レノボのThinkPadは、IBMがもともと製造・販売していた、高耐久性・キーボードの打ちやすさが売りの有名なノートパソコンです。
ThinkPadの中でも、新しいデザインのZシリーズが新発売となりました。
発売されたのは13インチのZ13と、16インチのZ16です。
新製品(Z13)は以下の点、とても魅力的になっています。
- Intel第12世代CPUを搭載
- 重量1.19kg~と軽量
- デザインが新しくなった
ThinkPadというと、よくも悪くもビジネス的な、真っ黒なボディが印象的ですが、Zシリーズはデザインが新しくなっており、プライベート用途でも受け入れやすくなっていると感じます。

レノボのThinkPadは、レノボのノートパソコンでも、最も力を入れて開発している機種です。
黒い本体と、キーボード真ん中に用意されている赤のトラックポイントが大きな特徴です。
デザインは男性向けでいかにもビジネス用、という感じですがこのZシリーズはデザインもモダンになっている印象を受けます。

ThinkPadの研究開発は、日本の大和研究所にて行われており、品質を確保しています。
レノボは中国企業なので、品質が不安という声もよく見ますが、研究開発は日本で行ってますし、実際にレノボからパソコン2台買いましたが品質にも問題ないので、そこまで気にすることはないかなと思います。
なんで研究所が日本の大和?と思ったのですが、ThinkPadを開発したのは、日本IBMで日本人みたいですね。
そのときから大和研究所で開発がされていたので、それが継続されているようですね。
個人的に、ThinkPadは、プログラミングをするのにもっともお勧めできる機種であると思います。
私はプログラミングもすることのあるSEですが、仕事用マシンを選べるならば、真っ先に候補にしたい機種です。
Z13ならば
- 性能良し
- キーボードが打ちやすい
- 16:10の見やすいディスプレイ
- 1.19kgと軽量
と、持ち運んでプログラミングするには申し分のないスペックです。
プログラミングのためにノートパソコンを探している方は、ぜひ検討候補にいれてみましょう。
レノボ ThinkPad Z13 Gen1製品紹介
2022年6月に新発売されたモデルを紹介します。
Lenovo ThinkPad Z13 Gen1
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スペック
初期導入済OS* | Windows 11 Pro 64bit その他のエディション選択可能 |
プロセッサー* | AMD Ryzen™ 7 PRO 6860Z モバイル・プロセッサー AMD Ryzen™ 5 PRO 6650U モバイル・プロセッサー |
セキュリティ・チップ(TPM) | あり |
その他のセキュリティ機能 | パワーオン パスワード、スーパーバイザー パスワード、システム マネジメント パスワード、ハードディスク パスワード(NVMe パスワード) |
メモリー* | オンボード: 16GB/32GB |
メモリースロット数 | 0 |
ストレージ* | 512GB/1TB SSD |
光学ドライブ | なし |
ビデオ・チップ | APU内蔵 |
ディスプレイ* | 13.3型 WQXGA OLED (有機 EL ディスプレイ)液晶 (2880 x 1800) 、マルチタッチ対応(10点)、ブルーライト軽減 LED バックライト付 13.3型 WUXGA IPS液晶 (1920 x 1200)、マルチタッチ対応(10点)、100% sRGB、ブルーライト軽減 LED バックライト付 13.3型 WUXGA IPS液晶 (1920 x 1200)、100% sRGB、光沢なし、ブルーライト軽減 |
インターフェース | USB 4 (Thunderbolt4 対応) x 2 マイクロフォン・ヘッドフォンコンボジャック |
ワイヤレスWAN* | 対応予定(LTE 4G ) |
ワイヤレスLAN**** | Wi-Fi 6E対応 (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) |
Bluetooth | v5.2 |
イーサネット | なし |
オーディオ機能 | Dolby Audio™, Dolby Voice, 2mic+2スピーカー |
カメラ* | インカメラ: FHD 1080p RGB+IR Hybrid Webカメラ、電子式プライバシーシャッター) FHD 1080p カメラ、IRカメラ、電子式プライバシーシャッター) |
カードスロット | なし |
キーボード | フルサイズ・日本語キーボード (6列)、87キー (Fnキー、PgUpキー、PgDnキー、Windowsキー、指紋認証キー)、JIS配列、TrackPoint、ThinkPadクリックパッド |
指紋センサー | あり |
ポインティング・デバイス | TrackPoint+ThinkPadクリックパッド |
本体寸法(幅×奥行き×高さ)** | 約 294.4 x 199.6 x 13.99mm |
本体質量** | 約 1.19kg~ |
バッテリー | 固定式 3セル リチウムイオンポリマーバッテリー 51.5Whr |
バッテリー駆動時間(JEITA2.0に基づく計測)*** | 最大 約22.8時間 |
天板素材/カラー | アルミニウム/アークティックグレー アルミニウム/ブロンズ (ブラックビーガンレザー付) |
CPUは最新AMD Ryzen 6000番台で性能は十分、重量が1.19kgと比較的軽量です。
- 16:10の縦長13インチディスプレイ、sRGB100%
- 1.19kgと軽量
- 定評のある打ちやすいキーボード
- 米軍調達基準に準拠した高い耐久性
- バッテリー持続時間最大22.8時間
と、モバイルノートパソコンとしては性能は十分と言えます。
新しいデザイン

