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HP Dragonfly G4 レビュー【軽い・キーボード良しビジネスモバイルノートPC】

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

HPのビジネス用フラッグシップモバイルノートパソコンである、HP Dragonfly G4をレビューすることができましたので、実機レビューを書きます。

レビュー機のマシンのスペックは以下の通りです。

  1. CPU:Intel Core i5-1335U
  2. メモリ16GB
  3. SSD 256GB
  4. 13.5インチワイドWUXGA+ 液晶ディスプレイ(光沢,1920×1280
    ドット,400cd/m²,UWVA)

 

1kg未満と軽くてキーボードも最高級品質、ディスプレイ画面比率も3:2と、ビジネス用途としてスキのない完成度です。

またボディも美しく、所有欲を満たすことができる質感です。

ビジネス用途に特化しているので、堅牢性が高く、デフォルトの状態でも多くのセキュリティ機能が設けられています。そのため

  1. ビジネス用途で頻繁に持ち運ぶ
  2. 持ち運んでの記事執筆や文書作成

上記用途に、特におすすめできます。

 

HP Dragonfly G4


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OS Windows 11 Pro
CPU インテル® Core™ i5-1335U,Core i5-1345U,Core i7-1355U,Core i7-1365U
メモリ 16~32GB
ディスプレイ 13.5インチワイドWUXGA+ 液晶ディスプレイ(光沢,1920×1280
ドット,400cd/m²,UWVA)
SSD 256~512GB SSD
光学ドライブ なし
無線LAN インテル® Wi-Fi 6E AX211 a/b/g/n/ac/ax + Bluetooth 5.3
Webカメラ 5MP Webカメラ(HP Auto Frame),IRカメラ(Windows Hello対応),HP Camera Privacy Key
指紋認証 あり
顔認証 あり
外形寸法(mm) 約297.4 x 220.4 x 16.4(最薄部,突起部含まず)mm
駆動時間 Mobilemark2018:最大約13時間30分(45Whr)
重量 1.04kg
価格 21万円台~

 

HP Dragonflyはビジネスノートパソコンの最高峰

HP Dragonfly G4は、HPのビジネス用ラインナップで、最高峰(フラッグシップ)機種となります。

ビジネスノートの最高峰らしく、ボディの外観、質感、キーボード配列や打鍵感、ディスプレイ品質など、どれをとってもスキのない完成度の高さを感じます。

 

私が今年レビューしてきた主流な機種で、全体的な完成度をランク付けをするならば以下の順位となります。

※Bが中の中(ミドルレンジ)のイメージでランク付け

機種 完成度ランク
HP Dragonfly G4 A+
DELL XPS 13 Plus(9320) A+
HP ENVY x360 13-bf A
レノボThinkPad X1 Carbon Gen11 A
レノボThinkBook 13x Gen2 B++
HP Pavilion Aero 13-be(2023年式) B++
レノボIdeaPad Slim 5i Gen8 B+
DELL Inspiron 14 AMD B+
レノボIdeaPad Slim 170 14 C+
HP 15s-fq C+

今年レビューの機種でトップクラスの完成度の高さです。

ビジネス用途のモバイルノートパソコンとして、私も欲しくなった1台です。

 

HP Dragonfly G4 はディスプレイが3:2と縦に長くかつ軽い

HP Dragonfly G4は、ディスプレイの画面比率が3:2と縦に広く、その分事務作業がやりやすいです。

またディスプレイが大きいにもかかわらず重量は軽く、実測値で991gでした。

ビジネス用途で頻繁に持ち運ぶ方には特におすすめできます。

 

HP Dragonflyはセキュリティ機能も充実

HP Dragonfly G4は、デフォルトで様々なセキュリティ機能が用意されています。

HP Sure Senseというのは、

「ディープラーニングAIの活用により、未知のマルウェアをリアルタイムで保護する

パフォーマンス影響は最小最小の更新頻度で、オンラインでもオフラインでも動作可」

という機能のようで、ベンチマークソフトをインストールする際に、必ずウィルススキャンが動作していました。

 

また、パソコンの前から離席すると自動的にロックがかかり、戻ると自動的にロック解除画面になる機能も搭載されています。

最初この機能を知らず、ベンチマークを動作させたまま離席すると必ずロックがかかったため、なぜ?と思って調べているとこの機能があるということがわかりました。

離席時のロックし忘れに対応する機能で、なかなかユニークだと思いました。

 

