※2023年2月追記
当記事は、2021年に書いたものですが、2023年新型クロストレックが発売されたこともあり、情報を追記しました。
現時点ではXVという名前の車は新車で買えませんが、代わりに中古がお買い得になってくると思うので、参考に中古を探してみても良いのではと思います。
スバルXV、デザインもよく、走りや乗り心地もなかなか、コスパもいいので、荷物をたくさん積むのでなければ、スバルではおすすめの車になります。
2017年新型デビューから、根強い人気で、堅調な売れ行きを見せています。
口コミサイトを見ていて、XVの価格.comの口コミ(レビュー)が、2021年4月現在、170件投稿されていますので、まとめて紹介します。
子供が二人以上の子育て世代には、もう少し大きい車のほうが、と思いますが、3人家族とか、子供の手が離れつつある方には、ちょうどよい車であるのではないかと思います。
スバルXVの紹介
まずは簡単にスバルXVの紹介をします。
スバルXVについて
XVは、スバルのコンパクトクラスSUVです。
現行型は2017年にモデルチェンジし、2世代目にあたります。
全グレード4輪駆動で、雪みちなどの悪路走破性が優れた車です。
スバル車共通の走行安定性、安全性の高さと、デザインの良さで、堅調な売れ行きをみせています。
グレードごと価格
スバルXVの各グレードごとの車両価格は、以下の通りです。
旧型グレード | 価格 |
1.6i | 220.0万 |
1.6i-L | 233.2万 |
2.0e-L | 265.1万 |
2.0e-L SmartEdition | 270.6万 |
2.0e-S | 290.4万 |
Advance | 295.9万 |
XVのグレードは上述の通り5グレード、パワートレインは、2.0リッター自然吸気エンジンはなくなり、1.6リッターガソリンとハイブリッドに統合されました。
また、全グレードAWD(4輪駆動)のため、悪路を走るのには頼もしいと言えます。
特に1.6リッターは、これだけの車格でデザインのよいSUVが、AWD(4輪駆動)で220万から、というのはかなりのコスパと言えます。
スバルXVのスペック
スバルXVのグレードは、ハイブリッド(e-BOXER)と1.6リッターガソリンに分けられるので、スペックの違いについて載せます。
スペック | 1.6ガソリン | 2.0e-BOXER |
---|---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 4485×1800×1550 | |
ホイールベース(mm) | 2,670 | |
車両重量(kg) | 1410 | 1530~1550 |
エンジン | 1.6L DOHC | 2.0L DOHC 直噴 + モーター |
最高出力[ネット] [kW(PS)/rpm] |
85(115)/6200 | 107(145)/6000 |
最大トルク[ネット] [N・m(kgf・m)/rpm] |
148(15.1)/3600 | 188(19.2)/4000 |
最高出力(モーター) | – | 13.6ps |
最大トルク(モーター) | – | 6.6Nm |
トランスミッション | リアトロニック(CVT) | |
駆動方式 | AWD | |
燃費(WLTC) | 13.3km/L | 15.0km/L |
タンク容量 | 63L | 48L |
トランク容量 | 385L | 340L |
乗車定員 | 5名 |
簡単にまとめると、ハイブリッドのほうがパワーもあり、燃費も良い分、価格は高い、ということになります。
ただ、燃料タンク容量、トランク容量は1.6ガソリンのほうが多く確保しています。
私は、XVのモデルチェンジ後に、1.6ガソリンと、今はラインナップからなくなってしまった2.0ガソリンの両方を試乗したことがあります。
XVの車格的には1.6ガソリンだとパワーが物足りなく、2.0ガソリンがベストバランスだと感じました。
1.6ガソリンは、残念ながら世代の古いエンジン、と、どうしても感じてしまいます。
噂では、レヴォーグの1.8リッターターボ(CB18)の小排気量版で、1.5リッターターボを開発中、とも聞くので、1.5リッターターボへの置き換えを期待したいところです。
2.0のハイブリッドのほうが、もちろんおすすめではありますが、値段も高いので、試乗してみて1.6で満足できるのならば、コスパのよい1.6を購入するのもよいのではないかと思います。
また、2リッターの純ガソリンモデルも、今は販売されていないですが売られていた時期があり、それを中古で買うという選択肢もあります。
個人的にベストバランスと感じるのは、この2リッター純ガソリンモデルです。
スバルXVの評価・口コミまとめ
評価・口コミについて、価格.comのレビュー評価がとても参考になるので、まとめて紹介しようと思います。
評価・口コミ平均満足度

平均点数は上記の通りで、エンジンと燃費以外の点数は、平均以上という印象です。
各項目について、評価・口コミをまとめてみます。
エクステリア評価:5点中4.43点
