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レノボYoga Pro 7 Gen9 14.5型(AMD)レビュー【超高性能AMD Ryzen 9 AI搭載】

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

レノボのハイエンド高性能ノートパソコン レノボYoga Pro 7 Gen9 14.5型(AMD)をレノボより借りましたので実機レビューを書きます。

レビュー機のマシンのスペック以下の通りです。

  1. CPU: AMD Ryzen™ AI 9 365
  2. メモリ32GB
  3. SSD 1TB
  4. 14.5インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチ非対応, HDR500, 100%DCI-P3, 400 nit, 120Hz, ガラス, ブルーライト軽減パネル

 

AMD Ryzen AI 9 365という、超高性能なCPUを搭載しており、CPU性能・グラフィック性能・AI性能いずれも高いです。

 

レノボYoga Pro 7 Gen9 14.5型(AMD)の特徴は

  • 持ち運びもできる高性能クリエイティブノートパソコン、ただし高い

と言えます。

14.5インチで1.54kgと持ち運べなくもない重さで、外部GPUなしとしてはトップレベルの超高性能でクリエイティブワーク向きです。

ただし価格も、25.9万円~と高く、パソコンの能力で生産性や売上が変わる、クリエイティブワーカー向けの機種と言えます。

 

レノボ Yoga Pro 7 Gen9 14.5型(AMD)

レノボ直販サイト

OS Windows11 Home(64bit)
CPU AMD Ryzen™ AI 9 365 NPU最大50TOPS
メモリ 32 GB LPDDR5X-7500MHz (オンボード)
ストレージ 1 TB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC
液晶1 14.5インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチ非対応, HDR500, 100%DCI-P3, 400 nit, 120Hz, ガラス, ブルーライト軽減パネル
重量 約 1.54kg
サイズ 約 325.5×226.49×16.6mm(最薄部)
バッテリー 73Whr 動画再生時 約 11.5 時間・アイドル時 約 13.8 時間
価格 25万円台

 

レノボYoga Pro 7 Gen9 14.5型(AMD)の特徴と評価

総合評価

各項目をS~Dで評価しました。Sが一番高い評価です。Bが70点程度として評価しています。

比較項目 Yoga Pro 7 Gen9 14.5型
CPU AMD Ryzen AI 9 365
CPU性能(PassMark) S (実測32104)
CPUグラフィック性能(3DMark) A+(実測9675)
メモリ 32GB
ディスプレイ総合評価 A+
ディスプレイ種類 有機EL
サイズ 14.5インチ
アスペクト比 16:10
ディスプレイ解像度 A+(2880×1800)
ディスプレイ輝度 A(400nit)
ディスプレイ色域 A+ (100%DCI-P3)
ボディ質感 A
キーボード B++
重さ・持ち運びやすさ C+(実測1.53kg)
インターフェイス B+
USB-A 〇(1)
USB-C 〇(2)
USB-C充電
USB-C映像出力
HDMI
Webカメラ A(IR&1080p)
プライバシーシャッター
バッテリー B(73Whr 実測7:05)
認証 顔認証
その他機能
価格・コスパ C(25.98万円)
個人的欲しい度 B+

 

性能がとても高い

レノボYoga Pro 7 Gen9 14.5型(AMD)の最も優れている点は、外部GPUなしで非常に高い性能を発揮し、クリエイティブワークに向くという点です。

CPU性能は最新CPUの中でもトップクラスです。

 

グラフィック性能も高い

レノボYoga Pro 7 Gen9はグラフィック性能も高く、軽めの3Dゲームなら普通に遊べるくらいの性能があります。ドラクエ3リメイクも普通にできました。

また動画編集性能も非常に高いです。

 

Copilot+PCの要件を満たした機種

レノボYoga Yoga Pro 7 Gen9 14.5型(AMD)は、マイクロソフトが定義する「AI活用を前提に最適化されたWindowsパソコン」の要件を満たすCopilot+ PCをクリアするノートパソコンとなっています。

Copilot+ PCの要件を満たすためには、毎秒40兆回以上(40TOPS)の操作をできるNPUを搭載する必要があります。

AMD Ryzen AI 9 365ではこの仕様を満たす、50TOPSの性能を持っています。

ちなみに2024年に登場したIntel Core Ultra 7 155Hでさえ、NPUの性能は、11TOPSということのため、いかにAMD Ryzen AI 9 365が、AI活用のためのNPU性能が高いか、ということが分かります。

