スバル中古車は、どの車種、年式を選ぶのがおすすめか?
スバリストとして、スバル車を中古で3台購入(うち1台は、最近新型アウトバックを購入)しており、中古車を頻繁にチェックしていたので、その経験よりおススメ車種・年式を紹介します。
スバルの車種一覧
まずはスバルの車種について紹介します。
レヴォーグ

レヴォーグは、2014年に、レガシィツーリングワゴンの後継として登場したツーリングワゴンです。
スペックは以下の通りです。
スペック | 新型レヴォーグ1.8 | 新型レヴォーグ2.4 |
価格 | 409.2万 (STI Sport EX) |
482.9万 (STI Sport R EX) |
駆動方式 | AWD(ACT-4) | AWD(VTD-AWD) |
全長×全幅×全高 | 4755×1795×1500 | 4755×1795×1500 |
車重 | 1580kg | 1630kg |
最小回転半径 | 5.5m | 5.5m |
エンジン | 1.8Lターボ | 2.4Lターボ |
排気量 | 1795cc | 2387cc |
最高出力 | 177ps/ 5200-5600rpm |
275ps/ 5600pm |
最大トルク | 300Nm/ 1600-3600rpm |
375Nm/ 2000-4800rpm |
JC08モード燃費 | 16.5km/L | – |
WLTCモード燃費 | 13.6km/L | 11.0km/L |
使用燃料 | レギュラー | ハイオク |
エンジンとして1.8ガソリンターボ、2.4ガソリンターボがラインナップされています。
現行レヴォーグ(VN型)は2020年10月に発売され、とにかく自動車メディアや車好きユーザーの注目度はすさまじいものがありました。
自動車メディアが公開するYouTube動画の再生回数もすごく伸びていましたし、私のブログサイトでも、レヴォーグの記事は最もPV数を稼いでくれるありがたい存在です(^^;
その出来映えが高く評価され、2020年のカーオブザイヤーを受賞、また第三者安全性能評価基準であるJINCAPの2020年大賞にも選ばれています。
ニーズと予算が合うならば、現行スバル車としてもっともお勧めの車種でもあります。
フォレスター

レヴォーグと並んで人気のある車種です。
街中で見かける割合はフォレスターのほうが多いように感じられ、人気の高さが伺えます。
フォレスターのスペック紹介をします。
スペック | e-BOXER | 1.8ターボ |
---|---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 4625×1815×1715 | 4625×1815×1715 |
ホイールベース(mm) | 2,670 | 2,670 |
車両重量(kg) | 1620~1640 | 1570 |
最小回転半径 | 5.4m | 5.4m |
ラゲッジ容量 | 509リッター | 520リッター |
エンジン | 2リッタNA + モーター | 1.8リッターターボ |
最高出力 | 145ps/6,000rpm | 177ps/5,200-5,600rpm |
モーター出力 | 13.6ps | – |
最大トルク | 188Nm/4,000rpm | 300Nm/1,600-3,600rpm |
モータートルク | 65Nm | – |
トランスミッション | リアトロニック(CVT) | |
駆動方式 | AWD | |
燃費(WLTC) | 14.0km/L | 13.6km/L |
燃費(市街地) | 11.2km/L | 10.3km/L |
燃費(郊外) | 14.2km/L | 14.3km/L |
燃費(高速道路) | 16.0km/L | 15.2km/L |
燃料タンク容量 | 48リッター | 63リッター |
乗車定員 | 5名 |
- ハイブリッドのe-BOXER
- 1.8ガソリンターボ
上記2つのグレードがあります。
ハイブリッドのe-BOXERと言えど、燃費はそこまででもなく1.8ガソリンターボと大差はありませんでした。
レガシィアウトバック

スバルのフラッグシップで、日本では最もサイズの大きい車種です。またベースの価格も高く、414.7万~となっています。
スペックは以下の通りです。
スペック | アウトバック |
---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 4870×1875×1670 |
ホイールベース(mm) | 2,745 |
車両重量(kg) | 1680〜1690 |
エンジン | 1.8リッターターボ |
最高出力 | 177ps/5,200-5,600rpm |
最大トルク | 300Nm/1,600-3,600rpm |
トランスミッション | リアトロニック(CVT) |
駆動方式 | AWD |
燃費(WLTC) | 13.0km/L |
燃費(市街地) | 9.6km/L |
燃費(郊外) | 13.7km/L |
燃費(高速道路) | 14.7km/L |
乗車定員 | 5名 |
アウトバックは現状1.8ガソリンターボのみです。
そのため新型レヴォーグにスペックが似ていますが、ボディサイズはアウトバックが一回り大きいです。
車両重量があるのでパワー感はどうかな?と思ったのですが、試乗した限りでは十分に速かったので、ほとんどの方は不足を感じることはないと思います。
2021年10月に新型に切り替わり、私が中古で購入したのもこの新型になります。

