レノボのThinkPadは、IBMがもともと製造・販売していた、高耐久性・キーボードの打ちやすさが売りの有名なノートパソコンです。
ThinkPadの中でも、比較的コスパの高いT14の新世代(Gen3)が、2022年6月新発売されました。
新製品(Gen3)は以下の点、とても魅力的になっています。
- Intel第12世代CPUを搭載
- 重量が14インチで1.21kg~とすごく軽量になった
特に軽量になったのは大きいですね。
1.21kgであれば十分に持ち運びやすい重量です。これが14インチで、しかもアスペクト比16:10なのでディスプレイも見やすいです。
レノボのThinkPadは、レノボのノートパソコンでも、最も力を入れて開発している機種です。
黒い本体と、キーボード真ん中に用意されている赤のトラックポイントが大きな特徴です。
デザインは男性向けでいかにもビジネス用、という感じです。
そのため、女性にはデザインで敬遠されるかもしれません。
女性向け、もしくは一般家庭用途であれば、IdeaPadのほうが価格も安く、デザインもマイルドなのでおすすめとも言えます。IdeaPadも使い勝手は十分です。

ThinkPadの研究開発は、日本の大和研究所にて行われており、品質を確保しています。
レノボは中国企業なので、品質が不安という声もよく見ますが、研究開発は日本で行ってますし、実際にレノボからパソコン2台買いましたが品質にも問題ないので、そこまで気にすることはないかなと思います。
ただしThinkPadの場合、標準サポート期間が1ヶ月しかないというところは注意が必要です。
初期不良には対応できますが、それ意外のサポートはほぼないと思っておいたほうがよいでしょう。
ある程度パソコン慣れした方向けの機種になるかと思います。
なんで研究所が日本の大和?と思ったのですが、ThinkPadを開発したのは、日本IBMで日本人みたいですね。
そのときから大和研究所で開発がされていたので、それが継続されているようですね。
個人的に、ThinkPadは、プログラミングをするのにもっともお勧めできる機種であると思います。
私はプログラミングもすることのあるSEですが、仕事用マシンを選べるならば、真っ先に候補にしたい機種です。
- 性能良し
- キーボードが打ちやすい
- 16:10の見やすい14インチディスプレイ
- 1.21kgと軽量
と、持ち運んでプログラミングするには申し分のないスペックです。
プログラミングのためにノートパソコンを探している方は、ぜひ検討候補にいれてみましょう。
レノボ ThinkPad T14 Gen3製品紹介
2022年6月に新発売されたモデルを紹介します。
Lenovo ThinkPad T14 Gen3
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スペック(新型)
初期導入済OS* | Windows 11 Pro 64bit その他のエディション選択可能 |
プロセッサー* | インテル® Core™ i7-1280P vPro® プロセッサー インテル ® Core™ i7-1270P vPro® プロセッサー インテル ® Core™ i7-1260P プロセッサー インテル ® Core™ i5-1250P vPro® プロセッサー インテル ® Core™ i5-1240P プロセッサー インテル ® Core™ i7-1265U vPro® プロセッサー インテル ® Core™ i7-1255U プロセッサー インテル ® Core™ i5-1245U vPro® プロセッサー インテル ® Core™ i5-1235Uプロセッサー |
セキュリティ・チップ(TPM) | あり |
その他のセキュリティ機能 | パワーオン パスワード、スーパーバイザー パスワード、システム マネジメント パスワード、ハードディスク パスワード(NVMe パスワード)、セキュリティ キーホール, HPD*1 |
メモリー* | オンボード: 8GB/16GB スロット: 8GB/16GB/32GB 最大48GB(DDR4) |
メモリースロット数 | 1オンボード+1スロット |
ストレージ* | 256GB/512GB/1TB/2TB SSD |
光学ドライブ | なし |
ビデオ・チップ | NVIDIA GeForce RTX2050* NVIDIA GeForce MX550* CPU内蔵(インテル ® Iris® Xe グラフィックス) CPU内蔵(インテル ® UHD グラフィックス) シングルチャネルメモリの場合 |
ディスプレイ* | LED バックライト付 14.0型 WQUXGA IPS液晶 (3840 x 2400)、マルチタッチ対応(10点)、ブルーライト軽減 LED バックライト付 14.0型 2.2k IPS液晶(2240 x 1400) 、ブルーライト軽減、光沢なし LED バックライト付 14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、マルチタッチ対応(10点)、Privacy Guard、光沢なし LED バックライト付 14.0型 WUXGA IPS 省電力液晶(1920 x 1200)、ブルーライト軽減、光沢なし LED バックライト付 14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、マルチタッチ対応(10点)、光沢なし LED バックライト付 14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、光沢なし |
インターフェース | USB 4 (Thunderbolt4 対応) x 2 USB 3.2 Gen1 (Powered USB) x 1、USB 3.2 Gen1 x 1 HDMI マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック RJ-45* |
ワイヤレスWAN* | 対応(4G LTE Cat.16/5G Cat.20) |
ワイヤレスLAN**** | Wi-Fi 6E対応 (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) |
Bluetooth | v5.2 |
イーサネット | 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T |
オーディオ機能 | Dolby Audio™ Speaker System, Dolby Voice, 2mic+2スピーカー(キーボード面にスピーカー) |
カメラ* | インカメラ: 全てプライバシーシャッター付き FHD 1080p RGB+IR Hybrid Webカメラ FHD 1080p RGB Webカメラ HD 720P RGB Webカメラ 無し |
カードスロット | なし |
キーボード | フルサイズ・キーボード (6列)、89キー (Fnキー、PgUpキー、PgDnキー、Windowsキー)、JIS配列、TrackPoint、ThinkPadクリックパッド カスタマイズによりバックライト付きキーボードも選択可能 |
指紋センサー* | 選択可能 |
ポインティング・デバイス | TrackPoint+ThinkPadクリックパッド |
本体寸法(幅×奥行き×高さ)** | 約 317.7×226.9×17.9mm |
本体質量** | 約1.21kg~ |
バッテリー | 固定式 4セル リチウムイオンポリマーバッテリー 52.5Whr 固定式 3セル リチウムイオンポリマーバッテリー 39.3Whr |
バッテリー駆動時間(JEITA2.0に基づく計測)*** | 最大 約19.9時間 |
新型となり、Intel第12世代CPUが搭載されたのと、何より重量が1.21kgととても軽量になったことが大きな特徴です。
- 16:10の縦長14インチディスプレイ
- 14インチなのに1.21kgと軽量
- 定評のある打ちやすいキーボード
- 米軍調達基準に準拠した高い耐久性
新旧スペックの違い
- CPUがIntel第11世代→第12世代にバージョンアップ
- 重量が1.47kg→1.21㎏と大幅軽量化
- WebカメラがHD→FHDにスペックアップ
- ディスプレイは16:10のアスペクト比となった
- サイズは少し小さくなった(新:317.7×226.9×17.9mm 旧:329x227x17.9mm)
確認したスペックの違いは、上記です。
Gen2→Gen3により、重量が軽くなったのがなにより大きいですね!
このスペックなら、持ち運び用として申し分のないスペックです。
ディスプレイ

