイトです。
私も実際に利用したサービスです。
MOTA車買取とは 申込み翌日18時には複数社の査定結果がネットで見れて、やりとりするのは高額査定の3社(最大)のみなので、従来の一括査定にありがちな電話ラッシュがない、新しい車買取一括査定です。
高額査定をした最大20社のうち、上位最大3社のみからのご案内のため、電話ラッシュでうんざりする事がありません。
私も経験がありますが、一括査定は一斉に電話がかかってきてしまうので・・・この方式なら上位3社だけで済むので、楽でよいです。
カーセンサー簡単ネット社査定
また大手のリクルートが運営している車買取一括査定サービスも紹介します。
↑上記の画像もしくはボタンをクリックすると、「カーセンサー車査定」のホームページに飛ぶことができます。
カーセンサーはリクルートが運営する車買い取り査定サイトです。
最大手のリクルートが運営しているというのもあり、安心感のあるサービスと言えます。
複数買取業者の一括査定、もしくはオークション形式による最も高値をつけた1社のみとの交渉を選択可能です。
一括買い取り査定サイトの最大手で、買い取り形式も選択できるので自分の希望に応じた活用ができます。
複数業者との電話が煩わしいという場合は、オークション形式にしてしまえば、1社のみとのやり取りで済みます。
ユーカーパックらくらく一括査定
↑上記の画像もしくはボタンをクリックすると、「ユーカーパックらくらく一括査定」というホームページに飛ぶことができます。

ユーカーパックの良いところは、買取業者それぞれの電話応対をすることはなく、ユーカーパック1社のみのやり取りで済むということにあります。
ユーカーパックが査定し、その結果をもとに買取業者が買取金額を出し、一番高値を付けた業者に売却するというシステムのようです。
上記で紹介したサービスとは少し方式が違うサービスで、この方式でも高値で売却できるのであれば一番手間がかからなくて良いな、と感じます。
車買取一括査定サービスの体験談および比較を以下記事にまとめているので参考にしてみてください。

車一括査定利用の際のよくあるQAについて
はじめて車一括査定を利用する方に向けて、よくある質問と回答をまとめます。
一括査定に出すタイミングはいつが良いか?
査定を受けた後、時間が経ってしまうと査定額が落ちる可能性があります。
また、引き取り予定日が長いと、買取店も買い取り額にマージンを取りたくなり、本気の金額が出ない可能性があります。
そのため、納車日が決まってから一括査定に出すのが一番良いタイミングだと思います。
新車であれば、ディーラーから納車予定日の連絡が来てからがベストだと思います。
中古車は、現車があるのであれば、契約から納車日までの期間が短いのでそこまで意識しなくてもよいです。
買取店から電話が掛かりまくってくるのか?
これは上述の通りで、使うサービスにもよりますが、かかってきても数社程度というところです。
私が利用したMOTA買取であれば、電話連絡は最大3社までとなります。
買取店も、一括査定に出した後、現車査定日程さえ調整してしまえば、その後かかってくることはないです。
そのため、最初に査定を申し込むときは、電話応対できる時間帯と日にちに実施したほうがよいですが、一度対応してしまえばその後かかってくることはないので、そこまで掛かりまくってくる、というほどでもないです。
現車査定日程は複数業者で同じ日にできるか?
複数業者に買取査定をお願いする際の現車査定日について、同じ日に複数業者に査定してもらうことも可能です。
むしろ日程を分けるほうが面倒だし、1つの買取店から買取のプレッシャーをかけられることにもなると思うので、いっぺんに査定してもらったほうが良いと思います。
買取業者によっては、「その日はちょっと・・・」とか、「できれば店舗に来ていただけますか」とお願いされることもありましたが、私はそういった業者は断ってました。
買取店も数が多いので、こちらの都合に合わなければ別業者にお願いする、というスタンスでよいと思います。
ローンや残クレの途中でも一括査定に出せるか?
私は経験したことがないですが、ローンや残クレの途中でも問題なく買い取ってもらえるようです。
その場合、買取店がローンや残クレの残債を処理してくれるようですが、買い取り額より残債が多く残る場合、買取店への金額振り込みが必要となるようです。
買い取り額のほうが残債よりも多ければ、差額が支払われます。
買取契約後の引き渡し日は調整可能か?
契約後の引き渡しタイミングは調整可能です。
私は納車日当日の引き渡し指定をしました。
ただ、数カ月先とか、引き取り予定日が先すぎると、買取店も本気の金額では買い取ってもらえなくなるので(相場値下がりのマージンを取りたくなるはず)、次の車の納車日が決まってから、2週間前くらいに買取査定に出すのがベストタイミングだと思います。
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