2021年8月追記
ゴルフヴァリアントが、2021年7月28日に新型が発表されましたのでその情報を追記しました。
新型レヴォーグとBMW3シリーズ、アウディA4、メルセデス・ベンツCクラスについては過去記事にて比較記事を書きました。
今回はフォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントについて比較記事を書きたいと思います。
ゴルフヴァリアントは、BMW、アウディなどと比べると、派手さはないですがよく出来ており、値段もすごく高いというわけではないのでレヴォーグのライバルとしては面白い選択です。
ただ、ゴルフヴァリアントは現時点で新型が発表されているので、じきに日本にも新型モデルが発売されるものと思います。
この比較記事では現行モデルでの比較ですが、ゴルフヴァリアントに興味があるなら、新型が発売されるまで待ってみても良いのではと思います。
過去記事で、アウトバック・BMW3シリーズ・アウディA4、メルセデス・ベンツCクラスワゴンと比較した記事を書いているので、参考にしてみてください。



https://papa-worklifebalance.com/%e5%b9%b4%e5%bc%8f%e3%82%b0%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%83%89%e8%b5%b0%e8%a1%8c%e8%b7%9d%e9%9b%a2%e8%bb%8a%e4%b8%a1%e4%be%a1%e6%a0%bc%e4%b8%ad%e5%8f%a4-%e6%96%b0%e8%bb%8a2019c220d-%e3%82%a2%e3%83%90%e3%83%b3