また、Copilot+ PC要件を満たしていれば、Windowsのアップデートをすれば、コクリエイターなど、生成AIの機能を無償で使うことができます。

正直、これらのAI機能というのは、まだ成長途上といったところで、ひとまずはハードウェア側ができるよう準備をしました、ソフトウェアはまだこれからという感じですが、これからの展開に期待が持てます。

 

電源は100Wが必要

レノボYoga Pro 7 Gen9は、性能が高いかわりに、電源が100Wと大きめの出力が必要です。一般的なノートパソコンの65W電源だと出力が不足するため、サードパーティ製の電源を使う場合100W以上のものを使いましょう。

 

レノボYoga Pro 7 Gen9 14.5型(AMD)のスペック

レノボ Yoga Pro 7 Gen9 14.5型(AMD)

レノボ直販サイト

OS Windows11 Home(64bit)
CPU AMD Ryzen™ AI 9 365 NPU最大50TOPS
メモリ 32 GB LPDDR5X-7500MHz (オンボード)
ストレージ 1 TB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC
液晶1 14.5インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチ非対応, HDR500, 100%DCI-P3, 400 nit, 120Hz, ガラス, ブルーライト軽減パネル
重量 約 1.54kg
サイズ 約 325.5×226.49×16.6mm(最薄部)
バッテリー 73Whr 動画再生時 約 11.5 時間・アイドル時 約 13.8 時間
価格 25万円台

 

 

レノボYoga Pro 7 Gen9 14.5型(AMD)の価格

価格は1グレード構成で25.98万円です。

性能も良いですし全体的な品質も良いのですがその分、高いです。

 

レノボYoga Pro 7 Gen9 14.5型(AMD)の外観と機能

外観・デザイン・質感

外観はとても上質で高級感があります。

25万円~と価格は高いですが、

14.5インチで1.53kgと、軽くはないですが、持ち運びもできます。

 

重さ

メーカー公称の重量は1.54kgです。実測値は1535gとほぼ同じでした。

軽いとは言えないですが、14.5インチと比較的大きいサイズながら持ち運びもできます。

アダプターはUSB TYpe-Cのもので出力100Wで369gとなります。軽くはないです。

本体実測値 1535g
アダプター 369g

電源アダプターが100Wあるので、一般的なノートパソコン用の電源65Wでは不足します。

もしサードパーティ製の電源を買うなら100W以上のものが必要です。

ディスプレイ

液晶1 14.5インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチ非対応, HDR500, 100%DCI-P3, 400 nit, 120Hz, ガラス, ブルーライト軽減パネル

ディスプレイは14.5インチの有機ELで、解像度2.8Kです。

とても綺麗なディスプレイです。

レノボYoga Pro 7 Gen9 14.5型(AMD)

レノボ Yoga 770(解像度2.8K有機EL)

上記は同じく有機ELのレノボYoga 770との比較です。どちらも有機ELということもありますが画面はとても綺麗です。

 

左が14.5インチのYoga Pro 7 Gen9(当機種)、右が14インチのYoga 770です。

見比べてみると画面サイズが少し大きいことが分かります。14インチだと小さいと感じる方は、14.5インチを検討してみるとよいでしょう。

 

キーボード

配置はレノボのIdeaPadシリーズやYogaシリーズと同じで、Enterや矢印の箇所など、やや詰まっているような配置に見えますが使い勝手は良好です。

打鍵感は良好で、これは旧型のIdeaPad 5シリーズよりも打鍵感が良いと感じました。

 

キーストロークも十分に深く、キーピッチもこのサイズでテンキーなしとなっているので十分に確保されており打ちやすいです

キーボードで点数をつけるなら85~90点で、とても打ちやすいキーボードです。

タッチパッドの操作感も良好です。

キーボードバックライトも搭載しており、暗い場所での作業も苦になりません。

指紋認証はありませんが、顔認証には対応しています。

 

    インターフェイス

    左側面のインターフェイスは、奥から順番に

      1. HDMI
      2. Thunderbolt™4 ポート
      3. マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック

      となります。

       

      右側面のインターフェイスが、奥から順番に

        1. USB 3.2 Gen 1(Type-A)
        2. Thunderbolt™4 ポート
        3. 電源ボタン
        4. プライバシーシャッターボタン

        となります。

        必要なものは揃っており不足は感じません。

         

