※2023年3月更新 実際にアウトバックを購入したのでその印象を追記しました。
スバルレヴォーグとアウトバックについて、どちらを購入するか迷う方もいらっしゃると思います。
私はアウトバックオーナーで8年ほどアウトバックに乗っています。
もともと2009年式のBRアウトバックに長く乗っていたのですが、2023年、BT型の最新アウトバックに買い替えました。
またレヴォーグも本気で買い替えを検討し、レンタルで一日借りる、代車で一週間借りるなどじっくり運転したことがあります。
その経験による、レヴォーグとアウトバックの違いについて解説します。
レヴォーグとアウトバックの価格とスペック比較

まずレヴォーグとアウトバックのスペックと価格を比較します。
スペック比較
スペック | レヴォーグ | アウトバック |
---|---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 4755×1795×1500 | 4870×1875×1670 |
ホイールベース(mm) | 2,670 | 2,745 |
車両重量(kg) | 1550~1580 | 1680〜1690 |
エンジン | 1.8リッターターボ | 同左 |
最高出力 | 177ps/5,200-5,600rpm | 同左 |
最大トルク | 300Nm/1,600-3,600rpm | 同左 |
トランスミッション | リアトロニック(CVT) | |
駆動方式 | AWD | |
燃費(WLTC) | 13.6km/L | 13.0km/L |
乗車定員 | 5名 |
レヴォーグとアウトバックは、どちらも1.8ガソリンターボを搭載しており、エンジンスペックは全く同じ、燃費もほぼ同じです。
レヴォーグのほうは、2.4ガソリンターボというハイパワーグレードが存在するので、1.8ターボで物足りない方はレヴォーグの2.4が候補になるでしょう。

ではレヴォーグを単純に車高を高くしたのがアウトバックなのか?というとそれは違っており、ボディサイズはアウトバックのほうが一回り大きいです。
例えば幅を比較すると、レヴォーグは1795に抑えてありますがアウトバックは1875もあります。
また全長もレヴォーグ4755に対してアウトバックは4870と長く、運転慣れしていない方がアウトバックを運転するのは神経を使うと思います。
- エンジンは1.8ガソリンターボで同じ
- レヴォーグのみハイパワー版2.4ターボあり
- ボディサイズはアウトバックが一回り大きい
価格比較

レヴォーグの価格は以下の通りです。
グレード | 価格 |
GT | 310.2万 |
GT EX | 348.7万 |
GT-H | 332.2万 |
GT-H EX | 370.7万 |
STI Sport | 376.2万 |
STI Sport EX | 414.7万 |
STI Sport R | 444.4万 |
STI Sport R EX | 482.9万 |
※EXはアイサイトX搭載グレードですべて38.5万円高

アウトバックの価格は以下の通りです。
グレード | 価格 |
---|---|
X-BREAK EX | 414.7万 |
Limited EX | 429万 |
※アウトバックは全車アイサイトX搭載
同じくらいのグレードで比較となると、
レヴォーグ:GT-H EX 370.7万
アウトバック:X-BREAK EX:414.7万
になるかと思います。
アウトバックのほうが、ボディサイズが大きい分、やや高いと言えます。
- 価格はアウトバックのほうが高い
アウトバックは車高の高さによる視界の良さ・見た目の恰好良さが魅力

アウトバックは、SUV + ワゴンというスタイルのため、車高の高さが魅力となります。
車高が高い場合のメリットについて紹介します。
- 見晴らしがよく運転しやすい
- 見た目が格好良い
- 乗り心地が良くなる
- 悪路に強い

個人的な一番のメリットは、車高が高いと見晴らしがよく、運転しやすくなるということでしょう。
私の妻も、アウトバックに慣れてから、運転しやすいので次も車高の高い車に乗り換えたい、という要望がありました。
車高が高いと、渋滞時に先も見通しやすくなります。
また、夜間走行時の対面走行車のライトも、車高が高いほうが眩しさをある程度軽減できます。

