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ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Editionレビュー【ThinkPadらしくないデザイン・完成度高くコスパは良い】

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レノボのビジネスモバイルノートパソコン

ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition

をレノボより借用しましたので実機レビューを書きます。

レビュー機のマシンのスペック以下の通りです。

  1. CPU:Intel Core Ultra 7 258V
  2. メモリ32GB
  3. SSD 1TB
  4. 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 反射防止/汚れ防止, マルチタッチパネル, HDR600 True Black, 100%DCI-P3, 500 nit
  5. 重さ1.29kg(実測値)

 

ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Editionの特徴は

  • ThinkPadらしくないデザイン、完成度高くコスパは良い。

と言えます。

ThinkPadという名前はついていますがまったく、ThinkPadらしいデザインではありません。

14インチで実測1.29kgと持ち運べるくらいの重さで、CPUも省電力性能重視のIntel Core Ultra 5 226V, Intel Core Ultra 7 258Vを搭載しているのでモバイル向きの機種です。

 

どんな人向けの機種かという

  • 持ち運んで性能の高いノートパソコンを使いたい。
  • キーボードにも妥協したくない。
  • 従来のThinkPadデザインが好きではない。

上記の人向きの機種と言えます。

20万円以下からの価格で購入でき、ThinkPadデザインらしくなく、ある意味普通な見た目になっているので、ビジネス以外の用途にもハマる機種なんじゃないかと言えます。

デザインがThinkPadらしからぬ、のは個人的には気に入っており、ぱっと見、「これはThinkPadと言ってもいいのか・・・?まあレノボがThinkPadというにはそうなんでしょう(^^;」というデザインですが、こちらのほうが、普段使いでも違和感なく使えるのでよいデザインと感じました。

総じて完成度が高く、価格も抑えめであるのでとてもおすすめの1台です。

動画も作成しました。

ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition

レノボ直販サイト

OS Windows 11 Home, Windows 11 Pro
CPU インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 226V/228V, ンテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 258V 
グラフィックス CPU内蔵 (インテル® Arc™ グラフィックス 130V, 140V)
メモリ 16 ~ 32GB LPDDR5X-8533MT/s
ディスプレイ1 14インチ WUXGA OLED(有機ELディスプレイ) (1920 x 1200) マルチタッチ非対応, HDR500 True Black, 100%DCI-P3, 400 nit, 60Hz, ブルーライト軽減パネル
ディスプレイ2 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 反射防止/汚れ防止, マルチタッチパネル, HDR600 True Black, 100%DCI-P3, 500 nit, VRR 30-120Hz, ブルーライト軽減パネル
SSD 256 GB ~1TB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC OPAL対応
無線 インテル® Wi-Fi 7 BE201 2×2 & Bluetooth®
カメラ1 800万画素カメラ、IRカメラ (電子式プライバシーシャッター付)
カメラ2 IRカメラ、1080p FHDカメラ (電子式プライバシーシャッター付)
指紋認証 あり
顔認証 あり
外形寸法 約 311.8 x 212.3 x 6.7(前端) – 6.7(後端)mm/ 17.18(最厚部)mm
電源 65W スリム GaN ACアダプター
駆動時間 55Whr 最大 JEITA測定法 3.0: 動画再生時 約13.5時間・アイドル時 約19.7時間
重量 1.21kg~
価格 18万円台~

ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition 特徴とおすすめポイント

総合評価

各項目をS~Dで評価しました。Sが一番高い評価です。

比較項目 ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition
CPU Intel Core Ultra 7 258V
CPU性能(PassMark) B+ (実測21755)
CPUグラフィック性能(3DMark) A (実測8731)
メモリ 32GB
ディスプレイ総合評価 S
ディスプレイ種類 有機EL
サイズ 14インチ
アスペクト比 16:10
ディスプレイ解像度 A+ (2880x1800)
ディスプレイ輝度 A+ (500nit)
ディスプレイ色域 A+ (100%DCI-P3)
ボディ質感 A
キーボード A+
重さ・持ち運びやすさ B (実測1296g)
インターフェイス B-
USB-A ×
USB-C 〇(2)
USB-C充電
USB-C映像出力
HDMI
Webカメラ 800万画素カメラ、IRカメラ
プライバシーシャッター
バッテリー B+(55Whr 実測8:37)
認証 顔認証、指紋認証
その他機能
価格・コスパ B- (28.9万)※最安構成はA(18.9万)
おすすめ度 A

レビュー機の構成は最上級構成となり、この構成だと3年間プレミアサポートがついて28.9万円と高くなります。

最安構成のIntel Core Ultra 5 226Vに、WXUGAの有機EL構成であれば、18.9万からと価格を抑えて購入できます。

総合力はとても高いです。ボディ質感やキーボードも素晴らしく、14インチで1.3kg未満と比較的軽く、スキのない完成度です。

 

ThinkPadらしくないデザイン

ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Editionは、従来のThinkPadシリーズとは全く違ったデザインをしています。

ThinkPadというよりは、ThinkBookやYogaシリーズに近い?見た目と言えます。

私は個人的には、従来のThinkPadデザインよりこっちのほうが好みです。

 

キーボードにトラックポイントなし

ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Editionは、ThinkPadらしくないデザインということで、キーボードにも赤いトラックポイントがありません。

キー自体は、配置は綺麗で、ThinkPadで採用されているキーの真ん中が少しくぼんだ形状になっており、打鍵感は良好でした。

 

コスパも意外と良い

ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Editionは、最安構成であれば、Intel Core Ultra 5 226V+有機ELで18.9万と、コスパが良いです。

Intel Core Ultra 5 226Vや、Intel Core Ultra 7 258Vを搭載した機種は高く、20万~であるのが主流であるので、20万未満で発売してきた当機種は、ThinkPadにしてはかなり価格を抑えてきたなと感じます。

 

ボディサイズは14インチで1.29kgで持ち運びも可能

ボディサイズは14インチで重さは1296gと、1.3kgを切る重さになっており、持ち運びもしやすい軽さになっています。

14インチで約1.3kgというのは、軽いほうで、個人的意見としては、13インチで重さ1kg程度の機種よりは、14インチで重さ1.3kgのほうが、持ち運びにも大差はなく、画面が見やすいので14インチのほうが良いと感じます。

 

