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HP OmniBook X Flip 14-fk(AMD版)レビュー【Intel版とも比較】

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

HPの次世代AI PCで高級マルチモードPCの旧Envy後継機種

HP OmniBook X Fiip 14-fk

をHPより借用しましたので実機レビューを書きます。

【広告】【提供:株式会社日本HP】

     

レビュー機のマシンのスペック以下の通りです。

  1. CPU:AMD Ryzen AI 7 350
  2. メモリ32 GB
  3. 1TB SSD
  4. 14.0インチ・2.8K・OLED タッチディスプレイ (2880 x 1800)
  5. 1.37kg(実測値)

 

HPは製品ブランド名の統一化を公表しており、個人向けノートパソコンは、OmniBookという名称に統一していっています。

今回のOmniBook Xは、個人向けで上から2番目の機種で、旧HP Envyに該当する上級機種です。

HP OmniBook X Flip 14-fkの特徴は

  • 全体的に最高級品質で、かつ価格を抑えたハイエンドノートパソコン

と言えます。

HP OmniBook X Fiip 14-fkは、HP個人向けノートパソコンでは上から2番目に位置づけられる高級機種です。

高級機種らしく、外観はとても高級感があり、ディスプレイもOLEDでとても綺麗、性能も高いです。

かといって、価格が高すぎるわけではなく、AMD版は特に安く、12万円台から購入できるので割安感もあります。

この点がHP OmniBook X(旧Envy)最大の強みだと私は考えています。

 

どんな人向けの機種かというと

  • 10万程度のミドルクラスノートパソコンでは物足りないが20万は出したくない
  • 動画編集・画像編集などクリエイティブワークにも使いたい
  • たまに持ち運びたい
  • Intel版の高いクリエイティブワークやバッテリー持ち性能は不要でより安く買いたい

上記の人向きの機種と言えます。

CPUにAMD Ryzen AI 7 350という、高性能かつコスパの良いCPUを搭載しています。

バランスがよく、動画編集やクリエイティブワークもある程度こなせるし、14インチ1.37kgと持ち運びもできます。

AI性能指標値であるNPU性能が高いという特長もあります。

ただしグラフィック性能は、低くはないですが特段高いわけでもないです。

当機種はIntel版も発売されておりそちらも実機レビューしており、性能バランスやバッテリー持ちはIntel版が優れますが、AMD版はメモリ32GB、SSD1TBのハイエンド構成でも14.98万円という安さがメリットです。

Intel版のハイエンド構成は17.98万円なので3万円差があり、Intel版の性能をフル活用する使い方をする人は限られるので、用途に応じてどちらを購入するか決めましょう。

私は性能と省電力のバランスが良いIntel版が欲しいですが大半の人はAMD版の性能で十分かなと思います。

 

 Intel版

OS Windows 11 Home
CPU インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 226V, インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 258V
メモリ 16 ~ 32GB
グラフィックス インテル® Arc™ グラフィックス 130V, 140V
ディスプレイ 14.0インチ・2.8K・OLED タッチディスプレイ (2880×1800 / 16:10 / 400nit / DCI-P3 100% / 48~120Hz / 最大10.7 億色)
SSD 512 GB ~ 1TB SSD 
無線LAN IEEE802.11be(Wi-Fi 7)、Bluetooth 5.4
電源 65W USB Type-C™ スリムACアダプター (動作電圧:100-240 VAC、動作周波数:50-60 Hz)
外形寸法 約 313 × 218× 14.6-16.9 mm
駆動時間 最大17時間30分
重量 1.39kg
その他 HP リチャージャブル MPP2.0 アクティブペン
価格 14万円台~

 AMD版

OS Windows 11 Home
CPU AMD Ryzen™ AI 5 340, AMD Ryzen™ AI 7 350
メモリ 16 ~ 32GB
ディスプレイ 14.0インチ・2.8K・OLED タッチディスプレイ (2880×1800 / 16:10 / 400nit / DCI-P3 100% / 48~120Hz / 最大10.7 億色)
SSD 512 GB ~ 1TB SSD 
無線LAN IEEE802.11be(Wi-Fi 7)、Bluetooth 5.4
電源 65W USB Type-C™ スリムACアダプター (動作電圧:100-240 VAC、動作周波数:50-60 Hz)
外形寸法 約 313 × 218× 14.6-16.9 mm
駆動時間 最大14時間30分
重量 1.41kg
その他
価格 12万円台~

 

日本HPより当サイト用の割引クーポンを提供していただきました。

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HP OmniBook X Flip 14の動画解説

Intel版は動画も作成しているのでよろしければご参照ください。

 

HP OmniBook X Flip 14-fk 特徴とおすすめポイント

総合評価

各項目をS~Dで評価しました。Sが一番高い評価です。

比較項目 HP OmniBook X  Flip 14-fk
CPU AMD Ryzen AI 7 350
CPU性能(PassMark) A (実測26277)
CPUグラフィック性能(3DMark) B (実測6738)
メモリ 32GB
ディスプレイ総合評価 S
ディスプレイ種類 有機EL
サイズ 14インチ
アスペクト比 16:10
ディスプレイ解像度 A+ (2880 x 1800
ディスプレイ輝度 A+ (400nit)
ディスプレイ色域 S (DCI-P3 100%)
ボディ質感 S
キーボード B++
重さ・持ち運びやすさ B- (実測1373g)
インターフェイス B+
USB-A 〇(2)
USB-C 〇(2)
USB-C充電
USB-C映像出力
HDMI
Webカメラ 5MP IRカメラ
プライバシーシャッター
バッテリー C+(59Whr 実測6:27)
認証 顔認証
その他機能 タッチパネル、タッチペンはなし
価格・コスパ S (12.98万~)レビュー構成14.98万
おすすめ度 A

私が旧型Envyを購入していたこともあり思い入れ補正があるかもしれませんが、お気に入りの1台です。

完成度がとても高く、どんな用途にも使えて、かつ価格も抑えめです。

ただ、Intel版のほうが少し高いですが全体的な完成度はIntel版のほうが上で、AMD版は価格差と完成度とのトレードオフという印象があります。

 

AMD版とIntel版の違い

Intel版の総合評価は以下の通りです。

比較項目 HP OmniBook X  Flip 14-fm
CPU Intel Core Ultra 7 258V
CPU性能(PassMark) A (実測22244)
CPUグラフィック性能(3DMark) S (実測9221)
メモリ 32GB
ディスプレイ総合評価 S
ディスプレイ種類 有機EL
サイズ 14インチ
アスペクト比 16:10
ディスプレイ解像度 A+ (2880 x 1800
ディスプレイ輝度 A+ (400nit)
ディスプレイ色域 S (DCI-P3 100%)
ボディ質感 S
キーボード B++
重さ・持ち運びやすさ B- (実測1361g)
インターフェイス B+
USB-A 〇(2)
USB-C 〇(2)
USB-C充電
USB-C映像出力
HDMI
Webカメラ 5MP IRカメラ
プライバシーシャッター
バッテリー S(59Whr 実測12:12)
認証 顔認証
その他機能 タッチパネル・タッチペン付属
価格・コスパ S (13.98万~)レビュー構成17.98万
おすすめ度 S+

