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レノボ ThinkPad X1 Carbon Gen12レビュー【驚異のバッテリー持続時間】

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2024年に新発売した、レノボのフラッグシップビジネスノート レノボThinkPad X1 Carbon Gen12をレノボよりお借りし、レビューすることができましたので、実機レビューを書きます。

 

レビュー機のマシンのスペックは以下の通りです。

  1. CPU:Intel Core Ultra 5 125U
  2. メモリ16GB
  3. SSD 256GB
  4. 14インチ WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 400 nit, 60Hz, 省電力

 

レノボThinkPad X1 Carbon Gen12の特徴を一言で表すと

  1. モバイル性能に特化した安定のビジネスノートパソコン

と言えます。

新型は、省電力性能の高いIntel Core Ultra Uプロセッサーを搭載し、とてつもなく長いバッテリー駆動時間を誇ります。

また14インチで実測値1.13kgと軽量、キーボードが打ちやすいというThinkPad X1 Carbonの良さは引き継がれており、モバイルビジネスノートパソコンとして安定の良さがあります。

どこにでも持ち運んで仕事や作業をしたい、電源に接続しないで使う時間が長い、という方に特におすすめできる機種です。

 

初期導入済OS Windows 11 Pro 64bit
その他のエディション選択可能
CPU(Gen12) インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 165U vPro®対応
インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 155U
インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 135U vPro®対応
インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 125U
CPU(Gen11) インテル® Core™ i7-1365U vPro® Enterprise プロセッサー
インテル® Core™ i7-1355U プロセッサー
インテル® Core™ i5-1345U vPro® Enterprise プロセッサー
インテル® Core™ i5-1335Uプロセッサー
セキュリティ・チップ(TPM) あり
その他のセキュリティ機能 パワーオン パスワード、スーパーバイザー パスワード、システム マネジメント パスワード、ハードディスク パスワード(NVMe パスワード)、セキュリティ キーホール、HPD
メモリー オンボード: 16GB/32GB 最大32GB(LPDDR5)
ストレージ 256GB/512GB/1TB/2TB SSD
光学ドライブ なし
ディスプレイ 14.0型 2.8K OLED (2880 x 1800)、マルチタッチ対応(10点)、ブルーライト軽減
14.0型 2.8K OLED (2880 x 1800)、ブルーライト軽減
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、Privacy Guard、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、マルチタッチ対応(10点)、省電力、ブルーライト軽減、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、省電力、光沢なし
インターフェース USB4 (Thunderbolt™ 4 対応) x 2
USB 3.2 Gen 1 (Powered USB) x 1
USB 3.2 Gen 1 x 1
HDMI
マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック
ワイヤレスWAN 対応(オプション)
ワイヤレスLAN Wi-Fi 6E対応 (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠)
Bluetooth v5.3
イーサネット なし
オーディオ機能 Dolby Atmos® Speaker System, Dolby Voice
カメラ IRカメラ、1080p FHDカメラ、プライバシーシャッター付き
カードスロット なし
キーボード フルサイズ・キーボード (6列)、89キー (Fnキー、PgUpキー、PgDnキー、Windowsキー)、JIS配列、TrackPoint、ThinkPadクリックパッド、バックライト・キーボード
指紋センサー あり
ポインティング・デバイス TrackPoint+ThinkPadクリックパッド
本体寸法(幅×奥行き×高さ) 312.8×214.75×14.96mm(Gen12),315.6×222.5×15.4mm(Gen11)
本体質量 約 1.09kg~(Gen12)、約 1.12kg~(Gen11)
バッテリー 固定式 3セル リチウムイオンポリマーバッテリー 57Whr
本体カラー ブラック

 

レノボThinkPad X1 Carbon Gen12の特徴とおすすめポイント

驚異のバッテリー駆動時間

2024年新型となり、Intel Core Ultra Uプロセッサーを搭載、バッテリー駆動時間がとてつもなく長くなりました。

バッテリーが96%の状態で、10時間ディスプレイの輝度MAX、YouTube動画連続再生をしても、96→31%と、65%しかバッテリーが減っていませんでした。

単純計算で15.4時間、バッテリー駆動で使えることになり、驚異的な長さを誇ります。

これだけバッテリー駆動でも長持ちするなら、電源のない状況でも1日余裕で使うことができるでしょう。

 

