レノボより、2024年にコスパが良く高性能で人気のあったノートパソコンLenovo IdeaPad Pro 5 Gen9の後継機種
Lenovo IdeaPad Pro 5 Gen 10(14型 AMD)
が、発売されました。

最新のAMD Ryzen AIを搭載し、ディスプレイは有機ELで16.2万から、となっています。
最安構成は16.2万と、先代の12.48万円からよりも、かなり値上がりしてしまいました。
ただメモリ32GB、SSD1TBの構成も、16.78万円とほぼ価格が変わらず、この構成ならコスパは良いです。
以下詳しく解説していきます。
Lenovo IdeaPad Pro 5 Gen 10(14型 AMD)のスペックと価格
スペック
OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen™ AI 7 350 |
メモリ | 24~32 GB LPDDR5X-8000MT/s (オンボード) |
グラフィックス | AMD Radeon™ 860M グラフィックス |
ディスプレイ | 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチ非対応, HDR1000 True Black, 100%DCI-P3, 1100 nit (HDRピーク)/500 nit (SDR標準), 120Hz |
SSD | 1 TB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC |
無線LAN | Wi-Fi 6対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 & Bluetooth® |
Webカメラ | IR&1080p FHDカメラ、マイク |
電源 | 100W スリム ACアダプター (3ピン) USB Type-C |
外形寸法 | 312mm x 221mm x 15.5mm |
駆動時間 | 84 Whr |
重量 | 1.39kg |
価格 | 16万円台~ |
価格
最安構成だと16.23万からで、先代より値上がりしていますが、メモリ32GB、SSD1TBの構成でも価格が16.78万とほぼ変わりません。
AMD Ryzen AI 7 350+メモリ24GB+SSD1TB+2.8K有機ELで16.23万円
AMD Ryzen AI 7 350+メモリ32GB+SSD1TB+2.8K有機ELで16.78万円
となります。
スタートプライスを今回高めの価格と性能にしている理由が?ですが、さすがに先代の12.48万~という価格は厳しかったということでしょうかね・・
もしかするとメモリ16GB+SSD512GBのリーズナブル構成が今後追加されるかもしれません。
AMD Ryzen AI 7 350の性能

Lenovo IdeaPad Pro 5 Gen 10(14型 AMD)は、最新のAMD Ryzen AIシリーズを搭載しています。
CPU性能
CPUベンチマークのPassMarkスコアは以下の通りです。
CPU | PassMarkスコア |
Core Ultra 9 285H | 32815 |
Ryzen AI 9 HX 375 | 31950 |
Ryzen AI 9 365 | 29163 |
Ryzen 7 8845HS | 28671 |
Core Ultra 7 255H | 28515 |
Ryzen 7 8840HS | 24675 |
Core Ultra 7 155H | 24950 |
Ryzen 7 AI 350 | 24204 |
Ryzen 7 8840U | 23821 |
Ryzen 7 7735HS | 23722 |
Ryzen 5 8645HS | 22787 |
Core Ultra 5 125H | 21300 |
Ryzen 5 8640U | 20772 |
Core Ultra 7 258V | 19486 |
Core Ultra 5 226V | 18789 |
Core Ultra 7 155U | 16759 |
Core Ultra 5 125U | 17413 |
Ryzen 7 7735U | 21082 |
Core i5-1340P | 20106 |
Core i7-1360P | 19600 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Ryzen 5 7535HS | 18312 |
Core i7-1260P | 17257 |
Core i5-1240P | 17345 |
Core 5-120U | 17292 |
Ryzen 5 7535U | 17123 |
Core i5-1335U | 16814 |
Ryzen 5 7530U | 16509 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Core i3-1315U | 13755 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Ryzen 5 7520U | 9489 |
Intel N100 | 5657 |
事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、スコア10000以上あると十分快適に使えます。
15000以上のCPUを選ぶと、4年は快適に使えると言える中、AMD Ryzen AI 7 350の性能は24000超のスコアがあり高いです。
さすがクリエイター向けと言えるノートパソコンです。
ただ、最新のIntel Core Ultra 7 255Hなどと比較するとやや低いです。
NPU性能
NPU性能は50TOPSで、Copilot+PCの要件を満たすAI性能があります。
グラフィック性能
グラフィックスは、AMD Radeon 860Mです。
グラフィック性能は、AMD Ryzen 7 8840HSに搭載されていたRadeon 780Mグラフィックスより若干低く、約90%程度の性能のようです。
そのため、Intel Core Ultra 7 155Hあたりと比較しても低く、グラフィック性能優先なら、別機種のほうがよいでしょう。
ディスプレイ・重さ・電源アダプターなど
CPU以外の気になるスペックについて解説します。
ディスプレイ

