スバルの人気SUV「フォレスター」について、自動車ニュースサイト「レスポンス」の記事を見ていたところ、気になる内容を見つけました。
- 次期新型フォレスターは2024年に登場予定
- 次期新型フォレスターにはトヨタのストロングハイブリッドが搭載される
現行フォレスターは2018年に登場し、スバルのフルモデルチェンジのサイクルが大体6年なので、2024年登場予定は、大体予想通りです。
ただ、パワートレインにトヨタのストロングハイブリッドが搭載される、という話は今まで見たことがなく、もし本当だとしたら、とても楽しみな内容です。
当記事では、現行フォレスターのマイルドハイブリッド「e-BOXER」のスペックや試乗記を紹介しつつ、トヨタのストロングハイブリッドが搭載されるとどれくらいのスペックが期待できるか?を考察したいと思います。
現行フォレスター価格紹介
現行スバルフォレスターの各グレードごとの車両価格は、以下の通りです。
グレード | 価格 | パワートレイン |
Touring | 299.2万 | ハイブリッド |
X-BREAK | 313.5万 | ハイブリッド |
Advance | 323.4万 | ハイブリッド |
SPORT | 335.5万 | 1.8ターボ |
XT-EDITION | 335.5万 | 1.8ターボ |
STI SPORT | 363万 | 1.8ターボ |
フォレスターのグレードは上述の通り4グレード、パワートレインは、2.5リッター自然吸気エンジンはなくなり、ハイブリッドと1.8リッターターボに統合されました。
新型レヴォーグと同じエンジンである1.8リッターターボを積んだグレードはSPORTで、値段的には一番上のグレードになります。
現行フォレスターのハイブリッドとターボモデルのスペック

現行フォレスターのスペック紹介をします。
スペック | e-BOXER | 1.8ターボ |
---|---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 4625×1815×1715 | 4625×1815×1715 |
ホイールベース(mm) | 2,670 | 2,670 |
車両重量(kg) | 1620~1640 | 1570 |
最小回転半径 | 5.4m | 5.4m |
ラゲッジ容量 | 509リッター | 520リッター |
エンジン | 2リッタNA + モーター | 1.8リッターターボ |
最高出力 | 145ps/6,000rpm | 177ps/5,200-5,600rpm |
モーター出力 | 13.6ps | – |
最大トルク | 188Nm/4,000rpm | 300Nm/1,600-3,600rpm |
モータートルク | 65Nm | – |
トランスミッション | リアトロニック(CVT) | |
駆動方式 | AWD | |
燃費(WLTC) | 14.0km/L | 13.6km/L |
燃費(市街地) | 11.2km/L | 10.3km/L |
燃費(郊外) | 14.2km/L | 14.3km/L |
燃費(高速道路) | 16.0km/L | 15.2km/L |
燃料タンク容量 | 48リッター | 63リッター |
乗車定員 | 5名 |
現行フォレスターは、マイルドハイブリッドの「e-BOXER」と、1.8ガソリンターボの2種類のパワートレインがあります。
e-BOXERはハイブリッドと言えど、マイルドハイブリッドなので燃費はそこそこで、そこまで良いとは言えないのが現状です。
現行フォレスターe-BOXERに試乗した印象について

フォレスターX-BREAK(e-BOXER)を試乗した印象について、以下にまとめています。
あくまで個人的な評価ですが、S~Dの5段階評価としています。
評価項目 | 評価観点 | 評価 |
エクステリア | 所有して満足感があるか・高級感はあるか | A |
インテリア | ファミリー用として使いやすいか | A |
エンジン性能 | 加速感が良いか、運転して違和感がないか | B |
走行性能 | 運転しやすいか、安心・安定感があるか | A |
乗り心地 | ファミリー用として快適か | A |
燃費 | 燃費が良いか、維持費がかからないか | B |
安全性能 | ファミリー用として安全性能が優れているか | S |
価格 | 価格に見合った価値があるか | A |
個人的な欲しさ | 個人的に欲しいかどうか | B+ |
フォレスターのe-BOXERは、2リッターガソリン + モーターの組み合わせです。
1.8ガソリンターボのSPORTと比較するとどうかな?と思ったのですが
- 加速がSPORTと比較して穏やか(悪く言えばダルイ)
- ブレーキに違和感あり
という印象で、ドライバビリティ(運転感覚)は、SPORTのほうが個人的には好みだな、と思いました。
まず加速ですが、燃費重視のIモードだと若干重さを感じます。
ちなみに最近のSUBARU車はドライブモードが選択できます。
- Iモード(普段使いの燃費重視モード)
- Sモード(速く走るスポーツモード)
と、モード切替があるのですが、Iモードでの加速感は、若干のダルさを感じました。
Sモードにすると、加速時にエンジンの回転数が上がりやすくなり、ダルさは感じなくなりました。
そのため試乗時にはIモード、Sモードを交互に試してみたのですが、短時間の試乗では「これがベストだな」というのを掴み切れなかった、というのが正直な感想です。
ブレーキに違和感あり、と書いたのは、おそらくハイブリッドの回生ブレーキの制御で、踏んでいる途中で急に効くという感覚があったためです。
SPORTや、アウトバックにはそのような感覚はなく、踏力に応じて徐々に効いてくる、スバルお馴染みのブレーキタッチでした。
そのためe-BOXERがそのような調整になっているものと思います。
ハンドリングの良さはSPORTと同等レベルでした。

