2023年にCPUが最新になったモバイルノートパソコンロングセラーモデル「HP Pavilion Aero 13-be」の実機レビュー記事を書きます。


レビュー機のマシンのスペックは以下の通りです。
- CPU:AMD Ryzen 7 7735U
- メモリ16GB
- SSD 512GB
- 13.3インチIPS 液晶(1920×1200)

HP Pavilion Aero 13-be の特徴は以下の通りです。
- 13.3インチで957gと軽量
- セール時10万円未満で購入可能
- 16:10、輝度400nit、sRGB100%の高品質ディスプレイ搭載
- CPUは最新のAMD Ryzen 7 7735U
13.3インチ、重量1kg未満で、10万未満という価格は、全メーカーでもライバル不在のコスパ最強モバイルノートパソコンです。
しかもただ軽いだけでなく、CPU性能やディスプレイ品質も素晴らしいです。
軽くてコスパのよいモバイルノートパソコンを探している方に、最もおすすめできる機種です。
HP Pavilion Aero 13-beは週末セールだと、安くなっている頻度が多いので、まず週末セールをチェックしてみましょう。
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen 5 7535U,Ryzen 7 7735U |
メモリ | 8GB~16GB |
ストレージ | SSD 256GB~512GB |
液晶 | 13.3インチワイド・WUXGA非光沢・IPSディスプレイ(1920×1200)輝度400nit、色域100% sRGB |
重量 | 957g |
サイズ | 298×209×16.9mm |
バッテリー | 最大11時間(44Whr) |
価格 | 10万円台~(学割8万円台~) |
上述の通り学割だと当機種は安く購入できます。
学割は、以下に該当する方であれば安く購入できます。
- 小学校、中学校、高等学校、大学、大学院、専門学校の学生、またその学校に進学が決定した生徒
- 大学受験予備校に在籍する学生
- 上記学生の保護者
- 教職員および教育関連機関にお勤めの方
例えば私は小学生の保護者なので該当になります。
学生の子供がいる方の保護者も対象なので、かなり広い範囲で適用できる割引となります。
HP Pavilion,ENVY,Spectreなど多くの該当機種があるので、チェックしてみましょう。
- HP Pavilionシリーズの特徴
- HP Pavilion Aero 13-beは1kg未満と軽量かつ安いのが最大のメリット
- HP Pavilion Aero 13-beはCPU性能やディスプレイ品質にも妥協なし
- キーボードの配置はクセがありますが慣れます
- キー配置優先ならレノボThinkBook 13x Gen2も良い
- HP Pavilion Aero 13-beのスペックと価格
- HP Pavilion Aero 13-beの外観・デザイン・質感
- 重量のチェック
- ディスプレイのチェック
- キーボード・タッチパッドのチェック
- インターフェイス(拡張性)のチェック
- バッテリー駆動時間のチェック
- Webカメラのチェック
- スピーカーのチェック
- 無線速度のチェック
- 起動時間のチェック
- HP Pavilion Aero 13-beの内部性能評価
- HP Pavilion Aero 13-beの3D・ゲーミング性能評価
- HP Pavilion Aero 13-beの画像編集性能評価
- HP Pavilion Aero 13-beの動画編集性能評価
- HP Pavilion Aero 13-beの排熱性能と静粛性評価
- HP Pavilion Aero 13-beのレビュー評価まとめ
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HP Pavilionシリーズの特徴

HPの個人向けノートパソコンのラインナップは下記の通りです。
- Spectre
- ENVY
- Pavilion
- HP
Pavilionシリーズはスタンダードに位置づけられる機種で、ボディの質感もしっかり確保されています。

左がHP Pavilion Aero、右がHP ENVY x360 13-ayで、比較をするとENVYのほうが質感は当然高いのですが、HP Pavilion Aeroも十分納得できる質感です。
HP Pavilion Aero 13-beは1kg未満と軽量かつ安いのが最大のメリット


HP Pavilion Aero 13-beは、13.3インチで957gと軽量、かつ、セール時には10万円以下で購入可能であるのが、最大のメリットです。
上記は週末セールの価格ですが、Ryzen 5 7535U + メモリ16GBで9.28万円とコスパは抜群です。
軽量なモバイルノートパソコンは、15万円前後することが多いので、このHP Pavilion Aero 13-beは、本当にコスパが素晴らしいと思います。
HP Pavilion Aero 13-beはCPU性能やディスプレイ品質にも妥協なし