Intel版とAMD版の違いをまとめると以下の通りです。

  1. Intel版のほうがクリエイティブワーク性能が高い
  2. Intel版のほうがグラフィック性能が高い
  3. Intel版のほうがバッテリー持ちが良い
  4. Intel版にはタッチペンが付属している
  5. AMD版のほうが安くハイエンド構成なら3万円安い

Intel版はレビュー済みで、性能の高さとバッテリー持ちが高次元でバランスしており、かつメモリ32GBでも約18万円と、性能や品質を考えると価格も安いという印象でした。

AMD版は、性能やバッテリー持ちはIntel版より劣りますが、それでも性能は十分で、かつハイエンド構成がIntel版より3万円も安く、14.98万円です。

ただバッテリー持ちはIntel版より大きく劣るので、電源のない環境で長く使うならIntel版のほうが良いでしょう。

AMD版も性能は高くクリエイティブワークにも使えるので、メモリ32GB、SSD1TBを安く欲しい場合はAMD版も良いでしょう。

 

ディスプレイは全構成有機ELとなり品質も高い

新型より、ディスプレイが全構成で、有機ELのみとなりました。

これはHP OmniBook Xくらいの価格帯であれば高品質ディスプレイを採用してほしいところなので全構成有機ELなのは良いでしょう。

 

価格が抑えめ

HP OmniBook X Flip 14-fk(旧Envy)のありがたい点として、高級ノートパソコンにも関わらず、価格が抑えめということです。

特にAMD版は安く、メモリ32GBのハイエンド構成でも14.98万円とすごく安いです。

 

HP OmniBook X Fiip 14-fk ライバル機種の比較

Lenovo Yoga 7i/7 2-in-1 Gen 10(14型Intel/AMD)

レノボ直販サイト(Intel版)

レノボ直販サイト(AMD版)

 Intel版

OS Windows 11 Home
CPU インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 228V, インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 258V
メモリ 32 GB LPDDR5X-8533MT/s 
ディスプレイ 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチパネル, HDR 600 True Black, 100%DCI-P3, 500 nit, 120Hz, ガラス
SSD 512 GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC
無線LAN Wi-Fi 7対応 (IEEE 802.11be/ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 & Bluetooth®
Webカメラ 500万画素カメラ、IRカメラ、人感検知機能、マイク
電源 65W ACアダプター (3ピン) USB Type-C
外形寸法 約 317x228x15.95mm(最薄部)
駆動時間 70 Whr  動画再生時 約 14.3 時間・アイドル時 約 17.2 時間
重量 1.38kg
価格 17万円台~

 AMD版

OS Windows 11 Home
CPU AMD Ryzen™ AI 7 350
メモリ 16~32 GB LPDDR5X-7500MT/s (オンボード)
ディスプレイ 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチパネル, HDR1000 True Black, 100%DCI-P3, 1100 nit (HDRピーク)/500 nit (SDR標準), 120Hz, ガラス
SSD 512 GB ~1TB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC
無線LAN Wi-Fi 7対応 (IEEE 802.11be/ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 160MHz & Bluetooth®
Webカメラ 500万画素カメラ、IRカメラ(プライバシーシャッター付)、マイク
電源 65W ウォールマウント スリム ACアダプター (2ピン) USB Type-C
外形寸法 約 317x228x15.45mm(最薄部)
駆動時間 70 Whr  動画再生時 約 13.9 時間・アイドル時 約 19.4 時間
重量 1.4kg
価格 16万円台~

HP OmniBook X Flip 14-fkのライバル機種と言えるのが、同じマルチモードPC(2-in-1)のLenovo Yoga 7i 2-in-1 Gen10(14型 AMD)です。

スペックはほぼ同じなのですが、価格面で現在は、HP OmniBook Xのほうが有利です。

他メーカーよりも若干安い位置で販売してくるレノボとしては珍しい?価格設定なのですが、現時点ではHP OmniBook Xのほうがおすすめです。

価格が同じくらいになってくれば、好みで選んでよいでしょう。私はLenovo Yogaシリーズも使っておりこちらも、とても良い機種です。

 

HP OmniBook X Flip 14-fkのスペック

 Intel版

OS Windows 11 Home
CPU インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 226V, インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 258V
メモリ 16 ~ 32GB
グラフィックス インテル® Arc™ グラフィックス 130V, 140V
ディスプレイ 14.0インチ・2.8K・OLED タッチディスプレイ (2880×1800 / 16:10 / 400nit / DCI-P3 100% / 48~120Hz / 最大10.7 億色)
SSD 512 GB ~ 1TB SSD 
無線LAN IEEE802.11be(Wi-Fi 7)、Bluetooth 5.4
電源 65W USB Type-C™ スリムACアダプター (動作電圧:100-240 VAC、動作周波数:50-60 Hz)
外形寸法 約 313 × 218× 14.6-16.9 mm
駆動時間 最大17時間30分
重量 1.39kg
その他 HP リチャージャブル MPP2.0 アクティブペン
価格 13万円台~

 AMD版

OS Windows 11 Home
CPU AMD Ryzen™ AI 5 340, AMD Ryzen™ AI 7 350
メモリ 16 ~ 32GB
ディスプレイ 14.0インチ・2.8K・OLED タッチディスプレイ (2880×1800 / 16:10 / 400nit / DCI-P3 100% / 48~120Hz / 最大10.7 億色)
SSD 512 GB ~ 1TB SSD 
無線LAN IEEE802.11be(Wi-Fi 7)、Bluetooth 5.4
電源 65W USB Type-C™ スリムACアダプター (動作電圧:100-240 VAC、動作周波数:50-60 Hz)
外形寸法 約 313 × 218× 14.6-16.9 mm
駆動時間 最大14時間30分
重量 1.41kg
その他
価格 12万円台~

IntelとAMDの両方があります。

CPUの性能やバランスの良さとしては、Intel Core Ultra 200Vのほうが上です。

ただAMD版のほうが安く、特にハイエンド構成は3万円の価格差があります。

この価格差なら、Intel版・AMD版どちらを選ぶのもアリという価格差です。

 