軽くてキーボードもよい

ThinkPad X1 Carbonは、14インチで1.13kgと軽く、持ち運びがしやすいです。

またキーボードも良く、さすがに伝統のThinkPad X1 Carbon品質だな、と感じます。

バッテリーで長時間使えることもあり、モバイル性能は非常に優秀で、外出が多いビジネスパーソンの良き相棒となってくれるでしょう。

 

レノボThinkPad X1 Carbon Gen12のスペックと価格

スペック

初期導入済OS Windows 11 Pro 64bit
その他のエディション選択可能
CPU(Gen12) インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 165U vPro®対応
インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 155U
インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 135U vPro®対応
インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 125U
CPU(Gen11) インテル® Core™ i7-1365U vPro® Enterprise プロセッサー
インテル® Core™ i7-1355U プロセッサー
インテル® Core™ i5-1345U vPro® Enterprise プロセッサー
インテル® Core™ i5-1335Uプロセッサー
セキュリティ・チップ(TPM) あり
その他のセキュリティ機能 パワーオン パスワード、スーパーバイザー パスワード、システム マネジメント パスワード、ハードディスク パスワード(NVMe パスワード)、セキュリティ キーホール、HPD
メモリー オンボード: 16GB/32GB 最大32GB(LPDDR5)
ストレージ 256GB/512GB/1TB/2TB SSD
光学ドライブ なし
ディスプレイ 14.0型 2.8K OLED (2880 x 1800)、マルチタッチ対応(10点)、ブルーライト軽減
14.0型 2.8K OLED (2880 x 1800)、ブルーライト軽減
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、Privacy Guard、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、マルチタッチ対応(10点)、省電力、ブルーライト軽減、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、省電力、光沢なし
インターフェース USB4 (Thunderbolt™ 4 対応) x 2
USB 3.2 Gen 1 (Powered USB) x 1
USB 3.2 Gen 1 x 1
HDMI
マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック
ワイヤレスWAN 対応(オプション)
ワイヤレスLAN Wi-Fi 6E対応 (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠)
Bluetooth v5.3
イーサネット なし
オーディオ機能 Dolby Atmos® Speaker System, Dolby Voice
カメラ IRカメラ、1080p FHDカメラ、プライバシーシャッター付き
カードスロット なし
キーボード フルサイズ・キーボード (6列)、89キー (Fnキー、PgUpキー、PgDnキー、Windowsキー)、JIS配列、TrackPoint、ThinkPadクリックパッド、バックライト・キーボード
指紋センサー あり
ポインティング・デバイス TrackPoint+ThinkPadクリックパッド
本体寸法(幅×奥行き×高さ) 312.8×214.75×14.96mm(Gen12),315.6×222.5×15.4mm(Gen11)
本体質量 約 1.08kg~(Gen12)、約 1.12kg~(Gen11)
バッテリー 固定式 3セル リチウムイオンポリマーバッテリー 57Whr
バッテリー駆動時間 最大 JEITA測定法 3.0: 動画再生時 約12.8時間・アイドル時 約35.4時間
本体カラー ブラック

 

価格とおすすめ構成

レビュー機の構成は、Intel Core Ultra 5 125U、メモリ16GB、SSD256GB、IPS液晶で、21.9万円です。

性能は、Intel Core Ultra Uプロセッサーの場合、7にしてもそこまで大きく向上するわけではないので、5 125Uで十分ではないかと思います。

また当機種は、バッテリー持続時間がとてつもなく長いことが魅力です。そのため、消費電力の少ないIPS液晶構成がよいのではないかと思います。

 

レノボThinkPad X1 Carbon Gen12の外観と機能

外観・デザイン・質感

安定のThinkPadデザインです。

ThinkPad X1 Carbonは、フラッグシップ機種ということもあり質感は高いです。

14インチですがとてもコンパクトで、持ち運びもしやすいサイズです。

 

重さ

メーカー公称の重量は1.09kg~です。実測値は1.13kgとほぼ同じで、軽いです。

実際に手に取ってみても、14インチのサイズ感から予想するよりも軽いので、持ち運びもしやすいです。

 

アダプターはUSB TYpe-Cのもので出力45Wで約250gとなります。軽くはないです。

 

