レノボ Yogaシリーズは、レノボのノートパソコンではIdeaPadの1ランク上に位置付けられる高品質・高コスパのハイエンドノートパソコンです。
レノボは、IdeaPadシリーズのコスパが素晴らしく、YogaはIdeaPadよりは少し高いですが、その分IdeaPadよりも高品質で多機能な機種となっています。
私自身、レノボYoga7シリーズのYoga 770 AMDを、現在の副業用ノートパソコンとして使用しており、とても満足しています。
当記事ではYogaシリーズの特徴・商品について紹介していきます。
レノボYogaシリーズの種類と特徴
Yogaのノートパソコンのシリーズとしては
- Pro
- コンバーチブル2 in 1
- Book
この3種類に分けられます。
コンバーチブル 2 in 1
コンバーチブル2 in 1は、下の写真のように、タッチパネルでディスプレイを回転させて使うことができる、2 in 1のノートパソコンです。Yogaの主力シリーズとなります。
ペンも付属しているので、小学生くらいの子供用としてもよいと思います。
私にも小学生の子供がいますが、パソコンを使う場合、タッチパネルやペンが使えたほうが、直感的に使えるので使いやすそうです。
Proシリーズ
Yoga Proシリーズの特徴についてレノボ公式ページの説明を紹介します。
プロシリーズノートPC: クリエイティブなプロフェッショナルのためのデバイス
Lenovo Yoga Pro シリーズは、外出の多いプロフェッショナルやクリエーターのためのノートPCです。究極の薄さと軽さを実現したデザインの筐体に、最先端のプロセッサー、鮮やかなPuresightディスプレイ、高速グラフィックスを搭載しています。
コンバーチブル型と違い、タブレットモードとしては使えず、普通のクラムシェル型ノートパソコンです。
まだProシリーズは、Yoga Pro 7i Gen8の1台ですが、軽めで持ち運びも出来て、クリエイティブ用途としても使えるという、万能なノートパソコンです。
Book
もともと、Yogaにはウルトラスリムシリーズがあったのですが廃止され、このBookというシリーズが追加されました。
現在Yoga Book 9i Gen8しかないようですが、上記写真の通りディスプレイとキーボードが切り離せるタイプのノートパソコンで、ディスプレイ単体でAndroidタブレットとしても使えるようです。
レノボYoga ProシリーズYoga Pro 7i Gen8製品紹介
レノボYoga Pro 7i Gen8
スペック
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i5-13500H, Core™ i7-13700H |
メモリ | 16 GB LPDDR5-5200MHz (オンボード) |
グラフィック | NVIDIA® GeForce RTX™ 3050 6GB GDDR6 |
ディスプレイ(1) | 14.5″ WQXGA液晶 (2560 x 1600) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 350 nit, 90Hz |
ディスプレイ(2) | 14.5″ 3K液晶 (3072 x 1920) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%DCI-P3, 400 nit, 120Hz |
SSD | 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe, 1 TB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 TLC |
光学ドライブ | なし |
無線LAN | Wi-Fi 6E対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 & Bluetooth® |
Webカメラ | IR&1080p FHDカメラ (電子式プライバシーシャッター付)、マイク |
指紋認証 | なし |
外形寸法(mm) | 約 325.5×226.49×15.6mm(最薄部) |
駆動時間 | 73Whr 最大18時間 |
充電時間 | 約2時間 |
重量 | 1.49kg |
価格 | 12万円台~ |
外付けGPUに、GeForce RTX 3050を搭載する構成を選ぶことができ、かつ、14.5インチで1.49kgと、性能の割にとても軽量です。
外付けGPUなしの構成を選択することもできます。
価格と納期
2024年3月、GeForce RTX3050搭載構成が15.9万から購入できます。
Yoga 7i Gen8と違い、コンバーチブル型ではないので、タブレットモードやスタンド型としては使えませんが、そのかわりに性能が良くなっています。
CPU性能は極めて高い
ノートパソコンに搭載されている主要CPUのベンチマークとなる、PassMarkというスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Core i7-13700H | 30030 |
Core i7-12700H | 27020 |
Core i5-13500H | 25096 |
Ryzen 7 6800H | 23797 |
Core i7-1360P | 20813 |
Ryzen 7 6800U | 20727 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Ryzen 7 5800U | 18837 |
Ryzen 7 5825U | 18386 |
Core i5-1340P | 17878 |
Ryzen 5 7530U | 17704 |
Core i7-1260P | 17203 |
Core i5-1240P | 17345 |
Ryzen 5 5600U | 15000 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Core i3-1115G4 | 6610 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
Core i7-13700Hのスコアは極めて高い性能と言えます。