クロストレック(旧名称:XV)

フォレスターよりも一回り小さいサイズのSUVとなります。
2023年に新型が発売され、アメリカに合わせてクロストレックという名称に変わりました。旧名称はXVです。
新旧スペックを比較紹介します。
スペック | 新型クロストレック | 旧型XV |
---|---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 4480×1800×1575 | 4485×1800×1550 |
ホイールベース(mm) | 2,670 | 2,670 |
最小回転半径 | 5.4m | 5.4m |
車両重量(kg) | 1540~1580 | 1530~1550 |
エンジン | 2.0L DOHC 直噴 + モーター | 2.0L DOHC 直噴 + モーター |
最高出力[ネット] [kW(PS)/rpm] |
107(145)/6000 | 107(145)/6000 |
最大トルク[ネット] [N・m(kgf・m)/rpm] |
188(19.2)/4000 | 188(19.2)/4000 |
最高出力[kW(PS)] | 10(13.6) | 10(13.6) |
最大トルク[N・m(kgf・m)] | 65(6.6) | 65(6.6) |
トランスミッション | リアトロニック(CVT) | リアトロニック(CVT) |
駆動方式 | FF・AWD | AWD |
燃費(WLTC)(km/L) | 16.4(FF)、15.8(AWD) | 15.0 |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
こうしてみると、新旧のスペックにそこまで違いはないかな?と思います。
特にエンジンとモーターのスペックは変わってないですね。
その代わり燃費は少し改善されており、今回は燃費改善を狙ったのかなと思います。
スバルの場合、年次改良でエンジンラインナップ追加なども期待できるので、今の2リッターe-BOXER以外にもエンジンが追加されることを期待したいと思います。
インプレッサ

スバルのエントリーグレードとなる車種です。
エントリーグレードといえど、車の作りこみは素晴らしく、かつそれなりにサイズも大きいので、3人家族くらいであれば十分にこの大きさでも問題ないと思います。
このインプレッサ、2023年3月に新型発売が予定されています。
参考までに現行型のスペックを紹介します。
スペック | 2.0ガソリン | e-BOXER |
---|---|---|
全長×全幅×全高 | 4475×1775×1480mm | 4475×1775×1515mm |
ホイールベース | 2,670mm | |
最小回転半径 | 5.3m | 5.4m |
車両重量(kg) | 1320〜1350 | 1530~1550 |
エンジン | 2.0L DOHC 直噴 | 2.0L DOHC 直噴 + モーター |
最高出力 | 154ps/6,000rpm | 145ps/6,000rpm |
最大トルク | 20.0Nm/4,000rpm | 19.2Nm/4,000rpm |
最高出力(モーター) | – | 13.6ps |
最大トルク(モーター) | – | 6.6Nm |
トランスミッション | リアトロニック(CVT) | |
燃費(WLTC) | 14.0km/L(FF) | 15.2km/L |
タンク容量 | 50L | 48L |
トランク容量 | 385L | 340L |
乗車定員 | 5名 |
新型クロストレックは、2.0のe-BOXERのみになったので、新型インプレッサもそうなる可能性が高いです。
WRX S4

スバルのスポーツセダンです。
レヴォーグにも搭載されている2.4ガソリンターボエンジンのみラインナップとなっており、完全にスポーツ走行を楽しみたい方向けの車種です。
用途が限定されるので、今回おすすめからは除きますが、スポーツセダンが好きであればぜひ検討してみてください。
スペック | 新型WRXS4 |
価格 | 482.9万(STI Sport R EX) |
駆動方式 | AWD |
全長×全幅×全高 | 4670×1825×1465 |
室内幅 | 1515mm |
車重 | 1590kg |
最小回転半径 | 5.6m |
エンジン | 2.4Lターボ |
排気量 | 2387cc |
最高出力 | 275ps/5600rpm |
最大トルク | 375Nm/ 2000-4800rpm |
WLTCモード燃費 | 10.8km/L |
使用燃料 | ハイオク |
BRZ(トヨタ86)

