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Intel Core Ultra 7 155Hベンチマークとグラフィック性能。他CPUと比較

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2024年話題のCPUであるIntel Core Ultraについて

Intel Core Ultra 7 155H

の実機レビューによるベンチマーク、グラフィック性能についてまとめます。

また、

Intel Core Ultra 5 125H

AMD Ryzen 7 8840HS

についても、実機レビューによりベンチマーク測定しましたので、比較結果を載せます。

結論から言うと

  1. Intel Core Ultra 7 155Hの性能は前評判通り素晴らしい
  2. Intel Core Ultra 5 125Hの性能も、155Hとあまり変わらない
  3. AMD Ryzen 7 8840HSもIntel Core Ultraと同等レベルの性能

となりますので、詳細を後述します。

 

実機レビューに使用した機種は以下の通りです。

HP Spectre x360 14-eu:Intel Core Ultra 7 155H

OS Windows 11 Pro 64ビット
CPU インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 155H
メモリ 32GB(デュアルチャネル)
ディスプレイ(有機EL) 14.0インチワイド・2.8Kブライトビュー・OLEDタッチディスプレイ(2880 × 1800)
SSD 1TB SSD(PCIe Gen4x4 NVMe M.2)
アクティブペン HP MPP アクティブペン(ブラック)
無線LAN IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6E対応)
Bluetooth Bluetooth(Ver5.3)
Webカメラ HP Wide Vision 9MP IR カメラ (約900万画素)
指紋認証 あり
顔認証 あり
外形寸法 約 313 × 220 × 16.9 mm
駆動時間 最大13時間(66Wh)
重量 1.44kg
価格 19万円台~

 

レノボThinkBook 13x Gen4(Core Ultra 5 125H)

レノボ ThinkBook 13x Gen4

レノボ直販サイト

OS Windows11 Home(64bit)
CPU インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 125H、Core™ Ultra 9 プロセッサー 185H
メモリ 16GB
ストレージ 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe
液晶 13.5″ 2.8K液晶 (2880 x 1920) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, HDR400, 100%sRGB, 500 nit, 120Hz, ブルーライト軽減パネル
重量 1.17kg~
サイズ 292.9 x 205 x 12.9 mm
カメラ IR&1080p FHDカメラ (電子式プライバシーシャッター付)、TOFセンサー
認証 指紋センサー
バッテリー 74Whr 動画再生時 約12.1時間・アイドル時 約32.9時間
価格 15.99万~

 

レノボ Yoga 7 2-in-1 Gen9

OS Windows11 Home(64bit)
CPU(AMD) AMD Ryzen™ 5 8640HS,Ryzen™ 7 8840HS
メモリ 16GB
ストレージ 512~1TB GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC
液晶 14″ WUXGA OLED(有機ELディスプレイ) (1920 x 1200) 光沢あり, マルチタッチパネル, HDR500, 100%DCI-P3, 400 nit, 60Hz, ガラス
重量 約 1.49kg
サイズ 約 317.72×222.13×16.64mm(最薄部)
バッテリー 71Whr 動画再生時 約 11.2 時間・アイドル時約 26.5 時間
価格 10万円台~(AMD)、14万円台~(Intel)

 

 

Intel Core Ultra 7 155Hの性能は素晴らしい

Intel Core Ultra 7 155Hは万能のCPU

性能検証結果としては、Intel Core Ultra 7 155Hの性能は素晴らしいです。

性能が高く、かつ、グラフィック性能も大きく向上しています。

それでいて省電力性能も高く、バッテリー持ちも長いです。

唯一の欠点は、Intel Core Ultraを搭載したノートパソコンは、価格が高めになる、というくらいです。

 

実はIntel Core Ultra 5 125Hの性能も高い

Intel Core Ultra 7 155Hと、Core Ultra 5 125Hの性能差は、後述しますが、実はさほどの差がなく、どちらも十分に性能が高いです。

そのため現時点での性能のみで選ぶなら、Core Ultra 5 125Hでも十分と言えるので、コスパ重視ならばおすすめです。

 

実はAMD Ryzen 7 8840HSも性能は高い

Intel Core Ultraが話題になっていますが実は、AMD Ryzen 7 8840HSも非常に高性能で、Intel Core Ultra 7 155Hに負けないくらいの性能がありました。

2024年は、一気にCPU性能が上がったな、と感じることのできる年で、Intel、AMDどちらを購入しても性能アップを大きく体感できます。

 

CPU性能測定結果

PassMark測定結果

Intel Core Ultra 7 155H

Intel Core Ultra 5 125H

AMD Ryzen 7 8840HS

 

ベンチマーク結果

CPU マルチ シングル
Core i-13700HX 36225 3955
Ryzen 7 8840HS 27215 3796
Core Ultra 7 155H 27184 3546
Ryzen 7 6800H 25955 3458
Core Ultra 5 125H 24554 3636
Core i5-13500H 24533 3830
Core i5-1340P 21578 3742
Core Ultra 7 155U 19232 3678
Core i7-1260P 21696 3540
Ryzen 7 6800U 21461 3459
Ryzen 7 7735U 21278 3419
Ryzen 7 7730U 21446 3258
Ryzen 7 5800U 18644 3108
Core i5-1335U 17694 3684
Core i5-1235U 16601 3465
Ryzen 5 5625U 16933 3138
Core i7-1250U 13518 3557
Core i7-1165G7 11005 3142

