ノートパソコンの購入を検討しているが、MacとWindowsどっちがいいか?
迷っているという方に、MacとWindowsの比較結果、および用途別にどちらがよいか、を解説していきます。
MacとWindowsのシェア率について
2022年7月の日本でのシェア率は以下の通りです。
OS | シェア率 |
Windows | 72% |
不明 | 14.84% |
Mac OS | 11.84% |
Linux | 0.73% |
Chrome OS | 0.58% |
不明が約15%もあるのが謎ですが・・・割合的には大体Windowsと考えてよいと思います。そうすると
- Windows:80%以上
- Mac:12%程度
という割合になり、OSシェアはほぼWindowsという状況になっている状況と言えます。
この傾向は日本だけでなく世界でも同様です。
MacかWindowsか?迷ったらWindowsがよい
当記事を読んでくださっている方は、おそらくMacかWindowsか?迷われている方が多いのではないかと思います。
MacかWindowsか?迷ったらWindowsが良い
ということを、長い社会人経験からお伝えしておきたいと思います。
デファクトスタンダード(事実上の標準)はWindows
日本や世界では、OSのデファクトスタンダード(事実上の標準)がWindowsです。
会社に就職するとほとんどの確立でWindowsを使うことになります。
私はSEで、IT企業(SIer)に勤務していますがMacを使っている部署はゼロです。
取引先も、大企業が割と多いのですが、Macを使っている方を一人も見たことがありません。
OSシェア率で
- Windows:80%以上
- Mac:12%程度
というのを説明しましたが、ビジネスにおいては
- Windows:ほぼ100%
- Mac:ほぼ見かけない・・・
という状況です。
そうなると、Macに詳しくなっても、社会人の仕事で活かす機会がまずないわけで・・・そう考えるとMacに手を出すのに躊躇してしまいます。
例えば大学生で、ノートパソコンをMacかWindowsか?で迷っているという方は、迷ったらWindowsにしておいたほうが、社会人になって活かす機会が多いと思います。
社会人は圧倒的にWindowsを使う
上記でOSのデファクトスタンダード(事実上の標準)がWindows、日本の一般的な企業ではそれが更に顕著です。
社会人になってから使うのは圧倒的にWindowsなので、パソコンに慣れていない方は、Windowsを購入しておいたほうが無難です。
MacはWindowsより情報が少ない
Macは使っているユーザーが少ないので、何か不明点があって調べるときの情報量が少ないというデメリットがあります。
Windowsだと、何かわからないことありネットで検索すれば大抵出てきますからね。
また便利アプリのようなソフトもWindowsのほうが断然多いです。
Macはゲームの選択肢が少ない
WindowsだとSteamというゲーム用のプラットフォームがあり、そこから相当数のゲームをダウンロードして遊ぶことができますが、Macでできるゲームは非常に少ないです。
ゲームもやりたいと考えている方は断然Windowsにしたほうがよいです。
Windowsは機種が多く玉石混交だがコスパが良い
Windowsは機種が多く、メーカーや機種により当たり外れが大きいです。
ただ、コスパの良い機種をきちんと選定できれば、コスパはMacよりも極めて高いです。
また、Macにはないような、重量1kg未満の超軽量機種も存在するので、用途に応じて様々な機種を選択・購入できます。
Macは種類がほぼなくコスパは良くない
MacはAppleが製造しているのみで、Windowsのように様々なメーカーが製造していないので、種類は少ないです。
- モバイルノート:MacBook Air
- 性能を求めるなら:MacBook Pro
と、購入するべき機種は限られているので、Windowsと違って何を購入すべきか?で迷うことはないでしょう。
値段は安くはなく。最新のM2チップ搭載のMacBook Airで16.48万から、しかもこの値段はメモリ8GB、SSD256GBでの価格です。
Windowsで16万~出せば、メモリは16GB以上、SSDは512GB以上のスペックは確実にあるので、そう考えるとMacBookは割高です。
主要な用途から考えるMacとWindowsどちらがよいか
パソコンの主な用途で、MacとWindowsどちらがよいかをあげてみます。
OS | Windows | MAC |
---|---|---|
Web閲覧 | 〇 | 〇 |
Office系文書作成 | 〇 | 〇 |
動画鑑賞 | 〇 | 〇 |
SNS・ブログ | 〇 | 〇 |
プログラミング | 〇 | 〇 |
画像・写真編集 | 〇 | 〇 |
動画編集 | 〇 | 〇 |
ゲーム | 〇 | × |
ゲームはWindowsでないと厳しいですが、そのほかの用途はMacでもWindowsでも、どちらでも問題ありません。
ただ上述の通り、ビジネスシーンではWindowsのほうが圧倒的に使われます。
そのため自分がMacだった場合、自分が作った文書が取引先のWindowsだと微妙に非互換があって崩れる、などの可能性があります。
