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レノボThinkPad X1 CarbonとHP Dragonflyの比較【ビジネスモバイルノートフラッグシップ比較】

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ビジネスモバイルノートパソコンの最高峰

  1. レノボThinkPad X1 Carbon
  2. HP Dragonfly G4

について、2台ともレビューをしましたので、用途ごとのおすすめやどちらを購入するのが良いか?について比較の記事を書きます。

2台とも、ビジネス用のモバイルノートパソコンで、ThinkPadは有名な機種と思いますが、HP Dragonflyも良い機種であったので、予算が20万~とれるなら是非検討してみてほしい1台です。

 

比較をした結果の私の意見としては

  1. 両機種ともモバイル特化で重作業には向かない
  2. 全体的な質感や使い勝手は両機種とも素晴らしい
  3. 軽さ重視ならHP Dragonfly をおすすめ
  4. コスパならThinkPad X1 Carbonをおすすめ

と感じましたので、詳しく説明していきます。

 

初期導入済OS Windows 11 Pro 64bit
その他のエディション選択可能
CPU(Gen11) インテル® Core™ i7-1365U vPro® Enterprise プロセッサー
インテル® Core™ i7-1355U プロセッサー
インテル® Core™ i5-1345U vPro® Enterprise プロセッサー
インテル® Core™ i5-1335Uプロセッサー
CPU(Gen10) インテル® Core™ i7-1280P vPro® Enterprise プロセッサー
インテル® Core™ i7-1270P vPro® Enterprise プロセッサー
インテル® Core™ i7-1260P プロセッサー
インテル® Core™ i5-1250P vPro® Enterprise プロセッサー
インテル® Core™ i5-1240P プロセッサー
インテル® Core™ i7-1260P vPro® Essentials プロセッサー
インテル® Core™ i5-1240P vPro® Essentials プロセッサー
インテル® Core™ i7-1265U vPro® Enterprise プロセッサー
インテル® Core™ i7-1255U プロセッサー
インテル® Core™ i5-1245U vPro® Enterprise プロセッサー
インテル® Core™ i5-1235Uプロセッサー
セキュリティ・チップ(TPM) あり
その他のセキュリティ機能 パワーオン パスワード、スーパーバイザー パスワード、システム マネジメント パスワード、ハードディスク パスワード(NVMe パスワード)、セキュリティ キーホール、HPD
メモリー オンボード: 8GB/16GB/32GB 最大32GB(LPDDR5)
ストレージ 256GB/512GB/1TB/2TB SSD
光学ドライブ なし
ビデオ・チップ CPU内蔵(インテル® Iris® Xe グラフィックス)
ディスプレイ 14.0型 2.8K OLED (2880 x 1800)、ブルーライト軽減
14.0型 2.2k IPS液晶(2240 x 1400) 、ブルーライト軽減、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、マルチタッチ対応(10点)、Privacy Guard、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、マルチタッチ対応(10点)、ブルーライト軽減、省電力、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、ブルーライト軽減、省電力、光沢なし
インターフェース USB4 (Thunderbolt™ 4 対応) x 2
USB 3.2 Gen 1 (Powered USB) x 1
USB 3.2 Gen 1 x 1
HDMI
マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック
ワイヤレスWAN 対応(4G LTE Cat.16/5G Cat.20)
ワイヤレスLAN Wi-Fi 6E対応 (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠)
Bluetooth v5.2
イーサネット なし
オーディオ機能 Dolby Atmos® Speaker System, Dolby Voice, 4mic+4スピーカー(キーボード面にスピーカー)
カメラ インカメラ: 全てプライバシーシャッター付き
FHD 1080p RGB+IR Webカメラ MIPI 人感検知機能付き
FHD 1080p RGB+IR Hybrid Webカメラ
FHD 1080p RGB Webカメラ
カードスロット なし
キーボード フルサイズ・キーボード (6列)、89キー (Fnキー、PgUpキー、PgDnキー、Windowsキー)、JIS配列、TrackPoint、ThinkPadクリックパッド、バックライト・キーボード
指紋センサー あり
ポインティング・デバイス TrackPoint+ThinkPadクリックパッド
本体寸法(幅×奥行き×高さ) 約 315.6×222.5×15.4mm
本体質量 約 1.12kg~
バッテリー 固定式 4セル リチウムイオンポリマーバッテリー 57Whr
バッテリー駆動時間 最大 約28.5時間(Gen11), 21.7時間(Gen10)
本体カラー ブラック