ボディがアークティックグレーとブロンズの2色展開で、今までの真っ黒なボディをアイデンティティとしてきたThinkPadからすると、攻めたデザインと言えます。
私は好印象でした。このデザインなら家庭用としても受け入れやすいと思います。
ディスプレイ

最小構成でも、WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS、光沢なし、sRGB100%という、事務作業に最適で画像編集にも向くディスプレイになります。
また、カスタマイズで、タッチパネルを選択することも可能です。
CPU性能・処理速度
CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。
※最新のIntel第12世代CPUが登場し始めてますが、サンプルが少ないので約〜という表現にしています。
CPU | PassMarkスコア |
Ryzen 7 6850U | 24322 |
Core i7-1280P(最新第12世代) | 約23000 |
Ryzen 7 5800U | 18704 |
Ryzen 5 6650U | 18482 |
Ryzen 7 5825U | 17572 |
Core i7-1260P(最新第12世代) | 約18000~20000 |
Core i7-1240P(最新第12世代) | 約17000 |
Core i5-1235U(最新第12世代) | 15759 |
Ryzen 7 5700U | 15747 |
Ryzen 5 5600U | 15000 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Ryzen 5 5500U | 13348 |
Core i7-1195G7 | 11835 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1155G7 | 10448 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5425U | 10000 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Core i3-1115G4 | 6610 |
Core i3-1005G1(旧世代) | 5403 |
Intel Celeron N4120 | 2510 |
目安としてはCorei3-1115G4のスコア6610程度あれば、テレワークなど日常用途では十分で快適です。
ブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、Ryzen3 5300Uのスコア10000以上あると、重作業でも十分快適に使えます。
ThinkPad Z13は、最小構成でもAMD Ryzen 5 6650Uで、スコアは最新12世代Intel Core i7と同等程度のスコアで性能は十二分でしょう。
また、AMD Ryzenはグラフィックス性能も大幅に強化されており、軽めのゲームくらいであれば、普通に動作します。
ガチゲーマーには向きませんが、私みたいに、スキマ時間で少しゲームもやりたい、という方には十分許容範囲内ではないでしょうか。
キーボード
レノボのThinkPadは、キーボードタッチが抜群に良いことで有名です。

私もPCレビューでThinkPad X1 CarbonとX13を触ったことがありますが、とても打ちやすいキーボードでした。
Z13のキーボードは未知数ですが、同じ13インチのX13でもとても打ちやすかったのでおそらく問題はないでしょう。
インターフェイス類

- 1. マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
- 2. 電源ボタン
- 3. USB 4 Type-C

