HPのスタンダード16インチのノートパソコン HP Pavilion 16-afの実機レビューを書きます。
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レビュー機のマシンのスペック以下の通りです。
- CPU:Intel Core Ultra 7 155U
- メモリ16GB
- SSD 512GB
- 16.0インチ・WUXGA・IPSタッチディスプレイ (1920×1200 / 16:10 / 300nit/sRGB63%)

価格は11.48万からです。
ミドルレンジに位置づけられる、オーソドックスなノートパソコンです。
HP Pavilion 16-afの特徴は
- 大画面でオーソドックスなノートパソコン、すべてが標準的
と言えます。
価格が11万円台からとそこそこ、性能・ディスプレイなども標準的で、オーソドックスなノートパソコンという印象です。
どんな人向けの機種かというと
- 大画面でテンキーありのノートパソコンがそこそこの価格で欲しい人向け
- 事務作業用途メインで使いたい人向け
の機種と言えます。
大画面で見やすく、キーボードにテンキーもついている、性能もそれなりということで、大きい画面で事務作業用途に使いたい人向きのノートパソコンです。
逆に、性能はそこそこでディスプレイの色域も広くはなく、クリエイティブワークには向かないので、動画編集などをされたい方は別機種をおすすめします。
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー155U, Core™ Ultra 5 プロセッサー125U |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512 GB SSD |
液晶 | 16.0インチ・WUXGA・IPSタッチディスプレイ (1920×1200 / 16:10 / 300nit) |
カメラ | HP True Vision 1080p フルHD IR カメラ (約207万画素) |
重量 | 約 1.79kg |
サイズ | 約 357 × 254 × 17.9 (最薄部) ー18.6 (最厚部) mm |
バッテリー | 最大 11時間、59Whr |
価格 | 11万円台~ |
HP Pavilion 16-afの特徴と評価

総合評価
各項目をS~Dで評価しました。Sが一番高い評価です。Bが70点程度として評価しています。
比較項目 | HP Pavilion 16-af |
CPU | Intel Core Ultra 7 155U |
CPU性能(PassMark) | B+(実測18956) |
CPUグラフィック性能(3DMark) | B-(実測5401) |
メモリ | 16GB |
ディスプレイ総合評価 | B |
ディスプレイ種類 | IPS |
サイズ | 16インチ |
アスペクト比 | 16:10 |
ディスプレイ解像度 | B(1920×1200) |
ディスプレイ輝度 | B (300nit) |
ディスプレイ色域 | C(sRGB63%) |
ボディ質感 | B+ |
キーボード | B+ |
重さ・持ち運びやすさ | C-(実測1721g) |
インターフェイス | B+ |
USB-A | 〇(2) |
USB-C | 〇(2) |
USB-C充電 | 〇 |
USB-C映像出力 | 〇 |
HDMI | 〇 |
Webカメラ | 1080p フルHD IR カメラ |
プライバシーシャッター | 〇 |
バッテリー | B-(59Whr 実測6:00) |
認証 | 顔認証 |
その他機能 | タッチパネル |
価格・コスパ | C+(13.48万円) |
おすすめ度 | B |
全体的に標準的な性能とスペックです。
Intel Core Ultra 7構成はあまりコスパが良くないので、Intel Core Ultra 5構成のほうがおすすめです。
スタンダードクラスの16インチ大画面で事務作業の使いやすさ重視モデル

HP Pavilion シリーズは、HPの個人向けノートパソコンでスタンダードに位置づけられる機種です。
HP Pavilion 16-afは、16インチの大画面で、タッチパネルを搭載しており使いやすいです。

性能は、Intel Core UltraのUシリーズを搭載し、普段使いには十分な性能があります。

キーボードはオーソドックスな配置で打ちやすく、テンキーもあるので事務作業用途に向きます。

総じて、標準的でオーソドックスな仕上がりで、主に事務作業用途に向く、初心者向きのノートパソコンです。
クリエイティブワークには向かない

Intel Core UltraのUシリーズは、省電力性能重視で、性能はそこそこなので、動画編集などクリエイティブワークには向きません。

ディスプレイの色域も、sRGBカバー率が約63%と、色鮮やかではなく一般的な事務作業用途レベルの品質なので、画像編集などにも向くわけではなくあくまで、事務作業用途向きの機種といった印象です。
Intel Core Ultra 5のスタンダード構成のほうがおすすめ

