レノボの14.5インチハイパワーノートパソコン レノボYoga Pro 7i Gen 8をレノボよりお借りすることができましたので、実機レビューを書きます。


レビュー機のマシンのスペックは以下の通りです。スタンダードグレードの11万円台からの構成でした。
- CPU:Intel Core i7-13700H
- メモリ16GB
- SSD 512GB
- NVIDIA GeForce RTX™ 4050 Laptop GPU 6GB GDDR6
- 14.5インチ 3K液晶 (3072 x 1920) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%DCI-P3, 400 nit, 120Hz
※レビュー機はグラフィックカードにRTX4050を搭載していましたが、現在購入できる構成はRTX3050のみのようです。
この性能の高さをもちつつ、12万円台から購入可能で、グラフィックカードを搭載した構成でも15万円台から購入できます。
また1515g(実測値)と、持ち運びすることもできる重量です。
- 動画編集やゲームなど幅広い用途での活用
- 持ち運んでのクリエイティブワーク
上記用途に、特におすすめできます。
これだけの性能をもつノートパソコンを、1.49kgという重量で持ち運べるというのは他機種にはなかなかない特徴の機種です。
※新型のGen9が2024年3月発売されました。
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | インテル® Core™ i7-13700H プロセッサー |
メモリ | 16 GB LPDDR5-5200MHz (オンボード) |
ストレージ | 512 GB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 TLC |
液晶 | 14.5″ 3K液晶 (3072 x 1920) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%DCI-P3, 400 nit, 120Hz |
グラフィックカード | NVIDIA® GeForce RTX™ 3050 Laptop GPU 6GB GDDR6 |
カメラ | IR&1080p FHDカメラ (電子式プライバシーシャッター付) |
指紋認証 | なし |
重量 | 約1.49kg |
サイズ | 約 325.5×226.49×15.6mm(最薄部) |
バッテリー | 最大17時間 73Wh |
価格 | 15万円台 |
レノボYoga Pro 7i Gen8 のおすすめポイント
性能が高い、かつ1515g(実測値)と比較的軽量

レノボYoga Pro 7 Gen8 は、Intel Core i7-13700Hと外部グラフィックカードを搭載し、かつ、重量1515gと、持ち運びも可能な重量であることが最大の特徴です。
レビューでベンチマークをとりましたが素晴らしい性能で、この性能で重量約1.5kgというのが素晴らしいと言える機種です。
ゲーム・動画編集もOK

レノボYoga Pro 7i Gen8は、外部GPUを搭載しているためグラフィック性能も高いです。
そのため動画編集などクリエイティブワークや、FF15など重量級の3Dゲームでも楽しめるだけの性能があります。
ハイパワーで持ち運び可能なところに唯一無二の価値がある

レノボYoga Pro 7i Gen8は、高い性能を持ちつつ、比較的軽い重量で持ち運べるというところに最大の価値があると言えます。
外部グラフィックも搭載しつつ、持ち運びもできるというのは素晴らしいです。
また外観も、落ち着いていて普段使いもできるというのも、ポイント高いです。
価格も性能を考えると安い
価格も、外部グラフィックカード搭載構成で15.98万円と安いです。
この性能と軽さに対するコスパは素晴らしいものがあります。
レノボYoga Pro 7i Gen8 での注意点
電源が大きくて大容量

グラフィックカード搭載構成は、電源容量が大きく、レビュー機は140Wもの容量がありました。
電源アダプタのみの重さで実測431gと、重量もそれなりにあります。
ためしに、65Wの充電器での充電を試してみましたが、使い続けていると逆にバッテリー容量が減っていってしまっていたため、65Wでは足りませんでした。
外部グラフィックカード未搭載構成であれば、電源アダプタ容量は100Wになるため、これでも大きいですが少しは抑えられます。
そのため、充電器として、純正のものでなく別メーカーの充電器を使っている場合、容量に注意してください。普通の容量のものだと足りない可能性が高いです。
比較検討したい機種はほぼ不在で唯一無二の価値がある