HP Dragonfly G4は耐久性も高くMIL規格に準拠

HP Dragonfly G4は、米軍調達基準(MIL-STD-810H)に準拠しており、高い耐久性・堅牢性が確保されています。

そのため頻繁に持ち運ぶ方には特におすすめできる機種だといえます。

 

ライバル機種はレノボThinkPad X1 Carbon

初期導入済OS Windows 11 Pro 64bit
その他のエディション選択可能
CPU(Gen11) インテル® Core™ i7-1365U vPro® Enterprise プロセッサー
インテル® Core™ i7-1355U プロセッサー
インテル® Core™ i5-1345U vPro® Enterprise プロセッサー
インテル® Core™ i5-1335Uプロセッサー
CPU(Gen10) インテル® Core™ i7-1280P vPro® Enterprise プロセッサー
インテル® Core™ i7-1270P vPro® Enterprise プロセッサー
インテル® Core™ i7-1260P プロセッサー
インテル® Core™ i5-1250P vPro® Enterprise プロセッサー
インテル® Core™ i5-1240P プロセッサー
インテル® Core™ i7-1260P vPro® Essentials プロセッサー
インテル® Core™ i5-1240P vPro® Essentials プロセッサー
インテル® Core™ i7-1265U vPro® Enterprise プロセッサー
インテル® Core™ i7-1255U プロセッサー
インテル® Core™ i5-1245U vPro® Enterprise プロセッサー
インテル® Core™ i5-1235Uプロセッサー
セキュリティ・チップ(TPM) あり
その他のセキュリティ機能 パワーオン パスワード、スーパーバイザー パスワード、システム マネジメント パスワード、ハードディスク パスワード(NVMe パスワード)、セキュリティ キーホール、HPD
メモリー オンボード: 8GB/16GB/32GB 最大32GB(LPDDR5)
ストレージ 256GB/512GB/1TB/2TB SSD
光学ドライブ なし
ビデオ・チップ CPU内蔵(インテル® Iris® Xe グラフィックス)
ディスプレイ 14.0型 2.8K OLED (2880 x 1800)、ブルーライト軽減
14.0型 2.2k IPS液晶(2240 x 1400) 、ブルーライト軽減、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、マルチタッチ対応(10点)、Privacy Guard、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、マルチタッチ対応(10点)、ブルーライト軽減、省電力、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、ブルーライト軽減、省電力、光沢なし
インターフェース USB4 (Thunderbolt™ 4 対応) x 2
USB 3.2 Gen 1 (Powered USB) x 1
USB 3.2 Gen 1 x 1
HDMI
マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック
ワイヤレスWAN 対応(4G LTE Cat.16/5G Cat.20)
ワイヤレスLAN Wi-Fi 6E対応 (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠)
Bluetooth v5.2
イーサネット なし
オーディオ機能 Dolby Atmos® Speaker System, Dolby Voice, 4mic+4スピーカー(キーボード面にスピーカー)
カメラ インカメラ: 全てプライバシーシャッター付き
FHD 1080p RGB+IR Webカメラ MIPI 人感検知機能付き
FHD 1080p RGB+IR Hybrid Webカメラ
FHD 1080p RGB Webカメラ
カードスロット なし
キーボード フルサイズ・キーボード (6列)、89キー (Fnキー、PgUpキー、PgDnキー、Windowsキー)、JIS配列、TrackPoint、ThinkPadクリックパッド、バックライト・キーボード
指紋センサー あり
ポインティング・デバイス TrackPoint+ThinkPadクリックパッド
本体寸法(幅×奥行き×高さ) 約 315.6×222.5×15.4mm
本体質量 約 1.12kg~
バッテリー 固定式 4セル リチウムイオンポリマーバッテリー 57Whr
バッテリー駆動時間 最大 約28.5時間(Gen11), 21.7時間(Gen10)
本体カラー ブラック

HP Dragonfly G4のライバル機種と言えるのが、レノボのフラッグシップビジネスモバイルノートパソコンThinkPad X1 Carbonです。

こちらも、14インチながら1.12kg~と軽量で、キーボードの配置も綺麗なので持ち運びに適したモバイルノートパソコンです。

またThinkPad X1 Carbonのほうが、幅広い構成を選択できるのも強みです。

HP Dragonfly G4のほうが優れているのは

  1. 軽さ(991g)
  2. ディスプレイの画面比率(3:2)
  3. デザイン・高級感

です。そのかわりHP Dragonfly G4は13.5インチになります。

キーボードはどちらも良かったので、個人的には、高級感があってより軽い、HP Dragonfly G4のほうが気に入りました。

 