Intel Core Ultra 7 155U構成だと2万円高くなりますが、性能がそこまで高いわけではなく、安いほうのIntel Core Ultra 5シリーズのほうを購入したほうがよいでしょう。
クリエイティブワークにも使える機種との比較
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU(Intel) | インテル® Core™ Ultra 5 125H、Core™ Ultra 7 155H、Core™ Ultra 9 185H |
CPU(AMD) | AMD Ryzen™ 7 8845HS |
メモリ | 16GB~32GB LPDDR5X-7467MHz (オンボード) |
ストレージ | 512~1TB GB SSD, M.2 PCIe-NVMe Gen 4 TLC |
液晶(IPS) | 14インチ 2.8K液晶 (2880 x 1800) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 400 nit, 120Hz, ブルーライト軽減パネル |
液晶(OLED) | 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチ非対応, HDR500, 100%DCI-P3, 400 nit, 120Hz |
重量 | 約 1.46kg |
サイズ | 約 312x221x15.99mm(最薄部) |
バッテリー | 84Whr 動画再生時 約 10.4 時間・アイドル時 約 24.9 時間 |
価格 | 12万円台~ |
クリエイティブワークもやりたいのであれば、画面が14インチになってしまうのですがレノボIdeaPad Pro 5シリーズがおすすめです。
AMD版のIdeaPad Pro 5 Gen9 は
- AMD Ryzen 7 8845HS
- メモリ16GB
- ストレージ512GB
- 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ)
この構成でも12.48万円からと驚異のコスパです。HP Pavilion 16-afは、11.48万円からですが、もう1万円プラスすると、クリエイティブワークにも使える機種が手に入ります。ただし画面は、16→14インチになります。

CPUはAMD Ryzen 7 8845HSというクリエイティブワークにも使える性能のCPUで、ディスプレイも2.8K有機ELと、動画編集や画像編集にも使えるディスプレイです。
Intel版はレビュー記事を書いているので参考にしてみてください。

HP Pavilion 16-afのスペック
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー155U, Core™ Ultra 5 プロセッサー125U |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512 GB SSD |
液晶 | 16.0インチ・WUXGA・IPSタッチディスプレイ (1920×1200 / 16:10 / 300nit) |
カメラ | HP True Vision 1080p フルHD IR カメラ (約207万画素) |
重量 | 約 1.79kg |
サイズ | 約 357 × 254 × 17.9 (最薄部) ー18.6 (最厚部) mm |
バッテリー | 最大 11時間、59Whr |
価格 | 11万円台~ |
HP Pavilion 16-afの価格

スタンダードのIntel Core Ultra 5 125U構成が11.48万、パフォーマンスのIntel Core Ultra 7 155U構成が13.48万円です。
上述の通り、Intel Core Ultra 7 155Uだからといって性能が大きく上がるわけでもなく、コスパが良いのはIntel Core Ultra 5 125Uの構成のほうです。
HP Pavilion 16-afの外観と機能
外観・デザイン・質感





外観はまずまず高級感があり、デザインはHPらしく良いです。

ボディが薄いので、サイズは大きいですが、大きさのある鞄になら入れやすいです。
重さ
メーカー公称の重量は1.79kgです。実測値は1721gと少し軽いです。
16インチなので軽くはないですが、大きさからイメージする重量からすると、比較的軽いです。

アダプターはUSB TYpe-Cのもので出力65Wで314gとなります。軽くはないです。

本体実測値 | 1721g |
---|---|
アダプター | 314g |
持ち運びも考慮するなら、電源アダプターはUSB Type-C対応の軽量でコンパクトなものを買ってしまったほうがよいと思います。私も購入しています。
軽量な充電器とケーブルを買えば、重量を合計100~110g程度に抑えることができます。
ディスプレイ
ディスプレイ | 16.0インチ・WUXGA・IPSタッチディスプレイ (1920×1200 / 16:10 / 300nit/sRGB63%) |

ディスプレイは16インチのIPSで、解像度1920×1200、色域がsRGB63%のディスプレイです。
事務作業用途として一般的な品質のディスプレイです。
色域が広くはないのでクリエイティブワークには向きません。

上記写真は、sRGB100%の外部ディスプレイに出力したときの写真ですが、発色が微妙に違うのが分かると思います。
見比べたり写真を撮ったりしないと気づきにくいですが発色はそれなりということを把握しておいたほうがよいディスプレイです。
キーボード