 

HP Dragonfly G4


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OS Windows 11 Pro
CPU インテル® Core™ i5-1335U,Core i5-1345U,Core i7-1355U,Core i7-1365U
メモリ 16~32GB
ディスプレイ 13.5インチワイドWUXGA+ 液晶ディスプレイ(光沢,1920×1280
ドット,400cd/m²,UWVA)
SSD 256~512GB SSD
光学ドライブ なし
無線LAN インテル® Wi-Fi 6E AX211 a/b/g/n/ac/ax + Bluetooth 5.3
Webカメラ 5MP Webカメラ(HP Auto Frame),IRカメラ(Windows Hello対応),HP Camera Privacy Key
指紋認証 あり
顔認証 あり
外形寸法(mm) 約297.4 x 220.4 x 16.4(最薄部,突起部含まず)mm
駆動時間 Mobilemark2018:最大約13時間30分(45Whr)
重量 1.04kg
価格 21万円台~

 

レノボThinkPad X1 CarbonとHP Dragonfly G4の性能比較

ThinkPad X1 CarbonとX13 の性能比較をします。

性能比較表

比較項目 ThinkPad X1 HP Dragonfly
CPU Core i5-1335U Core i5-1335U
PassMarkスコア 〇(17694)実測値 〇(16092)実測値
メモリ 〇(16GB) 〇(16GB)
ディスプレイ 有機EL/IPS IPS
サイズ 14インチ 13.5インチ
アスペクト比 〇(16:10) (3:2)
解像度 2880×1800/1920×1200 〇(1920×1280)
輝度 ◎(400nit) ◎(400nit)
色域 ◎(100%sRGB) ◎(100%sRGB)
ボディ質感
キーボード
重量 〇(1.26kg)実測値 ◎(991g)実測値
USB-A 〇(2) 〇(1)
USB-C 〇(2) 〇(2)
USB-C充電
USB-C映像出力
Thunderbolt/USB4
HDMI
Webカメラ 720/1080p 5MP
プライバシーシャッター
バッテリー 57Whr(実測5:20) 45Whr(実測7:57)
指紋認証
その他
価格 20.5万~ 21.42万~

 

ディスプレイの比較

レノボThinkPad X1 Carbon(左側:解像度1920×1200 IPS液晶)

※右側は、HP ENVY(輝度400nitのIPS)

HP Dragonfly(右側:解像度1920×1200 IPS液晶)

※左側は、HP ENVY(輝度400nitのIPS)

レノボThinkPad X1 Carbonは、14インチの解像度2.8Kの有機ELもしくは1920×1200のIPS液晶を選べます。

HP Dragonflyは、13.5インチの解像度1920×1200のIPS液晶のみです。

上記写真は、両方とも解像度1920×1200のIPS液晶ですが十分に綺麗で明るいディスプレイでした。

ビジネスの事務作業主体であればIPS液晶で十分でしょう。

 

ThinkPad X1 Carbon(14インチ)とHP Dragonfly(13.5インチ)の比較

ThinkPad X1 CarbonとHP Dragonflyは、ディスプレイサイズが14インチと13.5インチで違いがあります。

上記の写真を見てもらえばわかりますが、ディスプレイサイズの違いはほとんど感じませんでした。

むしろ画面比率3:2の13.5インチのHP Dragonflyのほうが、縦に長いので広く感じました。

横幅は14インチのThinkPad X1 Carbonのほうが広いため、どちらがよいかは好みになるかと思います。

私は、縦に長いHP Dragonflyのほうが事務作業には使いやすいと感じました。

 