Copilot+PCの要件を満たした機種

当機種はマイクロソフトが定義する「AI活用を前提に最適化されたWindowsパソコン」の要件を満たすCopilot+ PCをクリアするノートパソコンとなっています。

Copilot+ PCの要件を満たすためには、毎秒40兆回以上(40TOPS)の操作をできるNPUを搭載する必要があります。

Intel Core Ultra 7 258Vではこの仕様を満たす、47TOPSの性能を持っています。

ちなみに2024年に登場したIntel Core Ultra 7 155Hでさえ、NPUの性能は、11TOPSということのため、いかにNPU性能が高いか、ということが分かります。

また、Copilot+ PC要件を満たしていれば、コクリエイターなど、生成AIの機能を無償で使うことができます。

正直、これらのAI機能というのは、まだ成長途上といったところで、ソフトウェアはまだこれからという感じですが、これからの展開に期待が持てます。

ローカルで生成AI機能を使えるようにすることについて、最近メーカーの製品説明会でIntelの発表を聞いていたのですが、今後はコスト・プライバシー・低遅延などを理由にローカルAIを推していくようです。

現在の生成AIはクラウド上での実行が主流ですが、たしかにプログラミングなどは、セキュリティや低遅延の面を考えるとローカルで使えた方が良いというのはその通りで、しばらくメーカーのAI推しというのは続くんじゃないかと考えています。

 

ライバル機種との比較

ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Editionのライバル機種を2機種紹介し、コスパの良さを解説します。

14インチでIntel Core Ultra 2シリーズを搭載し、モバイルノートとして使える機種を比較対象とします。

 

HP OmniBook X Flip 14-fm

 Intel版

OS Windows 11 Home
CPU インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 226V, インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 258V
メモリ 16 ~ 32GB
グラフィックス インテル® Arc™ グラフィックス 130V, 140V
ディスプレイ 14.0インチ・2.8K・OLED タッチディスプレイ (2880×1800 / 16:10 / 400nit / DCI-P3 100% / 48~120Hz / 最大10.7 億色)
SSD 512 GB ~ 1TB SSD 
無線LAN IEEE802.11be(Wi-Fi 7)、Bluetooth 5.4
電源 65W USB Type-C™ スリムACアダプター (動作電圧:100-240 VAC、動作周波数:50-60 Hz)
外形寸法 約 313 × 218× 14.6-16.9 mm
駆動時間 最大17時間30分
重量 1.39kg
その他 HP リチャージャブル MPP2.0 アクティブペン
価格 21万円台~

1機種目の比較は、HP OmniBook X Flip 14-fmです。

インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 226Vと同じCPUを搭載し、価格は21.23万~とこちらの方が少し高いです。

ただHPは、セール価格で値段を下げてくるので、コスパ勝負となると今後どれくらい安くなるかにもよりそうです。

 

ASUS Zenbook S14 (UX5406)

ASUS Zenbook S14 (UX5406)は、Intel Core Ultra 5 226Vを搭載し19.98万円からとなっています。

14インチで1.2kgからと軽く、有機ELなのでこちらもコスパは良いのですが、スタート価格はThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Editionのほうが安いです。

 

ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Editionのスペック

ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition

レノボ直販サイト

OS Windows 11 Home, Windows 11 Pro
CPU インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 226V/228V, ンテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 258V 
グラフィックス CPU内蔵 (インテル® Arc™ グラフィックス 130V, 140V)
メモリ 16 ~ 32GB LPDDR5X-8533MT/s
ディスプレイ1 14インチ WUXGA OLED(有機ELディスプレイ) (1920 x 1200) マルチタッチ非対応, HDR500 True Black, 100%DCI-P3, 400 nit, 60Hz, ブルーライト軽減パネル
ディスプレイ2 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 反射防止/汚れ防止, マルチタッチパネル, HDR600 True Black, 100%DCI-P3, 500 nit, VRR 30-120Hz, ブルーライト軽減パネル
SSD 256 GB ~1TB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC OPAL対応
無線 インテル® Wi-Fi 7 BE201 2×2 & Bluetooth®
カメラ1 800万画素カメラ、IRカメラ (電子式プライバシーシャッター付)
カメラ2 IRカメラ、1080p FHDカメラ (電子式プライバシーシャッター付)
指紋認証 あり
顔認証 あり
外形寸法 約 311.8 x 212.3 x 6.7(前端) – 6.7(後端)mm/ 17.18(最厚部)mm
電源 65W スリム GaN ACアダプター
駆動時間 55Whr 最大 JEITA測定法 3.0: 動画再生時 約13.5時間・アイドル時 約19.7時間
重量 1.21kg~
価格 18万円台~

 

ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Editionの価格

ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Editionは、最安構成であれば、Intel Core Ultra 5 226V+有機ELで18.9万と、コスパが良いです。

Intel Core Ultra 5 226Vや、Intel Core Ultra 7 258Vを搭載した機種は高く、20万~であるのが主流であるので、20万未満で発売してきた当機種は、ThinkPadにしてはかなり価格を抑えてきたなと感じます。

 

ただし、レビュー機のようにIntel Core Ultra 7 258V+2.8K解像度の有機ELを搭載した構成とすると、一気に高くなってしまいます。

こうなるとコスパはいまいちになってしまい、実用上の性能からしてもIntel Core Ultra 5 226Vで十分なので、コスパから見てもIntel Core Ultra 5 226V搭載構成を選んだほうがよいと言えます。

 

ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Editionの外観と機能

外観・デザイン・質感

まったくもってThinkPadらしいデザインではありません(^^;

外観はレノボの他製品のThinkBookや、Yogaシリーズといったほうがしっくりとくるようなデザインです。

ボディはしっかりと高級感があります。

レノボがなぜ、このデザインでThinkPadシリーズとしているかはちょっとわからないのですが、従来のThinkPadデザインが好きになれない人には逆におすすめなのかなと言えます。

キーボードも赤のトラックポイントがなく、「これがThinkPadなのか・・・?」と感じるようなデザインではありますが(^^;

個人的には、デザインは当機種のほうが好きですね。

 

重さ

メーカー公称の重量は1.21kg~です。実測値は1296gでした。

14インチとしては比較的軽く、持ち運びやすい重さです。

 