キー配置はテンキーありで、綺麗な配置になっています。Copilotキーもあります。
打鍵感は良好です。

キーストロークも十分に深く、打ちやすいです
キーボードで点数をつけるなら80~85点くらいで、打ちやすいキーボードです。
タッチパッドの操作感も良好でした。

キーボードバックライトも搭載しており、暗い場所での作業も苦になりません。
指紋認証はありませんが、顔認証には対応しています。
インターフェイス

左側面のインターフェイスは、奥から順番に
- USB Type-A 3.2
- マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
となります。

右側面のインターフェイスが、奥から順番に
- USB Type-A 3.2
- HDMI
- USB 3.2 Gen2 Type-C × 2
となります。
必要なものは揃っているという印象です。
ただ充電をType-Cポートで行いますが右側にしかないのは少し残念ポイントです。
右側だと、右利きの人は充電しながらマウス使うと微妙にコードが邪魔に感じるんですよね。
レノボはそれを考慮してか、左側にUSB Type-Cポートがあることが多いのですが、HPの量販機種は右側にあることが多く・・・これは何故なんだろうか?と感じることはあります。

USB Type-C対応のDELLモニターに接続して検証したところ、問題なく4K出力、充電が可能でした。
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリーは59Whrと、16インチとしては標準的なバッテリー容量となります。
以下の条件にてバッテリー駆動時間のチェックを行いました。
- 輝度MAX
- youtube動画流しっぱなし
メーカー公称時間 | 最大11時間 |
---|---|
残量0%まで | 6時間00分 |
Intel Core Ultra Uプロセッサーは省電力性能重視ですが、バッテリー持ちはそこまででもなかったです。
16インチなので基本据え置き、電源につないで使う用途のノートパソコンです。
WEBカメラ
IR&1080p FHDカメラが付いています。プライバシーシャッター付きです。
顔認証にも対応しています。


ノートパソコンのカメラで写真を撮りました。映りはきれいで、Web会議も問題なくこなせます。
スピーカー

キーボードの上にスピーカーが搭載されています。
スピーカーの音質は主観ですが標準的です。
レノボYoga 770が10点とすると、9点くらいです。
ノートパソコンスピーカーを聞き比べてみて、レノボYoga 770のスピーカーはかなり優秀ということが分かっており、それよりは若干劣るかなという印象です。
無線速度のテスト
自宅のWiFiは、11ac(Wi-Fi5)で5.0GHzを使用していますが、同じ部屋で計測してみたところ、530Mbpsと十分な速度が出ていました。
2Fでも520Mbpsの速度が出ているので、受信強度も良好です。
機種 | 無線速度 |
ThinkBook 13x Gen2 | 400Mbps |
Yoga 6 Gen8 | 510Mbps |
DELL XPS 13 Plus | 510Mbps |
HP Pavilion 16-af | 530Mbps |
IdeaPad Slim 5i Gen8 | 550Mbps |
ThinkPad X1 Carbon | 540Mbps |
HP Envy x360 13-ay | 570Mbps |
HP Envy x360 14-fc | 550Mbps |
Yoga 7i 2-in-1 Gen9 | 530Mbps |
IdeaPad Sim 5 Light Gen10 | 550Mbps |
IdeaPad 5x 2-in-1 Gen9 | 560Mbps |
Yoga Slim 7x Gen9 | 560Mbps |
HP Pavilion Aero 13-be | 580Mbps |
Legion Pro 5i Gen8 | 610Mbps |
HP Pavilion 16-afの性能・処理速度

パソコン処理性能を計測する上でメジャーな、以下のベンチマークソフトを使って計測した結果を紹介していきます。
- PassMark
- CineBench R23
- PCMARK10
- Crystal DiskMark(ディスク速度)
また、ゲーミング性能についても、これもメジャーな以下のベンチマークソフトを使って計測します。
- FF14(中量級3D)
- FF15(重量級3D)
- 3DMark
画像編集性能については、画像編集ソフトRawTherapeeでRAW現像10枚の書き出し時間を計測しました。
- RawTherapeeでのRAW現像時間
動画編集性能については、動画編集ソフトDavinci ResolveでフルHDのyoutube動画書き出し時間を計測しました。
- Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し

