2024年も2月になり、注目の最新CPU インテルCore Ultraを搭載した新機種が、レノボ/HP/DELLでも順次発売されています。
現時点で発売済みの機種について当記事でまとめて紹介します。
インテルCore Ultraの注目ポイントとしては
- グラフィック性能の大幅向上
- AI性能の強化
- 省電力性能の向上
と、これからの時代に求められる性能の向上を実現している、という発表となっており、しばらくパソコンを買い替えていなかった方にもちょうどよい買い替えタイミングとなるCPUと言えるのではないかと思います。
レノボ:コスパの良い機種にインテルCore Ultra搭載

レノボは、レノボらしくコスパの良い機種をラインナップしています。
レノボIdeaPad Pro 5i Gen9
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | インテル® Core™ Ultra 5 125H、Core™ Ultra 7 155H |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512~1TB GB SSD, M.2 PCIe-NVMe Gen 4 TLC |
液晶 | 14型 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチ非対応, HDR500, 100%DCI-P3, 400 nit, 120Hz |
重量 | 約 1.46kg |
サイズ | 約 312x221x15.99mm(最薄部) |
バッテリー | 84Whr 動画再生時 約 10.4 時間・アイドル時 約 24.9 時間 |
価格 | 12万円台~ |
レノボIdeaPad Pro 5iは、Proシリーズなので、IdeaPad シリーズの中でもハイエンド機種となります。
- 新型のIntel Core Ultraを搭載
- 解像度2.8Kの有機ELディスプレイを搭載
- 価格は13万円台から
インテルCore Ultra 5であれば13万円台から、プラス有機ELにしたければ14万円台から購入できます。
最新のインテルCore Ultraをコスパ良く体感したい方におすすめの機種となります。
レノボThinkBook 13x Gen4
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 125H |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe |
液晶 | 13.5″ 2.8K液晶 (2880 x 1920) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, HDR400, 100%sRGB, 500 nit, 120Hz, ブルーライト軽減パネル |
重量 | 1.17kg~ |
サイズ | 292.9 x 205 x 12.9 mm |
バッテリー | 74Whr |
価格 | 15.99万~ |
旧型のThinkBook 13x Gen2は、モバイルノートパソコンとして完成度がとても高く、かつ安いモバイルノートパソコンでした。
新型のGen4となり、価格は上がりましたが、以下の通りとても魅力的な機種となりました。
新型となり
- 最新のIntel Core Ultraを搭載
- 色域が広く解像度2.8Kのディスプレイ
- 画面比率3:2と縦に長い
- 重量は1.17kgと少し軽量化
と、一気にミドルレンジ→ハイエンドクラスにグレードアップした機種になりました。
価格は、15万円台より購入可能です。
性能を考えると価格はお買い得ともいえるので、性能の良いモバイルノートパソコンを探している方にはおすすめの機種となります。
HP:フラッグシップ機種にインテルCore Ultra搭載
HP Spectre x360 14
OS | Windows 11 Pro 64ビット |
CPU | インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 155H |
メモリ | 32GB(デュアルチャネル) |
ディスプレイ(有機EL) | 14.0インチワイド・2.8Kブライトビュー・OLEDタッチディスプレイ(2880 × 1800) |
SSD | 1TB SSD(PCIe Gen4x4 NVMe M.2) |
アクティブペン | HP MPP アクティブペン(ブラック) |
無線LAN | IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6E対応) |
Bluetooth | Bluetooth(Ver5.3) |
Webカメラ | HP Wide Vision 9MP IR カメラ (約900万画素) |
指紋認証 | あり |
顔認証 | あり |
外形寸法 | 約 313 × 220 × 16.9 mm |
駆動時間 | 最大13時間(66Wh) |
重量 | 1.44kg |
価格 | 27.94万/32.89万 |
HP では、個人向けノートパソコンフラッグシップのHP Spectreに、インテルCore Ultra搭載機種をいち早く発売しています。
2024年新型となり、全構成で有機ELディスプレイとなりました。
また13.5インチ→14インチとなっています。

冬のクリアランスセール実施中で2/13まで
Core Ultra 5が19.30万
Core Ultra 7が22.98万
となっています。かなり安くなっているので今が買うチャンスです。
また日本HPより当サイト用の割引クーポンを提供していただきました。
下のリンクより購入していただくと、税込13.2万円以上のノートパソコンが7%オフで購入できます。【広告】【提供:株式会社日本HP】
HPのフラッグシップノートパソコンに、性能・グラフィック・生成AI能力が大幅向上したとされるCPUが搭載されており、当機種が気になる方はチェックしてみましょう。
DELLは量販機種のInpironシリーズにインテルCore Ultra搭載
DELL Inspiron 13
CPU | インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー125H ,インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー155H |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 512GB~1TB |
液晶 | 13.3インチ 16:10 QHD+ (2560×1600) 非光沢 非タッチ 300nits 広視野角 ディスプレイ ComfortView Plus 搭載 |
重量 | 約1.24kg |
サイズ | 約 296.68×213.5 x14.35~15.65 mm |
バッテリー | 64Wh (最大時間は未公表) |
価格 | 14.7万円~ |
DELL Inspiron 13は、いち早くインテルCore Ultraを搭載した機種を発売しました。
価格

