レノボのハイエンド14インチノートパソコン
Yoga Slim 7 Gen 10(14型 AMD)
をレノボより借用しましたので実機レビューを書きます。

レビュー機のマシンのスペック以下の通りです。
- CPU:AMD Ryzen™ AI 7 350
- メモリ32 GB LPDDR5-6400MT/s (オンボード)
- 512GB SSD
- 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチパネル, HDR1000 True Black, 100%DCI-P3, 1100 nit (HDR ピーク)/500 nit (SDR 標準), 120Hz, ガラス
- 重さ1.3kg(実測値)

Yogaシリーズは、レノボのハイエンド機種、クリエイター向きの高性能、高品質なノートパソコンになります。
その中でもこのYoga Slim 7 Gen10は、価格が比較的安く買いやすい機種です。
性能、軽さ、価格のリーズナブルさのバランスが取れている機種です。
どんな人向けの機種かというと
- 持ち運びつつ軽めのクリエイティブワークもこなしたい
- 綺麗な画面で動画鑑賞をしたい
- 品質の高いハイエンド機種をなるべく安く購入したい
上記の人向きの機種と言えます。
価格と性能のバランスの取れた機種です。
ただ性能は超高性能とまではいかないので、クリエイティブワーク用途の比重が高い人は、物足りない可能性があるのでその点は注意してください。
OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen™ AI 5 340, AMD Ryzen™ AI 7 350 |
メモリ | 16 ~ 32GB LPDDR5X-7500MT/s |
グラフィックス | AMD Radeon™ 860M グラフィックス |
ディスプレイ(タッチパネル) | 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチパネル, HDR1000 True Black, 100%DCI-P3, 1100 nit (HDRピーク)/500 nit (SDR標準), 120Hz, ガラス |
ディスプレイ(非タッチパネル) | 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチ非対応, HDR1000 True Black, 100%DCI-P3, 1100 nit (HDRピーク)/500 nit (SDR標準), 120Hz |
SSD | 512 GB ~ 1TB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC |
無線LAN | Wi-Fi 7対応 (IEEE 802.11be/ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 & Bluetooth® |
Webカメラ | IR&1080p FHDカメラ |
電源 | 65W ウォールマウント スリム ACアダプター (2ピン) USB Type-C |
外形寸法 | 約 312.0×219.3×13.9mm(最薄部) |
駆動時間 | 70 Whr |
重量 | 1.3kg(実測値) |
価格 | 11万円台~(セール価格) |
Yoga Slim 7 Gen 10(14型 AMD) 特徴とおすすめポイント

総合評価
各項目をS~Dで評価しました。Sが一番高い評価です。
比較項目 | Yoga Slim 7 Gen10 |
CPU | AMD Ryzen™ AI 7 350 |
CPU性能(PassMark) | A(実測27542) |
グラフィック性能(3DMark FireStrike) | B(7242) |
メモリ | 32GB |
ディスプレイ総合評価 | A+ |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
サイズ | 14インチ |
アスペクト比 | 16:10 |
ディスプレイ解像度 | 2880 x 1800 |
ディスプレイ輝度 | 500nit |
ディスプレイ色域 | 100%DCI-P3 |
ボディ質感 | A |
キーボード | B+ |
重さ・持ち運びやすさ | B (実測1300g) |
インターフェイス | B+ |
USB-A | 〇(1) |
USB-C | 〇(2) |
USB-C充電 | 〇 |
USB-C映像出力 | 〇 |
HDMI | 〇 |
Webカメラ | IR&1080p FHDカメラ |
プライバシーシャッター | 〇 (電子式オプション) |
バッテリー | A (70Whr 実測9:10) |
認証 | – |
その他機能 | タッチパネル(構成による) |
価格・コスパ | A (15.46万) |
おすすめ度 | A |
ハイエンドとしてはバランスが取れており、どの項目も平均的に高いです。
それでいて価格も凄く高いわけではないので、価格と性能のバランスが良いです。
性能の良さ、軽さ、価格の安さをバランスよく両立
レビュー構成はタッチパネルでしたが、非タッチパネルであればさらに安いです。
AMD Ryzen AI 5、メモリ16GB、非タッチパネルの構成であればセール価格11.77万円で、ハイエンド機種としては相当に安い価格です。
ハイエンド機種らしく全体的な品質がよく、ディスプレイも綺麗なので、品質の高いノートパソコンが欲しいけど価格は抑えたいという人に、特におすすめできます。
Yoga Slim 7 Gen 10(14型 AMD) のスペック
OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen™ AI 5 340, AMD Ryzen™ AI 7 350 |
メモリ | 16 ~ 32GB LPDDR5X-7500MT/s |
グラフィックス | AMD Radeon™ 860M グラフィックス |
ディスプレイ(タッチパネル) | 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチパネル, HDR1000 True Black, 100%DCI-P3, 1100 nit (HDRピーク)/500 nit (SDR標準), 120Hz, ガラス |
ディスプレイ(非タッチパネル) | 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチ非対応, HDR1000 True Black, 100%DCI-P3, 1100 nit (HDRピーク)/500 nit (SDR標準), 120Hz |
SSD | 512 GB ~ 1TB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC |
無線LAN | Wi-Fi 7対応 (IEEE 802.11be/ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 & Bluetooth® |
Webカメラ | IR&1080p FHDカメラ |
電源 | 65W ウォールマウント スリム ACアダプター (2ピン) USB Type-C |
外形寸法 | 約 312.0×219.3×13.9mm(最薄部) |
駆動時間 | 70 Whr |
重量 | 1.3kg(実測値) |
価格 | 11万円台~(セール価格) |
Yoga Slim 7 Gen 10(14型 AMD) の価格
AMD Ryzen AI 5、メモリ16GB、非タッチパネルの構成であればセール価格11.77万円で、ハイエンド機種としては相当に安い価格です。
レビュー機構成は、タッチパネルで、AMD Ryzen AI 7、メモリ32GB、タッチパネルで15.46万円です。
これでも十分安いですが、タッチパネルが不要であればカスタマイズで変更するようにしましょう。
Yoga Slim 7 Gen 10(14型 AMD) の外観と機能
外観・デザイン・質感