計測結果については、電源に接続してパフォーマンスで計測しています。
PassMarkは、バランスや電源に接続しないバッテリー駆動での計測も行っています。
CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Core i7-13700HX | 34286 |
Core i7-13700H | 30030 |
Ryzen 7 8845HS | 29904 |
Ryzen 7 8840HS | 24445 |
Core Ultra 7 155H | 25160 |
Ryzen 7 8840U | 23821 |
Ryzen 7 7735HS | 23818 |
Core Ultra 5 125H | 21300 |
Ryzen 5 8640U | 20772 |
Core Ultra 7 258V | 20032 |
Core Ultra 7 155U | 16759 |
Core Ultra 5 125U | 17413 |
Ryzen 7 7735U | 21082 |
Core i5-1340P | 20106 |
Core i7-1360P | 19600 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Ryzen 5 7535HS | 18312 |
Core i7-1260P | 17257 |
Core i5-1240P | 17345 |
Core 5-120U | 17292 |
Ryzen 5 7535U | 17123 |
Core i5-1335U | 16814 |
Ryzen 5 7530U | 16509 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Core i3-1315U | 13755 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Ryzen 5 7520U | 9489 |
Intel N100 | 5657 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、スコア10000以上あると十分快適に使えます。
2024年の今購入するなら、15000以上のCPUを選ぶと、4年は快適に使えるでしょう。
めやすはRyzen 5 7530U以上です。
Intel Core Ultra 7 155U、Ultra 5 125Uは、高性能CPUと比較すると少し性能は落ちますが、普段使いには十分な性能があります。
PassMark
電源接続時(パフォーマンス)

電源接続時(バランス)

バッテリー駆動時

PassMarkスコアは中の上といったところで普段使いには十分な性能があります。
パフォーマンスにするとPassMark公式サイトの平均値よりも高く、バランスだと平均値とほぼ同等スコアとなりました。
性能にそこまで大きな違いはないのでバランスのまま使い続けてもよいでしょう。
マルチ/シングル | パフォーマンス | バランス |
マルチスレッド | 18956 | 17112 |
シングルスレッド | 3842 | 3827 |
また、バッテリー駆動時ではそこまで性能は落ちず、どちらかというとモード設定の影響のほうが大きいようです。
マルチ/シングル | 電源接続 | バッテリー駆動 |
マルチスレッド | 18956 | 18800 |
シングルスレッド | 3842 | 3677 |
他の主流CPUの実測値と比較しました。
CPU | マルチ | シングル |
Core i7-13700HX | 36225 | 3955 |
Core Ultra 7 155H(レノボIdeaPad Pro 5i) | 32740 | 3846 |
Core Ultra 7 155H(HP Spectre) | 27184 | 3546 |
Ryzen 7 8840HS(レノボ) | 27215 | 3796 |
Ryzen 7 6800H | 25955 | 3458 |
Core Ultra 7 258V(レノボYoga) | 22241 | 4396 |
Core Ultra 7 258V(HP OmniBook) | 20384 | 4390 |
Core Ultra 7 155H(HP Spectre) | 24100 | 3845 |
Core Ultra 5 125H | 24554 | 3636 |
Ryzen 7 8840HS(HP) | 23729 | 3926 |
Ryzen 7 8840U | 23428 | 3822 |
Ryzen 5 8640U | 22006 | 3585 |
Core i5-1340P | 21578 | 3742 |
Core Ultra 7 155U | 18956 | 3842 |
Core Ultra 5 125U | 19263 | 3499 |
Core i7-1260P | 21696 | 3540 |
Ryzen 7 6800U | 21461 | 3459 |
Ryzen 7 7735U | 21278 | 3419 |
Ryzen 7 7730U | 21446 | 3258 |
Ryzen 7 5800U | 18644 | 3108 |
Ryzen 5 7535HS | 17337 | 3148 |
Core i5-1335U | 17694 | 3684 |
Ryzen 5 7530U | 16775 | 3269 |
Core i5-1235U | 16601 | 3465 |
Ryzen 5 5625U | 16933 | 3138 |
Core i7-1250U | 13518 | 3557 |
Core i7-1165G7 | 11005 | 3142 |
マルチスレッドのスコアは、2024年最新CPUからするとやや物足りないですが普段使いには十分です。
CineBench R23