トヨタとの共同開発車種となるスポーツカーです。
共同開発なので純粋なスバル車ではないのですが、このラインナップにものせます。
BRZのスペックは以下の通りです。
スペック | 新型BRZ |
---|---|
全長 | 4,265mm |
全幅 | 1,775mm |
全高 | 1,310mm |
ホイールベース | 2,575mm |
車両重量 | 1260~1290kg |
エンジン | 水平対向4気筒2.4L D-4S |
最高出力 | 235ps |
最大トルク | 250Nm |
トランスミッション | 6MT,6AT |
駆動方式 | FR |
乗車定員 | 4名 |
燃費(WLTC) | 11.7〜12.0km/L |
使用燃料 | ハイオク |
2.4リッターのターボ無しガソリンエンジンとしては、235ps、250Nmと、なかなかのスペックを誇ります。
ハイオク仕様となり、燃費も良くはないのです・・・が、まあ燃費を気にするクルマではないので、良しとしましょう。
この車種は、おすすめをするまでもなく、買いたい方は買う、という車種になるので(^^;今回のおすすめ車種解説からは除こうと思います。
スバルはSGPの採用で車の質感がグンと上がった→中古でもおすすめ

スバルは、現在の車種には、ボディにSGP(スバルグローバルプラットフォーム)という構造を採用しています。
スバルグローバルプラットフォームの説明について、スバル公式サイトより引用します。
総合安全性能のレベルを引き上げるとともに、ドライバーの意思に忠実なハンドリングや、不快な振動騒音の低減によって快適な乗り心地を提供する「スバルグローバルプラットフォーム」。レガシィ アウトバックではその高いポテンシャルをベースに、ボディ全体の骨格連続性を高める「フルインナーフレーム構造」や微小な変形を抑える「構造用接着剤」などを採用し、さらなる高剛性化と軽量化を実現。思いのままに運転する愉しさとともに、クルマに乗るすべての人が快適に過ごせる上質な走りを提供します。
2016年発売のインプレッサより、このSGPが順次採用されていっており、このSGPを採用する前と後の年式で、走りの質感や乗り心地が段違いにレベルアップしているという印象があります。
例えば先代レヴォーグはSGPではなく、現行レヴォーグよりSGPとなったのですが、先代は乗り心地に若干の粗さを感じるところがありました。
ただ現行レヴォーグではそのような乗り心地の粗さがなくなっており、素晴らしい乗り心地になっています。
またアウトバックについても同様で、私の先々代BRアウトバックでは、乗っていて若干揺れるような印象があるのですが、新型アウトバックは素晴らしい乗り心地で、すごくフラットな印象がありました。
私の試乗経験では、SGP採用車種は何に乗っても、素晴らしい出来映えになっていると感じていました。
そのため、スバル中古車を購入するとしたら、このSGPを採用している年式を狙うのがおすすめとなります。
SGPを採用しているスバル車の年式について

中古車として購入する場合でもおすすめとなる、SGP採用車種と年式についてまとめます。
車種 | SGP採用年式 |
インプレッサ | 2016年10月~(GT/GK) |
XV(新:クロストレック) | 2017年5月~(GT) |
フォレスター | 2018年7月~(SK) |
レヴォーグ | 2020年10月~(VN) |
レガシィアウトバック | 2021年10月~(BT) |
WRX S4 | 2021年11月~(VB) |
フォレスター・レヴォーグ・レガシィアウトバック・WRX S4は、現行型で年式もまだ新しいので、中古は高い傾向にあります。
ただ車の質感が全然違うので、せっかく購入するならば、ということで、このSGP採用年式を購入するのが、私のおすすめになります。
SGP採用スバル車の中古平均価格まとめ

SGPを採用しているスバル車の中古価格についてまとめました。
車種 | SGP採用年式 | 中古平均価格 |
インプレッサ | 2016年10月~(GT/GK) | 152.4万 |
XV | 2017年5月~(GT) | 215.2万 |
フォレスター | 2018年7月~(SK) | 315.4万 |
レヴォーグ | 2020年10月~(VN) | 346.1万 |
レガシィアウトバック | 2021年10月~(BT) | 423.8万 |
WRX S4 | 2021年11月~(VB) | 481.5万 |
XVは3人家族くらいでお手頃にSGPスバル車を購入したい場合におすすめ

XVは、2023年に新型のクロストレックが発売されたのもあり、中古価格が少し落ち着いてきています。
後部座席も十分に広いので、3人家族くらいであれば、トランク容量も足りると思うのでおすすめの車種となります。
XVは、エンジンラインナップとして
- 1.6ガソリン
- 2.0ガソリン→途中で販売終了
- 2.0ハイブリッド
の3種類ありますが、個人的には途中で販売終了になってしまった2.0ガソリンがおすすめではありました。
ただ2.0ハイブリッドでも、ベースは2.0ガソリンなのでこちらでも良いと思います。
1.6ガソリンは、車重に対して、若干パワー不足を感じます。
フォレスターは万人におすすめだが中古価格が高い

