レノボのクリエイター向けのノートパソコン
Lenovo Yoga Pro 7i Gen10 Aura Edition(14型 Intel)
をレノボより借用しましたので実機レビューを書きます。
レビュー機のマシンのスペック以下の通りです。
- CPU:インテル® Core™ Ultra 9 285H
- メモリ32GB
- SSD 1TB
- 14.5インチ 3K OLED(有機ELディスプレイ) (3000 x 1872) 汚れ防止, マルチタッチパネル, HDR600 True Black, 100%DCI-P3, 500 nit, 120Hz, ガラス
- 重さ1.54kg(実測値)
Lenovo Yoga Pro 7i Gen10(14型 Intel)の特徴は
- 2025年エース格の高性能AI PC、しかも19万円
と言えます。
どんな人向けの機種かというと
- 高い性能を持つクリエイティブワーク向きパソコンがなるべく安く欲しい。
- ゲームは軽くできればよい。
- あまり持ち運ばない。
上記の人向きの機種と言えます。
性能の高い最新のIntel Core Ultra 2シリーズを搭載し性能は高く、ディスプレイ品質も高いです。
そして価格も18万円台から購入でき、安いので、クリエイティブワーク向きのノートパソコンをなるべく安く欲しい人におすすめです。
| OS | Windows 11 Home |
| CPU | インテル® Core™ Ultra 7 255H, インテル® Core™ Ultra 9 285H |
| メモリ | 32 GB LPDDR5X-8533MT/s (オンボード) |
| ディスプレイ | 14.5インチ 3K OLED(有機ELディスプレイ) (3000 x 1872) 汚れ防止, マルチタッチパネル, HDR600 True Black, 100%DCI-P3, 500 nit, 120Hz, ガラス |
| SSD | 1 TB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC |
| 無線LAN | Wi-Fi 7対応 (IEEE 802.11be/ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 & Bluetooth® |
| Webカメラ | 500万画素&IRカメラ、デュアルマイクロホン |
| 電源 | 100W スリム ACアダプター (3ピン) USB Type-C |
| 外形寸法 | 約 325.3×228.1×16.9mm(最薄部) |
| 駆動時間 | 84 Whr |
| 重量 | 1.54kg |
| 価格 | 18.98万円~ |
- Lenovo Yoga Pro 7i Gen10 Aura Edition(14型 Intel) 特徴とおすすめポイント
- ライバル機種との比較
- Lenovo Yoga Pro 7i Gen10 Aura Edition(14型 Intel)のスペック
- Lenovo Yoga Pro 7i Gen10 Aura Edition(14型 Intel)の価格
- Lenovo Yoga Pro 7i Gen10 Aura Editionの外観と機能
- Lenovo Yoga Pro 7i Gen10 Aura Edition(14型 Intel)の性能・処理速度
- 排熱性能と静粛性について
- Lenovo Yoga Pro 7i Gen10 Aura Editionのレビュー評価まとめ
- 関連記事
Lenovo Yoga Pro 7i Gen10 Aura Edition(14型 Intel) 特徴とおすすめポイント
総合評価
各項目をS~Dで評価しました。Sが一番高い評価です。
| 比較項目 | Lenovo Yoga Pro 7i Gen10 |
| CPU | Intel Core Ultra 9 285H |
| CPU性能(PassMark) | S+ (実測38368) |
| CPUグラフィック性能(3DMark) | S+ (実測10702) |
| メモリ | 32GB |
| ディスプレイ総合評価 | S |
| ディスプレイ種類 | 有機EL |
| サイズ | 14.5インチ |
| アスペクト比 | 16:10 |
| ディスプレイ解像度 | S (3000 x 1872) |
| ディスプレイ輝度 | A+ (500nit) |
| ディスプレイ色域 | A+ (100%DCI-P3) |
| ボディ質感 | B+ |
| キーボード | B+ |
| 重さ・持ち運びやすさ | C+ (実測1542g) |
| インターフェイス | B+ |
| USB-A | 〇(2) |
| USB-C | 〇(2) |
| USB-C充電 | 〇 |
| USB-C映像出力 | 〇 |
| HDMI | 〇 |
| Webカメラ | 500万画素&IRカメラ |
| プライバシーシャッター | 〇 |
| バッテリー | B(84Whr 実測7:51) |
| 認証 | 顔認証 |
| その他機能 | – |
| 価格・コスパ | A+ (21.88万)※最安構成はS(18.98万) |
| おすすめ度 | S |
レビュー機の構成は最上級構成で21.88万です。
スペックを考えるとこれでも安いのですが、最安構成だとIntel Core Ultra 7 255H+メモリ32GB+SSD1TBで18.98万です。
この18.98万という価格はとても安く、2025年で高性能ノートパソコンが欲しければこれ!と言えるくらいのコスパと性能です。
性能が素晴らしい
Lenovo Yoga Pro 7i Gen10の、Intel Core Ultra 9 285Hの性能は極めて高く、2025年のエース格ともいえる性能があります。測定値は平均値を大幅に超えるスコアとなりました。
以前レビューしてとんでもない性能だと感じていた、AMD Ryzen AI 9 HX 375とほぼ同等の性能があります。
グラフィック性能も、今までレビューしてきた中で、CPU内蔵グラフィックスとしてはトップの性能がありました。
ただ、AI性能指標であるNPU性能は、AMD Ryzen AI 9 HX 375には劣るのでそこだけは注意点です。ただNPUも現状活かせる機能があまりないので、実用上は気にならないです。
コスパも良い
Lenovo Yoga Pro 7i Gen10 Aura Editionは、性能からすると価格はとても安く、18.98万円から購入できます。
この最安構成でも
- CPU:インテル® Core™ Ultra 7 255H
- メモリ32GB
- SSD 1TB
- 14.5インチ 3K OLED(有機ELディスプレイ) (3000 x 1872) 汚れ防止, マルチタッチパネル, HDR600 True Black, 100%DCI-P3, 500 nit, 120Hz, ガラス
という、クリエイティブワークをするのにも申し分ない性能があります。
ボディサイズは14.5インチで1.54kg
ボディサイズは14.5インチで、1.54kgと、少し重いです。
電源も100W電源なので大きく、バッテリー持ちは普通でしたがそこまで良いとは言えないので、持ち運べなくはないですが基本は、据え置きで使うのがよい機種と言えます。
ライバル機種との比較
| OS | Windows 11 Home |