マルチコアスコア:7749
シングルコアスコア:1760
マルチコアスコア・シングルコアスコアともに、PassMarkと同じ傾向で、そこまで高くはないですが普段使いには十分です。
ほかの主要CPUと比較します。
CPU | マルチコア | シングルコア |
Core i7-13700HX | 19558 | 1656 |
Ryzen 7 8840HS(レノボ) | 13246 | 1690 |
Ryzen 7 6800H | 13505 | 1481 |
Ryzen 7 8840U | 11881 | 1674 |
Ryzen 7 8840HS(HP) | 11421 | 1677 |
Core i5-13500H | 11027 | 1779 |
Core Ultra 5 125H | 10967 | 1653 |
Core Ultra 7 258V(レノボYoga) | 10378 | 1971 |
Core Ultra 7 258V(HP OmniBook) | 9029 | 1747 |
Ryzen 5 8640U | 10266 | 1695 |
Core Ultra 7 155H | 9702 | 1788 |
Ryzen 7 6800U | 11620 | 1481 |
Core i5-1340P | 9301 | 1714 |
Core Ultra 5 125U | 9201 | 1550 |
Core Ultra 7 155U | 7749 | 1760 |
Ryzen 7 7735U | 9250 | 1515 |
Ryzen 7 7730U | 9411 | 1423 |
Core i7-1260P | 9158 | 1481 |
Ryzen 5 5625U | 8064 | 1390 |
Ryzen 5 7535HS | 7025 | 1276 |
Core i5-1235U | 6961 | 1461 |
Core i7-1165G7 | 4122 | 1383 |
PCMARK10
PCMARK10は、実際のアプリケーションを使用したベンチマークソフトで、実際にパソコンを使った時の作業快適性を計測するのに適しているといわれているベンチマークです。
測定結果は以下の通りです。

トータルスコア:5915
Essentials:9905(快適めやす4100)
Essentialsはパソコン基本性能の測定結果です。
快適めやすは4100なので、高い数値です。実際に使ってみてもレスポンスは極めて快適です。
Productivity:8516(快適めやす4500)
ProductivityはOfficeなどビジネス系アプリの速度で、これも高いスコアです。
Digital Contents Creation:6657
Digital Contents Creationは画像編集や動画編集などの性能を表すスコアです。
まずまず高いスコアです。
上位機種のIntel Core Ultra Hシリーズを搭載したHP Spectreと比較します。
HP Pavilion 16-af:Intel Core Ultra 7 155U
HP Spectre:Intel Core Ultra 7 155H
計測内容 | HP Pavilion | HP Spectre |
トータル | 5915 | 6331 |
App Start-up Score(アプリ起動) | 12113 | 11719 |
Video Conferencing Score(Web会議) | 8131 | 7259 |
Web Browsing Score(Web閲覧) | 9868 | 9630 |
Spreadsheets Score(表計算) | 10211 | 9444 |
Writing Score(文書作成) | 7104 | 7123 |
Photo Editing Score(画像編集) | 9582 | 13357 |
Rendering and Visualization Score(レンダリング) | 4690 | 8901 |
Video Editing Score(動画編集) | 6565 | 6082 |
高性能CPUのIntel Core Ultra Hシリーズと比較すると、クリエイティブのスコアは劣りますが、他の普段使いのスコアは同程度です。
Crystal DiskMark

シーケンシャルリードが3500を超えており、まずまず高速ですが、2025年最新からすると標準的な性能です。
機種 | シーケンシャルリード |
HP Envy 14-fc(2024年式) | 7142 |
HP OmniBook Ultra Flip 14-fh | 6618 |
レノボIdeaPad Slim 5 Light Gen10 | 6602 |
DELL XPS 13 Plus | 6589 |
レノボLegion Pro 5i Gen8 | 6569 |
レノボYoga Slim 7i Aura Edition | 6185 |
HP Envy 13-bf(2022年式) | 5332 |
レノボYoga 7i Gen8 | 5091 |
レノボIdeaPad Slim 5i Gen8 | 5086 |
HP Pavilion Aero 13-be(2023年式) | 5045 |
レノボYoga 7i Gen9 | 5054 |
HP EliteBook 635 Aero G11 | 5027 |
レノボYoga 7 Gen9 | 5022 |
HP Envy 14-fa(2024年式) | 5000 |
レノボIdeaPad Pro 5i Gen9 | 4996 |
HP Pavilion Aero 13-bg | 4930 |
レノボThinkPad X1 Gen12 | 4773 |
レノボThinkPad X1 Gen11 | 3888 |
レノボThinkBook 13x Gen2 | 3603 |
HP Pavilion 16-af | 3593 |
HP Envy 13-ay(2021年式) | 3500 |
FF14 黄金のレガシー ベンチマーク(中~重量級3D)

