モバイルノートパソコンのコスパ最強機種である
HP Pavilion Aero 13-be
の新型が、2023年4月に発売されています。
→2023/8 実機レビュー記事を書きましたので参考にしてみてください。



スペックや価格が、モバイルノートパソコンとして非常に優秀で
- CPU:AMD Ryzen 5 7535U, Ryzen 7 7735U
- ディスプレイ:13.3インチワイド・WUXGA非光沢・IPSディスプレイ(1920×1200), 100%sRGB, 輝度400nit
- 重量:957g
- 価格:10万円前後
と、軽量であるにも関わらず価格は10万円前後と極めて安いです。
スペックを見たところ、CPUが新しくなった以外は、ボディはほぼ変わっていないようです。
ただカバーのデザインが変わっており、「HP」のプレミアムロゴになっています。

このプレミアムロゴは、HP ENVYシリーズやSpectreシリーズと同様のものですね。

相変わらずコスパが良く軽量なので、2023年も引き続きコスパの良いノートパソコンとして良い選択になりそうです。
HP Pavilion Aero 13-be 新型紹介
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen 5 7535U,Ryzen 7 7735U |
メモリ | 8GB~16GB |
ストレージ | SSD 256GB~512GB |
液晶 | 13.3インチワイド・WUXGA非光沢・IPSディスプレイ(1920×1200)輝度400nit、色域100% sRGB |
重量 | 957g |
サイズ | 298×209×16.9mm |
バッテリー | 最大11時間(44Whr) |
価格 | 10万円台~(セール時8万円台~) |
- Ryzen 5 7535U、メモリ8GB、SSD256GB
- Ryzen 5 7535U、メモリ16GB、SSD512GB
- Ryzen 7 7735U、メモリ16GB、SSD512GB
上記いずれかの構成から、選択できます。
個人的にはメモリ16GB以上の構成がおすすめです。
CPUは、Ryzen 5 でも 7 でも、普段使いには性能十分なため、どちらでもよいと思います。
HP Pavilion Aero 13-beの良い点

- 957gと超軽量
- CPU性能が良い
- ディスプレイ性能が良い
- 価格が安い(10万前後)
HP Pavilion Aero 13-beは、957gと軽量で性能もよく、かつ、安いのが人気の理由です。

新型のAMD Ryzen 7 7735U + メモリ16GBでも、12.3万(学割)で購入可能と、コスパは素晴らしいです。
重量1kg未満で、この性能でこの価格は、他機種ではまずないです。
CPU性能
CPU | マルチ | シングル |
Ryzen 7 6800H | 25955 | 3458 |
Core i5-1340P | 22514 | 3757 |
Ryzen 7 6800U | 21461 | 3459 |
Core i7-1260P | 20778 | 3713 |
Ryzen 7 5800U | 18644 | 3108 |
Ryzen 5 5625U | 16933 | 3138 |
Core i7-1165G7 | 11005 | 3142 |
※上記はいずれも私がレビューした時の実測値です。
AMD Ryzen 5 7535U、Ryzen 7 7735Uは、Ryzen6000番台と同等もしくは少し上のスペックになることが予想されるようです。
そのためRyzen 7 7735Uは、6800Uと同等もしくは少し上の性能になることが予想され、十分な性能となります。
グラフィック性能
グラフィックボード | 3DMark Fire Strike |
GeForce RTX 3080 Ti | 38323 |
GeForce RTX 3080 | 36176 |
GeForce RTX 3060 | 20764 |
GeForce RTX 3050 Ti | 14911 |
GeForce GTX 1650 | 9047 |
AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) | 6666 |
Intel Core i5-1340P(CPU内蔵) | 5040 |
Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) | 5010 |
Intel Core i7-1165G7(CPU内蔵) | 4200 |
AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) | 3288 |
AMD Ryzen 7 5800U(CPU内蔵) | 3276 |
めやすとしてはGeForce GTX 1650がエントリー向けグラフィックボードとなります。
Ryzen 7 6800Uのグラフィック性能は高くなっており、Ryzen5000番台の、2倍くらいの性能があります。ゲーム性能もある程度は期待できるでしょう。
HP Pavilion Aero 13-beの気になる点
- キーボードの配置が特殊
- バッテリー容量が少なめ
1点気をつけておきたいのは、キーボードのキー配置がやや特殊ということです。
上記写真の通り、Enterやバックスペースキーが右端になく、慣れるのに少し時間がかかると思います。
ただキーボードの配置は慣れてしまえばそこまで気にならなくなりますので、性能や軽さを考えると、おすすめできる機種です。
またバッテリー容量は、45Whrと、最大11時間との記載ですが実稼働時間は5~6時間といったところでしょう。少し少な目であることは注意点です。
レノボ ThinkBook 13x Gen2 製品紹介
HP Pavilion Aero 13-beの対抗機種として、レノボThinkBook 13xを紹介します。
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | インテル® Core™ i5-1235U |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe |
液晶 | 13.3″ WQXGA液晶 (2560 x 1600) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 400 nit, LEDバックライト, ブルーライト軽減パネル |
重量 | 1.2kg |
サイズ | 約 296x209x12.9mm |
バッテリー | 56Whr 最大20.3時間 |
価格 | 10万円台~ |
2023年3月に新発売された機種です。
Intel Core i5-1235U、メモリ16GB、SSD512GBと十分なスペックで、ディスプレも解像度2K、100%sRGB、輝度400nitと素晴らしいスペックです。
重量は1.2kgとまあまあ軽量で、価格は10.98万と、素晴らしいコスパです。
レノボからもようやく、13インチでコスパの良い機種が発売されたな、と感じます。
モバイルノートが欲しいならおすすめできる機種だといえます。
価格について
Intel Core i5-1235U、メモリ16GB、SSD512GBのスペックが10.98万で購入できます。
ディスプレイの品質もよく、コスパがとても素晴らしいです。
CPU性能・処理速度
ノートパソコンに搭載されている主要CPUのベンチマークとなる、PassMarkというスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Core i7-12700H | 27020 |
Ryzen 7 6800H | 23797 |
Ryzen 7 6800U | 20727 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Ryzen 7 5825U | 18386 |
Ryzen 5 7530U | 17704 |
Core i7-1260P | 17203 |
Core i5-1240P | 17345 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Core i3-1115G4 | 6610 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、Ryzen3 5300Uのスコア10000以上あると、重作業でも十分快適に使えます。
Core i5-1235Uは、最新第13世代と比較すると少し劣りますが、実用上まったく問題ない性能があります。
インターフェイス