HP OmniBook X Flip 14-fkの価格

ディスプレイはAMD、Intelの全構成で有機ELとなっています。

  • AMD Ryzen AI 5+メモリ16GBで12.98万円
  • AMD Ryzen AI 7+メモリ32GBで14.98万円
  • Intel Core Ultra 5 226V+メモリ16GBで13.98万円
  • Intel Core Ultra 7 258V+メモリ32GBで17.98万円

という価格です。

  1. ベース構成の1万円の価格差ならIntel版が良い
  2. ハイエンド構成の3万円の価格差ならAMD版もアリ
  3. クリエイティブワーク性能とバッテリー持ち重視ならIntel版が良い

というところです。

1万円差なら、Intel版が良いですが、3万円の価格差があるなら用途に応じてどちらがよいか決めるのが良いでしょう。

 

HP OmniBook X Flip 14-fk の外観と機能

外観・デザイン・質感

外観は高級感があります。

Intel版はミッドナイトブルーという色でしたがAMD版は、メテオシルバーという色になっています。

 

スタンドモードやタブレッドモードとしても使えます。

Intel版はタッチペンが付属していますが、AMD版には付属していません。その分AMD版のほうが安いです。

 

重さ

実測値は1373gでした。

14インチとしては比較的軽く、マルチモードPCとしては軽い部類になります。

毎日持ち運ぼうと考えれば持ち運べるくらいの重さです。

アダプターはUSB TYpe-Cのもので出力65Wで308gとなります。軽くはないです。

本体実測値 1373g
アダプター 308g

持ち運びも考慮するなら、電源アダプターはUSB Type-C対応の軽量でコンパクトなものを買ってしまったほうがよいと思います。私も購入しています。

UGREEN 65W Type-C 3ポート急速充電器購入レビュー【安くてコンパクト】持ち運び用のノートパソコンで、電源が重くてかさばる・・・ということはないでしょうか。 USB Type-C(USB PD対応)の充...

 

ディスプレイ

ディスプレイ 14.0インチ・2.8K・OLED タッチディスプレイ (2880×1800 / 16:10 / 400nit / DCI-P3 100% / 48~120Hz / 最大10.7 億色)

14インチ 解像度2.8Kの有機ELです。

有機ELらしくとても明るく、発色もとても綺麗で、高精細なディスプレイです。

 

Lenovo ThinkBook 14 Gen 8(IPS)

HP OmniBook X Flip 14-fm(有機EL)

上の写真は一般的な色域のIPS液晶との比較で、ディスプレイの品質は段違いに良いです。

 

キーボード

新型(HP OmniBook)

旧型(Envy)

旧型Envyと比較して大きく変わったのは、このキーボードです。

ラティスレスキーボードという、スキマがほぼないキーボードを採用しています。

DELLのXPSシリーズにも採用されていた配置ですが、今回このHP OmniBook Xにも採用されたようです。

見た目はとても美しいです。

また実際に打鍵してみても違和感はさほどなく、打鍵感は良好です。

打鍵感はやや重めなものの良好で、隙間のないキーボードも特に違和感はなく打ちやすいです。

タイピング練習などをしていても打ちにくいという感覚は特にありませんでした。

キーボードで点数をつけるなら85点くらいで、打ちやすいキーボードです。

タッチパッドの操作感も良好でした。

キーボードバックライトも搭載しており、暗い場所での作業もできます。

 

    インターフェイス

    インターフェイスは

    • ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート
    • USB Type-A 10Gbps × 2
    • HDMI 2.1 出力端子
    • USB Type-C® 40Gbps (Power Delivery、DisplayPort™ 2.1、電源オフUSBチャージ機能対応)
    • USB Type-C® 10Gbps (Power Delivery、DisplayPort™ 1.4a、電源オフUSBチャージ機能対応)

    となっており、USB-A、USB-C、HDMIがあるので必要なものはしっかり揃ってます。

     

    4Kモニターにも接続してみて問題なくディスプレイ出力と充電も可能でした。

     

    バッテリー駆動時間のチェック

    バッテリーは59Whrと、大きめのバッテリー容量となります。

    以下の条件にてバッテリー駆動時間のチェックを行いました。

    • 輝度MAX
    • youtube動画流しっぱなし
    メーカー公称時間 最大14時間30分
    残量0%まで 6時間27分
    参考:残量0%まで Intel版 12時間12分

    AMD版のバッテリー持ちはさほど良くはありませんでした。電源のない環境で長時間使うならIntel版のほうがよいでしょう。

     

    カメラ

    カメラのスペックは、フルHDカメラ (プライバシーシャッター付)となります。

    顔認証にも対応しています。

    ノートパソコンのカメラで写真を撮りました。

    映りはとても綺麗でWeb会議も問題ないでしょう。

     

    スピーカー

    底面手前側の左右2つにスピーカーが搭載されています。

    スピーカーの音質は主観ですが普通より少し良いくらいです。

    レノボYoga 770が10点とすると、9点くらいです。

    ノートパソコンスピーカーを聞き比べてみて、レノボYoga 770のスピーカーはかなり優秀ということが分かっており、Yoga770より少し劣るかな、という印象です。

     

    無線速度のテスト

    自宅のWiFiは、11ac(Wi-Fi5)で5.0GHzを使用していますが、同じ部屋で計測してみたところ、590Mbpsと十分な速度が出ていました。

     

    機種 無線速度
    ThinkBook 13x Gen2 400Mbps
    ThinkBook 14 Gen8 490Mbps
    Yoga 6 Gen8 510Mbps
    DELL XPS 13 Plus 510Mbps
    ThinkPad X9 14 Gen 1 510Mbps
    HP Envy x360 14-fc 550Mbps
    Yoga 7i 2-in-1 Gen9 530Mbps
    ThinkPad X1 Carbon Gen13 530Mbps
    IdeaPad Sim 5 Light Gen10 550Mbps
    Yoga Pro 7i Gen10 550Mbps
    HP OmniBook x Flip 14-fm 550Mbps
    IdeaPad 5x 2-in-1 Gen9 560Mbps
    Yoga Slim 7x Gen9 560Mbps
    HP Pavilion Aero 13-be 580Mbps
    HP OmniBook Ultra 14-fd 580Mbps
    HP OmniBook x Flip 14-fk 590Mbps
    IdeaPad Sim 5 Gen10 610Mbps
    Legion Pro 5i Gen8 610Mbps

     

    2Fでも510Mbpsと十分な速度が出ていました。

     

     

    HP OmniBook X Flip 14-fkの性能・処理速度

    パソコン処理性能を計測する上でメジャーな、以下のベンチマークソフトを使って計測した結果を紹介していきます。

    • PassMark
    • CineBench R23/2024
    • PCMARK10
    • Crystal DiskMark(ディスク速度)

     

    また、ゲーミング性能についても、これもメジャーな以下のベンチマークソフトを使って計測します。

    • FF14(中量級3D)
    • FF15(重量級3D)
    • モンスターハンターワイルズ(超重量級3D)
    • 3DMark

     

