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Lenovo ThinkPad E15 Gen4 インテル実機レビュー【大画面タイピング重視の方への最適解】

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

2022年に発売されたLenovo ThinkPad E15 Gen4(インテル)をレノボよりお借りすることができましたので、レビュー記事を書きます。

レビュー機のスペックは以下の通りでした。

  1. Core i5-1235U
  2. メモリ8GB
  3. SSD 256GB

 

ThinkPadシリーズはIBMがもともと開発・製造していた伝統のある機種で、今はレノボが開発製造を行っています。

 

Lenovo ThinkPad E15 Gen4 インテルの特徴
  1. キーボードが良い
  2. トラックポイントあり
  3. 安定感のあるデザイン
  4. 伝統の品質と耐久性
  5. 価格が安い(ThnikPadの中では)

 

とにかくキーボードが秀悦な素晴らしい出来なので、特にタイピング重視の方におすすめできます。

 

Lenovo ThinkPad E15 Gen4(インテル)スペックと価格

Lenovo ThinkPad E15 Gen4(インテル)

Lenovo直販サイト

OS Windows11 Pro(64bit)
CPU インテル® Core™ i5-1235U
メモリ 8GB(オンボード,空きスロット1)
ストレージ SSD 256GB
液晶 15.6″ FHD液晶 (1920 x 1080) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 300 nit
重量 約1.78kg~
インターフェイス USB 4 (Thunderbolt4 対応) x 1
USB 3.2 Gen1 (Powered USB) x 1
USB 2.0 x 1
HDMI
マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック
RJ-45(※カスタマイズ選択)
サイズ 約 365x240x18.9mm
バッテリー 固定式 3セル リチウムイオンポリマーバッテリー 57Whr
固定式 3セル リチウムイオンポリマーバッテリー 45Whr 
価格 9万円台〜

お借りしたレビュー機は上記のスペックで、11.9万のグレードでした。

CPUはCore i5-1235Uで、性能を抑えて省電力化しているUシリーズプロセッサです。

 

ThinkPad Eシリーズは、構成の変更で以下のCPUにも変更できます。

インテル® Core™ i7-1260P プロセッサー
インテル® Core™ i5-1240P プロセッサー
インテル® Core™ i7-1255U プロセッサー
インテル® Core™ i5-1235Uプロセッサー
インテル® Core™ i3-1215Uプロセッサー

性能を求めるならばPシリーズのCPUにしましょう。

 

価格と納期

レビュー機のCore i5-1235U、メモリ8GBのモデルであれば11.9万ですが、最小構成のCore™ i3-1215U ならば9.5万~から購入できます。

EシリーズはThinkPadの中ではコスパが素晴らしいです。

 

Lenovo ThinkPad E15 Gen4(インテル)の外観と機能

外観・デザイン・質感

 

いかにもThinkPadというデザインです。

このデザインは好みが分かれるところかなと思います。ビジネスノートパソコンとしてはまったく違和感のないデザインですね。

プライベート用としては、もう少し明るい色やデザインのほうがよいかな?まあ安定感のあるThinkPadデザインということになると思います。

 

ディスプレイは180度まで倒して使うことができます。

 

  1. 安定のThinkPadデザイン

 

重量

メーカー公称の重量は1.78kgです。実測値は1779gとほぼ同じです。

アダプターは出力65Wで、それなりに大きいです。重量は以下の通りです。

本体実測値 1779g
アダプター 300g

ちょっと重いのと、サイズも大きいので基本は据え置き用のノートパソコンになると思います。

 

持ち運びも考慮するなら、電源アダプターはUSB Type-C対応の軽量でコンパクトなものを買ってしまったほうがよいと思います。私も購入しています。

超軽量・コンパクトノートパソコン充電器 Anker NanoⅡ 45Wをレビュー持ち運び用のノートパソコンで、電源が重くてかさばる・・・ということはないでしょうか。 USB Type-C(USB PD対応)の充...