HP Pavilion Aero 13-be は、価格が安いだけでなく、ディスプレイやCPU性能も、素晴らしいです。
- CPUは最新のAMD Ryzen 7 7735U、Ryzen 5 7535U
- 画面比率16:10、輝度400nit、sRGB100%のディスプレイ
Ryzen 5 7535Uモデルであれば、メモリ16GBでもセール時10万円までで購入できます。
10万円以下で1kg未満、この性能とディスプレイのモバイルノートパソコンが購入できるのは、素晴らしいコスパです。
キーボードの配置はクセがありますが慣れます

HP Pavilion Aero 13-beは、キーボードの配置がやや特殊で、右端にpg upやpg dnなどのキーが配置されており、ENTERキーが右端にない配列となっています。
私がブログで使っているHP ENVY x360 13-ayもこの配置で、最初の1週間は、ENTERを押そうとしてpg dnを押してしまうなどミスタイプすることがありましたが、1週間もすれば慣れました。
また、この配置に慣れたからと言って、本業で使っているノートパソコンのオーソドックスな配列に戸惑うかというとそうでもなく、指が覚えているのか普通に使い分けできているので、1週間くらい慣れる時間が取れるのなら、そこまで気にすることはないと思います。
ただ、慣れるかどうかは個人差もあると思うので、どうしてもこの配置は受け入れがたい、と感じる方は、別の機種を検討したほうが良いと思います。
ただこの軽さで、キー配置もきれいな機種は残念ながら、高いです。
キー配置優先ならレノボThinkBook 13x Gen2も良い
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | インテル® Core™ i5-1235U |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe |
液晶 | 13.3″ WQXGA液晶 (2560 x 1600) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 400 nit, LEDバックライト, ブルーライト軽減パネル |
重量 | 1.2kg |
サイズ | 約 296x209x12.9mm |
バッテリー | 56Whr 最大20.3時間 |
価格 | 9万円前後(時期により変動) |
キー配置優先なら、レノボThinkBook 13x Gen2もバランスが良くお勧めです。
Intel Core i5、メモリ16GB、SSD512GBと十分なスペックで、ディスプレも解像度2K、100%sRGB、輝度400nitと素晴らしいスペックです。
重量は1.2kgとなかなか軽量で、価格は8万円台~と、かなりのコスパです。
個人的には、キーボードの配置が綺麗で打ちやすいのが高評価ポイントでした。