この性能なら、動画編集・ゲーミングなんでもOK、と言える性能です。
上記は実際にPassMarkのスコアを計測した結果ですがとても優秀なスコアとなっていました。
グラフィック性能もまあまあ
グラフィックボード | 3DMark Fire Strike |
GeForce RTX 3080 Ti | 38323 |
GeForce RTX 3080 | 36176 |
GeForce RTX 3060 | 20764 |
GeForce RTX 3050 Ti | 14911 |
GeForce GTX 1650 | 9047 |
AMD Ryzen 7 PRO 6860Z(CPU内蔵) | 7202 |
AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) | 6666 |
Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) | 5010 |
Intel Core i7-1165G7(CPU内蔵) | 4200 |
AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) | 3360 |
AMD Ryzen 7 5800U(CPU内蔵) | 3276 |
めやすとしてはGeForce GTX 1650がエントリー向けグラフィックボードとなります。
CPU内蔵グラフィックスだと、Intelが若干ですが優勢であったのが、最新世代のRyzen 7 6800UだとIntelを上回っていることがわかります。
これだけの性能があると、バリバリの3Dゲームでない限り、大体のゲームができてしまいます。そのため、自分がやりたいゲームをチェックして、外部グラフィックボードが必要かどうかを検討してみましょう。
レビュー記事を書いていますので参考にしてみてください。
Yogaシリーズ(コンバーチブル2 in 1)紹介
Yogaシリーズ(コンバーチブル2 in 1)の製品紹介をまとめます。
Yogaシリーズ主力商品です。
モデル | サイズ | 価格 | 発売日 |
Yoga 6 Gen 8 | 13.3インチ | 9万円台〜 | 2023年1月~ |
Yoga 7i Gen9 14型(Intel) | 14インチ | 14万円台〜 | 2024年3月~ |
Yoga 7 Gen9 14型(AMD) | 14インチ | 10万円台~ | 2024年3月~ |
Yoga 7i Gen9 16型(Intel) | 16インチ | 12万円台〜 | 2024年3月~ |
Yoga 7i Gen8 14型(Intel) | 14インチ | 15万円台〜 | 2023年4月~ |
Yoga 7 Gen8 14型(AMD) | 14インチ | 12万円台~ | 2023年5月~ |
Yoga 9i Gen8 14型 | 14インチ | 販売停止中・・ | 2023年4月~ |
※価格は2024年3月調査のものです
おすすめ機種をピックアップして製品紹介します。
レノボYoga 6 Gen8製品紹介
スペック
Lenovo Yoga 6 Gen 8
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen™ 7 7730U |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 512GB |
液晶 | 13.3″ WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢あり, マルチタッチパネル, 100%sRGB, 300 nit, 60Hz |
カメラ | IR&1080p FHDカメラ(プライバシーシャッター付) |
指紋認証 | あり |
重量 | 約1.39kg |
サイズ | 約 304x218x17.36mm(最薄部) |
バッテリー | 最大21.7時間 59Wh |
価格 | 9万円台〜 |
13.3インチ、タッチパネル搭載のモバイルノートパソコンです。
CPUは、AMD Ryzen 7 7730Uと、最新の高いスペックのCPUを搭載しています。
コンバーチブル型で、とても上質な機種です。
ディスプレイも100%sRGBと、色域の広い綺麗なディスプレイを搭載しています。
価格と納期
凄いのが、Ryzen 7 7730U + メモリ16GBで9.9万と、ギリギリ10万を切る価格で購入できることです。
上質な機種を安く購入されたい方におすすめです。
納期も1~2日と速いです。
性能に対する価格・コスパは素晴らしいものがあります。
実機レビューを書いているので参考にしてみてください。
レノボYoga 7シリーズ製品紹介
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU(7i(intel)) | インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 125H,Core™ Ultra 7 プロセッサー 155H |
CPU(7(AMD)) | AMD Ryzen™ 5 8640HS,Ryzen™ 7 8840HS |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512~1TB GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC |
液晶1 | 14″ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチパネル, HDR500, 100%DCI-P3, 400 nit, 120Hz, ガラス, ブルーライト軽減パネル |
液晶2 | 14″ WUXGA OLED(有機ELディスプレイ) (1920 x 1200) 光沢あり, マルチタッチパネル, HDR500, 100%DCI-P3, 400 nit, 60Hz, ガラス |
重量 | 約 1.49kg |
サイズ | 約 317.72×222.13×16.64mm(最薄部) |
バッテリー | 71Whr 動画再生時 約 11.2 時間・アイドル時約 26.5 時間 |