        USB Type-C対応のDELLモニターに接続して検証したところ、問題なく4K出力、充電が可能でした。ただデフォルトの電源が100Wなので、ディスプレイからの充電のみだと電源供給が不足してしまうという状態にはなります。

         

        バッテリー駆動時間のチェック

        バッテリーは73Whrと大きい容量です。

        以下の条件にてバッテリー駆動時間のチェックを行いました。

        • 輝度MAX
        • youtube動画流しっぱなし
        メーカー公称時間 動画再生時 約 11.5 時間・アイドル時 約 13.8 時間
        残量0%まで 7時間05分

        バッテリー持ちはまずまず良いです。

         

        WEBカメラ

        IR&1080p FHDカメラが付いています。プライバシーシャッター付きです。

        顔認証にも対応しています。

        ノートパソコンのカメラで写真を撮りました。映りはまずまずきれいで、Web会議も問題なくこなせます。

         

        スピーカー

        前面と背面横にスピーカーが搭載されています。

        スピーカーの音質は主観ですが標準より少し良いです。

        レノボYoga 770が10点とすると、10点くらいでほぼ同じです。

        ノートパソコンスピーカーを聞き比べてみて、レノボYoga 770のスピーカーはかなり優秀ということが分かっており、同じくらいの音の良さでした。

         

        無線速度のテスト

        自宅のWiFiは、11ac(Wi-Fi5)で5.0GHzを使用していますが、同じ部屋で計測してみたところ、560Mbpsと十分な速度が出ていました。

        2Fでも460Mbpsの速度が出ているので、受信強度も良好です。

         

        機種 無線速度
        ThinkBook 13x Gen2 400Mbps
        Yoga 6 Gen8 510Mbps
        DELL XPS 13 Plus 510Mbps
        HP Pavilion 16-af 530Mbps
        IdeaPad Slim 5i Gen8 550Mbps
        ThinkPad X1 Carbon 540Mbps
        HP Envy x360 13-ay 570Mbps
        HP Envy x360 14-fc 550Mbps
        Yoga 7i 2-in-1 Gen9 530Mbps
        IdeaPad Sim 5 Light Gen10 550Mbps
        IdeaPad 5x 2-in-1 Gen9 560Mbps
        Yoga Slim 7x Gen9 560Mbps
        ThinkBook 14 Gen 7 560Mbps
        Yoga Pro Gen9 560Mbps
        HP Pavilion Aero 13-be 580Mbps
        Legion Pro 5i Gen8 610Mbps

         

        レノボ Yoga Pro 7 Gen9 14.5型(AMD)

        レノボ直販サイト

         

        レノボYoga Pro 7 Gen9 14.5型(AMD)の性能・処理速度

        パソコン処理性能を計測する上でメジャーな、以下のベンチマークソフトを使って計測した結果を紹介していきます。

        • PassMark
        • CineBench R23
        • PCMARK10
        • GeekBench AI(AI性能)
        • Crystal DiskMark(ディスク速度)

         

        また、ゲーミング性能についても、これもメジャーな以下のベンチマークソフトを使って計測します。

        • FF14(中量級3D)
        • FF15(重量級3D)
        • ストリートファイター6(重量級)
        • 3DMark

         

        画像編集性能については、画像編集ソフトRawTherapeeでRAW現像10枚の書き出し時間を計測しました。

        • RawTherapeeでのRAW現像時間

         

        動画編集性能については、動画編集ソフトDavinci ResolveでフルHDのyoutube動画書き出し時間を計測しました。

        • Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し

        計測結果については、電源に接続してパフォーマンスで計測しています。

        PassMarkは、バランスや電源に接続しないバッテリー駆動での計測も行っています。

        CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。

        CPU PassMarkスコア
        Core i7-13700HX 34286
        Core i7-13700H 30030
        Ryzen AI 9 365 29163
        Ryzen 7 8845HS 28671
        Ryzen 7 8840HS 24445
        Core Ultra 7 155H 25160
        Ryzen 7 8840U 23821
        Ryzen 7 7735HS 23722
        Core Ultra 5 125H 21300
        Ryzen 5 8640U 20772
        Core Ultra 7 258V 20032
        Core Ultra 7 155U 16759
        Core Ultra 5 125U 17413
        Ryzen 7 7735U 21082
        Core i5-1340P 20106
        Core i7-1360P 19600
        Ryzen 7 7730U 18864
        Ryzen 5 7535HS 18312
        Core i7-1260P 17257
        Core i5-1240P 17345
        Core 5-120U 17292
        Ryzen 5 7535U 17123
        Core i5-1335U 16814
        Ryzen 5 7530U 16509
        Ryzen 5 5625U 15000
        Core i5-1235U 13865
        Core i3-1315U 13755
        Ryzen 3 7330U 11816
        Core i7-1165G7 10681
        Core i5-1135G7 10298
        Ryzen 3 5300U 10000
        Ryzen 5 7520U 9489
        Intel N100 5657
        Intel Celeron 7305 2665