標準品質(ノートPC)で普通の結果となりました。
ゲーム向きの機種ではありません。
CPU | スコア |
Intel Core Ultra 7 258V(レノボYoga) | 9373 |
Intel Core Ultra 7 258V(HP OmniBook) | 9240 |
Intel Core Ultra 7 155H | 8687 |
AMD Ryzen 5 7535HS | 5496 |
AMD Ryzen 7 8840HS | 4750 |
AMD Ryzen 7 8840U | 4848 |
AMD Ryzen 5 8640U | 4843 |
Intel Core Ultra 7 155U | 4271 |
Intel Core Ultra 5 125U | 3732 |
FF15ベンチマーク(重量級3D)

スコアは軽量品質でやや重い、という結果になりました。
FF15くらいの重い3Dゲームは厳しいです。
CPU | スコア |
Intel Core i7-13700HX+RTX4070(標準) | 15852 |
Intel Core Ultra 7 258V(軽量)(HP OmniBook) | 5423 |
AMD Ryzen 7 8840HS(軽量)(レノボ) | 4719 |
Intel Core Ultra 7 258V(軽量)(レノボYoga) | 4523 |
Intel Core Ultra 7 155H(軽量)メモリ32GB | 4188 |
AMD Ryzen 7 8840U(軽量) | 3977 |
Intel Core Ultra 5 125H(軽量) | 3808 |
AMD Ryzen 7 8840HS(軽量)(HP) | 3699 |
AMD Ryzen 5 8640U(軽量) | 3589 |
Intel Core Ultra 7 155H(軽量)メモリ16GB | 3355 |
Intel Core i5-13500H(軽量) | 2875 |
AMD Ryzen 7 7735U(軽量) | 3470 |
AMD Ryzen 5 7535HS(軽量) | 2979 |
Intel Core Ultra 7 155U(軽量) | 2897 |
Intel Core i7-1260P(軽量) | 2486 |
Intel Core Ultra 5 125U(軽量) | 2333 |
Intel Core i7-1250U(軽量) | 2309 |
3DMark ベンチマーク

Fire Strikeのグラフィックスコアは5401でした。
Fire Strikeのスコア目安は以下の通りです。
めやすとしてはGeForce GTX 1650、1060がエントリー向けグラフィックボードとなります。
グラフィックボード | 3DMark Fire Strike |
GeForce RTX 3080 Ti | 38323 |
GeForce RTX 3080 | 36176 |
GeForce RTX 4070(Laptop) | 27898 |
GeForce RTX 4060 | 27500 |
GeForce RTX 3060 | 20764 |
GeForce RTX 4050 Laptop | 18579 |
GeForce RTX 3050 Ti | 14911 |
GeForce GTX 1060 | 12500 |
Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ32GB | 9747 |
Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)HP OmniBook | 9702 |
Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)レノボYoga | 9512 |
GeForce GTX 1650 | 9000 |
AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) | 8503 |
Intel Core Ultra 5 125H(CPU内蔵) | 8488 |
Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ16GB | 7900 |
AMD Ryzen 7 8840U(CPU内蔵) | 7600 |
AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵)(HP) | 7495 |
AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) | 6666 |
AMD Ryzen 5 8640U(CPU内蔵) | 6376 |
Intel Core Ultra 7 155U(CPU内蔵) | 5401 |
Intel Core i5-13500H(CPU内蔵) | 5237 |
AMD Ryzen 5 7535U(CPU内蔵) | 5103 |
Intel Core i5-1340P(CPU内蔵) | 5000 |
Intel Core Ultra 5 125U(CPU内蔵) | 4955 |
Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) | 4462 |
AMD Ryzen 5 7535HS(CPU内蔵) | 4419 |
AMD Ryzen 7 7730U(CPU内蔵) | 4000 |
AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) | 3288 |
エントリーグラフィックボードの半分以下程度の性能ということで本格的なゲームは厳しいでしょう。
Time Spyのスコアは2042でした。