 

ディスプレイ

ディスプレイは、非光沢でアスペクト比16:9、解像度FullHD(1920 x 1080) IPS液晶,、約63%sRGB、輝度300nitのディスプレイです。

ディスプレイが15.6インチなので、ディスプレイが大きく、作業がしやすい大きさです。

この大きさなら問題なく、解像度フルHDの拡大率100%で使えます。

マシンデフォルト推奨値はフルHDの拡大率125%なので、字が大きく感じるのであれば拡大率100%にしましょう。

 

上記写真は私が持っているHP ENVY(13インチ)との比較です。

HP ENVYは輝度400nit、sRGB約100%のIPS液晶で、比べるとENVYのほうが明るく発色もよいですが、ThinkPad E15も実用上は全然問題ありません。

点数をつけるなら70点はクリアしているディスプレイです。

 

またディスプレイも以下から選択することができます。

LED バックライト付 15.6型 FHD IPS液晶(1920 × 1080) 、マルチタッチ対応
LED バックライト付 15.6型 FHD IPS液晶(1920 × 1080) 、100% sRGB
LED バックライト付 15.6型 FHD IPS液晶(1920 × 1080)
LED バックライト付 15.6型 FHD TN液晶(1920 × 1080)

TN液晶は、やめた方が良いですが、写真編集などもするなら100%sRGBを選択しましょう。

 

  1. 輝度300nit、sRGBカバー率63%のIPSディスプレイ
  2. 画面比率16:9で解像度フルHD(1920×1080)と標準的

 

キーボード

キー配置はとても綺麗で打ちやすい配置です。

テンキーが右側にあるため、一部小さくなっているキーはありますが主要なキーの大きさはしっかり確保されています。

個人的にはテンキーなしで、テンキー以外のキーを大きく配置してくれたほうが打ちやすいのですが・・・15インチのノートパソコンはテンキーが欲しくて購入する方も多いので、なくすのは難しいかもしれませんね。

 

個人的に違和感があるのが、ThinkPadシリーズは左のCtrlキーが左端にない、ということですかね・・・

どうもThinkPadは伝統的にこの配置のようでして、ただ他機種だとCtrlキーは左端にあることがほとんどなので、打ち間違えます(汗)まあ慣れの問題でしょうかね。

 

キーピッチは1.9mm、キーストローク は約1.7mm です。よく見ると、キーの真ん中あたりが少しへこんでおり、打ちやすくしています。

ThinkPadの最大の美点がこのキーボードの打ちやすさで、ノートパソコンの中では最も打ちやすいキーボードと言ってしまってよいと思います。

キーボードはパナソニックのレッツノートとThinkPadが2強ですね。次いで富士通のLIFEBOOKかなと思います。

ノートパソコンのキーボードということであれば100点と言ってしまえる出来です。

 

キーボードバックライトも搭載しており、暗い場所での作業も苦になりません。

 

  1. キーボードはノートパソコン最高レベル
  2. 指紋認証あり
  3. キーボードバックライト搭載

     

    インターフェイス

    左側面のインターフェイスは、奥から順番に

    1. USB 4 Type-C(給電/映像出力にも対応)
    2. USB Type-A
    3. HDMI
    4. マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック

    となります。

     

    右側面のインターフェイスが、奥から順番に

    1. セキュリティホール
    2. 有線LAN
    3. USB 3.2 Gen1 Type-A

    となります。

     

    ビジネス用途を意識したポートで、有線LANもついています。

    1. USB Type-Aポートが2つ
    2. HDMIあり
    3. USB Type-CはThundebolt対応
    4. SDカードスロットなし

     

    バッテリー駆動時間のチェック

    レビュー機のバッテリーは45Whrと、そこまで大きくはない容量でした。構成変更で57Whrも選択できるようです。

     

    以下の条件にてバッテリー駆動時間のチェックを行いました。

    • 輝度MAX
    • youtube動画流しっぱなし
    メーカー公称時間 公称値なし
    残量0%まで 4時間10分

    バッテリーの持ちはさほどでもありませんでした。

    15.6インチなので基本は電源接続して使う用途になります。

     

