BMW3シリーズは、レヴォーグのライバルになるスポーツワゴンということで、紹介していこうと思います。
BMW3シリーズは、2019年10月にモデルチェンジし、新型になりました。
また、2020年9月に、318iツーリングという、お買い得グレード(と言っても523万ですが(^^;)がライナップされ、多少は(?)買いやすくなりました。
BMW3シリーズのグレードごとの価格と、実際の見積や値引きはいくらくらいか?についてまとめました。
また、輸入車は中古車だとお買い得になるので、中古価格についても紹介しようと思いますので参考にしてみてください。
各グレードごとの価格
各グレードごとの車両価格は、以下の通りです。
グレード | 価格 |
318iツーリング | 523万 |
318iツーリングM Sport | 584万 |
320iツーリング | 572万 |
320iツーリングM Sport | 624万 |
320d xDrive ツーリング Edition Joy+ | 598万 |
320d xDrive ツーリング | 622万 |
320d xDrive ツーリング M Sport Edition Joy+ | 650万 |
320d xDrive ツーリング M Sport | 674万 |
M340i xDrive ツーリング | 1012万 |
グレード、かなり多いですが・・・
- 318i:2リッターターボ(デチューン版)
- 320i:2リッターターボ
- 320d:2リッターディーゼルターボ
- 340i:3リッター直6ターボ
エンジンラインナップは上記4種類のようです。
スペックについては、後述します。
318iのスペック
BMW3シリーズツーリングのスペックをご紹介します。
まずはベースグレードの318iからです(と言っても523万!)
レヴォーグのライバルになりそう、ということで、レヴォーグとのスペック比較で紹介します。
スペック | 新型レヴォーグ | 318iツーリング |
---|---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 4755×1795×1500 | 4715×1825×1470 |
ホイールベース(mm) | 2,670 | 2,850 |
車両重量(kg) | 1550~1580 | 1610 |
最小回転半径 | 5.5m | 5.4m |
ラゲッジ容量 | 561リッター | 500リッター |
エンジン | 1.8リッターターボ | 2リッターターボ |
最高出力 | 177ps/5,200-5,600rpm | 156ps/4,500rpm |
最大トルク | 300Nm/1,600-3,600rpm | 250Nm/1,300-4,300rpm |
トランスミッション | リアトロニック(CVT) | 8速AT |
駆動方式 | AWD(全輪駆動) | FR(後輪駆動) |
燃費(WLTC) | 13.6km/L | 13.3km/L |
乗車定員 | 5名 | |
価格 | 370.7万(GT-H EX) | 523万(318iツーリング) |
ボディサイズ
ボディサイズは幅が日本で一つの基準になる1800mmを超えており、1825mmです。
慣れれば幅1800mm超えもさほど気にならなくなりますが、立体駐車場に入らない、などの制約で、購入できない人もいるのではと思います。
トランスミッション・駆動方式
BMWはトランスミッションに多段ATを用いており、8速ATです。
この多段ATが絶品、という評価をする自動車評論家の方も多く、私も試乗したことがありますがむちゃくちゃなめらかな変速をします。
駆動方式のFR(後輪駆動)も有名で、BMWは前後重量を50:50に合わせている、というのは有名な話です。
私も昔、日産スカイラインというFR(後輪駆動)の車に乗っていたことがありますが、ワインディングを走るなら、後輪駆動ほど面白い車は他にないと思います。
この、多段ATとFR、前後重量配分50:50というこだわりが、BMWで走りのファンを多く抱える理由なのではないかと思います。
エンジン
318iは、2リッターターボのわりにはスペックは控えめで、156ps/250Nmとなります。
318iは、2リッターターボなのに、スペックが控え目に見えるのは、318i用にデチューン(制御で出力を落としている)からです。
1つ上のグレードの320iでは、同じエンジンにも関わらず、出力は184psとなっています。まあ50万くらい高くなるんですが・・・
BMWはこのデチューン商法を昔から実施しています。個人的にはあまり好きではないですが、試乗記をみると318iでも十分という意見がほとんどです。
デチューンしているとはいえ、基本は2リッターターボなので、その分上質に感じるし、パワーも必要十分ということでしょう。
ちなみに、318iですが、旧型の318iは1.5リッターターボであったのに対して、新型は2リッターターボ(のデチューン版)に変更されています。
なので、旧型の318iを中古で買う場合は注意してください!1.5リッターターボは、残念ながら評判はさほど良くはなかったようです。
燃費
燃費は13.3km/Lと、まあ2リッターターボなりの燃費、というところでしょうか。