アダプターはUSB TYpe-Cのもので出力65Wで214gとなります。電源アダプターもやや軽いです。

本体実測値 1296g
アダプター 214g

持ち運びも考慮するなら、電源アダプターはUSB Type-C対応の軽量でコンパクトなものを買ってしまったほうがよいと思います。私も購入しています。

軽量な充電器とケーブルを買えば、重量を合計100~110g程度に抑えることができます。

 

ディスプレイ

ディスプレイ1 14インチ WUXGA OLED(有機ELディスプレイ) (1920 x 1200) マルチタッチ非対応, HDR500 True Black, 100%DCI-P3, 400 nit, 60Hz, ブルーライト軽減パネル
ディスプレイ2 14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 反射防止/汚れ防止, マルチタッチパネル, HDR600 True Black, 100%DCI-P3, 500 nit, VRR 30-120Hz, ブルーライト軽減パネル

レビュー機は14インチ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 反射防止/汚れ防止, マルチタッチパネル, HDR600 True Black, 100%DCI-P3, 500 nit のディスプレイでした。Intel Core Ultra 7 258V構成だとこちらのディスプレイになります。

Intel Core Ultra 5 226Vだと、WXUGAの有機ELを選ぶこともできます。

 

ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition

HP OmniBook Ultra 14-fd(IPS)

上の写真はIPS液晶の機種との比較です。

色鮮やかさが圧倒的に違い、最高級に綺麗なディスプレイです。

 

キーボード

ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Editionは、ThinkPadらしくないデザインということで、キーボードにも赤いトラックポイントがありません。

キー自体は、配置は綺麗で、ThinkPadで採用されているキーの真ん中が少しくぼんだ形状になっており、打鍵感はとても良好でした。

打鍵感は良好で、キーピッチも十分に確保されており打ちやすいです

キーボードで点数をつけるなら90~95点くらいで、とても打ちやすいキーボードです。

タッチパッドの操作も良好です。

キーボードバックライトも搭載しており、暗い場所での作業も苦になりません。

指紋認証にも対応しています。

 

    インターフェイス

    左側面のインターフェイスは、奥から順番に

    1. HDMI
    2. USB4 (Thunderbolt™ 4 対応)

    となります。

    右側面のインターフェイスが、奥から順番に

    1. マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
    2. USB4 (Thunderbolt™ 4 対応)

    となります。

    インターフェイスはUSB Type-Aがないのが注意点です。

     

    USB Type-C対応のDELLモニターに接続して検証したところ、問題なく4K出力、充電が可能でした。

     

    バッテリー駆動時間のチェック

    バッテリーは55Whrと、14インチとしては少な目のバッテリー容量となります。

    以下の条件にてバッテリー駆動時間のチェックを行いました。

    • 輝度MAX
    • youtube動画流しっぱなし
    メーカー公称時間 JEITA測定法 3.0: 動画再生時 約13.5時間・アイドル時 約19.7時間
    残量0%まで 8時間37分

    バッテリー持ちは長いです。バッテリー容量は多くはないですが、Intel Core Ultra 7 258Vの省電力性能が優秀なのでバッテリー持ちは長いです。

    今回、Intel Core Ultra 7 258V+解像度2.8K有機ELで試しましたが、解像度WXUGAの有機EL+Intel Core Ultra 5 226Vであればもっと長く使えるでしょう。

    持ち運んで電源のない環境で使う用途にもバッチリ対応できます。

     

    カメラ

    カメラのスペックは、800万画素カメラ、IRカメラ (電子式プライバシーシャッター付)となります。

    Intel Core Ultra 5 226Vの場合、1080pのカメラになるようです。

    顔認証にも対応しています。

     

    ノートパソコンのカメラで写真を撮りました。映りはいままでのパソコンカメラの中でもトップクラスに綺麗で、Web会議も問題なくこなせます。

     

    スピーカー

    底面にスピーカーが搭載されています。

    スピーカーの音質は主観ですが普通です。

    レノボYoga 770が10点とすると、8点くらいです。

    ノートパソコンスピーカーを聞き比べてみて、レノボYoga 770のスピーカーはかなり優秀ということが分かっており、Yoga770より劣るかな、という印象です。

     

    無線速度のテスト

    自宅のWiFiは、11ac(Wi-Fi5)で5.0GHzを使用していますが、同じ部屋で計測してみたところ、510Mbpsと十分な速度が出ていました。

     

     

    機種 無線速度
    ThinkBook 13x Gen2 400Mbps
    Yoga 6 Gen8 510Mbps
    DELL XPS 13 Plus 510Mbps
    ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition 510Mbps
    IdeaPad Slim 5i Gen8 550Mbps
    HP Envy x360 13-ay 570Mbps
    HP Envy x360 14-fc 550Mbps
    Yoga 7i 2-in-1 Gen9 530Mbps
    ThinkPad X1 Carbon Gen13 530Mbps
    IdeaPad Sim 5 Light Gen10 550Mbps
    IdeaPad 5x 2-in-1 Gen9 560Mbps
    Yoga Slim 7x Gen9 560Mbps
    HP Pavilion Aero 13-be 580Mbps
    HP OmniBook Ultra 14-fd 580Mbps
    IdeaPad Sim 5 Gen10 610Mbps
    Legion Pro 5i Gen8 610Mbps

     

    ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition

    レノボ直販サイト

     

    ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Editionの性能・処理速度

    パソコン処理性能を計測する上でメジャーな、以下のベンチマークソフトを使って計測した結果を紹介していきます。

    • PassMark
    • CineBench R23
    • PCMARK10
    • Crystal DiskMark(ディスク速度)

     

    また、ゲーミング性能についても、これもメジャーな以下のベンチマークソフトを使って計測します。

    • FF14(中量級3D)
    • FF15(重量級3D)
    • ストリートファイター6(重量級)
    • モンスターハンターワイルズ(重量級3D)
    • 3DMark

     

    画像編集性能については、画像編集ソフトRawTherapeeでRAW現像10枚の書き出し時間を計測しました。

    • RawTherapeeでのRAW現像時間

     

    動画編集性能については、動画編集ソフトDavinci ResolveでフルHDのyoutube動画書き出し時間を計測しました。

    • Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し

     