レノボYogaシリーズは、レノボの個人向けハイエンド機種で、ボディの質感は高いです。
私はブログ用、YouTube動画作成用として3年前のレノボYoga 770 AMDを使っていますが、外観はとても似ています。
ただ天板の「Lenovo」というロゴはちょっと?という感じです(^^;

こちらは私が使っているYoga 770ですがデザインはこっちのほうがよいかなーと感じま。す。
重さ

実測値は1300gでした。
14インチのノートパソコンとしては比較的軽く、持ち運びもしやすいです。

アダプターは出力65Wで177gとなり、純正としては結構軽いです。
本体実測値 | 1300g |
---|---|
アダプター | 177g |
持ち運びも考慮するなら、電源アダプターはUSB Type-C対応の軽量でコンパクトなものを買ってしまったほうがよいと思います。私も購入しています。

ディスプレイ

ディスプレイ(タッチパネル) | 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチパネル, HDR1000 True Black, 100%DCI-P3, 1100 nit (HDRピーク)/500 nit (SDR標準), 120Hz, ガラス |
ディスプレイ(非タッチパネル) | 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチ非対応, HDR1000 True Black, 100%DCI-P3, 1100 nit (HDRピーク)/500 nit (SDR標準), 120Hz |
14インチ解像度2.8Kの有機ELディスプレイです。
Lenovo ThinkBook 14 Gen 8(IPS)

Yoga Slim 7 Gen 10(14型 AMD) (有機EL)

上の写真は一般的な色域のIPS液晶との比較で、ディスプレイの品質は良いです。
キーボード

キー配置は、Enterキーやバックスペースキー付近が詰まっていますが、打鍵上は特に気になりません。
配置はIdeaPadやYogaシリーズで共通のものになります。

キーストロークは深めで、打鍵感は良好です。
キーボードで点数をつけるなら80点くらいで、比較的打ちやすいキーボードです。
タッチパッドの操作感も良好でした。
キーボードバックライトも搭載しています。
インターフェイス


インターフェイスは左側面が以下となります。
- USB 3.2 Gen 1(Powered USB)
- 電源ボタン
- マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
- 電子式プライバシーシャッタ
右側面が以下となります。
- HDMI
- USB4 Type-C (Powerdelivery対応、DisplayPort出力機能付き)
- USB4 Type-C (Powerdelivery対応、DisplayPort出力機能付き)
必要なものは揃っています。
4Kモニターにも接続してみて問題なくディスプレイ出力可能でした。

バッテリー駆動時間のチェック
バッテリーは70Whrと、大きめのバッテリー容量です。
以下の条件にてバッテリー駆動時間のチェックを行いました。
- 輝度MAX
- youtube動画流しっぱなし
メーカー公称時間 | 動画再生時 約 12.5 時間・アイドル時 約 18.4 時間 |
---|---|
残量0%まで | 9時間10分 |
バッテリー持ちはかなり良かったです。
電源環境のない持ち運び用途にも、全く問題なく使うことができます。
カメラ

カメラのスペックは、IR&1080p FHDカメラ (電子式プライバシーシャッター付)となります。カメラ性能はまずまず良いです。

ノートパソコンのカメラで写真を撮りました。
映りは綺麗でWeb会議も問題ないでしょう。
スピーカー

スピーカーの音質は主観ですが良いです。
レノボYoga 770が10点とすると、10点くらいです。
ノートパソコンスピーカーを聞き比べてみて、レノボYoga 770のスピーカーはかなり優秀ということが分かっており、Yoga770より劣るかな、という印象です。
無線速度のテスト
自宅のWiFiは、11ac(Wi-Fi5)で5.0GHzを使用していますが、同じ部屋で計測してみたところ、530Mbpsと十分な速度が出ていました。
機種 | 無線速度 |
ThinkBook 13x Gen2 | 400Mbps |
ThinkBook 14 Gen8 | 490Mbps |
Yoga 6 Gen8 | 510Mbps |
DELL XPS 13 Plus | 510Mbps |
ThinkPad X9 14 Gen 1 | 510Mbps |
Legion 5i Gen9 | 520Mbps |
Yoga 7 Gem10 | 530Mbps |
HP Envy x360 14-fc | 550Mbps |
ThinkPad X1 Carbon Gen13 | 530Mbps |
IdeaPad Sim 5 Light Gen10 | 550Mbps |
Yoga Pro 7i Gen10 | 550Mbps |
HP OmniBook x Flip 14-fm | 550Mbps |
IdeaPad 5x 2-in-1 Gen9 | 560Mbps |
Yoga Slim 7x Gen9 | 560Mbps |
Lenovo LOQ 15AHP10 | 560Mbps |
HP Pavilion Aero 13-be | 580Mbps |
HP OmniBook Ultra 14-fd | 580Mbps |
HP OmniBook x Flip 14-fk | 590Mbps |
IdeaPad Sim 5 Gen10 | 610Mbps |
Legion Pro 5i Gen8 | 610Mbps |
1Fに無線LANルーターがあるところ、2Fで計測しても410Mbpsの速度が出ており受信感度も良好です。
Yoga Slim 7 Gen 10(14型 AMD) の性能・処理速度