本体実測値 1133g
アダプター 253g

持ち運びも考慮するなら、電源アダプターはUSB Type-C対応の軽量でコンパクトなものを買ってしまったほうがよいと思います。私も購入しています。

軽量な充電器とケーブルを買えば、重量を合計100~110g程度に抑えることができます。

 

ディスプレイ

ディスプレイ 14.0型 2.8K OLED (2880 x 1800)、マルチタッチ対応(10点)、ブルーライト軽減
14.0型 2.8K OLED (2880 x 1800)、ブルーライト軽減
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、Privacy Guard、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、マルチタッチ対応(10点)、省電力、ブルーライト軽減、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、省電力、光沢なし

レビュー機は、解像度フルHD+(1920 x 1200) のIPSディスプレイでした。

タッチディスプレイや、解像度2.8Kの有機ELも選択できます。

IPS液晶でも、十分にきれいで見やすいディスプレイです。

 

レノボ Yoga 770(解像度2.8有機EL)

ThinkPad X1 Carbon Gen12(解像度フルHD+ IPS液晶)

有機ELのレノボYoga 770のほうが色が鮮やかですが、IPS液晶のThinkPad X1 Carbon Gen12でも十分にきれいです。

またIPS液晶のほうが、電力消費が抑えられるという利点があり、バッテリー駆動時間の長さにもつながっています。

 

キーボード

ThinkPadらしい安定のキー配置で、打ちやすいキーボードです。

今回のGen12より、左下のCtrlキーとFnキーの位置が逆転し、一般的なキー配置となりました。

 

左下のCtrlキーとFnキーは、以前のGen11の配置に合わせるような形で動作を逆にすることもできます。

 

 

キーストロークも十分に深く、キーピッチも十分に確保されており、打ちやすいです。

ThinkPadシリーズの打鍵感は、独特の指に吸い付くような感触を持つキーボードで、これに慣れるとクセになるような感触です。

キーボードで点数をつけるなら95~100点でとても打ちやすいキーボードです。

ThinkPadおなじみのトラックポイントもあり、マウスなしでの操作もやりやすいようになっています。使いこなすには慣れがいりますが・・・

 

キーボードバックライトも搭載しており、暗い場所での作業も苦になりません。

指紋認証も搭載しています。

 

    インターフェイス

    左側面のインターフェイスは、奥から順番に

    1. USB 3.2 Gen1 Type-A
    2. Thunderbolt™4 ポート
    3. Thunderbolt™4 ポート
    4. NanoSIMスロット(オプション)

    となります。

     

    右側面のインターフェイスが、奥から順番に

    1. セキュリティホール
    2. HDMI
    3. USB 3.2 Gen1 Type-A
    4. マイクロフォン・ヘッドフォンジャック
    5. 電源ボタン

    となります。

    必要なものはほぼ揃っている、という印象で、不足を感じることはないでしょう。

     

    ThunderBoltを、USB Type-C対応のDELLモニターに接続して検証したところ、問題なく4K出力、充電が可能でした。

     

    バッテリー駆動時間のチェック

    バッテリーは57Whrと、大きいバッテリー容量となります。

    以下の条件にてバッテリー駆動時間のチェックを行いました。

    • 輝度MAX
    • youtube動画流しっぱなし
    メーカー公称時間 動画再生12.8時間
    残量96→31%まで 10時間3分
    残量0%まで(計算で算出) 15.4時間

    バッテリーが96%の状態で、10時間ディスプレイの輝度MAX、YouTube動画連続再生をしても、96→31%と、65%しかバッテリーが減っていませんでした。

    単純計算で15.4時間、バッテリー駆動で使えることになり、驚異的な長さを誇ります。

    これだけバッテリー駆動でも長持ちするなら、電源のない状況でも1日余裕で使うことができるでしょう。

    しかしメーカー公称値が、動画再生12.5時間となっているのに実測値はそれより長い結果になっているのはなぜ・・・?まあ長い分にはありがたいので問題はないですね。

     

    WEBカメラ

    IR&1080p FHDカメラが付いています。プライバシーシャッター付きです。

    ノートパソコンのカメラで写真を撮りました。映りはきれいで、Web会議も問題なくこなせます。

     

    スピーカー

    背面に2つのスピーカーが搭載されています。スピーカーの音質は良いです。

    旧型Yoga 770も相当にレベルが高いのですが、同等レベルで音質は良いです。

     