    計測結果については、電源に接続して最高のパフォーマンスで計測しています。

    PassMarkは、平衡型(デフォルト)や電源に接続しないバッテリー駆動での計測も行っています。

    CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。

    CPU PassMarkスコア
    Core i7-13700HX 34286
    Ryzen AI 9 HX 375 31950
    Ryzen AI 9 365 29163
    Ryzen 7 8845HS 28671
    Ryzen 7 8840HS 24445
    Core Ultra 7 155H 24950
    Ryzen 7 8840U 23821
    Ryzen 7 7735HS 23722
    Ryzen 5 8645HS 22787
    Core Ultra 5 125H 21300
    Ryzen 5 8640U 20772
    Core Ultra 7 258V 19486
    Core Ultra 5 226V 18789
    Core Ultra 7 155U 16759
    Core Ultra 5 125U 17413
    Ryzen 7 7735U 21082
    Core i5-1340P 20106
    Core i7-1360P 19600
    Ryzen 7 7730U 18864
    Ryzen 5 7535HS 18312
    Core i7-1260P 17257
    Core i5-1240P 17345
    Core 5-120U 17292
    Ryzen 5 7535U 17123
    Core i5-1335U 16814
    Ryzen 5 7530U 16509
    Ryzen 5 5625U 15000
    Core i5-1235U 13865
    Core i3-1315U 13755
    Ryzen 3 7330U 11816
    Core i7-1165G7 10681
    Core i5-1135G7 10298
    Ryzen 3 5300U 10000
    Ryzen 5 7520U 9489
    Intel N100 5657
    Intel Celeron 7305 2665

    事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、スコア10000以上あると十分快適に使えます。

    15000以上のCPUを選ぶと、4年は快適に使えるでしょう。

    めやすはRyzen 5 7530U以上です。

    Intel Cora Ultra 7 258Vは20000近いスコアで、普段使いには十分すぎる性能があります。

    スコア的には、1世代前のIntel Core Ultra 7 155Hよりも落ちますが、シングルスレッドのスコアが高く、ピークパワーよりも普段使いでの快適性や電力効率を重視したCPUであると言えます。

     

    PassMark

    電源接続時(パフォーマンス)

    電源接続時(デフォルト)

    バッテリー駆動時

    PassMarkスコアは極めて高く、マルチ・シングルともにノートパソコンCPUとしてはトップクラスの性能です。

    公式サイト平均値を大きく上回る数値が出ており、パソコン自体で性能を十二分に引き出せているとも言えます。

     

    マルチ/シングル パフォーマンス バランス
    マルチスレッド 21755 15869
    シングルスレッド 4234 4299

     

    また、バッテリー駆動の場合シングルのスコアの落ち幅がやや大きいです。

    マルチ/シングル 電源接続 バッテリー駆動
    マルチスレッド 21755 16103
    シングルスレッド 4234 2545

     

    他の主流CPUの実測値と比較しました。

    CPU マルチ シングル
    Ryzen AI 9 HX 375 37145 4068
    Core i7-13700HX 36225 3955
    Core Ultra 7 155H(レノボIdeaPad Pro 5i) 32740 3846
    Ryzen AI 9 365 32104 4065
    Core Ultra 7 155H(HP Spectre) 27184 3546
    Ryzen 7 8840HS(レノボ) 27215 3796
    Ryzen 7 6800H 25955 3458
    Ryzen 5 8645HS 24604 3858
    Core Ultra 7 258V(レノボYoga) 22241 4396
    Core Ultra 7 258V(ThinPad x9) 21755 4234
    Core Ultra 7 258V(ThinkPad X1) 20863 4137
    Core Ultra 7 155H(HP Spectre) 24100 3845
    Core Ultra 5 125H 24554 3636
    Ryzen 7 7735HS 24988 3461
    Ryzen 7 8840HS(HP) 23729 3926
    Ryzen 7 8840U 23428 3822
    Ryzen 5 8640U 22006 3585
    Core i5-1340P 21578 3742
    Core Ultra 7 155U 18956 3842
    Core Ultra 5 125U 19263 3499
    Core i7-1260P 21696 3540
    Ryzen 7 6800U 21461 3459
    Ryzen 7 7735U 21278 3419
    Ryzen 7 7730U 21446 3258
    Ryzen 7 5800U 18644 3108
    Ryzen 5 7535HS 17337 3148
    Core i5-1335U 17694 3684
    Ryzen 5 7530U 16775 3269
    Core i5-1235U 16601 3465
    Ryzen 5 5625U 16933 3138
    Core i7-1250U 13518 3557
    Core i7-1165G7 11005 3142

    とくにシングルのスコアが高く、シングルはトップクラスの性能です。

     

    CineBench R23

    マルチコアスコア:9662

    シングルコアスコア:1901

    マルチコアスコア・シングルコアスコアともに、PassMarkと同じ傾向でシングルのスコアが高い傾向です。

    ほかの主要CPUと比較します。

    CPU マルチコア シングルコア
    Core i7-13700HX 19558 1656
    Ryzen AI 9 HX 375 18428 1935
    Ryzen AI 9 365 16240 1929
    Ryzen 7 8840HS(レノボ) 13246 1690
    Ryzen 7 6800H 13505 1481
    Ryzen 5 8645HS 12767 1743
    Ryzen 7 8840U 11881 1674
    Ryzen 7 8840HS(HP) 11421 1677
    Ryzen 7 7735HS 11953 1506
    Core i5-13500H 11027 1779
    Core Ultra 5 125H 10967 1653
    Core Ultra 7 258V(レノボYoga) 10378 1971
    Core Ultra 7 258V(ThinkPad X9) 9662 1901
    Ryzen 5 8640U 10266 1695
    Core Ultra 7 155H 9702 1788
    Ryzen 7 6800U 11620 1481
    Core i5-1340P 9301 1714
    Core Ultra 5 125U 9201 1550
    Core Ultra 7 155U 7749 1760
    Ryzen 7 7735U 9250 1515
    Ryzen 7 7730U 9411 1423
    Core i7-1260P 9158 1481
    Ryzen 5 5625U 8064 1390
    Ryzen 5 7535HS 7025 1276
    Core i5-1235U 6961 1461
    Core i7-1165G7 4122 1383

     

    CineBench2024のスコアは以下でした。

    マルチコア:537

    シングルコア:121

    CPU マルチコア シングルコア
    Ryzen AI 9 HX 375 1100 114
    Ryzen AI 9 365 1016 113
    Intel Core Ultra 7 258V 537 121
    Ryzen 5 8645HS 734 104
    Ryzen 7 6800U 631 85

