レノボYogaシリーズの新型
Yoga Pro 7i Gen8
が、新発売されました。
Lenovo Yogaシリーズは、レノボのノートパソコンではIdeaPadの1ランク上に位置付けられる高品質・高コスパノートパソコンです。
レノボは、IdeaPadシリーズのコスパが素晴らしく、YogaはIdeaPadよりは少し高いですが、その分IdeaPadよりも高品質で多機能な機種となっています。
Yogaのノートパソコンのシリーズとしては

- Pro
- コンバーチブルPC
- ウルトラスリムPC
この3種類に分けられます。
もともと、コンバーチブルとウルトラスリムの2種類でしたが、Yoga Proシリーズが追加されました。以下に詳しく紹介していきます。
Yoga Proシリーズの紹介
Yoga Proシリーズの特徴についてレノボ公式ページの説明を紹介します。
プロシリーズノートPC: クリエイティブなプロフェッショナルのためのデバイス
Lenovo Yoga Pro シリーズは、外出の多いプロフェッショナルやクリエーターのためのノートPCです。究極の薄さと軽さを実現したデザインの筐体に、最先端のプロセッサー、鮮やかなPuresightディスプレイ、高速グラフィックスを搭載しています。
コンバーチブル型と違い、タブレットモードとしては使えず、普通のクラムシェル型ノートパソコンのようです。
まだProシリーズは、Yoga Pro 7i Gen8の1台のみのようですが、軽めで持ち運びも出来て、クリエイティブ用途としても使えるという、万能なノートパソコンです。
個人的に、軽くて、1台でなんでも出来るノートパソコンは、良くて欲しいなと思いますね。
Lenovo Yoga Pro 7i Gen8製品紹介
Lenovo Yoga Pro 7i Gen8
スペック
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i5-13500H, Core™ i7-13700H |
メモリ | 16 GB LPDDR5-5200MHz (オンボード) |
グラフィック | NVIDIA® GeForce RTX™ 3050 6GB GDDR6 |
ディスプレイ(1) | 14.5″ WQXGA液晶 (2560 x 1600) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 350 nit, 90Hz |
ディスプレイ(2) | 14.5″ 3K液晶 (3072 x 1920) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%DCI-P3, 400 nit, 120Hz |
SSD | 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe, 1 TB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 TLC |
光学ドライブ | なし |
無線LAN | Wi-Fi 6E対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 & Bluetooth® |
Webカメラ | IR&1080p FHDカメラ (電子式プライバシーシャッター付)、マイク |
指紋認証 | なし |
外形寸法(mm) | 約 325.5×226.49×15.6mm(最薄部) |
駆動時間 | 73Whr 最大18時間 |
充電時間 | 約2時間 |
重量 | 1.49kg |
価格 | 12万円台~ |
外付けGPUに、GeForce RTX 3050を搭載する構成を選ぶことができ、かつ、14.5インチで1.49kgと、性能の割に比較的軽量です。
外付けGPUなしの構成を選択することもできます。
価格と納期

2023年4月、新発売で12万円台から購入できます。
Yoga 7i Gen8と違い、コンバーチブル型ではないので、タブレットモードやスタンド型としては使えませんが、そのかわりに性能が良くなっています。
旧型でコンバーチブル型の770iは、実機レビュー記事を書いているので参考にしてみてください。
とにかくディスプレイが綺麗で、高性能・高品質なのでとてもおすすめできる機種でした。

CPU性能は極めて高い
ノートパソコンに搭載されている主要CPUのベンチマークとなる、PassMarkというスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Core i7-13700H | 30030 |
Core i7-12700H | 27020 |
Core i5-13500H | 25096 |
Ryzen 7 6800H | 23797 |
Core i7-1360P | 20813 |
Ryzen 7 6800U | 20727 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Ryzen 7 5800U | 18837 |
Ryzen 7 5825U | 18386 |
Core i5-1340P | 17878 |
Ryzen 5 7530U | 17704 |
Core i7-1260P | 17203 |
Core i5-1240P | 17345 |
Ryzen 5 5600U | 15000 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Core i3-1115G4 | 6610 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
Core i7-13700Hのスコアは極めて高く、ぶっちぎりに高い性能と言えます。
この性能なら、動画編集・ゲーミングなんでもOK、と言える性能です。
グラフィック性能もまあまあ
グラフィックボード | 3DMark Fire Strike |
GeForce RTX 3080 Ti | 38323 |
GeForce RTX 3080 | 36176 |
GeForce RTX 3060 | 20764 |
GeForce RTX 3050 Ti | 14911 |
GeForce GTX 1650 | 9047 |
AMD Ryzen 7 PRO 6860Z(CPU内蔵) | 7202 |
AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) | 6666 |
Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) | 5010 |
Intel Core i7-1165G7(CPU内蔵) | 4200 |
AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) | 3360 |
AMD Ryzen 7 5800U(CPU内蔵) | 3276 |
めやすとしてはGeForce GTX 1650がエントリー向けグラフィックボードとなります。
CPU内蔵グラフィックスだと、Intelが若干ですが優勢であったのが、最新世代のRyzen 7 6800UだとIntelを上回っていることがわかります。
これだけの性能があると、バリバリの3Dゲームでない限り、大体のゲームができてしまいます。そのため、自分がやりたいゲームをチェックして、外部グラフィックボードが必要かどうかを検討してみましょう。
ちなみにCPU内蔵グラフィックスの場合、性能を十分に引き出すためにはメモリはデュアルチャネル構成であることが必須です。
たとえばメモリ8GBの場合、4GB×2であることが必要です。
デュアルチャネルでないと、グラフィックパワーは、本来の約半分程度の性能しか引き出すことができないようです。
そのためCPU内蔵グラフィックのみで、ゲームもやりたい場合は、デュアルチャネルかどうかを確認しておきましょう。
16GBは大抵デュアルチャネルですが、8GBは機種によりデュアルチャネルでないことがあります。
本格的にゲームをしたいなら、専用グラフィックボードを搭載したノートパソコンを購入することになります。
- GeForce GTX 1650:エントリー
- GeForce RTX 3060:ミドルレンジ
- GeForce RTX 3080:ハイエンド
ノートパソコングラフィックボードの性能めやすとしては上記の通りです。
性能が高いほど、グラフィックパワーを求められる3Dゲームも幅広くできるようになります。
当機種に搭載可能なGPUはGeForce RTX 3050で、エントリー~ミドルレンジの性能となり、重い3Dゲームは厳しいタイトルもありますが中量級までの3Dゲームと、動画編集には威力を発揮できると思います。
以下の機種が、同程度のGPUを搭載した機種の実機レビューとなるので参考にしてみてください。