レノボYoga Pro 7i Gen8のように、比較的軽量でグラフィックカードも搭載しているような機種はほぼほかには見当たらず、ライバルほぼ不在の機種となります。
14.5インチという画面サイズも絶妙で、クリエイティブワークを行うにも小さすぎない画面サイズで、かつ持ち運ぶこともしやすいサイズ感となります。
レノボYoga Pro 7i Gen8のスペック
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | インテル® Core™ i7-13700H プロセッサー |
メモリ | 16 GB LPDDR5-5200MHz (オンボード) |
ストレージ | 512 GB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 TLC |
液晶 | 14.5″ 3K液晶 (3072 x 1920) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%DCI-P3, 400 nit, 120Hz |
グラフィックカード | NVIDIA® GeForce RTX™ 3050 Laptop GPU 6GB GDDR6 |
カメラ | IR&1080p FHDカメラ (電子式プライバシーシャッター付) |
指紋認証 | なし |
重量 | 約1.49kg |
サイズ | 約 325.5×226.49×15.6mm(最薄部) |
バッテリー | 最大17時間 73Wh |
価格 | 15万円台 |
レノボYoga Pro 7i Gen8の価格・おすすめ構成
Intel Core i5-13500Hでグラフィックカードなしの構成で12.48万
Intel Core i7-13700H+GeForce RTX3050の構成で15.98万
となります。
せっかくこの機種を購入するなら、グラフィックカードありで軽量な構成の15.98万のほうを購入するのがよいと思います。
レノボYoga Pro 7i Gen8の外観と機能
外観・デザイン・質感






外観はとても落ち着いており、高級感のある外観となっています。
また高性能であるにもかかわらず、ボディは薄く、持ち運ぶこともできるサイズとなっています。

13.3インチのHP ENVYと重ねてみたときのサイズ感です。
13.3インチよりもわずかに大きい程度で、14.5インチといえどもコンパクトなサイズに仕上がっていることが分かります。

また、15.6インチのモバイルディスプレイとの大きさ比較は上記写真の通りです。
縦幅はほぼ同じで、15.6インチ並みの見やすさもあります。
重量
メーカー公称の重量は1.49kgです。実測値は1515gとほぼ同じでした。
14.5インチ、外部グラフィックカードも搭載してこの軽さは素晴らしいと言えます。

アダプターは140W出力、USB TYpe-Cのもので431gとなります。軽くはないですが、容量を考慮すると頑張っていると思います。

本体実測値 | 1515g |
---|---|
アダプター | 431g |
アダプタ容量が140Wもあるので、外部メーカーの充電器ではなかなか代替が難しく、純正の充電器を持ち運ぶことになるでしょう。
ディスプレイ
液晶(GPUなし) | 14.5″ WQXGA液晶 (2560 x 1600) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 350 nit, 90Hz |
液晶(GPUあり) | 14.5″ 3K液晶 (3072 x 1920) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%DCI-P3, 400 nit, 120Hz |
レノボYoga Pro 7i Gen8 は、有機ELの設定はなく、IPS液晶のみとなります。
外部グラフィックカードありの構成のほうが、解像度も高く、少し高性能なディスプレイとなります。



上記は、左が13.3インチのHP ENVY(輝度400nit、色域sRGB100%)とのディスプレイ比較です。
IPSですが十分に綺麗で明るく、色もあざやかなディスプレイです。


有機ELでなくとも十分に品質の高いディスプレイで、リフレッシュレートも120Hzと高いです。
画像編集・動画編集・ゲーミングなど幅広い用途に使えます。
キーボード

キーピッチは横19mm、縦18.5mmです。
IdeaPadでも採用されている右端のENTERキーやBackspaceキーがやや小さい配置です。
ただ配置自体にクセはなく、普通に使えるキーボードだと言えます。

