私は会社より支給されているノートパソコンで、DELLのLatitude 5320(13インチ)を使っていたのですが、富士通のLIFEBOOK(13インチ)も支給パソコンの中に含まれています。
ただLIFEBOOKは、軽いので持ち運びの多い営業のみが支給される、という機種になっており、SEの私には支給されなかったのですが・・・
この度、LIFEBOOKを支給されていた同じプロジェクトの人が退職することになり、LIFEBOOKを私が引き継いで使うことにしたので、実機レビューを行います。

やはりこの軽さと、国産ならではの質感は本当に素晴らしいです。
プライベート用でも、予算を無理してでも買ってみたらよかったかなあ、と思わせるものがありましたので詳しく紹介します。
ちなみに私が手に取ったのは、LIFEBOOK U9310という旧型モデルで、世界最軽量で有名な634gモデルではありませんでした。
それでも実測値755gとすばらしく軽く、使い勝手も良かったので、中古がもしあるのなら検討されてみても良いのではと思います。
富士通LIFEBOOK UHシリーズ 製品紹介
UHシリーズは2021年モデル(旧型)と2022年モデル(新型)があり、旧型はアウトレットで安くなっているのでこちらもおすすめです。
旧型2021年モデルでも、Core i5-1135G7、メモリ8GBで12.8万で購入できます。
富士通LIFEBOOK UHシリーズについて
富士通LIFEBOOKは、634gという世界最軽量の重量が最大の特徴のモデルです。

13インチモバイルノートパソコンは、1.2~1.3kgが一般的な重量で、1kg未満であれば軽量と言われています。
その中でLIFEBOOKはなんと634gという、すさまじい軽さの重量を実現した機種です。
しかもただ薄いだけではなく、上記の耐久性試験もしっかりクリアしています。
LIFEBOOK UHシリーズスペック紹介
OS | Windows11 Home、Pro(64bit) |
CPU | インテル® Core™ i7-1255U プロセッサー インテル® Core™ i5-1235U プロセッサー |
メモリ | 8〜32GB |
ストレージ | SSD 256GB〜2TB |
液晶 | 13.3インチ IGZO LEDバックライト付高輝度・高色純度・広視野角TFTカラーLCD(ノングレア液晶)フルHD1920×1080ドット 1677万色 、輝度400nit、色域100% |
重量 | 634g〜 |
サイズ | 307×197×15.5mm |
インターフェイス | USB3.2(Gen2)Type-C(USB Power Delivery対応、DisplayPort Alt Mode対応)×2(左側面×2)、USB3.2(Gen1) Type-A×2(左側面×1(電源オフUSB充電機能付)、右側面×1)、HDMI、LANポート、SDカード |
バッテリー | <25Whバッテリ搭載時> 約11時間 |
価格 | 16.5万〜(最軽量モデル) |
上記は最新型の世界最軽量モデルです。
世界最軽量モデルだとバッテリーが25Whと控えめになっており、JEITA2.0で11時間と、少し心もとないのが欠点でしょうか。
実稼働はその半分程度とみておいたほうがよいでしょう。
富士通LIFEBOOK Uシリーズの外観と機能について
外観・デザイン・質感


デザインはとてもシンプルです。
質感は、軽いのにもかかわらず、ペラペラしている感じは全くなく、とてもしっかりしており、さすが国産だな、と感じる質感があります。
私が今まで使ってきたパソコンと比較すると大体以下くらいの質感です。
機種 | 点数(私の主観) |
富士通LIFEBOOK Uシリーズ | 95点 |
HP ENVY x360 13-ay | 90点 |
DELL Latitude 5320 | 80点 |
Lenovo IdeaPad Slim 5シリーズ | 75点 |
素晴らしい質感で、やはり国産はいいな、としみじみと思う質感です。
重量