あと、好みにはなりますが、車高が高いほうが見た目が格好良いので、デザインでアウトバックを選びたい、という方もいらっしゃると思います。
また車高が高いほうが、一般的に乗り心地は良くなり、悪路走行にも強くなります。
逆に、車高が高い場合のデメリットについては以下です。
- ハンドル応答性が穏やかになる
- カーブで少しロールする感じがある
- 小さい子供が乗り込みにくい
ハンドル応答性が穏やかになり、カーブで少しロールするように感じるので、スポーティに走るのには当然向きません。
車高が高い車は、穏やかに落ち着いて走るのに向きます。
また小学生未満の子供がいる方は、車高が高いと段差で子供が乗り込みにくいところに注意してください。
アウトバックBT型は静粛性と乗り心地が格段に向上

これは、実際に試乗、買い替えてから気づいたことですが、アウトバックは、静粛性と乗り心地が格段に向上しています。
とにかく室内も静かで、高級感を感じる乗り心地なので、ファミリー向けで静粛性・快適性を重視されたい方は、アウトバックがおすすめになります。
- 静粛性・乗り心地を重視するならアウトバック
レヴォーグはスポーティな走りが魅力的

レヴォーグは、スポーツワゴンというコンセプトのもと開発されており、スポーティな走りが魅力的です。
とくにSTI SPORTグレードは、電子制御ダンパーを装備し、ステアリングの重さやダンパーの硬さに至るまで制御でき、よりスポーティな走りが楽しめます。
現行レヴォーグは私も試乗したことがありますが、とにかくハンドリングの良さが魅力的で、運転していて楽しいと思える車でした。
- 運転を楽しむなら断然レヴォーグ
アウトバックはちょっと大きすぎるか!?狭い道は苦しい

アウトバックはその大きなボディにより、室内の圧倒的な広さが魅力的です。
たださすがに、幅1875は大きすぎる・・・と感じます。
私のアウトバックはBR型で幅1820なのですがこれでも狭い道は大きく感じます。
狭い道を頻繁に走る機会のある方は、本当にアウトバックで大丈夫か、よく試乗してみたほうがよいと思います。
手頃なサイズ感を求めるのであれば、レヴォーグのほうがおすすめと言えます。
※2023.02.11追記
アウトバックに試乗した印象ですが、普通に道路を運転する限り、大きさを感じることはありませんでした。駐車場などで気にならなければこのサイズもアリだと思います。
- アウトバックはサイズが大きいので注意
- ただアウトバックを実際に運転してみるとそこまで大きさを感じない
- レヴォーグは日本の道に合ったサイズ感
日本市場向けに開発されたレヴォーグ、アメリカ市場がメインターゲットのアウトバック

車の生い立ちについて説明すると、レガシィアウトバックがアメリカ市場向けになっていきどんどんボディサイズが大きくなり、日本で徐々に人気がなくなってきました。
それに対策するため、日本市場向けに、レガシィツーリングワゴンの後継として発売されたのがレヴォーグです。
そのため、レヴォーグのほうが、日本に合ったサイズ感に抑えられ開発されています。
また現行レヴォーグは、とにかくスバル渾身の車で、エンジン・プラットフォーム・アイサイトなどすべてが新しくなった力作で、その結果カーオブザイヤーを受賞しています。

アウトバックは、今のメインターゲットはアメリカ市場で、アメリカで売れまくっているのでスバルとしても力を入れて開発しているフラッグシップモデルです。
その分ボディサイズは大きいので、日本で運転するには、やや大きすぎる感じもあります。
レヴォーグとアウトバックの違いまとめ


