DELLの個人向けノートパソコンフラッグシップモデル
DELL XPS 13(9350-Intel)
をデルアンバサダープログラムより借用しましたので実機レビューを書きます。



レビュー機のマシンのスペック以下の通りです。
- CPU:インテル® Core™ Ultra 7 258V
- メモリ:32GB LPDDR5X
- 512GB SSD
- 13.4インチ, タッチ, 3K, OLED, 400 nits, フレームレス
- 重さ1.19kg(実測値)
DELL XPSシリーズは、DELLの個人向けハイエンド機種、クリエイター向きの高性能、高品質なノートパソコンになります。
XPSシリーズの特徴として、とてもデザインが美しい、という特長があります。

XPSシリーズは、後継のDELL Premiumシリーズが発売されていますが、後継は14インチと16インチしかまだなく、13インチサイズはまだこのXPS 13 9350が最新です。

どんな人向けの機種かというと
- 高品質・高性能で持ち運びできるモバイルノートパソコンが欲しい
- デザインが綺麗特で特別感のあるノートパソコンが欲しい
- Macのようなデザインが良い機種が欲しいけどWindowsが良い
上記の人向きの機種と言えます。
高性能高品質で軽く、持ち運びできるというのは当然で、かつ、デザインが綺麗で特別なノートパソコンが欲しいという人におすすめできます。
今回実機を触ってみて、このデザインの美しさや完成度の高さが素晴らしく、少々高くても良いから欲しいな、と感じさせるくらい完成度の高いノートパソコンです。
MacBook Airと比較しても完成度や高級感は互角と感じるような出来栄えで、Macのようなデザインが良い機種が欲しいけどWindowsが良い、という人にもお勧めできます。
XPS 13
OS | Windows11 Home, Pro(64bit) |
CPU | インテル® Core™ Ultra 7 258V |
メモリ | 32GB LPDDR5X |
ストレージ | 512GB~1TB SSD |
ディスプレイ1 | 13.4インチ, 非タッチ, 2K, 30-120Hz, 500 nits, InfinityEdge |
ディスプレイ2 | 13.4インチ, タッチ, 3K, OLED, 400 nits, フレームレス |
ディスプレイ3 | 13.4インチ, タッチ, 2.5K, 30-120Hz, 500 nits, InfinityEdge |
重量 | 約 1.18kg~1.22kg |
サイズ | 約 295.3×199.1×14.80mm(最薄部) |
バッテリー | 55Whr |
価格 | 22万円台~ |
DELL XPS 13(9350-Intel) 特徴とおすすめポイント

総合評価
各項目をS~Dで評価しました。Sが一番高い評価です。
比較項目 | DELL XPS 13 9350-Intel |
CPU | Intel Core Ultra 7 258V |
CPU性能(PassMark) | B+(実測20074) |
グラフィック性能(3DMark FireStrike) | A(8933) |
メモリ | 32GB |
ディスプレイ総合評価 | S+ |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
サイズ | 13.4インチ |
アスペクト比 | 16:10 |
ディスプレイ解像度 | 2880×1800 |
ディスプレイ輝度 | 400nit |
ディスプレイ色域 | 100%DCI-P3 |
ボディ質感 | S+ |
キーボード | B+ |
重さ・持ち運びやすさ | B+ (実測1195g) |
インターフェイス | C |
USB-A | × |
USB-C | 〇(2) |
USB-C充電 | 〇 |
USB-C映像出力 | 〇 |
HDMI | × |
Webカメラ | IR&1080p FHDカメラ |
プライバシーシャッター | × |
バッテリー | A (55Whr 実測9:47) |
認証 | – |
その他機能 | タッチパネル(構成による) |
価格・コスパ | B- (24.98万) |
おすすめ度 | A+ |
デザイン、ボディ質感、ディスプレイが今までレビューしてきた中でも最高級品質です。
ギリギリの薄さを実現するためインターフェイスはUSB Type-Cのみと最低限になっています。
CPUにIntel Core Ultra 7 258Vを採用しており、クリエイティブ性能や省電力性能も高いです。
また1195gと比較的軽く持ち運びやすいです。
価格がやや高めなのが難点ですが、この価格なりの価値や特別感は十分にあると考えられ、私自身も欲しいと感じている1台です。
DELL XPS 13(9350-Intel)は美しく特別感がある






DELL XPS 13 9350-Intelは、デザインがとても美しく、特別感のある革新的なノートパソコンです。
DELLはデザインについては実直、悪く言えば地味な印象があったので、DELLからこのようなノートパソコンが発売されることが驚きです。
外観は本当に格好良くて美しく
- 美しいアルミボディ
- 極限まで狭いベゼル
- 薄くてコンパクトなボディ
- スキマのないキーボード
- タッチパッドがシームレス
- ファンクションキーがタッチ式
という特徴があります。

アルミボディの外観は美しく、ディスプレイのベゼルも極限まで狭く、スタイリッシュです。
ボディも薄くてベゼルも狭いのでコンパクトです。
また最大の特徴はこのキーボードで、スキマがほぼなく美しいくらいに敷き詰められたキー配置です。

スキマがほぼないので、素早く打鍵するときに引っ掛かりを感じることがありますが、打鍵感は比較的良好です。
またファンクションキーがタッチ式、タッチパッドがデザイン上シームレスで枠がないというのも普通のノートパソコンにはないデザインです。
ロマンやとてつもないこだわりを感じるデザインで特別感があり、私はかなり好きです。
DELL XPS 13 9350-Intelはディスプレイも最高級
DELL XPS 13 9350-Intelは、ディスプレイの品質も素晴らしいです。OLEDかつ3Kの高解像度のディスプレイを選択できます。しかもタッチパネルです。


