レノボより、14インチの高級マルチモード2-in-1ノートPC
Lenovo Yoga 7i/7 2-in-1 Gen 10(14型Intel/AMD)
が、発売されています。
Intel版とAMD版両方が発売されています。

AMD版はAMD Ryzen AI 7 350を搭載し17.88万~
Intel版はIntel Core Ultra 5 プロセッサー 228Vを搭載し18.98万円~
となります。
14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) を搭載しておりディスプレイの品質も高く、どちらも高性能・高品質な機種です。

また、この機種はマルチモード2-in-1なので、タブレットモードやスタンドモードなど様々な使い方ができます。

レノボYogaシリーズは、私も2022年発売のレノボYoga770 AMDという機種を使っており、その品質の高さに満足しています。
- 見た目のデザインがよく格好良いこと
- 性能が高く3年経った今でも凄く快適に使えていること
- ディスプレイが解像度2.8K有機ELでとても綺麗なこと
上記が今でも満足して使えている理由です。
Intel版とAMD版が両方発売されたので比較していきます。
Lenovo Yoga 7i/7 2-in-1 Gen 10(14型Intel/AMD)のスペックと価格
スペック
Intel版
OS | Windows 11 Home |
CPU | インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 228V, インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 258V |
メモリ | 32 GB LPDDR5X-8533MT/s |
ディスプレイ | 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチパネル, HDR 600 True Black, 100%DCI-P3, 500 nit, 120Hz, ガラス |
SSD | 512 GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC |
無線LAN | Wi-Fi 7対応 (IEEE 802.11be/ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 & Bluetooth® |
Webカメラ | 500万画素カメラ、IRカメラ、人感検知機能、マイク |
電源 | 65W ACアダプター (3ピン) USB Type-C |
外形寸法 | 約 317x228x15.95mm(最薄部) |
駆動時間 | 70 Whr 動画再生時 約 14.3 時間・アイドル時 約 17.2 時間 |
重量 | 1.38kg |
価格 | 18.98万円~ |
AMD版
OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen™ AI 7 350 |
メモリ | 24~32 GB LPDDR5X-7500MT/s (オンボード) |
ディスプレイ | 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチパネル, HDR1000 True Black, 100%DCI-P3, 1100 nit (HDRピーク)/500 nit (SDR標準), 120Hz, ガラス |
SSD | 512 GB ~1TB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC |
無線LAN | Wi-Fi 7対応 (IEEE 802.11be/ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 160MHz & Bluetooth® |
Webカメラ | 500万画素カメラ、IRカメラ(プライバシーシャッター付)、マイク |
電源 | 65W ウォールマウント スリム ACアダプター (2ピン) USB Type-C |
外形寸法 | 約 317x228x15.45mm(最薄部) |
駆動時間 | 70 Whr 動画再生時 約 13.9 時間・アイドル時 約 19.4 時間 |
重量 | 1.4kg |
価格 | 17.88万円~ |
価格
Intel版
AMD版
AMD版のほうがIntel版より安いという、全体的な傾向と同じです。
同じ価格帯となるIntelの18.99万、AMDの18.98万で比較すると
AMD:Ryzen AI 7 350+メモリ32GB
Intel:Intel Core Ultra 5 228V+メモリ32GB
となります。
2025年の今、高性能機種を買うなら、メモリは32GB欲しいところなので、しっかり32GB搭載しているのは嬉しいポイントです。
AMD Ryzen AI 7 350の性能