グラフィックボード | 3DMark Time Spy |
Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)HP OmniBook | 4007 |
Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)レノボYoga | 3941 |
Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ32GB | 3841 |
Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ16GB | 2829 |
AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) | 2912 |
AMD Ryzen 7 8840U(CPU内蔵) | 2588 |
AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵)(HP) | 2444 |
Intel Core Ultra 7 155U(CPU内蔵) | 2042 |
Intel Core Ultra 5 125U(CPU内蔵) | 1952 |
AMD Ryzen 5 7535HS(CPU内蔵) | 1279 |
RawTherapeeでのRAW現像時間
フリーの画像編集ソフトRawTherapeeを使って、スマホで撮影したRAW画像10枚のRAW現像にかかる時間を測定しました。
CPU | 時間 |
Intel Core i7-13700HX | 11秒 |
AMD Ryzen 7 8840HS | 12秒 |
AMD Ryzen 7 8840U | 13秒 |
Intel Core Ultra 7 155H | 13秒 |
Intel Core i5-13500H | 13秒 |
Intel Core i5-1340P | 13秒 |
Intel Core Ultra 5 125H | 14秒 |
Intel Core i7-1260P | 15秒 |
AMD Ryzen 5 8640U | 15秒 |
Intel Core Ultra 7 258V | 17秒 |
Intel Core i5-1335U | 17秒 |
Intel Core Ultra 5 125U | 18秒 |
Intel Core i5-1235U | 18秒 |
AMD Ryzen 7 7730U | 17秒 |
AMD Ryzen 5 7535HS | 20秒 |
Intel Core Ultra 7 155U | 20秒 |
Intel Core i7-1250U | 21秒 |
書き出し速度は、そこまで早くはないです。
Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し時間

動画編集ソフトDavinci Resolveで、5分45秒のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を計測しました。
以前までDavinci Resolveバージョン18で計測していたのですがバージョン19が出てしばらく経ったので、19に切り替えて計測しました。
18→19にバージョンアップすることで以前よりもかなり書き出し速度が向上しています。
そのため18での計測結果が比較にならず・・・19での計測結果のみ載せています。
CPU | 時間 |
Intel Core Ultra 7 155H+GeForce RTX 4050 Laptop | 38秒 |
AMD Ryzen 7 6800U | 1分32秒 |
AMD Ryzen 5 7535HS | 1分42秒 |
Intel Core Ultra 7 155U | 2分22秒 |
参考までにバージョン18で、4分のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を他CPUで計測した結果も載せておきます。
CPU | 時間 |
Intel Core i7-13700HX+GeForce RTX 4060 | 42秒 |
AMD Ryzen 7 6800H+GeForce RTX 3050 Ti | 48秒 |
Intel Core Ultra 7 155H(メモリ32GB・レノボIdeaPad Pro) | 54秒 |
Intel Core i7-13700H+GeForce RTX 4050 | 56秒 |
Intel Core Ultra 5 125H | 1分02秒 |
Intel Core Ultra 7 258V(レノボYoga) | 1分04秒 |
Intel Core Ultra 7 155H(メモリ32GB・HP Spectre) | 1分06秒 |
AMD Ryzen 7 8840U | 1分07秒 |
Intel Core Ultra 7 258V(HP OmniBook) | 1分11秒 |
Intel Core Ultra 7 155H(メモリ16GB) | 1分11秒 |
AMD Ryzen 7 8840HS | 1分16秒 |
Intel Core i5-1340P | 1分17秒 |
AMD Ryzen 7 7735U | 1分18秒 |
AMD Ryzen 7 6800U | 1分18秒 |
AMD Ryzen 5 7535U | 1分22秒 |
AMD Ryzen 5 8640U | 1分23秒 |
Intel Core Ultra 5 125U | 1分26秒 |
Intel Core i7-1260P | 1分28秒 |
AMD Ryzen 7 7730U | 1分29秒 |
Intel Core Ultra 7 155U | 1分36秒 |
Intel Core i5-1235U | 1分40秒 |
Intel Core i5-1335U | 1分48秒 |
AMD Ryzen 7 5800U | 1分56秒 |
Intel Core i7-1250U | 2分22秒 |
書き出し速度はあまり早くなく、動画編集には向きません。
排熱性能と静粛性について
CPU負荷をツールでかけてみて、CPU温度と本体の温度、静粛性をチェックしてみました。
パフォーマンスモードで計測しています。
負荷をかけはじめたときの状態です。