市街地燃費は9.9km/Lです。
ガソリンがハイオクなのは、嫁さんには嫌がられるでしょう・・・
320i、320dのスペック
次に、320i、320dのスペックについて、紹介します。
スペック | 320iツーリング | 320dツーリング |
---|---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 4715×1825×1470 | 4715×1825×1475 |
ホイールベース(mm) | 2,850 | 2,850 |
車両重量(kg) | 1610 | 1730 |
最小回転半径 | 5.4m | 5.4m |
ラゲッジ容量 | 500リッター | 500リッター |
エンジン | 2リッターターボ | 2リッターディーゼルターボ |
最高出力 | 184ps/5,000rpm | 190ps/4,000rpm |
最大トルク | 300Nm/1,350-4,000rpm | 400Nm/1,750-2,500rpm |
トランスミッション | 8速AT | 8速AT |
駆動方式 | FR(後輪駆動) | 4輪駆動 |
燃費(WLTC) | 13.6km/L | – |
燃費(JC08) | 15.4km/L | 18.2km/L |
乗車定員 | 5名 | |
価格 | 572万〜 | 598万〜 |
エンジン・燃費(320i)
320iは、2リッターターボのデチューン版でないほうです。
こちらは184ps、300Nmと、なかなかのスペックを誇ります。
レヴォーグの1.8リッターターボが177ps、300Nmなのでスペック上は近いですね。
ただ、BMW(というよりドイツ車)は、日本車と乗り比べてみると、日本車で想像するスペック以上のパワーを感じることが多いので、実際にはBMWのほうがパワフルに感じるのだろう、と予想します。
燃費は、13.3km/Lでデチューン版の318iとまったく同じです。純ガソリンターボでこのパワーを考えると、まあ納得の数字と思います。
エンジン・燃費(320d)
320dは、今やブームが少し過ぎ去ってしまった(?)と感じる2リッターディーゼルターボです。
5〜6年くらい前はかなり流行っていたのですがね・・・今は環境問題もあり、ハイブリッドや電気自動車に押されている感じがします。
スペックや燃費はガソリンターボよりも上で、なにより燃料が軽油になるのが嬉しいポイントと思います。
実際の燃料代は、ガソリンターボと大きな差がつきます。
M340iのスペック
最後に、一般人には到底購入できないであろう(汗)、M340iのスペックについて、紹介します。
スペック | 320iツーリング |
---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 4715×1825×1470 |
ホイールベース(mm) | 2,850 |
車両重量(kg) | 1800 |
最小回転半径 | 5.7m |
ラゲッジ容量 | 500リッター |
エンジン | 3リッターターボ |
最高出力 | 387ps/5,000rpm |
最大トルク | 500Nm/1,800-5,000rpm |
トランスミッション | 8速AT |
駆動方式 | 4輪駆動 |
燃費(WLTC) | 10.7km/L |
乗車定員 | 5名 |
価格 | 1012万 |
このモデルは直列6気筒ターボで、正直なところスペックはここまでいるか?というくらいの凄まじいスペックです(汗)
ここまで来るとロマンですね(笑)
スバルには、こういったロマンを追い求めるグレードがないので、買うか買わないかはともかくとして、こういうグレードがあるのは羨ましいですね。
BMW3シリーズツーリングの特徴

スペックのところでも、少し書きましたが、BMWは「駆け抜ける歓び」というキャッチフレーズがあり、走りの楽しさにこだわりを持って開発されています。
それを実現しているのが
- 洗練された力強いエンジン
- 変速が超なめらかな多段AT
- こだわり抜いた前後重量配分50:50とFR
というところでしょう。
BMWは、プライスタグはとても高いので手が出しづらいですが、こだわり抜いて開発された車の実力は本物だと感じます。
BMW3シリーズツーリングの見積りと値引き金額めやす
BMW3シリーズツーリングの見積もり金額と、値引き目安についてまとめます。
値引き
実際の値引きは、価格.comに実績一覧がまとまっています。
2021年2月現在、新型でもかなりの金額を値引くみたいで、80万程度は可能、場合によっては100万(!)引くこともあるようです。
これは、私もBMW3シリーズ試乗して、見積もりもらったときに経験しています。
多分販売台数を稼ぎたかったからかもしれませんが、100万程度さっくりと値引きしてきたときには驚きました(^^;
見積もり金額めやす
320d xDrive ツーリング
- 車両価格:622万
- オプション:50万
- 諸費用・税金:23万
- 値引き:80万
- 総額:617万
人気のM Sportだと52万高いので、320d xDrive ツーリング M Sportは669万ということになります!