| CPU | AMD Ryzen™ AI 9 HX 375 12コア/24 スレッド・プロセッサ+ Radeon™ グラフィックス |
| グラフィックス | AMD Radeon™ 890M |
| メモリ | 32GB |
| ディスプレイ | 14.0インチ・2.2K・IPSタッチディスプレイ(2240×1400) |
| SSD | 1TB SSD |
| 無線LAN | IEEE802.11be(Wi-Fi 7) |
| Bluetooth | Bluetooth(Ver5.4) |
| Webカメラ | 9MP IR AI カメラ (約900万画素) |
| 指紋認証 | あり |
| 顔認証 | あり |
| 外形寸法 | 約 315 × 227 × 16.4 mm |
| 駆動時間 | 最大21時間 68Whr |
| 重量 | 1.57kg |
| 価格 | 17万円台~ |
性能重視という似たようなコンセプトを持つノートパソコンで価格帯も似ているのが、こちらのHP OmniBook Ultra 14-fdです。
こちらはAMD Ryzen™ AI 9 365、メモリ32GB、SSD1TBの構成が、18.88万円と価格がとても似ています。
AMD Ryzen AI 9と、Intel Core Ultra 9 285Hシリーズの性能比較としては、どちらも性能は極めて高いですが、Intelのほうがグラフィック性能がわずかに高く、Ryzen AI 9のほうが、AI性能指標のNPU性能が高いです。
また、Lenovo Yoga Pro 7i Gen10は、有機ELで画面がとても綺麗ですがその分バッテリー持ちは短く、HP OmniBook Ultra 14-fdはIPS液晶で発色は有機ELに劣りますがその分バッテリー持ちは良いです。
この2台は実力が均衡しているのでどちらを買っても正解と言えるので、何を重視するかや好みで決めると良いでしょう。
レビュー記事もよろしければご参照ください。
Lenovo Yoga Pro 7i Gen10 Aura Edition(14型 Intel)のスペック
| OS | Windows 11 Home |
| CPU | インテル® Core™ Ultra 7 255H, インテル® Core™ Ultra 9 285H |
| メモリ | 32 GB LPDDR5X-8533MT/s (オンボード) |
| ディスプレイ | 14.5インチ 3K OLED(有機ELディスプレイ) (3000 x 1872) 汚れ防止, マルチタッチパネル, HDR600 True Black, 100%DCI-P3, 500 nit, 120Hz, ガラス |
| SSD | 1 TB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC |
| 無線LAN | Wi-Fi 7対応 (IEEE 802.11be/ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 & Bluetooth® |
| Webカメラ | 500万画素&IRカメラ、デュアルマイクロホン |
| 電源 | 100W スリム ACアダプター (3ピン) USB Type-C |
| 外形寸法 | 約 325.3×228.1×16.9mm(最薄部) |
| 駆動時間 | 84 Whr |
| 重量 | 1.54kg |
| 価格 | 18.98万円~ |
Lenovo Yoga Pro 7i Gen10 Aura Edition(14型 Intel)の価格
最安構成は18.98万円で、この最安構成でも
- CPU:インテル® Core™ Ultra 7 255H
- メモリ32GB
- SSD 1TB
- 14.5インチ 3K OLED(有機ELディスプレイ) (3000 x 1872) 汚れ防止, マルチタッチパネル, HDR600 True Black, 100%DCI-P3, 500 nit, 120Hz, ガラス
という申し分のないスペックを備えています。コスパは非常に良いです。
また、上位構成のIntel Core Ultra 9 285Hだと21.88万円で、性能を追い求めるならこちらになりますが、大半の方は最安構成のほうで十分でしょう。
Lenovo Yoga Pro 7i Gen10 Aura Editionの外観と機能
外観・デザイン・質感
外観は、Lenovo IdeaPad Slim 5 Gen10(14型AMD)とほぼ同じでした。
ボディ質感やデザインはまずます、中の上といったところです。
この機種に関しては、デザインよりも性能重視というのが製品コンセプトなので、まあ納得できるくらいの質感やデザインと言えます。
重さ
メーカー公称の重量は1.54kgです。実測値は1542gでした。
14.5インチとしては標準的、やや重いくらいの重さです。
持ち運べなくはないですが、持ち運びに向く機種とは言いにくいでしょう。
アダプターはUSB TYpe-Cのもので出力100Wで388gとなります。
| 本体実測値 | 1542g |
|---|---|
| アダプター | 388g |
持ち運びも考慮するなら、電源アダプターはUSB Type-C対応の軽量でコンパクトなものを買ってしまったほうがよいと思います。私も購入しています。
ただ100W電源になるので、一般的な65W電源では足りず、そこは注意点です。
ディスプレイ
| ディスプレイ | 14.5インチ 3K OLED(有機ELディスプレイ) (3000 x 1872) 汚れ防止, マルチタッチパネル, HDR600 True Black, 100%DCI-P3, 500 nit, 120Hz, ガラス |
14.5インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) で解像度は3K, 100%DCI-P3, 500 nit のディスプレイでした。
ディスプレイ品質はものすごく高いです。
Lenovo Yoga Pro 7i Gen10 Aura Edition
HP OmniBook Ultra 14-fd(IPS)
上の写真はIPS液晶の機種との比較です。
色鮮やかさが圧倒的に違い、最高級に綺麗なディスプレイです。
キーボード
キー配置は従来のレノボのIdeaPadシリーズやYogaシリーズと同じで、Enterや矢印の箇所など、やや詰まっているような配置に見えますが使い勝手は良好です。
打鍵感は良好です。これは、私が使っている、上位機種の旧型のレノボYoga770よりも少し上だと感じました。
キー配置、打鍵感ともに、最近レビューしたLenovo IdeaPad Slim 5 Gen10(14型AMD)とほぼ同じ印象です。
打鍵感は良好で、キーピッチも十分に確保されており打ちやすいです
キーボードで点数をつけるなら80点くらいで、まあまあ打ちやすいキーボードです。
タッチパッドの操作感は普通でした。
キーボードバックライトも搭載しており、暗い場所での作業も苦になりません。
インターフェイス
左側面のインターフェイスは、奥から順番に
- HDMI
- USB4 (Thunderbolt™ 4 対応)
となります。
右側面のインターフェイスが、奥から順番に
- USB 3.2 Gen 1 × 2
- マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
となります。
インターフェイスは良く使うものは揃っています。