    無線速度のテスト

    自宅のWiFiは、11ac(Wi-Fi5)で5.0GHzを使用していますが、同じ部屋だと540Mbps速度が出ており、とても高速です。

     

    1FにWiFiルーターがある状態で2Fで計測してみたところ、こちらも十分な速度が出ていました。

     

     

    機種 無線速度
    ThinkBook 13x Gen2 400Mbps
    Yoga 6 Gen8 510Mbps
    DELL XPS 13 Plus 510Mbps
    IdeaPad Slim 5i Gen8 550Mbps
    ThinkPad X1 Carbon 540Mbps
    HP Envy x360 13-ay 570Mbps
    HP Envy x360 14-fc 550Mbps
    Yoga 7i 2-in-1 Gen9 530Mbps
    HP Pavilion Aero 13-be 580Mbps
    Legion Pro 5i Gen8 610Mbps

     

     

    レノボThinkPad X1 Carbon Gen12の内部性能・処理速度

    パソコン処理性能を計測する上でメジャーな、以下のベンチマークソフトを使って計測した結果を紹介していきます。

    • PassMark
    • CineBench R23
    • PCMARK10
    • Crystal DiskMark(ディスク速度)

     

    また、ゲーミング性能についても、これもメジャーな以下のベンチマークソフトを使って計測します。

    • DQ10(軽量級3D)
    • FF14(中~重量級3D)
    • FF15(重量級3D)
    • ストリートファイター6(重量級)
    • 3DMark

     

    画像編集性能については、画像編集ソフトRawTherapeeでRAW現像10枚の書き出し時間を計測しました。

    • RawTherapeeでのRAW現像時間

     

    動画編集性能については、動画編集ソフトDavinci ResolveでフルHDのyoutube動画書き出し時間を計測しました。

    • Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し

     

    また生成AIの性能も見るため、VOICEOXの音声自動生成の能力も確認しています。

    • VOICEOXでの音声自動生成

     

    計測結果については、電源に接続して、最適なパフォーマンスで計測しています。

    PassMarkは、電源に接続しないバッテリー駆動での計測も行っています。

     

     

    CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。

    CPU PassMarkスコア
    Ryzen 9 7945HX 55967
    Core i9-13900HX 44998
    Core i7-13700HX 34286
    Ryzen 7 7745HX 32732
    Core i7-13700H 30030
    Ryzen 7 8845HS ※最新世代 29904
    Ryzen 7 8840HS ※最新世代 25299
    Core Ultra 7 155H ※最新世代 24910
    Core Ultra 5 125H ※最新世代 21300
    Core Ultra 7 155U ※最新世代 16577
    Core Ultra 5 125U ※最新世代 17750
    Ryzen 7 7735U 21082
    Core i5-1340P 20106
    Core i7-1360P 19600
    Ryzen 7 7730U 18864
    Core i7-1260P 17257
    Core i5-1240P 17345
    Core 5-120U ※最新世代 17292
    Ryzen 5 7535U 17123
    Core i5-1335U 16814
    Ryzen 5 7530U 16509
    Ryzen 5 5625U 15000
    Core i5-1235U 13865
    Core i3-1315U 13755
    Ryzen 3 7330U 11816
    Core i7-1165G7 10681
    Core i5-1135G7 10298
    Ryzen 3 5300U 10000
    Ryzen 5 7520U 9489
    Intel N100 5657
    Intel Celeron 7305 2665

    事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、Core i5-1135G7のスコア10000以上あると、重作業でも十分快適に使えます。

    ThinkPad X1 Carbon Gen12は、Intel Core Ultra Uシリーズのプロセッサーを搭載しており、まずまずの性能です。

     

    PassMark

    電源接続時(最適なパフォーマンス)

    電源接続時(バランス)

    バッテリー駆動時

    PassMarkスコアについて、最適なパフォーマンスの場合19263とまずまず高いスコアとなりました。

    バランスだと14868とやや落ちたので、電源に接続して高負荷作業をする場合、最適なパフォーマンスにするとよいでしょう。

    マルチ/シングル パフォーマンス バランス
    マルチスレッド 19263 14868
    シングルスレッド 3499 3499

     

    バッテリー駆動時だとマルチスレッドはバランスと大差ないですがシングルスレッドのスコアがやや落ちました。

    マルチ/シングル 電源接続 バッテリー駆動
    マルチスレッド 19263 15023
    シングルスレッド 3499 2523

     