レヴォーグとゴルフヴァリアントの印象の違いについて
レヴォーグとゴルフヴァリアントは、どちらも完成度の高いワゴンで、少し高くても良いワゴンが欲しい人向け、という位置付けになるかと思います。
印象の違いを上げるとしたら、以下になるでしょう。
- レヴォーグ:アイサイトXによる抜群の安全性と、AWD(4輪駆動)による全天候型高性能ワゴン
- ゴルフヴァリアント:派手さはないが、走りの実力は高い。サイズの割にラゲッジ容量も広い。取り回しもしやすく市街地の使い勝手抜群
レヴォーグは、スバル車に共通する、以下の利点、特徴があります。
- 安定感のある走り味で高速道路での走行に強い
- アイサイトXによる安全性能の高さと視界の良さ
- AWD(4輪駆動)により雨、雪道での走行に強い
実用性は抜群です。安全性も高いので、ファミリー用途としてもよい選択になります。
ゴルフヴァリアントは、見た目の派手さはないものの、走りの実力はとても高いです。
適度なサイズ感で取り回しもしやすく、試乗したことがありますが市街地走るならばすごく良いな、と感じたほどです。
1点、欠点を上げるとすると、全長が抑えられており、かつラゲッジ容量を確保しているため、後席が狭いです。
小さい子供を乗せるならばよいかもしれませんが、大人が長時間座るのはちょっときびしそう、という印象でした。
2021年8月追記
新型ゴルフヴァリアントでは、後席の広さが旧型よりも拡張された、という意見をよく見かけるので、この欠点は解消されている可能性があります。
ゴルフヴァリアントの特徴としては、以下になるかと思います。
- 派手さはないが走りの実力は文句なし
- 適度なサイズ感で、市街地での取り回し抜群
レヴォーグとゴルフヴァリアントのスペック比較
2021年8月、新型ゴルフヴァリアントが発売されましたので、試乗はできていませんが新型とのスペック比較をしようと思います。
新型はハイブリッドになり、1リッターと1.5リッターガソリン両方があるので両方を載せます。
新型ゴルフヴァリアント1リッターモデル
スペック | レヴォーグ | ゴルフヴァリアント |
---|---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 4755×1795×1500 | 4640×1790×1485 |
車両重量(kg) | 1550~1580 | 1360 |
トランク容量 | 561ℓ | 611ℓ |
最小回転半径 | 5.5m | 5.1m |
エンジン | 1.8リッターターボ | 1.0リッターターボ |
最高出力 | 177ps/5,200-5,600rpm | 110ps/5,500rpm |
最大トルク | 300Nm/1,600-3,600rpm | 200Nm/2,000〜3,000rpm |
トランスミッション | CVT | DCT |
最高出力(モーター) | – | 13ps |
最大トルク(モーター) | – | 62Nm |
駆動方式 | AWD(4輪駆動) | FF(前輪駆動) |
燃費(WLTC) | 13.6km/L | 18.0km/L |
価格 | 310.2万~ | 326.5万 ※1 |
※1 ベーシックグレードで306.5万というのがありますが、受注生産のいわゆる見た目の値段を下げるだけの捨てグレードのようだったので、その次のグレードの326.5万を基準にしています。
価格的には、レヴォーグの価格帯と似通っているのは、1リッターモデルのほうです。
- 全長はレヴォーグのほうが長いので室内はレヴォーグのほうが広いと思われる
- 最小回転半径はゴルフヴァリアントが小さく取り回しやすいと予想される
- トランク容量はゴルフヴァリアントのほうが上
- エンジンパワーはレヴォーグのほうが優れている
- 燃費はゴルフヴァリアントのほうが優れているがハイオクになる
- レヴォーグはAWD(4輪駆動)のアドバンテージあり
このような感じで一長一短、スペックや先代ゴルフヴァリアントの印象からすると、街乗り主体ならばゴルフヴァリアント、万能性を求めるならレヴォーグ、といったところでしょうか。
新型ゴルフヴァリアント1.5リッターモデル
スペック | レヴォーグ | ゴルフヴァリアント |
---|---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 4755×1795×1500 | 4640×1790×1485 |
車両重量(kg) | 1550~1580 | 1430 |
トランク容量 | 561ℓ | 611ℓ |
最小回転半径 | 5.5m | 5.1m |
エンジン | 1.8リッターターボ | 1.5リッターターボ |
最高出力 | 177ps/5,200-5,600rpm | 150ps/5,000〜6,000rpm |
最大トルク | 300Nm/1,600-3,600rpm | 250Nm/1,500〜3,500rpm |
トランスミッション | CVT | DCT |
最高出力(モーター) | – | 13ps |
最大トルク(モーター) | – | 62Nm |
駆動方式 | AWD(4輪駆動) | FF(前輪駆動) |
燃費(WLTC) | 13.6km/L | 17.0km/L |
価格 | 310.2万~ | 384.6万〜 |
ゴルフヴァリアントの1.5リッターモデルは、エンジンパワーは十分、モーターの力もあるので、実用領域の加速感はゴルフヴァリアントのほうが上かもしれません。
ただ値段が、384.6万〜と決して安い価格ではないので、気軽に手を出せるような価格帯ではないと感じます。
新型ゴルフヴァリアント、自動車評論家の評価も高く、取り回し性や燃費はレヴォーグよりも上なので、レヴォーグの対抗として、検討する価値のある車であると感じます。
ラゲッジ容量
レヴォーグは561リッターに対してゴルフヴァリアントは611リッターと、どちらも非常に大きい容量を確保しています。
この値は、ドイツ車のBMW3シリーズツーリング、メルセデスベンツCクラスワゴン、アウディA4アバントを圧倒しており、実用性を重視して作られた車であることが伺えます。
・レヴォーグ

・ゴルフヴァリアント

室内
室内広さは、旧型ゴルフヴァリアントと比較すると、新型レヴォーグの圧勝です。
旧型ゴルフヴァリアントは全長が短いのと、ラゲッジ容量にスペースを確保しているので後席が狭かったです。
ただ、新型ゴルフヴァリアントでは全長が拡張されたため、後席が広くなったという意見が多いです。
ファミリー用途として考えているのであれば、後席の広さはきちんとチェックしておきましょう。
内装質感は、どちらも同じくらいかな?派手さはないですが、チープさみたいなものはまったく感じないです。
・レヴォーグ