パソコン処理性能を計測する上でメジャーな、以下のベンチマークソフトを使って計測した結果を紹介していきます。
- PassMark
- CineBench R23/2024
- PCMARK10
- Crystal DiskMark(ディスク速度)
また、ゲーミング性能についても、これもメジャーな以下のベンチマークソフトを使って計測します。
- FF14(中量級3D)
- FF15(重量級3D)
- モンスターハンターワイルズ(超重量級3D)←グラフィック性能が高いマシンのみ計測
- 3DMark
画像編集性能については、画像編集ソフトRawTherapeeでRAW現像10枚の書き出し時間を計測しました。
- RawTherapeeでのRAW現像時間
動画編集性能については、動画編集ソフトDavinci ResolveでフルHDのyoutube動画書き出し時間を計測しました。
- Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し
AI性能もみるため、以下の計測や検証も行っています。
- ローカルLLM(大規模言語モデル)を構築しての生成AIプログラミング検証
計測結果については、電源に接続してパフォーマンスで計測しています。
PassMarkは、バランスでの計測も行っています。
CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア(マルチ) |
Intel Core i7-14650HX | 34927 |
Intel Core Ultra 9 285H | 32991 |
Ryzen AI 9 HX 375 | 31950 |
Intel Core i7-13650HX | 30619 |
Intel Core Ultra 7 255H | 30277 |
Intel Core Ultra 5 225H | 29861 |
Ryzen AI 9 365 | 29163 |
Ryzen 7 8845HS | 28671 |
AMD Ryzen AI 7 350 | 24575 |
Ryzen 7 8840HS | 24445 |
Core Ultra 7 155H | 24950 |
AMD Ryzen AI 7 250 | 24050 |
Ryzen 7 8840U | 23821 |
Ryzen 7 7735HS | 23722 |
Ryzen 5 8645HS | 22787 |
Core Ultra 5 125H | 21300 |
Ryzen 5 8640U | 20772 |
AMD Ryzen AI 5 340 | 20272 |
Intel Core Ultra 5 225U | 19301 |
Intel Core Ultra 7 258V | 19160 |
Intel Core Ultra 5 226V | 18789 |
Core Ultra 7 155U | 16759 |
Core Ultra 5 125U | 17413 |
Ryzen 7 7735U | 21082 |
Core i5-1340P | 20106 |
Core i7-1360P | 19600 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Ryzen 5 7535HS | 18312 |
Core i7-1260P | 17257 |
Core i5-1240P | 17345 |
Core 5-120U | 17292 |
Ryzen 5 7535U | 17123 |
Core i5-1335U | 16814 |
Ryzen 5 7530U | 15434 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Core i3-1315U | 13755 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Ryzen 5 7520U | 9489 |
Intel N100 | 5657 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、スコア10000以上あると十分快適に使えます。
15000以上のCPUを選ぶと、4年は快適に使えるでしょう。
AMD Ryzen AI 7 350は、十分に高い性能があります。
PassMark
電源接続時(バランス)

電源接続時(パフォーマンス)

バッテリー駆動

PassMarkスコアは、マルチスレッド、シングルスレッドのスコアともに高いです。
ただなぜか、、パフォーマンス重視より、バランスの設定のほうが高いスコアが出ました。何度実施してもこの結果だったので、他の測定はすべてバランスで実施しています。
マルチ/シングル | バランス | パフォーマンス |
マルチスレッド | 27542 | 25825 |
シングルスレッド | 4082 | 4056 |
バッテリー駆動だとややスコアが落ちました。クリエイティブワークは電源接続で行うとよいでしょう。
他の主流CPUの実測値と比較しました。
CPU | マルチスレッド | シングルスレッド |
Intel Core i7-14650HX | 39013 | 3900 |
Intel Core Ultra 9 285H | 38368 | 4726 |
Ryzen AI 9 HX 375 | 37145 | 4068 |
Core i7-13700HX | 36225 | 3955 |
Core Ultra 7 155H | 32740 | 3846 |
Ryzen AI 9 365 | 32104 | 4065 |
Intel Core Ultra 5 225H | 30074 | 4375 |
AMD Ryzen AI 7 350 | 27542 | 4082 |
AMD Ryzen AI 7 250 | 27845 | 3933 |
AMD Ryzen 7 8840HS | 27215 | 3796 |
AMD Ryzen 7 6800H | 25955 | 3458 |
AMD Ryzen 5 8645HS | 24604 | 3858 |
Intel Core Ultra 7 258V | 22244 | 4367 |
Intel Core Ultra 7 155H | 24100 | 3845 |
Intel Core Ultra 5 125H | 24554 | 3636 |
Intel Core Ultra 5 225U | 22342 | 3755 |
Ryzen 7 7735HS | 24988 | 3461 |
Ryzen 7 8840HS(HP) | 23729 | 3926 |
Ryzen 7 8840U | 23428 | 3822 |
Ryzen 5 8640U | 22006 | 3585 |
Core i5-1340P | 21578 | 3742 |
Intel Core Ultra 5 226V | 20109 | 4092 |
Core Ultra 7 155U | 18956 | 3842 |
Core Ultra 5 125U | 19263 | 3499 |
Core i7-1260P | 21696 | 3540 |
Ryzen 7 6800U | 21461 | 3459 |
Ryzen 7 7735U | 21278 | 3419 |
Ryzen 7 7730U | 21446 | 3258 |
Ryzen 7 5800U | 18644 | 3108 |
Ryzen 5 7535HS | 17337 | 3148 |
Core i5-1335U | 17694 | 3684 |
Ryzen 5 7530U | 16775 | 3269 |
Core i5-1235U | 16601 | 3465 |
Ryzen 5 5625U | 16933 | 3138 |
Core i7-1250U | 13518 | 3557 |
Core i7-1165G7 | 11005 | 3142 |
性能は高いです。
CineBench R23/2024