USB Type-C対応のDELLモニターに接続して検証したところ、問題なく4K出力、充電が可能でした。
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリーは84Whrと、大きめのバッテリー容量となります。
以下の条件にてバッテリー駆動時間のチェックを行いました。
- 輝度MAX
- youtube動画流しっぱなし
| メーカー公称時間 | 現時点で公表値なし |
|---|---|
| 残量0%まで | 7時間51分 |
バッテリー持ちはまずまずです。長くはないですが短くもなく、電源なしでの用途に凄く向くかといったらそうでもないですが、普通に使えます。
カメラ
カメラのスペックは、500万画素カメラ、IRカメラ (プライバシーシャッター付)となります。
顔認証にも対応しています。
ノートパソコンのカメラで写真を撮りました。映りは綺麗で、Web会議も問題なくこなせます。
スピーカー
キーボード左右2つにスピーカーが搭載されています。
スピーカーの音質は主観ですが普通くらいです。
レノボYoga 770が10点とすると、9点くらいです。
ノートパソコンスピーカーを聞き比べてみて、レノボYoga 770のスピーカーはかなり優秀ということが分かっており、Yoga770よりわずかに劣るかな、という印象です。
無線速度のテスト
自宅のWiFiは、11ac(Wi-Fi5)で5.0GHzを使用していますが、同じ部屋で計測してみたところ、550Mbpsと十分な速度が出ていました。
| 機種 | 無線速度 |
| ThinkBook 13x Gen2 | 400Mbps |
| Yoga 6 Gen8 | 510Mbps |
| DELL XPS 13 Plus | 510Mbps |
| ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition | 510Mbps |
| HP Envy x360 13-ay | 570Mbps |
| HP Envy x360 14-fc | 550Mbps |
| Yoga 7i 2-in-1 Gen9 | 530Mbps |
| ThinkPad X1 Carbon Gen13 | 530Mbps |
| IdeaPad Sim 5 Light Gen10 | 550Mbps |
| Yoga Pro 7i Gen10 | 550Mbps |
| IdeaPad 5x 2-in-1 Gen9 | 560Mbps |
| Yoga Slim 7x Gen9 | 560Mbps |
| HP Pavilion Aero 13-be | 580Mbps |
| HP OmniBook Ultra 14-fd | 580Mbps |
| IdeaPad Sim 5 Gen10 | 610Mbps |
| Legion Pro 5i Gen8 | 610Mbps |
2Fでも510Mbpsと十分な速度が出ていました。
Lenovo Yoga Pro 7i Gen10 Aura Edition(14型 Intel)の性能・処理速度
パソコン処理性能を計測する上でメジャーな、以下のベンチマークソフトを使って計測した結果を紹介していきます。
- PassMark
- CineBench R23/2024
- PCMARK10
- Crystal DiskMark(ディスク速度)
また、ゲーミング性能についても、これもメジャーな以下のベンチマークソフトを使って計測します。
- FF14(中量級3D)
- FF15(重量級3D)
- ストリートファイター6(重量級)
- モンスターハンターワイルズ(重量級3D)
- 3DMark
画像編集性能については、画像編集ソフトRawTherapeeでRAW現像10枚の書き出し時間を計測しました。
- RawTherapeeでのRAW現像時間
動画編集性能については、動画編集ソフトDavinci ResolveでフルHDのyoutube動画書き出し時間を計測しました。
- Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し
AI性能もみるため、以下の計測や検証も行っています。
- GeekBench AIでの測定
- ローカルLLM(大規模言語モデル)を構築しての生成AIプログラミング
計測結果については、電源に接続して最適なパフォーマンスで計測しています。
PassMarkは、バランスや電源に接続しないバッテリー駆動での計測も行っています。
CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。
| CPU | PassMarkスコア |
| Core Ultra 9 285H | 32991 |
| Ryzen AI 9 HX 375 | 31950 |
| Core Ultra 7 255H | 29853 |
| Ryzen AI 9 365 | 29163 |
| Ryzen 7 8845HS | 28671 |
| Ryzen 7 8840HS | 24445 |
| Core Ultra 7 155H | 24950 |
| Ryzen 7 8840U | 23821 |
| Ryzen 7 7735HS | 23722 |
| Ryzen 5 8645HS | 22787 |
| Core Ultra 5 125H | 21300 |
| Ryzen 5 8640U | 20772 |
| Core Ultra 7 258V | 19486 |
| Core Ultra 5 226V | 18789 |
| Core Ultra 7 155U | 16759 |
| Core Ultra 5 125U | 17413 |
| Ryzen 7 7735U | 21082 |
| Core i5-1340P | 20106 |
| Core i7-1360P | 19600 |
| Ryzen 7 7730U | 18864 |
| Ryzen 5 7535HS | 18312 |
| Core i7-1260P | 17257 |
| Core i5-1240P | 17345 |
| Core 5-120U | 17292 |
| Ryzen 5 7535U | 17123 |
| Core i5-1335U | 16814 |
| Ryzen 5 7530U | 16509 |
| Ryzen 5 5625U | 15000 |
| Core i5-1235U | 13865 |
| Core i3-1315U | 13755 |
| Ryzen 3 7330U | 11816 |
| Core i7-1165G7 | 10681 |
| Core i5-1135G7 | 10298 |
| Ryzen 3 5300U | 10000 |
| Ryzen 5 7520U | 9489 |
| Intel N100 | 5657 |
| Intel Celeron 7305 | 2665 |
事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、スコア10000以上あると十分快適に使えます。
15000以上のCPUを選ぶと、4年は快適に使えるでしょう。
Intel Cora Ultra 7 255H, 9 285Hは30000程度のスコアがあり性能はノートパソコンとしてはトップクラスに高いです。
PassMark
電源接続時(パフォーマンス)
電源接続時(デフォルト)