上記はレビュー機のディスプレイの写真を撮ったもので、すごく発色が良く綺麗でした。
またタッチパネルも搭載しています。
DELL XPS 13(9350-Intel) のスペック
XPS 13
OS | Windows11 Home, Pro(64bit) |
CPU | インテル® Core™ Ultra 7 258V |
メモリ | 32GB LPDDR5X |
ストレージ | 1TB SSD |
ディスプレイ1 | 13.4インチ, 非タッチ, 2K, 30-120Hz, 500 nits, InfinityEdge |
ディスプレイ2 | 13.4インチ, タッチ, 3K, OLED, 400 nits, フレームレス |
重量 | 約 1.18kg~1.22kg |
サイズ | 約 295.3×199.1×14.80mm(最薄部) |
バッテリー | 55Whr |
価格 | 22万円台~ |
DELL XPS 13(9350-Intel) の価格
DELL XPSの価格は、18.78万円からとなります。
レビュー機は有機ELを搭載した構成で、カスタマイズで選ぶことになり24.98万円でした。

似たようなコンセプトおよび性能の機種に、HP OmniBook X Fiip 14-fm
があります。

こちらはベース構成が13.98万、ハイエンド構成でも17.98万円と安いです。
ボディ質感や格好良さはDELL XPSのほうが上ですが、コスパはHPのほうが良いのでこちらもチェックしてみましょう。
Intel版
OS | Windows 11 Home |
CPU | インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 226V, インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 258V |
メモリ | 16 ~ 32GB |
グラフィックス | インテル® Arc™ グラフィックス 130V, 140V |
ディスプレイ | 14.0インチ・2.8K・OLED タッチディスプレイ (2880×1800 / 16:10 / 400nit / DCI-P3 100% / 48~120Hz / 最大10.7 億色) |
SSD | 512 GB ~ 1TB SSD |
無線LAN | IEEE802.11be(Wi-Fi 7)、Bluetooth 5.4 |
電源 | 65W USB Type-C™ スリムACアダプター (動作電圧:100-240 VAC、動作周波数:50-60 Hz) |
外形寸法 | 約 313 × 218× 14.6-16.9 mm |
駆動時間 | 最大17時間30分 |
重量 | 1.39kg |
その他 | HP リチャージャブル MPP2.0 アクティブペン |
価格 | 14万円台~ |
レビュー動画も作成しています。
DELL XPS 13(9350-Intel) の外観と機能
外観・デザイン・質感






外観は前述の通り本当に美しくて素晴らしいです。
ボディはアルミで高級感があり、ディスプレイのベゼルも狭く、ボディはスリムでスタイリッシュです。

またキーボードのキーが、とてもきれいに配置されており美しいデザインをしています。
タッチパッドの枠やファンクションキーもないため、見た目は本当にきれいです。
こちらは外観を動画に撮ったものです。ものすごく美しくてスタイリッシュであることが少しでも伝われば、というところです。
重さ

実測値は1195gでした。
13インチのノートパソコンとしては比較的軽く、持ち運びもしやすいです。

アダプターは出力65Wで159gとなり、純正としては結構軽いです。
本体実測値 | 1195g |
---|---|
アダプター | 159g |
持ち運びも考慮するなら、電源アダプターはUSB Type-C対応の軽量でコンパクトなものを買ってしまったほうがよいと思います。私も購入しています。

ディスプレイ

ディスプレイ1 | 13.4インチ, 非タッチ, 2K, 30-120Hz, 500 nits, InfinityEdge |
ディスプレイ2 | 13.4インチ, タッチ, 3K, OLED, 400 nits, フレームレス |
ディスプレイ3 | 13.4インチ, タッチ, 2.5K, 30-120Hz, 500 nits, InfinityEdge |
13.4インチ解像度2.8Kの有機ELディスプレイです。
上記3種類から選ぶことができます。
有機ELディスプレイはとても綺麗で、見やすさも優れています。タッチ式ですが反射防止ディスプレイのようで文字の見やすさも抜群です。
Lenovo ThinkBook 14 Gen 8(IPS)

Lenovo Yoga 7 Gen10 (有機EL)

DELL XPS 13 9350

上の写真は一般的な色域のIPS液晶との比較で、ディスプレイの品質はとても良いです。

有機ELディスプレイの中でもトップクラスに綺麗で見やすいディスプレイです。
キーボード

上述の通りスキマなくきれいに埋め尽くされたキー配置で、デザインはとてもきれいです。
またタッチパッドの枠がない、ファンクションキーがボタンでなくタッチ式というのも大きな特徴です。

キーストロークは深めで、打鍵感は良好です。
キーボードで点数をつけるなら80点~85点くらいで、比較的打ちやすいキーボードです。

タイピング結果でも、A+の結果となり、普段使っているPCとほとんど変わらない結果となっており、特に打ちにくいということもなく、普通に打ちやすいキーボードでした。
タッチパッドは枠がないタイプですが使いやすかったです。タッチパッドの操作感もとても良好でした。

キーボードバックライトも搭載しています。fnキーを押すことでファンクションキーの表示を変えることができます。
インターフェイス


インターフェイスは
Thunderbolt™ 4 (USB Type-C™)(Power Deliveryと DisplayPortに対応)
が左右に1つずつのみと、薄型を実現するためか、割りきった構成になっています。
そのためマウスやディスプレイを使うときはUSB Type-CかBluetooth対応のものか、変換機を使うかなどの対応が必要になることに注意してください。
4Kモニターにも接続してみて問題なくディスプレイ出力可能でした。

バッテリー駆動時間のチェック
バッテリーは55Whrと、標準的なバッテリー容量です。
以下の条件にてバッテリー駆動時間のチェックを行いました。
- 輝度MAX
- youtube動画流しっぱなし
メーカー公称時間 | 55Whr 公表値なし |
---|---|
残量0%まで | 9時間47分 |
バッテリー持ちはかなり良かったです。
電源環境のない持ち運び用途にも、全く問題なく使うことができます。
カメラ