    他の主流CPUの実測値と比較しました。

    CPU マルチ シングル
    Core i-13700HX 36225 3955
    Ryzen 7 8840HS 27215 3796
    Ryzen 7 6800H 25955 3458
    Core Ultra 7 125H 24100 3845
    Core Ultra 5 125H 24554 3636
    Core i5-13500H 24533 3830
    Core i5-1340P 21578 3742
    Core Ultra 7 155U 19232 3678
    Core Ultra 5 125U 19263 3499
    Core i7-1260P 21696 3540
    Ryzen 7 6800U 21461 3459
    Ryzen 7 7735U 21278 3419
    Ryzen 7 7730U 21446 3258
    Ryzen 7 5800U 18644 3108
    Core i5-1335U 17694 3684
    Core i5-1235U 16601 3465
    Ryzen 5 5625U 16933 3138
    Core i7-1250U 13518 3557
    Core i7-1165G7 11005 3142

    2024年の高性能CPUからするとやや物足りなさはありますが、普段使いには十分な性能です。

     

    CineBench R23

    マルチコアスコア:9201

    シングルコアスコア:1550

    マルチコアスコア・シングルコアスコアともに、PassMarkと同じ傾向でまずまずのスコアです。

     

    ほかの主要CPUと比較します。

    CPU マルチコア シングルコア
    Core i7-13700HX 19558 1656
    Ryzen 7 8840HS 13246 1690
    Ryzen 7 6800H 13505 1481
    Core i5-13500H 11027 1779
    Core Ultra 5 125H 10967 1653
    Core Ultra 7 155H 9702 1788
    Ryzen 7 6800U 11620 1481
    Core i5-1340P 9301 1714
    Core Ultra 5 125U 9201 1550
    Core Ultra 7 155U 7824 1674
    Ryzen 7 7735U 9250 1515
    Ryzen 7 7730U 9411 1423
    Core i7-1260P 9158 1481
    Ryzen 5 5625U 8064 1390
    Core i5-1235U 6961 1461
    Core i7-1165G7 4122 1383

     

    PCMARK10

    PCMARK10は、実際のアプリケーションを使用したベンチマークソフトで、実際にパソコンを使った時の作業快適性を計測するのに適しているといわれているベンチマークです。

    測定結果は以下の通りです。

    トータルスコア:5293

     

    Essentials:9396(快適めやす4100)

      Essentialsはパソコン基本性能の測定結果です。

      快適めやすは4100なので、高い数値です。実際に使ってみてもレスポンスは極めて快適です。

       

      Productivity:6877(快適めやす4500)

        ProductivityはOfficeなどビジネス系アプリの速度で、これも十分なスコアです。

         

        Digital Contents Creation:6230

          Digital Contents Creationは画像編集や動画編集などの性能を表すスコアです。

          まずまず高いスコアです。

           

          Intel Core Ultra 7 155Hを搭載したレノボYoga 7iと比較してみました。

          レノボ Yoga 7i 2-in-1 Gen9(Intel Core Ultra 7 155H)

          レノボ ThinkPad X1 Carbon Gen12(Intel Core Ultra 5 125U)

          計測内容 Yoga 7i(Intel) X1 Carbon
          トータル 6825 5293
          App Start-up Score(アプリ起動) 16262 11102
          Video Conferencing Score(Web会議) 8610 8040
          Web Browsing Score(Web閲覧) 9706 9294
          Spreadsheets Score(表計算) 10329 9617
          Writing Score(文書作成) 7445 4919
          Photo Editing Score(画像編集) 13770 8818
          Rendering and Visualization Score(レンダリング) 7331 4481
          Video Editing Score(動画編集) 6949 6121

          PCMark10のスコアは、Intel Core Ultra 7 155Hと比較すると、劣りますが、一般用途ではあまり体感差を感じませんでした。

          Intel Core Ultra 5 125Uでも、一般用途には十分な性能があります。

           

          App Start-up Score(アプリ起動)

          App Start-up Score(アプリ起動) スコア
          Intel Core Ultra 7 155H 16262
          AMD Ryzen 7 8840HS 15970
          Intel Core i5-1340P 12449
          Intel Core i5-1335U 11687
          Intel Core Ultra 5 125H 11707
          AMD Ryzen 7 7735U 11574
          Intel Core Ultra 5 125U 11102
          Intel Core Ultra 7 155U 10526
          Intel Core i7-13700HX 10300
          Intel Core i7-1260P 8629
          AMD Ryzen 5 5625U 8457