マルチコアスコア:14899
シングルコアスコア:1962
マルチコアスコア・シングルコアスコアともに、高めの性能でした。
ほかの主要CPUと比較します。
CPU | マルチコア | シングルコア |
Intel Core i7-14650HX | 21571 | 2011 |
Core i7-13700HX | 19558 | 1656 |
Ryzen AI 9 HX 375 | 18428 | 1935 |
Intel Core Ultra 9 285H | 18122 | 1938 |
Ryzen AI 9 365 | 16240 | 1929 |
AMD Ryzen AI 7 350 | 14899 | 1962 |
AMD Ryzen AI 7 250 | 14946 | 1763 |
Intel Core Ultra 5 225H | 14311 | 1860 |
Ryzen 7 8840HS | 13246 | 1690 |
Ryzen 7 6800H | 13505 | 1481 |
Ryzen 5 8645HS | 12767 | 1743 |
Ryzen 7 8840U | 11881 | 1674 |
Ryzen 7 8840HS(HP) | 11421 | 1677 |
Ryzen 7 7735HS | 11953 | 1506 |
Core i5-13500H | 11027 | 1779 |
Core Ultra 5 125H | 10967 | 1653 |
Core Ultra 7 258V | 9768 | 1831 |
Ryzen 5 8640U | 10266 | 1695 |
Core Ultra 7 155H | 9702 | 1788 |
Ryzen 7 6800U | 11620 | 1481 |
Core i5-1340P | 9301 | 1714 |
Core Ultra 5 125U | 9201 | 1550 |
Core Ultra 7 155U | 7749 | 1760 |
Ryzen 7 7735U | 9250 | 1515 |
Ryzen 7 7730U | 9411 | 1423 |
Core i7-1260P | 9158 | 1481 |
Ryzen 5 5625U | 8064 | 1390 |
Ryzen 5 7535HS | 7025 | 1276 |
Core i5-1235U | 6961 | 1461 |
Core i7-1165G7 | 4122 | 1383 |

CineBench2024のスコアは以下でした。
マルチコア:821
シングルコア:114
CPU | マルチコア | シングルコア |
Intel Core i7-14650HX | 1257 | 115 |
Ryzen AI 9 HX 375 | 1100 | 114 |
Intel Core Ultra 9 285H | 1035 | 124 |
Ryzen AI 9 365 | 1016 | 113 |
AMD Ryzen AI 7 350 | 821 | 114 |
AMD Ryzen AI 7 250 | 824 | 102 |
Intel Core Ultra 5 225H | 818 | 118 |
Intel Core Ultra 7 258V | 561 | 121 |
Ryzen 5 8645HS | 734 | 104 |
Ryzen 7 6800U | 631 | 85 |
PCMARK10
PCMARK10は、実際のアプリケーションを使用したベンチマークソフトで、実際にパソコンを使った時の作業快適性を計測するのに適しているといわれているベンチマークです。
測定結果は以下の通りです。

トータルスコア:7455
トータルスコアですが非常に高い結果でした。
Essentials:10634(快適めやす4100)
Essentialsはパソコン基本性能の測定結果です。
快適めやすは4100なので、極めて高いスコアです。
実際に使ってみてもレスポンスは極めて快適です。
Productivity:10716(快適めやす4500)
ProductivityはOfficeなどビジネス系アプリの速度で、これも極めて高いスコアです。
Digital Contents Creation:9867
Digital Contents Creationは画像編集や動画編集などの性能を表すスコアです。高いスコアです。
参考までに他の結果をのせておきます。
CPU | トータルスコア |
Ryzen AI 9 HX 375 | 7751 |
Intel Core Ultra 9 285H | 7615 |
Intel Core i7-14650HX | 7559 |
AMD Ryzen AI 7 350 | 7455 |
Intel Core Ultra 7 258V | 6948 |
Ryzen 5 8645HS | 6865 |
Intel Core Ultra 5 225H | 6762 |
Ryzen 7 8840HS | 6600 |
Intel Core Ultra 7 155H | 6465 |
Intel Core Ultra 5 226V | 6338 |
Intel Core Ultra 5 225U | 5985 |
Intel Core Ultra 7 155U | 5915 |
Crystal DiskMark