またソフトなども、取引先が使っているソフトがMacにはないという可能性もあります。
個人用途であれば、ゲーム以外ならMacでもWindowsでもどちらでもよいと思いますが、ビジネス用途で取引先とやり取りするのであればWindowsにしたほうが無難です。
MacBook Air M2スペック・性能について
MacBook Air M2
OS | macOS |
CPU | Apple M2チップ |
メモリ | 8GB~24GB |
ディスプレイ | IPSテクノロジー搭載13.6インチ(対角)LEDバックライト |
SSD | 256GB~2TB SSD |
光学ドライブ | なし |
無線LAN | Wi-Fi 6対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) |
Bluetooth | Bluetooth(Ver5.0) |
Webカメラ | 1080p FaceTime HDカメラ |
指紋認証 | あり |
外形寸法(mm) | 約 304.1x215x11.3mm |
インターフェイス |
|
バッテリー |
|
重量 | 1.24kg |
価格 | 16.48万円~ |
スペックは上記の通りです。
- 2Kのディスプレイ解像度
- 3:2に近い縦長ディスプレイ
- 1.24kgのモバイル性能
- 30Wと出力低めの電源アダプタ
- 軽めの動画編集もこなせる高性能
- 打ちやすいキーボード
と、モバイルとして使うには素晴らしい性能を持っています。
不満点は値段が高いのと、1.24kgとそこまで軽くないくらいですかね?Windowsの様々な機種と比較しても優秀だと思います。
CPUはApple M2というApple開発独自CPUで、MacBook Air に搭載されているのは電源アダプター出力も30Wと、一般的なノートパソコンと比較して電力消費が少ないことが特徴です。
M2の性能について、CineBench R23のスコアを紹介します。
CPU | マルチコア | シングルコア |
Ryzen 7 6800H | 13505 | 1481 |
Ryzen 7 6800U | 11620 | 1481 |
Core i5-1340P | 10237 | 1720 |
Core i7-1260P | 9018 | 1799 |
Apple M2(Air) | 8714 | 1695 |
Ryzen 7 5800U | 9276 | 1436 |
Core i7-1165G7 | 4122 | 1383 |
Intel第12世代Core i7-1260P、AMD Ryzen 6800Uと大体同程度、少し劣るくらいの性能のようです。
また動画編集性能は、Core i7-1260P、AMD Ryzen 6800Uと同程度、もしくは少し勝る?くらいの性能のようなので、性能は大体同じくらいのようですね。
普段使いは超快適、動画編集も軽めであればOK、というスペックです。
MacBookと比較したWindowsおすすめ機種
MacBookと比較して、Windowsでおすすめ機種を紹介していきます。
コスパ最強・テレワークなど一般的な事務作業用途全般
- テレワーク
- Office系事務作業
- 文書作成
- Web閲覧
- 動画鑑賞
- SNS・ブログなどの執筆
上記はノートパソコンを使う上での一般的用途全般ですが、これら幅広い用途を快適に使える機種を紹介します。
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen™ 5 7530U (2.60GHz 2MB) |
メモリ | 16 GB DDR4-3200MHz (オンボード) |
ストレージ | 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe |
液晶 | 14″ WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 300 nit, 60Hz, LEDバックライト |
重量 | 約1.46kg |
サイズ | 約 312.0×221.0x16.9mm(最薄部) |
バッテリー | 最大15.9時間 |
価格 | 8万円前後(時期によって変動) |
目立った欠点のない万能スペックで、かつ、価格も非常に安いです。
私自身旧型を購入し妻が使っており、また新型の実機レビューをしていますので参考にしてみてください。
画面サイズは14インチなので大きすぎず小さすぎず万能サイズで、性能も一般用途には十分すぎるくらいで快適に使えます。
コスパ最強ノートパソコンとしてもっともお勧めの1台です。
- AMDモデルならばRyzen 5/メモリ16GBが8万円弱
- Intelモデルならば有機EL/Intel Core i5/メモリ16GBが10万円弱
と、いずれかを購入しておけばコスパ的にはほぼ正解、という機種です。
レノボIdeaPad Slim 5i Gen8のIntel/有機ELモデルとMacBook Air M2とスペック比較していきます。
比較項目 | IdeaPad Slim | MacBook Air |