バッテリー駆動時
PassMarkスコアは極めて高く、マルチ・シングルともにノートパソコンCPUとしてはトップクラスの性能です。
公式サイト平均値を大きく上回る数値が出ており、パソコン自体で性能を十二分に引き出せているとも言えます。100W電源であることも性能に寄与していると考えられます。
スコアはパフォーマンスとバランスでほぼ違いはありませんでした。
| マルチ/シングル | パフォーマンス | バランス |
| マルチスレッド | 38368 | 34773 |
| シングルスレッド | 4726 | 4603 |
また、バッテリー駆動の場合でも極めて高い性能を発揮していました。
| マルチ/シングル | 電源接続 | バッテリー駆動 |
| マルチスレッド | 38368 | 16103 |
| シングルスレッド | 4726 | 4679 |
他の主流CPUの実測値と比較しました。
| CPU | マルチ | シングル |
| Core Ultra 9 285H(レノボYoga Pro 7i) | 38368 | 4726 |
| Ryzen AI 9 HX 375 | 37145 | 4068 |
| Core i7-13700HX | 36225 | 3955 |
| Core Ultra 7 155H(レノボIdeaPad Pro 5i) | 32740 | 3846 |
| Ryzen AI 9 365 | 32104 | 4065 |
| Core Ultra 7 155H(HP Spectre) | 27184 | 3546 |
| Ryzen 7 8840HS(レノボ) | 27215 | 3796 |
| Ryzen 7 6800H | 25955 | 3458 |
| Ryzen 5 8645HS | 24604 | 3858 |
| Core Ultra 7 258V(レノボYoga) | 22241 | 4396 |
| Core Ultra 7 258V(ThinkPad X1) | 20863 | 4137 |
| Core Ultra 7 155H(HP Spectre) | 24100 | 3845 |
| Core Ultra 5 125H | 24554 | 3636 |
| Ryzen 7 7735HS | 24988 | 3461 |
| Ryzen 7 8840HS(HP) | 23729 | 3926 |
| Ryzen 7 8840U | 23428 | 3822 |
| Ryzen 5 8640U | 22006 | 3585 |
| Core i5-1340P | 21578 | 3742 |
| Core Ultra 7 155U | 18956 | 3842 |
| Core Ultra 5 125U | 19263 | 3499 |
| Core i7-1260P | 21696 | 3540 |
| Ryzen 7 6800U | 21461 | 3459 |
| Ryzen 7 7735U | 21278 | 3419 |
| Ryzen 7 7730U | 21446 | 3258 |
| Ryzen 7 5800U | 18644 | 3108 |
| Ryzen 5 7535HS | 17337 | 3148 |
| Core i5-1335U | 17694 | 3684 |
| Ryzen 5 7530U | 16775 | 3269 |
| Core i5-1235U | 16601 | 3465 |
| Ryzen 5 5625U | 16933 | 3138 |
| Core i7-1250U | 13518 | 3557 |
| Core i7-1165G7 | 11005 | 3142 |
今まで測定してきた中でもトップの性能がありました。
CineBench R23/2024
マルチコアスコア:18122
シングルコアスコア:1938
マルチコアスコア・シングルコアスコアともに、PassMarkと同じ傾向でトップクラスの性能です。
ほかの主要CPUと比較します。
| CPU | マルチコア | シングルコア |
| Core i7-13700HX | 19558 | 1656 |
| Ryzen AI 9 HX 375 | 18428 | 1935 |
| Core Ultra 9 285H | 18122 | 1938 |
| Ryzen AI 9 365 | 16240 | 1929 |
| Ryzen 7 8840HS(レノボ) | 13246 | 1690 |
| Ryzen 7 6800H | 13505 | 1481 |
| Ryzen 5 8645HS | 12767 | 1743 |
| Ryzen 7 8840U | 11881 | 1674 |
| Ryzen 7 8840HS(HP) | 11421 | 1677 |
| Ryzen 7 7735HS | 11953 | 1506 |
| Core i5-13500H | 11027 | 1779 |
| Core Ultra 5 125H | 10967 | 1653 |
| Core Ultra 7 258V(レノボYoga) | 10378 | 1971 |
| Ryzen 5 8640U | 10266 | 1695 |
| Core Ultra 7 155H | 9702 | 1788 |
| Ryzen 7 6800U | 11620 | 1481 |
| Core i5-1340P | 9301 | 1714 |
| Core Ultra 5 125U | 9201 | 1550 |
| Core Ultra 7 155U | 7749 | 1760 |
| Ryzen 7 7735U | 9250 | 1515 |
| Ryzen 7 7730U | 9411 | 1423 |
| Core i7-1260P | 9158 | 1481 |
| Ryzen 5 5625U | 8064 | 1390 |
| Ryzen 5 7535HS | 7025 | 1276 |
| Core i5-1235U | 6961 | 1461 |
| Core i7-1165G7 | 4122 | 1383 |
CineBench2024のスコアは以下でした。
マルチコア:1035
シングルコア:124
| CPU | マルチコア | シングルコア |
| Ryzen AI 9 HX 375 | 1100 | 114 |
| Intel Core Ultra 9 285H | 1035 | 124 |
| Ryzen AI 9 365 | 1016 | 113 |
| Intel Core Ultra 7 258V | 537 | 121 |
| Ryzen 5 8645HS | 734 | 104 |
| Ryzen 7 6800U | 631 | 85 |
こちらもトップクラスの性能です。
PCMARK10
PCMARK10は、実際のアプリケーションを使用したベンチマークソフトで、実際にパソコンを使った時の作業快適性を計測するのに適しているといわれているベンチマークです。
測定結果は以下の通りです。
トータルスコア:7615
Essentials:10596(快適めやす4100)
Essentialsはパソコン基本性能の測定結果です。
快適めやすは4100なので、極めて高いスコアです。10000超えはほとんど見ないくらい高いスコアです。
実際に使ってみてもレスポンスは極めて快適です。