当機種は超高速なSSDを搭載しています。
シーケンシャルリードが6500あり、とても高速です。
機種 | シーケンシャルリード |
レノボThinkPad X1 Carbon Gen13 | 13656 |
レノボThinkPad X13 Gen6 | 7223 |
HP Envy 14-fc(2024年式) | 7142 |
Lenovo Legion 5i Gen9 | 6984 |
HP OmniBook Ultra 14-fd | 6912 |
ThinkBook 14 Gen 8 Arrow Lake(14型 Intel) | 6710 |
Lenovo LOQ 15AHP10 | 6705 |
HP OmniBook Ultra Flip 14-fh | 6618 |
レノボ ThinkPad X9 14 Gen 1 | 6610 |
レノボIdeaPad Slim 5 Light Gen10 | 6602 |
DELL XPS 13 Plus | 6589 |
レノボYoga 7 Gen10 | 6571 |
レノボLegion Pro 5i Gen8 | 6569 |
HP OmniBook X Flip 14-fm | 6207 |
レノボThinkBook 14 Gen 7 | 6186 |
レノボYoga Slim 7i | 6185 |
HP OmniBook X Flip 14-fk | 5863 |
HP Envy 13-bf(2022年式) | 5332 |
レノボYoga Pro 7 Gen9 | 5177 |
レノボIdeaPad Slim 5 Gen10 | 5095 |
レノボYoga 7i Gen8 | 5091 |
レノボIdeaPad Slim 5i Gen8 | 5086 |
HP Pavilion Aero 13-be(2023年式) | 5045 |
レノボYoga 7i Gen9 | 5054 |
HP EliteBook 635 Aero G11 | 5027 |
レノボYoga 7 Gen9 | 5022 |
HP Envy 14-fa(2024年式) | 5000 |
レノボIdeaPad Pro 5i Gen9 | 4996 |
HP Pavilion Aero 13-bg | 4930 |
レノボThinkPad X1 Gen12 | 4773 |
レノボ ThinkPad X9 15 Gen 1 | 4051 |
レノボThinkPad X1 Gen11 | 3888 |
レノボThinkBook 13x Gen2 | 3603 |
HP Pavilion 16-af | 3593 |
HP Envy 13-ay(2021年式) | 3500 |
FF14 黄金のレガシー ベンチマーク(中~重量級3D)

標準品質(ノートPC)でもやや快適の結果となりました。
CPU | スコア |
Intel Core i7-14650HX+RTX4060(高品質) | 20945 |
AMD Ryzen 7 250+RTX5060(高品質)メモリ16GB | 14775 |
Intel Core Ultra 7 258V(レノボYoga) | 9373 |
Intel Core Ultra 9 285H | 8715 |
Intel Core Ultra 7 155H | 8687 |
Intel Core Ultra 7 258V | 8190 |
Intel Core Ultra 5 226V | 7606 |
AMD Ryzen AI 9 365 | 7422 |
AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 7150 |
AMD Ryzen AI 7 350 | 6276 |
Intel Core Ultra 5 225H | 6245 |
AMD Ryzen 5 7535HS | 5496 |
AMD Ryzen 5 8645HS | 5270 |
AMD Ryzen 7 7735HS | 5130 |
Intel Core Ultra 5 225U | 4954 |
AMD Ryzen 7 8840HS | 4750 |
AMD Ryzen 7 8840U | 4848 |
AMD Ryzen 5 8640U | 4843 |
Intel Core Ultra 7 155U | 4271 |
Intel Core Ultra 5 125U | 3732 |
FF15ベンチマーク(重量級3D)

軽量品質でやや快適の結果となりました。
CPU | スコア |
Intel Core i7-13700HX+RTX4070(標準) | 15852 |
AMD Ryzen 7 250+RTX5060(高品質)メモリ16GB | 11280 |
Intel Core i7-14650HX+RTX4060(高品質) | 10362 |
AMD Ryzen AI 9 365 | 5798 |
Intel Core Ultra 7 258V(軽量) | 5423 |
AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 5097 |
AMD Ryzen AI 7 350(軽量) | 4988 |
Intel Core Ultra 9 285H (軽量) | 4779 |
AMD Ryzen 7 8840HS(軽量) | 4719 |
Intel Core Ultra 5 226V(軽量) | 4636 |
Intel Core Ultra 7 155H(軽量) | 4188 |
AMD Ryzen 5 8645HS(軽量) | 4014 |
AMD Ryzen 7 8840U(軽量) | 3977 |
Intel Core Ultra 5 125H(軽量) | 3808 |
Intel Core Ultra 5 225H(軽量) | 3743 |
AMD Ryzen 5 8640U(軽量) | 3589 |
Intel Core i5-13500H(軽量) | 2875 |
AMD Ryzen 7 7735U(軽量) | 3470 |
AMD Ryzen 5 7535HS(軽量) | 2979 |
Intel Core Ultra 7 155U(軽量) | 2897 |
Intel Core Ultra 5 255U(軽量) | 2616 |
Intel Core i7-1260P(軽量) | 2486 |
Intel Core Ultra 5 125U(軽量) | 2333 |
Intel Core i7-1250U(軽量) | 2309 |
3DMark ベンチマーク