    WEBカメラ

    デフォルトは解像度HDカメラ (プライバシーシャッター付)となります。

    仕様変更でフルHDカメラも選べるようです。

    Web会議を頻繁にするという方は、フルHDのカメラにするのもアリだと思います。

     

    スピーカー

    背面にスピーカーが搭載されています。Dolby Audio™対応です。

    スピーカーの音質はなかなか良くて。HP ENVYが10点とすると10~11点くらいです。完全なる主観ですみません(^^;

    HP ENVYより音が良い機種があまりなかったのですが、このThinkPadは同じくらいの音質だと思います。

     

    無線速度のテスト

    自宅のWiFiは、11ac(Wi-Fi5)で5.0GHzを使用していますが、同じ部屋だと620Mbps速度が出ており、非常に高速です。

     

    機種 無線速度
    ThinkPad E15 620Mbps
    HP ENVY x360 13 570Mbps

    HP ENVYでも同様のテストを実施しており、高速だと感じましたが、それ以上に高速でした。

     

    起動時間チェック

    1回目 15.72秒
    2回目 15.73秒
    3回目 16.99秒

    起動時間はあまり早くないです。

    最近のノートパソコンは起動が凄く速く、大抵10秒以内に起動するので、ちょっと遅いなと感じてしまいました。

    あと理由不明ですが、私がレビューした機種は、電源接続しないと起動してくれず、ずっとLENOVOのロゴが表示されたまま起動待ちになってしまいました・・・

    ThinkPadサポートページ

    ここのページを見ると、バッテリーのみで起動しない場合、バッテリーを使い切るのを3回程度繰り返してみてくださいと書いてありますが・・・そこまではやりませんでした(汗)

     

    Lenovo ThinkPad E15 Gen4 インテルの内部性能・処理速度

    パソコン処理性能を計測する上でメジャーな、以下のベンチマークソフトを使って計測した結果を紹介していきます。

    • PassMark
    • CineBench R23
    • PCMARK10
    • Crystal DiskMark(ディスク速度)

     

    また、ゲーミング性能についても、これもメジャーな以下のベンチマークソフトを使って計測します。

    • ドラクエⅩ(軽量級3D)
    • FF14(中量級3D)
    • FF15(重量級3D)
    • 3DMark

     

    動画編集性能については、動画編集ソフトDavinci ResolveでフルHDのyoutube動画書き出し時間を計測しました。

    • Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し

     

    計測結果については、デフォルト設定のままで計測しています。

    レビュー機はメモリ8GB×1でシングルチャネルのため、グラフィック性能を発揮しきれず、ゲーミングや動画編集性能は厳しい結果になりました。

     

    CPU性能めやす

    CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。

    CPU PassMarkスコア
    Core i7-12700H(最新12世代) 27020
    Ryzen 7 6800H 23797
    Ryzen 7 6800U 21461
    Ryzen 7 5800U 18837
    Ryzen 7 5825U 18386
    Core i7-1260P(最新12世代) 18000
    Core i5-1240P(最新12世代) 17345
    Ryzen 5 5600U 15000
    Ryzen 5 5625U 15000
    Core i5-1235U(最新12世代) 13865
    Core i7-1165G7 10681
    Core i5-1135G7 10298
    Ryzen 3 5300U 10000
    Core i3-1115G4 6610
    Intel Celeron 7305 2665
    Intel Celeron N4120 2510

    事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、Ryzen3 5300Uのスコア10000以上あると、重作業でも十分快適に使えます。

    Intelは、第11世代では、AMDにベンチマークで差をつけられていましたが、12世代となり、その差がほぼなくなりました。

    Intel Core i5-1235Uは、性能のピークパワーは控え目のCPUですが、それでも第11世代のCore i7-1165G7よりも高い性能になっています。

     

    PassMark

    電源接続時

     

    バッテリー駆動時

    マルチスレッドスコアで13575と、高いスコア結果となりました。普段使いには十二分な性能と言えます。

    バッテリー駆動時は7825と、大きく落ちてしまいました。

    大きさや重量もそれなりなので、自宅などで使うなら電源接続して使うのがよいと思います。

     