Productivity:9415(快適めやす4500)
ProductivityはOfficeなどビジネス系アプリの速度で、これも高いスコアです。
Digital Contents Creation:12014
Digital Contents Creationは画像編集や動画編集などの性能を表すスコアです。
非常に高いスコアです。
| CPU | トータルスコア |
| Ryzen AI 9 HX 375 | 7751 |
| Intel Core Ultra 9 285H | 7615 |
| Intel Core Ultra 7 258V | 6941 |
| Ryzen 5 8645HS | 6865 |
| Ryzen 7 8840HS | 6600 |
| Intel Core Ultra 7 155H | 6465 |
| Intel Core Ultra 7 155U | 5915 |
トータルスコア比較としても、直近の主流CPUよりも性能は高いです。
今まで測定した中でチップクラスの超高性能なAMD Ryzen AI 9 HX 375と比較しても、ほぼ同じ程度の性能があります。
実際に使ってみてもレスポンスは極めて快適なので、とても優秀なCPUです。
Geekbench AI
Intel Core Ultra 9 285HのAI性能は、13TOPSとなります。NPUというAI処理を専門に行うプロセッサーを搭載しています。
TOPSとは、「Tera Operations per Second」の略称で、「システムが1秒間に何兆回の演算を実行できるか」を示します。
例えば、10TOPSならば、1秒間に10兆回の演算が実行できるコンピューティングパワーを表します。1秒間に10兆回の演算性能を持つCPUなら、「10TOPS」となります。
| CPU | TOPS |
| GeForce RTX 4060 | 242 TOPS |
| AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 55 TOPS |
| AMD Ryzen AI 9 365 | 50 TOPS |
| AMD Ryzen AI 7 350 | 50 TOPS |
| AMD Ryzen AI 5 340 | 50 TOPS |
| Intel Core Ultra 7 258V | 47 TOPS |
| Intel Core Ultra 5 226V | 40 TOPS |
| Intel Core Ultra 9 285H | 13 TOPS |
| Intel Core Ultra 7 255H | 13 TOPS |
| Intel Core Ultra 7 155H | 11 TOPS |
TOPSの値は上記の通りで、外部GPUが圧倒的に高いのですが、2025年最新のCPUであれば、外部GPUなしでも十分に高い値となっています。
40TOPS以上であれば、マイクロソフトが定義している「Copilot+ PC」の基準を満たすので、40TOPS以上が高いAI性能を持つPCと言えます。
Intel Core Ultra 9 285Hは、性能はとても高いですがNPUの性能はそこそこです。
以下はGeekBench AIのスコアです。
Intel Core Ultra 9 285H
Single Precision Score(単精度スコア):4930
Half Precision Score(半精度スコア):2015
Quantized Score(量子化スコア):8203
という結果でした。
AMD Ryzen AI 9 HX 375
参考までに直近でレビューした、最新CPUのAMD Ryzen AI 9 HX 375のスコアが
Single Precision Score(単精度スコア):3515
Half Precision Score(半精度スコア):1518
Quantized Score(量子化スコア):6816
となり、AMD Ryzen AI 9 HX 375よりも高く。TOPSの値だけみるとIntel Core Ultra 9のほうが低いのですが、このベンチマークでは高い結果になりました。
AIの性能を測るベンチマークは、まだ対応ソフトがほとんどないというのもあり、何が適切かを探しているところですが、目安の1つとして紹介をしておきます。
ローカルLLM(大規模言語モデル)を用いての生成AIプログラミング検証
AI能力を見るのに、ChatGPTのようなLLM(大規模言語モデル)の簡易版をローカルPCに構築して、生成AIプログラミングを動かす検証を行いました。
ローカルLLMは、Gemma3というGoogleのLLMを活用しています。
Pythonで、ブロック崩しゲームを作ってほしいとリクエストしています。
結果は以下の通りです。
ローカルLLM(Gemma3)でブロック崩しゲームを作るのにかかった時間
| CPU+メモリ | 掛かった時間 |
| Gemini 2.5 Pro(クラウド) | 35秒 |
| Intel Core Ultra 9 285H+メモリ32GB | 3分52秒 |
| AMD Ryzen 7 6800U + メモリ16GB | 6分5秒 |
クラウドのGemini 2.5 Proよりは圧倒的に遅いですが、それでも2022年のハイエンドノートパソコンよりも早く、性能の高さが伺えました。
Crystal DiskMark
当機種は超高速なSSDを搭載しています。
シーケンシャルリードが6000を超えており、とても高速です。
| 機種 | シーケンシャルリード |
| レノボThinkPad X1 Carbon Gen13 | 13656 |
| HP Envy 14-fc(2024年式) | 7142 |
| Lenovo Yoga Pro 7i Gen10 | 6962 |
| HP OmniBook Ultra 14-fd | 6912 |
| HP OmniBook Ultra Flip 14-fh | 6618 |
| レノボ ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition | 6610 |
| レノボIdeaPad Slim 5 Light Gen10 | 6602 |
| DELL XPS 13 Plus | 6589 |
| レノボLegion Pro 5i Gen8 | 6569 |
| レノボThinkBook 14 Gen 7 | 6186 |
| レノボYoga Slim 7i Aura Edition | 6185 |
| HP Envy 13-bf(2022年式) | 5332 |
| レノボYoga Pro 7 Gen9 | 5177 |
| レノボIdeaPad Slim 5 Gen10 | 5095 |
| レノボYoga 7i Gen8 | 5091 |
| レノボIdeaPad Slim 5i Gen8 | 5086 |
| HP Pavilion Aero 13-be(2023年式) | 5045 |
| レノボYoga 7i Gen9 | 5054 |
| HP EliteBook 635 Aero G11 | 5027 |
| レノボYoga 7 Gen9 | 5022 |
| HP Envy 14-fa(2024年式) | 5000 |
| レノボIdeaPad Pro 5i Gen9 | 4996 |
| HP Pavilion Aero 13-bg | 4930 |