Fire Strikeのグラフィックスコアは7242でした。
Fire Strikeのスコア目安は以下の通りです。
めやすとしてはGeForce GTX 1650、1060がエントリー向けグラフィックボードとなります。
グラフィックボード | 3DMark Fire Strike |
GeForce RTX 3080 Ti | 38323 |
GeForce RTX 3080 | 36176 |
GeForce RTX 5060 Laptop | 33114 |
GeForce RTX 4070 Laptop | 27898 |
GeForce RTX 4060 Laptop | 27541 |
GeForce RTX 3060 | 20764 |
GeForce RTX 4050 Laptop | 18579 |
GeForce RTX 3050 Ti | 14911 |
GeForce GTX 1060 | 12500 |
Intel Core Ultra 9 285H(CPU内蔵) | 10702 |
Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵) | 9747 |
Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵) | 9702 |
AMD Ryzen AI 9 365 | 9675 |
AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 9617 |
GeForce GTX 1650 | 9000 |
Intel Core Ultra 5 226V(CPU内蔵) | 8553 |
AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) | 8503 |
Intel Core Ultra 5 125H(CPU内蔵) | 8488 |
Intel Core Ultra 5 255H(CPU内蔵) | 7807 |
AMD Ryzen 7 8840U(CPU内蔵) | 7600 |
AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) | 7495 |
AMD Ryzen AI 7 350(CPU内蔵) | 7242 |
AMD Ryzen 5 8645HS(CPU内蔵) | 6771 |
AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) | 6666 |
AMD Ryzen 5 8640U(CPU内蔵) | 6376 |
AMD Ryzen 7 7735HS(CPU内蔵) | 6261 |
Intel Core Ultra 7 155U(CPU内蔵) | 5401 |
Intel Core i5-13500H(CPU内蔵) | 5237 |
AMD Ryzen 5 7535U(CPU内蔵) | 5103 |
Intel Core i5-1340P(CPU内蔵) | 5000 |
Intel Core Ultra 5 125U(CPU内蔵) | 4955 |
Intel Core Ultra 5 225U(CPU内蔵) | 4922 |
Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) | 4462 |
AMD Ryzen 5 7535HS(CPU内蔵) | 4419 |
AMD Ryzen 7 7730U(CPU内蔵) | 4000 |
AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) | 3288 |
まずまず高いグラフィック性能ですが、Intel Core Ultra 7 258VなどのCPUと比較すると少し劣ります。
Time Spyのスコアは2749でした。

グラフィックボード | 3DMark Time Spy |
AMD Ryzen 7 250+RTX5060 | 12218 |
Intel Core i7-14650HX+RTX4060 | 11163 |
Intel Core Ultra 9 285H | 4099 |
Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵) | 3887 |
Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵) | 3841 |
AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 3573 |
AMD Ryzen AI 9 365 | 3558 |
Intel Core Ultra 5 226V(CPU内蔵) | 3471 |
Intel Core Ultra 5 255H(CPU内蔵) | 3149 |
AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) | 2912 |
AMD Ryzen AI 7 350(CPU内蔵) | 2749 |
AMD Ryzen 7 8840U(CPU内蔵) | 2588 |
AMD Ryzen 5 8645HS(CPU内蔵) | 2383 |
Intel Core Ultra 5 225U(CPU内蔵) | 2108 |
Intel Core Ultra 7 155U(CPU内蔵) | 2042 |
Intel Core Ultra 5 125U(CPU内蔵) | 1952 |
AMD Ryzen 7 7735HS(CPU内蔵) | 1790 |
AMD Ryzen 5 7535HS(CPU内蔵) | 1279 |
モンスターハンターワイルズベンチマーク
測定しようかと思ったのですが、ベンチマーク測定前の設定変更の画面で既に重く・・・
今回は測定しませんでした(汗
参考までに他機種での結果を載せますが、外部GPUなしで遊ぶのはまず無理と考えてよいです。
グラフィックボード | スコア |
AMD Ryzen 7 250+RTX5060(高)1920×1080 | 22243/65.14FPS |
Intel Core i7-14650HX+RTX4060(高)2560×1200 | 14093/82.55FPS |
Intel Core Ultra 7 258V(中) | 7773 |
Intel Core Ultra 9 285H(中) | 6610 |
AMD Ryzen AI 7 350(中) | 5774 |
Intel Core Ultra 5 225H(中) | 5398 |
RawTherapeeでのRAW現像時間
フリーの画像編集ソフトRawTherapeeを使って、スマホで撮影したRAW画像10枚のRAW現像にかかる時間を測定しました。
CPU | 時間 |
Intel Core i7-14650HX | 9秒 |
AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 9秒 |
AMD Ryzen AI 9 365 | 10秒 |
Intel Core Ultra 9 285H | 11秒 |
Intel Core i7-13700HX | 11秒 |
AMD Ryzen 7 8840HS | 12秒 |
AMD Ryzen AI 7 350 | 13秒 |
AMD Ryzen 7 7735HS | 13秒 |
AMD Ryzen 7 8840U | 13秒 |
Intel Core Ultra 7 155H | 13秒 |
Intel Core i5-13500H | 13秒 |
Intel Core i5-1340P | 13秒 |
Intel Core Ultra 5 225H | 14秒 |
Intel Core Ultra 5 125H | 14秒 |
Intel Core i7-1260P | 15秒 |
AMD Ryzen 5 8640U | 15秒 |
AMD Ryzen AI 7 250 | 16秒 |
AMD Ryzen 5 8645HS | 17秒 |
Intel Core Ultra 7 258V | 17秒 |
Intel Core i5-1335U | 17秒 |
Intel Core Ultra 5 125U | 18秒 |
Intel Core i5-1235U | 18秒 |
AMD Ryzen 7 7730U | 17秒 |
AMD Ryzen 5 7535HS | 20秒 |
Intel Core Ultra 7 155U | 20秒 |
Intel Core i7-1250U | 21秒 |
書き出し速度は速かったです。
Davinci ResolveでのYouTube動画書き出し時間

