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レノボIdeaPad Slim 170 14(AMD/IPS)レビュー【5万円台で購入可】

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レノボのエントリースタンダード14インチノートパソコン IdeaPad Slim 170 14(AMD/IPS液晶)を、レノボよりお借りすることができましたのでレビュー記事を書きます。

     

レビュー機のマシンのスペックは以下の通りです。

  1. CPU:AMD Ryzen 5 7520U
  2. メモリ8GB
  3. SSD 512GB
  4. 14インチIPS液晶、輝度250nit、 45%NTSC

エントリー機種ですが事務作業をストレスなく行える性能は確保しています。

またディスプレイも、IPS液晶のため視野角の広くて見やすい液晶を採用しています。

 

CPU AMD Ryzen™ 5 7520U 
メモリ 8 GB LPDDR5-5500MHz (オンボード)
ストレージ 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe Gen4 QLC
液晶 14″ FHD液晶 (1920 x 1080) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 250 nit, LEDバックライト
重量 約1.4kg
サイズ 約 325.3×216.5×17.9mm
バッテリー 42Wh (最大11.2時間)
価格 5万円台前後(時期により変動)

 

レノボIdeaPad Slim 170は5万円台で購入できるのが最大のメリット

レノボIdeaPad Slim 170は、Ryzen 5 + メモリ8GBと、事務作業を快適に行える性能を確保しつつ、5万円台で購入可能です。

IdeaPadシリーズには、ミドルレンジでおすすめの5シリーズもありますが、そちらは性能や質感は上がりますが8万円前後するため、価格を抑えて購入したい場合、こちらが選択肢になります。

 

レノボIdeaPad Slim 170は事務作業をストレスなく行える性能を確保

レノボIdeaPad Slim 170 に搭載されるCPUは、AMD Ryzen 5 7520Uです。

最新世代のRyzen 5ですが、似たような名前のRyzen 5 7530Uと比較して性能は大きく落とされています。

CPUベンチマークのPassMarkスコアでは

  1. Ryzen 5 7530U:16115(平均値)
  2. Ryzen 5 7520U:9383(実測値)

と、大きな開きがありました。

実際に使ってみて、ブラウザを開くとか、ワードプレスでブログを書くくらいであれば快適に動作します。

ただ動画編集ソフトなど重いアプリを起動する際、起動までに時間がかかることがありました。

そのため事務作業用途主体であれば問題なく作業できますが、動画編集など重いソフトを動かす用途には向かないと言えます。

 

ミドルレンジクラスのIdeaPad Slim 5シリーズやDELL Inspironとも比較しよう

レノボIdeaPad Slim 170は、エントリークラスに位置付けられます。

そのため、ミドルレンジクラスのIdeaPad Slim 5i Gen8や、DELL Inspiron 14 5000番台シリーズと比較すると、いくつか質感や機能が落とされています。

  1. ボディが5iはアルミ、170はプラスチック:→質感に大きく影響
  2. USB Type-Cが170はデータ転送のみ→Type-Cで給電できない
  3. 画面比率が170は16:9→5iは16:10で縦に長く見やすい

などの違いがあり、価格差で上記の違いが納得できるのであれば、170を購入しても良いと言えます。

 

もし、IdeaPad Slim 5シリーズやDELL Inspiron 14 5000番台と価格を比較し、そこまで差がないのであれば、5シリーズやDELL Inspiron 14 5000番台のほうの購入が良いでしょう。

OS Windows11 Home(64bit)
CPU インテル® Core™ i5-12450H ,インテル® Core™ i5-13500H 
メモリ 16 GB LPDDR5-5200MHz
ストレージ 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe
液晶 14″ WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 300 nit, 60Hz, LEDバックライト
液晶(有機EL) 14″ WUXGA OLED(有機ELディスプレイ) (1920 x 1200) 光沢あり, マルチタッチ非対応, HDR500, 100%DCI-P3, 400 nit, 60Hz, ブルーライト軽減パネル
重量 約1.46kg
サイズ 約 312.0×221.0x16.9mm(最薄部)
バッテリー 3 セル リチウムイオンポリマーバッテリー 56.6Wh
価格 7万円台~(時期によって変動)