    こちらもシングルコアのスコアはとても高いです。

     

    PCMARK10

    PCMARK10は、実際のアプリケーションを使用したベンチマークソフトで、実際にパソコンを使った時の作業快適性を計測するのに適しているといわれているベンチマークです。

    測定結果は以下の通りです。

    トータルスコア:6941

     

    Essentials:10442(快適めやす4100)

      Essentialsはパソコン基本性能の測定結果です。

      快適めやすは4100なので、極めて高いスコアです。10000超えはほとんど見ないくらい高いスコアです。

      実際に使ってみてもレスポンスは極めて快適です。

       

      Productivity:9007(快適めやす4500)

        ProductivityはOfficeなどビジネス系アプリの速度で、これも高いスコアです。

         

        Digital Contents Creation:9651

          Digital Contents Creationは画像編集や動画編集などの性能を表すスコアです。

          非常に高いスコアです。

           

          CPU トータルスコア
          Ryzen AI 9 HX 375 7751
          Intel Core Ultra 7 258V 6941
          Ryzen 5 8645HS 6865
          Ryzen 7 8840HS 6600
          Intel Core Ultra 7 155H 6465
          Intel Core Ultra 7 155U 5915

          トータルスコア比較としても、直近の主流CPUよりも性能は高いです。

           

          最新の超高性能AMDのCPUを搭載したクリエイティブワーク向けの機種HP OmniBook Ultra 14-fdと比較してみました。

          HP OmniBook Ultra 14-fd:AMD Ryzen AI 9 HX 375

          ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition:Intel Core Ultra 7 258V

          計測内容 HP OmniBook ThinkPad X9
          トータル 7751 6941
          App Start-up Score(アプリ起動) 13406 13092
          Video Conferencing Score(Web会議) 9033 8688
          Web Browsing Score(Web閲覧) 10626 10012
          Spreadsheets Score(表計算) 14065 11334
          Writing Score(文書作成) 7791 7158
          Photo Editing Score(画像編集) 16970 17005
          Rendering and Visualization Score(レンダリング) 11282 7940
          Video Editing Score(動画編集) 7143 6659

          超高性能なAMD Ryzen AI 9 HX 375と比較しても、見劣りしない性能の高さがあります。

          実際に使ってみてもレスポンスは極めて快適なので、とても優秀なCPUです。

           

          Geekbench AI

          Intel Core Ultra 7 258VのAI性能は、47TOPSとなります。NPUというAI処理を専門に行うプロセッサーを搭載しています。

          TOPSとは、「Tera Operations per Second」の略称で、「システムが1秒間に何兆回の演算を実行できるか」を示します。

          例えば、10TOPSならば、1秒間に10兆回の演算が実行できるコンピューティングパワーを表します。1秒間に10兆回の演算性能を持つCPUなら、「10TOPS」となります。

          CPU TOPS
          GeForce RTX 4060 Laptop GPU 233 TOPS
          AMD Ryzen AI 9 HX 375 55 TOPS
          AMD Ryzen AI 9 365 50 TOPS
          Intel Core Ultra 7 258V 47 TOPS
          Intel Core Ultra 7 155H 11 TOPS

          TOPSの値でみると、2024年の高性能CPUとして主流だったIntel Core Ultra 7 155Hを圧倒的に上回る性能があります。

          ただし外部GPUのGeForceと比較すると性能はそれなりというところです。

           

          以下はGeekBench AIのスコアです。

          Intel Core Ultra 7 258V

          Single Precision Score(単精度スコア):2372

          Half Precision Score(半精度スコア):1241

          Quantized Score(量子化スコア):4728

          という結果でした。

           

          AMD Ryzen AI 9 HX 375

          参考までに直近でレビューした、最新CPUのAMD Ryzen AI 9 HX 375のスコアが

          Single Precision Score(単精度スコア):3515

          Half Precision Score(半精度スコア):1518

          Quantized Score(量子化スコア):6816

          となり、AMD Ryzen AI 9 HX 375のほうが、約1.5倍の性能があり、TOPSの値だけみるとさほど違いはないように思いましたがこのベンチマーク上ではこれだけの差がありました。

          AIの性能を測るベンチマークは、まだ対応ソフトがほとんどないというのもあり、何が適切かを探しているところですが、目安の1つとして紹介をしておきます。

           

          Crystal DiskMark

          当機種は超高速なSSDを搭載しています。

          シーケンシャルリードが6000を超えており、とても高速です。

          機種 シーケンシャルリード
          レノボThinkPad X1 Carbon Gen13 13656
          HP Envy 14-fc(2024年式) 7142
          HP OmniBook Ultra 14-fd 6912
          HP OmniBook Ultra Flip 14-fh 6618
          レノボ ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition 6610
          レノボIdeaPad Slim 5 Light Gen10 6602
          DELL XPS 13 Plus 6589
          レノボLegion Pro 5i Gen8 6569
          レノボThinkBook 14 Gen 7 6186
          レノボYoga Slim 7i Aura Edition 6185
          HP Envy 13-bf(2022年式) 5332
          レノボYoga Pro 7 Gen9 5177
          レノボIdeaPad Slim 5 Gen10 5095
          レノボYoga 7i Gen8 5091
          レノボIdeaPad Slim 5i Gen8 5086
          HP Pavilion Aero 13-be(2023年式) 5045
          レノボYoga 7i Gen9 5054
          HP EliteBook 635 Aero G11 5027
          レノボYoga 7 Gen9 5022
          HP Envy 14-fa(2024年式) 5000
          レノボIdeaPad Pro 5i Gen9 4996
          HP Pavilion Aero 13-bg 4930
          レノボThinkPad X1 Gen12 4773
          レノボThinkPad X1 Gen11 3888
          レノボThinkBook 13x Gen2 3603
          HP Pavilion 16-af 3593
          HP Envy 13-ay(2021年式) 3500

           

          FF14 黄金のレガシー ベンチマーク(中~重量級3D)