- 4. USB 4 Type-C
インターフェイスはかなり割り切っており、USB Type-Cが左右に1つずつのみ、となります。
個人的に、USB Type-Aはもう不要かなと思いますが、HDMIがないのはビジネス用途としては少し不便かもしれません。
ThinkPad Z16 製品紹介
16インチのZ16についても紹介します。
Lenovo ThinkPad Z16 Gen1
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スペック
初期導入済OS* | Windows 11 Pro 64bit その他のエディション選択可能 |
プロセッサー* | AMD Ryzen™ 9 PRO 6950H モバイル・プロセッサー AMD Ryzen™ 7 PRO 6850H モバイル・プロセッサー AMD Ryzen™ 5 PRO 6650H モバイル・プロセッサー |
セキュリティ・チップ(TPM) | あり |
その他のセキュリティ機能 | パワーオン パスワード、スーパーバイザー パスワード、システム マネジメント パスワード、ハードディスク パスワード(NVMe パスワード)、セキュリティ キーホール |
メモリー* | オンボード: 16GB/32GB |
メモリースロット数 | 0 |
ストレージ* | 512GB/1TB SSD |
光学ドライブ | なし |
ビデオ・チップ | AMD Radeon™ RX 6500M 4GB GDDR6 APU内蔵 |
ディスプレイ* | 16.0型 WQUXGA OLED (有機 EL ディスプレイ)液晶 (3840 x 2400) 、マルチタッチ対応(10点)、ブルーライト軽減 LED バックライト付 16.0型 WUXGA IPS液晶 (1920 x 1200)、マルチタッチ対応(10点)、100% sRGB、ブルーライト軽減 LED バックライト付 16.0型 WUXGA IPS液晶 (1920 x 1200)、100% sRGB、光沢なし、ブルーライト軽減 |
インターフェース | USB 4 x2 USB 3.2 Gen 2 x1 マイクロフォン・ヘッドフォンコンボジャック |
ワイヤレスWAN* | 対応予定(LTE 4G ) |
ワイヤレスLAN**** | Wi-Fi 6E対応 (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) |
Bluetooth | v5.2 |
イーサネット | なし |
オーディオ機能 | Dolby Audio™, Dolby Voice, 2mic+2スピーカー |
カメラ* | インカメラ: FHD 1080p RGB+IR Hybrid Webカメラ、電子式プライバシーシャッター) FHD 1080p カメラ、IRカメラ、電子式プライバシーシャッター) |
カードスロット | SDカードリーダー |
キーボード | フルサイズ・日本語キーボード (6列)、87キー (Fnキー、PgUpキー、PgDnキー、Windowsキー、指紋認証キー)、JIS配列、TrackPoint、ThinkPadクリックパッド |
指紋センサー | あり |
ポインティング・デバイス | TrackPoint+ThinkPadクリックパッド |
本体寸法(幅×奥行き×高さ)** | 約 354.4 x 237.4 x 15.8 mm |
本体質量** | 約 1.81kg~ |
バッテリー | 固定式 4セル リチウムイオンポリマーバッテリー 72Whr |
バッテリー駆動時間(JEITA2.0に基づく計測)*** | 最大 約25.9時間 |
天板素材/カラー | アルミニウム/アークティックグレー |
こちらもスペックはZ13と似ていますが、CPUがAMD Ryzen 9 6950Hなど、より高性能なCPUを選択できます。
持ち運ばず据え置き用のノートパソコンが欲しいということであればこちらもよいと思います。

こちらも、デザインがThinkPadらしからぬ攻めたデザインで、デザインがちょっと、という方には特におすすめできると思います。
ThinkPad Zシリーズはデザインが新しくなり魅力が増しました
ThinkPad Zシリーズは、デザインが新しくなり、魅力度が増しました。

価格はZ13で21.5万~とまだ高いですが、発売後時間がたてば、割引設定されて値段も安くなってくると思います。
安くなってきたらとても魅力的な1台です。
Lenovo直販サイト(Z13)
Lenovo直販サイト(Z16)