性能はほぼ同じで両機種ともビジネス用途向け

レノボThinkPad X1 Carbon,HP Dragonfly は、両方とも性能よりも省電力性能を重視した、IntelのUプロセッサーを搭載しています。

ノートパソコンに搭載されている主要CPUのベンチマークとなる、PassMarkというスコアを紹介します。

CPU PassMarkスコア
Ryzen 9 7945HX 55967
Core i9-13900HX 44998
Core i7-13700HX 34286
Ryzen 7 7745HX 32732
Core i7-13700H 30030
Core i5-13500H 23554
Ryzen 7 7735U 21082
Core i5-1340P※コスパ良し 20106
Core i7-1360P 19600
Ryzen 7 7730U 18864
Core i7-1260P 17257
Core i5-1240P※コスパ良し 17345
Ryzen 5 7535U※コスパ良し 17123
Core i5-1335U※コスパ良し 16814
Ryzen 5 7530U※コスパ良し 16509
Ryzen 5 5625U※コスパ良し 15000
Core i5-1235U※コスパ良し 13865
Core i3-1315U 13755
Ryzen 3 7330U 11816
Core i7-1165G7 10681
Core i5-1135G7 10298
Ryzen 3 5300U 10000
Ryzen 5 7520U 9489
Intel N100 5657
Intel Celeron 7305 2665

事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、スコア10000以上あると、十分快適に使えます。

めやすとしてはCore i5-1135G7程度以上のスコアです。

ThinkPad X1 Carbon,HP Dragonflyは、最小構成でもIntel Core i5-1335Uを搭載しており、ビジネス用途など一般用途での性能は十分です。

 

ただ動画編集やゲームには向きません。

動画編集ソフトDavinci Resolveで、4分のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を計測した結果が以下です。

CPU 時間
Intel Core i7-13700HX+GeForce RTX 4060 42秒
AMD Ryzen 7 6800H+GeForce RTX 3050 Ti 48秒
Intel Core i5-13500H 1分10秒
Intel Core i5-1340P 1分17秒
AMD Ryzen 7 7735U 1分18秒
AMD Ryzen 7 6800U 1分18秒
AMD Ryzen 5 7535U 1分22秒
Intel Core i7-1260P 1分28秒
AMD Ryzen 7 7730U 1分29秒
Intel Core i5-1235U 1分40秒
Intel Core i5-1335U 1分48秒
AMD Ryzen 7 5800U 1分56秒
Intel Core i7-1250U 2分22秒

Intel Core i5-1335Uは、動画編集向けのCPUではなく、もし動画編集など重作業もある程度やりたいのであれば、ThinkPad X1 Carbon,HP Dragonflyは向きません。

持ち運んでのビジネス用途に使うのがもっともおすすめとなります。

 

キーボードは両機種とも素晴らしい

ThinkPad X1 Carbon

ThinkPadはキー配置が綺麗で、キートップが少しへこんだ形状をしており、とてもタッチがしやすいです。

またキー配置はとても綺麗で打ちやすい配置です。

このあたりはさすがThinkPad というところです。

ThinkPadキー配置の特徴として、左下のFnキーとCtrlキーが伝統的に逆ですが、Lenovo Vantageの設定で機能を入れ替えることができます。

打鍵感もとても良好、キーボードはほぼ文句をつけるところがないくらい、良く出来ています。

キーボードで点数をつけるなら95~100点でとても打ちやすいキーボードです。

 

HP Dragpnfly

HP Dragonflyもとても綺麗なキーボード配置です。タッチパッドも広く、キー配置は理想的だと言えます。

この機種はキー一つ一つが大きく、隙間がほとんどなく配置されています。

やや浅めのキーストロークですが打鍵感はとても良好、キーボードはほぼ文句をつけるところがないくらい、良く出来ています。

キーボードで点数をつけるなら95点くらいで極めて出来の良いキーボードです。

タッチパッドの操作感も良好です。操作感やクリックの反応も良かったです。

 

