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HPの超高性能ノートパソコンHP OmniBook Ultra 14-fdをお借りしたので実機レビューを書きます。
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レビュー機のマシンのスペック以下の通りです。
- CPU:AMD Ryzen™ AI 9 HX 375
- メモリ32GB
- SSD 1TB
- 14.0インチ・2.2K・IPSタッチディスプレイ(2240×1400 / 16:10 / 300nit / 最大1677万色)
- 重さ1.53kg(実測値)
HP OmniBook Ultra シリーズは、HP個人向けの新しいフラッグシップ機種です。
HP OmniBook Ultra 14-fdの特徴は
- 外部GPUなしノートパソコンにもかかわらず鬼強い性能
と言えます。
外部GPUなしの普通のノートパソコンとしては、性能がすさまじく高いので、持ち運べる超高性能ノートパソコンです。
しかもバッテリー持ちも素晴らしく、電源容量も普通のノートパソコンと同じ65Wなので大きくもない電源でフルパワーを発揮できます。
どんな人向けの機種かというと
- 超高性能を持ち運んでどこでも使いたい人
向きの機種と言えます。
そこまで軽い機種ではないので基本は据え置き用途になりますが、持ち運んで超高性能を存分に活かすこともできるノートパソコンです。
| OS | Windows 11 Home |
| CPU | AMD Ryzen™ AI 9 HX 375 12コア/24 スレッド・プロセッサ+ Radeon™ グラフィックス |
| グラフィックス | AMD Radeon™ 890M |
| メモリ | 32GB |
| ディスプレイ | 14.0インチ・2.2K・IPSタッチディスプレイ(2240×1400) |
| SSD | 1TB SSD |
| 無線LAN | IEEE802.11be(Wi-Fi 7) |
| Bluetooth | Bluetooth(Ver5.4) |
| Webカメラ | 9MP IR AI カメラ (約900万画素) |
| 指紋認証 | あり |
| 顔認証 | あり |
| 外形寸法 | 約 315 × 227 × 16.4 mm |
| 駆動時間 | 最大21時間 68Whr |
| 重量 | 1.57kg |
| 価格 | 17万円台~ |
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HP OmniBook Ultra 14-fd特徴とおすすめポイント
総合評価
各項目をS~Dで評価しました。Sが一番高い評価です。
| 比較項目 | HP OmniBook Ultra 14-fd |
| CPU | AMD Ryzen AI 9 HX 375 |
| CPU性能(PassMark) | S+(実測37145) |
| CPUグラフィック性能(3DMark) | S (実測9617) |
| メモリ | 32GB |
| ディスプレイ総合評価 | B+ |
| ディスプレイ種類 | IPS |
| サイズ | 14インチ |
| アスペクト比 | 16:10 |
| ディスプレイ解像度 | A(2240×1400) |
| ディスプレイ輝度 | B (300nit) |
| ディスプレイ色域 | A (98% sRGB) |
| ボディ質感 | B+ |
| キーボード | B+ |
| 重さ・持ち運びやすさ | C (実測1528g) |
| インターフェイス | B- |
| USB-A | 〇(1) |
| USB-C | 〇(2) |
| USB-C充電 | 〇 |
| USB-C映像出力 | 〇 |
| HDMI | × |
| Webカメラ | 9MP IR AI カメラ (約900万画素) |
| プライバシーシャッター | 〇 |
| バッテリー | S(68Whr 実測10:30) |
| 認証 | 顔認証、指紋認証 |
| その他機能 | タッチパネル |
| 価格・コスパ | S(レビュー機17.98万) |
| おすすめ度 | A+ |
価格は高めですがそれに見合った性能があります。
外部GPUなしなので65W電源でフルパワーを発揮でき、持ち運べなくもない重さで、バッテリー持ちも素晴らしく、出来はとても良いです。
持ち運んでこの高性能をどこでも使いたい人向きの機種です。
2025年5月現在、価格が安く、レビュー機の構成でも19.98万と20万未満で購入でき、性能に対するコスパはものすごく高いです。
HP個人向けノートパソコンの最上位機種
HPは、製品ブランド名の統一化を公表しており、個人向けノートパソコンは、OmniBookという名称に統一していくようです。
その中でもUltraは、最上位機種に位置づけられ、Ultraシリーズは、フラッグシップとなる最上級機種扱いとなります。
AMD Ryzen AI 9 HX 375の性能は鬼強い
当機種に搭載のAMD Ryzen AI 9 HX 375は、今まで見たノートパソコンCPUの中でもトップの性能がありました。
AI性能も55TOPSと、CPU単体としてはトップクラスの性能です。
またCPU性能やグラフィック性能も極めて高く、ノートパソコンの65W電源、さほど重くもない機種でここまでの性能が出せているのは素晴らしいと言えます。
ボディサイズは14インチで1.53kg、電源は65Wで持ち運びも可能
これだけの性能を持ちながら、重さは1.53kgと、軽いとは言えないですが重くもないので、普通に持ち運べます。
また電源も65Wと一般的な容量でフルパワーを発揮できるところも大きなメリットです。
Copilot+PCの要件を満たした機種
当機種はマイクロソフトが定義する「AI活用を前提に最適化されたWindowsパソコン」の要件を満たすCopilot+ PCをクリアするノートパソコンとなっています。
Copilot+ PCの要件を満たすためには、毎秒40兆回以上(40TOPS)の操作をできるNPUを搭載する必要があります。
AMD Ryzen AI 9 375ではこの仕様を満たす、55TOPSの性能を持っています。
ちなみに2024年に登場したIntel Core Ultra 7 155Hでさえ、NPUの性能は、11TOPSということのため、いかにNPU性能が高いか、ということが分かります。
また、Copilot+ PC要件を満たしていれば、コクリエイターなど、生成AIの機能を無償で使うことができます。