キーストローク は約1.6mm です。
打鍵感も普通で、キーボードで点数をつけるなら75点くらいのキーボードです。
タッチパッドの操作感は良好です。
Yogaシリーズでやや残念なのはこのキーボードで、下位クラスのIdeaPadシリーズとあまり差がないところが少し残念なポイントと言えます。
ただこの機種はストロークが少し深いので、他のYogaシリーズの7 Gen8と比べると、こちらのほうが少しキーが打ちやすいように思いました。

キーボードバックライトも搭載しており、暗い場所での作業も苦になりません。
インターフェイス

左側面のインターフェイスは、奥から順番に
- HDMI
- USB 3.2 Gen 2 Type-C (Ful Function)
- Thunderbolt™4 ポート(Ful Function)
となります。

右側面のインターフェイスが、奥から順番に
- USB 3.2 Gen 1 (Powered USB)
- マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
- 電源ボタン
- 電子式プライバシーシャッター
となります。

USB Type-C対応のDELLモニターに接続して検証したところ、問題なく4K出力、充電が可能でした。
ただし充電のほうは、ディスプレイからの給電だけでは足りず、逆に容量が減っていってしまっていたため、もっと大きい給電容量が必要なのだろうと思います。
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリーは73Whrと、非常に大きいバッテリー容量となります。
以下の条件にてバッテリー駆動時間のチェックを行いました。
- 輝度MAX
- youtube動画流しっぱなし
- 解像度3072×1920(最大)
メーカー公称時間 | 最大17時間 |
---|---|
残量0%まで | 3時間59分 |
最大輝度、最大解像度で使うとバッテリー持ちはよくないので、バッテリーなしで使う場合は解像度や輝度を下げるとよいでしょう。
WEBカメラ
IR&1080p FHDカメラ (電子式プライバシーシャッター付)を搭載しています。


ノートパソコンのカメラで写真を撮りました。映りはとてもきれいで、Web会議も問題なくこなせます。
スピーカー

前面左右に2つのスピーカーが搭載されています。
スピーカーの音質はとても良いです。HP ENVY x360 13-ayが10点とすると、14点くらいです。完全なる主観の点数となります・・
何台かのノートパソコンスピーカーを聞き比べてみて、HP ENVYのスピーカーは優秀ということが分かっていますが、レノボYoga Pro 7i Gen8は相当に音がよいと思います。もしかすると今まで聞いた中でトップかもしれません。
無線速度のテスト
自宅のWiFiは、11ac(Wi-Fi5)で5.0GHzを使用していますが、同じ部屋だと370Mbps速度が出ており、高速です。
ただし他機種だと500Mbps程度は出ていたのですが当機種ではそこまでの速度は出ませんでした。ただ実用上遅いと感じることはないです。
1階にルーターがある状態で、2階で計測しても360Mbpsを計測し、受信感度も良好です。

ネットワークアダプタは、IntelのWi-Fi 6E対応のものが搭載されていました。
起動時間チェック
1回目 | 9.72秒 |
---|---|
2回目 | 9.82秒 |
3回目 | 9.77秒 |
起動時間はとても高速です。
10秒以内で起動するため、ストレスなく起動します。
レノボYoga Pro 7i Gen8の内部性能・処理速度