実機レビューを書いているので参考にしてみてください。

Intel Core i5-1235U、メモリ16GB、SSD512GBのスペックが8.77万で購入できます。
ディスプレイの品質もよく、コスパがとても素晴らしいです。
各項目の比較結果をのせます。
比較項目 | HP Pavilion Aero | ThinkBook 13x |
CPU | Ryzen 5 7535U | Core i5-1235U |
PassMarkスコア | 〇(17163) | 〇(16601) |
メモリ | 〇(16GB) | 〇(16GB) |
ディスプレイ | 〇(IPS) | 〇(IPS) |
サイズ | 13.3インチ | 13.3インチ |
アスペクト比 | 〇(16:10) | 〇(16:10) |
解像度 | 〇(1920 x 1200) | ◎(2560×1600) |
輝度 | ◎(400nit) | ◎(400nit) |
色域 | ◎(100%sRGB) | ◎(100%sRGB) |
ボディ質感 | 〇 | ◎ |
キーボード | △(クセあり) | 〇 |
重量 | ◎(957g) | 〇(1.2kg) |
USB-A | 〇(2) | × |
USB-C | 〇(1) | 〇(Thunderbolt4) |
USB-C充電 | 〇 | 〇 |
USB-C映像出力 | 〇 | 〇 |
Thunderbolt/USB4 | × | 〇(2) |
HDMI | 〇 | × |
Webカメラ | 720p | 720p |
プライバシーシャッター | × | 〇 |
バッテリー | △(44Whr) | 〇(56.5Whr) |
指紋認証 | 〇 | 〇 |
その他 | – | – |
価格 | 9.28万(セール) | 8.77万(セール) |
2台とも、セール時は10万を切る価格で、素晴らしいコスパです。
ただ、現時点でより安いのは、レノボのThinkBook 13x のほうです。
HP Pavilion Aeroが9.28万にたいして、レノボThinkBook 13x が8.77万で、レノボのほうが安くなっています。
Ryzen 5とIntel Core i5との比較であれば性能はほぼ同等のため、コスパはレノボThinkBook 13xのほうが良い、ように思いますが、HP Pavilion Aeroは1kg未満と軽量なのが最大の魅力です。
2台とも、実機を触った私の意見としては
- 重量を重視するならHP Pavilion Aero 13-be
- キーボードを重視するならレノボThinkBook 13x
- ボディ質感はレノボThinkBook 13x がやや上
と、言うところです。
持ち運び重量を重視するならHP Pavilion Aeroですが、ボディの質感やキーボードはThinkBook 13xのほうが良いです。
HP Pavilion Aero 13-beのスペックと価格
スペック
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen 5 7535U,Ryzen 7 7735U |
メモリ | 8GB~16GB |
ストレージ | SSD 256GB~512GB |
液晶 | 13.3インチワイド・WUXGA非光沢・IPSディスプレイ(1920×1200)輝度400nit、色域100% sRGB |
重量 | 957g |
サイズ | 298×209×16.9mm |
バッテリー | 最大11時間(44Whr) |
価格 | 10万円台~(セール時8万円台~) |
- Ryzen 5 7535U、メモリ8GB、SSD256GB
- Ryzen 5 7535U、メモリ16GB、SSD512GB
- Ryzen 7 7735U、メモリ16GB、SSD512GB
上記いずれかの構成から、選択できます。
個人的にはメモリ16GB以上の構成がおすすめです。
CPUは、Ryzen 5 でも 7 でも、普段使いには性能十分なため、どちらでもよいと思います。
価格と納期
上記は週末セール価格ですが、セール時であれば、メモリ16GB構成が10万円以下で購入できます。
納期は、HPの場合少し時間がかかり、DELLのように入金後翌日に届くといったことはないのですが、在庫のある構成であれば、5営業日程度見ておけば届きます。
HP Pavilion Aero 13-beの外観・デザイン・質感




真っ白なボディで、シンプルですが質感はそれなりに高く、デザインも良いです。
白は避けたいということであれば、ピンクベージュの色を選ぶこともできます。
白はきれいで無難な色ですが汚れが目立つのが気になるので、その場合はピンクベージュにするのもよいと思います。

2023モデルになったタイミングで、天板のHPのロゴが、ENVYやSpectreに採用されているプレミアムロゴとなり、デザインがよりシャープになりました。



サイズはコンパクトで、厚さも比較的スリムなため、持ち運びもしやすいサイズ感になっています。

ディスプレイを倒すと、上記写真の角度まで倒すことができます。
重量のチェック
メーカー公称の重量は957gです。実測値は989gと少し重かったですが十分に軽量です。
13.3インチで1kg未満のノートパソコンは貴重で、頻繁に持ち運ぶ方におすすめです。

アダプターは出力65Wで、それなりに大きくて重いです。
重量は以下の通りです。
本体実測値 | 989g |
---|---|
アダプター | 290g |
持ち運びも考慮するなら、電源アダプターはUSB Type-C対応の軽量でコンパクトなものを買ってしまったほうがよいと思います。私も購入しています。
ディスプレイのチェック
ディスプレイは、アスペクト比16:10、解像度1920 x 1200 IPS液晶、100%sRGB、輝度400nitの非光沢ディスプレイです。

十分に綺麗で明るく、非光沢なので事務作業にも適しているディスプレイです。

上記は、同じく輝度400nit、sRGB100%のディスプレイであるHP ENVYとの比較ですがほぼ同じで十分に綺麗です。
点数をつけるなら85~90点はクリアしているディスプレイです。
- 解像度1920×1200、画面比率16:10
- 100%sRGB
- 輝度400nit
キーボード・タッチパッドのチェック

