2024年は残念ながら、ノートパソコンが値上がり傾向です。円安や物価高の影響が大きいのかもしれません。
その中でも、10万以下で買える、HPのお買い得のノートパソコン機種を紹介します。
コスパ最強ノートパソコンのスペック目安
コスパの良いノートパソコンを探す場合のスペック目安を紹介します。
- CPUとメモリはAMD Ryzen 3、メモリ8GBが最低限
- CPUとメモリはIntel Core 5、AMD Ryzen 5、メモリ16GBが推奨
- ストレージはSSD256GB、推奨512GB
- ディスプレイはIPS液晶で解像度フルHD(1920×1080)以上
CPUとメモリはIntel Core 5、AMD Ryzen 5、メモリ16GBが推奨
CPUについて、ノートパソコンに搭載されている主要CPUのベンチマークとなる、PassMarkというスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Ryzen 7 8845Hs ※最新世代 | 29904 |
Ryzen 7 8840U ※最新世代 | 25000 |
Core Ultra 7 155H ※最新世代 | 24910 |
Core Ultra 5 125H ※最新世代 | 21300 |
Ryzen 7 7735U | 21082 |
Core i5-1340P | 20106 |
Core i7-1360P | 19600 |
Ryzen 5 8540U ※最新世代 | 19000 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Core 7-150U ※最新世代 | 18236 |
Core i7-1260P | 17257 |
Core i5-1240P | 17345 |
Core 5-120U ※最新世代 | 17292 |
Ryzen 5 7535U | 17123 |
Core i5-1335U | 16814 |
Ryzen 5 7530U | 16509 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Core i3-1315U | 13755 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Ryzen 5 7520U | 9489 |
Ryzen 3 7320U | 9007 |
Intel N100 | 5657 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、スコア10000以上あると、十分快適に使えます。
コスパ良くノートパソコンが欲しいのであれば
- AMD Ryzen 5 8540U
- AMD Ryzen 5 7530U
- Intel Core 5-120U
このあたりがおすすめとなります。
また、エントリー機種によく搭載されている、AMD Ryzen 3 7320Uは、負荷の高い作業には向きませんが、事務作業用途のみに使うのであれば普通に使える程度の性能があります。
メモリは16GBが推奨です。Windows11が主流となり、CPU性能も上がったため、メモリも16GBが主流となりました。
予算を抑えるにしても、最低限8GBは欲しいです。
ディスプレイはIPS液晶で解像度フルHD(1920×1080)以上
ディスプレイは、IPS液晶、解像度フルHD(1920×1080)以上を選ぶようにしてください。
安い機種だと、TN液晶、もしくは解像度HD(1366×768)という機種がまれにありますが、避けてください。見づらくて使いにくいです。
2024年は、画面サイズは比率16:10で解像度WUXGA(1920×1200)というのが主流になっています。
上記写真の左が16:9、右が16:10で、縦に長いと見やすさが体感上、かなり違います。
予算があるなら、解像度WUXGA(1920×1200)を選びましょう。
ストレージは最低256GB、できれば512GB
最近のノートパソコンのストレージはSSDが主流です。SSDはアクセスが高速で衝撃にも強いのでもっともおすすめのストレージです。
容量は最低256GB、4~5年ストレスなく使うなら512GB欲しいです。
気を付けてほしいのは、例えば容量256GBがカタログスペックだからといって、256GBすべてが使えるわけではない、ということです。
Windowsでは2進数計算で容量を計算するので、1GB=1024MBになり、実際に使える容量との誤差が生じます。その誤差が、256GBだと実容量は238GBとなります。
また、OSとブラウザなどの基本アプリで約25GB使うので、実際に使える容量は、カタログスペックの-45GB程度と考えておいた方がよいです。
HPのコスパの良いノートパソコンおすすめ機種紹介
HPでコスパ良いノートパソコンおすすめ機種を紹介していきます。
HP 14-em,HP 15-fc(HPのエントリーシリーズ)
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen™ 3 7320U |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD 256GB |
液晶 | 15.6インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (1920×1080) 輝度250nit、色域65% sRGB |
重量 | 1.39kg |
サイズ | 323×215×17.9mm |
バッテリー | 最大11時間(41Whr) |
価格 | 6万円台~ |