フォレスターは人気の車種で、リセールも期待でき、使い勝手や広さも申し分ないので、万人におすすめできる車種です。
後部座席も十分に広く、ラゲッジ容量も大きいので、4人家族でも十分に使いやすいと思います。
ただ・・・フォレスターは中古価格が高いです。
フォレスターの新車価格は以下の通りです。
グレード | 価格 | パワートレイン |
Touring | 299.2万 | ハイブリッド |
X-BREAK | 313.5万 | ハイブリッド |
Advance | 323.4万 | ハイブリッド |
SPORT | 335.5万 | 1.8ターボ |
XT-EDITION | 335.5万 | 1.8ターボ |
STI SPORT | 363万 | 1.8ターボ |
2018年~のフォレスター現行型中古平均価格が315.4万なので、新車車両価格とほぼ同じような価格です・・・これは高い!
なので中古で買うにしても、この価格に納得できれば、というところになります。
フォレスターは、エンジンラインナップとして
- 1.8ガソリンターボ→おすすめ
- 2.5ガソリン→途中で販売終了
- 2.0ハイブリッド
の3種類ありますが、個人的には1.8ガソリンターボの力強い加速がおすすめとなります。
レヴォーグは運転を楽しみたい方におすすめ

レヴォーグはスポーツワゴンなので、運転を楽しみたい方に特におすすめとなります。
現行型は後部座席も十分に広いので、家族4人までなら全然問題ないくらいの広さとラゲッジ容量が確保されています。
また現行レヴォーグは、スバルの最新技術がすべて盛り込まれており
- SGP(スバルグローバルプラットフォーム)
- アイサイトX
- CB18(1.8ガソリンターボ)
- 電子制御ダンパー(STI SPORTグレードのみ)
といった最先端技術がすべて込められている渾身の車種となります。
特に電子制御ダンパーは、レヴォーグSTI SPORTのみに搭載される装備になるので、もしレヴォーグを購入するならば、このSTI SPORTを購入するのが良いのではと思います。
レガシィアウトバックの出来は素晴らしいが価格が高い

レガシィアウトバックは、車の出来が素晴らしく、快適性や乗り心地はレヴォーグよりも上、という印象がありました。
またこの大きいサイズ感ながら、走りも意外と軽快で、運転していて楽しいと思える車でした。
このサイズ感が問題なければ、とてもおすすめの車種になりますが・・・問題は価格の高さですね。
423.8万という平均価格は、やはり高い!この価格に納得できる方は是非購入検討してみてください。
グレードはX-BREAKとLimitedの2グレードありますが、エンジンは同じでほぼ外観の違いのみのため、好みや予算で決めればよいと思います。

スバル中古の個人的おすすめまとめ

上に書いた通りではあるのですが、スバル中古車おすすめとしては
- フォレスター(現行型)
- レヴォーグ(現行型)
- XV(先代型)
- レガシィアウトバック(現行型)
がおすすめとなります。
ただ現行型は価格も高いので・・・予算と相談して、というところになると思います。
【車購入の前に】車一括査定をすれば10万以上お得になる!
もし車買い替えを検討される場合、必ず車一括査定を実施してください。
私の場合、14年落ちのレガシィアウトバックを査定に出しました。
- 2009年式(14年落ち)
- 走行距離8.5万km
- 車体色が赤とマイナー色
- アイサイトなし
- エンジン排気量3.6リッター
- ボディに細かい傷やへこみあり
と、何一つ査定額が上がる要素のない車ではあったのですが(汗)
- ディーラー下取り:3万円
- 車買取一括査定:13万円
と、なんと10万円もの査定アップになりました!
絶対にこのひと手間は、かけるべきだと強く思いました。
↑上記の画像もしくはボタンをクリックすると、「MOTA車買取」のホームページに飛ぶことができます。
最近勢いのあるMOTAが運営する車買い取り査定サイトです。
MOTA車買取とは 申込み翌日18時には複数社の査定結果がネットで見れて、やりとりするのは高額査定の3社(最大)のみなので、従来の一括査定にありがちな電話ラッシュがない、新しい車買取一括査定です。
高額査定をした最大20社のうち、上位最大3社のみからのご案内のため、電話ラッシュでうんざりする事がありません。
私も経験がありますが、一括査定は一斉に電話がかかってきてしまうので・・・この方式なら上位3社だけで済むので、楽でよいです。
体験談を以下記事にまとめているので参考にしてみてください。

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