エクステリアはまあ、個人の好みによるところが大きいので、あまり他人の評価を気にするところではないですね(笑)
XVは、スバルの車の中でも、特にデザインが優れていると感じます。
私は好きですし、知り合いのあまりスバルを知らない方でも、XVのデザインはいいね、という評価を聞いたりします。
インテリア:5点中3.92点
質感はまあまあ、派手さはないですが、可もなく不可もなく、という感じでしょうか。
私も試乗しましたが、インテリアはあまり印象には残らなかったかな・・・
これはこれで良いと思います。室内の質感は高いです。
しかしながら、ドアやグローブボックスのプラスチック内装材は鞄をぶつけたりしただけで簡単に傷がつきます。
コーティング剤で簡単に消せますので最近はあまり気にしなくなりましたが、すぐ白く筋が残る弱い材質は改善してほしいです。
あと、ドラレコやETCといったオプションを装着した後を考慮されていない収納には不満があります。
インテリアの評価はあまりなかったです。
私も試乗しましたがインテリアはあまり印象には残らなかったような・・・可もなく不可もなくという感じです。
エンジン性能:5点中3.92点
平均よりも若干低い点数です。XVには以下のエンジンラインナップがあります。
- 2.0ガソリン(現在は販売停止しており中古のみで購入可)
- 2.0ハイブリッド(e-BOXER)
- 1.6ガソリン
個人的には2.0ガソリンがおすすめでしたが、現在販売停止となっており、2.0ハイブリッドと1.6ガソリンのみとなっています。
2.0ハイブリッド(e-BOXER)
エンジンが掛かっている時の0キロからの走り出しはアクセル開度関係なく滑らかに又自分の思った通りの加速が出来てその他の速度域でも特に不満なく走れる。
モーターからの0キロ発進時は
①モーターからエンジン始動時のショックが酷い
②スピードが上がってアクセル離すとEV走行するが、エアコンが送風になる。①これがこの車の最大の不満点で0キロ発進時は毎回ショックが有り同乗者に運転下手になった?といわれるほど酷い。
アクセルを強めに踏めば即エンジンが掛かる(それでもエンジン始動のショックは有る)がその時はトルクが有りすぎて急発進ぎみになる。
特に酷いのが交差点で右折するときで今だと思ってアクセル踏む→モーター走行遅すぎる→アクセル踏み足す→ショックと共に急発進する。
スバルのcmで「安心と愉しさを」と言っているが自分は「不安と不愉快を」しか感じない。
1か月点検でこの症状を言って見てもらったが特に問題無いと言われて終了。今後年次改良してもこの症状を改善する気がないようです。スバルの開発陣はe-boxerの車に乗った事があるのでしょうか?
②EV走行中送風になって夏場は暑くて死にそうになります。特に下り坂が続く道ではエアコン温度を低く設定してても、無理矢理EV走行するような感じでその都度パドルシフトでギアを下げる動作をしなくてはならない。
燃費を良くしようとアクセルをあまり踏まないとEV走行するが送風になりフルオートエアコンでも暑くなったり寒くなったりで気持ち良く運転なんて出来ない。この部分は不満点と言うより欠陥だと思う。
ハイブリッドの評価ですが、発進時の挙動がギクシャクする、という意見が多かったです。
うーんこれは残念ですね。
私が試乗したのは2リッターガソリンでハイブリッドではなく、2リッターガソリンはごくごく自然な加速感であったので、ハイブリッド特有の挙動と思います。
1.6ガソリン
実用的には全く問題ないです。
1.6はたしかにかったるいけど、生活車だと思えばこんなものです。
買うなら2.0なのですが、もう少し爽快感が欲しい・・・。
1.6ガソリンは、私も試乗しましたが必要最低限という感じで、レヴォーグの1.6ターボみたいな楽しさはありませんでした。
コスパ重視なら、という感じですかね。
2.0ガソリン
2Lのエンジンは低速からトルクがあります。
2021年現在、新車で発売されていないのが惜しいのですが、2リッターガソリンは自然な加速感で、XVの車重にはベストバランスと感じました。
走行性能:5点中4.38点
高い点数です。
スバルは、走行性能は高い評価になる傾向にありますね。
①街乗り
この価格帯の普通乗用車と同等レベルの使い勝手です。見切りもよくスイスイ走ります。SUVというと、全高が大きくなり街中の高さ155センチ以下制限の機械式駐車場にまず入りませんが、ルーフレールを付けないXVだと、ここに駐車できます。
都市部では、この様な駐車場が多く駐車場探しに苦労する事も少ないかと、しかもこのタイプは駐車料金も約半額と経済的!
②悪路走行
最低地上高が20センチあり、信頼できる4WDシステムこれにXモードが付いて、悪路で前に進めなくなる心配はまず無いでしょう。整備されていない高原地にある、砂地デコボコの急坂道でもビックリするぐらい安心して走れました。
普通乗用車だと、下回りをぶつけてしまいます。
③遠乗り・高速走行
高速坂道での追い抜きでも、十分なトルクで走ります。ワインディングも全高が低く、4WD制御の恩恵もあるのかすごく安定したコーナーリングです。
アイサイトの追従クルーズはすごく便利ですね!
