レノボ ThinkPad E16 Gen1をレノボよりお借りすることができましたので、レビュー記事を書きます。
レビュー機のスペックは以下の通りでした。
- Core i5-1335U
- メモリ16GB
- SSD 512GB
- 16.0型 WUXGA IPS液晶 (1920 x 1200) 、光沢なし
ThinkPadシリーズはIBMがもともと開発・製造していた伝統のある機種で、今はレノボが開発製造を行っています。
- キーボードが良い
- トラックポイントあり
- 安定感のあるデザイン
- 伝統の品質と耐久性
- ThinkPadシリーズとしては価格が安い

ThinkPadシリーズはキーボードが良いので、特にタイピング重視の方におすすめできます。
またEシリーズは、ThinkPadシリーズのなかでもコスパが良く、テレワークなどビジネス用途のノートパソコンを安く探している方におすすめできます。
レノボThinkPad E16 Gen1の特徴

ThinkPad E16 Gen1は、Eシリーズで価格が安い、かつ大画面でテンキーありのキーボードであることが特長です。
Intel版
AMD版
価格は、AMD版のほうが安いです。
Ryzen 5 7530U + メモリ16GBでも8.78万円と、ThinkPadシリーズにしてはとても安いです。
当機種はコスパ重視のため、購入するならAMD版がよいでしょう。
テンキーありのキーボードで、ビジネス用途で大画面のノートパソコンがなるべく安くほしい方に特におすすめです。
AMDのコスパ良い構成で購入し事務作業用途で使うのがおすすめ

ThinkPad E16 Gen1は、AMD Ryzen 5 7530U + メモリ16GBでも8.78万円と、ThinkPadシリーズにしてはとても安いです。
この場合、ディスプレイは色域64%程度で輝度300nitのIPS液晶となりますが、事務作業では特に不足はなく、快適に使えます。
ThinkPadシリーズは、比較的価格が高めの傾向にありますが、8万円台でメモリ16GB構成が購入できるのはとても安く、1押しの構成になります。
旧型ThinkPad E15との比較
ThinkPad E15 Gen4

E16

旧型のE15との比較でもっとも違うところは
ディスプレイのアスペクト比賀が16:9→16:10と縦長になった
ということです。
これは事務作業には大きなメリットで、実際私も16:9→16:10のマシンに切り替え、思った以上に違いを感じるというのが感想です。
事務作業用途として特におすすめができます。
レノボ ThinkPad E16 Gen1 スペックと価格
スペック
OS | Windows11 Pro(64bit) |
CPU | インテル® Core™ i7-1360P プロセッサー インテル® Core™ i5-1340P プロセッサー インテル® Core™ i7-1355U プロセッサー インテル® Core™ i5-1335Uプロセッサー インテル® Core™ i3-1315Uプロセッサー |
メモリ | 8GB~16GB,1オンボード+1スロット |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB SSD |
液晶 | LED バックライト付 16.0型WQXGA IPS液晶 (2560 x 1600) 、光沢なし LED バックライト付 16.0型WUXGA IPS液晶 (1920 x 1200) 、マルチタッチ対応、光沢なし LED バックライト付 16.0型 WUXGA IPS液晶 (1920 x 1200) 、100sRGB, 光沢なし LED バックライト付 16.0型 WUXGA IPS液晶 (1920 x 1200) 、光沢なし |
重量 | 約1.78kg~ |
インターフェイス | USB4 (Thunderbolt™ 4 対応) x 1 USB Type-C 3.2 Gen 2 x1 USB 3.2 Gen1 (Powered USB) x 1 USB 2.0 x 1 HDMI マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック RJ-45 |
サイズ | 約 356.1 x 247.7 x 19.9mm |
バッテリー | 固定式 3セル リチウムイオンポリマーバッテリー 57Whr 固定式 3セル リチウムイオンポリマーバッテリー 45Whr |
価格 | 10万円台~(Intel)、8万円台~(AMD) |
ThinkPadらしく様々な構成を選べますが、もっともコスパがよいのは
- AMD Ryzen 5 7530U
- メモリ16GB
- SSD512GB
- ディスプレイ16.0型 WUXGA IPS液晶 (1920 x 1200) 、光沢なし
の構成です。
ThinkPadでもEシリーズは、コスパ重視の機種となるため、コスパを追い求めた構成にするのが良いと言えます。
価格と納期
Intel版
AMD版
価格はAMD版のほうが安く、納期はIntel版のほうが早いです。
上述の通りコスパを重視してAMD版がおすすめです。
レノボThinkPad E16 Gen1の外観と機能
外観・デザイン・質感