カメラのスペックは、1080p (30 fps)フルHD RGBカメラとなります。カメラ性能はまずまず良いです。

ノートパソコンのカメラで写真を撮りました。
映りは綺麗でWeb会議も問題ないでしょう。
スピーカー

スピーカーの音質は主観ですが良いです。
レノボYoga 770が10点とすると、9点~10点くらいです。
ノートパソコンスピーカーを聞き比べてみて、レノボYoga 770のスピーカーはかなり優秀ということが分かっており、Yoga770とほぼ同じか少し劣るかな、という印象です。
無線速度のテスト
自宅のWiFiは、11ac(Wi-Fi5)で5.0GHzを使用していますが、同じ部屋で計測してみたところ、540Mbpsと十分な速度が出ていました。
機種 | 無線速度 |
ThinkBook 13x Gen2 | 400Mbps |
ThinkBook 14 Gen8 | 490Mbps |
Yoga 6 Gen8 | 510Mbps |
DELL XPS 13 Plus | 510Mbps |
ThinkPad X9 14 Gen 1 | 510Mbps |
Legion 5i Gen9 | 520Mbps |
Yoga 7 Gem10 | 530Mbps |
DELL XPS 13 9350 | 540Mbps |
HP Envy x360 14-fc | 550Mbps |
ThinkPad X1 Carbon Gen13 | 530Mbps |
IdeaPad Sim 5 Light Gen10 | 550Mbps |
Yoga Pro 7i Gen10 | 550Mbps |
HP OmniBook x Flip 14-fm | 550Mbps |
IdeaPad 5x 2-in-1 Gen9 | 560Mbps |
Yoga Slim 7x Gen9 | 560Mbps |
Lenovo LOQ 15AHP10 | 560Mbps |
HP Pavilion Aero 13-be | 580Mbps |
HP OmniBook Ultra 14-fd | 580Mbps |
HP OmniBook x Flip 14-fk | 590Mbps |
IdeaPad Sim 5 Gen10 | 610Mbps |
Legion Pro 5i Gen8 | 610Mbps |
1Fに無線LANルーターがあるところ、2Fで計測しても440Mbpsの速度が出ており受信感度も良好です。
DELL XPS 13(9350-Intel) の性能・処理速度

パソコン処理性能を計測する上でメジャーな、以下のベンチマークソフトを使って計測した結果を紹介していきます。
- PassMark
- CineBench R23/2024
- PCMARK10
- Crystal DiskMark(ディスク速度)
また、ゲーミング性能についても、これもメジャーな以下のベンチマークソフトを使って計測します。
- FF14(中量級3D)
- FF15(重量級3D)
- モンスターハンターワイルズ(超重量級3D)←グラフィック性能が高いマシンのみ計測
- 3DMark
画像編集性能については、画像編集ソフトRawTherapeeでRAW現像10枚の書き出し時間を計測しました。
- RawTherapeeでのRAW現像時間
動画編集性能については、動画編集ソフトDavinci ResolveでフルHDのyoutube動画書き出し時間を計測しました。
- Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し
AI性能もみるため、以下の計測や検証も行っています。
- ローカルLLM(大規模言語モデル)を構築しての生成AIプログラミング検証
計測結果については、電源に接続してパフォーマンスで計測しています。
PassMarkは、バランスでの計測も行っています。
CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア(マルチ) |
Intel Core i7-14650HX | 34927 |
Intel Core Ultra 9 285H | 32991 |
Ryzen AI 9 HX 375 | 31950 |
Intel Core i7-13650HX | 30619 |
Intel Core Ultra 7 255H | 30277 |
Intel Core Ultra 5 225H | 29861 |
Ryzen AI 9 365 | 29163 |
Ryzen 7 8845HS | 28671 |
AMD Ryzen AI 7 350 | 24575 |
Ryzen 7 8840HS | 24445 |
Core Ultra 7 155H | 24950 |
AMD Ryzen AI 7 250 | 24050 |
Ryzen 7 8840U | 23821 |
Ryzen 7 7735HS | 23722 |
Ryzen 5 8645HS | 22787 |
Core Ultra 5 125H | 21300 |
Ryzen 5 8640U | 20772 |
AMD Ryzen AI 5 340 | 20272 |
Intel Core Ultra 5 225U | 19301 |
Intel Core Ultra 7 258V | 19160 |
Intel Core Ultra 5 226V | 18789 |
Core Ultra 7 155U | 16759 |
Core Ultra 5 125U | 17413 |
Ryzen 7 7735U | 21082 |
Core i5-1340P | 20106 |
Core i7-1360P | 19600 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Ryzen 5 7535HS | 18312 |
Core i7-1260P | 17257 |
Core i5-1240P | 17345 |
Core 5-120U | 17292 |
Ryzen 5 7535U | 17123 |
Core i5-1335U | 16814 |
Ryzen 5 7530U | 15434 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Core i3-1315U | 13755 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Ryzen 5 7520U | 9489 |
Intel N100 | 5657 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、スコア10000以上あると十分快適に使えます。
15000以上のCPUを選ぶと、4年は快適に使えるでしょう。
Intel Core Ultra 7 258Vは、数値上のピーク性能はさほどではないように見えますが、グラフィック性能とシングルスレッド性能がトップクラスに高く、その分クリエイティブワーク用途に効くので優秀なCPUです。
PassMark
電源接続時(バランス)

電源接続時(パフォーマンス)