        事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、スコア10000以上あると十分快適に使えます。

        2024年の今購入するなら、15000以上のCPUを選ぶと、4年は快適に使えるでしょう。

        めやすはRyzen 5 7530U以上です。

        Ryzen AI 9 365のスコアは極めて高く、クリエイティブワークも余裕でこなせます。

         

        PassMark

        電源接続時(パフォーマンス)

        電源接続時(適応パワーモード)

        バッテリー駆動時

        PassMarkスコアは極めて高く、クリエイティブワークも余裕でこなせるでしょう。

        パフォーマンスにするとPassMark公式サイトの平均値よりも高いスコアで、性能を十分に引き出せています。

        デフォルトの適応パワーモードでも十分なスコアでした。

        マルチ/シングル パフォーマンス バランス
        マルチスレッド 32104 30913
        シングルスレッド 4065 4090

         

        また、バッテリー駆動時だとシングルの性能が落ち幅が大きいという結果になりました。

        マルチ/シングル 電源接続 バッテリー駆動
        マルチスレッド 32104 28790
        シングルスレッド 4065 3162

         

        他の主流CPUの実測値と比較しました。

        CPU マルチ シングル
        Core i7-13700HX 36225 3955
        Core Ultra 7 155H(レノボIdeaPad Pro 5i) 32740 3846
        Ryzen AI 9 365 32104 4065
        Core Ultra 7 155H(HP Spectre) 27184 3546
        Ryzen 7 8840HS(レノボ) 27215 3796
        Ryzen 7 6800H 25955 3458
        Core Ultra 7 258V(レノボYoga) 22241 4396
        Core Ultra 7 258V(HP OmniBook) 20384 4390
        Core Ultra 7 155H(HP Spectre) 24100 3845
        Core Ultra 5 125H 24554 3636
        Ryzen 7 7735HS 24988 3461
        Ryzen 7 8840HS(HP) 23729 3926
        Ryzen 7 8840U 23428 3822
        Ryzen 5 8640U 22006 3585
        Core i5-1340P 21578 3742
        Core Ultra 7 155U 18956 3842
        Core Ultra 5 125U 19263 3499
        Core i7-1260P 21696 3540
        Ryzen 7 6800U 21461 3459
        Ryzen 7 7735U 21278 3419
        Ryzen 7 7730U 21446 3258
        Ryzen 7 5800U 18644 3108
        Ryzen 5 7535HS 17337 3148
        Core i5-1335U 17694 3684
        Ryzen 5 7530U 16775 3269
        Core i5-1235U 16601 3465
        Ryzen 5 5625U 16933 3138
        Core i7-1250U 13518 3557
        Core i7-1165G7 11005 3142

        最新CPUと比較してもトップクラスの性能があります。

         

        CineBench R23・2024

        マルチコアスコア:16240

        シングルコアスコア:1929

        マルチコアスコア・シングルコアスコアともに、PassMarkと同じ傾向で、極めて高いです。

        ほかの主要CPUと比較します。

        CPU マルチコア シングルコア
        Core i7-13700HX 19558 1656
        Ryzen AI 9 365 16240 1929
        Ryzen 7 8840HS(レノボ) 13246 1690
        Ryzen 7 6800H 13505 1481
        Ryzen 7 8840U 11881 1674
        Ryzen 7 8840HS(HP) 11421 1677
        Ryzen 7 7735HS 11953 1506
        Core i5-13500H 11027 1779
        Core Ultra 5 125H 10967 1653
        Core Ultra 7 258V(レノボYoga) 10378 1971
        Core Ultra 7 258V(HP OmniBook) 9029 1747
        Ryzen 5 8640U 10266 1695
        Core Ultra 7 155H 9702 1788
        Ryzen 7 6800U 11620 1481
        Core i5-1340P 9301 1714
        Core Ultra 5 125U 9201 1550
        Core Ultra 7 155U 7749 1760
        Ryzen 7 7735U 9250 1515
        Ryzen 7 7730U 9411 1423
        Core i7-1260P 9158 1481
        Ryzen 5 5625U 8064 1390
        Ryzen 5 7535HS 7025 1276
        Core i5-1235U 6961 1461
        Core i7-1165G7 4122 1383