| レノボThinkPad X1 Gen12 | 4773 |
| レノボThinkPad X1 Gen11 | 3888 |
| レノボThinkBook 13x Gen2 | 3603 |
| HP Pavilion 16-af | 3593 |
| HP Envy 13-ay(2021年式) | 3500 |
FF14 黄金のレガシー ベンチマーク(中~重量級3D)
標準品質(ノートPC)で快適の結果となりました。
CPU内蔵グラフィックスとしては極めて高いスコアとなりました。
| CPU | スコア |
| Intel Core Ultra 7 258V(レノボYoga) | 9373 |
| Intel Core Ultra 9 285H | 8715 |
| Intel Core Ultra 7 155H | 8687 |
| Intel Core Ultra 7 258V(レノボThinkPad X1 Carbon Gen13) | 7438 |
| AMD Ryzen AI 9 365 | 7422 |
| AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 7150 |
| AMD Ryzen 5 7535HS | 5496 |
| AMD Ryzen 5 8645HS | 5270 |
| AMD Ryzen 7 7735HS | 5130 |
| AMD Ryzen 7 8840HS | 4750 |
| AMD Ryzen 7 8840U | 4848 |
| AMD Ryzen 5 8640U | 4843 |
| Intel Core Ultra 7 155U | 4271 |
| Intel Core Ultra 5 125U | 3732 |
FF15ベンチマーク(重量級3D)
やや快適の結果となりました。
| CPU | スコア |
| Intel Core i7-13700HX+RTX4070(標準) | 15852 |
| AMD Ryzen AI 9 365 | 5798 |
| Intel Core Ultra 7 258V(軽量)(HP OmniBook) | 5423 |
| AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 5097 |
| Intel Core Ultra 9 285H(軽量) | 4779 |
| AMD Ryzen 7 8840HS(軽量)(レノボ) | 4719 |
| Intel Core Ultra 7 258V(軽量)(レノボThinkPad) | 4678 |
| Intel Core Ultra 7 155H(軽量)メモリ32GB | 4188 |
| AMD Ryzen 5 8645HS(軽量) | 4014 |
| AMD Ryzen 7 8840U(軽量) | 3977 |
| Intel Core Ultra 5 125H(軽量) | 3808 |
| AMD Ryzen 7 8840HS(軽量)(HP) | 3699 |
| AMD Ryzen 5 8640U(軽量) | 3589 |
| Intel Core Ultra 7 155H(軽量)メモリ16GB | 3355 |
| Intel Core i5-13500H(軽量) | 2875 |
| AMD Ryzen 7 7735U(軽量) | 3470 |
| AMD Ryzen 5 7535HS(軽量) | 2979 |
| Intel Core Ultra 7 155U(軽量) | 2897 |
| Intel Core i7-1260P(軽量) | 2486 |
| Intel Core Ultra 5 125U(軽量) | 2333 |
| Intel Core i7-1250U(軽量) | 2309 |
3DMark ベンチマーク
Fire Strikeのグラフィックスコアは10702でした。
Fire Strikeのスコア目安は以下の通りです。
めやすとしてはGeForce GTX 1650、1060がエントリー向けグラフィックボードとなります。
| グラフィックボード | 3DMark Fire Strike |
| GeForce RTX 3080 Ti | 38323 |
| GeForce RTX 3080 | 36176 |
| GeForce RTX 4070(Laptop) | 27898 |
| GeForce RTX 4060 | 27500 |
| GeForce RTX 3060 | 20764 |
| GeForce RTX 4050 Laptop | 18579 |
| GeForce RTX 3050 Ti | 14911 |
| GeForce GTX 1060 | 12500 |
| Intel Core Ultra 9 285H(CPU内蔵) | 10702 |
| Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ32GB | 9747 |
| Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)HP OmniBook | 9702 |
| AMD Ryzen AI 9 365 | 9675 |
| AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 9617 |
| Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)レノボThinkPad X1 | 9533 |
| Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)レノボThinkPad X9 | 8731 |
| GeForce GTX 1650 | 9000 |
| AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) | 8503 |
| Intel Core Ultra 5 125H(CPU内蔵) | 8488 |
| Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ16GB | 7900 |
| AMD Ryzen 7 8840U(CPU内蔵) | 7600 |
| AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵)(HP) | 7495 |
| AMD Ryzen 5 8645HS(CPU内蔵) | 6771 |
| AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) | 6666 |
| AMD Ryzen 5 8640U(CPU内蔵) | 6376 |
| AMD Ryzen 7 7735HS(CPU内蔵) | 6261 |
| Intel Core Ultra 7 155U(CPU内蔵) | 5401 |
| Intel Core i5-13500H(CPU内蔵) | 5237 |
| AMD Ryzen 5 7535U(CPU内蔵) | 5103 |
| Intel Core i5-1340P(CPU内蔵) | 5000 |
| Intel Core Ultra 5 125U(CPU内蔵) | 4955 |
| Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) | 4462 |