バッテリー駆動

PassMarkスコアは、マルチスレッドはそこそこですが、シングルスレッドのスコアが高いです。
マルチ/シングル | バランス | パフォーマンス | バッテリー |
マルチスレッド | 18485 | 20075 | 19850 |
シングルスレッド | 4087 | 4004 | 3799 |
バッテリー駆動でも性能はほとんど落ちませんでした。電源なし環境でも優秀です。
他の主流CPUの実測値と比較しました。
CPU | マルチスレッド | シングルスレッド |
Intel Core i7-14650HX | 39013 | 3900 |
Intel Core Ultra 9 285H | 38368 | 4726 |
Ryzen AI 9 HX 375 | 37145 | 4068 |
Core i7-13700HX | 36225 | 3955 |
Core Ultra 7 155H | 32740 | 3846 |
Ryzen AI 9 365 | 32104 | 4065 |
Intel Core Ultra 5 225H | 30074 | 4375 |
AMD Ryzen AI 7 350 | 27542 | 4082 |
AMD Ryzen AI 7 250 | 27845 | 3933 |
AMD Ryzen 7 8840HS | 27215 | 3796 |
AMD Ryzen 7 6800H | 25955 | 3458 |
AMD Ryzen 5 8645HS | 24604 | 3858 |
Intel Core Ultra 7 258V(他機種) | 22244 | 4367 |
Intel Core Ultra 7 258V(当機種) | 20075 | 4004 |
Intel Core Ultra 7 155H | 24100 | 3845 |
Intel Core Ultra 5 125H | 24554 | 3636 |
Intel Core Ultra 5 225U | 22342 | 3755 |
Ryzen 7 7735HS | 24988 | 3461 |
Ryzen 7 8840HS(HP) | 23729 | 3926 |
Ryzen 7 8840U | 23428 | 3822 |
Ryzen 5 8640U | 22006 | 3585 |
Core i5-1340P | 21578 | 3742 |
Intel Core Ultra 5 226V | 20109 | 4092 |
Core Ultra 7 155U | 18956 | 3842 |
Core Ultra 5 125U | 19263 | 3499 |
Core i7-1260P | 21696 | 3540 |
Ryzen 7 6800U | 21461 | 3459 |
Ryzen 7 7735U | 21278 | 3419 |
Ryzen 7 7730U | 21446 | 3258 |
Ryzen 7 5800U | 18644 | 3108 |
Ryzen 5 7535HS | 17337 | 3148 |
Core i5-1335U | 17694 | 3684 |
Ryzen 5 7530U | 16775 | 3269 |
Core i5-1235U | 16601 | 3465 |
Ryzen 5 5625U | 16933 | 3138 |
Core i7-1250U | 13518 | 3557 |
Core i7-1165G7 | 11005 | 3142 |
13.3インチ薄型のモバイルノートパソコンのためか他機種で計測した結果より少し劣っていますが、十分な性能です。
CineBench R23/2024

マルチコアスコア:9489
シングルコアスコア:1803
マルチコアスコア・シングルコアスコアともに、高めの性能でした。
ほかの主要CPUと比較します。
CPU | マルチコア | シングルコア |
Intel Core i7-14650HX | 21571 | 2011 |
Core i7-13700HX | 19558 | 1656 |
Ryzen AI 9 HX 375 | 18428 | 1935 |
Intel Core Ultra 9 285H | 18122 | 1938 |
Ryzen AI 9 365 | 16240 | 1929 |
AMD Ryzen AI 7 350 | 14899 | 1962 |
AMD Ryzen AI 7 250 | 14946 | 1763 |
Intel Core Ultra 5 225H | 14311 | 1860 |
Ryzen 7 8840HS | 13246 | 1690 |
Ryzen 7 6800H | 13505 | 1481 |
Ryzen 5 8645HS | 12767 | 1743 |
Ryzen 7 8840U | 11881 | 1674 |
Ryzen 7 8840HS(HP) | 11421 | 1677 |
Ryzen 7 7735HS | 11953 | 1506 |
Core i5-13500H | 11027 | 1779 |
Core Ultra 5 125H | 10967 | 1653 |
Core Ultra 7 258V(他機種) | 9768 | 1831 |
Core Ultra 7 258V(当機種) | 9489 | 1803 |
Ryzen 5 8640U | 10266 | 1695 |
Core Ultra 7 155H | 9702 | 1788 |
Ryzen 7 6800U | 11620 | 1481 |
Core i5-1340P | 9301 | 1714 |
Core Ultra 5 125U | 9201 | 1550 |
Core Ultra 7 155U | 7749 | 1760 |
Ryzen 7 7735U | 9250 | 1515 |
Ryzen 7 7730U | 9411 | 1423 |
Core i7-1260P | 9158 | 1481 |
Ryzen 5 5625U | 8064 | 1390 |
Ryzen 5 7535HS | 7025 | 1276 |
Core i5-1235U | 6961 | 1461 |
Core i7-1165G7 | 4122 | 1383 |

CineBench2024のスコアは以下でした。
マルチコア:561
シングルコア:114
CPU | マルチコア | シングルコア |
Intel Core i7-14650HX | 1257 | 115 |
Ryzen AI 9 HX 375 | 1100 | 114 |
Intel Core Ultra 9 285H | 1035 | 124 |
Ryzen AI 9 365 | 1016 | 113 |
AMD Ryzen AI 7 350 | 821 | 114 |
AMD Ryzen AI 7 250 | 824 | 102 |
Intel Core Ultra 5 225H | 818 | 118 |
Intel Core Ultra 7 258V | 561 | 114 |
Ryzen 5 8645HS | 734 | 104 |
Ryzen 7 6800U | 631 | 85 |
PCMARK10
PCMARK10は、実際のアプリケーションを使用したベンチマークソフトで、実際にパソコンを使った時の作業快適性を計測するのに適しているといわれているベンチマークです。
測定結果は以下の通りです。

トータルスコア:6941
トータルスコアですが非常に高い結果でした。
Essentials:9969(快適めやす4100)
Essentialsはパソコン基本性能の測定結果です。
快適めやすは4100なので、極めて高いスコアです。
実際に使ってみてもレスポンスは極めて快適です。
Productivity:9537(快適めやす4500)
ProductivityはOfficeなどビジネス系アプリの速度で、これも極めて高いスコアです。
Digital Contents Creation:9545
Digital Contents Creationは画像編集や動画編集などの性能を表すスコアです。高いスコアです。
参考までに他の結果をのせておきます。
CPU | トータルスコア |
Ryzen AI 9 HX 375 | 7751 |
Intel Core Ultra 9 285H | 7615 |
Intel Core i7-14650HX | 7559 |
AMD Ryzen AI 7 350 | 7455 |
Intel Core Ultra 7 258V | 6941 |
Ryzen 5 8645HS | 6865 |
Intel Core Ultra 5 225H | 6762 |
Ryzen 7 8840HS | 6600 |
Intel Core Ultra 7 155H | 6465 |
Intel Core Ultra 5 226V | 6338 |
Intel Core Ultra 5 225U | 5985 |
Intel Core Ultra 7 155U | 5915 |
Crystal DiskMark