レノボYoga Pro 7i Gen8は、Intel Core i7-13700Hという高性能CPUを搭載しています。
パソコン処理性能を計測する上でメジャーな、以下のベンチマークソフトを使って計測した結果を紹介していきます。
- PassMark
- CineBench R23
- PCMARK10
- Crystal DiskMark(ディスク速度)
また、ゲーミング性能についても、以下のベンチマークソフトを使って計測します。
- FF14(中量級3D)
- FF15(重量級3D)
- ストリートファイター6(重量級)
- 3DMark
画像編集性能については、画像編集ソフトRawTherapeeでRAW現像10枚の書き出し時間を計測しました。
- RawTherapeeでのRAW現像時間
動画編集性能については、動画編集ソフトDavinci ResolveでフルHDのyoutube動画書き出し時間を計測しました。
- Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し
生成AIの性能を測るため、PhotoDirectorによる画像生成AIの速度を計測しています。
- PhotoDirectorによる画像生成AI
計測結果については、電源に接続し、最適なパフォーマンスの計測としています。
PassMarkのみは、バランス、電源に接続しないバッテリー駆動での計測も行っています。
CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Core i7-13700HX | 34522 |
Core i7-13700H | 27804 |
Core i7-12700H | 27020 |
Core i5-13500H | 23554 |
Ryzen 7 6800H | 23797 |
Ryzen 7 7735U | 21082 |
Core i5-1340P | 20595 |
Ryzen 7 6800U | 20584 |
Core i7-1360P | 19600 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Ryzen 7 5800U | 18837 |
Ryzen 7 5825U | 18386 |
Core i5-1335U | 17352 |
Core i7-1260P | 17257 |
Core i5-1240P | 17345 |
Ryzen 5 7535U | 17286 |
Ryzen 5 7530U | 16509 |
Ryzen 5 5600U | 15000 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Core i3-1315U | 13755 |
Core i7-1250U | 12421 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i5-1230U | 10840 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Core i3-1115G4 | 6610 |
Intel N100 | 5657 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、Core i5-1135G7のスコア10000以上あると、重作業でも十分快適に使えます。
Intel Core i7-13700Hは、ハイパフォーマンスCPUで、クリエイティブワークやゲーミング用途として使うCPUとなります。
PassMark
電源接続時(最適なパフォーマンス)

電源接続時(バランス)

バッテリー駆動時

65W充電器接続時

平均値と比較しても、とても高いスコアが出ています。
マルチ/シングル | 最適なパフォーマンス | バランス |
マルチスレッド | 32079 | 30948 |
シングルスレッド | 4057 | 4103 |
バッテリー駆動のスコアは23432と大きく落ちましたので、基本は電源に接続してパフォーマンスをフルに発揮しながら使うのがよいと言えます。
また試しに65Wの充電器に接続して検証してみましたが、65Wではフルの性能を発揮できず、充電容量も減ってしまう結果となりました。もっと大きい容量の充電器が必要となります。
他の主流CPUの実測値と比較しました。
CPU | マルチ | シングル |
Core i-13700HX | 36225 | 3955 |
Core i-13700H | 32079 | 4057 |
Ryzen 7 6800H | 25955 | 3458 |
Core i5-13500H | 24533 | 3830 |
Core i5-1340P | 21578 | 3742 |
Core i7-1260P | 21696 | 3540 |
Ryzen 7 6800U | 21461 | 3459 |
Ryzen 7 7735U | 21278 | 3419 |
Ryzen 7 7730U | 21446 | 3258 |
Ryzen 5 7535U | 18944 | 3298 |
Ryzen 7 5800U | 18644 | 3108 |
Core i5-1335U | 17694 | 3684 |
Core i5-1235U | 16601 | 3465 |
Ryzen 5 5625U | 16933 | 3138 |
Core i7-1250U | 13518 | 3557 |
Core i7-1165G7 | 11005 | 3142 |
とても高性能であることがベンチマーク結果からも分かります。
CineBench R23