HP Dragonfly G4のスペックと価格

スペック

HP Dragonfly G4


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OS Windows 11 Pro
CPU インテル® Core™ i5-1335U,Core i5-1345U,Core i7-1355U,Core i7-1365U
メモリ 16~32GB
ディスプレイ 13.5インチワイドWUXGA+ 液晶ディスプレイ(光沢,1920×1280
ドット,400cd/m²,UWVA)
SSD 256~512GB SSD
光学ドライブ なし
無線LAN インテル® Wi-Fi 6E AX211 a/b/g/n/ac/ax + Bluetooth 5.3
Webカメラ 5MP Webカメラ(HP Auto Frame),IRカメラ(Windows Hello対応),HP Camera Privacy Key
指紋認証 あり
顔認証 あり
外形寸法(mm) 約297.4 x 220.4 x 16.4(最薄部,突起部含まず)mm
駆動時間 Mobilemark2018:最大約13時間30分(45Whr)
重量 1.00kg
価格 21万円台~

 

価格

ベース構成はCore i5-1335U、メモリ16GB、SSD256GBで、21.4万円からです。

OSはビジネス用途らしく、Windows 11 Proとなっています。

SSD256GBだと、ローカルにデータを持ったりソフトを色々いれていくと、足りなくなる可能性があります。

その場合、SSD512GBで、Core i5-1345Uの構成にすると22.5万です。

この機種は性能を求める機種ではないので、Core i7にする必要性はあまり感じず、Core i5 + SSD512GBの構成がバランスが良いのではと思います。

 

HP Dragonfly G4の外観と機能

外観・デザイン・質感

 

外観はとても上質で綺麗、高級感があります

デザインも優れており、所有欲が満たせる機種だと言えます。

 

上記は旧機種ENVYとの比較で、左がENVYですがディスプレイが縦に長いため、少し大きくなっています。

ただボディがスリムで軽いので、持ち運びはとてもしやすいです。

 

重量

メーカー公称の重量は1.04kgです。実測値は991gと、1kg未満でした。

ディスプレイ比率3:2を考えると、とても軽く、この軽さは素晴らしいです。

 

アダプターはUSB TYpe-Cのもので出力65Wで300gとなります。軽くはないです。

 

本体実測値 991g
アダプター 300g

持ち運びも考慮するなら、電源アダプターはUSB Type-C対応の軽量でコンパクトなものを買ってしまったほうがよいと思います。私も購入しています。

軽量な充電器とケーブルを買えば、重量を合計100~110g程度に抑えることができます。

 

ディスプレイ

ディスプレイ 13.5インチワイドWUXGA+ 液晶ディスプレイ(光沢,1920×1280
ドット,400cd/m²,UWVA)

ディスプレイは画面比率3:2と縦に長く、解像度1920×1280で光沢のディスプレイとなっています。

有機ELではないですが十分に質の高いディスプレイが使われています。

左がHP ENVYで輝度400nit、sRGB100%ディスプレイとの比較です。

輝度や色域の広さはほぼ同等、画面が縦に長い分、描画領域が広くなっています。

ビジネス用途としては十分で、画像編集にも使えるディスプレイと言えます。

 

光沢のため、ディスプレイへの映り込みが気になる方はいらっしゃるのではと思いますが、個人的にはまったく使っていて違和感はありませんでした。

 

キーボード

キーピッチは横18.7mm、縦18.7mmです。

とても綺麗なキーボード配置です。タッチパッドも広く、キー配置は理想的だと言えます。

 

キーストローク は約1.3mm です。

この機種はキー一つ一つが大きく、隙間がほとんどなく配置されています。

やや浅めのキーストロークですが打鍵感はとても良好、キーボードはほぼ文句をつけるところがないくらい、良く出来ています。

 

キーボードで点数をつけるなら95点くらいで極めて出来の良いキーボードです。

タッチパッドの操作感も良好です。操作感やクリックの反応も良かったです。

 

キーボードバックライトも搭載しており、暗い場所での作業も苦になりません。

指紋認証、顔認証ともに対応しています。

 