なんといいますか、600万超えてくると、もはや家購入の頭金くらいになりますな(^^;
320i ツーリング
- 車両価格:572万
- オプション:62万
- 諸費用・税金:44万
- 値引き:80万
- 総額:598万
人気のM Sportだと52万高いので、320i ツーリング M Sportは650万ということになります!
ベースグレードの318iだと、49万安いので、549万が見積もりめやすということになります・・・
うーんレヴォーグ最上級グレードのSTI Sport EX でも470万ほどなので、やっぱりBMWは高いですな(汗)
【車購入の前に】愛車一括査定依頼について
もし、車の買い替えを検討されているのであれば、ネットで愛車の無料買取査定をご検討ください。
私の実体験ですが、ディーラーで下取り50万強で提示されたところがあり、そのまま売ったことがあるのですが、同じディーラーで私の車が100万で売りに出されていたことには驚きました!
これがもし下取り業者で売っていたならば、+2〜30万で売れたであろうと予想します。
↑上記の画像もしくはボタンをクリックすると、「カーセンサー車査定」のホームページに飛ぶことができます。
カーセンサーはリクルートが運営する車買い取り査定サイトです。
複数買取業者の一括査定、もしくはオークション形式による最も高値をつけた1社のみとの交渉を選択可能です。
一括買い取り査定サイトの最大手で、買い取り形式も選択できるので自分の希望に応じた活用ができます。
複数業者との電話が煩わしいという場合は、オークション形式にしてしまえば、1社のみとのやり取りで済みます。
また、買取業者と直接交渉し、少しでも買取金額を上げたい場合は、複数の業者に直接一括査定依頼できる、こちらがよいかと思います。
↑上記の画像もしくはボタンをクリックすると、「ズバット車買取比較」というホームページに飛ぶことができます。
私も一括査定依頼は利用したことがあり、複数業者と直接やりとりするのは確かに面倒ですが、その分リターンも大きく、高値で車を買い取ってもらえる可能性が高くなります。
ガチで買取査定を上げたい場合は、こちらも利用するのがよいと思います。
BMW3シリーズツーリングの中古価格
BMWは、実は中古価格がものすごくお買い得です!
輸入車の中古というのは、どうも日本車よりも人気がないようで、値落ちも大きくなります。
BMW3シリーズツーリングの中古についていくつかピックアップします。
320d xDrive ツーリング(2020年式)

2020年式 走行距離0.8万kmなのでほぼ新車、こちらがなんと総支払額492万!
新車で買うよりも120万ほど安いです。
しかも認定中古車なのでディーラー保証もあります。
320d ツーリング M Sport(2019年式)

2019年式 走行距離1.2万kmなのでこちらもまだまだバリバリ走れますが、この車両など総支払額368万です。
こちらも認定中古車なのでディーラー保証があります。
こちらの車両だとちょうど1世代前かな?だから相当安くなっている感じはあります。
320i ツーリング M Sport

2018年式 走行距離2.9万kmなのでこちらもまだまだバリバリ走れますが、この車両でも総支払額363.8万です。
こちらも認定中古車なのでディーラー保証があります。
BMWの中古価格まとめ
ほとんど新車に近い車両でも、中古だと100万以上は安いです。
3年落ちくらいだと、探せば総支払額が半値近くになっているものもあります。
スバルのレヴォーグなんかはリセールがよくて値落ちしないので、それからすると信じられないくらいの値落ちです!
新車だと高すぎてとても手が出せない・・・という場合でも、中古なら探せる可能性が高いので、是非中古も見てみてください。
BMW3シリーズツーリングの価格まとめ
- ディーゼルの320dが、燃費もよくて4輪駆動なのでお得感はあります。実際売れているのはディーゼルで、中古もディーゼルが多いです。
- 318iは、2020年9月に発売されたモデルでは1.5リッターターボから2リッターターボに置き換えられ、魅力が増しました。
- どうしても新車で、ということでなければ、1年落ちでもよいからディーラー認定中古車を探してみましょう。圧倒的にお得です。
- 中古の318iは、かなり安い車両がありますが、2020年9月より前のモデルは1.5リッターターボなのであまりおすすめはしません。エンジン排気量をよく見てみましょう。
このようなところでしょうか。
参考になれば幸いです。