正直、これらのAI機能というのは、まだ成長途上といったところで、ひとまずはハードウェア側ができるよう準備をしました、ソフトウェアはまだこれからという感じですが、これからの展開に期待が持てます。
HP OmniBook Ultra 14-fdのスペック
| OS | Windows 11 Home |
| CPU | AMD Ryzen™ AI 9 HX 375 12コア/24 スレッド・プロセッサ+ Radeon™ グラフィックス |
| グラフィックス | AMD Radeon™ 890M |
| メモリ | 32GB |
| ディスプレイ | 14.0インチ・2.2K・IPSタッチディスプレイ(2240×1400) |
| SSD | 1TB SSD |
| 無線LAN | IEEE802.11be(Wi-Fi 7) |
| Bluetooth | Bluetooth(Ver5.4) |
| Webカメラ | 9MP IR AI カメラ (約900万画素) |
| 指紋認証 | あり |
| 顔認証 | あり |
| 外形寸法 | 約 315 × 227 × 16.4 mm |
| 駆動時間 | 最大21時間 68Whr |
| 重量 | 1.57kg |
| 価格 | 17.98万円~ |
日本HPより当サイト用の割引
HP OmniBook Ultra 14-fdの価格
価格は16.98万からです。
レビュー機の構成だと17.98万です。
性能からするととても安いです。
HP OmniBook Ultra 14-fdの外観と機能
外観・デザイン・質感
外観はまずまず、高級感があります。質感で不満を感じるようなことはないでしょう。
4隅の角が完全な四角ではなく、斜めになっています。
この場所にUSB Type-Cポートがあり、このポートを有効活用すればケーブルが邪魔になりにくいように指すことができます。
上記は左が当機種、右が同じく14インチのレノボYoga770です。
若干、当機種のほうが、ベゼルが太く、同じ14インチでもサイズがわずかに大きいです。
やや大きいサイズである理由は不明ですが、当機種のベースは、旧機種のHP Spectreでデザインも似ているので、ボディ共通化の兼ね合いではないかと推測します。
重さ
メーカー公称の重量は1.57kgです。実測値は1528gとやや軽いです。
14インチとしては一般的な重さで、軽くはないですが、持ち運べなくもない重さです。
アダプターはUSB TYpe-Cのもので出力65Wで305gとなります。電源アダプターは軽くはないです。
ただこの性能で、電源容量が65Wなのは素晴らしいです。
| 本体実測値 | 1528g |
|---|---|
| アダプター | 305g |
持ち運びも考慮するなら、電源アダプターはUSB Type-C対応の軽量でコンパクトなものを買ってしまったほうがよいと思います。私も購入しています。
軽量な充電器とケーブルを買えば、重量を合計100~110g程度に抑えることができます。
ディスプレイ
| ディスプレイ | 14.0インチ・2.2K・IPSタッチディスプレイ(2240×1400) |
ディスプレイは14インチの輝度300nit、sRGB98%程度のIPS液晶です。解像度は2240×1400で、タッチパネルです。
HP OmniBook Ultra 14-fd(IPS)
ThinkPad X1 Carbon Gen13(有機EL 解像度2.8K)
上の写真は左が当機種、右がレノボYoga770の有機ELです。
有機ELほどの発色の良さはないですが、十分に質の高いディスプレイで、事務作業用途やクリエイティブワーク用途としては十分な品質でしょう。
キーボード
キーボードは配置が綺麗で、キーストロークは浅いですが打鍵感もなかなか良いです。
キーストロークは浅いですが打鍵感は良好で、キーピッチも十分に確保されており打ちやすいです
キーボードで点数をつけるなら80~85点くらいで、打ちやすいキーボードです。
タッチパッドは普通に使える操作感でした。
キーボードバックライトも搭載しており、暗い場所での作業も苦になりません。
指紋認証にも対応しています。
インターフェイス
左側面のインターフェイスは、奥から順番に
- USB 3.2 Gen1 Type-A
- イヤホンジャック
となります。
右側面のインターフェイスが、奥から順番に
- Thunderbolt™ 4 with USB Type-C® 40Gbps (Power Delivery、DisplayPort™ 2.1、電源オフUSBチャージ機能対応) ×2
となります。
インターフェイスは少な目でHDMIなしです。
またUSB Type-Cが右側にしかないので、右利きでマウスを使う場合若干邪魔に感じることがあります。
USB Type-C対応のDELLモニターに接続して検証したところ、問題なく4K出力、充電が可能でした。
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリーは68Whrと、14インチとしては大きいバッテリー容量となります。
以下の条件にてバッテリー駆動時間のチェックを行いました。
- 輝度MAX
- youtube動画流しっぱなし
| メーカー公称時間 | 最大21時間 |
|---|---|
| 残量0%まで | 10時間30分 |
バッテリー持ちは素晴らしく長く、全ノートパソコンでもトップクラスです。
持ち運んで電源のない環境で使う用途にもバッチリ対応できます。
WEBカメラ
9MP IR AI カメラ (約900万画素)が付いています。プライバシーシャッタースイッチ付きです。
顔認証にも対応しています。
ノートパソコンのカメラで写真を撮りました。映りはとてもきれいで、Web会議も問題なくこなせます。
スピーカー
キーボードの左右に2つのスピーカーが搭載されています。
スピーカーの音質は主観ですがまずまず良いです。
レノボYoga 770が10点とすると、9点くらいです。
ノートパソコンスピーカーを聞き比べてみて、レノボYoga 770のスピーカーはかなり優秀ということが分かっており、ほぼ同じくらい、少し劣るかなという印象です。
無線速度のテスト
自宅のWiFiは、11ac(Wi-Fi5)で5.0GHzを使用していますが、同じ部屋で計測してみたところ、580Mbpsと十分な速度が出ていました。
2Fでも450Mbpsの速度が出ているので、受信強度もとても良好です。
| 機種 | 無線速度 |
| ThinkBook 13x Gen2 | 400Mbps |
| Yoga 6 Gen8 | 510Mbps |
| DELL XPS 13 Plus | 510Mbps |
| IdeaPad Slim 5i Gen8 | 550Mbps |
| HP Envy x360 13-ay | 570Mbps |