    画像編集性能については、画像編集ソフトRawTherapeeでRAW現像10枚の書き出し時間を計測しました。

    • RawTherapeeでのRAW現像時間

     

    動画編集性能については、動画編集ソフトDavinci ResolveでフルHDのyoutube動画書き出し時間を計測しました。

    • Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し

     

    AI性能もみるため、以下の計測や検証も行っています。

    • GeekBench AIでの測定
    • ローカルLLM(大規模言語モデル)を構築しての生成AIプログラミング

     

    計測結果については、電源に接続してパフォーマンスで計測しています。

    ただスマートセンスでもさほど性能は変わらず、パフォーマンスにするとファンの音が結構うるさくなる印象なので、基本はスマートセンスで使うのが良さそうです。

    PassMarkは、電源に接続しないバッテリー駆動での計測も行っています。

    CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。

    CPU PassMarkスコア(マルチ)
    Intel Core Ultra 9 285H 32991
    Ryzen AI 9 HX 375 31950
    Intel Core Ultra 7 255H 30277
    Intel Core Ultra 5 225H 29861
    Ryzen AI 9 365 29163
    Ryzen 7 8845HS 28671
    AMD Ryzen AI 7 350 24575
    Ryzen 7 8840HS 24445
    Core Ultra 7 155H 24950
    Ryzen 7 8840U 23821
    Ryzen 7 7735HS 23722
    Ryzen 5 8645HS 22787
    Core Ultra 5 125H 21300
    Ryzen 5 8640U 20772
    AMD Ryzen AI 5 340 20272
    Intel Core Ultra 5 225U 19301
    Intel Core Ultra 7 258V 19160
    Intel Core Ultra 5 226V 18789
    Core Ultra 7 155U 16759
    Core Ultra 5 125U 17413
    Ryzen 7 7735U 21082
    Core i5-1340P 20106
    Core i7-1360P 19600
    Ryzen 7 7730U 18864
    Ryzen 5 7535HS 18312
    Core i7-1260P 17257
    Core i5-1240P 17345
    Core 5-120U 17292
    Ryzen 5 7535U 17123
    Core i5-1335U 16814
    Ryzen 5 7530U 16509
    Ryzen 5 5625U 15000
    Core i5-1235U 13865
    Core i3-1315U 13755
    Ryzen 3 7330U 11816
    Core i7-1165G7 10681
    Core i5-1135G7 10298
    Ryzen 3 5300U 10000
    Ryzen 5 7520U 9489
    Intel N100 5657
    Intel Celeron 7305 2665

    事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、スコア10000以上あると十分快適に使えます。

    15000以上のCPUを選ぶと、4年は快適に使えるでしょう。

    AMD Ryzen AI 7 350は24000程度のスコアがあり、性能は高いです。

     

    PassMark

    電源接続時(スマートセンス)

    電源接続時(パフォーマンス)

    バッテリー駆動時

    PassMarkスコアは、マルチスレッド、シングルスレッドのスコアともに高いです。

    2025年基準でも中の上~上の下程度の性能があります。

    スコアはデフォルトのスマートセンスとパフォーマンスでほぼ違いはありませんでした。そのため基本はスマートセンスの運用でよいでしょう。

    マルチ/シングル スマートセンス パフォーマンス
    マルチスレッド 24318 26277
    シングルスレッド 4080 4066

     

    また、バッテリー駆動の場合、は以下で、さほどの性能低下はありませんでした。

    マルチ/シングル 電源接続 バッテリー駆動
    マルチスレッド 26277 22668
    シングルスレッド 4066 3241

     

    他の主流CPUの実測値と比較しました。

    CPU マルチスレッド シングルスレッド
    Intel Core Ultra 9 285H 38368 4726
    Ryzen AI 9 HX 375 37145 4068
    Core i7-13700HX 36225 3955
    Core Ultra 7 155H 32740 3846
    Ryzen AI 9 365 32104 4065
    Intel Core Ultra 5 225H 30074 4375
    AMD Ryzen 7 8840HS 27215 3796
    AMD Ryzen AI 7 350 26277 4066
    AMD Ryzen 7 6800H 25955 3458
    AMD Ryzen 5 8645HS 24604 3858
    Intel Core Ultra 7 258V 22244 4367
    Intel Core Ultra 7 155H 24100 3845
    Intel Core Ultra 5 125H 24554 3636
    Intel Core Ultra 5 225U 22342 3755
    Ryzen 7 7735HS 24988 3461
    Ryzen 7 8840HS(HP) 23729 3926
    Ryzen 7 8840U 23428 3822
    Ryzen 5 8640U 22006 3585
    Core i5-1340P 21578 3742
    Intel Core Ultra 5 226V 20109 4092
    Core Ultra 7 155U 18956 3842
    Core Ultra 5 125U 19263 3499
    Core i7-1260P 21696 3540
    Ryzen 7 6800U 21461 3459
    Ryzen 7 7735U 21278 3419
    Ryzen 7 7730U 21446 3258
    Ryzen 7 5800U 18644 3108
    Ryzen 5 7535HS 17337 3148
    Core i5-1335U 17694 3684
    Ryzen 5 7530U 16775 3269
    Core i5-1235U 16601 3465
    Ryzen 5 5625U 16933 3138
    Core i7-1250U 13518 3557
    Core i7-1165G7 11005 3142

    マルチスレッド、シングルスレッドともに、バランスの良い性能の高さがあります。

     

    CineBench R23/2024

    マルチコアスコア:12791

    シングルコアスコア:1844

    マルチコアスコア・シングルコアスコアともに、PassMarkと同じ傾向でマルチ、シングルともにバランスの良いスコアの高さです。

    ほかの主要CPUと比較します。

    CPU マルチコア シングルコア
    Core i7-13700HX 19558 1656
    Ryzen AI 9 HX 375 18428 1935
    Intel Core Ultra 9 285H 18122 1938
    Ryzen AI 9 365 16240 1929
    Intel Core Ultra 5 225H 14311 1860
    Ryzen 7 8840HS 13246 1690
    Ryzen 7 6800H 13505 1481
    AMD Ryzen AI 7 350 12791 1841
    Ryzen 5 8645HS 12767 1743
    Ryzen 7 8840U 11881 1674
    Ryzen 7 8840HS(HP) 11421 1677
    Ryzen 7 7735HS 11953 1506
    Core i5-13500H 11027 1779
    Core Ultra 5 125H 10967 1653
    Core Ultra 7 258V 9768 1831
    Ryzen 5 8640U 10266 1695
    Core Ultra 7 155H 9702 1788
    Ryzen 7 6800U 11620 1481
    Core i5-1340P 9301 1714
    Core Ultra 5 125U 9201 1550
    Core Ultra 7 155U 7749 1760
    Ryzen 7 7735U 9250 1515
    Ryzen 7 7730U 9411 1423
    Core i7-1260P 9158 1481
    Ryzen 5 5625U 8064 1390
    Ryzen 5 7535HS 7025 1276
    Core i5-1235U 6961 1461
    Core i7-1165G7 4122 1383