当機種は超高速なSSDを搭載しています。
シーケンシャルリードが500あり、まずまず高速です。
機種 | シーケンシャルリード |
レノボThinkPad X1 Carbon Gen13 | 13656 |
レノボThinkPad X13 Gen6 | 7223 |
HP Envy 14-fc(2024年式) | 7142 |
Lenovo Legion 5i Gen9 | 6984 |
HP OmniBook Ultra 14-fd | 6912 |
ThinkBook 14 Gen 8 Arrow Lake(14型 Intel) | 6710 |
Lenovo LOQ 15AHP10 | 6705 |
HP OmniBook Ultra Flip 14-fh | 6618 |
レノボ ThinkPad X9 14 Gen 1 | 6610 |
レノボIdeaPad Slim 5 Light Gen10 | 6602 |
DELL XPS 13 Plus | 6589 |
レノボYoga 7 Gen10 | 6571 |
レノボLegion Pro 5i Gen8 | 6569 |
HP OmniBook X Flip 14-fm | 6207 |
レノボThinkBook 14 Gen 7 | 6186 |
レノボYoga Slim 7i | 6185 |
HP OmniBook X Flip 14-fk | 5863 |
HP Envy 13-bf(2022年式) | 5332 |
レノボYoga Pro 7 Gen9 | 5177 |
レノボIdeaPad Slim 5 Gen10 | 5095 |
レノボYoga 7i Gen8 | 5091 |
DELL XPS 13 9350 | 5086 |
HP Pavilion Aero 13-be(2023年式) | 5045 |
レノボYoga 7i Gen9 | 5054 |
HP EliteBook 635 Aero G11 | 5027 |
レノボYoga 7 Gen9 | 5022 |
HP Envy 14-fa(2024年式) | 5000 |
レノボIdeaPad Pro 5i Gen9 | 4996 |
HP Pavilion Aero 13-bg | 4930 |
レノボThinkPad X1 Gen12 | 4773 |
レノボ ThinkPad X9 15 Gen 1 | 4051 |
レノボThinkPad X1 Gen11 | 3888 |
レノボThinkBook 13x Gen2 | 3603 |
HP Pavilion 16-af | 3593 |
HP Envy 13-ay(2021年式) | 3500 |
FF14 黄金のレガシー ベンチマーク(中~重量級3D)

標準品質(ノートPC)でやや快適の結果となりました。
CPU | スコア |
Intel Core i7-14650HX+RTX4060(高品質) | 20945 |
AMD Ryzen 7 250+RTX5060(高品質)メモリ16GB | 14775 |
Intel Core Ultra 7 258V(レノボYoga) | 9373 |
Intel Core Ultra 9 285H | 8715 |
Intel Core Ultra 7 155H | 8687 |
Intel Core Ultra 7 258V(別機種) | 8190 |
Intel Core Ultra 5 226V | 7606 |
AMD Ryzen AI 9 365 | 7422 |
Intel Core Ultra 7 258V(当機種) | 7242 |
AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 7150 |
AMD Ryzen AI 7 350 | 6276 |
Intel Core Ultra 5 225H | 6245 |
AMD Ryzen 5 7535HS | 5496 |
AMD Ryzen 5 8645HS | 5270 |
AMD Ryzen 7 7735HS | 5130 |
Intel Core Ultra 5 225U | 4954 |
AMD Ryzen 7 8840HS | 4750 |
AMD Ryzen 7 8840U | 4848 |
AMD Ryzen 5 8640U | 4843 |
Intel Core Ultra 7 155U | 4271 |
Intel Core Ultra 5 125U | 3732 |
FF15ベンチマーク(重量級3D)

軽量品質でやや快適の結果となりました。
CPU | スコア |
Intel Core i7-13700HX+RTX4070(標準) | 15852 |
AMD Ryzen 7 250+RTX5060(高品質)メモリ16GB | 11280 |
Intel Core i7-14650HX+RTX4060(高品質) | 10362 |
AMD Ryzen AI 9 365 | 5798 |
Intel Core Ultra 7 258V(軽量)(別機種) | 5423 |
AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 5097 |
Intel Core Ultra 7 258V(当機種) | 4840 |
Intel Core Ultra 9 285H (軽量) | 4779 |
AMD Ryzen 7 8840HS(軽量) | 4719 |
Intel Core Ultra 5 226V(軽量) | 4636 |
Intel Core Ultra 7 155H(軽量) | 4188 |
AMD Ryzen 5 8645HS(軽量) | 4014 |
AMD Ryzen 7 8840U(軽量) | 3977 |
Intel Core Ultra 5 125H(軽量) | 3808 |
Intel Core Ultra 5 225H(軽量) | 3743 |
AMD Ryzen 5 8640U(軽量) | 3589 |
Intel Core i5-13500H(軽量) | 2875 |
AMD Ryzen 7 7735U(軽量) | 3470 |
AMD Ryzen 5 7535HS(軽量) | 2979 |
Intel Core Ultra 7 155U(軽量) | 2897 |
Intel Core Ultra 5 255U(軽量) | 2616 |
Intel Core i7-1260P(軽量) | 2486 |
Intel Core Ultra 5 125U(軽量) | 2333 |
Intel Core i7-1250U(軽量) | 2309 |
3DMark ベンチマーク