キーピッチは横18.7mm、縦18.4mmです。
HP Pavilion Aero 13-beは、キーボードの配置がやや特殊で、右端にpg upやpg dnなどのキーが配置されており、ENTERキーが右端にない配列となっています。
私がブログで使っているHP ENVY x360 13-ayもこの配置で、最初の1週間は、ENTERを押そうとしてpg dnを押してしまうなどミスタイプすることがありましたが、1週間もすれば慣れました。
また、この配置に慣れたからと言って、本業で使っているノートパソコンのオーソドックスな配列に戸惑うかというとそうでもなく、指が覚えているのか普通に使い分けできているので、1週間くらい慣れる時間が取れるのなら、そこまで気にすることはないと思います。

キーストローク は約1.3mm です。
打鍵間は良好で、割としっかりとした反発感があります。個人的には好みです。
キーボードで点数をつけるなら、配置に慣れてしまえば70点くらいで普通に打てるキーボードだと言えます。
タッチパットの操作感は普通です。

キーボードバックライトも搭載しており、暗い場所での作業も苦になりません。
ただ、ボディが白の場合、逆にかなり暗いところでないと、ライトをつけたときに逆にキーボードの文字が見づらいという印象がありました。暗いところでないと使わないので問題はないですが、ライトをつけっぱなしにするような使い方だと使いづらいと思います。
指紋認証にも対応しています。
- キーボードは配置にクセあり・打鍵感は良好
- キーボードバックライト搭載
- 指紋認証対応
インターフェイス(拡張性)のチェック

左側面のインターフェイスは、奥から順番に
- HDMI
- USB 3.2 Gen 1 Type-A
- USB Type-C(USB Power Delivery、DisplayPort™ 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)
- イヤホンジャック
となります。

右側面のインターフェイスが、奥から順番に
- 電源ジャック
- USB 3.2 Gen 1 Type-A
となります。
Type-Cが1つのみは少し残念ですが、HDMIもありますしインターフェイスに不足を感じることはないと思います。
また、HP ENVYだと、本体が薄すぎるため、USB Type-Aを差し込むときに少し苦労する、というのがあったのですが、HP Pavilion Aeroはそういったことはなく差し込みやすい薄さをギリギリキープしているので使いやすかったです。

Type-Cポートは1つのみですが、映像出力と給電に対応しており、私が持っているAnkerのType-Cハブを使って、映像出力と給電両方、問題なく実施できました。
Anker PowerExpand+ 7-in-1

- USB Type-Aポートが2つ
- HDMIあり
- USB Type-Cが1つ
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリーは44Whrと、軽さを重視しているためか容量は少し少ないです。
以下の条件にてバッテリー駆動時間のチェックを行いました。
- 輝度MAX
- youtube動画流しっぱなし
- バランス(デフォルト)で計測
メーカー公称時間 | 11時間 |
---|---|
残量0%まで | 6時間02分 |
バッテリー容量は多くはないのですが、最大輝度にしていた割に、意外ともつ、という印象です。
最大輝度で6時間もつのであれば、十分だと思います。
バッテリー駆動で長時間使いたい場合は、輝度を少し落とすとよいでしょう。
Webカメラのチェック
92万画素 HDカメラ がついています。解像度は一般的な性能です。
プライバシーシャッターがついていないのは少し残念です。


上記は、HP Pvilion Aero のカメラで撮った写真です。
カメラは、高解像度というわけではなく普通ですが、写真移りは問題なく明るく撮れるので、Web会議などは全く問題ないと思います。
スピーカーのチェック