 

CPU AMD Ryzen™ 5 7530U 
メモリ 8GB~16GB
ストレージ SSD 256GB~1TB
液晶 14.0-インチ 16:10 FHD+ (1920 x 1200) 非光沢 非-タッチ 250nits WVA ディスプレイ 
重量 約1.59kg
サイズ 約 314×226.6 x16.49~19.5 mm
バッテリー 54Wh (最大時間は未公表)
価格 6万円台〜(時期により変動)

 

レノボIdeaPad Slim 170のスペックと価格

スペック

CPU AMD Ryzen™ 5 7520U 
メモリ 8 GB LPDDR5-5500MHz (オンボード)
ストレージ 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe Gen4 QLC
液晶 14″ FHD液晶 (1920 x 1080) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 250 nit, LEDバックライト
重量 約1.4kg
サイズ 約 325.3×216.5×17.9mm
バッテリー 42Wh (最大11.2時間)
価格 5万円台前後(時期により変動)

レノボIdeaPad Slim 170は、以前は液晶がTN液晶という見づらいもので、おすすめしづらい機種でしたが、最新はIPS液晶となり、最大の弱点がなくなりました。

CPUはAMD Ryzen 5 7520Uを搭載していますが上述の通り、Ryzen 5 7530U、7535Uとは性能が大きく違うことに注意してください。

 

価格

価格は5万円台で購入可能、セール時だとギリギリ4万円台になることもあります。

ミドルレンジクラスとの価格差をよく確認して購入しましょう。

ノートパソコンはどうしても5万円前後で購入したい、という方は当機種が候補になるでしょう。

 

レノボIdeaPad Slim 170の外観と機能

外観・デザイン・質感

外観は、エントリークラスであることを感じさず、よくできていると思います。

ただボディは樹脂製なので、触った感触などの高級感はありません。また裏面は安っぽいです。

ただ5万円台のエントリークラスのノートパソコンであることを考えると、しっかり作ってあると感じます。

 

重量

メーカー公称の重量は1.4kgです。実測値は1389gとほぼ同じでした。

 

アダプターは出力65Wで335g、それなりの重量があります。

本体実測値 1389g
アダプター 335g

この機種は、USB Type-Cが給電に対応していないため、充電をするには純正アダプターが必須です。

アダプターもまあまあ重いので、持ち運びに適した機種とは言えないでしょう。

 

ディスプレイ

ディスプレイ
14″ FHD液晶 (1920 x 1080) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 250 nit, LEDバックライト

スペックは上記の通りです。

色域はハイエンドPCと比較すると狭いですが、事務作業用途としてはまずまずの性能のディスプレイです。

IPS液晶なので視野角も広く、価格を考えれば納得できるディスプレイと言えます。

エントリークラスなので仕方ないですが、最近主流の画面比率16:10でないのは少し残念です。

 

キーボード

キーピッチは横19mm、縦18.5mmです。

キー配置はIdeaPad シリーズおなじみのENTERキーがややくっついた配置ですが、全体的に見て配置にクセはなく普通に打てるキーボードだと言えます。

 

キーストローク は約1.3mm です。

キーストロークはノートパソコン一般的な深さです。

普通に打てますが、連続で打鍵しようとすると、やや引っ掛かる感じがあります。

打鍵スピードについても検証してみました。

ネットでのタイピング腕試しで、外付けキーボードだと上記のAで打鍵できるのですが、この機種だとBでした。

キーボードで点数をつけるなら65点くらいで普通の打ちやすさのキーボードでした。

タッチパッドの操作感もまずまず、普通に使えます。

機種 打鍵レベル
外付けキーボード(エレコム1500円) A
HP ProBook Aero G8 B+
HP ENVY x360 13-ay B
レノボIdeaPad Slim 170 B

 

インターフェイス

左側面のインターフェイスは、奥から順番に

  1. 電源ジャック
  2. USB 3.2 Gen1 Type-A
  3. HDMI
  4. USB 3.2 Gen1 Type-C
  5. マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック

となります。

 