いかにもThinkPadというデザインです。
このデザインは好みが分かれるところかなと思います。ビジネスノートパソコンとしてはまったく違和感のないデザインです。
質感も意外とよく、上位モデルのXシリーズと比較しても遜色ない質感です。
- 安定のThinkPadデザイン
- 質感は価格の割に高い
重量
メーカー公称の重量は1.78~kgです。実測値は1799gでした。
構成により、重さに少し違いがあるようです。

16インチなので、持ち運びには向きません。

アダプターは出力65Wで、純正にしてはコンパクトです。重量は以下の通りです。
本体実測値 | 1799g |
---|---|
アダプター | 242g |
持ち運びも考慮するなら、電源アダプターはUSB Type-C対応の軽量でコンパクトなものを買ってしまったほうがよいと思います。私も購入しています。

ディスプレイ
- LED バックライト付 16.0型WQXGA IPS液晶 (2560 x 1600) 、光沢なし
- LED バックライト付 16.0型WUXGA IPS液晶 (1920 x 1200) 、マルチタッチ対応、光沢なし
- LED バックライト付 16.0型 WUXGA IPS液晶 (1920 x 1200) 、100sRGB, 光沢なし
- LED バックライト付 16.0型 WUXGA IPS液晶 (1920 x 1200) 、光沢なし
上記構成から選べます。最も価格が安くコスパが良いのは④で、④でも事務作業には十分です。
③だと色域の広いディスプレイとなり、画像編集にも向くディスプレイになります。

上記写真は私が持っているレノボYoga 770(14インチ有機EL)との比較です。
有機ELと比較してしまうと、色鮮やかさが弱いとも感じますが、事務作業用途であれば十分なディスプレイです。
キーボード


キー配置はとても綺麗で打ちやすい配置です。
キー配置が綺麗で、キートップが少しへこんだ形状をしており、とてもタッチがしやすいです。
このあたりはさすがThinkPad というところです。
ThinkPadキー配置の特徴として、左下のFnキーとCtrlキーが伝統的に逆ですが、Lenovo Vantageの設定で機能を入れ替えることができます。

キーボードはパナソニックのレッツノート・レノボのThinkPad・富士通のLIFEBOOKが3強だと感じます。
打鍵感もとても良好、キーボードはほぼ文句をつけるところがないくらい、良く出来ています。
キーボードで点数をつけるなら95~100点でとても打ちやすいキーボードです。
タッチパッドの操作感は普通でした。ThinkPad の場合は真ん中に赤いトラックポイントと、クリックボタンがあるのでそれを使うとよいでしょう。

キーボードバックライトも搭載しております。
- キーボードはノートパソコン最高レベルでテンキーあり
- 指紋認証あり
- キーボードバックライト搭載
インターフェイス

左側面のインターフェイスは、奥から順番に
- USB 4 Type-C(Thunderbolt4 対応)
- USB 4 Type-C(Thunderbolt4 対応)
- USB Type-A 3.2 Gen1
- HDMI
- イヤホンジャック
となります。

