私はスバリストで、旧型レヴォーグはずっと興味のあった車で、A型1.6GTを1日レンタルして試乗したのと、D型1.6STIスポーツを1週間台車で乗ったことがあります。
また、新型レヴォーグも試乗しております。
当記事では、旧型1.6STIスポーツの試乗インプレッションと、新型レヴォーグとの印象の違いについて、書きたいと思います。
A型の1.6GTと、D型の1.6STIスポーツでは、走りの洗練度にかなりの違いがあり、中古で購入するなら、アイサイトツーリングアシストもつくD型が、おすすめと感じます。
レヴォーグ新型・旧型の印象の違いについて
まずはじめに、レヴォーグ新型と旧型の印象の違いについて自分の感想を述べます。
- 新型のほうがコンフォート志向で室内も広い
- 旧型のほうがスポーティで後席はやや狭い
超ざっくり言ってしまうと、上記の印象の違いがあり、
ファミリー向けなら新型
スポーティな車が好きなら旧型
という感じです。
まあ、本当にファミリー向けの車を探すなら他に沢山選択肢はあるので、あえてレヴォーグを選ぶこともないかもしれませんが(汗)
個人的には、新型のコンフォート寄りで、輸入車にも負けない上質な走りにはとても感銘を受けました!
レヴォーグの新旧スペック比較

レヴォーグの旧型・新型について、スペック比較します。
スペック | 新型レヴォーグ | 旧型レヴォーグ1.6 |
全長×全幅×全高 | 4755×1795×1500 | 4690×1780×1490 |
室内幅×室内高 | 1515×1205 | 1490×1205 |
トランク容量 | 561リッター | 522リッター |
車重 | 1550kg〜 | 1560kg |
最小回転半径 | 5.5m | 5.5m |
エンジン | 1.8Lターボ | 1.6Lターボ |
排気量 | 1795cc | 1599cc |
最高出力 | 177ps/ 5200-5600rpm |
170ps/ 4800-5600pm |
最大トルク | 300Nm/ 1600-3600rpm |
250Nm/ 1800-4800rpm |
JC08モード燃費 | 16.5km/L | 16.0km/L |
WLTCモード燃費 | 13.6km/L | – |
使用燃料 | レギュラー | レギュラー |
パワーと燃費について
旧型のレヴォーグ1.6と、新型の1.8は、スペックがかなり似ています。
ただ、1.8のほうが、トルクがある分、大排気量NAエンジンという印象で、走ることができます。
1.6のほうも、加速感は十分でしたが、こっちのほうが「ターボが効き始めた!」とより感じやすいセッティングになっています。
このフィーリングが、スポーティにも感じるし、低速域でギクシャクする、という評価にもつながっていると感じます。
旧型1.6については、後付けの馬力アップ、トルクアップのサブコンなど売られており、そちらを紹介する記事を書いているので参考にしてみてください。

サイズについて
- 全長:新型が65mm大きい
- 全幅:新型が15mm大きい
- 全高:新型が10mm大きい
「なんだそんなものか」と思われるかもしれません。
実はこのサイズ、レガシィファンの間で大きすぎる、と言われ続けていた、5世代目レガシィツーリングワゴンとほぼ同等です。
新型レヴォーグ:4755×1795×1500mm
5世代目レガシイツーリングワゴン:4775×1780×1535mm
私は5世代目レガシィアウトバックのオーナーですが、実際、後席の広さは新型レヴォーグも、私のアウトバックも大差なく、凄く広くなったように感じました。
見た目は結構シャープで大きくなったようには感じないので、新型レヴォーグはデザインが優れているな、と感じます。
新型レヴォーグは大きくなったような印象は外観上感じませんが、実際には室内はかなり広くなっています!
新旧レヴォーグの室内サイズについて
上述の通り、室内サイズは旧型よりも広くなり、特に後席が広くなりました。
室内広さは私のアウトバック(5世代目)とほぼ同じ、比較しても狭い感じは全くしない仕上がりでした!
身長173cmの私が後席に乗っても、拳3〜4つ分くらの膝先スペースがあります。
先代レヴォーグは、正直後席は大人が乗ると狭いな・・・と感じていましたが、新型になり、そのネックは完全に解消されています!