         

        CineBench2024のスコアは以下でした。

        マルチコア:1016

        シングルコア:113

        参考までに、2022年のハイエンドCPU AMD Ryzen 7 6800Uのスコアが、マルチ631、シングル85でしたので、約1.6倍の性能となっています。

         

        PCMARK10

        PCMARK10は、実際のアプリケーションを使用したベンチマークソフトで、実際にパソコンを使った時の作業快適性を計測するのに適しているといわれているベンチマークです。

        測定結果は以下の通りです。

        トータルスコア:7710

         

        Essentials:10428(快適めやす4100)

          Essentialsはパソコン基本性能の測定結果です。

          快適めやすは4100なので、高い数値です。実際に使ってみてもレスポンスは極めて快適です。

           

          Productivity:11038(快適めやす4500)

            ProductivityはOfficeなどビジネス系アプリの速度で、これも極めて高いスコアです。

             

            Digital Contents Creation:10805

              Digital Contents Creationは画像編集や動画編集などの性能を表すスコアです。

              極めて高いスコアです。

              Intel Core Ultra 2シリーズを搭載したクリエイティブワーク向けの機種レノボYoga Slim 7i Aura Editionと比較してみました。

              レノボYoga Pro Gen9:AMD Ryzen AI 9 365

              レノボYoga Slim 7i Aura Edition:Intel Core Ultra 7 258V

              計測内容 Yoga Pro Yoga Slim
              トータル 7710 6749
              App Start-up Score(アプリ起動) 12458 9380
              Video Conferencing Score(Web会議) 8419 8309
              Web Browsing Score(Web閲覧) 10813 10187
              Spreadsheets Score(表計算) 14746 11928
              Writing Score(文書作成) 8283 7738
              Photo Editing Score(画像編集) 16078 16296
              Rendering and Visualization Score(レンダリング) 10742 8288
              Video Editing Score(動画編集) 7304 6628

              全体的にIntel Core Ultra 7 258Vよりも性能が上であることが分かります。

               

              Geekbench AI

              Single Precision Score(単精度スコア):3311

              Half Precision Score(半精度スコア):1457

              Quantized Score(量子化スコア):6624

              比較として、2022年のハイエンドCPU AMD Ryzen 7 6800Uのスコアが、量子化スコア2810であったため、約2.4倍になっています。

               

              Crystal DiskMark

              シーケンシャルリードが5000を超えており、高速です。

              機種 シーケンシャルリード
              HP Envy 14-fc(2024年式) 7142
              HP OmniBook Ultra Flip 14-fh 6618
              レノボIdeaPad Slim 5 Light Gen10 6602
              DELL XPS 13 Plus 6589
              レノボLegion Pro 5i Gen8 6569
              レノボThinkBook 14 Gen 7 6186
              レノボYoga Slim 7i Aura Edition 6185
              HP Envy 13-bf(2022年式) 5332
              レノボYoga Pro 7 Gen9 5177
              レノボYoga 7i Gen8 5091
              レノボIdeaPad Slim 5i Gen8 5086
              HP Pavilion Aero 13-be(2023年式) 5045
              レノボYoga 7i Gen9 5054
              HP EliteBook 635 Aero G11 5027
              レノボYoga 7 Gen9 5022
              HP Envy 14-fa(2024年式) 5000
              レノボIdeaPad Pro 5i Gen9 4996
              HP Pavilion Aero 13-bg 4930
              レノボThinkPad X1 Gen12 4773
              レノボThinkPad X1 Gen11 3888
              レノボThinkBook 13x Gen2 3603
              HP Pavilion 16-af 3593
              HP Envy 13-ay(2021年式) 3500

               

              FF14 黄金のレガシー ベンチマーク(中~重量級3D)

              標準品質(ノートPC)でやや快適の結果となりました。

              グラフィック性能も高いですがIntel Core Ultraよりは劣る結果になりました。

              CPU スコア
              Intel Core Ultra 7 258V(レノボYoga) 9373
              Intel Core Ultra 7 258V(HP OmniBook) 9240
              Intel Core Ultra 7 155H 8687
              AMD Ryzen AI 9 365 7422
              AMD Ryzen 5 7535HS 5496
              AMD Ryzen 7 7735HS 5130
              AMD Ryzen 7 8840HS 4750
              AMD Ryzen 7 8840U 4848
              AMD Ryzen 5 8640U 4843
              Intel Core Ultra 7 155U 4271
              Intel Core Ultra 5 125U 3732