上記図の8に、B & O Playのデュアルスピーカーを搭載しています
スピーカーの音質はまあまあ、と思います。
HP ENVYが10点とすると9点くらいです。完全なる主観ですみません(^^;
何台かのノートパソコンスピーカーを聞き比べてみて、HP ENVYのスピーカーはかなり優秀ということが分かっているのですが、HP Pavilion Aero 13-beはENVYより少しだけ劣るかな?ただ全く問題ない音質であると思います。
無線速度のチェック
自宅のWiFiは、11ac(Wi-Fi5)で5.0GHzを使用していますが、同じ部屋だと580Mbps速度が出ており、非常に高速です。
機種 | 無線速度 |
ThinkPad X1 Carbon | 390Mbps |
Yoga 7i Gen8 | 380Mbps |
Yoga 6 Gen8 | 510Mbps |
HP ENVY x360 13-ay | 570Mbps |
HP Pavilion Aero 13-be | 580Mbps |
上記機種のHP ENVY x360 13-ayとほぼ同じ速度が出ていました。
離れた場所でも、HP ENVYと同じ200~300Mbps出ており、全く問題のない速度です。
起動時間のチェック
1回目 | 11.66秒 |
---|---|
2回目 | 10.91秒 |
3回目 | 10.76秒 |
起動時間は高速です。
HP ENVYも早くて10秒以内に起動しますが、それと同等(わずかに遅い)程度に高速で、起動のストレスは全く感じないと思います。
HP Pavilion Aero 13-beの内部性能評価
パソコン処理性能を計測する上でメジャーな、以下のベンチマークソフトを使って計測した結果を紹介していきます。
- PassMark
- CineBench R23
- PCMARK10
- Crystal DiskMark(ディスク速度)
計測結果については、電源に接続し、バランス(デフォルト)での計測としています。
最適なパフォーマンスのほうが性能が出る機種が多いのですが、当機種はバランスと最適なパフォーマンスでほぼ差がなく、誤差レベルの違いであったのでバランスで計測しています。

CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Core i7-13700H | 30030 |
Core i7-12700H | 27020 |
Core i5-13500H | 23554 |
Ryzen 7 6800H | 23797 |
Ryzen 7 7735U | 21082 |
Core i7-1360P | 20813 |
Ryzen 7 6800U | 20727 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Ryzen 7 5800U | 18837 |
Ryzen 7 5825U | 18386 |
Core i5-1340P | 17878 |
Core i5-1335U | 17352 |
Core i7-1260P | 17203 |
Core i5-1240P | 17345 |
Ryzen 5 7535U | 17123 |
Ryzen 5 7530U | 16509 |
Ryzen 5 5600U | 15000 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Core i3-1315U | 13755 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Core i3-1115G4 | 6610 |
Intel N100 | 5657 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、Core i5-1135G7のスコア10000以上あると、重作業でも十分快適に使えます。
Intelは、第11世代では、AMDにベンチマークで差をつけられていましたが、12世代となり、その差がほぼなくなり、13世代ではAMDに勝っています。
Ryzen 7 7735Uのスコアは極めて高く、普段用途で快適なのは勿論で、動画編集もこなせるくらいの性能があります。
PassMark
電源接続時(バランス)

電源接続時(最適なパフォーマンス)

バッテリー駆動時

最適なパフォーマンスの設定ではマルチスレッドスコアで21278と、非常に高いスコア結果となりました。普段使いには十二分な性能と言えます。
電源設定がバランスの場合、20918と、ほぼスコアの違いがありませんでした。
マルチ/シングル | 最適なパフォーマンス | バランス |
マルチスレッド | 21278 | 20918(98.3%) |
シングルスレッド | 3419 | 3337(97.6%) |
ほかのベンチマークでも、最適なパフォーマンスとバランスでほぼ違いがなく、バランスのままでよいと思います。
バッテリー駆動時は17323と、そこまで大きくは落ちませんでした。
マルチ/シングル | 電源接続 | バッテリー駆動 |
マルチスレッド | 21278 | 17323(81.4%) |
シングルスレッド | 3419 | 3288(96.1%) |
2022年主流だった、Inte Core i7-1260P、Ryzen 7 6800Uおよび、2021年主流だった、Ryzen 7 5800U、Intel Core i7-1165G7と比較します。
CPU | マルチ | シングル |
Ryzen 7 6800H | 25955 | 3458 |
Core i5-1340P | 21578 | 3742 |
Ryzen 7 6800U | 21461 | 3459 |
Ryzen 7 7735U | 21278 | 3419 |
Ryzen 7 7730U | 21446 | 3258 |
Core i7-1260P | 20778 | 3713 |
Ryzen 7 5800U | 18644 | 3108 |
Core i5-1335U | 17694 | 3684 |
Ryzen 5 5625U | 16933 | 3138 |
Core i7-1165G7 | 11005 | 3142 |
極めて高いスコアです。普段使いでは十分な性能です。
CineBench R23