マルチコアスコア:15428
シングルコアスコア:1856
マルチコアスコア・シングルコアスコアともに、PassMarkと同様にとても高いスコアでした。
ほかの主要CPUと比較します。
CPU | マルチコア | シングルコア |
Core i7-13700HX | 19558 | 1656 |
Core i7-13700H | 15428 | 1856 |
Ryzen 7 6800H | 13505 | 1481 |
Core i5-13500H | 11027 | 1779 |
Ryzen 7 6800U | 11620 | 1481 |
Core i5-1340P | 9301 | 1714 |
Ryzen 7 7735U | 9250 | 1515 |
Ryzen 7 7730U | 9411 | 1423 |
Ryzen 5 7535U | 9269 | 1463 |
Core i7-1260P | 9158 | 1481 |
Ryzen 7 5800U | 9276 | 1436 |
Ryzen 5 5625U | 8064 | 1390 |
Core i5-1235U | 6961 | 1461 |
Core i7-1250U | 5334 | 1515 |
Core i7-1165G7 | 4122 | 1383 |
PassMarkと同様に、非常に高いスコアです。
PCMARK10
PCMARK10は、実際のアプリケーションを使用したベンチマークソフトで、実際にパソコンを使った時の作業快適性を計測するのに適しているといわれているベンチマークです。
測定結果は以下の通りです。

トータルスコア:7121
Essentials:9409(推奨値4100)
Essentialsはパソコン基本性能の測定結果です。
推奨値4100なので、高い数値です。実際に使ってみてもレスポンスは極めて快適です。
Productivity:9577(推奨値4500)
ProductivityはOfficeなどビジネス系アプリの速度で、これも非常に高いスコアです。
Digital Contents Creation:10873(推奨値3500)
Digital Contents Creationは画像編集や動画編集などの性能を表すスコアです。
こちらも非常に高いスコアです。
Intel Core i5-1340Pを搭載したYoga 7i Gen8と比較してみます。
レノボYoga Pro 7i Gen8:Intel Core i7-13700H
レノボYoga 7i Gen8:Intel Core i5-1340P
計測内容 | Yoga Pro 7 | Yoga 7i Gen8 |
トータル | 7121 | 5623 |
App Start-up Score(アプリ起動) | 10594 | 12449 |
Video Conferencing Score(Web会議) | 7637 | 8347 |
Web Browsing Score(Web閲覧) | 10297 | 9788 |
Spreadsheets Score(表計算) | 12571 | 6973 |
Writing Score(文書作成) | 7297 | 7352 |
Photo Editing Score(画像編集) | 13466 | 10158 |
Rendering and Visualization Score(レンダリング) | 13525 | 4690 |
Video Editing Score(動画編集) | 7058 | 6320 |
特にクリエイティブワークのスコアが高いと言えます。
以下、他主要CPUとのスコア比較です。
Web Browsing Score(Web閲覧)
Web Browsing Score(Web閲覧) | スコア |
Intel Core i7-13700H | 10297 |
Intel Core i7-13700HX | 10187 |
Intel Core i5-1340P | 9788 |
Intel Core i5-1335U | 9582 |
Intel Core i7-1260P | 9128 |
AMD Ryzen 5 5625U | 8862 |
AMD Ryzen 5 7535U | 8754 |
Intel Core i7-1250U | 8698 |
AMD Ryzen 7 7735U | 8761 |
Spreadsheets Score(表計算)
Spreadsheets Score(表計算) | スコア |
Intel Core i7-13700H | 12571 |
AMD Ryzen 5 7535U | 11578 |
AMD Ryzen 7 7735U | 11080 |
Intel Core i7-13700HX | 10928 |
AMD Ryzen 5 5625U | 7148 |
Intel Core i5-1340P | 6973 |
Intel Core i5-1335U | 6889 |
Intel Core i7-1260P | 6536 |
Intel Core i7-1250U | 6481 |
Writing Score(文書作成)
Writing Score(文書作成) | スコア |
AMD Ryzen 5 5625U | 7393 |
Intel Core i5-1340P | 7352 |
Intel Core i7-13700H | 7297 |
AMD Ryzen 5 7535U | 7202 |
Intel Core i7-13700HX | 6895 |
Intel Core i5-1335U | 6402 |
Intel Core i7-1260P | 6344 |
Intel Core i7-1250U | 6275 |
AMD Ryzen 7 7735U | 5181 |
ほぼすべての項目で、トップクラスのスコアとなっています。
Crystal DiskMark