| HP Envy x360 14-fc | 550Mbps |
| Yoga 7i 2-in-1 Gen9 | 530Mbps |
| ThinkPad X1 Carbon Gen13 | 530Mbps |
| IdeaPad Sim 5 Light Gen10 | 550Mbps |
| IdeaPad 5x 2-in-1 Gen9 | 560Mbps |
| Yoga Slim 7x Gen9 | 560Mbps |
| HP Pavilion Aero 13-be | 580Mbps |
| HP OmniBook Ultra 14-fd | 580Mbps |
| IdeaPad Sim 5 Gen10 | 610Mbps |
| Legion Pro 5i Gen8 | 610Mbps |
HP OmniBook Ultra 14-fdの性能・処理速度
パソコン処理性能を計測する上でメジャーな、以下のベンチマークソフトを使って計測した結果を紹介していきます。
- PassMark
- CineBench R23
- PCMARK10
- Crystal DiskMark(ディスク速度)
また、ゲーミング性能についても、これもメジャーな以下のベンチマークソフトを使って計測します。
- FF14(中量級3D)
- FF15(重量級3D)
- ストリートファイター6(重量級)
- モンスターハンターワイルズ(重量級3D)
- 3DMark
画像編集性能については、画像編集ソフトRawTherapeeでRAW現像10枚の書き出し時間を計測しました。
- RawTherapeeでのRAW現像時間
動画編集性能については、動画編集ソフトDavinci ResolveでフルHDのyoutube動画書き出し時間を計測しました。
- Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し
計測結果については、電源に接続してデフォルトのSmartSenceで計測しています。
PassMarkは、パフォーマンスや電源に接続しないバッテリー駆動での計測も行っています。
CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。
| CPU | PassMarkスコア |
| Core i7-13700HX | 34286 |
| Ryzen AI 9 HX 375 | 31950 |
| Ryzen AI 9 365 | 29163 |
| Ryzen 7 8845HS | 28671 |
| Ryzen 7 8840HS | 24445 |
| Core Ultra 7 155H | 24950 |
| Ryzen 7 8840U | 23821 |
| Ryzen 7 7735HS | 23722 |
| Ryzen 5 8645HS | 22787 |
| Core Ultra 5 125H | 21300 |
| Ryzen 5 8640U | 20772 |
| Core Ultra 7 258V | 19486 |
| Core Ultra 5 226V | 18789 |
| Core Ultra 7 155U | 16759 |
| Core Ultra 5 125U | 17413 |
| Ryzen 7 7735U | 21082 |
| Core i5-1340P | 20106 |
| Core i7-1360P | 19600 |
| Ryzen 7 7730U | 18864 |
| Ryzen 5 7535HS | 18312 |
| Core i7-1260P | 17257 |
| Core i5-1240P | 17345 |
| Core 5-120U | 17292 |
| Ryzen 5 7535U | 17123 |
| Core i5-1335U | 16814 |
| Ryzen 5 7530U | 16509 |
| Ryzen 5 5625U | 15000 |
| Core i5-1235U | 13865 |
| Core i3-1315U | 13755 |
| Ryzen 3 7330U | 11816 |
| Core i7-1165G7 | 10681 |
| Core i5-1135G7 | 10298 |
| Ryzen 3 5300U | 10000 |
| Ryzen 5 7520U | 9489 |
| Intel N100 | 5657 |
| Intel Celeron 7305 | 2665 |
事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、スコア10000以上あると十分快適に使えます。
15000以上のCPUを選ぶと、4年は快適に使えるでしょう。
めやすはRyzen 5 7530U以上です。
AMD Ryzen AI 9 HX 375は、ノートパソコン用のCPUとしてはトップクラスの性能があり、普段使いはもちろん動画編集などの高負荷作業も快適にこなせます。
PassMark
電源接続時(パフォーマンス)
電源接続時(SmartSence)
バッテリー駆動時
PassMarkスコアは極めて高く、マルチ・シングルともにノートパソコンCPUとしてはトップクラスの性能です。
公式サイト平均値を大きく上回る数値が出ており、パソコン自体で性能を十二分に引き出せているとも言えます。
| マルチ/シングル | パフォーマンス | バランス |
| マルチスレッド | 37145 | 34925 |
| シングルスレッド | 4068 | 3983 |
また、バッテリー駆動時でも十分な性能が出ていました。
| マルチ/シングル | 電源接続 | バッテリー駆動 |
| マルチスレッド | 37145 | 32604 |
| シングルスレッド | 4068 | 3251 |
他の主流CPUの実測値と比較しました。
| CPU | マルチ | シングル |
| Ryzen AI 9 HX 375 | 37145 | 4068 |
| Core i7-13700HX | 36225 | 3955 |
| Core Ultra 7 155H(レノボIdeaPad Pro 5i) | 32740 | 3846 |
| Ryzen AI 9 365 | 32104 | 4065 |
| Core Ultra 7 155H(HP Spectre) | 27184 | 3546 |
| Ryzen 7 8840HS(レノボ) | 27215 | 3796 |
| Ryzen 7 6800H | 25955 | 3458 |
| Ryzen 5 8645HS | 24604 | 3858 |