マルチコアスコア:9250
シングルコアスコア:1515
マルチコアスコア・シングルコアスコアともに、PassMarkと同じく、高い数値です。
2022年主流だった、Inte Core i7-1260P、Ryzen 7 6800Uおよび、2021年主流だった、Ryzen 7 5800U、Intel Core i7-1165G7と比較します。
CPU | マルチコア | シングルコア |
Ryzen 7 6800H | 13505 | 1481 |
Ryzen 7 6800U | 11620 | 1481 |
Core i5-1340P | 9301 | 1714 |
Ryzen 7 7735U | 9250 | 1515 |
Ryzen 7 7730U | 9411 | 1423 |
Core i7-1260P | 9018 | 1799 |
Ryzen 7 5800U | 9276 | 1436 |
Ryzen 5 5625U | 8064 | 1390 |
Core i7-1165G7 | 4122 | 1383 |
こちらも十分に高いスコアでした。
ただ機種のセッティングのためか、1世代前のRyzen 7 5800Uとそこまで大差ないスコアでした。CPU性能からするとマルチコア1万くらい行くかな?と予想していましたがそこまでは伸びませんでした。
PCMARK10
PCMARK10は、実際のアプリケーションを使用したベンチマークソフトで、実際にパソコンを使った時の作業快適性を計測するのに適しているといわれているベンチマークです。
測定結果は以下の通りです。

トータルスコア:5703
Essentials:9191(快適めやす4100)
Essentialsはパソコン基本性能の測定結果です。
快適めやすは4100なので、とても高い数値です。実際に使ってみてもレスポンスは快適です。
Productivity:7576(快適めやす4500)
ProductivityはOfficeなどビジネス系アプリの速度で、これも十分なスコアです。
Digital Contents Creation:7227
Digital Contents Creationは画像編集や動画編集などの性能を表すスコアです。こちらも高いスコアです。
AMD Ryzen 7 7730Uを搭載したYoga 6 Gen8と比較してみます。
レノボYoga 6 Gen8:AMD Ryzen 7 7730U
HP Pavilion Aero 13-be:AMD Ryzen 7 7735U
計測内容 | Yoga 6 Gen8 | HP Pavilion |
トータル | 5333 | 5703 |
App Start-up Score(アプリ起動) | 11719 | 11574 |
Video Conferencing Score(Web会議) | 7967 | 7658 |
Web Browsing Score(Web閲覧) | 8519 | 8761 |
Spreadsheets Score(表計算) | 12350 | 11080 |
Writing Score(文書作成) | 5145 | 5181 |
Photo Editing Score(画像編集) | 8727 | 11568 |
Rendering and Visualization Score(レンダリング) | 5304 | 7510 |
Video Editing Score(動画編集) | 3738 | 4345 |
AMD Ryzen 7 7730Uと比較すると、全体的なスコアでは少しずつ勝っていますが大差はない結果でした。
ただ実際に使っている限りでは、AMD Ryzen 7 7730UもAMD Ryzen 7 7735Uも、十分に性能が高いので、正直差を実感できるか?というとあまり実感できません、両方とも極めて快適です。
Crystal DiskMark

シーケンシャルリードが5000を超えており、極めて高速です。
2021年式のHP ENVYも高速でしたが、HP ENVYは3500だったのでそれよりも1段階上の速度です。
機種 | シーケンシャルリード |
Yoga 7i Gen8 | 5091 |
HP Pavilion Aero 13-be | 5045 |
ThinkPad X1(Gen11) | 3888 |
HP ENVY 13-ay(2021年式) | 3500 |
HP Pavilion Aero 13-beの3D・ゲーミング性能評価
23D・ゲーミング性能について、これもメジャーな以下のベンチマークソフトを使って計測します。
- ドラクエⅩ(軽量級3D)
- FF14(中量級3D)
- FF15(重量級3D)
- 3DMark
ドラクエⅩベンチマーク

