※2025年12月26日
既に各メーカーとも値上げや欠品が目立つ状況で、動画を作成しました。
とても残念なお知らせと注意喚起です(汗)
AIデータセンター需要により、メモリとSSDの価格がかつてないほど高騰しており、ノートパソコンが2026年年始にも、大幅値上げされる見込みであることを、レノボ・HP・DELLの各社が公表しています(汗)
年明けから値上げされる可能性が極めて高く、2026年の値上げ予想と、今ならまだ安く買えるノートパソコンについて紹介していきます。
パソコンを近日中に購入予定の場合、早めに動いて、後悔のない買い物ができるようにしましょう!
動画も作成しているので参考にご視聴ください。
メモリ高騰!何が起きている?
年末になり、とにかくパソコンに使うメモリが価格高騰している、というニュースをよく見かけるようになりました。
起こっていることとしては、以下です。
- AI需要高まりによりデータセンター建設が進行中
- AIサーバーにはメモリが大量に必要
- AIに供給するため一般パソコン用のメモリが枯渇
- 一部メーカーは一般消費者向けの製造を終了
今年の急速なAI需要の高まりにより、データーセンター建設が世界中で進行中の状況です。AIサーバーには メモリが大量に必要になります。
AIの言語モデルを動かすには、1台のサーバーに、1TBのメモリを搭載することもあるようです。
そのような状況により、AIサーバーに供給するため 一般パソコン用のメモリが 枯渇してしまっている状況です。
また、一部メーカーは AIサーバーに供給するため、一般消費者向けの製造を終了する、という状況にもなっています。
Crucialブランドのメモリは、一般消費者向けから撤退すると公表しており、その結果、メモリがとんでもなく、高騰しています(汗)
そのような背景から、メモリ価格が急激に高騰しています。また、AIサーバーに供給しているSSDも、不足し 高騰している状況です。
ノートパソコンの価格はいつ上がる?
それでは、ノートパソコンの価格は、いつ上がってしまう見込みなのか?
現在の状況は以下です。
- 2025年12月中旬現在、まだ上がっていない
- 各メーカーとも値上げは避けられないとの見通し
- DELLは12月中旬にも15~20%上昇を公表
- Lenovoは2026/1/1に価格見直しを通知
- HPも値上げは避けられないとの見方
DELLは12月中旬にも15~20%上昇を公表
DELLは、早ければ12月中にも、15~20%の値上げを公表しています。
例えばコスパ最高機種の一角である、DELL 14は、12/15まで6.54万ですが、セールが終わると8.18万になり、25%値上げとなります。
この価格が今後、基準となり、ここから下がらないのではないか、と予想します。
Lenovoは2026/1/1に価格見直しを通知
Lenovoは、年明けの1/1に、価格見直しを通知するとしています。
Lenovoは2025年ずっと安く、一度価格設定すると、大きくは変えないという印象が強かったですが、年明けに、値上げをした新価格を設定する可能性があります。
HPも値上げは避けられないとの見方
HPも、値上げは避けられないとの見通しを回答しています。
現状、まだ目立って値上がりはしていないものの、HPは値付けが絶妙で、セール価格で調整をしてくるイメージのため、適切なタイミングで値上げをしてくるでしょう。
メーカーは 現在抱えている在庫があるので、即座に値上げはしないでしょうが、近日中の値上げを公表、示唆している状況、となります。
値上がりはいつまで続く?どれくらい上がる?
じゃあ値上がりはいつまで続くのか、どれくらい上がるのか、についてですが、ここからは予想になってしまうのですが私の意見を説明します。
- AI需要は2026年中は続くと予想
- IT技術者の現場でもAIはもはや必須の状況
- メモリとSSD不足はしばらく続く見通し
- よって2026年中はずっと高いままではないか?
- 上げ幅も20%~くらいまでいくのではないか?
AI需要は2026年中は続くと予想
私はIT企業勤務ですが、IT技術者の現場でも、もはやAIは必須のツールとなっています。
AIが下火になることは考えにくく、現在のメモリとSSDの高騰は、2026年中は続いてしまうのではないかと予想しています。
値上げ幅も20%~はいくのではないか?
値上げ幅も、DELLは20%を公表しています。
機種にもよると思うのですが、メモリの高騰状況を考えると、ハイエンド新製品は、20%以上もあるんじゃないか、というのが私の個人的な予想です。
10万円以下の量販機種は、値上げを大きくするとまったく売れなくなってしまうと思うので、各メーカー工夫しながら上昇価格を抑えるはずですが、それでも、10%程度は値上げするだろうなと予想しています。
そして一度上がったら、値下げもほとんどされないだろうと予想しています。
ノートパソコン例年価格推移の傾向と買い時
ノートパソコンの例年の推移と、来年の予想は以下です。
- 12月前後はブラックフライデーで安い
- 1月はセール終了と新製品発売で高くなる
- 3月は年度末セールで例年安くなる傾向
- ただし2026年は3月に下がらないのではないか?