右側面のインターフェイスが、奥から順番に
- セキュリティホール
- 有線LANケーブル
- USB2.0 Type-A
となります。
ビジネス用途を意識したポートで、有線LANもついています。
- USB Type-Aポートが2つ
- HDMIあり
- USB Type-CはThunderbolt対応×2
- SDカードスロットなし
バッテリー駆動時間のチェック
レビュー機のバッテリーは45,57Whrから選択できます。
以下の条件にてバッテリー駆動時間のチェックを行いました。
- 輝度Max
- youtube動画流しっぱなし
メーカー公称時間 | ※記載なし |
---|---|
残量0%まで | 4時間45分 |
輝度Maxで使ってしまうと持ちはそこまででもない、という印象です。
16インチなので、基本は電源接続で使うのがよいでしょう。
WEBカメラ
- FHD 1080p RGB+IR Hybrid Webカメラ
- FHD 1080p RGB Webカメラ
- HD 720P RGB Webカメラ
上記から選択できます。すべてプライバシーシャッターつきです。
ビジネス用途でWEB会議を多く使うなら、FHDカメラを選択しても良いでしょう。


パソコンのカメラで撮った写真でまずまず綺麗に取れており、Web会議でも問題ないと思います。
スピーカー

背面にスピーカーが搭載されています。
スピーカーの音質は普通で、レノボYoga 770が10点とすると7点くらいで、Yogaシリーズとは明確な差を感じます。完全なる主観ですみません(^^;
レノボYoga 770は、Dolby Atmos対応のスピーカーで音質が良いので、それに比べると劣る、という印象です。
無線速度のテスト
自宅のWiFiは、11ac(Wi-Fi5)で5.0GHzを使用していますが、同じ部屋だと510Mbps速度が出ており、十分に高速です。
機種 | 無線速度 |
ThinkPad E16 | 510Mbps |
HP ENVY x360 13 | 570Mbps |
1Fに無線ルーターがある環境で、2Fで速度を計測したところ、490MBpsと極めて高速でした。無線の受信感度もよいといえます。
起動時間チェック
1回目 | 16.53秒 |
---|---|
2回目 | 16.47秒 |
起動時間はまずまずの速さです。
ThinkPadシリーズは、内部ソフトウェア等の影響か?起動は少し遅い傾向にあります。
最近のノートパソコンは起動が凄く速く、大抵10秒以内に起動するので、ちょっと遅いなと感じてしまいました。
レノボ ThinkPad E16 Gen1の内部性能・処理速度
パソコン処理性能を計測する上でメジャーな、以下のベンチマークソフトを使って計測した結果を紹介していきます。
- PassMark
- CineBench R23
- PCMARK10
- Crystal DiskMark(ディスク速度)
また、ゲーミング性能についても、これもメジャーな以下のベンチマークソフトを使って計測します。
- ドラクエⅩ(軽量級3D)
- FF14(中量級3D)
- 3DMark
画像編集性能については、画像編集ソフトRawTherapeeでRAW現像10枚の書き出し時間を計測しました。
- RawTherapeeでのRAW現像時間
動画編集性能については、動画編集ソフトDavinci ResolveでフルHDのyoutube動画書き出し時間を計測しました。
- Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し
計測結果については、電源設定を最適なパフォーマンスとして計測しています。
ただしPassMarkは
- 最適なパフォーマンス
- バッテリー駆動
で、計測しています。
CPU性能めやす
CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Ryzen 9 7945HX | 55967 |
Core i9-13900HX | 44998 |
Core i7-13700HX | 34286 |
Ryzen 7 7745HX | 32732 |
Core i7-13700H | 30030 |
Ryzen 7 8845Hs ※最新世代 | 29904 |
Core Ultra 7 155H ※最新世代 | 24910 |
Core Ultra 5 125H ※最新世代 | 21300 |
Ryzen 7 7735U | 21082 |
Core i5-1340P | 20106 |
Core i7-1360P | 19600 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Core i7-1260P | 17257 |
Core i5-1240P | 17345 |
Core 5-120U ※最新世代 | 17292 |
Ryzen 5 7535U | 17123 |
Core i5-1335U | 16814 |
Ryzen 5 7530U | 16509 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Core i3-1315U | 13755 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Ryzen 5 7520U | 9489 |
Intel N100 | 5657 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、Core i5-1135G7のスコア10000以上あると、重作業でも十分快適に使えます。
Intelは、第11世代では、AMDにベンチマークで差をつけられていましたが、12世代となり、その差がほぼなくなりました。
Intel Core i5-1335Uは、性能のピークパワーは控え目のCPUですが、それでも十分な性能があり、不足を感じることはまずないでしょう。
PassMark
電源接続時(最適なパフォーマンス)