最高品質でも快適の結果となりました。
FF14 暁のフィナーレベンチマーク

標準品質(ノートPC)で、やや快適の結果となりました。
FF14など中量級3Dゲームはできそうですが、FF15など重い3Dゲームは厳しいと言えます。
CPU | スコア |
AMD Ryzen 7 7735U | 7490 |
Intel Core i5-1340P | 7383 |
Intel Core i5-1335U | 5638 |
AMD Ryzen 7 7730U | 5081 |
FF15ベンチマーク

軽量品質で、なんとか普通の評価であったので、FF15くらい重くなると、外部GPUなしでは厳しいと思います。
3DMark ベンチマーク

Fire Strikeのスコアは6599でした。
Fire Strikeのスコア目安は以下の通りです。
グラフィックボード | 3DMark Fire Strike |
GeForce RTX 3080 Ti | 38323 |
GeForce RTX 3080 | 36176 |
GeForce RTX 3060 | 20764 |
GeForce RTX 3050 Ti | 14911 |
GeForce GTX 1650 | 9000 |
AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) | 6666 |
AMD Ryzen 7 7735U(CPU内蔵) | 6599 |
Intel Core i5-1340P(CPU内蔵) | 5000 |
Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) | 5000 |
Intel Core i7-1165G7(CPU内蔵) | 4200 |
AMD Ryzen 7 7730U(CPU内蔵) | 4000 |
AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) | 3288 |
AMD Ryzen 7 5800U(CPU内蔵) | 3276 |
めやすとしてはGeForce GTX 1650がエントリー向けグラフィックボードとなります。
Ryzen 7 7735Uは、グラフィック性能は高いのですが、GTX 1650には劣るため、重めの3Dゲームは厳しいでしょう。
Ryzen 7 6800Uと7735Uは、ほぼ同じスコアのようです。
どの程度までのゲームが遊べるかは、以下の記事に詳しくまとめていますので参考にしてみてください。

HP Pavilion Aero 13-beの画像編集性能評価
画像編集性能については、フリーの画像編集ソフトRawTherapeeでRAW現像10枚の書き出し時間を計測しました。
- RawTherapeeでのRAW現像時間
RawTherapeeでのRAW現像時間
フリーの画像編集ソフトRawTherapeeを使って、スマホで撮影したRAW画像10枚のRAW現像にかかる時間を測定しました。
CPU | 時間 |
Intel Core i5-1340P | 13秒 |
AMD Ryzen 7 7735U | 16秒 |
Intel Core i5-1335U | 17秒 |
AMD Ryzen 7 7730U | 17秒 |
AMD Ryzen 7 5800U | 23秒 |
Core i5-1340Pほど得意ではないようですが、AMD Ryzen 7 7735Uも画像編集にはそこそこ強いようです。
HP Pavilion Aero 13-beの動画編集性能評価
動画編集性能については、動画編集ソフトDavinci ResolveでフルHDのyoutube動画書き出し時間を計測しました。
- Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し
Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し時間
動画編集ソフトDavinci Resolveで、4分のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を計測しました。
CPU | 時間 |
AMD Ryzen 7 6800H+GeForce RTX 3050 Ti | 48秒 |
Intel Core i5-1340P | 1分17秒 |
AMD Ryzen 7 7735U | 1分18秒 |
AMD Ryzen 7 6800U | 1分18秒 |
Intel Core i7-1260P | 1分28秒 |
AMD Ryzen 7 7730U | 1分29秒 |
Intel Core i5-1335U | 1分48秒 |
AMD Ryzen 7 5800U | 1分56秒 |
AMD Ryzen 5 5625U(メモリ8GB) | 1分58秒 |
CPU単体としては極めて速い結果となりました。動画編集は得意なCPUのようです。
ある程度の動画編集なら問題なくこなせるでしょう。
HP Pavilion Aero 13-beの排熱性能と静粛性評価
CPU負荷をツールでかけてみて、CPU温度と本体の温度、静粛性をチェックしてみました。
パフォーマンスの高いエクストリーム・パフォーマンスモードで計測しています。
負荷をかける前の状態です。