Fire Strikeのグラフィックスコアは8933でした。
Fire Strikeのスコア目安は以下の通りです。
めやすとしてはGeForce GTX 1650、1060がエントリー向けグラフィックボードとなります。
グラフィックボード | 3DMark Fire Strike |
GeForce RTX 3080 Ti | 38323 |
GeForce RTX 3080 | 36176 |
GeForce RTX 5060 Laptop | 33114 |
GeForce RTX 4070 Laptop | 27898 |
GeForce RTX 4060 Laptop | 27541 |
GeForce RTX 3060 | 20764 |
GeForce RTX 4050 Laptop | 18579 |
GeForce RTX 3050 Ti | 14911 |
GeForce GTX 1060 | 12500 |
Intel Core Ultra 9 285H(CPU内蔵) | 10702 |
Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵) | 9747 |
Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)(別機種) | 9702 |
AMD Ryzen AI 9 365 | 9675 |
AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 9617 |
GeForce GTX 1650 | 9000 |
Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)(当機種) | 8933 |
Intel Core Ultra 5 226V(CPU内蔵) | 8553 |
AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) | 8503 |
Intel Core Ultra 5 125H(CPU内蔵) | 8488 |
Intel Core Ultra 5 255H(CPU内蔵) | 7807 |
AMD Ryzen 7 8840U(CPU内蔵) | 7600 |
AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) | 7495 |
AMD Ryzen AI 7 350(CPU内蔵) | 7242 |
AMD Ryzen 5 8645HS(CPU内蔵) | 6771 |
AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) | 6666 |
AMD Ryzen 5 8640U(CPU内蔵) | 6376 |
AMD Ryzen 7 7735HS(CPU内蔵) | 6261 |
Intel Core Ultra 7 155U(CPU内蔵) | 5401 |
Intel Core i5-13500H(CPU内蔵) | 5237 |
AMD Ryzen 5 7535U(CPU内蔵) | 5103 |
Intel Core i5-1340P(CPU内蔵) | 5000 |
Intel Core Ultra 5 125U(CPU内蔵) | 4955 |
Intel Core Ultra 5 225U(CPU内蔵) | 4922 |
Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) | 4462 |
AMD Ryzen 5 7535HS(CPU内蔵) | 4419 |
AMD Ryzen 7 7730U(CPU内蔵) | 4000 |
AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) | 3288 |
まずまず高いグラフィック性能ですが、Intel Core Ultra 7 258VなどのCPUと比較すると少し劣ります。
Time Spyのスコアは3545でした。

グラフィックボード | 3DMark Time Spy |
AMD Ryzen 7 250+RTX5060 | 12218 |
Intel Core i7-14650HX+RTX4060 | 11163 |
Intel Core Ultra 9 285H | 4099 |
Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)(別機種) | 3887 |
Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵) | 3841 |
AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 3573 |
Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)(当機種) | 3545 |
AMD Ryzen AI 9 365 | 3558 |
Intel Core Ultra 5 226V(CPU内蔵) | 3471 |
Intel Core Ultra 5 255H(CPU内蔵) | 3149 |
AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) | 2912 |
AMD Ryzen AI 7 350(CPU内蔵) | 2749 |
AMD Ryzen 7 8840U(CPU内蔵) | 2588 |
AMD Ryzen 5 8645HS(CPU内蔵) | 2383 |
Intel Core Ultra 5 225U(CPU内蔵) | 2108 |
Intel Core Ultra 7 155U(CPU内蔵) | 2042 |
Intel Core Ultra 5 125U(CPU内蔵) | 1952 |
AMD Ryzen 7 7735HS(CPU内蔵) | 1790 |
AMD Ryzen 5 7535HS(CPU内蔵) | 1279 |
モンスターハンターワイルズベンチマーク

グラフィック設定中でも、設定変更を推奨となります。
参考までに他機種での結果を載せますが、外部GPUなしで遊ぶのはまず無理と考えてよいです。
グラフィックボード | スコア |
AMD Ryzen 7 250+RTX5060(高)1920×1080 | 22243/65.14FPS |
Intel Core i7-14650HX+RTX4060(高)2560×1200 | 14093/82.55FPS |
Intel Core Ultra 7 258V(中)1920×1080 | 7409/21.70FPS |
Intel Core Ultra 9 285H(中) | 6610 |
AMD Ryzen AI 7 350(中) | 5774 |
Intel Core Ultra 5 225H(中) | 5398 |
RawTherapeeでのRAW現像時間
フリーの画像編集ソフトRawTherapeeを使って、スマホで撮影したRAW画像10枚のRAW現像にかかる時間を測定しました。
CPU | 時間 |
Intel Core i7-14650HX | 9秒 |
AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 9秒 |
AMD Ryzen AI 9 365 | 10秒 |
Intel Core Ultra 9 285H | 11秒 |
Intel Core i7-13700HX | 11秒 |
AMD Ryzen 7 8840HS | 12秒 |
AMD Ryzen AI 7 350 | 13秒 |
AMD Ryzen 7 7735HS | 13秒 |
AMD Ryzen 7 8840U | 13秒 |
Intel Core Ultra 7 155H | 13秒 |
Intel Core i5-13500H | 13秒 |
Intel Core i5-1340P | 13秒 |
Intel Core Ultra 5 225H | 14秒 |
Intel Core Ultra 5 125H | 14秒 |
Intel Core i7-1260P | 15秒 |
AMD Ryzen 5 8640U | 15秒 |
AMD Ryzen AI 7 250 | 16秒 |
AMD Ryzen 5 8645HS | 17秒 |
Intel Core Ultra 7 258V | 17秒 |
Intel Core i5-1335U | 17秒 |
Intel Core Ultra 5 125U | 18秒 |
Intel Core i5-1235U | 18秒 |
AMD Ryzen 7 7730U | 17秒 |
AMD Ryzen 5 7535HS | 20秒 |
Intel Core Ultra 7 155U | 20秒 |
Intel Core i7-1250U | 21秒 |
書き出し速度は速かったです。
Davinci ResolveでのYouTube動画書き出し時間