走りや快適性
- スポーティな走りを求めるならレヴォーグ
- 落ち着いた走りを求めるならアウトバック
- 乗り心地はどちらも高レベルだがアウトバックがさらに良い
- 静粛性・快適さはアウトバックが数段上
運転のしやすさ
- 車高が高く見晴らしがよいのはアウトバック
- 取り回ししやすのはレヴォーグ
価格
- レヴォーグのほうが少し安い
- アウトバックはスタートプライスが高い
レヴォーグとアウトバックの違いを表にまとめた結果
装備・比較対象 | レヴォーグ | アウトバック |
CB18(1.8ターボ) | 〇 | 〇 |
アイサイトX | 〇 | 〇 |
電子制御ダンパー | 〇 | |
車高の高さ | 〇 | |
スポーティ度 | 〇 | |
乗り心地・快適さ | 〇 | |
価格 | 〇 |
まとめると上記になるかと思います。
個人的にどちらが良いかというと・・・
私は、奥さんの車高の高い車がよいリクエストもあり、BT型アウトバックを実際に購入しました。
最初は、レヴォーグが良いと思っていたのですが、アウトバックも、実際に乗ってみると、走りの質感は高いし、抜群の乗り心地と静粛性で素晴らしい出来の車でした。
そのため
- 家族で乗るならレガシィアウトバック
- 通勤用など一人で乗るならレヴォーグ
かなと思います。
究極の選択。レヴォーグアウトバックが登場する!?の噂

ベストカーの記事で、まだ噂レベルではあると思うのですが、レヴォーグのアウトバック化モデルが2023年秋に発売される!?という記事がありました。
もしこれが発売されるとなると
- レヴォーグの手頃なサイズ感
- アウトバックの車高の高さと格好良さ
を両立したモデルになるので、期待大です!
以下記事にまとめていますので興味のある方は参考にしてみてください。

【車買い替え検討の際】10万以上お得に購入する方法
車買い替えの場合、簡単な手間をかければ10万以上お得に購入できる方法があります。
私の実体験で、14年落ちのレガシィアウトバックを買取一括査定に出しました。14年落ちでアイサイトなしの車両だったので査定は絶望的と思っていたのですが(汗)
- ディーラー下取り:3万円
- 車買取一括査定:13万円
と、なんと10万円もの査定アップになりました!
絶対にこのひと手間は、かけるべきだと言えます。
車買取一括査定サービスは大して手間でもないので実施すべき
車買取一括査定サービスを利用したときのデメリットで、「電話が大量にかかってくる・・・」ということをよく聞きますが、以下に記載のMOTA車買取であれば、一番査定額を高くつけた最大3社のみの対応で済むので手間も大したことがないです。
またMOTA車買取というサービスでは、電話連絡の時間帯指定をすることができましたので、私は18時以降とし、その時間帯に電話対応をしたので特に苦労はしませんでした。
MOTAの場合、かかってくるにしても最大3社なので、30分程度の電話で対応は終わります。
実車査定立ち合いについても、自宅に買取業者が来てくれるので、ただ自宅で立ち合うだけです。大体30分程度で終わります。
複数業者とやり取りをする場合、同じ日程で調整することもでき、一度で済ませてしまえばそこまで手間でもないです。
別業者が同時間帯に集まることに関しても、依頼をすれば普通に実施してもらえます。
MOTA車買取
↑上記の画像もしくはボタンをクリックすると、「MOTA車買取」のホームページに飛ぶことができます。
最近勢いのあるMOTAが運営する車買い取り査定サイトです。
MOTA車買取とは 申込み翌日18時には複数社の査定結果がネットで見れて、やりとりするのは高額査定の3社(最大)のみなので、従来の一括査定にありがちな電話ラッシュがない、新しい車買取一括査定です。
高額査定をした最大20社のうち、上位最大3社のみからのご案内のため、電話ラッシュでうんざりする事がありません。
私も経験がありますが、一括査定は一斉に電話がかかってきてしまうので・・・この方式なら上位3社だけで済むので、楽でよいです。
カーセンサー簡単ネット社査定
また大手のリクルートが運営している車買取一括査定サービスも紹介します。
↑上記の画像もしくはボタンをクリックすると、「カーセンサー車査定」のホームページに飛ぶことができます。
カーセンサーはリクルートが運営する車買い取り査定サイトです。
最大手のリクルートが運営しているというのもあり、安心感のあるサービスと言えます。
複数買取業者の一括査定、もしくはオークション形式による最も高値をつけた1社のみとの交渉を選択可能です。
一括買い取り査定サイトの最大手で、買い取り形式も選択できるので自分の希望に応じた活用ができます。
複数業者との電話が煩わしいという場合は、オークション形式にしてしまえば、1社のみとのやり取りで済みます。
ユーカーパックらくらく一括査定
↑上記の画像もしくはボタンをクリックすると、「ユーカーパックらくらく一括査定」というホームページに飛ぶことができます。