    インターフェイス

    左側面のインターフェイスは、奥から順番に

    1. HDMI 2.1
    2. NANO SIMスロット(オプション)
    3. Thunderbolt™ 4 

    となります。

     

    右側面のインターフェイスが、奥から順番に

    1. ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート
    2. USB Type-A
    3. Thunderbolt™ 4 
    4. NANO LOCKスロット

      となります。

      左右両方にThunderBolt4があるのがとても良いです。電源位置に応じて、左右どちらからでも接続することができます。

       

      ThunderBoltを、USB Type-C対応のDELLモニターに接続して検証したところ、問題なく4K出力、充電が可能でした。

       

      バッテリー駆動時間のチェック

      バッテリーは45Whrと、比較的小さめのバッテリー容量となります。

      以下の条件にてバッテリー駆動時間のチェックを行いました。

      • 輝度MAX
      • youtube動画流しっぱなし
      メーカー公称時間 最大13時間
      残量0%まで 7時間57分

      バッテリーもちはとても良かったです。ディスプレイをあえて1920×1280止まりにしていることなどで、バッテリー容量を抑えつつも長時間のバッテリー駆動を可能にしているのだと思います。

      バッテリー駆動のまま長く使うことも全く問題ない性能です。

      また充電も、1時間で約80%程度充電され、充電スピードも高速です。

       

      WEBカメラ

      5MPカメラ (約500万画素)が付いています。プライバシーシャッターの物理ボタンはないですが、ファンクションキーのボタンでオフにすることができます。顔認証にも対応しているカメラです。

      ノートパソコンのカメラで写真を撮りました。映りはとてもきれいで、Web会議も問題なくこなせます。

       

      HP Dragonfly G4は、Web会議用としてのカメラにもこだわっており、ビジネス用途としてのカメラとしても使い勝手はとても良いと言えます。

       

      スピーカー

      キーボード上部にスピーカーが搭載されています。スピーカーの音質はとてもよいです。HP ENVY x360 13-ayが10点とすると、12~13点くらいです。完全なる主観ですみません(^^;

      何台かのノートパソコンスピーカーを聞き比べてみて、HP ENVYのスピーカーはかなり優秀ということが分かっているので、とても良い音質だと思います。

       

      無線速度のテスト

      自宅のWiFiは、11ac(Wi-Fi5)で5.0GHzを使用していますが、同じ部屋だと510Mbps速度が出ており、高速です。

      ネットワークアダプタは、IntelのWi-Fi 6E対応のものが搭載されていました。

       

      機種 無線速度
      ThinkPad X1 Carbon 390Mbps
      ThinkBook 13x Gen2 400Mbps
      Yoga 6 Gen8 510Mbps
      DELL XPS 13 Plus 510Mbps
      HP Dragonfly G4 530Mbps
      IdeaPad Slim 5i Gen8 550Mbps
      HP ENVY x360 13-ay 570Mbps
      HP ENVY x360 13-bf 570Mbps
      HP Pavilion Aero 13-be 580Mbps
      Legion Pro 5i Gen8 610Mbps

      HP ENVYなどは500Mbps以上出ていますが、それと同等レベルで早い結果となりました。

       

      起動時間チェック

      1回目 15.91秒
      2回目 15.92秒
      3回目 15.84秒

      起動時間は比較的早いです。

      10秒以内で起動する機種もあるのですごく早いというほどではないですが、ストレスなく起動します。

       

      HP Dragonfly G4


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      HP Dragonfly G4の内部性能・処理速度

      パソコン処理性能を計測する上でメジャーな、以下のベンチマークソフトを使って計測した結果を紹介していきます。

      • PassMark
      • CineBench R23
      • PCMARK10
      • Crystal DiskMark(ディスク速度)

       

      また、ゲーミング性能についても、これもメジャーな以下のベンチマークソフトを使って計測します。

      • DQ10(軽量級3D)
      • FF14(中量級3D)
      • FF15(重量級3D)
      • 3DMark

       

      画像編集性能については、画像編集ソフトRawTherapeeでRAW現像10枚の書き出し時間を計測しました。

      • RawTherapeeでのRAW現像時間

       

      動画編集性能については、動画編集ソフトDavinci ResolveでフルHDのyoutube動画書き出し時間を計測しました。

      • Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し

       

      生成AIの性能を測るため、PhotoDirectorによる画像生成AIの速度を計測しています。

      • PhotoDirectorによる画像生成AI

       