シーケンシャルリードが6000を超えており、極めて高速です。
2021年式のHP ENVYも高速でしたが、HP ENVYは3500だったのでとても高速です。
機種 | シーケンシャルリード |
DELL XPS 13 Plus | 6589 |
レノボLegion Pro 5i Gen8 | 6569 |
レノボYoga Pro 7i Gen8 | 6482 |
HP ENVY 13-bf(2022年式) | 5332 |
レノボYoga 7 Gen8 | 5091 |
レノボYoga 7i Gen8 | 5091 |
レノボIdeaPad Slim 5i Gen8 | 5086 |
HP Pavilion Aero 13-be(2023年式) | 5045 |
レノボThinkPad X1 Gen11 | 3888 |
レノボThinkBook 13x Gen2 | 3603 |
HP ENVY 13-ay(2021年式) | 3500 |
FF14 暁のフィナーレベンチマーク(中量級3D)

標準品質(ノートPC)で、非常に快適の結果となりました。
CPU | スコア |
Intel Core i7-13700HX+RTX4070(標準) | 29454 |
Intel Core i7-13700H+RTX4050(標準) | 21573 |
Intel Core i5-13500H | 8214 |
AMD Ryzen 5 7535U | 7918 |
AMD Ryzen 7 7735U | 7490 |
Intel Core i5-1340P | 7383 |
Intel Core i7-1260P | 7299 |
Intel Core i5-1235U | 7287 |
Intel Core i5-1335U | 5638 |
Intel Core i7-1250U | 5187 |
AMD Ryzen 7 7730U | 5081 |
FF15ベンチマーク(重量級3D)

スコアは標準品質でとても快適、という結果になりました。
CPU | スコア |
Intel Core i7-13700HX+RTX4070(標準) | 15852 |
Intel Core i7-13700H+RTX4050(標準) | 9322 |
Intel Core i5-13500H(軽量) | 2875 |
AMD Ryzen 7 7735U(軽量) | 3470 |
AMD Ryzen 5 7535U(軽量) | 3130 |
Intel Core i7-1260P(軽量) | 2486 |
Intel Core i7-1250U(軽量) | 2309 |
重量級3Dゲームでも動作は問題ないくらいの性能があります。
ストリートファイター6ベンチマーク(重量級)

スコア100/100なので完璧なスコアでした。
ただ、ベンチマークの動画を見ていると、一部FPSが60よりも落ちるタイミングが少しありました。
RTX4070ではまったくそういうことはなかったので、RTX4050ではわずかに、グラフィック性能が不足していると言えそうです。
CPU | スコア |
Intel Core i7-13700HX+RTX4070(標準) | 100/100 |
Intel Core i7-13700H+RTX4050(標準) | 100/100 |
上記はベンチマークの動画を撮ったもので、大半はなめらかに動いてますが、一部FPSが落ちるタイミングがありました。
ストリートファイター6を快適にプレイするには、もう少しグラフィックパワーがあったほうがよいようです。
その他のゲーム
アーマードコア6(必要スペック:中~高)


最近発売されたアーマードコア6でも、推奨GPUは「NVIDIA GeForce GTX 1060」以上なので、余裕で推奨スペックをクリアしています。
アーマードコアは昔、1と2をかなり遊んだ記憶があり、この機種なら6も余裕で遊べるので魅力的ですね。
エルデンリング(必要スペック:高)

フロムソフトウェア渾身の3D探索型アクションゲームで、全世界で話題沸騰となっているゲームです。
激ムズと評判になっており、ゲーマー魂をくすぐられる作品です。
グラフィックは美麗な3Dとなっており、その分マシンスペックも高いものが求められます。
必要スペックは以下の通りです。