               

              FF15ベンチマーク(重量級3D)

              やや快適の結果となり、こちらはIntel Core Ultraよりも高いスコアになりました。

              CPU スコア
              Intel Core i7-13700HX+RTX4070(標準) 15852
              AMD Ryzen AI 9 365 5798
              Intel Core Ultra 7 258V(軽量)(HP OmniBook) 5423
              AMD Ryzen 7 8840HS(軽量)(レノボ) 4719
              Intel Core Ultra 7 258V(軽量)(レノボYoga) 4523
              Intel Core Ultra 7 155H(軽量)メモリ32GB 4188
              AMD Ryzen 7 8840U(軽量) 3977
              Intel Core Ultra 5 125H(軽量) 3808
              AMD Ryzen 7 8840HS(軽量)(HP) 3699
              AMD Ryzen 5 8640U(軽量) 3589
              Intel Core Ultra 7 155H(軽量)メモリ16GB 3355
              Intel Core i5-13500H(軽量) 2875
              AMD Ryzen 7 7735U(軽量) 3470
              AMD Ryzen 5 7535HS(軽量) 2979
              Intel Core Ultra 7 155U(軽量) 2897
              Intel Core i7-1260P(軽量) 2486
              Intel Core Ultra 5 125U(軽量) 2333
              Intel Core i7-1250U(軽量) 2309

               

              3DMark ベンチマーク

              Fire Strikeのグラフィックスコアは9675でした。

              Fire Strikeのスコア目安は以下の通りです。

              めやすとしてはGeForce GTX 1650、1060がエントリー向けグラフィックボードとなります。

              グラフィックボード 3DMark Fire Strike
              GeForce RTX 3080 Ti 38323
              GeForce RTX 3080 36176
              GeForce RTX 4070(Laptop) 27898
              GeForce RTX 4060 27500
              GeForce RTX 3060 20764
              GeForce RTX 4050 Laptop 18579
              GeForce RTX 3050 Ti 14911
              GeForce GTX 1060 12500
              Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ32GB 9747
              Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)HP OmniBook 9702
              AMD Ryzen AI 9 365 9675
              Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)レノボYoga 9512
              GeForce GTX 1650 9000
              AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) 8503
              Intel Core Ultra 5 125H(CPU内蔵) 8488
              Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ16GB 7900
              AMD Ryzen 7 8840U(CPU内蔵) 7600
              AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵)(HP) 7495
              AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) 6666
              AMD Ryzen 5 8640U(CPU内蔵) 6376
              AMD Ryzen 7 7735HS(CPU内蔵) 6261
              Intel Core Ultra 7 155U(CPU内蔵) 5401
              Intel Core i5-13500H(CPU内蔵) 5237
              AMD Ryzen 5 7535U(CPU内蔵) 5103
              Intel Core i5-1340P(CPU内蔵) 5000
              Intel Core Ultra 5 125U(CPU内蔵) 4955
              Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) 4462
              AMD Ryzen 5 7535HS(CPU内蔵) 4419
              AMD Ryzen 7 7730U(CPU内蔵) 4000
              AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) 3288

              エントリーグラフィックボードGTX 1650並みの性能があり、軽めの3Dゲームなら普通に遊べる程度の性能があります。

               

              Time Spyのスコアは3558でした。

              グラフィックボード 3DMark Time Spy
              Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)HP OmniBook 4007
              Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)レノボYoga 3941
              Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ32GB 3841
              AMD Ryzen AI 9 365 3558
              Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ16GB 2829
              AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) 2912
              AMD Ryzen 7 8840U(CPU内蔵) 2588
              AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵)(HP) 2444
              Intel Core Ultra 7 155U(CPU内蔵) 2042
              Intel Core Ultra 5 125U(CPU内蔵) 1952
              AMD Ryzen 7 7735HS(CPU内蔵) 1790
              AMD Ryzen 5 7535HS(CPU内蔵) 1279

               