PassMarkのベンチマーク結果は上記の通りです。

Intel Core Ultraの性能は前評判通り素晴らしかったです。

またAMD Ryzen 7 8840HSのスコアが、予想以上に高く、驚きました。

 

CineBenchR23

CPU マルチコア シングルコア
Core i7-13700HX 19558 1656
Ryzen 7 8840HS 13246 1690
Ryzen 7 6800H 13505 1481
Core i5-13500H 11027 1779
Core Ultra 5 125H 10967 1653
Core Ultra 7 155H 10851 1648
Ryzen 7 6800U 11620 1481
Core i5-1340P 9301 1714
Core Ultra 7 155U 7824 1674
Ryzen 7 7735U 9250 1515
Ryzen 7 7730U 9411 1423
Core i7-1260P 9158 1481
Ryzen 5 5625U 8064 1390
Core i5-1235U 6961 1461
Core i7-1165G7 4122 1383

Intel Core Ultra 7 155Hのスコアは、PassMarkからするともう少し伸びるか?と思ったのですがCore Ultra 5 125Hとほぼ同等のスコアでした。

こちらもAMD Ryzen 7 8840HSのスコアは優秀です。

 

PCMARK10

PCMARK10は、実際のアプリケーションを使用したベンチマークソフトで、実際にパソコンを使った時の作業快適性を計測するのに適しているといわれているベンチマークです。

測定結果は以下の通りです。

トータルスコア:6331

Essentials:9356(快適めやす4100)

    Essentialsはパソコン基本性能の測定結果です。

    快適めやすは4100なので、非常に高い数値です。実際に使ってみてもレスポンスは極めて快適です。

     

    Productivity:8201(快適めやす4500)

      ProductivityはOfficeなどビジネス系アプリの速度で、これも十分なスコアです。

       

      Digital Contents Creation:8975

        Digital Contents Creationは画像編集や動画編集などの性能を表すスコアです。

        極めて高いスコアです。

         

        AMD Ryzen 7 8840HSを搭載したレノボYoga72-in-1 Gen9と比較してみました。

        HP Spectre x360 14-eu(Intel Core Ultra 7 155H)

        レノボYoga7 2-in-1 Gen9(AMD Ryzen 7 8840HS)

        計測内容 HP Spectre Yoga 7
        トータル 6331 6929
        App Start-up Score(アプリ起動) 11719 15970
        Video Conferencing Score(Web会議) 7259 8496
        Web Browsing Score(Web閲覧) 9630 9600
        Spreadsheets Score(表計算) 9444 13384
        Writing Score(文書作成) 7123 6122
        Photo Editing Score(画像編集) 13357 13129
        Rendering and Visualization Score(レンダリング) 8901 9345
        Video Editing Score(動画編集) 6082 6215

        Intel Core Ultra は、非常に高いスコアです。

        AMD Ryzen 7 8840HSと比較すると、大体互角なのですが一部スコアはRyzenのほうが高く、トータルスコアで多少差がついたという感じです。

         

        グラフィック性能比較

        3DMark ベンチマーク(Fire Strike)

        Intel Core Ultra 7 155H

         

        Intel Core Ultra 5 125H

        AMD Ryzen 7 8840HS

        比較結果

        グラフィックボード 3DMark Fire Strike
        GeForce RTX 3080 Ti 38323
        GeForce RTX 3080 36176
        GeForce RTX 4070(Laptop) 27898
        GeForce RTX 4060 27500
        GeForce RTX 3060 20764
        GeForce RTX 4050 Laptop 18579
        GeForce RTX 3050 Ti 14911
        GeForce GTX 1060 11000
        Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵) 9181
        AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) 8503
        Intel Core Ultra 5 125H(CPU内蔵) 8488
        AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) 6666
        Intel Core Ultra 7 155U(CPU内蔵) 5399
        Intel Core i5-13500H(CPU内蔵) 5237
        AMD Ryzen 5 7535U(CPU内蔵) 5103
        Intel Core i5-1340P(CPU内蔵) 5000
        Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) 4462
        AMD Ryzen 7 7730U(CPU内蔵) 4000
        AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) 3288

        めやすとしてはGeForce GTX 1060がエントリー向けグラフィックボードとなります。

        Intel Core Ultra、AMD Ryzen 7 8840HSともにグラフィック性能も高く、エントリーの外部GPUにも迫る性能です。

         

        FF15ベンチマーク(重量級3D)