    マルチ/シングル 電源接続 バッテリー駆動
    マルチスレッド 13575 7825(57.6%)
    シングルスレッド 3448 1792(51.9%)

     

    Intel最新世代のCore i7-1260P、Ryzen 7 6800Uおよび、2021年主流だった、Ryzen 7 5800U、Intel Core i7-1165G7と比較します。

    CPU マルチ シングル
    Ryzen 7 6800H 25955 3458
    Ryzen 7 6800U 21461 3459
    Core i7-1260P 20778 3713
    Ryzen 7 5800U 18644 3108
    Ryzen 5 5625U 16850 3179
    Core i5-1235U 13575 3448
    Core i7-1165G7 11005 3142

    さすがに最新のIntel Core i7やAMD Ryzen 7 6800Uと比較すると負けますが、

    旧世代のIntel Core i7-1165G7にはマルチシングルともにスコアで勝っています。

    コスパ重視のマシンによく搭載されているAMD Ryzen 5 5625Uには、マルチでは負けていますがシングルでは勝っています。

     

    CineBench R23

    マルチコアスコア:6167

    シングルコアスコア:1504

     

    マルチコアスコア・シングルコアスコアともに、PassMarkと同じく、高い数値です。

     

    Intel最新世代のCore i7-1260P、Ryzen 7 6800Uおよび、2021年主流だった、Ryzen 7 5800U、Intel Core i7-1165G7と比較します。

    CPU マルチコア シングルコア
    Ryzen 7 6800H 13505 1481
    Ryzen 7 6800U 11620 1481
    Core i7-1260P 9018 1799
    Ryzen 7 5800U 9276 1436
    Ryzen 5 5625U 7944 1284
    Core i5-1235U 6167 1504
    Core i7-1165G7 4122 1383

    こちらもPassMarkと同じ傾向です。普段使いには十二分な性能です。

     

    PCMARK10

    PCMARK10は、実際のアプリケーションを使用したベンチマークソフトで、実際にパソコンを使った時の作業快適性を計測するのに適しているといわれているベンチマークです。

    測定結果は以下の通りです。

    〇トータルスコア:4498

    〇Essentials:7453(快適めやす4100)

    • App Start-up Score(アプリ起動):7268
    • Video Conferencing Score(Web会議):6865
    • Web Browsing Score(Web閲覧):8300

    Essentialsはパソコン基本性能の測定結果です。

    快適めやすは4100のところ7453なので、高い数値です。実際に使ってみてもレスポンスは快適です。

    私が普段使っているRyzen 7 5800Uも十分レスポンスが早いですが、同等レベルの快適さです。

     

    〇Productivity:6661(快適めやす4500)

    • Spreadsheets Score(表計算):6200
    • Writing Score(文書作成):7157

    ProductivityはOfficeなどビジネス系アプリの速度で、これも高いスコアです。

     

    〇Digital Contents Creation:4975

    • Photo Editing Score(画像編集):8781
    • Rendering and Visualization Score(3Dレンダリング):3158
    • Video Editing Score(動画編集):4442

    Digital Contents Creationは画像編集や動画編集などの性能を表すスコアです。こちらも高いスコアです。

     

    コスパ重視のAMD Ryzen 5 5625Uを搭載したLenovo IdeaPad Slim 570と比較してみます。

    IdeaPad Slim 570:AMD Ryzen 5 5625U

    ThinkPad E15 Gen4:Intel Core i5-1235U

    計測内容 IdeaPad E15 
    トータル 5328 4498
    App Start-up Score(アプリ起動) 9033 7268
    Video Conferencing Score(Web会議) 8574 6885
    Web Browsing Score(Web閲覧) 8952 8300
    Spreadsheets Score(表計算) 12175 6200
    Writing Score(文書作成) 5641 7157
    Photo Editing Score(画像編集) 8527 8781
    Rendering and Visualization Score(レンダリング) 5214 3158
    Video Editing Score(動画編集) 3949 4442