| AMD Ryzen 5 7535HS(CPU内蔵) | 4419 |
| AMD Ryzen 7 7730U(CPU内蔵) | 4000 |
| AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) | 3288 |
グラフィック性能はとても高く、少し前のエントリーGPUのGTX1650を超えた性能があります。
今まで測定したCPU内蔵グラフィックスとしてはトップの性能でした。
Time Spyのスコアは4099でした。
| グラフィックボード | 3DMark Time Spy |
| Intel Core Ultra 9 285H(CPU内蔵) | 4099 |
| Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)HP OmniBook | 4007 |
| Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)レノボThinkPad X9 | 3930 |
| Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ32GB | 3841 |
| Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)レノボThinkPad X1 | 3741 |
| AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 3573 |
| AMD Ryzen AI 9 365 | 3558 |
| Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ16GB | 2829 |
| AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) | 2912 |
| AMD Ryzen 7 8840U(CPU内蔵) | 2588 |
| AMD Ryzen 5 8645HS(CPU内蔵) | 2383 |
| Intel Core Ultra 7 155U(CPU内蔵) | 2042 |
| Intel Core Ultra 5 125U(CPU内蔵) | 1952 |
| AMD Ryzen 7 7735HS(CPU内蔵) | 1790 |
| AMD Ryzen 5 7535HS(CPU内蔵) | 1279 |
ストリートファイター6ベンチマーク
グラフィック設定をLOWにすると、スコアは100/100となり十分にプレイできる程度の性能があります。
ストリートファイター6は重いゲームなので、外部GPUなしで遊ぶのは厳しいのですが、グラフィック設定をLOWにすれば遊べる程度の性能があり、これは素晴らしいです。
モンスターハンターワイルズベンチマーク
最近発売されたモンスターハンターワイルズのベンチマークも測定しました。
グラフィックプリセットは中で測定しています。
結果はスコア6610、平均19.47FPSで設定変更を推奨、となりました。
モンスターハンターワイルズは重量級の3Dゲームであるため、さすがに外部GPUなしでは厳しいようです。
| グラフィックボード | 3DMark Time Spy |
| Intel Core Ultra 9 285H(CPU内蔵) | 6610 |
| Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)HP OmniBook | 4007 |
RawTherapeeでのRAW現像時間
フリーの画像編集ソフトRawTherapeeを使って、スマホで撮影したRAW画像10枚のRAW現像にかかる時間を測定しました。
| CPU | 時間 |
| AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 9秒 |
| AMD Ryzen AI 9 365 | 10秒 |
| Intel Core Ultra 9 285H | 11秒 |
| Intel Core i7-13700HX | 11秒 |
| AMD Ryzen 7 8840HS | 12秒 |
| AMD Ryzen 7 7735HS | 13秒 |
| AMD Ryzen 7 8840U | 13秒 |
| Intel Core Ultra 7 155H | 13秒 |
| Intel Core i5-13500H | 13秒 |
| Intel Core i5-1340P | 13秒 |
| Intel Core Ultra 5 125H | 14秒 |
| Intel Core i7-1260P | 15秒 |
| AMD Ryzen 5 8640U | 15秒 |
| AMD Ryzen 5 8645HS | 17秒 |
| Intel Core Ultra 7 258V | 17秒 |
| Intel Core i5-1335U | 17秒 |
| Intel Core Ultra 5 125U | 18秒 |
| Intel Core i5-1235U | 18秒 |
| AMD Ryzen 7 7730U | 17秒 |
| AMD Ryzen 5 7535HS | 20秒 |
| Intel Core Ultra 7 155U | 20秒 |
| Intel Core i7-1250U | 21秒 |
書き出し速度はとても早いです。
Davinci ResolveでのYouTube動画書き出し時間
動画編集ソフトDavinci Resolveで、5分45秒のフルHDのYouTube動画書き出し時間にかかった時間を計測しました。
以前までDavinci Resolveバージョン18で計測していたのですがバージョン19が出てしばらく経ったので、19に切り替えて計測しています。
18→19にバージョンアップすることで以前よりもかなり書き出し速度が向上しています。
そのため18での計測結果が比較にならず・・・19での計測結果のみ載せています。
| CPU | 時間 |
| Intel Core Ultra 7 155H+GeForce RTX 4050 Laptop | 38秒 |
| Intel Core Ultra 9 285H | 48秒 |
| AMD Ryzen AI 9 365 | 54秒 |
| AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 57秒 |
| AMD Ryzen 7 7735HS | 1分11秒 |
| AMD Ryzen 5 8645HS | 1分16秒 |
| Intel Core Ultra 7 258V | 1分18秒 |
| AMD Ryzen 7 6800U | 1分32秒 |
| AMD Ryzen 5 7535HS | 1分42秒 |
| Intel Core Ultra 7 155U | 2分22秒 |
書き出し速度は外部GPUなしとしてはとても早く、GeForce RTX 4050搭載構成とほぼ遜色ないくらい早い結果となりました。
これくらいのCPU性能があれば、動画編集という用途では外部GPUはもはや不要と感じます。
参考までにバージョン18で、4分のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を他CPUで計測した結果も載せておきます。
| CPU | 時間 |