右側面のインターフェイスが、奥から順番に

  1. USB 2.0 Type-A
  2. 4-in-1メディアカードリーダー

となります。

最大の残念ポイントは、USB Type-Cが給電とディスプレイ出力に対応していないことです。

そのため、type-C用の充電機を使おうとしても使えず、純正のアダプターが必須になります。

他には特に不足を感じることはないでしょう。

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリーは42Whrと、バッテリー容量は少ないです。

以下の条件にてバッテリー駆動時間のチェックを行いました。

  • 輝度MAX
  • youtube動画流しっぱなし
  • バランスモードで計測
メーカー公称時間 11.2時間
残量0%まで 6時間8分

ディスプレイ最大輝度が抑えられているというのもあり、バッテリー容量の割にはまずまずの持ちでした。

 

WEBカメラ

解像度720p HDカメラが付いています。プライバシーシャッターつきです。

ノートパソコンのカメラで写真を撮りましたが普通の性能です、Web会議でも問題ないと言えます。

 

スピーカー

背面に2つのスピーカーが搭載されています。スピーカーの音質は普通です。HP ENVYが10点とすると8点くらいです。完全なる主観ですみません(^^;

何台かのノートパソコンスピーカーを聞き比べてみて、HP ENVYのスピーカーはかなり優秀ということが分かっているので、この機種のスピーカーは普通と思います。

 

無線速度のテスト

ネットワークアダプタは、IntelのWi-Fi 6対応のものが搭載されていました。

自宅のWiFiは、11ac(Wi-Fi5)で5.0GHzを使用しています。同じ部屋での計測としています。

 

機種 無線速度
ThinkPad X1 Carbon 390Mbps
ThinkBook 13x Gen2 400Mbps
Yoga 6 Gen8 510Mbps
DELL XPS 13 Plus 510Mbps
IdeaPad Slim 5i Gen8 550Mbps
HP ENVY x360 13-ay 570Mbps
HP Pavilion Aero 13-be 580Mbps
IdeaPad Slim 170 580Mbps
Legion Pro 5i Gen8 610Mbps

同じ部屋で580Mbps出ており、高速です。

 

起動時間チェック

1回目 9.92秒
2回目 9.91秒
3回目 9.97秒

起動時間は高速です。

IdeaPad シリーズは起動が速い傾向があり、この機種も十分に高速でした。

 

 

レノボIdeaPad Slim 170の内部性能・処理速度

パソコン処理性能を計測する上でメジャーな、以下のベンチマークソフトを使って計測した結果を紹介していきます。

  • PassMark
  • CineBench R23
  • PCMARK10
  • Crystal DiskMark(ディスク速度)

 

また、ゲーミング性能についても、これもメジャーな以下のベンチマークソフトを使って計測します。

  • DQ10(軽量級3D)
  • FF14(中量級3D)
  • 3DMark

 

画像編集性能については、画像編集ソフトRawTherapeeでRAW現像10枚の書き出し時間を計測しました。

  • RawTherapeeでのRAW現像時間

 

動画編集性能については、動画編集ソフトDavinci ResolveでフルHDのyoutube動画書き出し時間を計測しました。

  • Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し

 

計測結果については、電源に接続し、パフォーマンスモードの計測としています。

PassMarkのみは、バランスモードでの計測も行っています。

 

CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。

CPU PassMarkスコア
Ryzen 9 7945HX 55967
Core i9-13900HX 44998
Core i7-13700HX 34286
Ryzen 7 7745HX 32732
Core i7-13700H 30030
Core i5-13500H 23554
Ryzen 7 7735U 21082
Core i5-1340P※コスパ良し 20595
Core i7-1360P 19600
Ryzen 7 7730U 18864
Core i5-1335U※コスパ良し 17352
Core i7-1260P 17257
Core i5-1240P※コスパ良し 17345
Ryzen 5 7535U※コスパ良し 17123
Ryzen 5 7530U※コスパ良し 16509
Ryzen 5 5625U※コスパ良し 15000
Core i5-1235U※コスパ良し 13865
Core i3-1315U 13755
Ryzen 3 7330U 11816
Core i7-1165G7 10681
Core i5-1135G7 10298
Ryzen 3 5300U 10000
Ryzen 5 7520U 9789
Intel N100 5657
Intel Celeron 7305 2665

