私はスバル歴10年程度のスバリストです。
新型レヴォーグに試乗しており、その仕上がりの良さに驚きました!
フォレスターも去年の11月に年次改良されており、そのタイミングで、新型レヴォーグと同じ1.8リッターターボエンジンが積まれています。
フォレスターもSGP(スバルグローバルプラットフォーム)に置き換わっています。
1.8リッターを積んだフォレスターとレヴォーグはどちらがお買い得なのか?と思ったので、比較記事を書いてみようと思います。
レヴォーグとフォレスターについては、グレードごとの装備や見積もり金額めやすについても書いた記事があるので参考にしてみてください。




レヴォーグとフォレスターの印象の違いについて
レヴォーグとフォレスターは、走りの印象や雰囲気に以下の違いがあります。
- レヴォーグ:スポーティな走りで、走りを楽しみたい人向けだが、新型になって上質な走りも手に入れた。
- フォレスター:おおらかな走りと乗り心地、広い室内空間でファミリー・アウトドア向け。
レヴォーグは、旧型はスポーティで荒々しいというイメージでしたが、新型になり、上質な走りを手に入れ、ファミリー用途としても申し分ない完成度になりました。
あとは、レヴォーグとフォレスターでは車高の違いがあり、フォレスターのほうが車高が高いです。
大人は乗り込みやすいし視界も車高が高いほうが良好です。
ただ、小さな子供は段差があるので若干乗り込みづらいです。うちの子供たち(5歳)も、アウトバックに乗り込むのは少し苦労しています。
ただ、スバル車は、走り味がどの車種も似ており、共通している部分もあります。
- 安定感のある走り味で高速道路での走行に強い
- 安全性能の高さと視界の良さ
- AWDにより雨、雪道での走行に強い
まあこのあたりはスバル車全体に言えることかな?ラゲッジも広いので、レヴォーグだけどファミリー向けではない、ということは全くありません。
レヴォーグとフォレスターのスペック比較
1.8リッターターボモデル同士で比較します。
スペック | 新型レヴォーグ | フォレスター |
---|---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 4755×1795×1500 | 4625×1815×1715 |
ホイールベース(mm) | 2,670 | 2,670 |
車両重量(kg) | 1550~1580 | 1570 |
最小回転半径 | 5.5m | 5.4m |
ラゲッジ容量 | 561リッター | 520リッター |
エンジン | 1.8リッターターボ | 1.8リッターターボ |
最高出力 | 177ps/5,200-5,600rpm | 177ps/5,200-5,600rpm |
最大トルク | 300Nm/1,600-3,600rpm | 300Nm/1,600-3,600rpm |
トランスミッション | リアトロニック(CVT) | |
駆動方式 | AWD | |
燃費(WLTC) | 13.6km/L | 13.6km/L |
乗車定員 | 5名 | |
価格 | 310.2万(GT)、332.2万(GT-H) | 328.9万(SPORT) |
同じエンジン搭載、ボディも両車ともSGP採用済みということで、スペックはとてもよく似ています。
レヴォーグは幅がギリギリ1800mm以下に収まっているので、立体駐車場に幅制限がある、などの場合、レヴォーグになるでしょう。
ただ、全長はフォレスターのほうが短く、最小回転半径もわずかですがフォレスターのほうが小さいので、実際に取り回ししやすいのはフォレスターのほうになると予想します。
ラゲッジ容量
レヴォーグは561リッター、フォレスターは520リッターです。
ただ、レヴォーグはサブトランクが561リッターのうち69リッターのため、ぱっと見た感じはフォレスターのほうが大きく感じると思います。
高さや幅があるので、フォレスターのほうが荷物は積み込みやすそうです。
・レヴォーグ

・フォレスター

室内広さ
室内は、フォレスターのほうが広く感じますが、レヴォーグも新型になって、特に後部座席が広くなりました。
ファミリー用途ならフォレスターがやや有利ですが、レヴォーグも十分広いので、特に問題はないと思います。
・レヴォーグ

・フォレスター

レヴォーグとフォレスターではどちらが力を入れているのか?