| Intel Core i7-13700HX+GeForce RTX 4060 | 42秒 |
| AMD Ryzen 7 6800H+GeForce RTX 3050 Ti | 48秒 |
| Intel Core Ultra 7 155H(メモリ32GB・レノボIdeaPad Pro) | 54秒 |
| Intel Core i7-13700H+GeForce RTX 4050 | 56秒 |
| Intel Core Ultra 5 125H | 1分02秒 |
| Intel Core Ultra 7 258V(レノボYoga) | 1分04秒 |
| Intel Core Ultra 7 155H(メモリ32GB・HP Spectre) | 1分06秒 |
| AMD Ryzen 7 8840U | 1分07秒 |
| Intel Core Ultra 7 258V(HP OmniBook) | 1分11秒 |
| Intel Core Ultra 7 155H(メモリ16GB) | 1分11秒 |
| AMD Ryzen 7 8840HS | 1分16秒 |
| Intel Core i5-1340P | 1分17秒 |
| AMD Ryzen 7 7735U | 1分18秒 |
| AMD Ryzen 7 6800U | 1分18秒 |
| AMD Ryzen 5 7535U | 1分22秒 |
| AMD Ryzen 5 8640U | 1分23秒 |
| Intel Core Ultra 5 125U | 1分26秒 |
| Intel Core i7-1260P | 1分28秒 |
| AMD Ryzen 7 7730U | 1分29秒 |
| Intel Core Ultra 7 155U | 1分36秒 |
| Intel Core i5-1235U | 1分40秒 |
| Intel Core i5-1335U | 1分48秒 |
| AMD Ryzen 7 5800U | 1分56秒 |
| Intel Core i7-1250U | 2分22秒 |
排熱性能と静粛性について
CPU負荷をツールでかけてみて、CPU温度と本体の温度、静粛性をチェックしてみました。
パフォーマンスモードで計測しています。
負荷をかけはじめたときの状態です。
負荷をかけ続けた時の状態です。
上記が測定結果ですが、負荷をかけてもCPU温度はさほど上がらず、70~80℃程度でした。
CPU電力は、負荷をかけると50W程度まで上がりますがこちらは時間経過で30W程度まで下がります。
この間、キーボードは上側のほうが熱くなっていました。ファンクションキーの上側あたりが、触るとやや熱いなと感じるくらいの温度です。大体40度超くらいはある感じでした。
また、負荷をかけた時の音については結構聞こえます。
負荷をかけた時の音についてはサー…という音が少し、聞こえる程度で、騒音計で測定すると大体40db前後の数値になっていました。
騒音目安については以下の通りです。
| 騒音値(db) | めやす |
| 50db | 大きく聞こえる。静かな事務所 |
| 40db | 聞こえるが会話に支障なし。図書館、静かな住宅地の昼 |
| 30db | 小さく聞こえる。郊外の深夜、ささやき声 |
| 20db | ほとんど聞こえない。ささやき |
負荷をかけると多少の音は聞こえますが喫茶店で使うとかでも全く問題はないでしょう。
Lenovo Yoga Pro 7i Gen10 Aura Editionのレビュー評価まとめ
評価まとめ
各作業のレビュー結果は以下の通りです。
| Web閲覧 | ◎(快適) |
|---|---|
| Office系事務作業 | ◎(快適) |
| 動画鑑賞 | ◎(快適) |
| Web会議 | ◎(快適) |
| SNS・ブログ | ◎(快適) |
| プログラミング | ◎(快適) |
| 画像・写真編集 | ◎(快適) |
| 動画編集 | ◎(快適) |
| ゲーム | △~〇(外部GPUなしとしてはトップクラスの性能) |
ノートパソコン自体の質感、デザイン、耐久性、キーボード、持ち運びやすさ、コスパなどのレビュー結果は以下の通りです。
| 比較項目 | Lenovo Yoga Pro 7i Gen10 |
| CPU | Intel Core Ultra 9 285H |
| CPU性能(PassMark) | S+ (実測38368) |
| CPUグラフィック性能(3DMark) | S+ (実測10702) |
| メモリ | 32GB |
| ディスプレイ総合評価 | S |
| ディスプレイ種類 | 有機EL |
| サイズ | 14.5インチ |
| アスペクト比 | 16:10 |
| ディスプレイ解像度 | A+ (3000 x 1872) |
| ディスプレイ輝度 | A+ (500nit) |
| ディスプレイ色域 | A+ (100%DCI-P3) |
| ボディ質感 | B+ |
| キーボード | B+ |
| 重さ・持ち運びやすさ | C+ (実測1542g) |
| インターフェイス | B+ |
| USB-A | 〇(2) |
| USB-C | 〇(2) |
| USB-C充電 | 〇 |
| USB-C映像出力 | 〇 |
| HDMI | 〇 |
| Webカメラ | 500万画素&IRカメラ |
| プライバシーシャッター | 〇 |
| バッテリー | B(84Whr 実測7:51) |
| 認証 | 顔認証 |
| その他機能 | – |
| 価格・コスパ | A+ (21.88万)※最安構成はS(18.98万) |
| おすすめ度 | S |
最安構成だとIntel Core Ultra 7 255H+メモリ32GB+SSD1TBで18.98万です。
この18.98万という価格はとても安く、2025年で高性能ノートパソコンが欲しければこれ!と言えるくらいのコスパと性能です。
2025年の高性能ノートパソコンのエース格と言えるおすすめの機種です。
Lenovo Yoga Pro 7i Gen10 Aura Editionの良い点
- 超高性能。2025年ノートパソコンのエース格。
- 価格も性能からすると安い。
- ディスプレイが凄く綺麗。
クリエイティブワーク向けノートパソコンとして素晴らしい性能とコスパです。
価格も20万を切っており、2025年クリエイティブ向けAI PCとして1押しの製品です。
Lenovo Yoga Pro 7i Gen10 Aura Editionで気になった点
- そんなにないが持ち運び向きではない
気になる点を敢えて上げるとすれば持ち運び向きではないというところくらいです。
1.54kgとそこそこの重さ、100W電源がまあまあ重いので、頻繁に持ち運んで使うような機種ではありません。
このノートパソコンを購入するのに向く方
- 高い性能を持つクリエイティブワーク向きパソコンがなるべく安く欲しい。
- ゲームは軽くできればよい。
- あまり持ち運ばない。
冒頭に述べましたが、高性能ノートパソコンとして2025年エース格ともいえる機種です。
クリエイティブワークをするのであれば真っ先に検討したほうがよい機種と言えます。
この性能と品質で18万円台からというのは本当にコスパが素晴らしいです。
あまり持ち運ばず、高性能ノートパソコンが欲しい人は是非検討に加えてほしい1台です。
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