事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、Core i5-1135G7のスコア10000以上あると、重作業でも十分快適に使えます。

Ryzen 5 7520Uは、上述の通り性能が抑えられたCPUのため、事務作業では問題なく快適に使えますが、思いアプリを使うにはややパワー不足です。

 

PassMark

電源接続時(最適なパフォーマンス)

電源接続時(バランス)

バッテリー駆動時

公式サイトアベレージが9789ですが、それとほぼ同等のスコアでした。

電源設定がバランスの場合、7329とスコアが落ちました。動作が遅いと感じたら、電源プランを最適なパフォーマンスに変えてみてもよいでしょう。

マルチ/シングル 最適なパフォーマンス バランス
マルチスレッド 9383 7329(78.1%)
シングルスレッド 2601 2058(79.1%)

 

バッテリー駆動時でのスコアは以下の通りです。

マルチ/シングル 最適なパフォーマンス バッテリー駆動
マルチスレッド 9383 8160(86.9%)
シングルスレッド 2601 2067(79.4%)

バッテリー駆動時での落ち幅は普通でした。

 

他の主流CPUの実測値と比較しました。

CPU マルチ シングル
Core i-13700HX 36225 3955
Ryzen 7 6800H 25955 3458
Core i5-13500H 24533 3830
Core i5-1340P 21578 3742
Core i7-1260P 21696 3540
Ryzen 7 6800U 21461 3459
Ryzen 7 7735U 21278 3419
Ryzen 7 7730U 21446 3258
Ryzen 7 5800U 18644 3108
Core i5-1335U 17694 3684
Core i5-1235U 16601 3465
Ryzen 5 5625U 16933 3138
Core i7-1165G7 11005 3142
Ryzen 5 7520U 9383 2601

性能が抑えられたデチューンがされているため、世代の古いRyzen 5 5625Uよりも低いスコアになってしまっています。

 

CineBench R23

マルチコアスコア:4247

シングルコアスコア:1149

 

ほかの主要CPUと比較します。

CPU マルチコア シングルコア
Core i7-13700HX 19558 1656
Ryzen 7 6800H 13505 1481
Core i5-13500H 11027 1779
Ryzen 7 6800U 11620 1481
Core i5-1340P 9301 1714
Ryzen 7 7735U 9250 1515
Ryzen 7 7730U 9411 1423
Core i7-1260P 9158 1481
Ryzen 7 5800U 9276 1436
Ryzen 5 5625U 8064 1390
Core i5-1235U 6961 1461
Core i7-1165G7 4122 1383
Ryzen 5 7520U 4247 1149

こちらも傾向的にはPassMarkと同様です。

 

PCMARK10

PCMARK10は、実際のアプリケーションを使用したベンチマークソフトで、実際にパソコンを使った時の作業快適性を計測するのに適しているといわれているベンチマークです。

測定結果は以下の通りです。

トータルスコア:4079

 

Essentials:7249(快適めやす4100)

    Essentialsはパソコン基本性能の測定結果です。

    快適めやすは4100なので、まずまず高い数値です。

     

    Productivity:7088(快適めやす4500)

      ProductivityはOfficeなどビジネス系アプリの速度で、これも十分なスコアです。

       

      Digital Contents Creation:3584

        Digital Contents Creationは画像編集や動画編集などの性能を表すスコアです。

        このスコアは高くなく、クリエイティブ用途ではあまり強くないことが分かります。

         

        AMD Ryzen 5 5625Uを搭載したDELL Inspiron 14と比較してみます。

        レノボIdeaPad Slim 170:AMD Ryzen 5 7520U

        DELL Inspiron 14(5425):AMD Ryzen 5 5625U

        計測内容 Slim 170 DELL Inspiron
        トータル 4079 5437
        App Start-up Score(アプリ起動) 6984 8457
        Video Conferencing Score(Web会議) 7217 8136
        Web Browsing Score(Web閲覧) 7560 8862
        Spreadsheets Score(表計算) 8365 12072
        Writing Score(文書作成) 6006 7393
        Photo Editing Score(画像編集) 4293 7818
        Rendering and Visualization Score(レンダリング) 3074 5251
        Video Editing Score(動画編集) 3491 3931