      計測結果については、電源に接続し、最適なパフォーマンスの計測としています。

      PassMarkのみは、バランス、電源に接続しないバッテリー駆動での計測も行っています。

      CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。

      CPU PassMarkスコア
      Core i7-13700HX 34522
      Core i7-13700H 30030
      Core i7-12700H 27020
      Core i5-13500H 23554
      Ryzen 7 6800H 23797
      Ryzen 7 7735U 21082
      Core i5-1340P 20595
      Ryzen 7 6800U 20584
      Core i7-1360P 19600
      Ryzen 7 7730U 18864
      Ryzen 7 5800U 18837
      Ryzen 7 5825U 18386
      Core i5-1335U 17352
      Core i7-1260P 17257
      Core i5-1240P 17345
      Ryzen 5 7535U 17123
      Ryzen 5 7530U 16509
      Ryzen 5 5600U 15000
      Ryzen 5 5625U 15000
      Core i5-1235U 13865
      Core i3-1315U 13755
      Core i7-1250U 12421
      Ryzen 3 7330U 11816
      Core i5-1230U 10840
      Core i7-1165G7 10681
      Core i5-1135G7 10298
      Ryzen 3 5300U 10000
      Core i3-1115G4 6610
      Intel N100 5657
      Intel Celeron 7305 2665

      事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、Core i5-1135G7のスコア10000以上あると、重作業でも十分快適に使えます。

       

      Intel Core i5-1335Uは、省電力重視のCPUですが13世代となり、性能も大きく向上しています。

      普段使いでのレスポンスは快適で、動画編集など重作業でなければ十分な性能です。

      PassMark

      電源接続時(最適なパフォーマンス)

      電源接続時(バランス)

      バッテリー駆動時

      最適なパフォーマンスの設定では、17613と高いスコア結果となりました。

      電源設定がバランスの場合、14282と少しスコアが落ちましたがこれでも十分です。

      マルチ/シングル 最適なパフォーマンス バランス
      マルチスレッド 16092 15494(96.3%)
      シングルスレッド 3693 3407(92.2%)

      バッテリー駆動だと13620なので落ち幅はそれなりですが、シングルのスコアは3693→2482と大きく落ちています。

      負荷のかかる作業は、電源接続して使うとよいでしょう。

       

      他の主流CPUの実測値と比較しました。

      CPU マルチ シングル
      Core i-13700HX 36225 3955
      Ryzen 7 6800H 25955 3458
      Core i5-13500H 24533 3830
      Core i5-1340P 21578 3742
      Core i7-1260P 21696 3540
      Ryzen 7 6800U 21461 3459
      Ryzen 7 7735U 21278 3419
      Ryzen 7 7730U 21446 3258
      Ryzen 7 5800U 18644 3108
      Core i5-1335U 16092 3693
      Core i5-1235U 16601 3465
      Ryzen 5 5625U 16933 3138
      Core i7-1250U 13518 3557
      Core i7-1165G7 11005 3142

      2023年主流のCPUからすると、若干見劣りしますが、シングルのスコアが高いため、Web閲覧など普段使いではとても快適です。

       

      CineBench R23

      マルチコアスコア:6310

      シングルコアスコア:1641

      マルチコアスコア・シングルコアスコアともに、PassMarkと同じ傾向でした。

      ほかの主要CPUと比較します。

      CPU マルチコア シングルコア
      Core i7-13700HX 19558 1656
      Ryzen 7 6800H 13505 1481
      Core i5-13500H 11027 1779
      Ryzen 7 6800U 11620 1481
      Core i5-1340P 9301 1714
      Ryzen 7 7735U 9250 1515
      Ryzen 7 7730U 9411 1423
      Core i7-1260P 9158 1481
      Ryzen 7 5800U 9276 1436
      Ryzen 5 5625U 8064 1390
      Core i5-1235U 6961 1461
      Core i5-1335U 6310 1641
      Core i7-1250U 5334 1515
      Core i7-1165G7 4122 1383

       

      PCMARK10

      PCMARK10は、実際のアプリケーションを使用したベンチマークソフトで、実際にパソコンを使った時の作業快適性を計測するのに適しているといわれているベンチマークです。

      測定結果は以下の通りです。

      トータルスコア:4948

       

      Essentials:9117(快適めやす4100)