        スコアは軽量品質で普通、という結果になりました。

        CPU スコア
        Intel Core i7-13700HX+RTX4070(標準) 15852
        AMD Ryzen 7 8840HS(軽量) 4719
        Intel Core Ultra 7 155H(軽量) 4108
        Intel Core Ultra 5 125H(軽量) 3808
        Intel Core i5-13500H(軽量) 2875
        AMD Ryzen 7 7735U(軽量) 3470
        Intel Core i7-1260P(軽量) 2486
        Intel Core Ultra 7 155U(軽量) 2331
        Intel Core i7-1250U(軽量) 2309

        外部GPUなしで、このスコアは素晴らしいです。

         

        ストリートファイター6ベンチマーク

        Intel Core Ultra 7 155H(グラフィック設定LOW)

        AMD Ryzen 7 8840HS(グラフィック設定LOW)

        セッティングをLOWにしたところ、Intel Core Ultra、AMD Ryzen 7 8840HSともに、問題なくプレイできるという結果でした。

        ストリートファイター6はとても重い部類のゲームにもかかわらず、外部GPUなしでこの結果は素晴らしいです。

        Intel Core Ultraのほうが若干、グラフィック性能が高いようです。

         

        実際のアプリでの性能比較

        画像編集ソフトと動画編集ソフトを動かし、実際のアプリの動作を計測しました。

         

        RawTherapeeでのRAW現像時間

        フリーの画像編集ソフトRawTherapeeを使って、スマホで撮影したRAW画像10枚のRAW現像にかかる時間を測定しました。

        CPU 時間
        AMD Ryzen 7 8840HS 11秒
        Intel Core i7-13700HX 11秒
        Intel Core Ultra 7 155H 13秒
        Intel Core i5-13500H 13秒
        Intel Core i5-1340P 13秒
        Intel Core Ultra 5 125H 14秒
        Intel Core i7-1260P 15秒
        Intel Core i5-1335U 17秒
        Intel Core i5-1235U 18秒
        AMD Ryzen 7 7730U 17秒
        Intel Core Ultra 7 155U 21秒
        Intel Core i7-1250U 21秒

        Intel Core Ultraはとても早い結果です。ただAMD Ryzen 7 8840HSにはわずかに負けました。

         

        Davinci ResolveでのフルHD動画書き出し時間

        動画編集ソフトDavinci Resolveで、4分のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を計測しました。

        CPU 時間
        Intel Core i7-13700HX+GeForce RTX 4060 42秒
        AMD Ryzen 7 6800H+GeForce RTX 3050 Ti 48秒
        Intel Core i7-13700H+GeForce RTX 4050 56秒
        Intel Core Ultra 5 125H 1分02秒
        Intel Core Ultra 7 155H 1分06秒
        Intel Core i5-13500H 1分10秒
        AMD Ryzen 7 8840HS 1分13秒
        Intel Core i5-1340P 1分17秒
        AMD Ryzen 7 7735U 1分18秒
        AMD Ryzen 7 6800U 1分18秒
        AMD Ryzen 5 7535U 1分22秒
        Intel Core i7-1260P 1分28秒
        AMD Ryzen 7 7730U 1分29秒
        Intel Core Ultra 7 155U 1分36秒
        Intel Core i5-1235U 1分40秒
        Intel Core i5-1335U 1分48秒
        AMD Ryzen 7 5800U 1分56秒
        Intel Core i7-1250U 2分22秒

        Intel Core Ultraの動画の書き出し速度は、外部GPUなしとしてはトップクラスに早い結果でした。

         

        省電力性能

        Intel Core Ultra 7 155Hを搭載したHP Spectreにて実際のバッテリー持ちを計測しました。

        バッテリーは66Whrと、大きいバッテリー容量となります。

        以下の条件にてバッテリー駆動時間のチェックを行いました。

        • 輝度MAX
        • youtube動画流しっぱなし
        メーカー公称時間 最大13時間
        残量0%まで 9時間57分

        有機EL・輝度の高さを考えると、バッテリーもちは素晴らしく良かったです。

        ここまで長く持つ機種は見たことがなく、Intel Core Ultraの省電力性能の高さを実感します。

         

        Intel Core Ultraは万能CPU

        Intel Core Ultra 7 155Hのベンチマーク測定結果をまとめますと、旧世代の第13世代のPプロセッサーと比較しても

        1. CPUベンチマーク結果は20~25%程度向上
        2. グラフィック性能は約1.8倍に向上
        3. 省電力性能も大きく向上

        と、前評判通りの素晴らしいCPUでした。

        価格がやや高めなのがネックですが、とりあえずIntel Core Ultra 7 155Hや、Intel Core Ultra 5 125Hを搭載した機種を買っておけば間違いはない性能かと思います。

        冒頭紹介のHP Spectreは、Intel Core Ultra 7 155Hを搭載し性能も抜群、機種の品質も良かったのでおすすめの1台です。

         

        また、AMD Ryzen 7 8840HSの比較結果をのせましたがこちらも非常に優秀なCPUでした。

        コスパ重視ならAMD Ryzen も良いと言えます。

        レノボYoga 7 2-in-1 Gen9は、機種のコスパも良く、品質も良かったので、こちらもおすすめです。

        レビュー記事は以下の通りです。

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