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen™ 3 7320U |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD 256GB |
液晶 | 15.6インチワイド・フルHDブライトビュー・IPSディスプレイ(1920×1080) |
無線 | IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth 5.3 |
重量 | 1.59kg |
バッテリー | 最大10時間 |
価格 | 6万円台 |
HPシリーズは、価格をできるだけ抑えて、かつ、快適に使える性能を最低限確保している、というエントリー機種です。
AMDモデルであればRyzen 3 + メモリ8GBの構成を選択すれば、3年程度は快適に使うことができるでしょう。
上記機種は、週末セールや学割に登場していることが多く、セールなら6万円台で購入できます。
学生、もしくは学生の保護者であれば学割、毎週実施の週末セール、期間限定セールを利用すれば、DELLにも負けないコスパで購入することができます。
特に学割は、学生の子供がいる方の保護者も対象なので、かなり広い範囲で適用できる割引となります。
HP Pavilion,Envy,Spectreなど多くの該当機種があるので、チェックしてみましょう。
HP Pavilion Aero 13-be:モバイルノートパソコンでおすすめ
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen 5 7535U,Ryzen 7 7735U |
メモリ | 8GB~16GB |
ストレージ | SSD 256GB~512GB |
液晶 | 13.3インチワイド・WUXGA非光沢・IPSディスプレイ(1920×1200)輝度400nit、色域100% sRGB |
重量 | 957g |
サイズ | 298×209×16.9mm |
バッテリー | 最大11時間(44Whr) |
価格 | 10万円台~ |
HPのミドルレンジでもっともおすすめの機種です。
1kg未満のモバイルノートパソコンでは、ぶっちぎりのコスパ抜群機種です。
CPU性能、ディスプレイ性能も高い機種で、長く使いたい方にもおすすめできます。
レビュー記事を書いていますので参考にしてみてください。
レノボも検討したほうが良い
コスパの良いノートパソコンを探すなら、レノボも安いので以下の機種も検討してみてください。
IdeaPad Slim 5i Gen9:ミドルレンジでディスプレイも良い
レノボIdeaPad Slim 5i Gen9(15.3型)
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ 5 プロセッサー 120U |
メモリ | 8~16 GB LPDDR5X-5200MHz (オンボード) |
ストレージ | 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe Gen 4 TLC |
液晶 | 15.3″ WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 300 nit, 60Hz |
重量 | 約 1.793kg |
サイズ | 約 343.5×238.21×17.4mm(最薄部) |
バッテリー | 57Wh 動画再生時 約 9.8 時間・アイドル時 約 17.2 時間 |
価格 | 7万円台~ |
コスパはとても、良いと言えます。
ディスプレイが100%sRGBと、色域の広い品質の良いディスプレイを搭載しているのも、おすすめポイントです。
メモリ8GBのベース構成なら7.32万、メモリ16GB構成でも8.98万円です。
また、ディスプレイの色域がsRGB100%と広いのも特徴で、この価格帯としてディスプレイの品質も高いのは素晴らしいです。
レノボIdeaPad Slim 3 Gen8:ミドルレンジ機種
レノボIdeaPad Slim 3 Gen8 14型 AMD
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen™ 5 7530U, Ryzen™ 7 7730U |
メモリ | 8~16 GB DDR4-3200MHz (オンボード) |
ストレージ | 512 GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe QLC |
液晶 | 14インチ FHD液晶 (1920 x 1080) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 300 nit, 60Hz |
重量 | 約 1.37kg |
サイズ | 約 324.3×213.8×17.9mm |
バッテリー | 47Wh 動画再生時 約 9.8 時間・アイドル時 約 17.2 時間 |
カメラ | 1080p FHDカメラ (プライバシーシャッター付)、マイク |
認証 | 指紋認証 |
価格 | 6万円台~ |
価格はメモリ8GBで6万円台からです。
2023年は、DELL Inspiron 14のコスパが凄すぎて、これでも高く感じるのですが、2024年は今のところ値上がり傾向です。
14インチノートパソコンでコスパが良かったDELL Inspiron 14も、今のところメモリ16GBにすると8万円台となりそこまで安くはなく、ボディも樹脂製とアルミの2種類になってしまいました。
そう考えると、メモリ16GBが7.28万円の当機種は、相対的に安いと言えます。
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