動画編集ソフトDavinci Resolveで、5分45秒のフルHDのYouTube動画書き出し時間にかかった時間を計測しました。
以前までDavinci Resolveバージョン18で計測していたのですがバージョン19が出てしばらく経ったので、19に切り替えて計測しています。
18→19にバージョンアップすることで以前よりもかなり書き出し速度が向上しています。
そのため18での計測結果が比較にならず・・・19での計測結果のみ載せています。
CPU | 時間 |
Intel Core i7-14650HX+GeForce RTX 4060 Laptop | 25秒 |
AMD Ryzen 7 250+GeForce RTX 5060 Laptop メモリ16GB | 35秒 |
Intel Core Ultra 7 155H+GeForce RTX 4050 Laptop | 38秒 |
Intel Core Ultra 9 285H | 48秒 |
Intel Core Ultra 7 258V | 52秒 |
AMD Ryzen AI 9 365 | 54秒 |
AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 57秒 |
AMD Ryzen AI 7 350(他機種) | 1分9秒 |
AMD Ryzen 7 7735HS | 1分11秒 |
AMD Ryzen 5 8645HS | 1分16秒 |
Intel Core Ultra 5 226V | 1分17秒 |
Intel Core Ultra 5 225U | 1分22秒 |
Intel Core Ultra 5 225H | 1分24秒 |
AMD Ryzen 7 6800U | 1分32秒 |
AMD Ryzen 5 7535HS | 1分42秒 |
Intel Core Ultra 7 155U | 2分22秒 |
AMD Ryzen AI 7 350(当機種)※あまりにも遅い結果なので参考として見てください | 4分29秒 |
なぜか異常に時間がかかる結果に・・・
参考までに他機種で測定した結果も載せていますがそちらは早かったので、たまたまこの機種だけ?相性や環境が悪かったのではと思います・・・
参考までにバージョン18で、4分のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を他CPUで計測した結果も載せておきます。
CPU | 時間 |
Intel Core i7-13700HX+GeForce RTX 4060 | 42秒 |
AMD Ryzen 7 6800H+GeForce RTX 3050 Ti | 48秒 |
Intel Core Ultra 7 155H(16 GB DDR5-5600MT/s (SODIMM) – (2 x 8 GB)・レノボIdeaPad Pro) | 54秒 |
Intel Core i7-13700H+GeForce RTX 4050 | 56秒 |
Intel Core Ultra 5 125H | 1分02秒 |
Intel Core Ultra 7 258V(レノボYoga) | 1分04秒 |
Intel Core Ultra 7 155H(16 GB DDR5-5600MT/s (SODIMM) – (2 x 8 GB)・HP Spectre) | 1分06秒 |
AMD Ryzen 7 8840U | 1分07秒 |
Intel Core Ultra 7 258V(HP OmniBook) | 1分11秒 |
Intel Core Ultra 7 155H(メモリ16GB) | 1分11秒 |
AMD Ryzen 7 8840HS | 1分16秒 |
Intel Core i5-1340P | 1分17秒 |
AMD Ryzen 7 7735U | 1分18秒 |
AMD Ryzen 7 6800U | 1分18秒 |
AMD Ryzen 5 7535U | 1分22秒 |
AMD Ryzen 5 8640U | 1分23秒 |
Intel Core Ultra 5 125U | 1分26秒 |
Intel Core i7-1260P | 1分28秒 |
AMD Ryzen 7 7730U | 1分29秒 |
Intel Core Ultra 7 155U | 1分36秒 |
Intel Core i5-1235U | 1分40秒 |
Intel Core i5-1335U | 1分48秒 |
AMD Ryzen 7 5800U | 1分56秒 |
Intel Core i7-1250U | 2分22秒 |
ローカル生成AI性能検証
Geekbench AI
AI性能を測る指標値として「TOPS」という指標値があります。
TOPSとは、「Tera Operations per Second」の略称で、「システムが1秒間に何兆回の演算を実行できるか」を示します。
例えば、10TOPSならば、1秒間に10兆回の演算が実行できるコンピューティングパワーを表します。1秒間に10兆回の演算性能を持つCPUなら、「10TOPS」となります。
CPU | TOPS |
GeForce RTX 4060 | 242 TOPS |
AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 55 TOPS |
AMD Ryzen AI 9 365 | 50 TOPS |
AMD Ryzen AI 7 350 | 50 TOPS |
AMD Ryzen AI 5 340 | 50 TOPS |
Intel Core Ultra 7 258V | 47 TOPS |
Intel Core Ultra 5 226V | 40 TOPS |
AMD Ryzen 7 250 | 16 TOPS |
Intel Core Ultra 9 285H | 13 TOPS |
Intel Core Ultra 7 255H | 13 TOPS |
Intel Core Ultra 5 225H | 13 TOPS |
Intel Core Ultra 5 225U | 12 TOPS |
Intel Core Ultra 7 155H | 11 TOPS |
TOPSの値は上記の通りで、外部GPUが圧倒的に高いのですが、2025年最新のCPUであれば、外部GPUなしでも十分に高い値となっています。
40TOPS以上であれば、マイクロソフトが定義している「Copilot+ PC」の基準を満たすので、40TOPS以上が高いAI性能を持つPCと言えます。
AMD Ryzen AI 7 350は、50TOPSの性能があり、AI性能は高いです。
ローカルLLM(大規模言語モデル)を用いての生成AIプログラミング検証