           

          Web Browsing Score(Web閲覧)

          Web Browsing Score(Web閲覧) スコア
          Intel Core i7-13700HX 10187
          Intel Core i5-1340P 9788
          Intel Core Ultra 7 155H 9706
          AMD Ryzen 7 8840HS 9600
          Intel Core i5-1335U 9582
          Intel Core Ultra 5 125U 9294
          Intel Core i7-1260P 9128
          Intel Core Ultra 5 125H 9046
          Intel Core Ultra 7 155U 8944
          AMD Ryzen 5 5625U 8862
          AMD Ryzen 7 7735U 8761

           

          Spreadsheets Score(表計算)

          Spreadsheets Score(表計算) スコア
          AMD Ryzen 7 8840HS 13384
          AMD Ryzen 7 7735U 11080
          Intel Core i7-13700HX 10928
          Intel Core Ultra 7 155H 10329
          Intel Core Ultra 5 125U 9617
          Intel Core Ultra 5 125H 9495
          Intel Core Ultra 7 155U 8708
          AMD Ryzen 5 5625U 7148
          Intel Core i5-1340P 6973
          Intel Core i5-1335U 6889
          Intel Core i7-1260P 6536

           

          Video Editing Score(動画編集)

          Video Editing Score(動画編集) スコア
          Intel Core i7-13700HX 7446
          Intel Core Ultra 7 155H 6949
          Intel Core Ultra 5 125H 6467
          Intel Core i5-1340P 6320
          AMD Ryzen 7 8840HS 6215
          Intel Core Ultra 5 125U 6121
          Intel Core i5-1335U 5961
          Intel Core Ultra 7 155U 5679
          Intel Core i7-1260P 5544
          AMD Ryzen 7 7735U 4345
          AMD Ryzen 5 5625U 3931

          性能はまずまず高く、一般用途には十分な性能です。

          実際に使っていても、普段使いでのレスポンスは極めて快適です。

           

          Crystal DiskMark

          シーケンシャルリードが4500を超えており、高速です。

          2021年式のHP Envyも高速でしたが、3500だったのでとても高速です。

          機種 シーケンシャルリード
          HP Envy 14-fc(2024年式) 7142
          DELL XPS 13 Plus 6589
          レノボLegion Pro 5i Gen8 6569
          HP Envy 13-bf(2022年式) 5332
          レノボYoga 7i Gen8 5091
          レノボIdeaPad Slim 5i Gen8 5086
          HP Pavilion Aero 13-be(2023年式) 5045
          レノボYoga 7i Gen9 5054
          レノボYoga 7 Gen9 5022
          レノボThinkPad X1 Gen12 4773
          レノボThinkPad X1 Gen11 3888
          レノボThinkBook 13x Gen2 3603
          HP Envy 13-ay(2021年式) 3500

           

          DQ10 ベンチマーク(軽量級3D)

          最高品質ですごく快適の結果となりました。

           

          FF14 黄金のレガシー ベンチマーク(中~重量級3D)

          FF14のベンチマークは、4月にリリースされた新作「黄金のレガシー」でベンチマークを取りました。

          標準品質(ノートPC)で、設定変更を推奨の結果となりました。

          重い3Dゲームは厳しいようです。

          CPU スコア
          Intel Core Ultra 7 155H 5794
          AMD Ryzen 7 8840HS 5584
          Intel Core Ultra 5 125U 3732
          Intel Core Ultra 7 155U 3704

           

          FF15ベンチマーク(重量級3D)

          スコアは軽量品質で重い、という結果になりました。重い3Dゲームは厳しいでしょう。

          CPU スコア
          Intel Core i7-13700HX+RTX4070(標準) 15852
          AMD Ryzen 7 8840HS(軽量) 4719
          Intel Core Ultra 7 155H(軽量)メモリ32GB 4108
          Intel Core Ultra 5 125H(軽量) 3808
          Intel Core Ultra 7 155H(軽量)メモリ16GB 3355
          Intel Core i5-13500H(軽量) 2875
          AMD Ryzen 7 7735U(軽量) 3470
          Intel Core i7-1260P(軽量) 2486
          Intel Core Ultra 7 155U(軽量) 2331
          Intel Core Ultra 5 125U(軽量) 2333
          Intel Core i7-1250U(軽量) 2309