負荷をかけた時の状態です。


上記が測定結果ですが、負荷をかけるとCPU温度が上がり、80℃超まで上がりました。
その後も引き続き80℃台で推移します。
この間、キーボードが少し、熱くなるような感覚がありますが、使えないほど熱くなるというほどではないです。ただ裏面はまあまあ熱くなります。
また、負荷をかけた時の音についてですが、「サー・・・」という音小さくが鳴りますが、さほど気になりません。
騒音測定アプリで測定したところ、負荷をかけている状態でも35~40db弱程度でした。
騒音目安については以下の通りです。
騒音値(db) | めやす |
50db | 大きく聞こえる。静かな事務所 |
40db | 聞こえるが会話に支障なし。図書館、静かな住宅地の昼 |
30db | 小さく聞こえる。郊外の深夜、ささやき声 |
20db | ほとんど聞こえない。ささやき |
静粛性や排熱性がすごく良い、とまでは言えませんが、実用上は全く問題ないです。
HP Pavilion Aero 13-beのレビュー評価まとめ

評価まとめ
各作業のレビュー結果は以下の通りです。
Web閲覧 | ◎(とても快適) |
---|---|
Office系事務作業 | ◎(とても快適) |
動画鑑賞 | ◎(とても快適) |
Web会議 | 〇(プライバシーシャッターなしが残念) |
SNS・ブログ | ◎(快適) |
プログラミング | ◎(快適) |
画像・写真編集 | 〇(快適) |
動画編集 | 〇(ある程度の動画編集も可能) |
ゲーム | △(重い3Dゲームは厳しい) |
ノートパソコン自体の質感、デザイン、耐久性、キーボード、持ち運びやすさ、コスパなどのレビュー結果は以下の通りです。
質感 | 〇(やや良い) |
---|---|
ディスプレイ | ◎(とても良い) |
キーボード | △(配置にクセあり、打鍵感は良好) |
インターフェイス | △~〇(普通) |
デザイン | ○(良い) |
耐久性 | 〇(良い) |
バッテリー | △(容量は少なめだが意外ともつ) |
持ち運び | ◎(1kg未満と軽量で素晴らしい) |
コスパ | ◎(モバイルノート最強コスパ) |
やはり、軽量かつ安いのが最大のメリットだと思います。
またディスプレイ品質も素晴らしいです。
HP Pavilion Aero 13-be の良い点

- 1kg未満と軽い、かつ10万未満と安い
- ディスプレイ品質も良い
- CPU性能も申し分なし
13.3インチモバイルノートパソコンで重量1kg未満、かつ、価格が10万を切っている機種ってほぼなく、HP Pavilion Aeroくらいだといえます。
そういった意味で、この機種は唯一無二の魅力があるといえます。
またディスプレイ品質やCPU性能も、申し分ありません。
HP Pavilion Aero 13-beで気になった点
- キーボード配置にクセがある
- バッテリー容量がやや少なめ

やはり大半の方が気にするのが、このキーボード配置でしょうか。
私は、HP ENVYもこの配置で1週間もすれば慣れたので気になりませんが、この配置で購入を戸惑う方は一定数いらっしゃるのではないかと思います。
ただ私自身は、すぐに慣れたので、そこまで気にしなくても大丈夫だと思います。
あとはバッテリー容量が44Whrとやや少ない点ですが、テストでは最大輝度で6時間もったので、実用上は十分ではないかと思います。
このノートパソコンを購入するのに向く方

- 頻繁に持ち運ぶ方
- 万能のモバイルノートパソコンをとにかく安く欲しい方
上述の通り、モバイルノートパソコンとしてコスパは最強で、セール時は他メーカーの追随を許さないくらいの安さです。
モバイルノートパソコンが欲しい方は、週末セールなどを上手く使い、安く購入しましょう。おすすめの機種です。

また、HPの学割は、以下に該当する方であれば安く購入できます。
- 小学校、中学校、高等学校、大学、大学院、専門学校の学生、またその学校に進学が決定した生徒
- 大学受験予備校に在籍する学生
- 上記学生の保護者
- 教職員および教育関連機関にお勤めの方
例えば私は小学生の保護者なので該当になります。
学生の子供がいる方の保護者も対象なので、かなり広い範囲で適用できる割引となります。
HP Pavilion Aeroは学割も安いので、対象の方はこちらもチェックしてみましょう。
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