     

    CineBench2024のスコアは以下でした。

    マルチコア:693

    シングルコア:112

    CPU マルチコア シングルコア
    Ryzen AI 9 HX 375 1100 114
    Intel Core Ultra 9 285H 1035 124
    Ryzen AI 9 365 1016 113
    Intel Core Ultra 5 225H 818 118
    AMD Ryzen AI 7 350 693 112
    Intel Core Ultra 7 258V 561 121
    Ryzen 5 8645HS 734 104
    Ryzen 7 6800U 631 85

     

    PCMARK10

    PCMARK10は、実際のアプリケーションを使用したベンチマークソフトで、実際にパソコンを使った時の作業快適性を計測するのに適しているといわれているベンチマークです。

    測定結果は以下の通りです。

    トータルスコア:6903

     

    Essentials:10398(快適めやす4100)

      Essentialsはパソコン基本性能の測定結果です。

      快適めやすは4100なので、極めて高いスコアです。

      実際に使ってみてもレスポンスは極めて快適です。

       

      Productivity:10536(快適めやす4500)

        ProductivityはOfficeなどビジネス系アプリの速度で、これも極めて高いスコアです。

         

        Digital Contents Creation:8147

          Digital Contents Creationは画像編集や動画編集などの性能を表すスコアです。

          高いスコアです。ただしIntel版よりは少し劣りました。

           

          CPU トータルスコア
          Ryzen AI 9 HX 375 7751
          Intel Core Ultra 9 285H 7615
          Intel Core Ultra 7 258V 6948
          AMD Ryzen AI 7 350 6903
          Ryzen 5 8645HS 6865
          Intel Core Ultra 5 225H 6762
          Ryzen 7 8840HS 6600
          Intel Core Ultra 7 155H 6465
          Intel Core Ultra 5 226V 6338
          Intel Core Ultra 5 225U 5985
          Intel Core Ultra 7 155U 5915

          トータルスコア比較としても、とても高い性能です。

          Intel版のIntel Core Ultra 7 258Vと比較してもほぼ同等スコアですが、Digital Contents Creation のスコアのみはIntel版より少し劣りました。

           

          Geekbench AI

          AMD Ryzen AI 7 350のAI性能は、50TOPSとなります。

          NPUというAI処理を専門に行うプロセッサーを搭載しています。

          TOPSとは、「Tera Operations per Second」の略称で、「システムが1秒間に何兆回の演算を実行できるか」を示します。

          例えば、10TOPSならば、1秒間に10兆回の演算が実行できるコンピューティングパワーを表します。1秒間に10兆回の演算性能を持つCPUなら、「10TOPS」となります。

          CPU TOPS
          GeForce RTX 4060  242 TOPS
          AMD Ryzen AI 9 HX 375 55 TOPS
          AMD Ryzen AI 9 365 50 TOPS
          AMD Ryzen AI 7 350 50 TOPS
          AMD Ryzen AI 5 340 50 TOPS
          Intel Core Ultra 7 258V 47 TOPS
          Intel Core Ultra 5 226V 40 TOPS
          Intel Core Ultra 9 285H 13 TOPS
          Intel Core Ultra 7 255H 13 TOPS
          Intel Core Ultra 5 225H 13 TOPS
          Intel Core Ultra 5 225U 12 TOPS
          Intel Core Ultra 7 155H 11 TOPS

          TOPSの値は上記の通りで、外部GPUが圧倒的に高いのですが、2025年最新のCPUであれば、外部GPUなしでも十分に高い値となっています。

          40TOPS以上であれば、マイクロソフトが定義している「Copilot+ PC」の基準を満たすので、40TOPS以上が高いAI性能を持つPCと言えます。

          AMD Ryzen AI 7は、マイクロソフトが定義している「Copilot+ PC」の基準を満たす、高いAI性能を持つPCと言えます。

           

          以下はGeekBench AIのスコアです。

          AMD Ryzen AI 7 350

          Single Precision Score(単精度スコア):3569

          Half Precision Score(半精度スコア):1781

          Quantized Score(量子化スコア):7443

          という結果でした。

          参考までに直近でレビューしたCPUのスコア表ものせます。

          AIの性能を測るベンチマークは、まだ対応ソフトがほとんどないというのもあり、何が適切かを探しているところですが、目安の1つとして紹介をしておきます。

          CPU GeekBench AI(量子化スコア)
          Intel Core Ultra 9 285H 8203
          AMD Ryzen AI 7 350 7443
          AMD Ryzen AI 9 HX 375 6816
          Intel Core Ultra 5 225H 6678
          Intel Core Ultra 7 258V 4726

           

          ローカルLLM(大規模言語モデル)を用いての生成AIプログラミング検証

          AI能力を見るのに、ChatGPTのようなLLM(大規模言語モデル)の簡易版をローカルPCに構築して、生成AIプログラミングを動かす検証を行いました。

          ローカルLLMは、Gemma3というGoogleのLLMを活用しています。

          Pythonで、ブロック崩しゲームを作ってほしいとリクエストしています。

          結果は以下の通りです。

          ローカルLLM(Gemma3)でブロック崩しゲームを作るのにかかった時間

          CPU+メモリ 掛かった時間
          Gemini 2.5 Pro(クラウド) 35秒
          Intel Core Ultra 9 285H + メモリ32GB 3分52秒
          Intel Core Ultra 7 258V + メモリ32GB 5分1秒
          AMD Ryzen AI 7 350 + メモリ32GB 5分11秒
          Intel Core Ultra 5 225H + メモリ16GB 5分57秒
          AMD Ryzen 7 6800U + メモリ16GB 6分5秒

          クラウドのGemini 2.5 Proよりは圧倒的に遅く、Intel Core Ultra 9 285Hよりも遅いですが、AMD Ryzen 7 6800Uよりは、速い結果となりました。

          Intel版のIntel Core Ultra 7 258Vとはほぼ同じくらいでした。

          ただ、、、これを試している間、NPUを使ってくれているか見てみたのですが、ほぼ0%で使ってなかったのですよね・・・

          アプリがNPUに対応しているかどうかにもよるので、NPUの性能を活かせるのはまだこれから、という印象です。

           