CPU | 〇(Core i5-1340P) | 〇(Apple M2) |
ディスプレイ | ◎(有機EL) | 〇 |
サイズ | 14インチ | 13.6インチ |
解像度 | 1920×1200 | 2560×1664 |
輝度 | 400nit | 500nit |
キーボード | 〇 | 〇 |
重量 | 1.46kg | 1.24kg |
USB-A | 〇(2) | × |
USB-C | 〇(2) | 〇(2) |
USB-C充電 | 〇 | 〇 |
USB-C映像出力 | 〇 | 〇 |
Thunderbolt/USB4 | × | 〇 |
HDMI | 〇 | × |
Webカメラ | 1080p | 1080p |
プライバシーシャッター | 〇 | × |
バッテリー | 56.6Whr | 52.6Whr |
指紋認証 | 〇 | 〇 |
その他 | – | – |
価格 | 9.88万 | 16.48万 |
コスパはIdeaPad Slim 5i Gen8の圧勝ですね。
IdeaPad Slim 5iはメモリ16GB、SSD512GB、有機ELで9.88万です。対してMacBook Airはメモリ8GBで16.48万なのでコスパでは太刀打ちできないくらいの差があります。
持ち運び主体で軽量な機種を購入する場合
上記で記載した般的用途+毎日持ち運びをする場合、重量が軽い機種を選択したいところです。例えば
- 大学に毎日持ち運ぶ
- 会社に毎日持ち運ぶ
などです。
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen 5 5625U,7535U,Ryzen 7 5825U,7735U |
メモリ | 8GB~16GB |
ストレージ | SSD 256GB~512GB |
液晶 | 13.3インチワイド・WUXGA非光沢・IPSディスプレイ(1920×1200)輝度400nit、色域100% sRGB |
重量 | 957g |
サイズ | 298×209×16.9mm |
バッテリー | 最大11時間 |
価格 | 10万円台~(セール時8万円台~) |
957gという重量も素晴らしいですし、性能も良いです。
またディスプレイの性能も良く、明るくて綺麗なディスプレイを採用しています。
価格も10万前後で購入でき、持ち運びするモバイルノートとしては最もおすすめの機種です。
ただし1点、キーボード配置が右端にENTERがないところだけ、クセがあるのでそこは注意点となります。
当機種は、通常10万円台~ですが、セールで8万円台~になっていることが多く、購入するならば週末セール、もしくはタイムセールでの購入をおすすめします。
HP Pavilion AeroとMacBook Air M2とスペック比較していきます。
比較項目 | HP Pavilion | MacBook Air |
CPU | 〇(Ryzen7535U,7735U) | 〇(Apple M2) |
ディスプレイ | 〇 | 〇 |
サイズ | 13.3インチ | 13.6インチ |
解像度 | 1920×1200 | 2560×1664 |
輝度 | 400nit | 500nit |
キーボード | △(配置にクセあり) | 〇 |
重量 | 0.957kg | 1.24kg |
USB-A | 〇(2) | × |
USB-C | 〇(1) | 〇(2) |
USB-C充電 | 〇 | 〇 |
USB-C映像出力 | 〇 | 〇 |
Thunderbolt/USB4 | × | 〇 |
HDMI | 〇 | × |
Webカメラ | 720p | 1080p |
プライバシーシャッター | 〇 | × |
バッテリー | 45Whr | 52.6Whr |
指紋認証 | 〇 | 〇 |
価格 | 8万円台(セール時) | 16.48万 |
HP Pavilion Aeroも、軽量な機種が欲しいのであれば真っ先に候補に入れたいコスパ最強機種です。
957gという重量は、MacBook Airより300g程度軽いですし、セール時8万円台というコスパも圧倒的です。
MacとWindowsどちらがよいか?のまとめ
私がWindowsを主に使っているというのもあり、ややWindowsびいきになっていましましたが・・・
MacとWindowsを比較した場合に
- 普及率は圧倒的にWindows
- ビジネス用途だとその割合が更に顕著
というのは、どうやっても覆せない事実です。
そのため、どちらを選んだらよいかという観点なら
- ビジネス用途ならWindowsにしたほうが無難
- 大学生でもWindowsのほうが社会人になったときに役に立つ
- 個人用途のみなら好みで良い
- ゲームはWindowsが良い
になるかと思います。
また、コスパを考えるなら
- コスパは圧倒的にWindows
- Macはスペックが優れているが高い
というところになるので、なるべく安く購入するならWindowsです。
Macは、デザインやブランドが気に入った方向けと言えるかと思います。
参考になれば幸いです。
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