          標準品質(ノートPC)でやや快適の結果となりました。

          CPU内蔵としては高いスコアとなりました。

          CPU スコア
          Intel Core Ultra 7 258V(レノボYoga) 9373
          Intel Core Ultra 7 155H 8687
          Intel Core Ultra 7 258V(レノボThinkPad X1 Carbon Gen13) 7438
          AMD Ryzen AI 9 365 7422
          AMD Ryzen AI 9 HX 375 7150
          Intel Core Ultra 7 258V(ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition) 6480
          AMD Ryzen 5 7535HS 5496
          AMD Ryzen 5 8645HS 5270
          AMD Ryzen 7 7735HS 5130
          AMD Ryzen 7 8840HS 4750
          AMD Ryzen 7 8840U 4848
          AMD Ryzen 5 8640U 4843
          Intel Core Ultra 7 155U 4271
          Intel Core Ultra 5 125U 3732

           

          FF15ベンチマーク(重量級3D)

          やや快適の結果となりました。

          CPU スコア
          Intel Core i7-13700HX+RTX4070(標準) 15852
          AMD Ryzen AI 9 365 5798
          Intel Core Ultra 7 258V(軽量)(HP OmniBook) 5423
          AMD Ryzen AI 9 HX 375 5097
          AMD Ryzen 7 8840HS(軽量)(レノボ) 4719
          Intel Core Ultra 7 258V(軽量)(レノボThinkPad) 4678
          Intel Core Ultra 7 258V(軽量)(レノボYoga) 4523
          Intel Core Ultra 7 155H(軽量)メモリ32GB 4188
          AMD Ryzen 5 8645HS(軽量) 4014
          AMD Ryzen 7 8840U(軽量) 3977
          Intel Core Ultra 5 125H(軽量) 3808
          AMD Ryzen 7 8840HS(軽量)(HP) 3699
          AMD Ryzen 5 8640U(軽量) 3589
          Intel Core Ultra 7 155H(軽量)メモリ16GB 3355
          Intel Core i5-13500H(軽量) 2875
          AMD Ryzen 7 7735U(軽量) 3470
          AMD Ryzen 5 7535HS(軽量) 2979
          Intel Core Ultra 7 155U(軽量) 2897
          Intel Core i7-1260P(軽量) 2486
          Intel Core Ultra 5 125U(軽量) 2333
          Intel Core i7-1250U(軽量) 2309

           

          3DMark ベンチマーク

          Fire Strikeのグラフィックスコアは8731でした。

          Fire Strikeのスコア目安は以下の通りです。

          めやすとしてはGeForce GTX 1650、1060がエントリー向けグラフィックボードとなります。

          グラフィックボード 3DMark Fire Strike
          GeForce RTX 3080 Ti 38323
          GeForce RTX 3080 36176
          GeForce RTX 4070(Laptop) 27898
          GeForce RTX 4060 27500
          GeForce RTX 3060 20764
          GeForce RTX 4050 Laptop 18579
          GeForce RTX 3050 Ti 14911
          GeForce GTX 1060 12500
          Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ32GB 9747
          Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)HP OmniBook 9702
          AMD Ryzen AI 9 365 9675
          AMD Ryzen AI 9 HX 375 9617
          Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)レノボThinkPad X1 9533
          Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)レノボThinkPad X9 8731
          GeForce GTX 1650 9000
          AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) 8503
          Intel Core Ultra 5 125H(CPU内蔵) 8488
          Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ16GB 7900
          AMD Ryzen 7 8840U(CPU内蔵) 7600
          AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵)(HP) 7495
          AMD Ryzen 5 8645HS(CPU内蔵) 6771
          AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) 6666
          AMD Ryzen 5 8640U(CPU内蔵) 6376
          AMD Ryzen 7 7735HS(CPU内蔵) 6261
          Intel Core Ultra 7 155U(CPU内蔵) 5401
          Intel Core i5-13500H(CPU内蔵) 5237
          AMD Ryzen 5 7535U(CPU内蔵) 5103
          Intel Core i5-1340P(CPU内蔵) 5000
          Intel Core Ultra 5 125U(CPU内蔵) 4955
          Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) 4462
          AMD Ryzen 5 7535HS(CPU内蔵) 4419
          AMD Ryzen 7 7730U(CPU内蔵) 4000
          AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) 3288

          グラフィック性能はとても高く、エントリーGPUのGTX1650なみの性能があります。

           

          Time Spyのスコアは3930でした。

          グラフィックボード 3DMark Time Spy
          Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)HP OmniBook 4007
          Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)レノボThinkPad X9 3930
          Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ32GB 3841
          Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)レノボThinkPad X1 3741
          AMD Ryzen AI 9 HX 375 3573
          AMD Ryzen AI 9 365 3558
          Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ16GB 2829
          AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) 2912
          AMD Ryzen 7 8840U(CPU内蔵) 2588
          AMD Ryzen 5 8645HS(CPU内蔵) 2383
          Intel Core Ultra 7 155U(CPU内蔵) 2042
          Intel Core Ultra 5 125U(CPU内蔵) 1952
          AMD Ryzen 7 7735HS(CPU内蔵) 1790
          AMD Ryzen 5 7535HS(CPU内蔵) 1279

           

          ストリートファイター6ベンチマーク

          グラフィック設定をLOWにすると、スコアは100/100となり十分にプレイできる程度の性能があります。

          ストリートファイター6は重いゲームなので、外部GPUなしで遊ぶのは厳しいのですが、グラフィック設定をLOWにすれば遊べる程度の性能があり、これは素晴らしいです。

           

          モンスターハンターワイルズベンチマーク

          最近発売されたモンスターハンターワイルズのベンチマークも測定しました。

          グラフィックプリセットは中で測定しています。

          結果はスコア7379、平均21.66FPSで設定変更を推奨、となりました。

          モンスターハンターワイルズは重量級の3Dゲームであるため、さすがに外部GPUなしでは厳しいようです。

           

          RawTherapeeでのRAW現像時間

          フリーの画像編集ソフトRawTherapeeを使って、スマホで撮影したRAW画像10枚のRAW現像にかかる時間を測定しました。

          CPU 時間
          AMD Ryzen AI 9 HX 375 9秒
          AMD Ryzen AI 9 365 10秒
          Intel Core i7-13700HX 11秒
          AMD Ryzen 7 8840HS 12秒
          AMD Ryzen 7 7735HS 13秒
          AMD Ryzen 7 8840U 13秒
          Intel Core Ultra 7 155H 13秒
          Intel Core i5-13500H 13秒
          Intel Core i5-1340P 13秒
          Intel Core Ultra 5 125H 14秒
          Intel Core i7-1260P 15秒
          AMD Ryzen 5 8640U 15秒
          AMD Ryzen 5 8645HS 17秒
          Intel Core Ultra 7 258V 17秒
          Intel Core i5-1335U 17秒
          Intel Core Ultra 5 125U 18秒
          Intel Core i5-1235U 18秒
          AMD Ryzen 7 7730U 17秒
          AMD Ryzen 5 7535HS 20秒
          Intel Core Ultra 7 155U 20秒
          Intel Core i7-1250U 21秒