        Essentialsはパソコン基本性能の測定結果です。

        快適めやすは4100なので、高い数値です。実際に使ってみてもレスポンスは極めて快適です。

         

        Productivity:6326(快適めやす4500)

          ProductivityはOfficeなどビジネス系アプリの速度で、これも十分なスコアです。

           

          Digital Contents Creation:5700

            Digital Contents Creationは画像編集や動画編集などの性能を表すスコアです。

            こちらは、低くはないですがそこそこのスコアです。

             

            Intel Core i5-1340Pを搭載したYoga 7i Gen8と比較してみます。

            HP Dragonfly G4:Intel Core i5-1335U

            レノボYoga 7i Gen8:Intel Core i5-1340P

            計測内容 HP Dragonfly Yoga 7i Gen8
            トータル 4948 5623
            App Start-up Score(アプリ起動) 9669 12449
            Video Conferencing Score(Web会議) 8308 8347
            Web Browsing Score(Web閲覧) 9436 9788
            Spreadsheets Score(表計算) 6672 6973
            Writing Score(文書作成) 5998 7352
            Photo Editing Score(画像編集) 8701 10158
            Rendering and Visualization Score(レンダリング) 3723 4690
            Video Editing Score(動画編集) 5718 6320

            全般的にCore i5-1340Pのほうが高いスコアです。

            ただWeb閲覧などの普段使いの用途でのスコアは大差なく、動画編集など重作業をしないのであれば、十分に快適と言えます。

            以下、他主要CPUとのスコア比較です。

             

            App Start-up Score(アプリ起動)

            App Start-up Score(アプリ起動) スコア
            Intel Core i5-1340P 12449
            Intel Core i5-1335U(X1 Carbon) 11687
            Intel Core i5-1335U(HP Dragonfly) 9669
            AMD Ryzen 7 7735U 11574
            Intel Core i7-1250U 10802
            Intel Core i7-13700HX 10300
            Intel Core i7-1260P 8629
            AMD Ryzen 5 5625U 8457

             

            Web Browsing Score(Web閲覧)

            Web Browsing Score(Web閲覧) スコア
            Intel Core i7-13700HX 10187
            Intel Core i5-1340P 9788
            Intel Core i5-1335U(X1 Carbon) 9582
            Intel Core i5-1335U(HP Dragonfly) 9436
            Intel Core i7-1260P 9128
            AMD Ryzen 5 5625U 8862
            Intel Core i7-1250U 8698
            AMD Ryzen 7 7735U 8761

             

            Spreadsheets Score(表計算)

            Spreadsheets Score(表計算) スコア
            AMD Ryzen 7 7735U 11080
            Intel Core i7-13700HX 10928
            AMD Ryzen 5 5625U 7148
            Intel Core i5-1340P 6973
            Intel Core i5-1335U(X1 Carbon) 6889
            Intel Core i5-1335U(HP Dragpnfly) 6672
            Intel Core i7-1260P 6536
            Intel Core i7-1250U 6481

             

            Writing Score(文書作成)

            Writing Score(文書作成) スコア
            AMD Ryzen 5 5625U 7393
            Intel Core i5-1340P 7352
            Intel Core i7-13700HX 6895
            Intel Core i5-1335U(X1 Carbon) 6402
            Intel Core i5-1335U(HP Dragonfly) 5998
            Intel Core i7-1260P 6344
            Intel Core i7-1250U 6275
            AMD Ryzen 7 7735U 5181

             

            Video Editing Score(動画編集)

            Video Editing Score(動画編集) スコア
            Intel Core i7-13700HX 7446
            Intel Core i5-1340P 6320
            Intel Core i5-1335U(X1 Carbon) 5961
            Intel Core i5-1335U(HP Dragpnfly) 5718
            Intel Core i7-1260P 5544
            Intel Core i7-1250U 4853
            AMD Ryzen 7 7735U 4345
            AMD Ryzen 5 5625U 3931

            普段使いには十分な性能です。

             

            Crystal DiskMark

            シーケンシャルリードが3000を超えており、高速です。

            2021年式のHP ENVYも高速でしたが、HP ENVYは3500だったのでそれと同等レベルということになります。

            ただほかのライバル機種と比較すると、やや見劣りするスコアでした。

            機種 シーケンシャルリード
            レノボThinkPad X13 Gen4 7020
            DELL XPS 13 Plus 6589
            レノボLegion Pro 5i Gen8 6569
            HP ENVY 13-bf(2022年式) 5332
            レノボYoga 7i Gen8 5091
            レノボIdeaPad Slim 5i Gen8 5086
            HP Pavilion Aero 13-be(2023年式) 5045
            レノボThinkPad X1 Gen11 3888
            HP Dragonfly G4 3609
            レノボThinkBook 13x Gen2 3603
            HP ENVY 13-ay(2021年式) 3500