              RawTherapeeでのRAW現像時間

              フリーの画像編集ソフトRawTherapeeを使って、スマホで撮影したRAW画像10枚のRAW現像にかかる時間を測定しました。

              CPU 時間
              AMD Ryzen AI 9 365 10秒
              Intel Core i7-13700HX 11秒
              AMD Ryzen 7 8840HS 12秒
              AMD Ryzen 7 7735HS 13秒
              AMD Ryzen 7 8840U 13秒
              Intel Core Ultra 7 155H 13秒
              Intel Core i5-13500H 13秒
              Intel Core i5-1340P 13秒
              Intel Core Ultra 5 125H 14秒
              Intel Core i7-1260P 15秒
              AMD Ryzen 5 8640U 15秒
              Intel Core Ultra 7 258V 17秒
              Intel Core i5-1335U 17秒
              Intel Core Ultra 5 125U 18秒
              Intel Core i5-1235U 18秒
              AMD Ryzen 7 7730U 17秒
              AMD Ryzen 5 7535HS 20秒
              Intel Core Ultra 7 155U 20秒
              Intel Core i7-1250U 21秒

              書き出し速度は、いままで計測したCPUでもトップクラスの速さでした。

               

              Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し時間

              動画編集ソフトDavinci Resolveで、5分45秒のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を計測しました。

              以前までDavinci Resolveバージョン18で計測していたのですがバージョン19が出てしばらく経ったので、19に切り替えて計測しました。

              18→19にバージョンアップすることで以前よりもかなり書き出し速度が向上しています。

              そのため18での計測結果が比較にならず・・・19での計測結果のみ載せています。

              CPU 時間
              Intel Core Ultra 7 155H+GeForce RTX 4050 Laptop 38秒
              AMD Ryzen AI 9 365 54秒
              AMD Ryzen 7 7735HS 1分11秒
              AMD Ryzen 7 6800U 1分32秒
              AMD Ryzen 5 7535HS 1分42秒
              Intel Core Ultra 7 155U 2分22秒

              書き出し速度はとても早いです。動画編集も快適でしょう。

               

              参考までにバージョン18で、4分のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を他CPUで計測した結果も載せておきます。

              CPU 時間
              Intel Core i7-13700HX+GeForce RTX 4060 42秒
              AMD Ryzen 7 6800H+GeForce RTX 3050 Ti 48秒
              Intel Core Ultra 7 155H(メモリ32GB・レノボIdeaPad Pro) 54秒
              Intel Core i7-13700H+GeForce RTX 4050 56秒
              Intel Core Ultra 5 125H 1分02秒
              Intel Core Ultra 7 258V(レノボYoga) 1分04秒
              Intel Core Ultra 7 155H(メモリ32GB・HP Spectre) 1分06秒
              AMD Ryzen 7 8840U 1分07秒
              Intel Core Ultra 7 258V(HP OmniBook) 1分11秒
              Intel Core Ultra 7 155H(メモリ16GB) 1分11秒
              AMD Ryzen 7 8840HS 1分16秒
              Intel Core i5-1340P 1分17秒
              AMD Ryzen 7 7735U 1分18秒
              AMD Ryzen 7 6800U 1分18秒
              AMD Ryzen 5 7535U 1分22秒
              AMD Ryzen 5 8640U 1分23秒
              Intel Core Ultra 5 125U 1分26秒
              Intel Core i7-1260P 1分28秒
              AMD Ryzen 7 7730U 1分29秒
              Intel Core Ultra 7 155U 1分36秒
              Intel Core i5-1235U 1分40秒
              Intel Core i5-1335U 1分48秒
              AMD Ryzen 7 5800U 1分56秒
              Intel Core i7-1250U 2分22秒

              外部GPUなしとしてもトップクラスに早いので、さすがの性能で動画編集にも向きます。

               

              排熱性能と静粛性について

              CPU負荷をツールでかけてみて、CPU温度と本体の温度、静粛性をチェックしてみました。

              パフォーマンスモードで計測しています。

              負荷をかけはじめたときの状態です。

              負荷をかけ続けた時の状態です。

              上記が測定結果ですが、負荷をかけるとCPU温度が上がり、90℃超で推移し続けます。

              CPU電力は、負荷をかけると60W程度まで上がりそのあと維持し続けます。

              全体的に温度も電力消費も高い傾向にあります。

              この間、キーボード面はそこまで熱くなっておらず、排熱はしっかりしているという印象です。高負荷でも普通に使うことができます。

               