| Core Ultra 7 258V(レノボYoga) | 22241 | 4396 |
| Core Ultra 7 258V(HP OmniBook) | 20384 | 4390 |
| Core Ultra 7 258V(ThinkPad X1) | 20863 | 4137 |
| Core Ultra 7 155H(HP Spectre) | 24100 | 3845 |
| Core Ultra 5 125H | 24554 | 3636 |
| Ryzen 7 7735HS | 24988 | 3461 |
| Ryzen 7 8840HS(HP) | 23729 | 3926 |
| Ryzen 7 8840U | 23428 | 3822 |
| Ryzen 5 8640U | 22006 | 3585 |
| Core i5-1340P | 21578 | 3742 |
| Core Ultra 7 155U | 18956 | 3842 |
| Core Ultra 5 125U | 19263 | 3499 |
| Core i7-1260P | 21696 | 3540 |
| Ryzen 7 6800U | 21461 | 3459 |
| Ryzen 7 7735U | 21278 | 3419 |
| Ryzen 7 7730U | 21446 | 3258 |
| Ryzen 7 5800U | 18644 | 3108 |
| Ryzen 5 7535HS | 17337 | 3148 |
| Core i5-1335U | 17694 | 3684 |
| Ryzen 5 7530U | 16775 | 3269 |
| Core i5-1235U | 16601 | 3465 |
| Ryzen 5 5625U | 16933 | 3138 |
| Core i7-1250U | 13518 | 3557 |
| Core i7-1165G7 | 11005 | 3142 |
ノートパソコンのCPUとしてはいままででもトップクラスの性能でした。
CineBench R23
マルチコアスコア:18428
シングルコアスコア:1935
マルチコアスコア・シングルコアスコアともに、PassMarkと同じくトップクラスの性能があります。
ほかの主要CPUと比較します。
| CPU | マルチコア | シングルコア |
| Core i7-13700HX | 19558 | 1656 |
| Ryzen AI 9 HX 375 | 18428 | 1935 |
| Ryzen AI 9 365 | 16240 | 1929 |
| Ryzen 7 8840HS(レノボ) | 13246 | 1690 |
| Ryzen 7 6800H | 13505 | 1481 |
| Ryzen 5 8645HS | 12767 | 1743 |
| Ryzen 7 8840U | 11881 | 1674 |
| Ryzen 7 8840HS(HP) | 11421 | 1677 |
| Ryzen 7 7735HS | 11953 | 1506 |
| Core i5-13500H | 11027 | 1779 |
| Core Ultra 5 125H | 10967 | 1653 |
| Core Ultra 7 258V(レノボYoga) | 10378 | 1971 |
| Core Ultra 7 258V(ThinkPad X1) | 8473 | 1851 |
| Ryzen 5 8640U | 10266 | 1695 |
| Core Ultra 7 155H | 9702 | 1788 |
| Ryzen 7 6800U | 11620 | 1481 |
| Core i5-1340P | 9301 | 1714 |
| Core Ultra 5 125U | 9201 | 1550 |
| Core Ultra 7 155U | 7749 | 1760 |
| Ryzen 7 7735U | 9250 | 1515 |
| Ryzen 7 7730U | 9411 | 1423 |
| Core i7-1260P | 9158 | 1481 |
| Ryzen 5 5625U | 8064 | 1390 |
| Ryzen 5 7535HS | 7025 | 1276 |
| Core i5-1235U | 6961 | 1461 |
| Core i7-1165G7 | 4122 | 1383 |
ノートパソコンCPUの中でもトップクラスの性能です。
CineBench2024のスコアは以下でした。
マルチコア:1100
シングルコア:114
| CPU | マルチコア | シングルコア |
| Ryzen AI 9 HX 375 | 1100 | 114 |
| Ryzen AI 9 365 | 1016 | 113 |
| Intel Core Ultra 7 258V | 520 | 118 |
| Ryzen 5 8645HS | 734 | 104 |
| Ryzen 7 6800U | 631 | 85 |
こちらもトップクラスの性能となっています。
PCMARK10
PCMARK10は、実際のアプリケーションを使用したベンチマークソフトで、実際にパソコンを使った時の作業快適性を計測するのに適しているといわれているベンチマークです。
測定結果は以下の通りです。
トータルスコア:7751
Essentials:10876(快適めやす4100)
Essentialsはパソコン基本性能の測定結果です。
快適めやすは4100なので、極めて高いスコアです。10000超えはほとんど見ないくらい高いスコアです。
実際に使ってみてもレスポンスは極めて快適です。
Productivity:10468(快適めやす4500)
ProductivityはOfficeなどビジネス系アプリの速度で、これも高いスコアです。
Digital Contents Creation:11099
Digital Contents Creationは画像編集や動画編集などの性能を表すスコアです。
非常に高いスコアです。
| CPU | トータルスコア |
| Ryzen AI 9 HX 375 | 7751 |
| Intel Core Ultra 7 258V | 6749 |
| Ryzen 7 8840HS | 6600 |
| Intel Core Ultra 7 155H | 6465 |
トータルスコア比較としても、直近の主流CPUよりも性能は大幅に高いです。
Intel Core Ultra 2シリーズを搭載したクリエイティブワーク向けの機種レノボYoga Slim 7i Aura Editionと比較してみました。
