14インチノートパソコンで、エントリークラスに属する
- レノボIdeaPad Slim 170
- HP 14-em
について、性能や価格帯が似ているということもあり、比較をしたいと思います。
セール中の価格であれば
- レノボIdeaPad Slim 170:4.98万
- HP 14-em:5.48万
と、とても安く、特にレノボIdeaPad Slim 170は5万円以下で購入可能と、極めて安いです。
そのため、この2機種の価格や各評価項目を整理し、どちらがおすすめか、を比較していきます。
レノボIdeaPad Slim 1シリーズとHPシリーズについて
レノボ IdeaPad Slim 170とHP 14-emについてざっくり製品紹介をすると
どちらも一般家庭向けのエントリークラスのノートパソコンです。
私がよく、当サイトでコスパ最強ノートパソコンとしておすすめに挙げているのが、レノボIdeaPad Slim 5シリーズなのですが、そちらはミドルハイクラス(中の上)で、大体7万円台から購入できます。
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen™ 5 7530U (2.60GHz 2MB) |
メモリ | 16 GB DDR4-3200MHz (オンボード) |
ストレージ | 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe |
液晶 | 14″ WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 300 nit, 60Hz, LEDバックライト |
重量 | 約1.46kg |
サイズ | 約 312.0×221.0x16.9mm(最薄部) |
バッテリー | 最大15.9時間 |
価格 | 8万円前後(時期によって変動) |
IdeaPad Slim 1シリーズとHPシリーズは、エントリークラスのため、質感/性能/機能性は見劣りするのですが、その分5万円前後で購入可能と価格が安いのが特徴です。
レノボIdeaPad Slim 170(14 AMD)
HP 14-em
2機種とも、価格は安いのですが、Windowsノートパソコンを購入するなら最低限確保したい性能をきっちりクリアしており、その点は安心できます。
ただ、価格と性能・機能性・質感を考慮すると、予算があるならレノボIdeaPad Slim 5シリーズのほうがおすすめなのですが・・・
ノートパソコンに7~8万円は出したくないという方には、IdeaPad Slim 170やHP 14-emはおすすめと言えます。
レノボIdeaPad Slim 170 14型(AMD)の製品紹介
スペック
CPU | AMD Ryzen™ 5 7520U |
メモリ | 8 GB LPDDR5-5500MHz (オンボード) |
ストレージ | 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe Gen4 QLC |
液晶 | 14″ FHD液晶 (1920 x 1080) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 250 nit, LEDバックライト |
重量 | 約1.4kg |
サイズ | 約 325.3×216.5×17.9mm |
バッテリー | 42Wh (最大時間は未公表) |
価格 | 5万円台前後(時期により変動) |
レノボIdeaPad Slim 170は、以前は液晶がTN液晶という見づらいもので、おすすめしづらい機種でしたが、最新はIPS液晶となり、最大の弱点がなくなりました。
価格
レノボIdeaPad Slim には
- 14インチAMD
- 15.6インチIntel
- 15.6インチAMD
の3種類ラインナップされています。
セール時は5万円を切る安さです。
HP 14-em(HPのエントリーシリーズ)製品紹介
スペック
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen™ 3 7320U |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD 256GB |
液晶 | 14インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (1920×1080) 輝度250nit、色域65% sRGB |
重量 | 1.39kg |
サイズ | 323×215×17.9mm |
バッテリー | 最大11時間(41Whr) |
価格 | 6万円台~(セール時5万円台~) |
レノボIdeaPad Slim 170とスペックが似ています。
上記の写真は英語キーボードなので少し分かりづらいですが、右端に1列キーが並んでおり、ENTERキーが右端にないのは、好みが分かれるポイントだと思います。
価格
HPは、セールを頻繁に行っており、上記は金~月に実施している週末セール価格です。
セールだと5万円台で購入できます。
レノボIdeaPad Slim 170/HP 14-emのスペック検証
Windowsノートパソコン性能目安
Windowsノートパソコンを選ぶ際に目安となる性能について
- 必須性能:必ずクリアしてほしい性能
- 推奨性能:予算に余裕があればクリアしたい性能
について、以下表にまとめました。
性能 | 必須 | 推奨 |
CPU | 12世代Intel Core i3/AMD Ryzen 3 5000番台以上 | 12世代Intel Core i5/AMD Ryzen 5 5000番台以上 |
メモリ | 8GB以上 | 16GB以上 |
ストレージ | SSD 256GB以上 | SSD 512GB以上 |
ディスプレイ | IPS液晶,輝度250nit以上,sRGBカバー率60%以上 | IPS液晶/OLED,輝度300nit以上,sRGBカバー率98%以上 |
解像度 | 解像度1920×1080以上 | 解像度1920×1200以上,画面比率16:10もしくは3:2 |
レノボIdeaPad Slim 170の性能検証
性能 | 必須 | レノボIdeaPad Slim 170 |
CPU | 12世代Intel Core i3/AMD Ryzen 3 5000番台以上 | ○(AMD Ryzen 5 7520U) |
メモリ | 8GB以上 | ○(8GB) |
ストレージ | SSD 256GB以上 | ○(SSD 512GB) |
ディスプレイ | IPS液晶,輝度250nit以上,sRGBカバー率60%以上 | ○(IPS液晶,輝度250nit,sRGBカバー率63%) |
解像度 | 解像度1920×1080以上 | ○(解像度1920×1080) |