Yoga 7シリーズはボディ質感が高くディスプレイも綺麗


上記写真は旧型の770ですが、Yoga 7シリーズは、ディスプレイが綺麗、ボディの質感も高いという印象でした。
ミドルレンジのIdeaPad Slim 5シリーズよりは一段上の質感があり、上質なノートパソコンを求める方にもおすすめできると思います。
コンバーチブル型のYoga 7i Gen8との比較
コンバーチブル型のYoga 7i Gen8と比較してみます。
Lenovo Yoga 7i Gen8
スペック
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i5-1340P, Core i7-1360P |
メモリ | 16 GB LPDDR5-5200MHz (オンボード) |
ディスプレイ | 14″ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチパネル, 100%DCI-P3, 400 nit, 90Hz |
SSD | 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe |
光学ドライブ | なし |
無線LAN | Wi-Fi 6E対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 & Bluetooth® |
Webカメラ | IR&1080p FHDカメラ (プライバシーシャッター付) |
指紋認証 | なし |
外形寸法(mm) | 約 317.87×222.5×16.49mm(最薄部) |
駆動時間 | 71Whr 最大17.5時間 |
重量 | 1.49kg |
価格 | 13万円台~ |
上記は新型7i Gen8のスペックとなります。Intel第13世代CPUを搭載しています。
Intel Core i5-1340Pを搭載した機種は、レノボIdeaPad Slim 5i Gen8でレビューをしているので参考にしてみてください。とても高い性能でした。

Yoga Pro 7iと、Yoga 7iを比較してみます。
比較項目 | Yoga Pro 7i | Yoga 7i |
CPU | ☆(Core i5-13500H) | ◎(Core i5-1340P) |
ディスプレイ | ○(IPS) | ◎(有機EL) |
サイズ | 14.5インチ | 14インチ |
アスペクト比 | ◎(16:10) | ◎(16:10) |
解像度 | 2560 x 1600,3072 x 1920 | 2880 x 1800 |
輝度 | 350,400nit | 400nit |
色域 | 100%sRGB | 100%sRGB |
キーボード | 〇 | 〇 |
重量 | 1.49kg | 1.42kg |
USB-A | 〇(1) | 〇(1) |
USB-C | 〇(2) | 〇(2) |
USB-C充電 | 〇 | 〇 |
USB-C映像出力 | 〇 | 〇 |
Thunderbolt/USB4 | 〇 | 〇 |
HDMI | 〇 | 〇 |
Webカメラ | 1080p | 1080p |
プライバシーシャッター | 〇 | 〇 |
バッテリー | 73Whr | 71Whr |
指紋認証 | × | × |
その他 | アダプター100W,140W | 2in1,タッチパネル |
価格 | 12万円台 | 13万円台 |
タッチパネルが不要なら、Yoga Pro 7iのほうが総合力は上です。
実際、私も欲しくなるような性能とコスパです。
ただProでちょっと、と思うのは電源アダプターが、GPUなし100W、GPUありで140Wと大容量であることでしょうか。
普通ノートパソコンは、65Wまでで十分なので、USB Type-C充電用のアダプターを65Wまでしか持っていない人がほとんどだと思います。
GPUありで性能をしっかり引き出すなら、大容量アダプターが必要なので、持ち運びは厳しくなるかもしれません。
レノボ Yoga Pro 7i Gen8は外出先でクリエイティブワーク用途で使うのにおすすめの機種
レノボ Yoga Pro 7i Gen8は
- 性能が高い
- 外部GPU搭載可能
- 重量が1.49kgと軽め
- コスパ良し
と、総合力の高い機種です。
この完成度とコスパはさすがレノボという感じがします。
高性能で、外出先でクリエイティブワーク用途にも使いたい方は是非検討してみましょう。
Lenovo Yoga Pro 7i Gen8
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