バッテリー駆動時

最適なパフォーマンスの設定ではマルチスレッドスコアで17694と、非常に高いスコア結果となりました。普段使いには十二分な性能と言えます。
当機種は省電力性能重視のUプロセッサーを搭載していますが、スコアは平均値以上のスコアとなっていました。
電源設定がバッテリー駆動の場合、9564と大きくスコアが落ちました。
基本は、電源に接続して使うのがよさそうです。
マルチ/シングル | ハイパフォーマンス | バッテリー駆動 |
マルチスレッド | 17292 | 9564 |
シングルスレッド | 3725 | 3318 |
他の主流CPUの実測値と比較しました。
CPU | マルチ | シングル |
Core i-13700HX | 36225 | 3955 |
Ryzen 7 6800H | 25955 | 3458 |
Core i5-13500H | 24533 | 3830 |
Core i5-1340P | 21578 | 3742 |
Core i7-1260P | 21696 | 3540 |
Ryzen 7 6800U | 21461 | 3459 |
Ryzen 7 7735U | 21278 | 3419 |
Ryzen 7 7730U | 21446 | 3258 |
Ryzen 7 5800U | 18644 | 3108 |
Core i5-1335U | 17292 | 3725 |
Core i5-1235U | 16601 | 3465 |
Ryzen 5 5625U | 16933 | 3138 |
Core i7-1250U | 13518 | 3557 |
Core i7-1165G7 | 11005 | 3142 |
2023年主流のCPUからすると、若干見劣りしますが、シングルのスコアが高いためか、Web閲覧など普段使いではとても快適です。
CineBench R23

マルチコアスコア:5464
シングルコアスコア:1681
マルチコアスコア・シングルコアスコアともに、PassMarkと同じ傾向でした。
ほかの主要CPUと比較します。
CPU | マルチコア | シングルコア |
Core i7-13700HX | 19558 | 1656 |
Ryzen 7 6800H | 13505 | 1481 |
Core i5-13500H | 11027 | 1779 |
Ryzen 7 6800U | 11620 | 1481 |
Core i5-1340P | 9301 | 1714 |
Ryzen 7 7735U | 9250 | 1515 |
Ryzen 7 7730U | 9411 | 1423 |
Core i7-1260P | 9158 | 1481 |
Ryzen 7 5800U | 9276 | 1436 |
Ryzen 5 5625U | 8064 | 1390 |
Core i5-1235U | 6961 | 1461 |
Core i5-1335U | 5464 | 1681 |
Core i7-1250U | 5334 | 1515 |
Core i7-1165G7 | 4122 | 1383 |
マルチコアのスコアが、やや伸びませんでしたが、事務作業用途としては十分です。
PCMARK10
PCMARK10は、実際のアプリケーションを使用したベンチマークソフトで、実際にパソコンを使った時の作業快適性を計測するのに適しているといわれているベンチマークです。
測定結果は以下の通りです。

トータルスコア:5221
Essentials:9423(快適めやす4100)
Essentialsはパソコン基本性能の測定結果です。
快適めやすは4100なので、高い数値です。実際に使ってみてもレスポンスは快適です。
Productivity:6856(快適めやす4500)
ProductivityはOfficeなどビジネス系アプリの速度で、これも十分なスコアです。
Digital Contents Creation:5980
Digital Contents Creationは画像編集や動画編集などの性能を表すスコアです。こちらも十分なスコアです。
同じCPUを搭載したレノボThinkPad X1 Carbon Gen11と比較してみます。
レノボThinkPad E16 Gen1:Intel Core i5-1340P
レノボThinkPad X1 Carbon:Intel Core i5-1335U
計測内容 | E16 | X1 |
トータル | 5221 | 5138 |
App Start-up Score(アプリ起動) | 10269 | 11687 |
Video Conferencing Score(Web会議) | 8392 | 8137 |
Web Browsing Score(Web閲覧) | 9710 | 9582 |
Spreadsheets Score(表計算) | 6872 | 6869 |
Writing Score(文書作成) | 6841 | 6402 |
Photo Editing Score(画像編集) | 9065 | 8929 |
Rendering and Visualization Score(レンダリング) | 4128 | 3512 |
Video Editing Score(動画編集) | 5715 | 5961 |
Intel系のCPUは、アプリ起動・Web閲覧・文書作成など一般用途でのスコアが高い傾向があります。
実際にブラウザを複数起動したり、ワードプレスでブログを書くくらいなら極めて快適に使えます。
Crystal DiskMark