          Crystal DiskMark

          当機種は超高速なSSDを搭載しています。

          シーケンシャルリードが6000近くあり、とても高速です。

          機種 シーケンシャルリード
          レノボThinkPad X1 Carbon Gen13 13656
          レノボThinkPad X13 Gen6 7223
          HP Envy 14-fc(2024年式) 7142
          ThinkBook 14 Gen 8 Arrow Lake(14型 Intel) 6710
          HP OmniBook Ultra 14-fd 6912
          HP OmniBook Ultra Flip 14-fh 6618
          レノボ ThinkPad X9 14 Gen 1 6610
          レノボIdeaPad Slim 5 Light Gen10 6602
          DELL XPS 13 Plus 6589
          レノボLegion Pro 5i Gen8 6569
          HP OmniBook X Flip 14-fm 6207
          レノボThinkBook 14 Gen 7 6186
          レノボYoga Slim 7i 6185
          HP OmniBook X Flip 14-fk 5863
          HP Envy 13-bf(2022年式) 5332
          レノボYoga Pro 7 Gen9 5177
          レノボIdeaPad Slim 5 Gen10 5095
          レノボYoga 7i Gen8 5091
          レノボIdeaPad Slim 5i Gen8 5086
          HP Pavilion Aero 13-be(2023年式) 5045
          レノボYoga 7i Gen9 5054
          HP EliteBook 635 Aero G11 5027
          レノボYoga 7 Gen9 5022
          HP Envy 14-fa(2024年式) 5000
          レノボIdeaPad Pro 5i Gen9 4996
          HP Pavilion Aero 13-bg 4930
          レノボThinkPad X1 Gen12 4773
          レノボ ThinkPad X9 15 Gen 1 4051
          レノボThinkPad X1 Gen11 3888
          レノボThinkBook 13x Gen2 3603
          HP Pavilion 16-af 3593
          HP Envy 13-ay(2021年式) 3500

           

          FF14 黄金のレガシー ベンチマーク(中~重量級3D)

          標準品質(ノートPC)でやや快適の結果となりました。

          CPU スコア
          Intel Core Ultra 7 258V(レノボYoga) 9373
          Intel Core Ultra 9 285H 8715
          Intel Core Ultra 7 155H 8687
          Intel Core Ultra 7 258V 8190
          Intel Core Ultra 5 226V 7606
          AMD Ryzen AI 9 365 7422
          AMD Ryzen AI 9 HX 375 7150
          AMD Ryzen AI 7 350 6406
          Intel Core Ultra 5 225H 6245
          AMD Ryzen 5 7535HS 5496
          AMD Ryzen 5 8645HS 5270
          AMD Ryzen 7 7735HS 5130
          Intel Core Ultra 5 225U 4954
          AMD Ryzen 7 8840HS 4750
          AMD Ryzen 7 8840U 4848
          AMD Ryzen 5 8640U 4843
          Intel Core Ultra 7 155U 4271
          Intel Core Ultra 5 125U 3732

           

          FF15ベンチマーク(重量級3D)

          普通の結果となりました。

          CPU スコア
          Intel Core i7-13700HX+RTX4070(標準) 15852
          AMD Ryzen AI 9 365 5798
          Intel Core Ultra 7 258V(軽量)(HP OmniBook) 5423
          AMD Ryzen AI 9 HX 375 5097
          Intel Core Ultra 9 285H (軽量) 4779
          AMD Ryzen 7 8840HS(軽量) 4719
          Intel Core Ultra 7 258V(軽量) 4708
          Intel Core Ultra 5 226V(軽量) 4636
          Intel Core Ultra 7 155H(軽量) 4188
          AMD Ryzen 5 8645HS(軽量) 4014
          AMD Ryzen 7 8840U(軽量) 3977
          AMD Ryzen AI 7 350(軽量) 3852
          Intel Core Ultra 5 125H(軽量) 3808
          Intel Core Ultra 5 225H(軽量) 3743
          AMD Ryzen 7 8840HS(軽量)(HP) 3699
          AMD Ryzen 5 8640U(軽量) 3589
          Intel Core Ultra 7 155H(軽量)メモリ16GB 3355
          Intel Core i5-13500H(軽量) 2875
          AMD Ryzen 7 7735U(軽量) 3470
          AMD Ryzen 5 7535HS(軽量) 2979
          Intel Core Ultra 7 155U(軽量) 2897
          Intel Core Ultra 5 255U(軽量) 2616
          Intel Core i7-1260P(軽量) 2486
          Intel Core Ultra 5 125U(軽量) 2333
          Intel Core i7-1250U(軽量) 2309

           

          3DMark ベンチマーク

          Fire Strikeのグラフィックスコアは6783でした。

          Fire Strikeのスコア目安は以下の通りです。

          めやすとしてはGeForce GTX 1650、1060がエントリー向けグラフィックボードとなります。

          グラフィックボード 3DMark Fire Strike
          GeForce RTX 3080 Ti 38323
          GeForce RTX 3080 36176
          GeForce RTX 4070(Laptop) 27898
          GeForce RTX 4060 27500
          GeForce RTX 3060 20764
          GeForce RTX 4050 Laptop 18579
          GeForce RTX 3050 Ti 14911
          GeForce GTX 1060 12500
          Intel Core Ultra 9 285H(CPU内蔵) 10702
          Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵) 9747
          Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵) 9702
          AMD Ryzen AI 9 365 9675
          AMD Ryzen AI 9 HX 375 9617
          GeForce GTX 1650 9000
          Intel Core Ultra 5 226V(CPU内蔵) 8553
          AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) 8503
          Intel Core Ultra 5 125H(CPU内蔵) 8488
          Intel Core Ultra 5 255H(CPU内蔵) 7807
          AMD Ryzen 7 8840U(CPU内蔵) 7600
          AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) 7495
          AMD Ryzen AI 7 350(CPU内蔵) 6783
          AMD Ryzen 5 8645HS(CPU内蔵) 6771
          AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) 6666
          AMD Ryzen 5 8640U(CPU内蔵) 6376
          AMD Ryzen 7 7735HS(CPU内蔵) 6261
          Intel Core Ultra 7 155U(CPU内蔵) 5401
          Intel Core i5-13500H(CPU内蔵) 5237
          AMD Ryzen 5 7535U(CPU内蔵) 5103
          Intel Core i5-1340P(CPU内蔵) 5000
          Intel Core Ultra 5 125U(CPU内蔵) 4955
          Intel Core Ultra 5 225U(CPU内蔵) 4922
          Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) 4462
          AMD Ryzen 5 7535HS(CPU内蔵) 4419
          AMD Ryzen 7 7730U(CPU内蔵) 4000
          AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) 3288

          グラフィック性能はまずまず高いですがものすごく高いわけではないです。

          AMD Ryzen 7 8840Uなどと比較しても少し低く、AMD Ryzen AIシリーズは、AI性能を上げていますがグラフィック性能はそこまで重視はしていないようです。

