2023年8月26日更新
レノボより、コスパの良いモバイルノートパソコン
ThinkBook 13x Gen2
が、2023年3月発売されました。
スペックや価格が、モバイルノートパソコンとして非常に優秀で
- CPU:第12世代Core i5-1235U
- メモリ:16GB
- SSD:512GB
- ディスプレイ:13.3インチ WQXGA液晶 (2560 x 1600) IPS, 光沢なし, 100%sRGB, 輝度400nit
- 重量:1.2kg
- 薄さ:12.9mm
- 価格:9万円弱(セール)
と、ほぼ文句のないスペックでありながら約9万円と、素晴らしいコスパです。
これはコスパ最強モバイルノートパソコンとして大人気になったHP Pavilion Aero 13-beのライバルとなれるか!?という機種です。
同じく13インチでコスパの良い機種であるHP Pavilion Aero 13-beと比較してみます。
レノボ ThinkBook 13x Gen2 製品紹介
スペック
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | インテル® Core™ i5-1235U |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe |
液晶 | 13.3″ WQXGA液晶 (2560 x 1600) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 400 nit, LEDバックライト, ブルーライト軽減パネル |
重量 | 1.2kg |
サイズ | 約 296x209x12.9mm |
バッテリー | 56Whr 最大20.3時間 |
価格 | 9万円前後(時期により変動) |
2023年3月に新発売された機種です。
Intel Core i5、メモリ16GB、SSD512GBと十分なスペックで、ディスプレも解像度2K、100%sRGB、輝度400nitと素晴らしいスペックです。
重量は1.2kgとなかなか軽量で、価格は8万円台~と、かなりのコスパです。
2023年8月現在、8万円台まで値下げされ、かなり安いといえます。
個人的には、キーボードの配置が綺麗で打ちやすいのが高評価ポイントでした。

実機レビューを書いているので参考にしてみてください。

価格について
Intel Core i5-1235U、メモリ16GB、SSD512GBのスペックが8.77万で購入できます。
ディスプレイの品質もよく、コスパがとても素晴らしいです。
CPU性能・処理速度
ノートパソコンに搭載されている主要CPUのベンチマークとなる、PassMarkというスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Core i7-13700H | 30030 |
Core i7-12700H | 27020 |
Core i5-13500H | 23554 |
Ryzen 7 6800H | 23797 |
Ryzen 7 7735U | 21082 |
Core i7-1360P | 20813 |
Ryzen 7 6800U | 20727 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Ryzen 7 5800U | 18837 |
Ryzen 7 5825U | 18386 |
Core i5-1340P | 17878 |
Core i5-1335U | 17352 |
Core i7-1260P | 17203 |
Core i5-1240P | 17345 |
Ryzen 5 7535U | 17123 |
Ryzen 5 7530U | 16509 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Core i3-1315U | 13755 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Ryzen 5 7520U | 9789 |
Ryzen 3 7320U | 9262 |
Core i3-1115G4 | 6610 |
Intel N100 | 5657 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、スコア10000以上あると、十分快適に使えます。
めやすとしてはCore i5-1135G7程度のスコアです。
2023年はIntel13世代が登場し、性能は若干、Intelが優勢ですが大差はなく、コスパならAMDのほうが良いので、Intel・AMD好みで選べばよい状況です。
Core i5-1235Uは、最新第13世代と比較すると少し劣りますが、実用上まったく問題ない性能があります。
インターフェイス

インターフェイスが、ちょっと少ないのが気を付けておきたいポイントです。
12.9mmという薄さを実現するために、USB Type-AやHDMIは落としているというインターフェイスです。
Thunderbolt4が2ポートあるので、実用上はそこまで困らないと思いますが、マウスやキーボードはBluetooth接続が必要になります。
あと必要であれば、私が購入して使っているType-Cハブを使うと良いのではと思います。
Anker PowerExpand+ 7-in-1