ユーカーパックの良いところは、買取業者それぞれの電話応対をすることはなく、ユーカーパック1社のみのやり取りで済むということにあります。
ユーカーパックが査定し、その結果をもとに買取業者が買取金額を出し、一番高値を付けた業者に売却するというシステムのようです。
上記で紹介したサービスとは少し方式が違うサービスで、この方式でも高値で売却できるのであれば一番手間がかからなくて良いな、と感じます。
車買取一括査定サービスの体験談および比較を以下記事にまとめているので参考にしてみてください。

車一括査定利用の際のよくあるQAについて
はじめて車一括査定を利用する方に向けて、よくある質問と回答をまとめます。
一括査定に出すタイミングはいつが良いか?
査定を受けた後、時間が経ってしまうと査定額が落ちる可能性があります。
また、引き取り予定日が長いと、買取店も買い取り額にマージンを取りたくなり、本気の金額が出ない可能性があります。
そのため、納車日が決まってから一括査定に出すのが一番良いタイミングだと思います。
新車であれば、ディーラーから納車予定日の連絡が来てからがベストだと思います。
中古車は、現車があるのであれば、契約から納車日までの期間が短いのでそこまで意識しなくてもよいです。
買取店から電話が掛かりまくってくるのか?
これは上述の通りで、使うサービスにもよりますが、かかってきても数社程度というところです。
私が利用したMOTA買取であれば、電話連絡は最大3社までとなります。
買取店も、一括査定に出した後、現車査定日程さえ調整してしまえば、その後かかってくることはないです。
そのため、最初に査定を申し込むときは、電話応対できる時間帯と日にちに実施したほうがよいですが、一度対応してしまえばその後かかってくることはないので、そこまで掛かりまくってくる、というほどでもないです。
現車査定日程は複数業者で同じ日にできるか?
複数業者に買取査定をお願いする際の現車査定日について、同じ日に複数業者に査定してもらうことも可能です。
むしろ日程を分けるほうが面倒だし、1つの買取店から買取のプレッシャーをかけられることにもなると思うので、いっぺんに査定してもらったほうが良いと思います。
買取業者によっては、「その日はちょっと・・・」とか、「できれば店舗に来ていただけますか」とお願いされることもありましたが、私はそういった業者は断ってました。
買取店も数が多いので、こちらの都合に合わなければ別業者にお願いする、というスタンスでよいと思います。
ローンや残クレの途中でも一括査定に出せるか?
私は経験したことがないですが、ローンや残クレの途中でも問題なく買い取ってもらえるようです。
その場合、買取店がローンや残クレの残債を処理してくれるようですが、買い取り額より残債が多く残る場合、買取店への金額振り込みが必要となるようです。
買い取り額のほうが残債よりも多ければ、差額が支払われます。
買取契約後の引き渡し日は調整可能か?
契約後の引き渡しタイミングは調整可能です。
私は納車日当日の引き渡し指定をしました。
ただ、数カ月先とか、引き取り予定日が先すぎると、買取店も本気の金額では買い取ってもらえなくなるので(相場値下がりのマージンを取りたくなるはず)、次の車の納車日が決まってから、2週間前くらいに買取査定に出すのがベストタイミングだと思います。
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