AI能力を見るのに、ChatGPTのようなLLM(大規模言語モデル)の簡易版をローカルPCに構築して、生成AIプログラミングを動かす検証を行いました。
ローカルLLMは、Gemma3というGoogleのLLMを活用しています。
Pythonで、ブロック崩しゲームを作ってほしいとリクエストしています。
結果は以下の通りです。
ローカルLLM(Gemma3)でブロック崩しゲームを作るのにかかった時間
CPU+メモリ | 掛かった時間 |
Gemini 2.5 Pro(クラウド) | 35秒 |
Intel Core i7-14650H + GeForcr RTX 4060 + メモリ32GB | 2分6秒 |
AMD Ryzen 7 250 + GeForcr RTX 5060 + メモリ16GB | 3分50秒 |
Intel Core Ultra 9 285H + メモリ32GB | 3分52秒 |
AMD Ryzen AI 7 350 + メモリ32GB | 4分40秒 |
Intel Core Ultra 7 258V + メモリ32GB | 5分1秒 |
Intel Core Ultra 5 225H + メモリ16GB | 5分57秒 |
AMD Ryzen 7 6800U + メモリ16GB | 6分5秒 |
外部GPUありよりは遅いですが、CPU単体としてはかなり早い結果となりました。
タスクマネージャーを確認するとNPUは、現時点ではローカルLLMを動かすのにほぼ活用されておらず、外部GPUの有無のほうが性能には重要であるようです。
排熱性能と静粛性について
CPU負荷をツールでかけてみて、CPU温度と本体の温度、静粛性をチェックしてみました。
パフォーマンスモードで計測しています。
負荷をかけはじめたときの状態です。

負荷をかけ続けた時の状態です。

上記が測定結果ですが、負荷をかけても温度はさほど上がりませんでした。
CPU電力は、負荷をかけると20W超まで一瞬上がりますがすぐに下がります。
この間、ファンの音もほとんど聞こえません。騒音計で測定すると25db程度となっていました。
騒音目安については以下の通りです。
騒音値(db) | めやす |
50db | 大きく聞こえる。静かな事務所 |
40db | 聞こえるが会話に支障なし。図書館、静かな住宅地の昼 |
30db | 小さく聞こえる。郊外の深夜、ささやき声 |
20db | ほとんど聞こえない。ささやき |
負荷のかけ方?にもよるかもしれませんが、音や温度はほとんど気になりません。
Yoga Slim 7 Gen 10(14型 AMD) のレビュー評価まとめ

評価まとめ
各作業のレビュー結果は以下の通りです。
Web閲覧 | ◎(快適) |
---|---|
Office系事務作業 | ◎(快適) |
動画鑑賞 | ◎(快適) |
Web会議 | ◎(快適) |
SNS・ブログ | ◎(快適) |
プログラミング | ◎(快適) |
画像・写真編集 | ◎(良い) |
動画編集 | △~〇(凄く向くわけではないが普通にできる) |
ゲーム | △(ゲーム向きではないが軽めのならOK) |
モバイル | 〇(持ち運びやすい) |
ノートパソコン自体の質感、デザイン、耐久性、キーボード、持ち運びやすさ、コスパなどのレビュー結果は以下の通りです。
比較項目 | Yoga Slim 7 Gen10 |
CPU | AMD Ryzen™ AI 7 350 |
CPU性能(PassMark) | A(実測27542) |
グラフィック性能(3DMark FireStrike) | B(7242) |
メモリ | 32GB |
ディスプレイ総合評価 | A+ |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
サイズ | 14インチ |
アスペクト比 | 16:10 |
ディスプレイ解像度 | 2880 x 1800 |
ディスプレイ輝度 | 500nit |
ディスプレイ色域 | 100%DCI-P3 |
ボディ質感 | A |
キーボード | B+ |
重さ・持ち運びやすさ | B (実測1300g) |
インターフェイス | B+ |
USB-A | 〇(1) |
USB-C | 〇(2) |
USB-C充電 | 〇 |
USB-C映像出力 | 〇 |
HDMI | 〇 |
Webカメラ | IR&1080p FHDカメラ |
プライバシーシャッター | 〇 (電子式オプション) |
バッテリー | A (70Whr 実測9:10) |
認証 | – |
その他機能 | タッチパネル(構成による) |
価格・コスパ | A (15.46万) |
おすすめ度 | A |
ハイエンドとしてはバランスが取れており、どの項目も平均的に高いです。
それでいて価格も凄く高いわけではないので、価格と性能のバランスが良いです。
レビュー構成はタッチパネルでしたが、非タッチパネルであればさらに安いです。
AMD Ryzen AI 5、メモリ16GB、非タッチパネルの構成であればセール価格11.77万円で、ハイエンド機種としては相当に安い価格です。
Yoga Slim 7 Gen 10(14型 AMD) の良い点

- ハイエンド機種が11万円台から購入できる
- 品質と価格のバランスが高レベル
- 14インチ1.3kgと比較的軽く持ち運びも可能
ハイエンド機種が11万円台から購入できるのが最大のメリットです。
ハイエンド機種なので全体的な品質も高いです。
また14インチ1.3kgと持ち運びも比較的しやすく、持ち運び用途としてもおすすめできます。
Yoga Slim 7 Gen 10(14型 AMD) で気になった点
- 尖った性能がない
とてもバランスが良く価格も安いですが、尖った性能があるわけではなく、クリエイティブワーク用途主体で使うには性能が物足りない可能性があります。
どういう人が買うべき?
- 持ち運びつつ軽めのクリエイティブワークもこなしたい
- 綺麗な画面で動画鑑賞をしたい
- 品質の高いハイエンド機種をなるべく安く購入したい
高品質バランス型の機種なので、上記の人におすすめできます。
ただ超高性能とまではいかず、クリエイティブワーク主体の用途には物足りなくなる可能性があるので、軽めのクリエイティブワークまでに向く機種です。
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