例年は、ブラックフライデーの12月が安く、3月の年度末決算でまた安くなりますが、今年は、3月は逆に値上げしていて安くならないのでは?という予想をしています。
そのため、もし新生活で3月までに買う予定、の人はむしろ、今月買ってしまったほうがよい状況です。
ノートパソコン2026年値上がりの予想
- 2026年新製品は大きく値上げの可能性(20%~)
- 2025年以前の旧製品は緩やかな値上げの可能性
ノートパソコン値上げの傾向予想ですが、おそらく、来年の新製品は、製造のコスト計画を見直し、大きく値上げしてくることを予想しています。
すでに在庫のある2025年以前の旧製品は、すぐには上がらないでしょうが、部品を再調達するタイミングで、上がっていくことが予想されます。
よって、新製品を狙っていた人は大幅値上げを覚悟する、なるべく安く買いたいなら、12月に買ってしまうか、型落ちなどの旧製品を狙っていくしかないのでは、と考えています。
Lenovoのノートパソコン価格調査と推移予想
Lenovoの今買いのおすすめ機種と、価格推移予想について説明します。
レノボIdeaPad Slim 5 Gen10(14型AMD):ミドルハイ機種
| OS | Windows11 Home(64bit) |
| CPU(Intel) | インテル® Core™ i5-13420H、インテル® Core™ i7-13620H |
| CPU(AMD) | AMD Ryzen™ 5 8645HS, Ryzen™ 7 8845HS |
| メモリ | 16 GB DDR5-5600MHz (SODIMM)(2 x 8 GB) |
| ストレージ | 512 GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC |
| 液晶(IPS) | 14インチ WUXGA OLED(有機ELディスプレイ) (1920 x 1200) 光沢あり, マルチタッチ非対応, HDR500, 100%DCI-P3, 400 nit, 60Hz, ブルーライト軽減パネル |
| 重量 | 約 1.39kg |
| サイズ | 約 313.4×222.0x16.9mm(最薄部) |
| バッテリー | 60Whr 動画再生時 約 9.2 時間・アイドル時 約 14.5 時間 |
| 価格 | 9万円台~ |
いつも紹介している2025年のコスパ最強王者ともいえる機種です。
AMD Ryzen 5 8645HSの性能はよく、普段使いにはもちろんクリエイティブワークもある程度できるくらいの性能です。また有機ELディスプレイを搭載し9.98万円と凄く安いです。
今時点で価格と品質を考えると最もおすすめの機種です。
現在12/18までセール中で、9.58万円なので今がチャンスの状況です。
AMDのほうが性能が高くてコスパが良く、おすすめです。
レビュー記事を書いているので参考にしてみてください。
Lenovo Yoga Pro 7i Gen 10(14型 Intel) ハイエンドノートパソコンおすすめ
| OS | Windows 11 Home |
| CPU | インテル® Core™ Ultra 7 255H, インテル® Core™ Ultra 9 285H |
| メモリ | 32 GB LPDDR5X-8533MT/s (オンボード) |
| ディスプレイ | 14.5インチ 3K OLED(有機ELディスプレイ) (3000 x 1872) 汚れ防止, マルチタッチパネル, HDR600 True Black, 100%DCI-P3, 500 nit, 120Hz, ガラス |
| SSD | 1 TB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC |
| 無線LAN | Wi-Fi 7対応 (IEEE 802.11be/ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 & Bluetooth® |
| Webカメラ | 500万画素&IRカメラ、デュアルマイクロホン |
| 電源 | 100W スリム ACアダプター (3ピン) USB Type-C |
| 外形寸法 | 約 325.3×228.1×16.9mm(最薄部) |
| 駆動時間 | 84 Whr |
| 重量 | 1.54kg |
| 価格 | 18.98万円~ |
価格
Intel Core Ultra 7 255H、メモリ32GB、SSD1TBというクリエイター向け仕様ながら18.98万という価格は、かなり安く、お買い得であるのは間違いないです。
Lenovo Yoga Pro 7i Gen 10(14型 Intel)は、最新のIntel Core Ultra 2シリーズを搭載しており性能がすごく高いです。
こちらもまだ値上がりはしておらず、同じ価格で販売しています。
こちらの製品は年明けに恐らく、新しいIntelCPUを搭載したモデルが発売されると思いますが、そのモデルは大きく値上がりし、23万円前後にはなってしまうのではと予想しています。
安く買いたいのであればこのモデルを買ってしまいましょう。
レビュー記事は以下をご参照ください。
HPのノートパソコン価格調査と推移予想
HP OmniBook 7 Aero 13-bg:モバイルノートパソコンもっともおすすめ
| OS | Windows 11 Home |
| CPU | AAMD Ryzen™ AI 5 340 ※AMD Ryzen™ AI (最大 50 TOPS NPU) |
| グラフィックス | AMD Radeon™ 840 グラフィックス、860 グラフィックス |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 512GB~1TB SSD |
| 液晶(IPS) | 13.3インチワイド・WUXGA非光沢・IPSディスプレイ (1920×1200 / 400nit / sRGB 100% / 最大1677万色) |
| 重量 | 約970g |
| サイズ | 約 297× 211 × 16.5 (最薄部) -17.4 (最厚部) mm |