価格 | 10万円台~(AMD)、14万円台~(Intel) |
レノボYoga 7シリーズは、レノボのハイエンド2 in 1ノートパソコンになります。
CPUに、Intel版はCore Ultra、AMD版はRyzen8000番台の最新CPUを搭載しています。
価格は、AMD版のほうが10万円台~と安く購入できます。
私は旧型のYoga 770 AMDを現在のメインPCとして使っており、ボディの質感の高さ、ディスプレイの綺麗さや性能の高さに、満足しています。
AMD版は、10万円台から購入可能と安く、コスパの良いノートパソコンと言えます。
ディスプレイは、解像度2.8KもしくはWUXGA(1920×1200)の有機ELディスプレイとなっています。
Yogaシリーズは、比較的安く、有機ELディスプレイを搭載している構成を選択できるのが大きなメリットです。
私は、解像度2.8Kの有機ELディスプレイはYoga770で使用、WUXGA(1920×1200)のディスプレイはYoga 7 Gen8の実機レビューで見たことがあります。
文字の精細さは、解像度2.8Kのほうが上なので、予算があるなら2.8Kのほうをおすすめします。
動画鑑賞、画像編集、動画編集に向くディスプレイとなります。
Yoga 7 Gen8 AMDの価格・スペック紹介
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen™ 5 7535U、AMD Ryzen™ 7 7735U |
メモリ | 16 GB LPDDR5-6400MHz (オンボード) |
ストレージ | 512 GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC |
液晶1 | 14″ WUXGA OLED(有機ELディスプレイ) (1920 x 1200) 光沢あり, マルチタッチパネル, HDR500, 100%DCI-P3, 400 nit, 60Hz, ガラス |
液晶2 | 14″ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチパネル, 100%DCI-P3, 400 nit, 90Hz |
カメラ | IR&1080p FHDカメラ (プライバシーシャッター付) |
指紋認証 | なし |
重量 | 約1.49kg |
サイズ | 約 317.87×222.5×16.49mm(最薄部) |
バッテリー | 最大14.4時間 71Wh |
価格 | 11万円台〜 |
レノボYoga 7 Gen8 は有機ELを搭載し11万円台~と安い
レノボYoga 7 Gen8 は、有機ELを搭載し、11万円台から購入可能と、レノボらしくコスパの良い機種です。
またボディの外観、質感も高く、量販機種のIdeaPadよりも1ランク上の質感を感じます。
綺麗なディスプレイで動画を楽しみたい、IdeaPadでは物足りない方には特におすすめできる機種です。
液晶1 | 14″ WUXGA OLED(有機ELディスプレイ) (1920 x 1200) 光沢あり, マルチタッチパネル, HDR500, 100%DCI-P3, 400 nit, 60Hz, ガラス |
液晶2 | 14″ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチパネル, 100%DCI-P3, 400 nit, 90Hz |
レノボYoga 7 Gen8 は、すべてが有機ELの構成で、解像度が1920×1200と、2880×1800の2種類あります。
12.98万円のRyzen 7 7735U構成であれば、解像度2.8Kのディスプレイになります。
レビュー機は1920×1200のほうでした。
このディスプレイ、IdeaPad Slim 5i Gen8(OLED)に搭載されるディスプレイとほぼ同じ、という印象を持ちました。
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | インテル® Core™ i5-13500H |
メモリ | 16 GB LPDDR5-5200MHz |
ストレージ | 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe |
液晶(有機EL) | 14″ WUXGA OLED(有機ELディスプレイ) (1920 x 1200) 光沢あり, マルチタッチ非対応, HDR500, 100%DCI-P3, 400 nit, 60Hz, ブルーライト軽減パネル |
重量 | 約1.46kg |
サイズ | 約 312.0×221.0x16.9mm(最薄部) |
バッテリー | 3 セル リチウムイオンポリマーバッテリー 56.6Wh |
価格 | 9万円台~(時期によって変動) |
レノボYoga 7 Gen8(1920×1200)
IdeaPad Slim 5i Gen8(OLED)
画面を見た時の印象もほぼ同じで、とても色鮮やかですが若干、赤色が強いという印象がありました。
そのため、ディスプレイにこだわるなら、Ryzen 7構成の、解像度2.8Kのほうを選択するとよいでしょう。
AMD Ryzen 5 7535U,Ryzen 7 7735Uの性能が高く軽めのゲーム・動画編集もOK
CPUのAMD Ryzen 5 7535U,Ryzen 7 7735Uは、性能が高く、グラフィック性能も高めのため、軽めの動画編集やゲームにも対応できます。
幅広い用途で使いたいのなら、当機種はおすすめとなります。
せっかく購入するのならばRyzen 7 7735Uのほうが、性能も高いしディスプレイ解像度2.8Kにもなるのでそちらのほうがよいでしょう。
Yogaシリーズのまとめ
- Yogaシリーズは高品質でハイエンド機種に位置づけられる機種
- Yogaシリーズは2 in 1のコンバーチブルタイプが主力
- Proシリーズは軽量かつ高性能の万能ノートパソコン
レノボYogaは、IdeaPadよりも1ランク上の機種で、その分質感や性能も上の機種です。
IdeaPadで物足りない方は、Yogaも検討機種にいれてみましょう。
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