負荷をかけ続けた時の状態です。

上記が測定結果ですが、負荷をかけるとCPU温度が上がりますが、60℃前後で推移し続けます。
CPU電力は、負荷をかけると20W弱程度まで上がりそのあと維持し続けます。
全体的に温度も電力消費もあまり高くならない傾向にあります。
この間、キーボードはほとんど熱くならず、普通に使えます。

負荷をかけたときの温度状況は上記の通りで、キーボードはまったく熱くなってはいませんでした。
また、負荷をかけた時の音についても静かです。。
負荷をかけた時の音についてはサー…という音がわずかに聞こえる程度で、騒音計で測定すると大体25~30dbの数値になっていました。

騒音目安については以下の通りです。
騒音値(db) | めやす |
50db | 大きく聞こえる。静かな事務所 |
40db | 聞こえるが会話に支障なし。図書館、静かな住宅地の昼 |
30db | 小さく聞こえる。郊外の深夜、ささやき声 |
20db | ほとんど聞こえない。ささやき |
負荷をかけても、音はさほど気になりません。熱のほうは、まったく熱くなりませんでした。
HP Pavilion 16-afのレビュー評価まとめ

評価まとめ
各作業のレビュー結果は以下の通りです。
Web閲覧 | ◎(快適) |
---|---|
Office系事務作業 | ◎(快適) |
動画鑑賞 | ◎(快適) |
Web会議 | ◎(快適) |
SNS・ブログ | ◎(快適) |
プログラミング | ◎(快適) |
画像・写真編集 | △(ディスプレイ品質が物足りない) |
動画編集 | ×~△(動画編集向きではない) |
ゲーム | ×(ゲーム向きではない) |
ノートパソコン自体の質感、デザイン、耐久性、キーボード、持ち運びやすさ、コスパなどのレビュー結果は以下の通りです。
各項目をS~Dで評価しました。Sが一番高い評価です。Bが70点程度として評価しています。
比較項目 | HP Pavilion 16-af |
CPU | Intel Core Ultra 7 155U |
CPU性能(PassMark) | B+(実測18956) |
CPUグラフィック性能(3DMark) | B-(実測5401) |
メモリ | 16GB |
ディスプレイ総合評価 | B |
ディスプレイ種類 | IPS |
サイズ | 16インチ |
アスペクト比 | 16:10 |
ディスプレイ解像度 | B(1920×1200) |
ディスプレイ輝度 | B (300nit) |
ディスプレイ色域 | C(sRGB63%) |
ボディ質感 | B+ |
キーボード | B+ |
重さ・持ち運びやすさ | C-(実測1721g) |
インターフェイス | B+ |
USB-A | 〇(2) |
USB-C | 〇(2) |
USB-C充電 | 〇 |
USB-C映像出力 | 〇 |
HDMI | 〇 |
Webカメラ | 1080p フルHD IR カメラ |
プライバシーシャッター | 〇 |
バッテリー | B-(59Whr 実測6:00) |
認証 | 顔認証 |
その他機能 | タッチパネル |
価格・コスパ | C+(13.48万円) |
おすすめ度 | B |
全体的に標準的な性能とスペックです。
Intel Core Ultra 7構成はあまりコスパが良くないので、Intel Core Ultra 5構成のほうがおすすめです。
HP Pavilion 16-afの良い点

- 16インチの大画面でタッチパネル
- キーボードがテンキーありで配置も綺麗
16インチの大画面でタッチパネル、キーボードがテンキーありで配置も綺麗と、事務作業用途に向きます。
HP Pavilion 16-afの注意点
- 性能はそこそこでクリエイティブワークに向かない
- ディスプレイの色域が狭い

全般的に標準的な性能や品質を持つ機種ですが、クリエイティブワークに向くような性能はありません。
またディスプレイの色域も広くはなく、10万円を超える価格からするとディスプレイは品質は物足りないです。
このノートパソコンを購入するのに向く方

- 大画面でテンキーありのノートパソコンがそこそこの価格で欲しい人向け
- 事務作業用途メインで使いたい人向け
大画面でテンキーありと、一般的な事務作業用途で使う人向きのノートパソコンです。
クリエイティブワークには向きませんのでそこは注意点です。
すべてがオーソドックスで標準的な機種なので、初心者向きでもあるでしょう。
私のように、ある程度クリエイティブワークもしたいとか、たまに持ち運びたいという人には向きませんが、大画面で文字は見やすいので、事務作業を見やすい画面でやりたいという人には向く機種でしょう。
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