          書き出し速度は、まずますの速度です。

           

          Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し時間

          動画編集ソフトDavinci Resolveで、5分45秒のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を計測しました。

          以前までDavinci Resolveバージョン18で計測していたのですがバージョン19が出てしばらく経ったので、19に切り替えて計測しています。

          18→19にバージョンアップすることで以前よりもかなり書き出し速度が向上しています。

          そのため18での計測結果が比較にならず・・・19での計測結果のみ載せています。

          CPU 時間
          Intel Core Ultra 7 155H+GeForce RTX 4050 Laptop 38秒
          AMD Ryzen AI 9 365 54秒
          AMD Ryzen AI 9 HX 375 57秒
          AMD Ryzen 7 7735HS 1分11秒
          AMD Ryzen 5 8645HS 1分16秒
          Intel Core Ultra 7 258V 1分18秒
          AMD Ryzen 7 6800U 1分32秒
          AMD Ryzen 5 7535HS 1分42秒
          Intel Core Ultra 7 155U 2分22秒

          書き出し速度は外部GPUなしとしては早く、動画編集も問題なく実施できます。

          Intel Core Ultra 7 258Vは、CPUのマルチコア性能はさほどではないですが、GPU性能が高いので、その分動画の書き出しにも効いているようです。

           

          参考までにバージョン18で、4分のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を他CPUで計測した結果も載せておきます。

          CPU 時間
          Intel Core i7-13700HX+GeForce RTX 4060 42秒
          AMD Ryzen 7 6800H+GeForce RTX 3050 Ti 48秒
          Intel Core Ultra 7 155H(メモリ32GB・レノボIdeaPad Pro) 54秒
          Intel Core i7-13700H+GeForce RTX 4050 56秒
          Intel Core Ultra 5 125H 1分02秒
          Intel Core Ultra 7 258V(レノボYoga) 1分04秒
          Intel Core Ultra 7 155H(メモリ32GB・HP Spectre) 1分06秒
          AMD Ryzen 7 8840U 1分07秒
          Intel Core Ultra 7 258V(HP OmniBook) 1分11秒
          Intel Core Ultra 7 155H(メモリ16GB) 1分11秒
          AMD Ryzen 7 8840HS 1分16秒
          Intel Core i5-1340P 1分17秒
          AMD Ryzen 7 7735U 1分18秒
          AMD Ryzen 7 6800U 1分18秒
          AMD Ryzen 5 7535U 1分22秒
          AMD Ryzen 5 8640U 1分23秒
          Intel Core Ultra 5 125U 1分26秒
          Intel Core i7-1260P 1分28秒
          AMD Ryzen 7 7730U 1分29秒
          Intel Core Ultra 7 155U 1分36秒
          Intel Core i5-1235U 1分40秒
          Intel Core i5-1335U 1分48秒
          AMD Ryzen 7 5800U 1分56秒
          Intel Core i7-1250U 2分22秒

          書き出し速度は予想に反して遅く、あくまでDavinci Resolveの無償版だけでみると動画編集の効率はあまり良くなさそうです。

           

          排熱性能と静粛性について

          CPU負荷をツールでかけてみて、CPU温度と本体の温度、静粛性をチェックしてみました。

          パフォーマンスモードで計測しています。

          負荷をかけはじめたときの状態です。

          負荷をかけ続けた時の状態です。

          上記が測定結果ですが、負荷をかけるとCPU温度が上がり、95℃超まで上がりました。

          その後時間経過で温度が若干下がります。

          CPU電力は、負荷をかけると40W程度まで上がりますがこちらも時間経過で下がります。

          この間、キーボードは上側のほうが熱くなっていました。ファンクションキーの上側あたりが、触るとやや熱いなと感じるくらいの温度です。大体50度くらいはある感じでした。

           

          また、負荷をかけた時の音については少し聞こえる程度でそこまでうるさくはないです。

          負荷をかけた時の音についてはサー…という音が少し、聞こえる程度で、騒音計で測定すると大体33db前後の数値になっていました。

          騒音目安については以下の通りです。

          騒音値(db) めやす
          50db 大きく聞こえる。静かな事務所
          40db 聞こえるが会話に支障なし。図書館、静かな住宅地の昼
          30db 小さく聞こえる。郊外の深夜、ささやき声
          20db ほとんど聞こえない。ささやき

          負荷をかけても、パフォーマンスモードであってもさほど音は大きくなく、普通に使えます。

           

          ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition

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          ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Editionのレビュー評価まとめ

          評価まとめ

          各作業のレビュー結果は以下の通りです。

          Web閲覧 ◎(快適)
          Office系事務作業 ◎(快適)
          動画鑑賞 ◎(快適)
          Web会議 ◎(快適)
          SNS・ブログ ◎(快適)
          プログラミング ◎(快適)
          画像・写真編集 ◎(快適)
          動画編集 〇(まずまず快適)
          ゲーム △~〇(外部GPUなしとしてはトップクラスの性能)

           

          ノートパソコン自体の質感、デザイン、耐久性、キーボード、持ち運びやすさ、コスパなどのレビュー結果は以下の通りです。

          比較項目 ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition
          CPU Intel Core Ultra 7 258V
          CPU性能(PassMark) B+ (実測21755)
          CPUグラフィック性能(3DMark) A (実測8731)
          メモリ 32GB
          ディスプレイ総合評価 S
          ディスプレイ種類 有機EL
          サイズ 14インチ
          アスペクト比 16:10
          ディスプレイ解像度 A+ (2880x1800)
          ディスプレイ輝度 A+ (500nit)
          ディスプレイ色域 A+ (100%DCI-P3)
          ボディ質感 A
          キーボード A+
          重さ・持ち運びやすさ B (実測1296g)
          インターフェイス B-
          USB-A ×
          USB-C 〇(2)
          USB-C充電
          USB-C映像出力
          HDMI
          Webカメラ 800万画素カメラ、IRカメラ
          プライバシーシャッター
          バッテリー B+(55Whr 実測8:37)
          認証 顔認証、指紋認証
          その他機能
          価格・コスパ B- (28.9万)※最安構成はA(18.9万)
          おすすめ度 A