        同じRyzen 5 でも、7520Uのほうが全般的にスコアは低めです。

        実際に使ってみたレスポンスとして、Webブラウザを開くくらいであれば、快適に動作します。

        ただ動画編集ソフトを起動したり動かしたりするのは、ややパワー不足のためか、動きがすこしもたつく印象があります。

         

        Crystal DiskMark

        シーケンシャルリードが1800程度にとどまり、早くはありません。

        機種 シーケンシャルリード
        DELL XPS 13 Plus 6589
        レノボLegion Pro 5i Gen8 6569
        レノボYoga 7i Gen8 5091
        レノボIdeaPad Slim 5i Gen8 5086
        HP Pavilion Aero 13-be(2023年式) 5045
        レノボThinkPad X1 Gen11 3888
        レノボThinkBook 13x Gen2 3603
        HP ENVY 13-ay(2021年式) 3500
        レノボIdeaPad Slim 170 1796

        同じIdeaPad Slim シリーズの5i Gen8と比較しても3分の1程度のスコアになっており、ここはかかっているコストの差を感じます。

         

        DQ10 ベンチマーク(軽量級3D)

        ゲーミング性能もそこまで高いとは言えず、ゲーム用途では難しいでしょう。

         

        FF14 暁のフィナーレベンチマーク(中量級3D)

        こちらもあまり高くはないスコアとなりました。

        CPU スコア
        Intel Core i7-13700HX 29454
        Intel Core i5-13500H 8214
        AMD Ryzen 7 7735U 7490
        Intel Core i5-1340P 7383
        Intel Core i7-1260P 7299
        Intel Core i5-1235U 7287
        Intel Core i5-1335U 5638
        AMD Ryzen 7 7730U 5081
        AMD Ryzen 5 7520U 3558

        ゲーミング用途を期待するような機種ではありません。

         

        3DMark ベンチマーク

        Fire Strikeのスコアは1739でした。

        Fire Strikeのスコア目安は以下の通りです。

        グラフィックボード 3DMark Fire Strike
        GeForce RTX 3080 Ti 38323
        GeForce RTX 3080 36176
        GeForce RTX 4070(Laptop) 27898
        GeForce RTX 4060 27500
        GeForce RTX 3060 20764
        GeForce RTX 3050 Ti 14911
        GeForce GTX 1060 10000
        GeForce GTX 1650 9000
        AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) 6666
        Intel Core i5-13500H(CPU内蔵) 5237
        Intel Core i5-1340P(CPU内蔵) 5000
        Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) 4462
        Intel Core i5-1235U(CPU内蔵) 4284
        AMD Ryzen 7 7730U(CPU内蔵) 4000
        AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) 3288
        AMD Ryzen 5 7520U(CPU内蔵) 1739

        めやすとしてはGeForce GTX 1650、1060がエントリー向けグラフィックボードとなります。

        このCPUではゲーミング用途として使うのは厳しいでしょう。

         

        RawTherapeeでのRAW現像時間

        フリーの画像編集ソフトRawTherapeeを使って、スマホで撮影したRAW画像10枚のRAW現像にかかる時間を測定しました。

        CPU 時間
        Intel Core i7-13700HX 11秒
        Intel Core i5-13500H 13秒
        Intel Core i5-1340P 13秒
        Intel Core i7-1260P 15秒
        Intel Core i5-1335U 17秒
        Intel Core i5-1235U 18秒
        AMD Ryzen 7 7730U 17秒
        AMD Ryzen 7 5800U 23秒
        AMD Ryzen 5 7520U 28秒

        これまでの性能測定から予想する通りの結果となりました。

        書き出し速度がそこまで早くないというのもありますが、アプリの動作自体がややもっさりしている印象があり、重いアプリを動かすのは厳しそうです。

         

        Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し時間

        動画編集ソフトDavinci Resolveで、4分のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を計測しました。