シーケンシャルリードが3000を超えており、高速です。
HP ENVYも高速でしたが、HP ENVYは3500だったので、それよりも早い数字で、これはさすがの数値です。
機種 | シーケンシャルリード |
ThinkPad E16 Gen1 | 3252MB/s |
HP ENVY x360 13 | 3500MB/s |
ドラクエⅩベンチマーク

IntelのUプロセッサーは、なぜかDQ10のベンチマークと相性がそこまで良くないようでスコアはそこそこ、というところでした。
軽めの3Dゲームならなんとか、というところです。
FF14 暁のフィナーレベンチマーク

IntelのUプロセッサーは、グラフィック性能はやや控えめの傾向にあります。
中量級のFF14は、ノートパソコン標準品質で普通、の評価でした。3Dゲームをするのにはちょっと向かないでしょう。
CPU | スコア |
Intel Core i7-13700HX | 29454 |
Intel Core i5-13500H | 8214 |
AMD Ryzen 7 7735U | 7490 |
Intel Core i5-1340P | 7383 |
Intel Core i7-1260P | 7299 |
Intel Core i5-1235U | 7287 |
Intel Core i5-1335U | 6277 |
Intel Core i7-1250U | 5187 |
AMD Ryzen 7 7730U | 5081 |
他機種で同一CPUで計測したときは、6277ともう少し高いスコアでしたが、やや伸び悩みました。
3DMark ベンチマーク

Fire Strikeのスコアは3555でした。
Fire Strikeのスコア目安は以下の通りです。
グラフィックボード | 3DMark Fire Strike |
GeForce RTX 3080 Ti | 38323 |
GeForce RTX 3080 | 36176 |
GeForce RTX 3060 | 20764 |
GeForce RTX 3050 Ti | 14911 |
GeForce GTX 1650 | 9047 |
AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) | 6666 |
Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) | 5010 |
Intel Core i5-1335U(CPU内蔵) | 4391 |
Intel Core i7-1165G7(CPU内蔵) | 4200 |
Intel Core i5-1235U(CPU内蔵) | 4054 |
AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) | 3360 |
AMD Ryzen 7 5800U(CPU内蔵) | 3276 |
めやすとしてはGeForce GTX 1650がエントリー向けグラフィックボードとなります。
当機種はCPU内蔵グラフィックとしては低くはないですが、重めの3Dゲームは難しいでしょう。
ThinkPad E16は、Core i5-1335Uを搭載していますが、他機種で同CPUを搭載している機種と比較しても控えめのスコアでした。
どの程度までのゲームが遊べるかは、以下の記事に詳しくまとめていますので参考にしてみてください。