Intel Core Ultra 5プロセッサー125Hの構成にすると、
- メモリ16GB
- SSD512GB
- ディスプレイ輝度300nit/解像度QHD+(2560×1600)/16:10
となります。
性能およびディスプレイ品質は十分です。
価格は14.7万で、新製品であることや性能を考えると、妥当でしょう。
外観





今回の新機種は、いつものシルバーのほかに、写真のライトピンクという色が追加されています。
個人的にはこのライトピンク、気に入りました。少し個性が欲しいのであればこちらの色もよいのではないでしょうか。
またボディも非常に薄型で、デザインもかなり良いのではと思います。XPS13にも、近づいてきた感じがありますね。
新型CPU インテル Core Ultraの紹介

Intel Core Ultraの性能
ノートパソコンに搭載されている主要CPUのベンチマークとなる、PassMarkというスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Ryzen 9 7945HX | 55967 |
Core i9-13900HX | 44998 |
Core i7-13700HX | 34286 |
Ryzen 7 7745HX | 32732 |
Core i7-13700H | 30030 |
Core i5-13500H | 23554 |
Ryzen 7 7735U | 21082 |
Core i5-1340P※コスパ良し | 20106 |
Core i7-1360P | 19600 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Core i7-1260P | 17257 |
Core i5-1240P※コスパ良し | 17345 |
Ryzen 5 7535U※コスパ良し | 17123 |
Core i5-1335U※コスパ良し | 16814 |
Ryzen 5 7530U※コスパ良し | 16509 |
Ryzen 5 5625U※コスパ良し | 15000 |
Core i5-1235U※コスパ良し | 13865 |
Core i3-1315U | 13755 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Ryzen 5 7520U | 9489 |
Intel N100 | 5657 |
現時点で、サンプルはまだ少ないですがPassmark平均点としては
- インテル® Core™ Ultra 5 125H:19612
- インテル® Core™ Ultra 7 155H:22187
- インテル® Core™ Ultra 7 165H:31583
となっています。
まだサンプルが少なく、Ultra 7 155Hと165Hの差が大きいという印象です。
スペック上は、そこまで差が開かないと思いますので155Hのほうも、サンプルが増えていくと平均スコアが上がるのではと思います。
165Hのスコアは素晴らしいものがあり、期待できるCPUです。
Intel Core Ultraは省電力性能をアピールしている
発表会では、Core Ultraは、性能は高いものを目指しつつ、Macのような省電力性能を目指した、ということでした。
そのため、実機レビューをする機会があれば、バッテリ駆動時間など省電力性能にも注目をしたいと思います。
Intel Arcグラフィックスの搭載

Intelの内蔵GPUは、Intel Iris Xeグラフィックスでしたが、これがCore UltraではIntel Arcグラフィックスになるということです。
Intel Arcは、もともとIntelの外部GPUとして開発されていたものですがこれを内蔵GPUとして搭載、2倍の性能向上になったということなので、こちらも実機で確認をしてみたいと思います。
生成AIに最適化されたCPU

Core Ultraでは、あらたにNPUという専用のAIエンジンが搭載されており、生成AIに適した次世代CPUになっているとのことでした。
製品発表会では、従来のCPUと今回のCPUでの、生成AIの処理時間比較のデモンストレーションが実施され、明らかにCore Ultraのほうが早いという結果になりました。
画像生成AIなどをよく使う方には、気になるところではないでしょうか。
インテルCore Ultra搭載新機種(レノボ/HP/DELL)まとめ

- レノボIdeaPad Pro 5i Gen9:コスパに最も優れる
- レノボThinkBook 13x Gen4:モバイルノートパソコンとして大幅進化
- HP Spectre x360 14:フラッグシップ機種に最新CPU搭載
- DELL Inspiron 13:モバイルノートパソコンとしてバランス良し
レノボ/HP/DELLでは現状、上記機種にインテルCore Ultraを搭載しています。
個人的には、モバイルノートパソコンのレノボThinkBook 13x Gen4が、大きく進化したので一番個人的に欲しい機種です。
今後ランナップもさらに増えてくると思いますので、期待して待ちましょう。
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