・ゴルフヴァリアント

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ガチで買取査定を上げたい場合は、こちらも利用するのがよいと思います。
ファミリー向けとしてはどうか?
ファミリー向けとしては、レヴォーグのほうが優っていると感じます。
- アイサイトXによる高い安全性
- コスパの良さ(車両価格、レギュラーガソリン)
- 後席の広さ
奥さんからは、レヴォーグのほうが好まれるでしょう。
ただ、ゴルフヴァリアントも、市街地での運転がものすごくしやすいというメリットがあります。なので、ゴルフヴァリアントのほうが好み、という人もいるだろうと予想しています。
新型ゴルフヴァリアントとのスペック比較(2021年8月追記)
2021年8月、新型ゴルフヴァリアントが発売されましたので、試乗はできていませんがスペック比較をしようと思います。
新型はハイブリッドになり、1リッターと1.5リッターガソリン両方があるので両方を載せます。
新型ゴルフヴァリアント1リッターモデル
スペック | レヴォーグ | ゴルフヴァリアント |
---|---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 4755×1795×1500 | 4640×1790×1485 |
車両重量(kg) | 1550~1580 | 1360 |
トランク容量 | 561ℓ | 611ℓ |
最小回転半径 | 5.5m | 5.1m |
エンジン | 1.8リッターターボ | 1.0リッターターボ |
最高出力 | 177ps/5,200-5,600rpm | 110ps/5,500rpm |
最大トルク | 300Nm/1,600-3,600rpm | 200Nm/2,000〜3,000rpm |
トランスミッション | CVT | DCT |
最高出力(モーター) | – | 13ps |
最大トルク(モーター) | – | 62Nm |
駆動方式 | AWD(4輪駆動) | FF(前輪駆動) |
燃費(WLTC) | 13.6km/L | 18.0km/L |
価格 | 310.2万~ | 326.5万 ※1 |
※1 ベーシックグレードで306.5万というのがありますが、受注生産のいわゆる見た目の値段を下げるだけの捨てグレードのようだったので、その次のグレードの326.5万を基準にしています。
価格的には、レヴォーグの価格帯と似通っているのは、1リッターモデルのほうです。
- 全長はレヴォーグのほうが長いので室内はレヴォーグのほうが広いと思われる
- 最小回転半径はゴルフヴァリアントが小さく取り回しやすいと予想される
- トランク容量はゴルフヴァリアントのほうが上
- エンジンパワーはレヴォーグのほうが優れている
- 燃費はゴルフヴァリアントのほうが優れているがハイオクになる
- レヴォーグはAWD(4輪駆動)のアドバンテージあり
このような感じで一長一短、スペックや先代ゴルフヴァリアントの印象からすると、街乗り主体ならばゴルフヴァリアント、万能性を求めるならレヴォーグ、といったところでしょうか。
新型ゴルフヴァリアント1.5リッターモデル
スペック | レヴォーグ | ゴルフヴァリアント |
---|---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 4755×1795×1500 | 4640×1790×1485 |
車両重量(kg) | 1550~1580 | 1430 |
トランク容量 | 561ℓ | 611ℓ |
最小回転半径 | 5.5m | 5.1m |
エンジン | 1.8リッターターボ | 1.5リッターターボ |
最高出力 | 177ps/5,200-5,600rpm | 150ps/5,000〜6,000rpm |
最大トルク | 300Nm/1,600-3,600rpm | 250Nm/1,500〜3,500rpm |
トランスミッション | CVT | DCT |
最高出力(モーター) | – | 13ps |
最大トルク(モーター) | – | 62Nm |
駆動方式 | AWD(4輪駆動) | FF(前輪駆動) |
燃費(WLTC) | 13.6km/L | 17.0km/L |
価格 | 310.2万~ | 384.6万〜 |
ゴルフヴァリアントの1.5リッターモデルは、エンジンパワーは十分、モーターの力もあるので、実用領域の加速感はゴルフヴァリアントのほうが上かもしれません。
ただ値段が、384.6万〜と決して安い価格ではないので、気軽に手を出せるような価格帯ではないと感じます。
新型ゴルフヴァリアント、自動車評論家の評価も高く、取り回し性や燃費はレヴォーグよりも上なので、レヴォーグの対抗として、検討する価値のある車であると感じます。
装備と価格の違いについて
レヴォーグの装備とゴルフヴァリアントの装備を比較してみました。
レヴォーグ:370.7万(GT-H EX)
ゴルフヴァリアント:388万(TSIハイラインマイスター)
以下は、レヴォーグGT-Hの装備一覧になります。
装備 | レヴォーグGT-H |
アイサイト・共通装備 | |
アイサイト | 〇 |
アイサイトセイフティプラス | 〇 |
歩行者保護エアバッグ | 〇 |
後席USB電源(2ヶ) | 〇 |
アレイ式アダプティブドライビングビーム | 〇 |
タイヤ・アルミホイール | |
225/45R18タイヤ&18インチアルミホイール | 〇 |
パワーリヤゲート | |
ハンズフリーオープンパワーリヤゲート | 〇 |
シート | |
トリコット/ファブリック | 〇 |
パワーシート | |
運転席10ウェイ&助手席8ウェイパワーシート | 〇 |
アクセスキー対応運転席シートポジションメモリー機能 | 〇 |
シートヒーター | |
運転席+助手席シートヒーター | 〇 |
後席左右シートヒーター | 〇 |
ペダル | |
アルミパッド付スポーツペダル | 〇 |
照明 | |
インパネアンビエント照明 | 〇 |
ゴルフヴァリアントの装備を確認したところ、388万のTSIハイラインマイスターが、ほぼレヴォーグGT-H EXと同じ、と言えそうです。ナビも標準装備でした。
ただ、安全装備や先進運転支援機能は、レヴォーグのアイサイトXのほうが充実しており、コスパはレヴォーグのほうが上です。
燃費と維持費の違いは?
レヴォーグとゴルフヴァリアントハイラインでは、燃費はゴルフのほうが少しです。
ただ、レヴォーグはレギュラーガソリン、ゴルフヴァリアントはハイオクのため、ハイオクに抵抗がある、という方もいるのではないかと思います。
また、維持費ですが、オーナーの知り合いの方の話を聞くと、フォルクスワーゲンはBMWやメルセデス・ベンツほど故障したときの修理代は高くないようですが、国産よりは少し高いみたいです。
なので、故障しなければよいのですが、長く乗って故障してしまったときのことを考えると、維持費はレヴォーグ(国産車)のほうが安くなります。
中古価格はどちらがお得か?
もし、中古で購入を検討している場合、ゴルフヴァリアントのほうがお得ではあります。
というのも、輸入車は、中古の値落ちがもの凄く大きいからです。
以下に、レヴォーグとゴルフヴァリアントの中古車の値落ちについてあげてみます。
・レヴォーグ