| 電源アダプター | 65W USB Type-C™ ACアダプター (動作電圧:100-240 VAC、動作周波数:50-60 Hz) |
| バッテリー | 最大15時間30分 |
| 価格 | 11万円前後 |
モバイルノートパソコンとしては完璧なコスパを誇る機種です。
11万円前後から購入できる機種で、1kg未満の機種としては圧倒的に価格が安く、性能もよいです。
まだ、値上がりはしていないですが、大学生に超人気で、3月になると欠品や値上がりの可能性があると予想しています。
買う予定があるなら今、買ってしまいましょう。
旧機種のPavilion Aero はレビューしているので参考にしてみてください。
日本HPより当サイト用の割引クーポンを提供していただきました。
下のリンクより購入していただくと、税込13.2万円以上のノートパソコンが7%オフで購入できます。【広告】【提供:株式会社日本HP】
ただしセールとの併用はできません。
HP OmniBook X Flip 14-fm:2025年ハイエンドもっともおすすめ
Intel版
| OS | Windows 11 Home |
| CPU | インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 226V, インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 258V |
| メモリ | 16 ~ 32GB |
| グラフィックス | インテル® Arc™ グラフィックス 130V, 140V |
| ディスプレイ | 14.0インチ・2.8K・OLED タッチディスプレイ (2880×1800 / 16:10 / 400nit / DCI-P3 100% / 48~120Hz / 最大10.7 億色) |
| SSD | 512 GB ~ 1TB SSD |
| 無線LAN | IEEE802.11be(Wi-Fi 7)、Bluetooth 5.4 |
| 電源 | 65W USB Type-C™ スリムACアダプター (動作電圧:100-240 VAC、動作周波数:50-60 Hz) |
| 外形寸法 | 約 313 × 218× 14.6-16.9 mm |
| 駆動時間 | 最大17時間30分 |
| 重量 | 1.39kg |
| その他 | HP リチャージャブル MPP2.0 アクティブペン |
| 価格 | 14万円台~ |
AMD版
| OS | Windows 11 Home |
| CPU | AMD Ryzen™ AI 5 340, AMD Ryzen™ AI 7 350 |
| メモリ | 16 ~ 32GB |
| ディスプレイ | 14.0インチ・2.8K・OLED タッチディスプレイ (2880×1800 / 16:10 / 400nit / DCI-P3 100% / 48~120Hz / 最大10.7 億色) |
| SSD | 512 GB ~ 1TB SSD |
| 無線LAN | IEEE802.11be(Wi-Fi 7)、Bluetooth 5.4 |
| 電源 | 65W USB Type-C™ スリムACアダプター (動作電圧:100-240 VAC、動作周波数:50-60 Hz) |
| 外形寸法 | 約 313 × 218× 14.6-16.9 mm |
| 駆動時間 | 最大14時間30分 |
| 重量 | 1.41kg |
| その他 | HP リチャージャブル MPP2.0 アクティブペン |
| 価格 | 13万円台~ |
ハイエンドノートパソコンで2025年もっともおすすめなのがこのHP OmniBook X Flip 14-fmです。
こちらも、価格はまだ大きくは上がっていません。
例年のサイクルだと、新製品は2026年3月頃発売されますが、おそらく大きく値上がりし、20万円は超えてくるだろうと予想しています。
このモデルでも性能は十分で完成度も高いので、欲しければこちらも買ってしまいましょう。
レビュー記事を書いているので参考にしてみてください。
DELLのノートパソコン価格調査と推移予想
DELL 14:ミドルレンジコスパ良し
| CPU | AMD Ryzen™ 7 250 |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | SSD 512GB |
| 液晶 | 14.0インチ FHD+ (1920×1200) 非光沢 非タッチ 300nits WVA/IPS ディスプレイ |
| 重量 | 約1.56~1.65kg |
| サイズ | 約 314×226.15×18.90mm |
| バッテリー | 54Wh (最大時間は未公表) |
| 価格 | 8万円台〜(時期により変動) |
ミドルレンジコスパ最強機種一角のDELL 14は、12/15まで6.54万でセール中ですが、間もなく終了します。
終了後は8.18万に値上げされ、DELLは20%値上げを公表しているので、おそらくしばらくは値下げされないでしょう。
Lenovoの機種とよく比較しながら、購入を検討しましょう。
ノートパソコンの2026年価格予想まとめ
2026年ノートパソコンの価格予想についてまとめると以下の通りです。
- 2025年12月中旬現在、まだ上がっていない
- 各メーカーとも値上げは避けられないとの見通し
- DELLは12月中旬にも15~20%上昇を公表
- Lenovoは2026/1/1に価格見直しを通知
- HPも値上げは避けられないとの見方
- 2026年3月までに買う予定があるなら今、買っておくべき!
以上となります。
正直、メモリの高騰っぷりが、今までに経験がないレベルですごく、来年価格にどう影響してくるかが見えない状況です。
20%というキーワードが出ていますが、それくらいで済むのかどうかも不透明です。
よって、2026年3月までに買う予定があるなら、今買っておくのが正解でしょう。
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