子供を後部座席にチャイルドシートつけて乗ってもらったが、アウトバックと広さ感はまったく同じで、余裕の広さがありました。
ラゲッジサイズについて
ラゲッジ(トランク)サイズについても、新型は拡張されています。
- 旧型:522リッター
- 新型:561リッター
なんと39リッターものサイズアップとなっています。
私のレガシィアウトバックが520リッターのため、5世代目アウトバックと比較しても勝っています。


上記画像のようにサブトランクが用意されており、ここも69リッターもの容量が確保されています。
普段出し入れしないようなものについては、ここに収納しておくと良さそうです。
ファミリー用として考えると、とくに子供の小さいうちは、出かけるだけでも、おむつやら着替えやら・・・でかなりの荷物を積むことになります。
そのため、ラゲッジサイズが大きいのは、ファミリー用としては大変ありがたいです。
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旧型レヴォーグ1.6STIスポーツの試乗評価
旧型レヴォーグ1.6STIスポーツの試乗結果について、評価をまとめたいと思います。
別記事で、価格.comのレビュー評価を紹介しているので、それに則って評価をしたいと思います。S〜Dで評価します。
評価項目 | 評価観点 |
エクステリア | 所有して満足感があるか・高級感はあるか |
インテリア | ファミリー用として使いやすいか |
エンジン性能 | 加速感が良いか、運転して違和感がないか |
走行性能 | 運転していて快適か、安心・安定感があるか |
乗り心地 | ファミリー用として快適か |
燃費 | 燃費が良いか、維持費がかからないか |
価格 | 価格に対する価値があるか |
旧型レヴォーグ1.6STIスポーツの個人的な評価結果
- エクステリア:B+
- インテリア:B
- エンジン性能:A-
- 走行性能:A+
- 乗り心地:B+
- 燃費:B-
- 価格:B
- S:ずば抜けて良い
- A:とても良い
- B:普通に良い
- C:あまり良くない
- D:明らかに良くない
エクステリア:B+
個人的な好みは、新型のほうが高級感があって良いかなと思います。
STIスポーツだと、当時新車では1.6でも350万を超える車両価格であったため、かなり高い部類の車になると思いますが、正直見た目だけなら、アウディやBMWなどの低走行車を中古で買ったほうが、同じ値段でも満足度は高いかと・・・
STIスポーツだと、アルミホイールがSTIスポーツ専用になっており、見た目引き締まっているように見えるのは、プラスですかね。
インテリア:B
インテリアは、当時新車として、総額400万を超す車としては、ちょっと物足りないかも、という印象でした。
後席がやや狭かったのが、ファミリー用としてはマイナスポイントかも・・・
子供が乗るのには特に問題ないですが、大人が長時間座るのは少し狭いかな、という印象です。
エンジン性能:A-
1.6リッターのターボで、レギュラーガソリン仕様としては、かなり頑張っていると感じます。
軽快感や加速感は、旧型の1.6ガソリンターボのほうが上であったと感じますが、やや荒削りでギクシャクするところもあり、上質感ならば新型の1.8ターボのほうがよいです。
このあたりは好みもあるかもしれません。
私は、D型は1週間ほど借りてかなり運転しましたが、そこまで不満は感じず、むしろ「1.6のレギュラーなのにかなり早いな!」と感じたほどでした。
個人的には、インプレッサなどに採用されている2.0NAは、この1.6ターボに置き換えてしまえばいいのに・・・とも思ったくらいです。
走行性能:A+
これは素晴らしかった!
絶品なハンドリングと、走行安定性で、文句のつけようがない出来です!
ただ新型と比較するとどうかな?ということで、SではなくA+としましたが、STIスポーツの走行性能は本当に素晴らしいです!
乗り心地:B+
STIスポーツだと、なかなか良くなっていましたが、それでも結構硬い印象を受ける足回りでした。
同乗者の家族からは不満は出ませんでしたが、私のアウトバックと比較すると、乗り心地はちょっと落ちるかな、という印象です。
燃費:B-
当時のJC08で16.0km/Lと、このクラスのステーションワゴンで4WD、ということを考えると頑張っています。
・・・ただ実燃費が実はいまいちで、私も代車で1週間ほど乗ったとき、確か8.3km/Lくらいの実燃費だったような。
ターボを効かせつつ普通に乗ると、燃費はさほど伸びない、という印象です。
価格:B
当時、新車で乗り出し400万〜というSTIスポーツは、値段を見るとかなり高いかな、という印象でした。
走りはとても良かったので、走りの部分にどれだけ価値を見出し、お金を出せるか、ということになると思います。
STIスポーツは、中古もまだ高いなという印象です。
旧型レヴォーグは新型と比較してスポーティなので、あえて旧型を選択するのもアリ
旧型レヴォーグは、もう中古でしか買えませんが、新型と比較すると、走りの部分でかなりの印象の違いがあり、
旧型のほうがスポーティです。
また、2.0という、300馬力のハイパワーモデルもあり、こちらは新型でもまだ後継グレードが出ていないので、ハイパワー好きなら旧型の2.0でしょう。
2017年秋頃より、D型となり、アイサイトツーリングアシストがついたのと、走りの洗練度が増したように思うので、D型以降がおすすめと思います。

こちらは2018年式で3年落ち、走行1.9万kmで、 総額282.9万です。
1.6でも十分パワフルで、レギュラーガソリン仕様なので、普通に購入するなら1.6のほうがおすすめではあります。
ただまだ結構高い・・・新型の中古がこれから徐々に出回るので、相場が少し落ち着くのを期待したいところです。