RawTherapeeでのRAW現像時間
フリーの画像編集ソフトRawTherapeeを使って、スマホで撮影したRAW画像10枚のRAW現像にかかる時間を測定しました。
CPU | 時間 |
Intel Core i7-13700HX | 11秒 |
Intel Core i5-13500H | 13秒 |
Intel Core i5-1340P | 13秒 |
Intel Core i7-1260P | 15秒 |
Intel Core i5-1335U | 17秒 |
Intel Core i5-1235U | 18秒 |
AMD Ryzen 7 7730U | 17秒 |
Intel Core i7-1250U | 21秒 |
AMD Ryzen 7 5800U | 23秒 |
まずまずのスピードで書き出し可能です。
Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し時間
動画編集ソフトDavinci Resolveで、4分のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を計測しました。
CPU | 時間 |
Intel Core i7-13700HX+GeForce RTX 4060 | 42秒 |
AMD Ryzen 7 6800H+GeForce RTX 3050 Ti | 48秒 |
Intel Core i5-13500H | 1分10秒 |
Intel Core i5-1340P | 1分17秒 |
AMD Ryzen 7 7735U | 1分18秒 |
AMD Ryzen 7 6800U | 1分18秒 |
Intel Core i7-1260P | 1分28秒 |
AMD Ryzen 7 7730U | 1分29秒 |
Intel Core i5-1235U | 1分40秒 |
Intel Core i5-1335U | 1分48秒 |
Intel Core i5-1335U | 2分20秒 |
AMD Ryzen 7 5800U | 1分56秒 |
Intel Core i7-1250U | 2分22秒 |
動画の書き出しは早くはなく、動画編集向きではありません。
排熱性能と静粛性について

CPU負荷をツールでかけてみて、CPU温度と本体の温度、静粛性をチェックしてみました。CineBenchで、CPUに負荷をかけ続けます。
この間、キーボードの上側あたりが多少、熱くなっていますが、打鍵ができないということはなく使えます。
また、負荷をかけた時の音についてですが、よく聞くと「サー・・」という音が聞こえますが、音はほとんどなく静かです。
騒音測定アプリで測定したところ、負荷をかけている状態で30~35db弱程度でした。
騒音目安については以下の通りです。
騒音値(db) | めやす |
50db | 大きく聞こえる。静かな事務所 |
40db | 聞こえるが会話に支障なし。図書館、静かな住宅地の昼 |
30db | 小さく聞こえる。郊外の深夜、ささやき声 |
20db | ほとんど聞こえない。ささやき |
当機種はとても静かで、図書館など静かな場所での作業にも向くといえます。
レノボ ThinkPad E16 Gen1のレビュー評価まとめ

評価まとめ
各作業のレビュー結果は以下の通りです。
Web閲覧 | ◎(とても快適) |
---|---|
Office系事務作業 | ◎(とても快適) |
動画鑑賞 | ◎(とても快適) |
Web会議 | ◎(とても快適) |
プログラミング | ◎(とても快適) |
画像編集 | ○(色域の広いディスプレイを選びたい) |
動画編集 | ×(動画編集向きではない) |
ゲーム | ×(ゲーム向きではない) |
ノートパソコン自体の質感、デザイン、耐久性、キーボード、持ち運びやすさ、コスパなどのレビュー結果は以下の通りです。
質感 | ○(価格の割に良い) |
---|---|
キーボード | ☆(ノートパソコン最高レベル) |
インターフェイス | ◎(とても良い) |
デザイン | △〜○(良くも悪くもThinkPad) |
耐久性 | ◎(MIL基準準拠) |
バッテリー | △(普通) |
持ち運び | ×(持ち運びには向かない) |
コスパ | ◎(非常に高い) |
コスパが極めて高く、かつ性能も事務作業やデスクワークに特化した性能になっています。
レノボ ThinkPad E16 Gen1の良い点
- 価格が安い
- キーボードがノートパソコン最高峰
- 伝統の品質と耐久性
- 事務作業に特化した性能

ThinkPadとして価格がとても安く、事務作業に特化した特性や性能を持ちます。
テレワーク用途として、活躍してくれることでしょう。
レノボ ThinkPad E16 Gen1の惜しい点
事務作業用途として考えたときに、欠点らしい欠点はありません。
ニーズをバランスよく満たした機種だと感じます。
このノートパソコンを購入するのに向く方

- ビジネス用途のノートパソコンを安くほしい方
- キーボードに拘りがある方
- 耐久性の高いノートパソコンが欲しい方
- 持ち運ばない方
ThinkPadという伝統の品質のノートパソコンを安く購入できることが最大のメリットです。
MIL基準(米国国防省調達基準)をクリアしているので耐久性も抜群です。
AMD版のほうがコスパが良いため、AMD版モデルをおすすめします。
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