日本ではレヴォーグをフラッグシップにしよう、というスバルの意図が透けて見えます。
新型レヴォーグの気合の入りまくった仕上がりを見ていると、だれでもそう感じることでしょう。
ネットの記事で読みましたが、新型レヴォーグの開発責任者が、
「スバルはラインナップが少ないので、新型レヴォーグにすべて込めることができた」
と言っています。
ただ、フォレスターも、世界(アメリカ)で最も売れている車で、ややアメリカに向いている感じはありますが、車の作りに力が入っていない、ということは全くありません。
ファミリー向けとしてはどうか?
ファミリー向けとしては、フォレスターのほうが若干ながら優っていると感じます。
・広い室内と落ち着いた内装
・おおらかな走り味と乗り心地
奥さんからは、フォレスターのほうが好まれるのではないでしょうか?
実際我が家も、旧型レヴォーグSTI Sport を代車で借りたとき・・・
嫁さんはレヴォーグの走りの実力を認めつつも、スポーティすぎる、という感想でした。
ただ、新型レヴォーグに試乗しましたが、室内広さは、旧型と比べて随分と広くなっているという印象でした!
STI Sportグレードにはドライブモードセレクトがあり、コンフォートなら落ち着いた走りができるので、奥さんにも好評なのではないでしょうか?
試乗記を以下記事に書いているので、参考にしてみてください。