重量はHP Dragonflyが991gと軽い

持ち運びは、HP Dragonflyが、実測値991gと軽いです。

上記写真は、左が画面比率16:9、13.3インチのHP ENVY、右がHP Dragonflyです。

HP Dragonflyはディスプレイが3:2と縦長なので、その分サイズが大きくなり重量的には不利ですが、それでも991gという重量を達成しているのは素晴らしいです。

X1 Carbonも、14インチとしては約1.2kg~と軽量なのですが、HP Dragonflyのほうが1kg未満のため、より持ち運びやすいと言えます。

 

バッテリー持ちはHP Dragonflyが優秀

バッテリーは容量は以下の通りです。

レノボThinkPad X1 Carbon 54.7Whr
HP Dragonfly 45Whr

 

以下の条件にてバッテリー駆動時間のチェックを行いました。

  • 輝度MAX
  • youtube動画流しっぱなし
レノボThinkPad X1 Carbon 5:20(実測値)
HP Dragonfly 7:57(実測値)

HP Dragonflyのバッテリーもちはとても良かったです。

ディスプレイ解像度をあえて1920×1280までにしていることなどで、バッテリー容量を抑えつつも長時間のバッテリー駆動を可能にしているのだと思います。

バッテリー駆動のまま長く使うことも全く問題ない性能です。

レノボThinkPad X1 Carbonも、悪くはないですがDragonflyのほうが優秀ですね。

 

価格はレノボThinkPad X1 Carbon が安い

レノボThinkPad X1 Carbonは、ThinkPadのフラッグシップ機ながら、セール時は比較的安い価格で購入できます。

  1. Intel Core i5-1335U
  2. SSD 256GB
  3. 14インチ WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS 

上記はベース構成ですが、セール時は18.37万と、フラッグシップ機にしては比較的安い価格で購入できます。

ただ上記はセール時の価格で、通常時は20.5万円の価格になります。

 

HP Dragonflyは、ThinkPadベース構成と同様の構成で21.42万、SSD512GBにすると22.52万と、ThinkPad X1 Carbonと比較すると少し高いです。

セールでない場合で、大体1万円弱程度高くなります。

ただHPの法人モデルは、法人での購入の場合割引きが効くので、法人購入の場合は価格差は縮まります。

 

レノボThinkPad X1 CarbonとHP Dragonflyの用途ごとおすすめ・比較まとめ

レノボThinkPad X1 CarbonとHP Dragonflyを用途ごとにまとめた結果が以下となります。

ただ両機種ともコンセプトはほぼ同じで、基本は持ち運びでのビジネス用途におすすめの機種となります。

比較項目 X1 Carbon HP Dragonfly
Web閲覧
文書作成
SNS・ブログ
画像・写真編集
動画編集 ×~△ ×~△
ゲーム ×~△ ×~△
持ち運び △~〇
コスパ ×~△ ×~△

Web閲覧や画像編集は両機種ともOK

動画編集やゲームは両機種とも向いてはいない

文書作成やSNS・ブログは両機種ともキーボードが良いのでおすすめ

持ち運び用途ならHP Dragonflyが重量1kg未満でおすすめ

コスパはThinkPad X1 Carbonが若干有利

ディスプレイの性能や見やすさは大差なし

上記が用途別の選び方おすすめまとめとなります。

コスパはThinkPad X1 Carbonが少し上回っていますが、HP Dragonflyは画面比率3:2と縦に長くて事務作業がやりやすく、かつ991gと軽いことがメリットです。

レノボThinkPad X1 Carbonは、ビジネスモバイルとして有名な機種ですが、HP Dragonflyも今回実機レビューしていてとても優秀な機種だと感じました。

縦に長い画面、991gの軽さ、キーボード、バッテリー持ちなど、ビジネスモバイルとして、とてもバランスよく仕上がっています。

そのためレノボThinkPad X1 Carbonを検討している方は、HP Dragonflyも検討してみると良いでしょう。

 

 

HP Dragonfly G4


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