HP OmniBook Ultra 14-fd:AMD Ryzen AI 9 HX 375
レノボ Yoga Slim 7i Aura Edition:Intel Core Ultra 7 258V
| 計測内容 | HP OmniBook | Yoga 7i |
| トータル | 7751 | 6749 |
| App Start-up Score(アプリ起動) | 13406 | 9380 |
| Video Conferencing Score(Web会議) | 9033 | 8309 |
| Web Browsing Score(Web閲覧) | 10626 | 10187 |
| Spreadsheets Score(表計算) | 14065 | 11928 |
| Writing Score(文書作成) | 7791 | 7738 |
| Photo Editing Score(画像編集) | 16970 | 16296 |
| Rendering and Visualization Score(レンダリング) | 11282 | 8288 |
| Video Editing Score(動画編集) | 7143 | 6628 |
最新のIntel Core Ultra 7 258Vと比較しても、スコアはすべてが上で、とてつもない性能の高さを感じます。
Geekbench AI
AMD Ryzen AI 9 HX 375のAI性能は、55TOPSとなります。NPUというAI処理を専門に行うプロセッサーを搭載しています。
TOPSとは、「Tera Operations per Second」の略称で、「システムが1秒間に何兆回の演算を実行できるか」を示します。
例えば、10TOPSならば、1秒間に10兆回の演算が実行できるコンピューティングパワーを表します。1秒間に10兆回の演算性能を持つCPUなら、「10TOPS」となります。
| CPU | TOPS |
| GeForce RTX 4060 Laptop GPU | 233 TOPS |
| AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 55 TOPS |
| AMD Ryzen AI 9 365 | 50 TOPS |
| Intel Core Ultra 7 258V | 47 TOPS |
| Intel Core Ultra 7 155H | 11 TOPS |
TOPSの値でみると、2024年の高性能CPUとして主流だったIntel Core Ultra 7 155Hの5倍以上の性能があります。
ただし外部GPUのGeForceと比較すると性能はそれなりというところです。
以下はGeekBench AIのスコアです。
Single Precision Score(単精度スコア):3515
Half Precision Score(半精度スコア):1518
Quantized Score(量子化スコア):6816
という結果でした。
直近でレビューした、最新CPUのIntel Core Ultra 7 258Vのスコアが
Single Precision Score(単精度スコア):2270
Half Precision Score(半精度スコア):1186
Quantized Score(量子化スコア):4521
となり、AMD Ryzen AI 9 HX 375のほうが、約1.5倍の性能があり、TOPSの値だけみるとさほど違いはないように思いましたがこのベンチマーク上ではこれだけの差がありました。
AIの性能を測るベンチマークは、まだ対応ソフトがほとんどないというのもあり、何が適切かを探しているところですが、目安の1つとして紹介をしておきます。
Crystal DiskMark
当機種は超高速なSSDを搭載しています。
シーケンシャルリードが6000を超えており、とても高速です。
| 機種 | シーケンシャルリード |
| レノボThinkPad X1 Carbon Gen13 | 13656 |
| HP Envy 14-fc(2024年式) | 7142 |
| HP OmniBook Ultra 14-fd | 6912 |
| HP OmniBook Ultra Flip 14-fh | 6618 |
| レノボIdeaPad Slim 5 Light Gen10 | 6602 |
| DELL XPS 13 Plus | 6589 |
| レノボLegion Pro 5i Gen8 | 6569 |
| レノボThinkBook 14 Gen 7 | 6186 |
| レノボYoga Slim 7i Aura Edition | 6185 |
| HP Envy 13-bf(2022年式) | 5332 |
| レノボYoga Pro 7 Gen9 | 5177 |
| レノボIdeaPad Slim 5 Gen10 | 5095 |
| レノボYoga 7i Gen8 | 5091 |
| レノボIdeaPad Slim 5i Gen8 | 5086 |
| HP Pavilion Aero 13-be(2023年式) | 5045 |
| レノボYoga 7i Gen9 | 5054 |
| HP EliteBook 635 Aero G11 | 5027 |
| レノボYoga 7 Gen9 | 5022 |
| HP Envy 14-fa(2024年式) | 5000 |
| レノボIdeaPad Pro 5i Gen9 | 4996 |
| HP Pavilion Aero 13-bg | 4930 |
| レノボThinkPad X1 Gen12 | 4773 |
| レノボThinkPad X1 Gen11 | 3888 |
| レノボThinkBook 13x Gen2 | 3603 |
| HP Pavilion 16-af | 3593 |
| HP Envy 13-ay(2021年式) | 3500 |
FF14 黄金のレガシー ベンチマーク(中~重量級3D)
標準品質(ノートPC)でやや快適の結果となりました。
CPU内蔵としては高いスコアとなりました。
| CPU | スコア |
| Intel Core Ultra 7 258V(レノボYoga) | 9373 |
| Intel Core Ultra 7 155H | 8687 |
| Intel Core Ultra 7 258V(レノボThinkPad X1 Carbon Gen13) | 7438 |
| AMD Ryzen AI 9 365 | 7422 |
| AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 7150 |