重量とバッテリー容量

重量は1.2kgとモバイルノートパソコンとしては及第点、バッテリー容量が56Whrで最大20.3時間と比較的大容量バッテリーを搭載しています。
軽さを突き詰めるよりは、バッテリー容量と重量のバランスをとったスペックになっています。
電源を接続しないで使う時間が長い方向けです。
ThinkBookシリーズの特徴
ThinkBookは 、IdeaPad Slimシリーズとスペックが似ているので、何が特徴なのか、というのをレノボ公式サイトの紹介で確認しました。
ThinkBookシリーズは、優れた柔軟性により、ビジネスの生産性をさらに拡大することができます。デュアルファン放熱技術を採用し、システムのパフォーマンスと稼働率を最大化するとともに、容易に拡張が可能で、ビジネスの成長に合わせてアップグレードや再構成を行うことができます。Webカメラに装備されたプライバシーシャッターや指紋センサーを統合した電源ボタンなど、堅牢なセキュリティ機能により、ビジネスデータとプライバシーを保護します。
最新のインテル® Core™またはAMD Ryzen™プロセッサーを搭載し、Windows 11をプリインストールしたThinkBookシリーズには、 Dolby Audio™、スマートノイズキャンセリング、メモを取るAI Meeting Managerなどの機能が搭載されています。
プレミアサポートにアップグレードすれば、専門スキルと豊富な経験を持つハイレベルな専任エージェントが 24 時間 365 日対応でお客様をサポート。お客様のビジネスだけではなく、あらゆる場面におけるデバイスパフォーマンスを向上させる信頼のサービスが受けられます。
• 24 時間 365日対応プレミアコールセンター
• ハイレベルな専任エージェント
• テクニカル アカウントマネージャー
• 部品の優先手配
上記を簡単にまとめると
- セキュリティ
- Web会議
- プレミアサポート
このあたりを推しているので、ビジネス用途としての購入を想定しているということが伺えます。
ただ個人で買えないということもなく、普通に法人向けでなくても購入できます。
HP Pavilion Aero 13-be 製品紹介
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen 5 7535U,Ryzen 7 7735U |
メモリ | 8GB~16GB |
ストレージ | SSD 256GB~512GB |
液晶 | 13.3インチワイド・WUXGA非光沢・IPSディスプレイ(1920×1200)輝度400nit、色域100% sRGB |
重量 | 957g |
サイズ | 298×209×16.9mm |
バッテリー | 最大11時間(44Whr) |
価格 | 10万円台~(セール時8万円台~) |
957gという重量も素晴らしいですし、性能も良いです。
HP Pavilion Aero 13-be は、価格が安いだけでなく、ディスプレイやCPU性能も、素晴らしいです。
- CPUは最新のAMD Ryzen 7 7735U
- 画面比率16:10、輝度400nit、sRGB100%のディスプレイ
当機種は、通常10万円台~ですが、セールで8万円台~になっていることが多く、購入するならば週末セール、もしくはタイムセールでの購入をおすすめします。
レビュー記事を書いていますので参考にしてみてください。

ディスプレイ

ディスプレイが、一般的なフルFDの1920×1080(16:9)ではなく、1920×1200(16:10)と、縦幅が少し広くなっています。
これにより、縦幅が少し広く、Web閲覧がしやすくなっています。
また、輝度400nit、色域100% sRGBというのも、ディスプレイとしては申し分のない性能です。
CPU性能・処理速度
CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Core i7-13700H | 30030 |
Core i7-12700H | 27020 |
Core i5-13500H | 23554 |
Ryzen 7 6800H | 23797 |
Ryzen 7 7735U | 21082 |
Core i7-1360P | 20813 |
Ryzen 7 6800U | 20727 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Ryzen 7 5800U | 18837 |
Ryzen 7 5825U | 18386 |
Core i5-1340P | 17878 |
Core i5-1335U | 17352 |
Core i7-1260P | 17203 |
Core i5-1240P | 17345 |
Ryzen 5 7535U | 17123 |
Ryzen 5 7530U | 16509 |
Ryzen 5 5600U | 15000 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Core i3-1315U | 13755 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 7 7735Uのスコアは極めて高く、普段用途で快適なのは勿論で、動画編集もこなせるくらいの性能があります。
インターフェイス

左側面のインターフェイスは、奥から順番に
- HDMI
- USB 3.2 Gen 1 Type-A
- USB Type-C(USB Power Delivery、DisplayPort™ 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)
- イヤホンジャック
となります。

右側面のインターフェイスが、奥から順番に
- 電源ジャック
- USB 3.2 Gen 1 Type-A
となります。
Type-Cが1つのみは少し残念ですが、HDMIもありますしインターフェイスに不足を感じることはないと思います。
また、HP ENVYだと、本体が薄すぎるため、USB Type-Aを差し込むときに少し苦労する、というのがあったのですが、HP Pavilion Aeroはそういったことはなく差し込みやすい薄さをギリギリキープしているので使いやすかったです。
キーボード