          ドラクエ3 HD-2Dリメイクくらいの中程度の3Dゲームなら問題なくできるくらいの性能があります。

           

          Time Spyのスコアは2361でした。

          グラフィックボード 3DMark Time Spy
          Intel Core Ultra 9 285H 4099
          Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵) 3887
          Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵) 3841
          AMD Ryzen AI 9 HX 375 3573
          AMD Ryzen AI 9 365 3558
          Intel Core Ultra 5 226V(CPU内蔵) 3471
          Intel Core Ultra 5 255H(CPU内蔵) 3149
          AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) 2912
          AMD Ryzen 7 8840U(CPU内蔵) 2588
          AMD Ryzen 5 8645HS(CPU内蔵) 2383
          AMD Ryzen AI 7 350(CPU内蔵) 2361
          Intel Core Ultra 5 225U(CPU内蔵) 2108
          Intel Core Ultra 7 155U(CPU内蔵) 2042
          Intel Core Ultra 5 125U(CPU内蔵) 1952
          AMD Ryzen 7 7735HS(CPU内蔵) 1790
          AMD Ryzen 5 7535HS(CPU内蔵) 1279

           

          モンスターハンターワイルズベンチマーク

          グラフィックプリセットは中で測定しています。

          結果はスコア5774、平均16.14FPSで設定変更が必要、となりました。

          モンスターハンターワイルズは重量級の3Dゲームであるため、さすがに外部GPUなしでは厳しいようです。

          グラフィックボード スコア
          Intel Core Ultra 7 258V 7773
          Intel Core Ultra 9 285H 6610
          AMD Ryzen AI 7 350 5774
          Intel Core Ultra 5 225H 5398

           

          RawTherapeeでのRAW現像時間

          フリーの画像編集ソフトRawTherapeeを使って、スマホで撮影したRAW画像10枚のRAW現像にかかる時間を測定しました。

          CPU 時間
          AMD Ryzen AI 9 HX 375 9秒
          AMD Ryzen AI 9 365 10秒
          Intel Core Ultra 9 285H 11秒
          Intel Core i7-13700HX 11秒
          AMD Ryzen 7 8840HS 12秒
          AMD Ryzen AI 7 350 13秒
          AMD Ryzen 7 7735HS 13秒
          AMD Ryzen 7 8840U 13秒
          Intel Core Ultra 7 155H 13秒
          Intel Core i5-13500H 13秒
          Intel Core i5-1340P 13秒
          Intel Core Ultra 5 225H 14秒
          Intel Core Ultra 5 125H 14秒
          Intel Core i7-1260P 15秒
          AMD Ryzen 5 8640U 15秒
          AMD Ryzen 5 8645HS 17秒
          Intel Core Ultra 7 258V 17秒
          Intel Core i5-1335U 17秒
          Intel Core Ultra 5 125U 18秒
          Intel Core i5-1235U 18秒
          AMD Ryzen 7 7730U 17秒
          AMD Ryzen 5 7535HS 20秒
          Intel Core Ultra 7 155U 20秒
          Intel Core i7-1250U 21秒

          書き出し速度は早いです。

           

          Davinci ResolveでのYouTube動画書き出し時間

          動画編集ソフトDavinci Resolveで、5分45秒のフルHDのYouTube動画書き出し時間にかかった時間を計測しました。

          以前までDavinci Resolveバージョン18で計測していたのですがバージョン19が出てしばらく経ったので、19に切り替えて計測しています。

          18→19にバージョンアップすることで以前よりもかなり書き出し速度が向上しています。

          そのため18での計測結果が比較にならず・・・19での計測結果のみ載せています。

          CPU 時間
          Intel Core Ultra 7 155H+GeForce RTX 4050 Laptop 38秒
          Intel Core Ultra 9 285H 48秒
          Intel Core Ultra 7 258V 52秒
          AMD Ryzen AI 9 365 54秒
          AMD Ryzen AI 9 HX 375 57秒
          AMD Ryzen AI 7 350 1分9秒
          AMD Ryzen 7 7735HS 1分11秒
          AMD Ryzen 5 8645HS 1分16秒
          Intel Core Ultra 5 226V 1分17秒
          Intel Core Ultra 5 225U 1分22秒
          Intel Core Ultra 5 225H 1分24秒
          AMD Ryzen 7 6800U 1分32秒
          AMD Ryzen 5 7535HS 1分42秒
          Intel Core Ultra 7 155U 2分22秒

          書き出し速度は速い結果になりました。フルHD程度の動画編集なら問題ないでしょう。

          ただIntel版よりは少し劣る結果になりました。

           

          参考までにバージョン18で、4分のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を他CPUで計測した結果も載せておきます。

          CPU 時間
          Intel Core i7-13700HX+GeForce RTX 4060 42秒
          AMD Ryzen 7 6800H+GeForce RTX 3050 Ti 48秒
          Intel Core Ultra 7 155H(16 GB DDR5-5600MT/s (SODIMM) – (2 x 8 GB)・レノボIdeaPad Pro) 54秒
          Intel Core i7-13700H+GeForce RTX 4050 56秒
          Intel Core Ultra 5 125H 1分02秒
          Intel Core Ultra 7 258V(レノボYoga) 1分04秒
          Intel Core Ultra 7 155H(16 GB DDR5-5600MT/s (SODIMM) – (2 x 8 GB)・HP Spectre) 1分06秒
          AMD Ryzen 7 8840U 1分07秒
          Intel Core Ultra 7 258V(HP OmniBook) 1分11秒
          Intel Core Ultra 7 155H(メモリ16GB) 1分11秒
          AMD Ryzen 7 8840HS 1分16秒
          Intel Core i5-1340P 1分17秒
          AMD Ryzen 7 7735U 1分18秒
          AMD Ryzen 7 6800U 1分18秒
          AMD Ryzen 5 7535U 1分22秒
          AMD Ryzen 5 8640U 1分23秒
          Intel Core Ultra 5 125U 1分26秒
          Intel Core i7-1260P 1分28秒
          AMD Ryzen 7 7730U 1分29秒
          Intel Core Ultra 7 155U 1分36秒
          Intel Core i5-1235U 1分40秒
          Intel Core i5-1335U 1分48秒
          AMD Ryzen 7 5800U 1分56秒
          Intel Core i7-1250U 2分22秒

           

          排熱性能と静粛性について

          CPU負荷をツールでかけてみて、CPU温度と本体の温度、静粛性をチェックしてみました。

          パフォーマンスモードで計測しています。

          負荷をかけはじめたときの状態です。

          負荷をかけ続けた時の状態です。

          上記が測定結果ですが、負荷をかけるとCPU温度は90℃程度まで上がりました。

          CPU電力は、負荷をかけると35W強程度まで上がりますがこちらは時間経過で25W弱程度まで下がります。

          この間、キーボードは上側あたりが少し熱くなり、ファンの音もまあまあ聞こえるという状態になります。

           