             

            DQ10 ベンチマーク(軽量級3D)

            最高品質でも快適の結果となりました。

             

            FF14 暁のフィナーレベンチマーク(中量級3D)

            標準品質(ノートPC)で、やや快適の結果となりました。

            CPU スコア
            Intel Core i7-13700HX 29454
            Intel Core i5-13500H 8214
            AMD Ryzen 7 7735U 7490
            Intel Core i5-1340P 7383
            Intel Core i7-1260P 7299
            Intel Core i5-1235U 7287
            Intel Core i5-1335U 6348
            Intel Core i7-1250U 5187
            AMD Ryzen 7 7730U 5081

             

            FF15ベンチマーク(重量級3D)

            スコアは軽量品質でも重い、という結果になりました。

            CPU スコア
            Intel Core i7-13700HX+RTX4070(標準) 15852
            Intel Core i5-13500H(軽量) 2875
            AMD Ryzen 7 7735U(軽量) 3470
            Intel Core i7-1260P(軽量) 2486
            Intel Core i5-1335U(軽量) 2313
            Intel Core i7-1250U(軽量) 2309

            重量級3Dゲームの動作は厳しいようです。

             

            3DMark ベンチマーク

            Fire Strikeのスコアは4510でした。

            Fire Strikeのスコア目安は以下の通りです。

            グラフィックボード 3DMark Fire Strike
            GeForce RTX 3080 Ti 38323
            GeForce RTX 3080 36176
            GeForce RTX 4070(Laptop) 27898
            GeForce RTX 4060 27500
            GeForce RTX 3060 20764
            GeForce RTX 3050 Ti 14911
            GeForce GTX 1060 10000
            GeForce GTX 1650 9000
            AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) 6666
            Intel Core i5-13500H(CPU内蔵) 5237
            Intel Core i5-1340P(CPU内蔵) 5000
            Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) 4462
            Intel Core i5-1335U(CPU内蔵) 4510
            Intel Core i5-1235U(CPU内蔵) 4284
            Intel Core i7-1250U(CPU内蔵) 4122
            AMD Ryzen 7 7730U(CPU内蔵) 4000
            AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) 3288

            めやすとしてはGeForce GTX 1650、1060がエントリー向けグラフィックボードとなります。

            CPU内蔵のグラフィックでは、エントリーグラフィックボードの半分程度の性能で、重量級3Dゲームは厳しいです。

             

            RawTherapeeでのRAW現像時間

            フリーの画像編集ソフトRawTherapeeを使って、スマホで撮影したRAW画像10枚のRAW現像にかかる時間を測定しました。

            CPU 時間
            Intel Core i7-13700HX 11秒
            Intel Core i5-13500H 13秒
            Intel Core i5-1340P 13秒
            Intel Core i7-1260P 15秒
            Intel Core i5-1335U 17秒
            Intel Core i5-1235U 18秒
            AMD Ryzen 7 7730U 17秒
            Intel Core i7-1250U 21秒
            AMD Ryzen 7 5800U 23秒

            まずまずのスピードで書き出し可能です。

             

            Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し時間

            動画編集ソフトDavinci Resolveで、4分のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を計測しました。

            CPU 時間
            Intel Core i7-13700HX+GeForce RTX 4060 42秒
            AMD Ryzen 7 6800H+GeForce RTX 3050 Ti 48秒
            Intel Core i5-13500H 1分10秒
            Intel Core i5-1340P 1分17秒
            AMD Ryzen 7 7735U 1分18秒
            AMD Ryzen 7 6800U 1分18秒
            Intel Core i7-1260P 1分28秒
            AMD Ryzen 7 7730U 1分29秒
            Intel Core i5-1235U 1分40秒
            Intel Core i5-1335U 2分00秒
            AMD Ryzen 7 5800U 1分56秒
            Intel Core i7-1250U 2分22秒

            動画の書き出しは早くはなく、動画編集向きではありません。

             