私が手に取ったのは、旧モデルのU9310シリーズなので、600g台ではなく少し重い755gでしたが、これでも超軽量と呼べる重量です。
かばんにいれての持ち運びも苦にならないし、宅内での移動も、とてもやりやすいです。
755gでも、素晴らしく軽いので、最新機種の634gだったら、とてつもなく軽く感じるのだろうな、と思います。
実際に持ち運んでみると、やはり軽いというのはとてつもなく大きいメリットです。
私はテレワーク以外に、サテライトオフィスに出社してよく仕事をしていますが、軽いというのは持ち運びのストレスが一気に軽減されるので、思った以上に大きいメリットだと感じます。
ノートパソコンの軽さは、頻繁に持ち運ぶ方には絶対的メリットになります。
サテライトオフィスでよく仕事をしていると、効率化のためにパソコンスタンドとか、お気に入りのキーボードを持っていきたくなるんですよね・・・
その際、パソコン自体の重量が軽いと、周辺機器を持っていくのもやりやすくなるので、結果的に作業の効率化にもつながると思います。
バッテリー容量
私が支給された旧シリーズのU9310を電源接続しないでどの程度持つか、試してみました。
ディスプレイの輝度を最大(400nit)にして、SEの開発作業(Web会議、Excel、ブラウザ、メール、プログラム開発環境使用など)をこなしていると、大体3~4時間程度で、バッテリー残量が20%となり省電力モードになります。
省電力モードになると、ディスプレイが暗くなるので、さすがにここで電源に接続して使うことにしました。
そのため、実稼働時間最大は、世界最軽量モデルの25Whバッテリの場合、4~5時間程度というところでしょう。
人によっては、短いと感じると思いますが、個人的にはオフィス作業の場合、電源がない状態で作業することがまずないので、あまり気になりません。
ディスプレイ
ディスプレイは、非光沢でアスペクト比16:9、解像度FHDのIPSディスプレイです。
輝度は400nitもあるので、とても見やすく、仕事だけで使うのはもったいなく感じるくらいのスペックですね。
唯一残念なのは、最新機種でも、流行りの縦長16:10や3:2ではなく、一般的なワイド型の16:9を採用していることでしょうか。
キーボード

キー配置は、13インチながら素晴らしい配置で、この配置は国産の高い機種ならではだと思います。
矢印キーやENTERキーも大きく、矢印キーは逆T字に綺麗に配置されているのでこれも使いやすいです。

キーピッチ約19mm/キーストローク約1.5mmと、キーストロークも薄型ノートパソコンにしては十分です。
キーボードは、総じて優秀で、90点くらいはつけられるキーボードと言えます。
個人的には、キータッチが若干やわらかめに感じたのが、少し好みではないかな?まあこれは好みの問題ですね。
インターフェイス


- USB Type-C×2(一つは給電対応)
- USB Type-A×2
- HDMI
- 有線LANポート
- SDカードスロット
上記のように、インターフェイスはとても充実しています。不足を感じることはまずないでしょう。
富士通LIFEBOOK UHシリーズの処理性能
富士通LIFEBOOK UHシリーズは、Intel最新世代のCore i5-1235U、Core i7-1255Uを搭載しています。
CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Ryzen 7 6800U | 20727 |
Ryzen 7 5800U | 18837 |
Core i7-1260P(最新12世代) | 17203 |
Core i5-1240P(最新12世代) | 17345 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U(最新12世代) | 13628 |
Core i7-1255U(最新12世代) | 13360 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
旧世代のCore i7-1165G7よりも、Core i5-1235Uのスコアは上です。
Core i5-1230Uのほうは、旧世代Core i7-1165G7と同程度のスコアで、こちらも普段使いであれば十二分な性能です。
そのため普段使い、画像編集、動画編集など幅広い用途で、問題なく性能を発揮できるでしょう。
ちなみに私が支給されたLIFEBOOK U9310は旧型のため、Intel第10世代のCore i5-10310Uが搭載されていました。
PassMarkスコアは6499と、最新世代のスコアに比べると劣りますが、まあこのスコアでも一般的な事務作業は何ら問題ないスペックです。
富士通LIFEBOOK UHシリーズの超軽量な重量は絶対的メリット。質感も素晴らしい!
富士通LIFEBOOK UHシリーズは
- 超軽量
- 質感良し
- 使い勝手良し
- キーボード良し
と、仕事の相棒にするには、申し分のないスペックを保持しています。
予算があるのなら、是非とも購入したい機種です。
やはりこの軽さは絶対的正義!
私はプライベートでHP ENVY(1.25kg)を持っていますが、この重量だと、持ち運びは少し躊躇します・・・
そういった意味でも、634gという重量は本当に素晴らしく、様々な場所に気軽に持ち運べるところが最大のメリットだと思います。
富士通LIFEBOOKの中古販売が豊富なサイトを紹介している記事があるので参考にしてみてください。