キーピッチは横18.7mm、縦18.4mmです。
HP Pavilion Aero 13-beは、キーボードの配置がやや特殊で、右端にpg upやpg dnなどのキーが配置されており、ENTERキーが右端にない配列となっています。
私がブログで使っているHP ENVY x360 13-ayもこの配置で、最初の1週間は、ENTERを押そうとしてpg dnを押してしまうなどミスタイプすることがありましたが、1週間もすれば慣れました。
また、この配置に慣れたからと言って、本業で使っているノートパソコンのオーソドックスな配列に戸惑うかというとそうでもなく、指が覚えているのか普通に使い分けできているので、1週間くらい慣れる時間が取れるのなら、そこまで気にすることはないと思います。
ThinkBook 13x Gen2とHP Pavilion Aero比較

ThinkBook 13x Gen2と、長らくモバイルノートパソコンコスパ最良機種として君臨してきた、HP Pavilion Aero 13-beの2機種を比較してみます。
比較項目 | HP Pavilion Aero | ThinkBook 13x |
CPU | Ryzen7735U | Core i5-1235U |
PassMarkスコア | ◎(21082) | 〇(13865) |
メモリ | 〇(16GB) | 〇(16GB) |
ディスプレイ | 〇(IPS) | 〇(IPS) |
サイズ | 13.3インチ | 13.3インチ |
アスペクト比 | 〇(16:10) | ◎(16:10) |
解像度 | 〇(1920 x 1200) | ◎(2560×1600) |
輝度 | ◎(400nit) | ◎(400nit) |
色域 | ◎(100%sRGB) | 100%sRGB |
ボディ質感 | 〇 | 〇 |
キーボード | △(クセあり) | 〇 |
重量 | ◎(957g) | 〇(1.2kg) |
USB-A | 〇(2) | × |
USB-C | 〇(1) | 〇(Thunderbolt4) |
USB-C充電 | 〇 | 〇 |
USB-C映像出力 | 〇 | 〇 |
Thunderbolt/USB4 | × | 〇(2) |
HDMI | 〇 | × |
Webカメラ | 720p | 720p |
プライバシーシャッター | × | 〇 |
バッテリー | △(44Whr) | 〇(56.5Whr) |
指紋認証 | 〇 | 〇 |
その他 | – | – |
価格 | 10.98万(セール) | 8.77万(セール) |
価格はThinkBookが有利
ThinkBookは、Intel Core i5-1235U、メモリ16GB、SSD512GBのスペックが8.77万で購入できます。
HP Pavilion Aeroでメモリ16GBモデルを選ぶと、セール約10万円となるので、コスパはThinkBookのほうが良いと言えます。
いや~とうとう、HP Pavilion Aeroよりもコスパが良いと言えるモバイルノートパソコンが登場してきたな、と感じます。
性能はHP Pavilion Aeroが有利

ThinkBook 13sは、Intel Core i5-1235Uという第12世代の省電力性能重視CPUを搭載しています。
対してHP Pavilion Aeroは、Ryzen 5 7535U, Ryzen 7 7735Uを搭載しており、性能はHP Pavilion Aero のほうがよいと言えます。
重量はHP Pavilion Aeroが軽いがバッテリー容量はThinkBookのほうが良い

重量はHP Pavilion Aeroが1kgを切った重量となっており軽いです。
ただHP Pavilion Aeroはバッテリー容量が少なく、バッテリーを重視するならThinkBookのほうが良いと思います。
キーボードはThinkBookがよい
HP Pavilion Aeroは、キーの配置が特殊で、Enterやバックスペースキーが右端になく、慣れるのに少し時間がかかると思います。

ThinkBook 13xは、実機を触ってみると思った以上にキーボードが優秀で、とてもきれいなキー配置をしています。
キーピッチも十分、ENTERキーも大きいので打ちやすいです。
またタッチパッドの操作感触も良好でした。

ThinkBook 13x Gen2 とHP Pavilion Aeroの比較まとめ
比較結果をまとめますと
- コスパならThinkBook 13x
- 軽さ重視ならHP Pavilion Aero 13-be
- 性能は新型HP Pavilion Aero 13-beが有利
- バッテリー容量重視ならThinkBook 13x
- キーボードはThinkBook 13xが良い
となります。
どちらがよいかは、価格次第というのも大きいですかね。
軽さならHP Pavilion Aero 13-beですが、コスパならThinkBook 13xですかね。
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen 5 7535U,Ryzen 7 7735U |
メモリ | 8GB~16GB |
ストレージ | SSD 256GB~512GB |
液晶 | 13.3インチワイド・WUXGA非光沢・IPSディスプレイ(1920×1200)輝度400nit、色域100% sRGB |
重量 | 957g |
サイズ | 298×209×16.9mm |
バッテリー | 最大11時間(44Whr) |
価格 | 10万円台~(セール時8万円台~) |
HP Pavilion Aeroは実機レビューを書いているので参考にしてみてください。

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