              また、負荷をかけた時の音について、それなりに音がします。

              負荷をかけた時の音についてはサー…という音が聞こえて、騒音計で測定すると大体40db前後の数値になっていました。

              騒音目安については以下の通りです。

              騒音値(db) めやす
              50db 大きく聞こえる。静かな事務所
              40db 聞こえるが会話に支障なし。図書館、静かな住宅地の昼
              30db 小さく聞こえる。郊外の深夜、ささやき声
              20db ほとんど聞こえない。ささやき

              パフォーマンスで負荷をかけると音や温度が気になるので、静かな場所で作業する場合はパフォーマンスモードを切り替えたほうがよいでしょう。

               

              レノボ Yoga Pro 7 Gen9 14.5型(AMD)

              レノボ直販サイト

               

              レノボYoga Pro 7 Gen9 14.5型(AMD)のレビュー評価まとめ

              評価まとめ

              各作業のレビュー結果は以下の通りです。

              Web閲覧 ◎(快適)
              Office系事務作業 ◎(快適)
              動画鑑賞 ◎(快適)
              Web会議 ◎(快適)
              SNS・ブログ ◎(快適)
              プログラミング ◎(快適)
              画像・写真編集 ◎(快適)
              動画編集 ◎(動画編集性能は高い)
              ゲーム ○(3Dゲームでも重量級でなければ問題なく遊べる)

               

              ノートパソコン自体の質感、デザイン、耐久性、キーボード、持ち運びやすさ、コスパなどのレビュー結果は以下の通りです。

              各項目をS~Dで評価しました。Sが一番高い評価です。Bが70点程度として評価しています。

              比較項目 Yoga Pro 7 Gen9 14.5型
              CPU AMD Ryzen AI 9 365
              CPU性能(PassMark) S (実測32104)
              CPUグラフィック性能(3DMark) A+(実測9675)
              メモリ 32GB
              ディスプレイ総合評価 A+
              ディスプレイ種類 有機EL
              サイズ 14.5インチ
              アスペクト比 16:10
              ディスプレイ解像度 A+(2880×1800)
              ディスプレイ輝度 A(400nit)
              ディスプレイ色域 A+ (100%DCI-P3)
              ボディ質感 A
              キーボード B++
              重さ・持ち運びやすさ C+(実測1.53kg)
              インターフェイス B+
              USB-A 〇(1)
              USB-C 〇(2)
              USB-C充電
              USB-C映像出力
              HDMI
              Webカメラ A(IR&1080p)
              プライバシーシャッター
              バッテリー B(73Whr 実測7:05)
              認証 顔認証
              その他機能
              価格・コスパ C(25.98万円)
              個人的欲しい度 B+

              性能が素晴らしいです。またディスプレイ品質もとても良いです。

               

              レノボYoga Pro 7 Gen9 14.5型(AMD)の良い点

                1. 性能がとても高い
                2. ディスプレイが有機ELでとても綺麗

                性能がとても高く、外部GPUなしとしてはトップクラスの性能があります。

                またディスプレイも有機ELでとても綺麗です。

                 

                レノボYoga Pro 7 Gen9 14.5型(AMD)の注意点

                1. 価格が高い

                25.98万円という価格がやはり、普通にノートパソコンを探している人には高いと感じるでしょう。

                性能や全体的な品質は良いのですが、その分価格は高いです。

                 

                このノートパソコンを購入するのに向く方

                • クリエイティブワークを自宅・外出先どこでも実施したい人向け

                の機種と言えます。

                性能がとても高く、サイズや重さも持ち運べなくはないくらいなので、クリエイティブワークをどこにでも持ち運んで実施したい人にはピッタリの機種です。

                ただし価格が25.98万円と高いです。パソコンを使ってクリエイティブワークを行っており、生産性がパソコンの良し悪しに直結し、良いパソコンを買えばもとが取れる人向けの機種と言えます。

                 

                レノボ Yoga Pro 7 Gen9 14.5型(AMD)

                レノボ直販サイト

                 

                あと、似たようなコンセプトの機種としてレノボYoga Slim 7i Aura Editionがあります。

                こちらはIntel Core Ultra 2シリーズを搭載し、15.3インチと大画面ながら1.51kgと軽いです。持ち運び用のクリエイティブノートパソコンならこちらもおすすめです。

                レノボYoga Slim 7i Aura Edition Gen9レビュー【万能で完璧、今年一番の出来、ただし価格も高い】新型Intel Core Ultra 7 258Vを搭載した、レノボYoga Slim 7i Aura Edition Gen9をレノボ...

                 

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