    AMD Ryzen 5 5625Uのスコアと比較すると、少しづつ劣っているスコアでした。これはメモリが8GB×1のシングルチャネルであることも影響しているかもしれません。

    ただ普段使いには十二分に快適でしたし、ブラウザを大量に開いてワードプレスでブログ編集するくらいであれば、Ryzen 5 5625Uとの差は感じませんでした。

     

    Crystal DiskMark

    シーケンシャルリードが3000を超えており、十分な速度です。

    HP ENVYも高速でしたが、HP ENVYは3500だったので、それよりは若干低い数字でしたが十分でしょう。

     

    ドラクエⅩベンチマーク

    グラフィック性能は、メモリがデュアルチャネルでないことが影響し、全般的に低めのスコアになってしまっています。

    もしゲームをするならデュアルチャネル化(8GB×2)必須です。

     

    FF14 暁のフィナーレベンチマーク

    こちらもデュアルチャネルでないので低めのスコアになっています。

     

    3DMark ベンチマーク

    Fire Strikeのスコアは2290でした。

    Fire Strikeのスコア目安は以下の通りです。

    グラフィックボード 3DMark Fire Strike
    GeForce RTX 3080 Ti 38323
    GeForce RTX 3080 36176
    GeForce RTX 3060 20764
    GeForce RTX 3050 Ti 14911
    GeForce GTX 1650 9047
    AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) 6666
    Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) 5010
    Intel Core i7-1165G7(CPU内蔵) 4200
    AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) 3360
    AMD Ryzen 7 5800U(CPU内蔵) 3276

    めやすとしてはGeForce GTX 1650がエントリー向けグラフィックボードで、当マシンはデュアルチャネルでないことが大きく響いています。

     

    どの程度までのゲームが遊べるかは、以下の記事に詳しくまとめていますので参考にしてみてください。

    普通のノートパソコンでゲームはできるか?外部グラフィックボードなしで遊べるか検証・解説私のように元ゲーマーで、ライトにゲームを楽しみたい方に、普通のグラボなしノートパソコンでどの程度のゲームができそうか?をまとめました。...

     

     

    Night Raidのスコアは8881でした。

    デュアルチャネルのIdeaPad Slim 570のAMD Ryzen 5 5625Uは14539でしたので、デュアルチャネル化すれば伸びると思います。

     

    Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し時間

    動画編集ソフトDavinci Resolveで、4分のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を計測しました。

    CPU 時間
    AMD Ryzen 7 6800H+GeForce RTX 3050 Ti 48秒
    AMD Ryzen 7 6800U 1分18秒
    Intel Core i7-1260P 1分28秒
    AMD Ryzen 7 5800U 1分56秒
    AMD Ryzen 5 5625U 1分58秒
    Intel Core i5-1235U 2分17秒

    こちらもメモリ8GB×1のデュアルチャネルでないことが響き、少し遅めの時間になっています。

    動画編集するならデュアルチャネル化必須ですね。

     

    排熱性能と静粛性について

    CPU負荷をツールでかけてみて、CPU温度と本体の温度、静粛性をチェックしてみました。

    負荷をかける前の状態です。

    負荷をかけた時の状態です。

    上記が測定結果ですが、負荷をかけるとCPU温度が上がり、80℃強まで上がりました。その後70℃台で推移します。

    この間、キーボードあたりが熱くなるような感覚はほとんどなく、普通に使えます。

    あまりCPU温度を上げないようになっているようで、本体が熱くなるようなことはほとんどありませんでした。

     

    また、負荷をかけた時の音についてですが、よくよく聞くと「サー・・」という音が聞こえますが、ほとんど気になりません。

    静粛性も高いといえます。

    もしかするとこれは、レビュー機が省電力を重視するUシリーズのCPUであったからかもしれず、Pシリーズだとまた違った結果になる可能性はあります。

     

    Lenovo ThinkPad E15 Gen4 インテルのレビュー評価まとめ

     