          レビュー機の構成は最上級構成となり、この構成だと3年間プレミアサポートがついて28.9万円と高くなります。

          最安構成のIntel Core Ultra 5 226Vに、WXUGAの有機EL構成であれば、18.9万からと価格を抑えて購入できます。

          総合力はとても高いです。ボディ質感やキーボードも素晴らしく、14インチで1.3kg未満と比較的軽く、スキのない完成度です。

           

          ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Editionの良い点

            1. 高い完成度。性能が高くバッテリー持ちも良い。
            2. 14インチで1.3kgと比較的軽く持ち運びもできる。
            3. キーボードが良い。
            4. ThinkPadらしからぬデザインで普段使いにも使いやすい。

            完成度がとても高いです。

            性能、バッテリー持ち、軽さ、ディスプレイ、キーボード、すべての品質が高いです。

            またデザインがThinkPadらしからぬ、というのも個人的にはプラス要素で、このデザインなら普段使いでも違和感なく使えます。

             

            ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Editionで気になった点

            1. インターフェイスにUSB Type-Aなし。
            2. Intel Core Ultra 7 258Vにすると価格が高い。

            インターフェイスにUSB Type-Aがありません。

            マウスやキーボードにType-Aを使っている場合、別のものを探すか、変換ハブを購入する必要があります。

            また上級構成のIntel Core Ultra 7 258Vにすると、価格が一気に高くなってしまいます。

            コスパを考えるならIntel Core Ultra 5 226Vになります。

             

            このノートパソコンを購入するのに向く方

            • 持ち運んで性能の高いノートパソコンを使いたい。
            • キーボードにも妥協したくない。
            • 従来のThinkPadデザインが好きではない。

            Intel Core Ultra 7 258Vという、性能が高くて省電力性能も高いという優秀なCPUを搭載しており、モバイル向きの機種です。

            そのため持ち運んで使いたい人にお勧めの機種です。

            Intel Core Ultra 5 226Vならライバル機種と比較しても安いです。

            また、キーボードもとても良く、文書作成や記事などを書く人にもおすすめできます。

            デザインがThinkPadらしからぬ、というのも個人的には良く、ぱっと見、「これはThinkPadと言ってもいいのか・・・?まあレノボがThinkPadというにはそうなんでしょう(^^;」というデザインですが、こちらのほうが、普段使いでも違和感なく使えるのでよいデザインと感じました。

            総じて完成度が高く、価格も抑えめであるのでとてもおすすめの1台です。

             

            ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition

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            ワイヤレスイヤホンのLenovo TWS イヤホン(ThinkPad X9)の紹介

            今回、ThinkPad X9の貸し出しと一緒に、ワイヤレスイヤホンのLenovo TWS イヤホン(ThinkPad X9)をレノボよりご提供いただきましたので、あわせて紹介します。

            Lenovo TWS イヤホン(ThinkPad X9)

            レノボ直販サイト

            スペック

            メーカー Lenovo
            製品名 Lenovo TWS イヤホン(ThinkPad X9)
            操作方法 2タップ: 再生/一時停止、長押し: ANCオン/オフ、3タップ:接続デバイスの切替、 両耳同時長押し: マイクのミュート/ミュート解除
            Bluetooth Bluetooth5.3
            最大持続時間 イヤホン本体は約7時間の連続再生、充電ケース内のバッテリーと合わせて最長約36時間再生(ANCオフ時)
            サイズ 107 mm x 106 mm x 37 mm
            重さ 47g
            充電 USB Type-C
            ANC 対応
            ノイズキャンセリング 対応
            マルチポイント 対応
            専用アプリ ※ThinkPad X9のみに対応
            防水 IP55
            価格 13,200円(レノボ直販)

            スペックは、一般的なBluetoothイヤホンと大体同じで、特段コスパがよいという感じではないですが、会議にも使えるようなイヤホンとマイクを探しており、ThinkPad X9の購入と一緒についでに購入する、このイヤホンはThinkPad X9のみで使う、といった用途であればアリかと思います。

            イヤホンでの操作方法は以下の通りです。

            このイヤホンの注意点として、ThinkPad X9シリーズでのみ専用アプリ設定やフル機能が利用可能となるので、このイヤホン単体で購入するようなものではなく、あくまでThinkPad X9シリーズのパソコンを購入したときに、セットで購入を検討するといった製品になります。

            使用感について

            ThinkPad X9シリーズでないとフル機能使えないと書いてありましたが、私が本業で使っているThinkPad X13、および私用のスマホGoogle Pixelでも普通に、イヤホンやマイクとして使うことはできました。

            試しに、ThinkPad X13につないで、仕事のWeb会議で使ってみましたが、相手からの声は普通に聞こえるのと、こちらの声もマイクのノイズキャンセリングで雑音をある程度消してくれるようで、割とうるさいオフィス室内でWeb会議を実施しましたが、相手からは「在宅のような感じで周りの雑音があまり聞こえない」ということでした。

            いまどきのワイヤレスイヤホンは、しっかりとマイク機能も付いていて、雑音カットの機能もついているんですね・・・

            最近、出社回帰が進んでおりWeb会議をやるにしても個室が取れなかったりするので、会議で周りの雑音が気になるようであれば、こういったマイクのノイズキャンセリング機能を持つイヤホンを購入してみるのもよいと思います。

            ただしこのイヤホンは、冒頭でも述べましたが、あくまでThinkPad X9シリーズと組み合わせて使う製品なので、もし購入するならX9とセットで購入しましょう。

             

            外観

            大きさは小さいです。マウスとの比較は上記の通りです。

            他のイヤホンとの比較です。他のイヤホンと比較しても小さくて軽いです。

            独特デザインのイ小型ヤホンカバーを持っているのですがすっぽりとはまるくらいコンパクトです。

            イヤホンケースのデザインは上記の通りで、充電はUSB Type-Cでできます。

            横面にペアリング用のボタンがついています。

            カバーから取り出した時のイヤホン単体は以下のような外観でした。

             

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