装備と価格の違いについて
レヴォーグとフォレスターの装備と価格差について、調べてみました。
アイサイトの違い
新型レヴォーグは、アイサイトXという新型のアイサイトがついたグレードが購入できるのに対して、フォレスターはアイサイトXは購入できません。
アイサイトXと普通のアイサイトの装備の違いは、以下の通りです。
装備 | アイサイト | アイサイトX |
アイサイトコアテクノロジー | ||
プリクラッシュブレーキ | 〇 | 〇 |
前側方プリクラッシュブレーキ | 〇 | 〇 |
緊急時プリクラッシュステアリング | 〇 | 〇 |
後退時ブレーキアシスト | 〇 | 〇 |
AT誤発進抑制制御 | 〇 | 〇 |
AT誤後進抑制制御 | 〇 | 〇 |
ツーリングアシスト | 〇 | 〇 |
全車速追従機能付クルーズコントロール | 〇 | 〇 |
定速クルーズコントロール | 〇 | 〇 |
車線逸脱抑制 | 〇 | 〇 |
車線逸脱警報 | 〇 | 〇 |
ふらつき警報 | 〇 | 〇 |
先行車発進お知らせ機能 | 〇 | 〇 |
青信号お知らせ機能 | 〇 | 〇 |
アイサイトアシストモニター | 〇 | 〇 |
アイサイトセイフティプラス(運転支援テクノロジー) | ||
スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム) | 〇 | 〇 |
エマージェンシーレーンキープアシスト | 〇 | 〇 |
アレイ式アダプティブドライビングビーム | 〇 | 〇 |
アイサイトセイフティプラス(視界拡張テクノロジー) | ||
デジタルマルチビューモニター(フロント/サイド/リヤ) | 〇 | |
前側方警戒アシスト | 〇 | |
アイサイトX テクノロジー[高度運転支援システム] | ||
渋滞時ハンズオフアシスト | 〇 | |
渋滞時発進アシスト | 〇 | |
アクティブレーンチェンジアシスト | 〇 | |
カーブ前速度制御 | 〇 | |
料金所前速度制御 | 〇 | |
ドライバー異常時対応システム | 〇 |
個人的には、通常のアイサイトで十分な機能を持っている、とは思いますが、アイサイトXの「前側方警戒アシスト」は欲しいかな・・・
ただ、こちらは、おそらくあと1年待てば、フォレスターの次の年次改良で、アイサイトX搭載グレードが購入可能になると予想しています。
装備の違い
レヴォーグの装備をもとに、フォレスターの装備を比較してみました。
GT:レヴォーグGT(310.2万)
GT-H:レヴォーグGT-H(332.2万)
SPORT:フォレスターSPORT(329.8万)
装備 | GT | GT-H | SPORT |
アイサイト・共通装備 | |||
アイサイト | 〇 | 〇 | 〇 |
アイサイトセイフティプラス | 〇 | 〇 | 〇 |
歩行者保護エアバッグ | 〇 | 〇 | 〇 |
後席USB電源(2ヶ) | 〇 | 〇 | 〇 |
アレイ式アダプティブドライビングビーム | 〇 | 〇 | 〇 |
タイヤ・アルミホイール | |||
215/50R17タイヤ&17インチアルミホイール | 〇 | ||
225/45R18タイヤ&18インチアルミホイール | 〇 | ||
225/55R18タイヤ&18インチアルミホイール | 〇 | ||
パワーリヤゲート | |||
ハンズフリーオープンパワーリヤゲート | 〇 | △ | |
シート | |||
トリコット/トリコット | 〇 | ||
トリコット/ファブリック | 〇 | ||
ウルトラスエード/本革 | 〇 | ||
パワーシート | |||
運転席8ウェイパワーシート | 〇 | ||
運転席10ウェイ&助手席8ウェイパワーシート | 〇 | ||
運転席8ウェイ&助手席8ウェイパワーシート | 〇 | ||
アクセスキー対応運転席シートポジションメモリー機能 | 〇 | 〇 | |
シートヒーター | |||
運転席+助手席シートヒーター | 〇 | 〇 | 〇 |
後席左右シートヒーター | 〇 | 〇 | |
ペダル | |||
アルミパッド付スポーツペダル | 〇 | 〇 | |
照明 | |||
インパネアンビエント照明 | 〇 | ||
レヴォーグSTI Sport専用機能 | |||
電子制御ダンパー(ZF製) | |||
ドライブモードセレクト |
※△はオプション
レヴォーグのGT-HとフォレスターのSPORTグレードが、ほぼ同じ販売価格です。
装備も比較してみると、ほとんど違いがないです。
パワーリヤゲートだけは、フォレスターは全グレードオプション扱いみたいです。
レヴォーグではじめて搭載されたドライブモードセレクトは、レヴォーグSTI SPORTのみの機能になります。
やはり、走りを楽しみたい人は、レヴォーグのSTI SPORTということになるでしょう。
燃費と維持費の違いは?
レヴォーグ、フォレスターとも、1.8リッターターボモデルの場合、まったく同じ燃費、車重もほぼ同等です。
自動車税も変わらず、燃費や維持費はほぼ同等、と見てよいでしょう。
弄るのが楽しいのはレヴォーグ
レヴォーグは、アフターパーツが豊富にあり、購入後に弄って楽しいのは、間違いなくレヴォーグでしょう。
旧型レヴォーグも、各種チューニングパーツやアフターパーツがすごく充実していました。車好きな人が購入しやすい車ということでしょう。
ただ、フォレスターもSPORTならば1.8リッターターボエンジンなので、ECUチューンなどの商品はこれから充実しそうです。
レヴォーグとフォレスターの比較まとめ
レヴォーグとフォレスターの比較についてまとめます。
- スポーティで運転を楽しみたいなら断然レヴォーグ
- 実用性重視のアウトドアSUVが欲しいならフォレスター
- ファミリー用途ならフォレスター有利
- 購入後弄りたいなら断然レヴォーグ
- 維持費、燃料代はほぼ違いはない
- 値段と装備はほぼ同じなので、好みで選んでもよい
ファミリー・アウトドア用途・もしくは家族受けが良いのはフォレスター
自分が運転と弄りを楽しむならレヴォーグ
でしょうか。
ただ、記事を書いた2021年1月時点では、フォレスターのほうが値引きが大きく、値引きだけでレヴォーグとは25〜30万程度の開きが生じるようです。
そのため、実際にはフォレスターのほうがお買い得に購入できると思います。
レヴォーグは新型になり、室内広さや快適性がグンと向上しています。
旧型のスポーティなイメージが強い方は、一度試乗にいってみたらいかがでしょうか。イメージ変わると思います。
【車購入の前に】車一括査定をすれば10万以上お得になる!
もし車買い替えを検討される場合、必ず車一括査定を実施してください。
私の場合、14年落ちのレガシィアウトバックを査定に出しました。
- 2009年式(14年落ち)
- 走行距離8.5万km
- 車体色が赤とマイナー色
- アイサイトなし
- エンジン排気量3.6リッター
- ボディに細かい傷やへこみあり
と、何一つ査定額が上がる要素のない車ではあったのですが(汗)
- ディーラー下取り:3万円
- 車買取一括査定:13万円
と、なんと10万円もの査定アップになりました!
絶対にこのひと手間は、かけるべきだと強く思いました。
↑上記の画像もしくはボタンをクリックすると、「MOTA車買取」のホームページに飛ぶことができます。
最近勢いのあるMOTAが運営する車買い取り査定サイトです。
MOTA車買取とは 申込み翌日18時には複数社の査定結果がネットで見れて、やりとりするのは高額査定の3社(最大)のみなので、従来の一括査定にありがちな電話ラッシュがない、新しい車買取一括査定です。
高額査定をした最大20社のうち、上位最大3社のみからのご案内のため、電話ラッシュでうんざりする事がありません。
私も経験がありますが、一括査定は一斉に電話がかかってきてしまうので・・・この方式なら上位3社だけで済むので、楽でよいです。
体験談を以下記事にまとめているので参考にしてみてください。

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