グラフィックのGeForce GTX 1070のスペックですが、後述する3D MARK Fire Strikeでスコア14688でした。
この機種ならクリアしており、エルデンリングも問題なくプレイできます。
ただ、レビュー機のGPUはRTX4050でしたが、現在はRTX3050しか選択できず、3050だと推奨環境には届かない可能性があるので注意が必要です。
ゲーム用途主体で買う、というよりは、ゲームもある程度できる、くらいの感覚で購入するのが良い機種だと言えます。
3DMark ベンチマーク

Fire Strikeのスコアは18579でした。
Fire Strikeのスコア目安は以下の通りです。
グラフィックボード | 3DMark Fire Strike |
GeForce RTX 3080 Ti | 38323 |
GeForce RTX 3080 | 36176 |
GeForce RTX 4070(Laptop) | 27898 |
GeForce RTX 4060 | 27500 |
GeForce RTX 3060 | 20764 |
GeForce RTX 4050 Laptop | 18579 |
GeForce RTX 3050 Ti | 14911 |
GeForce GTX 1060 | 10000 |
GeForce GTX 1650 | 9000 |
AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) | 6666 |
Intel Core i5-13500H(CPU内蔵) | 5237 |
AMD Ryzen 5 7535U(CPU内蔵) | 5103 |
Intel Core i5-1340P(CPU内蔵) | 5000 |
Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) | 4462 |
Intel Core i5-1235U(CPU内蔵) | 4284 |
Intel Core i7-1250U(CPU内蔵) | 4122 |
AMD Ryzen 7 7730U(CPU内蔵) | 4000 |
AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) | 3288 |
めやすとしてはGeForce GTX 1650、1060がエントリー向けグラフィックボードとなります。
エントリーグラフィックボードの約1.8倍のスコアとなっており、グラフィック性能も高いと言えます。
RawTherapeeでのRAW現像時間
フリーの画像編集ソフトRawTherapeeを使って、スマホで撮影したRAW画像10枚のRAW現像にかかる時間を測定しました。
CPU | 時間 |
Intel Core i7-13700HX | 11秒 |
Intel Core i7-13700H | 11秒 |
Intel Core i5-13500H | 13秒 |
Intel Core i5-1340P | 13秒 |
AMD Ryzen 5 7535U | 15秒 |
Intel Core i7-1260P | 15秒 |
Intel Core i5-1335U | 17秒 |
Intel Core i5-1235U | 18秒 |
AMD Ryzen 7 7730U | 17秒 |
Intel Core i7-1250U | 21秒 |
AMD Ryzen 7 5800U | 23秒 |
とても速い結果となりました。画像編集も快適にこなせるでしょう。
Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し時間
動画編集ソフトDavinci Resolveで、4分のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を計測しました。
CPU | 時間 |
Intel Core i7-13700HX+GeForce RTX 4060 | 42秒 |
AMD Ryzen 7 6800H+GeForce RTX 3050 Ti | 48秒 |
Intel Core i7-13700H+GeForce RTX 4050 | 56秒 |
Intel Core i5-13500H | 1分10秒 |
Intel Core i5-1340P | 1分17秒 |
AMD Ryzen 7 7735U | 1分18秒 |
AMD Ryzen 7 6800U | 1分18秒 |
AMD Ryzen 5 7535U | 1分22秒 |
Intel Core i7-1260P | 1分28秒 |
AMD Ryzen 7 7730U | 1分29秒 |
Intel Core i5-1235U | 1分40秒 |
Intel Core i5-1335U | 1分48秒 |
AMD Ryzen 7 5800U | 1分56秒 |
Intel Core i7-1250U | 2分22秒 |
動画の書き出しもとても速いです。動画編集にも向きます。
PhotoDirectorによる画像生成AI