現行フォレスターのハイブリッドは燃費・パワー感ともに中途半端な印象あり

現行フォレスターのハイブリッド「e-BOXER」は、燃費もそこまで良いわけではなく、加速感は1.8ガソリンターボに負けるので、悪くはなかったのですが若干中途半端な印象がありました。
そして1.8ガソリンターボも、そこまで燃費が悪いわけではなく、むしろハイブリッドとそこまで大差のない燃費になっているんですよね・・・
私はフォレスターも本気で購入検討していたので、ハイブリッドと1.8ガソリンターボ両方に試乗しましたが、私が買うなら1.8ガソリンターボのほうだなと感じました。
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- 走行距離8.5万km
- 車体色が赤とマイナー色
- アイサイトなし
- エンジン排気量3.6リッター
- ボディに細かい傷やへこみあり
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体験談を以下記事にまとめているので参考にしてみてください。

次期新型フォレスターにはトヨタのストロングハイブリッドが搭載される!?の噂

上述の通り、現行フォレスターのe-BOXERは、スペックや加速感に若干中途半端な印象がありました。
その中で冒頭に記述した
- 次期新型フォレスターは2024年に登場予定
- 次期新型フォレスターにはトヨタのストロングハイブリッドが搭載される
という噂を見かけたので、「とうとう燃費がいまいちだったスバルに、燃費の良いモデルが登場するのか!?」と期待してしまいます。
スバルの筆頭株主は現在トヨタで、現在16%程度の株式をトヨタが保有しています。そのため、スバルの経営はトヨタの意向が強く反映されていると推測します。
どういった経緯で、スバルフォレスターにトヨタのストロングハイブリッドが搭載されることになったのか?は分かりませんが、スバルに燃費の良いモデルが選択肢として増えるのは、純粋に嬉しいことです。
トヨタのRAV4より次期新型フォレスターのスペックを予想してみます

フォレスターと似たコンセプトを持つトヨタRAV4には、ストロングハイブリッドのモデルが存在します。
このRAV4のスペックを紹介します。
スペック | 2.5ハイブリッド |
---|---|
全長×全幅×全高 | 4600×1855×1685mm |
ホイールベース | 2,690mm |
最小回転半径 | 5.5m |
車両重量(kg) | 1690 |
エンジン | 2.5L + モーター |
最高出力(kW(PS)/r.p.m) | 131(178)/5,700 |
最大トルク(N・m(kgf・m)/r.p.m) | 221(22.5)/3,600〜5,200 |
最高出力(前モーター) kW(PS) | 88(120) |
最大トルク(前モーター) N・m(kgf・m) | 202(20.6) |
最高出力(後モーター) kW(PS) | 40(54) |
最大トルク(後モーター) N・m(kgf・m) | 121(12.3) |
トランスミッション | CVT |
駆動方式 | 4WD |
燃費(WLTC) | 20.6km/L |
市街地燃費(WLTC) | 18.1km/L |
郊外燃費(WLTC) | 22.4km/L |
高速燃費(WLTC) | 20.7km/L |
乗車定員 | 5名 |
RAV4は2.5ガソリンのストロングハイブリッドが搭載されており、フロントとリヤ両方にモーターが搭載されているモデルとなります。
レスポンスの記事では、次期新型フォレスターに搭載されるストロングハイブリッドは、2.0ガソリンという噂です。
そのため上記よりもガソリンスペックは下になると思います。
それでもモーターのパワーがかなりのものなので、パワー感・燃費ともに現在のマイルドハイブリッドより大幅改善されるだろうと思います。
このRAV4と同じハイブリッドの仕組みが搭載されるのかは全く分かりませんが、ストロングハイブリッドが搭載されれば、燃費の大幅改善になるのは間違いないと思います。
ただ・・・現行RAV4の4WDハイブリットモデルの価格は、379.1万~となっています。

もしフォレスターにストロングハイブリッドが搭載されたら、価格も相応に上がってしまうことが予想されます。
フォレスターに燃費の良いグレードが搭載されればスポーツグレードも設定しやすい!?

スバリストとして最も期待をするのは、フォレスターという量販車種に、トヨタのストロングハイブリッドが搭載されたグレードが発売されることにより、現行レヴォーグ2.4ターボのような、スポーツグレードが復活してくれるんじゃないか!?ということです。
現在のスバルは、燃費の悪いスポーツモデルをどんどん、カタログモデルから落としてしまっている傾向にあります。
理由は日本の厳しい燃費規制です。
販売する車種全体で、平均燃費を一定ライン超えるという目標が課せられているため、スバルのように燃費のよいモデルがないメーカーは苦しい状況になっています。
そのため、大排気量ガソリンターボのようなスポーツエンジン搭載モデルは、販売停止とせざるを得ない状況です。
それが、トヨタのストロングハイブリッドが搭載されたグレードが発売され、それが売れるのであれば、スバルの平均燃費を押し上げる効果が期待できます。
そうなると、スバリストが最も求める、高スペックのガソリンターボグレードが復活してくれるんじゃないか、という期待です(笑)
そこまで上手くいくかどうかは不透明ですが、次期新型フォレスターを期待して待ちたいと思います。
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