    評価まとめ

    各作業のレビュー結果は以下の通りです。

    Web閲覧 ◎(とても快適)
    Office系事務作業 ◎(とても快適)
    動画鑑賞 ◎(とても快適)
    Web会議 〇(快適)
    プログラミング ◎(とても快適)
    画像編集 △~〇(ディスプレイのsRGB100%を選びたい)
    動画編集 ×~△(メモリ8GBだと厳しい)
    ゲーム ×~△(メモリ8GBだと厳しい)

     

    ノートパソコン自体の質感、デザイン、耐久性、キーボード、持ち運びやすさ、コスパなどのレビュー結果は以下の通りです。

    質感 △〜○(普通)
    キーボード ☆(ノートパソコン最高峰・100点)
    インターフェイス 〇(良い)
    デザイン △〜○(良くも悪くもThinkPad)
    耐久性 ◎(MIL基準準拠)
    バッテリー ×(45Whrだと少ない)
    持ち運び ×(持ち運びは厳しい)
    コスパ 〇(ThinkPadとしては良い)

     

    ThinkPadはとにかくキーボードがよい機種なので、キーボードにどこまでこだわるか、が選定ポイントになると思います。

     

    全般的な価格対ベースグレード性能なら、先日レビューしたLenovo IdeaPad Slim 570 14 AMDのほうがコスパは上で、全体的な性能も高いです。

    Lenovo IdeaPad Slim 570 14 AMD実機レビュー【コスパの神】2022年に発売されたLenovo IdeaPad Slim 570 14(AMD)をレノボよりお借りすることができましたので、レビュー...

     

    なので、ThinkPadを選ぶということは、キーボードと耐久性をどこまで重視するか、によるかなと思います。

     

    Lenovo ThinkPad E15 Gen4 インテルの良い点

    1. キーボードがノートパソコン最高峰
    2. トラックポイントあり
    3. 安定感のあるデザイン
    4. 伝統の品質と耐久性
    5. 価格が安い(ThnikPadの中では)

    ThinkPadの伝統的な良さとしてキーボードが素晴らしく、かつ、EシリーズはThinkPadの中ではコスパが良いことが良い点です。

    ThinkPadに魅力を感じており、かつ安く購入したいのであればE15はおすすめです。

     

    Lenovo ThinkPad E15 Gen4 インテルの惜しい点

    1. ベースグレードのメモリ8GBだとシングルチャネルで性能が微妙
    2. IdeaPad Slim 570のほうがコスパは良い
    3. ThinkPadでコスパ重視ならE14でも良いのでは?

    レビューして気になったのは、ベースグレードのメモリ8GBがシングルチャネルで、グラフィック性能を引き出せていないところですね。

    動画編集などするならメモリ8GBをもう1枚増設し、8GB×2のデュアルチャネル化必須です。

     

    あと上述しましたがLenovo IdeaPad Slim 570のコスパが優秀すぎます。

    比較するとIdeaPad Slim 570のほうが、7万円台前後で購入可能で、ベースグレードの性能も高いです。

    さらにいうと、15インチのディスプレイとテンキーがいらなければ、E14の14インチ版のほうがコスパはさらに良いので、そちらがおすすめとも言えます。

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    このノートパソコンを購入するのに向く方

    • ThinkPadをなるべく安く購入したい方
    • キーボードに拘りがある方
    • 持ち運ばず大画面が欲しい方
    • 耐久性の高いノートパソコンが欲しい方

    EシリーズはThinkPadの中ではもっともコスパがよいので、ThinkPadが好きでなるべく安く購入したい、かつ15インチの大画面が欲しい方にE15はおすすめです。

    またMIL基準(米国国防省調達基準)をクリアしているので耐久性も抜群です。

     

    逆に15インチでなくてもよければ、14インチのE14のほうがよいと思います。

    あとベースグレードのメモリ8GBだと、グラフィック性能が控えめになってしまっており、自分でメモリ増設できる方、もしくは、はじめから16GBの構成にしてしまう、のがよいと思います。

     

    Lenovo ThinkPad E15 Gen4(インテル)

    Lenovo直販サイト

     

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