ディスプレイは、14型の有機ELディスプレイです。
解像度は2.8Kで500nitと明るく、100%DCI-P3と色域も広いのでスペック上はほぼ完ぺきなディスプレイです。
全構成がこのディスプレイを搭載しています。
重さ

重さは1.39kgと、14インチにしては比較的軽いです。
たまにであれば、持ち運ぶこともできるくらいの重さです。
電源アダプターは100W

上記写真は、Yoga Pro 7 Gen9の電源アダプターでこちらも100Wでしたが、Lenovo IdeaPad Pro 5 Gen 10(14型 AMD)の電源も100Wなので大きい容量です。
一般的なノートパソコンの電源が65Wなので、100Wは大きく、サードパーティ製の小型電源を使っている人は注意が必要です。
100Wなのはフルパワーを発揮するためだと思いますが、個人的には少し残念なポイントです。
Lenovo Yoga Slim 7 Gen 10(14型 AMD)との比較
OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen™ AI 5 340, AMD Ryzen™ AI 7 350 |
メモリ | 16 ~ 32GB LPDDR5X-7500MT/s |
グラフィックス | AMD Radeon™ 860M グラフィックス |
ディスプレイ(タッチパネル) | 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチパネル, HDR1000 True Black, 100%DCI-P3, 1100 nit (HDRピーク)/500 nit (SDR標準), 120Hz, ガラス |
ディスプレイ(非タッチパネル) | 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチ非対応, HDR1000 True Black, 100%DCI-P3, 1100 nit (HDRピーク)/500 nit (SDR標準), 120Hz |
SSD | 512 GB ~ 1TB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC |
無線LAN | Wi-Fi 7対応 (IEEE 802.11be/ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 & Bluetooth® |
Webカメラ | IR&1080p FHDカメラ |
電源 | 65W ウォールマウント スリム ACアダプター (2ピン) USB Type-C |
外形寸法 | 約 312.0×219.3×13.9mm(最薄部) |
駆動時間 | 70 Whr |
重量 | 1.28kg |
価格 | 13万円台~ |
似たようなスペック、かつ、IdeaPadよりも上位機種として
Lenovo Yoga Slim 7 Gen 10(14型 AMD)
も、発売済みとなります。
こちらもAMD Ryzen™ AIと有機ELを搭載しているので、IdeaPad Proと似たようなコンセプトです。
価格はデフォルト構成だと14.1万からですがカスタマイズでタッチパネル非搭載にすると13万からになります。
AMD Ryzen AI 5 340+メモリ16GB+SSD512GB+2.8K有機ELで13.07万円
AMD Ryzen AI 7 350+メモリ16GB+SSD512GB+2.8K有機ELで14.17万円
AMD Ryzen AI 7 350+メモリ32GB+SSD1TB+2.8K有機ELで17.48万円
となります。
IdeaPad Proとほぼ価格変わらないような・・・なんなら最安構成はYoga Slim 7のほうが安いのですが?
それならYoga Slimのほうがいいんじゃないか?とも思えてしまうくらいの価格差です。
他に、Yoga Slim 7との違いは以下です。
重さがIdeaPad Proは1.39kgでYoga Slimは1.28kg
電源がIdeaPad Proは100WでYoga Slimは65W
持ち運びは、Yoga Slimのほうが優れているスペックなので、持ち運び用途を見据えるならYoga Slimも検討しましょう。
Lenovo IdeaPad Pro 5 Gen 10(14型 AMD)のまとめ

Lenovo IdeaPad Pro 5 Gen 10(14型 AMD)は、先代でコスパが良く人気のあったLenovo IdeaPad Pro 5 Gen 9(14型 AMD)の後継機種ですが、スタート価格が上がってしまいました。
今後安い構成が追加されるかもしれないので、高いと思ったらもう少し待ってみましょう。
似たような性能で上位機種のYoga Slim 7 Gen10は、もっと安い構成が用意されているのでそちらも合わせてチェックしてみましょう。
関連記事
Follow @SubieSE