| AMD Ryzen 5 7535HS | 5496 |
| AMD Ryzen 5 8645HS | 5270 |
| AMD Ryzen 7 7735HS | 5130 |
| AMD Ryzen 7 8840HS | 4750 |
| AMD Ryzen 7 8840U | 4848 |
| AMD Ryzen 5 8640U | 4843 |
| Intel Core Ultra 7 155U | 4271 |
| Intel Core Ultra 5 125U | 3732 |
FF15ベンチマーク(重量級3D)
やや快適の結果となりました。
| CPU | スコア |
| Intel Core i7-13700HX+RTX4070(標準) | 15852 |
| AMD Ryzen AI 9 365 | 5798 |
| Intel Core Ultra 7 258V(軽量)(HP OmniBook) | 5423 |
| AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 5097 |
| AMD Ryzen 7 8840HS(軽量)(レノボ) | 4719 |
| Intel Core Ultra 7 258V(軽量)(レノボThinkPad X1 Carbon) | 4567 |
| Intel Core Ultra 7 258V(軽量)(レノボYoga) | 4523 |
| Intel Core Ultra 7 155H(軽量)メモリ32GB | 4188 |
| AMD Ryzen 5 8645HS(軽量) | 4014 |
| AMD Ryzen 7 8840U(軽量) | 3977 |
| Intel Core Ultra 5 125H(軽量) | 3808 |
| AMD Ryzen 7 8840HS(軽量)(HP) | 3699 |
| AMD Ryzen 5 8640U(軽量) | 3589 |
| Intel Core Ultra 7 155H(軽量)メモリ16GB | 3355 |
| Intel Core i5-13500H(軽量) | 2875 |
| AMD Ryzen 7 7735U(軽量) | 3470 |
| AMD Ryzen 5 7535HS(軽量) | 2979 |
| Intel Core Ultra 7 155U(軽量) | 2897 |
| Intel Core i7-1260P(軽量) | 2486 |
| Intel Core Ultra 5 125U(軽量) | 2333 |
| Intel Core i7-1250U(軽量) | 2309 |
3DMark ベンチマーク
Fire Strikeのグラフィックスコアは9617でした。
Fire Strikeのスコア目安は以下の通りです。
めやすとしてはGeForce GTX 1650、1060がエントリー向けグラフィックボードとなります。
| グラフィックボード | 3DMark Fire Strike |
| GeForce RTX 3080 Ti | 38323 |
| GeForce RTX 3080 | 36176 |
| GeForce RTX 4070(Laptop) | 27898 |
| GeForce RTX 4060 | 27500 |
| GeForce RTX 3060 | 20764 |
| GeForce RTX 4050 Laptop | 18579 |
| GeForce RTX 3050 Ti | 14911 |
| GeForce GTX 1060 | 12500 |
| Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ32GB | 9747 |
| Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)HP OmniBook | 9702 |
| AMD Ryzen AI 9 365 | 9675 |
| AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 9617 |
| Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)レノボThinkPad | 9533 |
| GeForce GTX 1650 | 9000 |
| AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) | 8503 |
| Intel Core Ultra 5 125H(CPU内蔵) | 8488 |
| Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ16GB | 7900 |
| AMD Ryzen 7 8840U(CPU内蔵) | 7600 |
| AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵)(HP) | 7495 |
| AMD Ryzen 5 8645HS(CPU内蔵) | 6771 |
| AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) | 6666 |
| AMD Ryzen 5 8640U(CPU内蔵) | 6376 |
| AMD Ryzen 7 7735HS(CPU内蔵) | 6261 |
| Intel Core Ultra 7 155U(CPU内蔵) | 5401 |
| Intel Core i5-13500H(CPU内蔵) | 5237 |
| AMD Ryzen 5 7535U(CPU内蔵) | 5103 |
| Intel Core i5-1340P(CPU内蔵) | 5000 |
| Intel Core Ultra 5 125U(CPU内蔵) | 4955 |
| Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) | 4462 |
| AMD Ryzen 5 7535HS(CPU内蔵) | 4419 |
| AMD Ryzen 7 7730U(CPU内蔵) | 4000 |
| AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) | 3288 |
グラフィック性能はとても高く、エントリーGPUのGTX1650なみの性能があります。
Time Spyのスコアは3573でした。
| グラフィックボード | 3DMark Time Spy |
| Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)HP OmniBook | 4007 |
| Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ32GB | 3841 |
| Intel Core Ultra 7 258V(CPU内蔵)レノボThinkPad | 3741 |
| AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 3573 |
| AMD Ryzen AI 9 365 | 3558 |
| Intel Core Ultra 7 155H(CPU内蔵)メモリ16GB | 2829 |
| AMD Ryzen 7 8840HS(CPU内蔵) | 2912 |
| AMD Ryzen 7 8840U(CPU内蔵) | 2588 |
| AMD Ryzen 5 8645HS(CPU内蔵) | 2383 |
| Intel Core Ultra 7 155U(CPU内蔵) | 2042 |
| Intel Core Ultra 5 125U(CPU内蔵) | 1952 |
| AMD Ryzen 7 7735HS(CPU内蔵) | 1790 |
| AMD Ryzen 5 7535HS(CPU内蔵) | 1279 |
ストリートファイター6ベンチマーク
グラフィック設定をLOWにすると、スコアは100/100となり十分にプレイできる程度の性能があります。
ストリートファイター6は重いゲームなので、外部GPUなしで遊ぶのは厳しいのですが、グラフィック設定をLOWにすれば遊べる程度の性能があり、これは素晴らしいです。
モンスターハンターワイルズベンチマーク
最近発売されたモンスターハンターワイルズのベンチマークも測定しました。
グラフィックプリセットは最低で測定しています。
結果はスコア13716、平均40.19FPSで快適にプレイできます。となりました。
モンスターハンターワイルズは重量級の3Dゲームにも関わらず、外部GPUなしでも快適にプレイできますの評価になるのは、素晴らしい性能です。
RawTherapeeでのRAW現像時間
フリーの画像編集ソフトRawTherapeeを使って、スマホで撮影したRAW画像10枚のRAW現像にかかる時間を測定しました。
| CPU | 時間 |
| AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 9秒 |
| AMD Ryzen AI 9 365 | 10秒 |
| Intel Core i7-13700HX | 11秒 |
| AMD Ryzen 7 8840HS | 12秒 |
| AMD Ryzen 7 7735HS | 13秒 |
| AMD Ryzen 7 8840U | 13秒 |
| Intel Core Ultra 7 155H | 13秒 |
| Intel Core i5-13500H | 13秒 |
| Intel Core i5-1340P | 13秒 |
| Intel Core Ultra 5 125H | 14秒 |
| Intel Core i7-1260P | 15秒 |
| AMD Ryzen 5 8640U | 15秒 |
| AMD Ryzen 5 8645HS | 17秒 |
| Intel Core Ultra 7 258V | 17秒 |
| Intel Core i5-1335U | 17秒 |
| Intel Core Ultra 5 125U | 18秒 |
| Intel Core i5-1235U | 18秒 |
| AMD Ryzen 7 7730U | 17秒 |
| AMD Ryzen 5 7535HS | 20秒 |
| Intel Core Ultra 7 155U | 20秒 |
| Intel Core i7-1250U | 21秒 |
書き出し速度は、素晴らしく速かったです。
Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し時間
動画編集ソフトDavinci Resolveで、5分45秒のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を計測しました。
以前までDavinci Resolveバージョン18で計測していたのですがバージョン19が出てしばらく経ったので、19に切り替えて計測しています。
18→19にバージョンアップすることで以前よりもかなり書き出し速度が向上しています。
そのため18での計測結果が比較にならず・・・19での計測結果のみ載せています。
| CPU | 時間 |
| Intel Core Ultra 7 155H+GeForce RTX 4050 Laptop | 38秒 |
| AMD Ryzen AI 9 365 | 54秒 |
| AMD Ryzen AI 9 HX 375 | 57秒 |
| AMD Ryzen 7 7735HS | 1分11秒 |
| AMD Ryzen 5 8645HS | 1分16秒 |
| AMD Ryzen 7 6800U | 1分32秒 |
| AMD Ryzen 5 7535HS | 1分42秒 |
| Intel Core Ultra 7 155U | 2分22秒 |
| Intel Core Ultra 7 258V | 2分28秒 |
書き出し速度は外部GPUなしとしてはトップクラスに早く、動画編集もバリバリ実施できます。
参考までにバージョン18で、4分のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を他CPUで計測した結果も載せておきます。
| CPU | 時間 |
| Intel Core i7-13700HX+GeForce RTX 4060 | 42秒 |
| AMD Ryzen 7 6800H+GeForce RTX 3050 Ti | 48秒 |
| Intel Core Ultra 7 155H(メモリ32GB・レノボIdeaPad Pro) | 54秒 |
| Intel Core i7-13700H+GeForce RTX 4050 | 56秒 |
| Intel Core Ultra 5 125H | 1分02秒 |
| Intel Core Ultra 7 258V(レノボYoga) | 1分04秒 |
| Intel Core Ultra 7 155H(メモリ32GB・HP Spectre) | 1分06秒 |
| AMD Ryzen 7 8840U | 1分07秒 |
| Intel Core Ultra 7 258V(HP OmniBook) | 1分11秒 |