        CPU 時間
        Intel Core i7-13700HX+GeForce RTX 4060 42秒
        AMD Ryzen 7 6800H+GeForce RTX 3050 Ti 48秒
        Intel Core i5-13500H 1分10秒
        Intel Core i5-1340P 1分17秒
        AMD Ryzen 7 7735U 1分18秒
        AMD Ryzen 7 6800U 1分18秒
        Intel Core i7-1260P 1分28秒
        AMD Ryzen 7 7730U 1分29秒
        Intel Core i5-1235U 1分40秒
        Intel Core i5-1335U 1分48秒
        AMD Ryzen 7 5800U 1分56秒
        AMD Ryzen 5 7520U 3分3秒

        こちらも予想通りの結果で、動画編集向きの機種ではありません。

         

        排熱性能と静粛性について

        CPU負荷をツールでかけてみて、CPU温度と本体の温度、静粛性をチェックしてみました。

        パフォーマンスモードで計測しています。

        負荷をかける前の状態です。

        負荷をかけ続けた時の状態です。

        70

        上記が測定結果ですが、負荷をかけるとCPU温度が上がり、70℃弱まで上がり、そのままの温度を維持します。

        この間、キーボードはほとんど熱くなりません。普通通りに使えます。

         

        また、負荷をかけた時の音についてはとても静かです。

        騒音測定アプリで測定したところ、負荷をかけている状態で35~40db弱程度で、あまり音は聞こえませんでしたので比較的静かです。

         

        騒音目安については以下の通りです。

        騒音値(db) めやす
        50db 大きく聞こえる。静かな事務所
        40db 聞こえるが会話に支障なし。図書館、静かな住宅地の昼
        30db 小さく聞こえる。郊外の深夜、ささやき声
        20db ほとんど聞こえない。ささやき

        高負荷をかけても音はさほど気になりません。

         

        レノボIdeaPad Slim 170のレビュー評価まとめ

        評価まとめ

        各作業のレビュー結果は以下の通りです。

        Web閲覧 ○(快適)
        Office系事務作業 ○(快適)
        動画鑑賞 ○(快適)
        Web会議 ○(快適)
        SNS・ブログ ○(快適)
        プログラミング △(開発環境を動かすのにもう少し性能が欲しい)
        画像・写真編集 ×~△(アプリがややもたつく)
        動画編集 ×(動画編集向きではない)
        ゲーム ×(ゲーミング用途向きではない)

         

        ノートパソコン自体の質感、デザイン、耐久性、キーボード、持ち運びやすさ、コスパなどのレビュー結果は以下の通りです。

        質感 △(樹脂製のため良くはない)
        ディスプレイ △(及第点)
        キーボード △(普通)
        インターフェイス △(Type-Cが給電に未対応)
        デザイン △(普通)
        耐久性 ×~△(耐久性を意識した機種ではない)
        バッテリー △(容量が少ない、持ちはまずまず)
        持ち運び △(軽くはない)
        コスパ ○(5万円台で購入可能)

        事務作業用途までなら、問題なく使える性能がありますがクリエイティブワークは厳しいです。

         

        レノボIdeaPad Slim 170の良い点

          1. 安い(5万円前後で購入可能)
          2. 事務作業を快適に使える性能を確保
          3. 低価格帯ながらIPS液晶を採用

          安い、かつ、事務作業で使うための快適性能を確保しています。

           

          レノボIdeaPad Slim 170で気になった点

          1. 性能が高くない
          2. 質感が今一つ

          事務作業で快適に使うための性能は確保しているものの、写真編集や動画編集などクリエイティブワーク向きの性能ではありません。

          また、メモリは8GB確保していますが、そこまでアプリをたくさん入れていない状態でも、メモリ使用率が6~70%になっていたので余裕はなさそうです。

          長く使うなら、メモリ16GBのミドルレンジクラスをおすすめします。

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          このノートパソコンを購入するのに向く方

            1. 事務作業しかやらない
            2. 安いパソコンが欲しい

            ノートパソコンでは事務作業しかやらないので、なるべく安く欲しいという方向けの機種です。

            セールのタイミングでは5万円を切る価格で販売されていたこともあり、安いタイミングでの購入をおすすめします。

             

             

            ただもう2万程度、予算が出せるのであれば、レノボIdeaPad Slim 5(5i) Gen8、もしくはDELL Inspiron 14 5000番台シリーズをメモリ16GBで購入することをおすすめします。

             

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