           

          ストリートファイター6ベンチマーク

          セッティングをLOWにしましたが遊ぶのは厳しいようです。

          ストリートファイター6はとても重い部類のゲームのため、致し方ない結果かなと思います。

           

          3DMark ベンチマーク

          Fire Strikeのスコアは4955でした。

          Fire Strikeのスコア目安は以下の通りです。

          グラフィックボード 3DMark Fire Strike
          GeForce RTX 3080 Ti 38323
          GeForce RTX 3080 36176
          GeForce RTX 4070(Laptop) 27898
          GeForce RTX 4060 27500
          GeForce RTX 3060 20764
          GeForce RTX 4050 Laptop 18579
          GeForce RTX 3050 Ti 14911
          GeForce GTX 1060 11000
          Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ32GB 9181
          AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) 8503
          Intel Core Ultra 5 125H(CPU内蔵) 8488
          Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ16GB 7900
          AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) 6666
          Intel Core Ultra 7 155U(CPU内蔵) 5399
          Intel Core i5-13500H(CPU内蔵) 5237
          AMD Ryzen 5 7535U(CPU内蔵) 5103
          Intel Core i5-1340P(CPU内蔵) 5000
          Intel Core Ultra 5 125U(CPU内蔵) 4955
          Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) 4462
          AMD Ryzen 7 7730U(CPU内蔵) 4000
          AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) 3288

          めやすとしてはGeForce GTX 1060がエントリー向けグラフィックボードとなります。

          エントリー向けグラフィックボードの半分程度のスコアのため、重い3Dゲームは難しいです。

           

          3DMark Time Spy

          3DMark Time Spyのスコアは1952でした。

          グラフィックボード 3DMark Time Spy
          Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ32GB 3134
          Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ16GB 2829
          AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) 2912
          Intel Core Ultra 5 125U(CPU内蔵) 1952

           

          RawTherapeeでのRAW現像時間

          フリーの画像編集ソフトRawTherapeeを使って、スマホで撮影したRAW画像10枚のRAW現像にかかる時間を測定しました。

          CPU 時間
          AMD Ryzen 7 8840HS 11秒
          Intel Core i7-13700HX 11秒
          Intel Core Ultra 7 155H 13秒
          Intel Core i5-13500H 13秒
          Intel Core i5-1340P 13秒
          Intel Core Ultra 5 125H 14秒
          Intel Core i7-1260P 15秒
          Intel Core i5-1335U 17秒
          Intel Core Ultra 5 125U 18秒
          Intel Core i5-1235U 18秒
          AMD Ryzen 7 7730U 17秒
          Intel Core Ultra 7 155U 21秒
          Intel Core i7-1250U 21秒

          1世代前のCore i5とほぼ同等の速度でした。

           

          Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し時間

          動画編集ソフトDavinci Resolveで、4分のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を計測しました。

          CPU 時間
          Intel Core i7-13700HX+GeForce RTX 4060 42秒
          AMD Ryzen 7 6800H+GeForce RTX 3050 Ti 48秒
          Intel Core i7-13700H+GeForce RTX 4050 56秒
          Intel Core Ultra 5 125H 1分02秒
          Intel Core Ultra 7 155H(メモリ32GB) 1分06秒
          Intel Core Ultra 7 155H(メモリ16GB) 1分11秒
          Intel Core i5-13500H 1分10秒
          AMD Ryzen 7 8840HS 1分13秒
          Intel Core i5-1340P 1分17秒
          AMD Ryzen 7 7735U 1分18秒
          AMD Ryzen 7 6800U 1分18秒
          AMD Ryzen 5 7535U 1分22秒
          Intel Core Ultra 5 125U 1分26秒
          Intel Core i7-1260P 1分28秒
          AMD Ryzen 7 7730U 1分29秒
          Intel Core Ultra 7 155U 1分36秒
          Intel Core i5-1235U 1分40秒
          Intel Core i5-1335U 1分48秒
          AMD Ryzen 7 5800U 1分56秒
          Intel Core i7-1250U 2分22秒

          まずまずの早さで、フルHDの動画編集であれば問題なくこなせるでしょう。

           