| Intel Core Ultra 7 155H(メモリ16GB) | 1分11秒 |
| AMD Ryzen 7 8840HS | 1分16秒 |
| Intel Core i5-1340P | 1分17秒 |
| AMD Ryzen 7 7735U | 1分18秒 |
| AMD Ryzen 7 6800U | 1分18秒 |
| AMD Ryzen 5 7535U | 1分22秒 |
| AMD Ryzen 5 8640U | 1分23秒 |
| Intel Core Ultra 5 125U | 1分26秒 |
| Intel Core i7-1260P | 1分28秒 |
| AMD Ryzen 7 7730U | 1分29秒 |
| Intel Core Ultra 7 155U | 1分36秒 |
| Intel Core i5-1235U | 1分40秒 |
| Intel Core i5-1335U | 1分48秒 |
| AMD Ryzen 7 5800U | 1分56秒 |
| Intel Core i7-1250U | 2分22秒 |
書き出し速度は予想に反して遅く、あくまでDavinci Resolveの無償版だけでみると動画編集の効率はあまり良くなさそうです。
排熱性能と静粛性について
CPU負荷をツールでかけてみて、CPU温度と本体の温度、静粛性をチェックしてみました。
パフォーマンスモードで計測しています。
負荷をかけはじめたときの状態です。
負荷をかけ続けた時の状態です。
上記が測定結果ですが、負荷をかけるとCPU温度が上がり、95℃超まで上がりました。
その後時間経過で温度が若干下がります。
CPU電力は、負荷をかけると50W超程度まで上がりますがこちらも時間経過で下がります。
この間、キーボードは上側のほうが熱くなっていました。ファンクションキーの上側あたりが、触るとやや熱いなと感じるくらいの温度です。
また、負荷をかけた時の音については少し聞こえる程度でそこまでうるさくはないです。
負荷をかけた時の音についてはサー…という音が少し、聞こえる程度で、騒音計で測定すると大体33db前後の数値になっていました。
騒音目安については以下の通りです。
| 騒音値(db) | めやす |
| 50db | 大きく聞こえる。静かな事務所 |
| 40db | 聞こえるが会話に支障なし。図書館、静かな住宅地の昼 |
| 30db | 小さく聞こえる。郊外の深夜、ささやき声 |
| 20db | ほとんど聞こえない。ささやき |
負荷をかけても、パフォーマンスモードであってもさほど音は大きくなく、普通に使えます。
HP OmniBook Ultra 14-fdのレビュー評価まとめ
評価まとめ
各作業のレビュー結果は以下の通りです。
| Web閲覧 | ◎(快適) |
|---|---|
| Office系事務作業 | ◎(快適) |
| 動画鑑賞 | ◎(快適) |
| Web会議 | ◎(快適) |
| SNS・ブログ | ◎(快適) |
| プログラミング | ◎(快適) |
| 画像・写真編集 | ◎(快適) |
| 動画編集 | ◎(快適) |
| ゲーム | △~〇(外部GPUなしとしてはトップクラスの性能) |
ノートパソコン自体の質感、デザイン、耐久性、キーボード、持ち運びやすさ、コスパなどのレビュー結果は以下の通りです。
| 比較項目 | HP OmniBook Ultra 14-fd |
| CPU | AMD Ryzen AI 9 HX 375 |
| CPU性能(PassMark) | S (実測37145) |
| CPUグラフィック性能(3DMark) | A (実測9617) |
| メモリ | 32GB |
| ディスプレイ総合評価 | B+ |
| ディスプレイ種類 | IPS |
| サイズ | 14インチ |
| アスペクト比 | 16:10 |
| ディスプレイ解像度 | B+ (2240×1400) |
| ディスプレイ輝度 | B (300nit) |
| ディスプレイ色域 | A (98% sRGB) |
| ボディ質感 | B+ |
| キーボード | B+ |
| 重さ・持ち運びやすさ | C (実測1528g) |
| インターフェイス | B- |
| USB-A | 〇(1) |
| USB-C | 〇(2) |
| USB-C充電 | 〇 |
| USB-C映像出力 | 〇 |
| HDMI | × |
| Webカメラ | 9MP IR AI カメラ (約900万画素) |
| プライバシーシャッター | 〇 |
| バッテリー | S(68Whr 実測10:30) |
| 認証 | 顔認証、指紋認証 |
| その他機能 | タッチパネル |
| 価格・コスパ | B (レビュー機23.98万) |
| おすすめ度 | A |
価格は高めですがそれに見合った性能があります。
外部GPUなしなので65W電源でフルパワーを発揮でき、持ち運べなくもない重さで、バッテリー持ちも素晴らしく、出来はとても良いです。
持ち運んでこの高性能をどこでも使いたい人向きの機種です。
HP OmniBook Ultra 14-fdの良い点
- 外部GPUなしノートパソコンとして鬼強い性能
- バッテリーが超長い時間持つ
- 電源容量が65Wと普通の容量でフルパワーを発揮できる
とにかく、普通のノートパソコンにも関わらず性能が鬼強いです。
電源容量が65Wと大きくないのにフルパワーを発揮できるのも大きな利点です。
またバッテリー持ちも素晴らしく長いです。持ち運んで高い性能を使いたいのに向く機種です。
HP OmniBook Ultra 14-fdで気になった点
- やや重い
14インチで重さ1.53kgと、持ち運べなくはないですがやや重いです。
性能は素晴らしいのですが毎日持ち運ぶにはやや重い、と感じる可能性があります。
このノートパソコンを購入するのに向く方
- 超高性能を持ち運んでどこでも使いたい人
ノートパソコンで外部GPUなしとは思えないほどの超高性能機種です。
しかも電源容量が一般的なノートパソコンの容量でフルパワーを発揮でき、バッテリー持ちも素晴らしいので、持ち運んでこの超高性能をどこでも発揮させて作業をしたい人向きの機種です。
このAMD Ryzen AI 9 HX 375というCPUはとんでもなく優秀で、まさに次世代のCPUという印象があります。
Intel Core Ultra 7 258Vも、軽くて優秀なCPUでしたが、当機種のほうが性能を追い求めるのであればよりおすすめの1台です。
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