動画編集ソフトDavinci Resolveで、5分45秒のフルHDのYouTube動画書き出し時間にかかった時間を計測しました。
以前までDavinci Resolveバージョン18で計測していたのですがバージョン19が出てしばらく経ったので、19に切り替えて計測しています。
18→19にバージョンアップすることで以前よりもかなり書き出し速度が向上しています。
そのため18での計測結果が比較にならず・・・19での計測結果のみ載せています。
CPU | 時間 |
Intel Core i7-14650HX+GeForce RTX 4060 Laptop | 25秒 |
AMD Ryzen 7 250+GeForce RTX 5060 Laptop メモリ16GB | 35秒 |
Intel Core Ultra 7 155H+GeForce RTX 4050 Laptop | 38秒 |
Intel Core Ultra 9 285H | 48秒 |
Intel Core Ultra 7 258V(他機種) | 52秒 |
AMD Ryzen AI 9 365 | 54秒 |
AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 57秒 |
Intel Core Ultra 7 258V(当機種) | 59秒 |
AMD Ryzen AI 7 350(他機種) | 1分9秒 |
AMD Ryzen 7 7735HS | 1分11秒 |
AMD Ryzen 5 8645HS | 1分16秒 |
Intel Core Ultra 5 226V | 1分17秒 |
Intel Core Ultra 5 225U | 1分22秒 |
Intel Core Ultra 5 225H | 1分24秒 |
AMD Ryzen 7 6800U | 1分32秒 |
AMD Ryzen 5 7535HS | 1分42秒 |
Intel Core Ultra 7 155U | 2分22秒 |
Intel Core Ultra 7 258Vは、マルチスレッドのスコアはそこそこですが、グラフィック性能が高いため、動画編集性能も高いです。
参考までにバージョン18で、4分のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を他CPUで計測した結果も載せておきます。
CPU | 時間 |
Intel Core i7-13700HX+GeForce RTX 4060 | 42秒 |
AMD Ryzen 7 6800H+GeForce RTX 3050 Ti | 48秒 |
Intel Core Ultra 7 155H(16 GB DDR5-5600MT/s (SODIMM) – (2 x 8 GB)・レノボIdeaPad Pro) | 54秒 |
Intel Core i7-13700H+GeForce RTX 4050 | 56秒 |
Intel Core Ultra 5 125H | 1分02秒 |
Intel Core Ultra 7 258V(レノボYoga) | 1分04秒 |
Intel Core Ultra 7 155H(16 GB DDR5-5600MT/s (SODIMM) – (2 x 8 GB)・HP Spectre) | 1分06秒 |
AMD Ryzen 7 8840U | 1分07秒 |
Intel Core Ultra 7 258V(HP OmniBook) | 1分11秒 |
Intel Core Ultra 7 155H(メモリ16GB) | 1分11秒 |
AMD Ryzen 7 8840HS | 1分16秒 |
Intel Core i5-1340P | 1分17秒 |
AMD Ryzen 7 7735U | 1分18秒 |
AMD Ryzen 7 6800U | 1分18秒 |
AMD Ryzen 5 7535U | 1分22秒 |
AMD Ryzen 5 8640U | 1分23秒 |
Intel Core Ultra 5 125U | 1分26秒 |
Intel Core i7-1260P | 1分28秒 |
AMD Ryzen 7 7730U | 1分29秒 |
Intel Core Ultra 7 155U | 1分36秒 |
Intel Core i5-1235U | 1分40秒 |
Intel Core i5-1335U | 1分48秒 |
AMD Ryzen 7 5800U | 1分56秒 |
Intel Core i7-1250U | 2分22秒 |
ローカル生成AI性能検証
TOPSの性能について
AI性能を測る指標値として「TOPS」という指標値があります。
TOPSとは、「Tera Operations per Second」の略称で、「システムが1秒間に何兆回の演算を実行できるか」を示します。
例えば、10TOPSならば、1秒間に10兆回の演算が実行できるコンピューティングパワーを表します。1秒間に10兆回の演算性能を持つCPUなら、「10TOPS」となります。
CPU | TOPS |
GeForce RTX 4060 | 242 TOPS |
AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 55 TOPS |
AMD Ryzen AI 9 365 | 50 TOPS |
AMD Ryzen AI 7 350 | 50 TOPS |
AMD Ryzen AI 5 340 | 50 TOPS |
Intel Core Ultra 7 258V | 47 TOPS |
Intel Core Ultra 5 226V | 40 TOPS |
AMD Ryzen 7 250 | 16 TOPS |
Intel Core Ultra 9 285H | 13 TOPS |
Intel Core Ultra 7 255H | 13 TOPS |
Intel Core Ultra 5 225H | 13 TOPS |
Intel Core Ultra 5 225U | 12 TOPS |
Intel Core Ultra 7 155H | 11 TOPS |
TOPSの値は上記の通りで、外部GPUが圧倒的に高いのですが、2025年最新のCPUであれば、外部GPUなしでも十分に高い値となっています。
40TOPS以上であれば、マイクロソフトが定義している「Copilot+ PC」の基準を満たすので、40TOPS以上が高いAI性能を持つPCと言えます。
Intel Core Ultra 7 258Vは、47TOPSの性能があり、AI性能は高いです。
ローカルLLM(大規模言語モデル)を用いての生成AIプログラミング検証

AI能力を見るのに、ChatGPTのようなLLM(大規模言語モデル)の簡易版をローカルPCに構築して、生成AIプログラミングを動かす検証を行いました。
ローカルLLMは、Gemma3というGoogleのLLMを活用しています。
Pythonで、ブロック崩しゲームを作ってほしいとリクエストしています。
結果は以下の通りです。
ローカルLLM(Gemma3)でブロック崩しゲームを作るのにかかった時間
CPU+メモリ | 掛かった時間 |
Gemini 2.5 Pro(クラウド) | 35秒 |
Intel Core i7-14650H + GeForcr RTX 4060 + メモリ32GB | 2分6秒 |
AMD Ryzen 7 250 + GeForcr RTX 5060 + メモリ16GB | 3分50秒 |
Intel Core Ultra 9 285H + メモリ32GB | 3分52秒 |
AMD Ryzen AI 7 350 + メモリ32GB | 4分40秒 |
Intel Core Ultra 7 258V + メモリ32GB | 4分54秒 |
Intel Core Ultra 5 225H + メモリ16GB | 5分57秒 |
AMD Ryzen 7 6800U + メモリ16GB | 6分5秒 |
外部GPUよりは遅いですが、CPU単体としてはまあまあ、早い結果となりました。
タスクマネージャーを確認するとNPUは、現時点ではローカルLLMを動かすのにほぼ活用されておらず、外部GPUの有無のほうが性能には重要であるようです。
LM Studioを使ってGPT-OSS-20bを使ってブロック崩しを作成

