ノートパソコンを購入すると、セキュリティソフトが1カ月期間限定などで、あらかじめインストールされていることが多いです。
私がLenovo IdeaPad Slim 550を購入したときは、McAfee(マカフィー)が1カ月限定であらかじめインストールされていました。
これが少し厄介で、無料期間をすぎると、パソコンに警告を表示するようになるんですよね・・・
私は本業がSEなので、こういったときに、仕事とは関係なく「更新したほうがいいの?」とか、「何かセキュリティソフト買ったほうがよい?」など聞かれることが多いです。
(会社用のパソコンには企業で何らかのセキュリティソフトを入れていることがほとんどなので、逆に仕事で聞かれることはまずないです)
私は「セキュリティソフトを別途購入する必要があるか?」と聞かれたとき、「今はMicrosoft DefenderというWindows標準のセキュリティ機能があるので追加での購入は不要ですよ」と答えています。
…とはいっても、正確なデータを把握していたわけではなかったので、今回最新のデータを調べましたので紹介します。
第三者機関のセキュリティソフトテスト結果
上記は、AV Comparativesという、セキュリティソフトをテストおよび評価する独立した第三者機関がテストした結果になります。
このテストデータは公表されており、だれでも参照することができます。(英語ですが)
上記は2022年のデータです。

評価対象は上記のソフトとなり、馴染みのある製品もいくつかならんでいます。
また、冒頭で触れたWindows標準のMicrosoft Defenderも含まれています。
表の見方ですが、評価項目で重要なのは以下です。
Blocked | 検出率 |
---|---|
Compromised | 感染率 |
False Positives | 誤検知 |
例えばMicrosoft Defenderの検出率は99%(718分の7)、誤検知率はゼロでした。
トップまではいかないまでも、標準搭載のMicrosoft Defenderは、実は相当優秀であることが分かります。
上記は、テスト結果による評価結果ですが、Microsoft Defenderは★2つの評価の中に入っており、有料のMcAfeeやTrend Microよりも評価は高いです。
これを見ると、有料のMcAfeeなどを購入する必要性が、実はないことが分かりますね・・・
どうしても別途セキュリティソフトを入れたいのであれば、★3つ評価で無料の、Avast無料アンチウィルスを導入すればよいと思います。

アバストは、有料の機能追加版もあるのですが、無料版で十分なセキュリティ機能があります。
セキュリティソフトのポイント。個人向けで有料のソフトを購入する意味はない
- Windows標準のMicrosoft Defenderで十分
- 無料のAvastも性能はトップレベル
- 個人使用で有料のソフトを購入する必要がない
- 期限の切れた有料ソフトは即刻アンインストールして無効化する
調べた結果としては上記です。
現時点ではWindows標準のMicrosoft Defenderと無料のAvastが優秀すぎるので、有料のソフトを購入する必要がないですね。
Windows標準セキュリティ機能のMicrosoft Defenderの設定
Microsoft Defenderの設定は、デフォルトで大体は有効になっています。
設定の確認ですが、設定画面からWindows セキュリティを選択することで確認できます。


すると上記なのような画面が出るので、上記すべてを確認し、緑色のチェックマークになっていればOKです。

緑色のチェックがついていないものは、クリックすれば上記のようなオン・オフの選択ができる画面になるので、オンにすればOKです。
あと、最初はOneDrive同期をオンにしないと警告が出るようになっていましたが、私はOneDriveを使っていないので、それは無視する、にしました。

私のパソコンだと、ウイルスの防止と対策のなかで、ランサムウェアの防止がデフォルトでオフになっていたので、これはオンに変更しました。
なぜ購入したノートパソコンに有料の期間限定セキュリティソフトが入っているのか?
私が購入したLenovo IdeaPad Slim 550 にも、1カ月限定のMcAfeeがインストールされていました。
なぜWindows標準のMicrosoft Defenderが優秀なのに、わざわざ期間限定の有料ソフトが入っているのか?
パソコンメーカーは、有料の期間限定セキュリティソフトをあらかじめインストールした状態で出荷することで、マージンをセキュリティソフト会社から受け取っているようです。
確かに、その手法であれば
- パソコンメーカーはパソコンの価格を下げられる
- セキュリティソフトメーカーは更新してもらえれば儲かる
となるので、パソコンメーカーとセキュリティソフト会社はお互い儲かるんでしょう・・・
一応、我々ユーザーのほうも、パソコンが少し安く購入できるというメリットはあるかな?まあどれだけ安くなっているかは分かりませんが・・・
ということで、繰り返しにはなりますが
セキュリティソフトはWindows標準のMicrosoft Defenderで十分
なので、期間限定のセキュリティソフトはさっさとアンインストールして、Microsoft Defenderの設定をよく見直すようにしてください。
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