PhotoDirectorの機能で、画像の生成AI機能が使えるため、画像生成AIを試しました。
CPU | 時間 |
Intel Core i5-1335U | 10.58秒 |
Intel Core i7-13700H | 11.22秒 |
AMD Ryzen 5 7535U | 11.40秒 |
何度か試してみたところ「はりねずみ」というワードで、大体11秒ちょっとくらいで完了しました。
Core i5-1335Uと、さほど変わらない結果になりました。
生成AIについては、グラフィック性能が高いからといってスピードがそこまで早くなるわけでもない?のかもしれません。
まだ、はじめたばかりなので、これから様々なパソコンでも試していきます。
排熱性能と静粛性
CPU負荷をツールでかけてみて、CPU温度と本体の温度、静粛性をチェックしてみました。
パフォーマンスモードで計測しています。
負荷をかけ続けた時の状態です。



上記が測定結果ですが、負荷をかけるとCPU温度が上がり、90℃超まで上がりました。
その後も90℃前後の温度を維持し続けます。
CPU電力は、負荷をかけると60W超まで上がり、そのあと50W超程度で推移していました。
この間、キーボードは上部が少し、熱くなる感覚がありますが、普通に使えます。CPU温度の割には、排熱性は高いといえます。
また、負荷をかけた時の音についてはそれなりに音がします。
ノートパソコンのタッチパッド付近のところで、スマホの騒音測定アプリで測定したところ、負荷をかけている状態で平均40~43db程度でした。
それなりに音は聞こえますが、ものすごくうるさいというほどではありません。
騒音目安については以下の通りです。
騒音値(db) | めやす |
50db | 大きく聞こえる。静かな事務所 |
40db | 聞こえるが会話に支障なし。図書館、静かな住宅地の昼 |
30db | 小さく聞こえる。郊外の深夜、ささやき声 |
20db | ほとんど聞こえない。ささやき |
レノボYoga Pro 7i Gen8のレビュー評価まとめ

評価まとめ
各作業のレビュー結果は以下の通りです。
Web閲覧 | ◎(快適) |
---|---|
Office系事務作業 | ◎(快適) |
動画鑑賞 | ◎(快適) |
Web会議 | ◎(快適) |
SNS・ブログ | ◎(快適) |
プログラミング | ◎(快適) |
画像・写真編集 | ◎(快適) |
動画編集 | ◎(快適) |
ゲーム | 〇(3DゲームもOK) |
ノートパソコン自体の質感、デザイン、耐久性、キーボード、持ち運びやすさ、コスパなどのレビュー結果は以下の通りです。
質感 | 〇(良い) |
---|---|
ディスプレイ | ◎(とても良い) |
キーボード | △~○(普通) |
インターフェイス | ○(良い) |
デザイン | ○(良い) |
バッテリー | ×~△(バッテリー持ちはそれなり) |
持ち運び | ◎(この性能で軽量なのはすごい) |
コスパ | ◎(とても良い) |
性能が良く、かつ持ち運べるところが素晴らしい機種です。コスパも高いです。
レノボYoga Pro 7i Gen8の良い点
- 性能が良く、かつ軽い
- ディスプレイの性能も良い
- コスパも良い

高性能CPUを搭載し、外部グラフィックカードも搭載しつつ、かつ約1.5kgと軽くて持ち運べるところが素晴らしい機種です。
ディスプレイの性能も良く、コスパも良いので、欠点がほぼなく完成度の高い機種です。
レノボYoga Pro 7i Gen8で気になった点
- 特にないがあえて言うならキーボードは普通

バランスが良く完成度が高いので、欠点と言えるようなところは特にないです。
あえて言うなら、上級機種のわりにキーボードは普通で、ミドルレンジのIdeaPad Slim 5iとほぼ同じ、というくらいです。
このノートパソコンを購入するのに向く方

- 持ち運んでどこでもクリエイティブワークやゲームがしたい方
- 幅広い用途に使いたい方
1.5kgと比較的軽く、動画編集やゲームにもしっかり使える性能があるというのが素晴らしいです。
そのため持ち運んでクリエイティブワークやゲームがしたい方に向きます。
また、万能な機種なので、用途は決まっていないが幅広い用途に使っていきたい方にも向きます。
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