          VOICEVOXでの音声AI自動生成(約1時間の台本)

          私がYouTube動画作成で使っている、音声自動生成ソフトVOICEVOXで、約10分×6(合計1時間)の台本を読み込ませて音声自動生成までにかかる時間を計測しました。

          CPU 音声自動生成までの時間
          Intel Core Ultra 7 155H 11.22秒
          Intel Core Ultra 5 125U 15.33秒
          AMD Ryzen 7 6800U 16.60秒

          私が普段使っているレノボYoga770の、AMD Ryzen 7 6800Uよりも早く、生成AIの処理能力が高くなっていることを実感する結果となりました。

           

          排熱性能と静粛性について

          CPU負荷をツールでかけてみて、CPU温度と本体の温度、静粛性をチェックしてみました。

          パフォーマンスモードで計測しています。

          負荷をかけはじめたときの状態です。

          負荷をかけ続けた時の状態です。

          上記が測定結果ですが、負荷をかけてもCPU温度は60℃超くらいまでしか上がりません

          CPU電力は、負荷をかけると一瞬20W超程度まで上がりますがそのあと、15W程度まで下がり、省電力特性の強いCPUです。

          この間、キーボードも全く、熱くはなりませんでした。

          負荷をかけた時の音についてはほぼ聞こえず、騒音計で測定すると大体25~30db前後の数値になっていました。

          騒音目安については以下の通りです。

          騒音値(db) めやす
          50db 大きく聞こえる。静かな事務所
          40db 聞こえるが会話に支障なし。図書館、静かな住宅地の昼
          30db 小さく聞こえる。郊外の深夜、ささやき声
          20db ほとんど聞こえない。ささやき

          負荷をかけても、温度や音は全く気になりません。

           

           

          レノボThinkPad X1 Carbon Gen12のレビュー評価まとめ

          評価まとめ

          各作業のレビュー結果は以下の通りです。

          Web閲覧 ◎(快適)
          Office系事務作業 ◎(快適)
          動画鑑賞 ◎(快適)
          Web会議 ◎(快適)
          SNS・ブログ ◎(快適)
          プログラミング ◎(快適)
          画像・写真編集 ◎(快適)
          動画編集 △~○(フルHD動画編集なら問題なし)
          ゲーム ×(重量級のゲームは困難)

           

          ノートパソコン自体の質感、デザイン、耐久性、キーボード、持ち運びやすさ、コスパなどのレビュー結果は以下の通りです。

          質感 ◎(とても良い)
          ディスプレイ ○(良い)
          キーボード ◎(とても良い)
          インターフェイス ◎(ThunderBolt4あり、HDMIあり)
          デザイン ○(ThinkPadデザイン)
          耐久性 ◎(とても良い)
          バッテリー ☆(抜群に良い)
          持ち運び ◎(軽い)
          コスパ △(安くはないが品質からすると妥当)

          全体的にバランスが良いですが、特にバッテリーと持ち運びのモバイル性能が高いです。

           

          レノボThinkPad X1 Carbon Gen12の良い点

            1. バッテリー駆動時間が抜群に長い
            2. 14インチで約1.1kgと軽量
            3. キーボードが良い

            バッテリー駆動時間が極めて長く、かつ軽量のため、モバイル性能がとても高いです。

            キーボードの良さも、ThinkPadの伝統的な良さです。

             

            レノボThinkPad X1 Carbon Gen12で気になった点

            1. 21万円台~と価格は高め

            ThinkPad X1 Carbonは、ここ1~2年、価格が比較的高いのが続いているな、と感じます。

            レビュー機のIntel Core Ultra 5 125Uモデルが、20万円を切るような価格であればもっと良いと感じます。

             

            このノートパソコンを購入するのに向く方

              1. 持ち運んでの外出作業の多い方
              2. 外出先でも高い作業効率を落としたくない方

              バッテリー駆動時間が長く軽量、キーボードも良いので、外出先に頻繁に持ち運んでの長作業が多い方に特におすすめできます。

              この驚異的なバッテリー駆動時間は、電源がとりにくい場所での作業でも、とても心強いでしょう。

              また14インチと画面も十分に大きく、キーボードも良いので、外出先でも作業効率を落とすことなく作業ができます。

              どんな場所でも、高い生産性を維持したい方にもおすすめできます。

               

               

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