最小構成でも、14.0型 WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なしという、事務作業に最適なディスプレイになります。
また、カスタマイズで、タッチパネルを選択することも可能です。
CPU性能・処理速度
CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。
※最新のIntel第12世代CPUが登場し始めてますが、サンプルが少ないので約〜という表現にしています。
CPU | PassMarkスコア |
Core i7-1280P(最新第12世代) | 約23000 |
Ryzen 7 5800U | 18704 |
Ryzen 7 5825U | 17572 |
Core i7-1260P(最新第12世代) | 約18000~20000 |
Core i7-1240P(最新第12世代) | 約17000 |
Core i5-1235U(最新第12世代) | 15759 |
Ryzen 7 5700U | 15747 |
Ryzen 5 5600U | 15000 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Ryzen 5 5500U | 13348 |
Core i7-1195G7 | 11835 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1155G7 | 10448 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5425U | 10000 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Core i3-1115G4 | 6610 |
Core i3-1005G1(旧世代) | 5403 |
Intel Celeron N4120 | 2510 |
目安としてはCorei3-1115G4のスコア6610程度あれば、テレワークなど日常用途では十分で快適です。
ブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、Ryzen3 5300Uのスコア10000以上あると、重作業でも十分快適に使えます。
ThinkPad T14は、最小構成でもCore i5-1235Uで、よほどの重作業でない限り、快適に作業をすることができます。
また、Core i5からグラフィックス性能も大幅に強化されており、軽めのゲームくらいであれば、普通に動作します。
ガチゲーマーには向きませんが、私みたいに、スキマ時間で少しゲームもやりたい、という方には十分許容範囲内ではないでしょうか。
キーボード
レノボのThinkPadは、キーボードタッチが抜群に良いことで有名です。

キーピッチは縦:約19mm、横:約19mm、キーストロークは新型は約1.7mmのようです。
私も展示品のキーボードを打鍵してみましたが、ThinkPadは本当にキーが打ちやすいですね。
これはとても大きなメリットで、タイピングが多い方には特におすすめできます。
インターフェイス類

- 1. スマートカードリーダー(カスタマイズ)
- 2. USB 3.2 Gen1 x 1
- 3. セキュリティ キーホール

- 4. RJ-45
- 5. USB 4 (Thunderbolt4 対応)
- 6. USB 4 (Thunderbolt4 対応)
- 7. HDMI
- 8. USB 3.2 Gen1 x 1
- 9. マイクロホン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック

- 10. SIMカードスロット(カスタマイズ)
インターフェイスも充実しており、申し分のない出来です。
ThinkPad T14 Gen3で大幅軽量化・Intel第12世代CPU搭載モデル発売で期待大
Intel第12世代CPUは、第11世代と比較して性能が大幅アップし、Ryzenにベンチマークスコアでも引けを取らなくなっているので、この性能アップには大いに期待したいところです。
さらに、14インチなのに1.21kg~と大幅軽量化しているところが素晴らしい!期待大の1台です。
価格は、CPUがCore i5-1235U、メモリ16GBで、14.7万~とかなりの高コスパです。
14インチで重量1.21kgと軽量な機種は、すごく高いのですが、この機種は比較的安く、良心的な価格です。
今後、セール価格などでさらに安くなることを期待したいところです。

これ1台でなんでもできる、まさしく万能な1台で頼もしい相棒になってくれること間違いなし、のスペックです。
私も、仕事用マシンがこれだったら、、と思わずにはいれらないスペックです。
Lenovo ThinkPad T14 Gen3
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