レノボIdeaPad Slim 170は、必須の性能は、いずれもクリアしています。
HP 14-emの性能検証
性能 | 必須 | HP 14-em |
CPU | 12世代Intel Core i3/AMD Ryzen 3 5000番台以上 | ○(AMD Ryzen 3 7320U) |
メモリ | 8GB以上 | ○(8GB) |
ストレージ | SSD 256GB以上 | ○(SSD 256GB) |
ディスプレイ | IPS液晶,輝度250nit以上,sRGBカバー率60%以上 | ○(IPS液晶,輝度250nit,sRGBカバー率65%) |
解像度 | 解像度1920×1080以上 | ○(解像度1920×1080) |
HP 14-emも、必須の性能は、いずれもクリアしています。
若干、レノボIdeaPad Slim 170よりもCPU性能とSSD容量が低いです。
CPUスペック目安
ノートパソコンに搭載されている主要CPUのベンチマークとなる、PassMarkというスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Core i7-13700H | 30030 |
Core i7-12700H | 27020 |
Core i5-13500H | 23554 |
Ryzen 7 6800H | 23797 |
Ryzen 7 7735U | 21082 |
Core i7-1360P | 20813 |
Ryzen 7 6800U | 20727 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Ryzen 7 5800U | 18837 |
Ryzen 7 5825U | 18386 |
Core i5-1340P | 17878 |
Core i5-1335U | 17352 |
Core i7-1260P | 17203 |
Core i5-1240P | 17345 |
Ryzen 5 7535U | 17123 |
Ryzen 5 7530U | 16509 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Core i3-1315U | 13755 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Ryzen 5 7520U | 9789 |
Ryzen 3 7320U | 9262 |
Core i3-1115G4 | 6610 |
Intel N100 | 5657 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、スコア10000以上あると、快適に使えます。
めやすとしてはCore i5-1135G7程度のスコアです。
レノボIdeaPad Slim 170、HP 14-emに搭載されているRyzen 5 7520U、Ryzen 3 7320Uは、性能が抑えられておりスコアは1万にギリギリ届かないですが、11世代のIntel Core i3-1115G4よりも高いスコアなので一般用途であれば快適に使えます。
ディスプレイ性能
レノボIdeaPad Slim 170、HP 14-emともに、IPS液晶になっています。
液晶については
- TN液晶:×
- IPS液晶:○
- 有機EL:◎
というのが評価基準になるので、レノボIdeaPad Slim 170、HP 14-emともにIPSのためOKです。
以前レノボIdeaPad Slim 170は、TN液晶であったのであまりおすすめしにくかったのですが、マイナーチェンジでIPS液晶になったので、おすすめがしやすくなりました。
レノボ IdeaPad Slim 170とHP 14-emの比較
どちらの機種もコスパ抜群で性能も似ていますが、比較をしてみます。
レノボ IdeaPad Slim 170とHP 14-emの詳細比較
評価項目 | IdeaPad Slim 170 | HP 14-em |
CPU | △(Ryzen 5 7520U) | △(Ryzen 3 7320U) |
メモリ | △(8GB) | △(8GB) |
ストレージ | 〇(SSD 512GB) | △(SSD 256GB) |
ディスプレイ | 〇(IPS) | 〇(IPS) |
サイズ | 14インチ | 14インチ |
アスペクト比 | △(16:9) | △(16:9) |
解像度 | 〇(1920×1080) | 〇(1920×1080) |
輝度 | △(250nit) | △(250nit) |
色域 | △(63%sRGB) | △(65%sRGB) |
ボディ質感 | △ | △ |
キーボード | 〇 | △(配置にクセあり) |
重量 | △(1.4kg) | △(1.39kg) |
USB-A | 〇(2) | 〇(2) |
USB-C | 〇(1) | 〇(1) |
USB-C充電 | × | × |
USB-C映像出力 | × | × |
Thunderbolt/USB4 | × | × |
HDMI | 〇 | 〇 |
Webカメラ | △(HD) | △(HD) |
プライバシーシャッター | 〇 | 〇 |
バッテリー | △(42Whr) | △(41Whr) |
指紋認証 | × | 〇 |
その他機能 | – | – |
価格 | ◎(4.98万円) | 〇(5.48万円) |
2台とも、非常によく似たスペックです。
上述の通りCPU・メモリ・ストレージ・ディスプレイなど主要スペックは及第点をクリアしています。
気を付けておきたいのは、2台とも、USB Type-Cが、Power DeliveryやDisplayPortに対応していない点でしょうか。
そのためType-Cでの充電ができず、持ち運びには純正の重くてかさばる純正アダプタを持ち歩かなくてはならないのがデメリットです。
レノボIdeaPad Slim 170とHP 14-emの比較まとめ
- スペック・機能性は2台ともほぼ同じ
- わずかにレノボIdeaPad Slim 170のほうがスペックが上
というところでしょうか。
この記事を書いている2023年8月のセール価格の比較では、レノボIdeaPad Slim 170のほうが5000円安いです。
5万円前後の価格帯で5000円違うのは大きく、私がこの2台の中から選べと言われたら、レノボIdeaPad Slim 170のほうにするでしょう。
ただ大差はないため、好みで選んでも良いと思います。
もう2~2.5万予算があれば、万能なレノボIdeaPad Slim 5シリーズが購入できるので、そちらもチェックしてみましょう。
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