前の車と一定の車間距離を保ち、走り続けるので楽々♪
減速する時も、微妙なエンジンブレーキ制御をしているのか、自分で行うよりスムーズな速度制御です。
しかも、燃費も良い!クルーズコントロール走行で、180㎞走った平均の燃費が17.5㎞/Lでした。
こちらはスバル車共通で言える内容と思います。
XVは、値段が比較的抑えめで、全車4WD というところに最大のアドバンテージがあると感じます。
乗り心地:5点中4.40点
とても高い点数です。
静粛性の高さと乗り心地の良さを評価する意見が多いです。
硬すぎず、柔らかすぎず、すごく良いと思います。
カーブや段差でも、揺さぶられ感は、殆どないように思いました。
低速で穴だらけの砂利の駐車場などを走行すると身体が揺すられるほど揺れます。
道が悪いので別に構わないのですが、レンジローパーあたりならもっとうまくやるのでしょうね。
通常の舗装路面ではしっとりとした上質な乗り心地です。無段階調整の電動シートなので身体にまんべんなく加重が掛かるようにすれば長距離運転も疲れません。でも、シートはもうちょっと堅くても良いと思います。
乗り心地は概ね良好という意見が多かったです。
ただ、フォレスターやレヴォーグと比較すると、多少劣るのかなという口コミを見かけたので、そこは値段なり、ということになるのでしょう。
燃費:5点中3.18点
スバル車で最も低評価になってしまうのは、この燃費ですね(汗)。
XVはハイブリッドがありますが、マイルドハイブリッドなので、燃費はトヨタのハイブリッドと比較すると、がっかりすると思います。
街乗り10程 高速15程になります。
クルーズコントロールECOモードで長距離ならもっと燃費は伸びるかと思います。
ハイブリッドですが、市街地燃費は10km/L程度のようです。
これだと純ガソリンの2.0とほとんど違いがなく、あまり燃費を重視して買う車ではないかと思います。
価格:5点中3.94点
平均点より少し上です。
1.6ガソリンは、4WDで220万〜という価格はかなり頑張っていると思います。
4WDのライバルと比べて、性能とかを勘案しても、安くてお得だと思います。
スバル車は、安全性能も高いレベルにあるので、安心して選べますね。
あと、他社だと4WDは20万以上高くなる傾向にあるので、お買い得と言えそうです。
ユーザーのレビュー評価はまあまあ、ただエンジンと燃費は頑張ってほしい

評価・口コミを見ていて、XVの傾向としては以下かなと思いました。
高評価:走行性能・乗り心地
平均的な評価:インテリア・価格
低評価:燃費・エンジン性能
スバル車は、ハンドリングや走行安定性には定評があります。
反面、燃費は、他社と比べてやや劣るのかなという印象です。
特に燃費は、スバル車全般でみても、突出してよい車種がないのでそう感じてしまいますね。
個人的に残念なのが、エンジン性能ですね。
1.6だと物足りず、2.0ハイブリッドは、発進時の制御がいまいちという意見が多かったです。
2.0ガソリンなら、多分もっと高評価になったと思うのですが・・
あとパンチの効いた、旧型レヴォーグの1.6ターボを積んでみても面白かったのではと思います。
【車購入の前に】車一括査定をすれば10万以上お得になる!
もし車買い替えを検討される場合、必ず車一括査定を実施してください。
私の場合、14年落ちのレガシィアウトバックを査定に出しました。
- 2009年式(14年落ち)
- 走行距離8.5万km
- 車体色が赤とマイナー色
- アイサイトなし
- エンジン排気量3.6リッター
- ボディに細かい傷やへこみあり
と、何一つ査定額が上がる要素のない車ではあったのですが(汗)
- ディーラー下取り:3万円
- 車買取一括査定:13万円
と、なんと10万円もの査定アップになりました!
絶対にこのひと手間は、かけるべきだと強く思いました。
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最近勢いのあるMOTAが運営する車買い取り査定サイトです。
MOTA車買取とは 申込み翌日18時には複数社の査定結果がネットで見れて、やりとりするのは高額査定の3社(最大)のみなので、従来の一括査定にありがちな電話ラッシュがない、新しい車買取一括査定です。
高額査定をした最大20社のうち、上位最大3社のみからのご案内のため、電話ラッシュでうんざりする事がありません。
私も経験がありますが、一括査定は一斉に電話がかかってきてしまうので・・・この方式なら上位3社だけで済むので、楽でよいです。
体験談を以下記事にまとめているので参考にしてみてください。

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