          負荷をかけた時の音についてはパフォーマンスモードだと結構聞こえます。

          負荷をかけた時の音についてはサー…という音がまあまあ聞こえて、騒音計で測定すると大体40db弱の数値になっていました。

          騒音目安については以下の通りです。

          騒音値(db) めやす
          50db 大きく聞こえる。静かな事務所
          40db 聞こえるが会話に支障なし。図書館、静かな住宅地の昼
          30db 小さく聞こえる。郊外の深夜、ささやき声
          20db ほとんど聞こえない。ささやき

          パフォーマンスモードだと音や熱が少し気になるので、基本はデフォルトのスマートセンスで使うのがよいでしょう。

           

           

          HP OmniBook X Flip 14-fk のレビュー評価まとめ

          評価まとめ

          各作業のレビュー結果は以下の通りです。

          Web閲覧 ◎(快適)
          Office系事務作業 ◎(快適)
          動画鑑賞 ◎(快適)
          Web会議 ◎(快適)
          SNS・ブログ ◎(快適)
          プログラミング ◎(快適)
          画像・写真編集 ◎(快適)
          動画編集 〇(まあまあ快適)
          ゲーム △(軽めの3Dゲームくらいまでならできる)

           

          ノートパソコン自体の質感、デザイン、耐久性、キーボード、持ち運びやすさ、コスパなどのレビュー結果は以下の通りです。

          比較項目 HP OmniBook X  Flip 14-fk
          CPU AMD Ryzen AI 7 350
          CPU性能(PassMark) A (実測26277)
          CPUグラフィック性能(3DMark) B (実測6738)
          メモリ 32GB
          ディスプレイ総合評価 S
          ディスプレイ種類 有機EL
          サイズ 14インチ
          アスペクト比 16:10
          ディスプレイ解像度 A+ (2880 x 1800
          ディスプレイ輝度 A+ (400nit)
          ディスプレイ色域 S (DCI-P3 100%)
          ボディ質感 S
          キーボード B++
          重さ・持ち運びやすさ B- (実測1373g)
          インターフェイス B+
          USB-A 〇(2)
          USB-C 〇(2)
          USB-C充電
          USB-C映像出力
          HDMI
          Webカメラ 5MP IRカメラ
          プライバシーシャッター
          バッテリー C+(59Whr 実測6:27)
          認証 顔認証
          その他機能 タッチパネル、タッチペンはなし
          価格・コスパ S (12.98万~)レビュー構成14.98万
          おすすめ度 A

          私が旧型Envyを購入していたこともあり思い入れ補正があるかもしれませんが、お気に入りの1台です。

          完成度がとても高く、どんな用途にも使えて、かつ価格も抑えめです。

          ただ、Intel版のほうが少し高いですが全体的な完成度はIntel版のほうが上で、AMD版は価格差と完成度とのトレードオフという印象があります。

           

          HP OmniBook X Flip 14-fk の良い点

            1. すべてが高品質で価格も抑えめ。
            2. Intel版よりさらに安い。
            3. ボディの高級感が高い。
            4. ディスプレイが有機ELでとても綺麗。
            5. 14インチで1.37kgと持ち運びも可能。

            非常にバランスよく高性能・高品質です。

            ボディの質感も高く、満足感は高いと言えます。

            14インチで1.37kgなので持ち運びも可能な、まさに万能な1台です。

            Intel版よりもさらに安いというのがメリットの1つです。

            ただしIntel版のほうが完成度が更に高く、詳しくは後述します。

             

            HP OmniBook X Flip 14-fk で気になった点

            1. Intel版の存在

            全体的な出来や完成度は、Intel版のほうがAMD版よりも上であるのは間違いないです。

            ただハイエンド構成でIntel版のほうが3万円高いので、価格と完成度のトレードオフで、AMD版が劣るところが気にならないか、価格を優先するか、という判断でどちらを購入するか決めることになります。

            Intel版とAMD版の違いをまとめると以下の通りです。

            1. Intel版のほうがクリエイティブワーク性能が高い
            2. Intel版のほうがグラフィック性能が高い
            3. Intel版のほうがバッテリー持ちが良い
            4. Intel版にはタッチペンが付属している
            5. AMD版のほうが安くハイエンド構成なら3万円安い

            Intel版はレビュー済みで、性能の高さとバッテリー持ちが高次元でバランスしており、かつメモリ32GBでも約18万円と、性能や品質を考えると価格も安いという印象でした。

            AMD版は、性能やバッテリー持ちはIntel版より劣りますが、それでも性能は十分で、かつハイエンド構成がIntel版より3万円も安く、14.98万円です。

            ただバッテリー持ちはIntel版より大きく劣るので、電源のない環境で長く使うならIntel版のほうが良いでしょう。

            AMD版も性能は高くクリエイティブワークにも使えるので、メモリ32GB、SSD1TBを安く欲しい場合はAMD版も良いでしょう。

             

            このノートパソコンを購入するのに向く方

            • 10万程度のミドルクラスノートパソコンでは物足りないが20万は出したくない
            • 動画編集・画像編集などクリエイティブワークにも使いたい
            • たまに持ち運びたい
            • Intel版の高いクリエイティブワークやバッテリー持ち性能は不要でより安く買いたい

            CPUにAMD Ryzen AI 7 350という、高性能かつコスパの良いCPUを搭載しています。

            バランスがよく、動画編集やクリエイティブワークもある程度こなせるし、14インチ1.37kgと持ち運びもできます。

            AI性能指標値であるNPU性能が高いという特長もあります。

            ただしグラフィック性能は、低くはないですが特段高いわけでもないです。

            当機種はIntel版も発売されておりそちらも実機レビューしており、性能バランスやバッテリー持ちはIntel版が優れますが、AMD版はメモリ32GB、SSD1TBのハイエンド構成でも14.98万円という安さがメリットです。

            Intel版のハイエンド構成は17.98万円なので3万円差があり、Intel版の性能をフル活用する使い方をする人は限られるので、用途に応じてどちらを購入するか決めましょう。

            私は性能と省電力のバランスが良いIntel版が欲しいですが大半の人はAMD版の性能で十分かなと思います。

            用途に応じて、安さを優先するか、クリエイティブ性能やバッテリー持ちに優れるIntel版を購入するか、判断しましょう。

               

              Intel版のレビュー記事はこちらです。

              【今年1番欲しいかも!】HP OmniBook X Flip 14-fm(Intel版)レビュー【最高級品質で13万円台から】HPの次世代AI PCで高級マルチモードPCの旧Envy後継機種 HP OmniBook X Fiip 14-fm をHPよ...

               

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