Lenovo Yoga 7i/7 2-in-1 Gen 10(14型AMD)は、最新のAMD Ryzen AIシリーズを搭載しています。
CPU性能
CPUベンチマークのPassMarkスコアは以下の通りです。
CPU | PassMarkスコア |
Core Ultra 9 285H | 32815 |
Ryzen AI 9 HX 375 | 31950 |
Ryzen AI 9 365 | 29163 |
Ryzen 7 8845HS | 28671 |
Core Ultra 7 255H | 28515 |
Ryzen 7 8840HS | 24675 |
Core Ultra 7 155H | 24950 |
Ryzen 7 AI 350 | 24418 |
Ryzen 7 8840U | 23821 |
Ryzen 7 7735HS | 23722 |
Ryzen 5 8645HS | 22787 |
Core Ultra 5 125H | 21300 |
Ryzen 5 8640U | 20772 |
Core Ultra 7 258V | 19486 |
Core Ultra 5 226V | 18789 |
Core Ultra 7 155U | 16759 |
Core Ultra 5 125U | 17413 |
Ryzen 7 7735U | 21082 |
Core i5-1340P | 20106 |
Core i7-1360P | 19600 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Ryzen 5 7535HS | 18312 |
Core i7-1260P | 17257 |
Core i5-1240P | 17345 |
Core 5-120U | 17292 |
Ryzen 5 7535U | 17123 |
Core i5-1335U | 16814 |
Ryzen 5 7530U | 16509 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Core i3-1315U | 13755 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Ryzen 5 7520U | 9489 |
Intel N100 | 5657 |
事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、スコア10000以上あると十分快適に使えます。
15000以上のCPUを選ぶと、4年は快適に使えると言える中、AMD Ryzen AI 7 350の性能は24000超のスコアがあり高いです。
軽めのクリエイティブワークにも使える性能です。
ただ、最新のIntel Core Ultra 7 255Hなどと比較すると少し低いですが、これくらいの性能なら普段使いでほぼ差は感じないでしょう。
NPU性能
NPU性能は50TOPSで、Copilot+PCの要件を満たすAI性能があります。
グラフィック性能
グラフィックスは、AMD Radeon 860Mです。
グラフィック性能は、AMD Ryzen 7 8840HSに搭載されていたRadeon 780Mグラフィックスより若干低く、約90%程度の性能のようです。
そのため、Intel Core Ultra 7 155Hあたりと比較しても低く、ゲームもやりたいということであればIntel版のほうがよいでしょう。
Intel Core Ultra 7 258Vの性能

Lenovo Yoga 7i/7 2-in-1 Gen 10(14型Intel)は、最新のIntel Core Ultra 2シリーズを搭載しています。
CPU性能
CPUベンチマークのPassMarkスコアは以下の通りです。
CPU | PassMarkスコア |
Core Ultra 9 285H | 32815 |
Ryzen AI 9 HX 375 | 31950 |
Ryzen AI 9 365 | 29163 |
Ryzen 7 8845HS | 28671 |
Core Ultra 7 255H | 28515 |
Ryzen 7 8840HS | 24675 |
Core Ultra 7 155H | 24950 |
Ryzen 7 AI 350 | 24204 |
Ryzen 7 8840U | 23821 |
Ryzen 7 7735HS | 23722 |
Ryzen 5 8645HS | 22787 |
Core Ultra 5 125H | 21300 |
Ryzen 5 8640U | 20772 |
Core Ultra 7 258V | 19109 |
Core Ultra 5 226V | 18789 |
Core Ultra 7 155U | 16759 |
Core Ultra 5 125U | 17413 |
Ryzen 7 7735U | 21082 |
Core i5-1340P | 20106 |
Core i7-1360P | 19600 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Ryzen 5 7535HS | 18312 |
Core i7-1260P | 17257 |
Core i5-1240P | 17345 |
Core 5-120U | 17292 |
Ryzen 5 7535U | 17123 |
Core i5-1335U | 16814 |
Ryzen 5 7530U | 16509 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Core i3-1315U | 13755 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Ryzen 5 7520U | 9489 |
Intel N100 | 5657 |
Intel Core Ultra 7 258Vは、ピーク性能はさほどではないですが、普段使いに影響の大きいシングルスレッドのスコアが非常に高いです。