年式 | グレード | 走行距離 | 車両価格 | 中古/新車 |
2014 | 1.6GTS(黒) | 5.0万km | 149.9万 | 47.9% |
2014 | 2.0GTS(赤) | 5.6万km | 156.0万 | 43.8% |
2015 | 1.6GT(銀) | 1.0万km | 175.9万 | 60.4% |
2016 | 1.6GTS(青) | 4.4万km | 179.9万 | 57.5% |
2017 | 1.6STI(黒) | 2.3万km | 277.8万 | 76.5% |
・ゴルフヴァリアント

年式 | グレード | 走行距離 | 車両価格 | 中古/新車 |
2018 | TSI ハイライン | 3.5万km | 229.0万 | 64.3% |
2017 | TSI ハイライン | 2.4万km | 229.0万 | 64.3% |
レヴォーグの値落ちがかなり渋いのに対して、ゴルフのほうが値落ちが大きく、中古価格が逆転していてレヴォーグのほうが高くなっています。
新車で買った場合、レヴォーグは高リセールが期待できるのに対して、ゴルフヴァリアントは値落ちが大きい、ということが予想できます。
なので、ゴルフヴァリアントを購入する場合、中古を見てみるのもアリだと思います。
レヴォーグとゴルフヴァリアントの比較まとめ
長くなってしまったがまとめましょう
レヴォーグ:雪道など悪天候の走行に優れる。安全性もトップクラス。実用性重視ならばこちら。新車で買うときのコスパも良い。新型になって上質な走りも手に入れた。
ゴルフヴァリアント:適度なサイズ感と運転しやすさで、市街地の取り回しは抜群。ラゲッジ容量も広いが後席は狭い。購入するなら中古がお得。
・・・というところでしょうか。
私なら、全天候型の万能性と後席の広さ、安全性の高さからレヴォーグ推しですが、ゴルフヴァリアントの市街地走行のポテンシャルの高さは捨てがたく、中古ならゴルフヴァリアントを検討してみるのもアリと思います。
レヴォーグは新型になり、高級感や快適性がグンと向上しています。
旧型のスポーティなイメージが強い方は、一度試乗にいってみたらいかがでしょうか。イメージ変わると思いますよ。