            PhotoDirectorによる画像生成AI

            PhotoDirectorの機能で、画像の生成AI機能が使えるため、画像生成AIを試しました。

            CPU 時間
            Intel Core i5-1335U 10.58秒

            何度か試してみたところ「はりねずみ」というワードで、大体10秒ちょっとくらいで完了しました。

            まだ、はじめたばかりでほかのパソコンでは試してないので、これから様々なパソコンでも試していきます。

             

            HP Dragonfly G4


            HP直販サイト
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            排熱性能と静粛性について

            CPU負荷をツールでかけてみて、CPU温度と本体の温度、静粛性をチェックしてみました。

            パフォーマンスモードで計測しています。

            負荷をかけた直後の状態です。

            負荷をかけ続けた時の状態です

            上記が測定結果ですが、負荷をかけるとCPU温度が上がり、80℃超まで上がりました。

            その後徐々に下がり70℃程度となります。温度は低めで推移しており、省電力重視のCPUであることがうかがえます。

            CPU電力は、負荷をかけると20W程度まで上がりますが、こちらも負荷をかけているわりには低めとなります。

            この間、キーボードは上部がほんの少し、熱くなる感覚がありますが、わずかでありほとんど熱くなりません。

             

            また、負荷をかけた時の音についてはとても静かです。

            騒音測定アプリで測定したところ、負荷をかけている状態で28~33db弱程度で、ほとんど音は聞こえませんでしたのでとても静かです。

             

            騒音目安については以下の通りです。

            騒音値(db) めやす
            50db 大きく聞こえる。静かな事務所
            40db 聞こえるが会話に支障なし。図書館、静かな住宅地の昼
            30db 小さく聞こえる。郊外の深夜、ささやき声
            20db ほとんど聞こえない。ささやき

            高負荷をかけても音は気になりません。

             

            HP Dragonfly G4のレビュー評価まとめ

            評価まとめ

            各作業のレビュー結果は以下の通りです。

            Web閲覧 ◎(快適)
            Office系事務作業 ◎(快適)
            動画鑑賞 ◎(快適)
            Web会議 ◎(快適)
            SNS・ブログ ◎(快適)
            プログラミング ◎(快適)
            画像・写真編集 ◎(快適)
            動画編集 ×(動画編集向きではない)
            ゲーム ×(ゲーム向きではない)

             

            ノートパソコン自体の質感、デザイン、耐久性、キーボード、持ち運びやすさ、コスパなどのレビュー結果は以下の通りです。

            質感 ◎(とても良い)
            ディスプレイ ○(画面比率3:2が良い)
            キーボード ◎(とても良い)
            インターフェイス ◎(Thunderbolt2つ、HDMIあり)
            デザイン ◎(とても良い)
            耐久性 ◎(とても良い)
            バッテリー ○(良い)
            持ち運び ◎(991gでとても軽量)
            コスパ △(安くはないが品質からすると妥当)

            コスパ以外はとても良いです。

             

            HP Dragonfly G4の良い点

              1. ディスプレイが3:2と縦に長い
              2. 991gと軽量で耐久性も高い
              3. キーボードが良い
              4. セキュリティ・堅牢性が高い

              ディスプレイが3:2の画面比率で縦に長く、事務作業がやりやすいです。

              またキーボードの品質もとても良く、外出先で文字を打つ機会が多い方にとてもおすすめできます。

              デフォルトの状態でセキュリティ機能も充実しており、MIL規格準拠など堅牢性・耐久性も素晴らしいです。

               

              HP Dragonfly G4で気になった点

              1. 価格は高め
              2. 性能は控えめ

              21万~と高めの価格がネックです。

              あとIntelの省電力CPUであるUプロセッサーを搭載しているので、動画編集には向きません。

               

              このノートパソコンを購入するのに向く方

                1. ビジネス用途で頻繁に持ち運ぶ方
                2. 事務作業用途メインの方

                991gと軽量で、ディスプレイも3:2と縦に長く事務作業には抜群に強いです。

                キーボードが素晴らしいので文字を打つ用途が多い方にも、おすすめできます。

                半面、性能は控えめなので、動画編集にはあまり向きません。

                全体的に、高品質なので、購入したときの満足感は高い機種だと言えます。

                ただ安くはなく、似たようなコンセプトのレノボThinkPad X1 Carbonも出来は良く、少し安いのでよく比較検討してみましょう。

                 

                HP Dragonfly G4


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