上記はレノボYoga Slim 7i Aura Edition Gen9で測定した結果で、シングルスレッドのスコアがとても高かったです。
NPU性能

NPU性能は47TOPSで、Copilot+PCの要件を満たすAI性能があります。
グラフィック性能
Intel Core Ultra 7 258Vはグラフィック性能もとても高いです。

エントリーグラフィックボードのGeForce GTX1060には少し及ばないものの、近い性能があります。
最近のゲームだとドラクエ3リメイクはグラフィック設定高でも快適に遊べました。
動画編集性能も高いので、万能なCPUと言えます。
またIntel Core Ultra 7 258Vが素晴らしいのは、その省電力性能の高さです。
レノボYoga Slim 7i Aura Edition Gen9で実際に試してみましたが、電源なしで、輝度MAXでYouTube動画流しっぱなしの実測時間が10時間超えと、性能が高いにも関わらずとても長いバッテリー持ちでした。
電源なしで作業する機会が多い人にもおすすめできます。
ディスプレイ・重さ・電源アダプターなど
CPU以外の気になるスペックについて解説します。
ディスプレイ

ディスプレイは
14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチパネル, HDR1000 True Black, 100%DCI-P3, 1100 nit (HDRピーク)/500 nit (SDR標準)
というスペックでIntelとAMD両方同じスペックです。
2024年の旧世代では、構成によっては解像度がWXUGA(1920×1200)でしたが、下位機種との差別化?のためか、最安構成でも2.8K解像度になっています。
有機ELで色域は100%DCI-P3と広く、輝度500nitととても明るく、品質の高いディスプレイです。

Yoga 7シリーズは私も使っているのと、レビューしてきているのでその品質の高さは信頼して良いレベルにあります。
重さ

重さはIntel版が1.38kg、AMD版が1.4kgです。
14インチとしては比較的軽いです。
スペック上はIntel版のほうが少し軽いですが誤差の範囲かと思います。
電源アダプターとバッテリー持ち
電源アダプターは65Wのため、一般的なノートパソコンの電源容量でフルパワー発揮できます。
バッテリー持続時間のスペックは
Intel:70Whr 動画再生時 約 14.3 時間・アイドル時 約 17.2 時間
AMD:70Whr 動画再生時 約 13.9 時間・アイドル時 約 19.4 時間
となり、こちらもバッテリー容量は同じ、バッテリー持ちもほぼ同じと言って良さそうです。
Intel Core Ultra 7 258Vは、他機種で実測値を測ったことがありますがとにかく、バッテリー持ちが優秀でした。
AMD版もほぼ同じだけのバッテリー持ちをしてくれるので、どちらもとても優秀です。
Intel版とAMD版どちらがよい?

最安構成であれば、AMD版のほうが1.1万安く、かつAMD Ryzen AI 7 350+メモリ24GBと性能も十分なのでAMDのほうがコスパは良いです。
Intel版だと、Intel Core Ultra 7 258V+メモリ32GBの構成が21.66万になるので、AMDと比較すると少し高く感じてしまうかもしれません。
ただグラフィック性能はIntelのほうが上なので、軽めにゲームすることも見据えるならIntel版のCore Ultra 7構成でしょうか。
私がもし購入するなら・・・この価格差なら、AMD版ですかね~、CPU以外の差はほぼないようですし。
Lenovo Yoga 7i/7 2-in-1 Gen 10(14型Intel/AMD)のまとめ

Lenovo Yoga 7i/7 2-in-1 Gen 10(14型Intel/AMD)は、2024年度の旧世代と比較してスタートプライスが上がってしまい、ぱっと見、高くなってしまったなあ・・・と感じたのですが、
スタート構成の性能が上がっていたり、ディスプレイ品質も上がっているのでまあ納得できる範囲の価格と感じました。
品質は高いので、ミドルクラスのノートパソコンで物足りない方にお勧めの機種です。
14インチで重さは1.4kgまで、マルチモードでタブレットモードとしても使えるので、持ち運びにも使えますし、大学生がノート変わりにペンでメモを取るような用途にも使える万能機種です。
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