インターフェイスが、ちょっと少ないのが気を付けておきたいポイントです。
12.9mmという薄さを実現するために、USB Type-AやHDMIは落としているというインターフェイスです。
Thunderbolt4が2ポートあるので、実用上はそこまで困らないと思いますが、マウスやキーボードはBluetooth接続が必要になります。
あと必要であれば、私が購入して使っているType-Cハブを使うと良いのではと思います。

重量とバッテリー容量

重量は1.2kgとモバイルノートパソコンとしては及第点、バッテリー容量が56Whrで最大20.3時間と比較的大容量バッテリーを搭載しています。
軽さを突き詰めるよりは、バッテリー容量と重量のバランスをとったスペックになっています。
電源を接続しないで使う時間が長い方向けです。
HP Pavilion Aero 13-beとThinkBook 13xの比較

長らくモバイルノートパソコンコスパ最良機種として君臨してきた、HP Pavilion Aero 13-beと、ライバルとなりえるThinkBook 13x Gen2の2機種を比較してみます。
比較項目 | ThinkBook 13s | HP Pavilion Aero |
CPU | 〇(Intel12世代Core i5) | ◎(Ryzen7735U) |
ディスプレイ | 〇(IPS) | 〇(IPS) |
サイズ | 13.3インチ | 13.3インチ |
アスペクト比 | ◎(16:10) | ◎(16:10) |
解像度 | ◎(2560×1600) | ○(1920×1200) |
輝度 | ◎(400nit) | ◎(400nit) |
色域 | 100%sRGB | 100%sRGB |
キーボード | 〇 | △(配置にクセあり) |
重量 | 〇(1.2kg) | ◎(0.957kg) |
USB-A | × | 〇(2) |
USB-C | 〇(Thunderbolt4) | 〇(1) |
USB-C充電 | 〇 | 〇 |
USB-C映像出力 | 〇 | 〇 |
Thunderbolt/USB4 | 〇(2) | × |
HDMI | × | 〇 |
Webカメラ | 720p | 720p |
プライバシーシャッター | 〇 | 〇 |
バッテリー | 〇(56.5Whr) | △(45Whr) |
指紋認証 | 〇 | 〇 |
価格 | ◎(10.98万) | 〇(11.3万)学割 |
価格はThinkBookが有利
ThinkBookは、Intel Core i5-1235U、メモリ16GB、SSD512GBのスペックが10.98万で購入できます。
HP Pavilion Aeroでメモリ16GBモデルを選ぶと、学割で11.3万円となるので、コスパはThinkBookのほうが良いと言えます。
性能はHP Pavilion Aeroが有利
ThinkBook 13sは、Intel Core i5-1235Uという第12世代の省電力性能重視CPUを搭載しています。
対してHP Pavilion Aeroは、Ryzen 5 7535U, Ryzen 7 7735Uを搭載しており、性能はHP Pavilion Aero のほうがよいと言えます。
重量はHP Pavilion Aeroが軽いがバッテリー容量はThinkBookのほうが良い

重量はHP Pavilion Aeroが1kgを切った重量となっており軽いです。
ただHP Pavilion Aeroはバッテリー容量が少なく、バッテリーを重視するならThinkBookのほうが良いと思います。
キーボードはThinkBookがよい
HP Pavilion Aeroは、キーの配置が特殊で、Enterやバックスペースキーが右端になく、慣れるのに少し時間がかかると思います。

ThinkBookは、日本語版キーボードを見ていないですが、IdeaPadなどとほぼ同じオーソドックスな配置のキーボードになることが予想され、打ちやすいのはThinkBookの方になると思います。(以下写真はIdeaPad Slim 570のキーボードです)

HP Pavilion AeroとThinkBook 13xの比較まとめ

比較結果をまとめますと
- コスパならThinkBook 13x
- 軽さ重視ならHP Pavilion Aero 13-be
- 性能は新型HP Pavilion Aero 13-beが有利
- バッテリー容量重視ならThinkBook 13x
- キーボードはThinkBook 13xが良い
となります。
新型で価格据え置きなのは嬉しいポイントです。
軽いというのもあり、引き続き魅力的な機種になるのではと思います。
またレノボのThinkBook 13xは、HP Pavilion Aeroの対抗機種として素晴らしいコスパだと感じますのでこちらもおすすめです。
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