メモリ32GBあれば、ローカルLLMを動かすためのLM Studio+GPT-OSS-20B(ChatGPTを運営しているOpenAIのローカルLLM最新モデル)を動作させられるので、この環境もPythonのプログラムを作成してもらいました。
CPU+メモリ | 発揮できた性能 |
Intel Core Ultra 7 258V + メモリ32GB | 17.95トークン/秒 |
外部GPUなしとしてはかなりの性能が出ていました。今後もさまざまな環境で試してみます。
排熱性能と静粛性について
CPU負荷をツールでかけてみて、CPU温度と本体の温度、静粛性をチェックしてみました。
パフォーマンスモードで計測しています。
負荷をかけはじめたときの状態です。

負荷をかけ続けた時の状態です。


上記が測定結果ですが、負荷をかけると温度が100度くらいまで上がります。そのあと75度程度で推移します。
CPU電力は、負荷をかけると38W超まで一瞬上がりますがすぐに下がります。
この間、ファンの音は静かで。騒音計で測定すると30~33db程度となっていました。
騒音目安については以下の通りです。
騒音値(db) | めやす |
50db | 大きく聞こえる。静かな事務所 |
40db | 聞こえるが会話に支障なし。図書館、静かな住宅地の昼 |
30db | 小さく聞こえる。郊外の深夜、ささやき声 |
20db | ほとんど聞こえない。ささやき |
温度は高くなりますが、騒音は気になりません。
温度は、キーボードの上側や底面が少し熱くなるので、膝の上などで高負荷作業をする場合は注意しましょう(そんな状況ないと思いますが(^^;)
DELL XPS 13(9350-Intel) のレビュー評価まとめ

評価まとめ
各作業のレビュー結果は以下の通りです。
Web閲覧 | ◎(快適) |
---|---|
Office系事務作業 | ◎(快適) |
動画鑑賞 | ◎(快適) |
Web会議 | ◎(快適) |
SNS・ブログ | ◎(快適) |
プログラミング | ◎(快適) |
画像・写真編集 | ◎(快適) |
動画編集 | 〇(良い) |
ゲーム | △~〇(中量級3DまでならOK) |
モバイル | 〇(持ち運びやすい) |
ノートパソコン自体の質感、デザイン、耐久性、キーボード、持ち運びやすさ、コスパなどのレビュー結果は以下の通りです。
比較項目 | DELL XPS 13 9350-Intel |
CPU | Intel Core Ultra 7 258V |
CPU性能(PassMark) | B+(実測20074) |
グラフィック性能(3DMark FireStrike) | A(8933) |
メモリ | 32GB |
ディスプレイ総合評価 | S+ |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
サイズ | 13.4インチ |
アスペクト比 | 16:10 |
ディスプレイ解像度 | 2880×1800 |
ディスプレイ輝度 | 400nit |
ディスプレイ色域 | 100%DCI-P3 |
ボディ質感 | S+ |
キーボード | B+ |
重さ・持ち運びやすさ | B+ (実測1195g) |
インターフェイス | C |
USB-A | × |
USB-C | 〇(2) |
USB-C充電 | 〇 |
USB-C映像出力 | 〇 |
HDMI | × |
Webカメラ | IR&1080p FHDカメラ |
プライバシーシャッター | × |
バッテリー | A (55Whr 実測9:47) |
認証 | – |
その他機能 | タッチパネル(構成による) |
価格・コスパ | B- (24.98万) |
おすすめ度 | A+ |
デザイン、ボディ質感、ディスプレイが今までレビューしてきた中でも最高級品質です。
ギリギリの薄さを実現するためインターフェイスはUSB Type-Cのみと最低限になっています。
CPUにIntel Core Ultra 7 258Vを採用しており、クリエイティブ性能や省電力性能も高いです。
また1195gと比較的軽く持ち運びやすいです。
価格がやや高めなのが難点ですが、この価格なりの価値や特別感は十分にあると考えられ、私自身も欲しいと感じている1台です。
DELL XPS 13(9350-Intel) の良い点

- デザインが超美しく特別感がある
- ディスプレイが超高品質
- 持ち運び用と性能を高いレベルで両立している
- クリエイティブワークや中量級3Dゲームまでなら対応可能
ボディ外観や質感、ディスプレイがノートパソコン全機種の中でも最高級で特別感があります。
それだけではなくて性能も高く、クリエイティブワークにも使うことができます。
13.4インチで約1.19kgと比較的軽く、持ち運びもしやすく、省電力性能も高いレベルにあります。
DELL XPS 13(9350-Intel) で気になった点
- 価格が高め
- インターフェイスが少ない
高級感がすごく、全体的に高品質、高性能ですが、価格がその分高めです。
あとインターフェイスが少ないので場合によっては変換機が必要になります。
どういう人におすすめ?

- 高品質・高性能で持ち運びできるモバイルノートパソコンが欲しい
- デザインが綺麗特で特別感のあるノートパソコンが欲しい
- Macのようなデザインが良い機種が欲しいけどWindowsが良い
上記の人向きの機種と言えます。
高性能高品質で軽く、持ち運びできるというのは当然で、かつ、デザインが綺麗で特別なノートパソコンが欲しいという人におすすめできます。
今回実機を触ってみて、このデザインの美しさや完成度の高さが素晴らしく、少々高くても良いから欲しいな、と感じさせるくらい完成度の高いノートパソコンです。
MacBook Airと比較しても完成度や高級感は互角と感じるような出来栄えで、Macのようなデザインが良い機種が欲しいけどWindowsが良い、という人にもお勧めできます。
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